JP3131094B2 - 負圧式倍力装置 - Google Patents

負圧式倍力装置

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JP3131094B2
JP3131094B2 JP06111383A JP11138394A JP3131094B2 JP 3131094 B2 JP3131094 B2 JP 3131094B2 JP 06111383 A JP06111383 A JP 06111383A JP 11138394 A JP11138394 A JP 11138394A JP 3131094 B2 JP3131094 B2 JP 3131094B2
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cylindrical portion
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輪 昭 彦 三
浦 弓 弦 杉
本 繁 坂
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Aisin Corp
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Toyota Motor Corp
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    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、自動車のブレ
ーキ倍力装置として好適な負圧式倍力装置に関し、作動
開始時の操作入力が小さくて済むようにした負圧式倍力
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の負圧式倍力装置として
は、実開平2−99061号公報に記載されたものが挙
げられる。この負圧式倍力装置は、ハウジングと、この
ハウジング内を定負圧室と変圧室とに区画する可動壁
と、この可動壁の中心部からハウジング外へ延出してい
る円筒状部と、この円筒状部内に同芯的に且つ摺動可能
に嵌合されているプランジャと前記円筒状部内において
前記バルブプランジャに球継手により連結されており且
つ前記円筒状部の先端開口から前記円筒状部外へ延出し
ているロッドとで構成されている入力部材と、前記プラ
ンジャの両端のうちで前記円筒状部の前記開口に向いた
一端に形成された大気制御用シール弁と、この大気制御
用シール弁の外周側に位置し且つ前記大気制御用シール
弁と同じ方向を向くように前記円筒状部の内面に形成さ
れた負圧制御用シール弁と、前記大気制御用シール弁お
よび前記負圧制御用シール弁と対向するシール部を筒状
屈伸部の一端に有し且つこの筒状屈伸部の他端を前記円
筒状部の内面に気密的に固定されたコントロールバルブ
と、このコントロールバルブの前記シール部と前記入力
部材(または前記円筒状部)との間に張設されていて前
記シール部を前記負圧制御用シール弁に向けて付勢する
第1圧縮コイルスプリングと、常態において前記大気制
御用シール弁を前記シール部に接触させ且つ前記シール
部を前記負圧制御用シール弁からリフトさせるべく前記
入力部材を前記円筒状部に対して付勢する第2圧縮コイ
ルスプリングと、この第2圧縮コイルスプリングの力に
よる前記プランジャの前記円筒状部に対する変位量を規
定するストッパと、前記定負圧室と前記変圧室との圧力
差により前記可動壁に発生する推進力に応じた反力を前
記プランジャに印加する反力機構とを備え、前記変圧室
が前記大気制御用シール弁と前記シール部との間の隙間
を介して大気に、また前記負圧制御用シール弁と前記シ
ール部との間の隙間を介して前記定負圧室にそれぞれ連
通される一般的な構成に加えて、常態において前記コン
トロールバルブの前記シール部および前記筒状屈伸部が
負圧と大気圧との差圧を受けて前記入力部材を前記第2
圧縮コイルスプリングの力と対抗するように付勢する受
圧面の面積を、前記筒状屈伸部の他端側の径方向延在部
分を大気から遮断することによって減少させ、作動開始
時における前記入力部材が負圧と大気圧との差圧により
付勢される付勢力が、前記コントロールバルブの前記シ
ール部が前記負圧制御用シール弁に接触するまでの段階
から前記コントロールバルブの前記シール部が前記負圧
制御用シール弁に接触し且つ前記大気制御用シール弁が
前記コントロールバルブの前記シール部からリフトする
段階へ移行することで減少することによる操作抵抗の増
加を少なくし、前記第2圧縮コイルスプリングの与荷重
および前記第1圧縮コイルスプリングの与荷重(前記第
1圧縮コイルスプリングが前記シール部と前記円筒状部
との間に張設されている場合には第2圧縮コイルスプリ
ングの与荷重)に基づく操作抵抗力を低減し、作動開始
時の操作入力を小さくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の負圧式倍力装置においては、前記受圧面の外径を
前記負圧制御用シール弁の外径よりも小さくしたときに
は、作動時に前記大気制御用シール弁と前記シール部と
の間の隙間から流入した大気の圧力と負圧との差圧によ
り前記シール部が前記負圧制御用シール弁から離脱させ
るように付勢され、前記シール部が前記負圧制御用シー
ル弁から離脱して所期の弁作用が得られなくなる。
【0004】前記シール部と前記負圧制御用シール弁と
の間に所期の弁作用を確実に得るためには前記受圧面の
外径を前記負圧制御用シール弁の径よりも或る程度大き
くしなければならず、作動開始時における前記入力部材
が負圧と大気圧との差圧により付勢される付勢力が、前
記コントロールバルブの前記シール部が前記負圧制御用
シール弁に接触するまでの段階から前記コントロールバ
ルブの前記シール部が前記負圧制御用シール弁に接触し
且つ前記大気制御用シール弁が前記コントロールバルブ
の前記シール部からリフトする段階へ移行することによ
り相当量減少し、従って作動開始時の操作入力の低減効
果はさほど期待できない。
【0005】この出願の発明は、作動開始時の操作入力
を上記従来の負圧式倍力装置に比べて大幅に低減できる
負圧式倍力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的に従うこの出願
の請求項1の発明は、ハウジングと、このハウジング内
を定負圧室と変圧室とに区画する可動壁と、この可動壁
の中心部からハウジング外へ延出している円筒状部と、
この円筒状部内に同芯的に且つ摺動可能に嵌合されてい
るプランジャと前記円筒状部内において前記プランジャ
に球継手により連結されており且つ前記円筒状部の先端
開口から前記円筒状部外へ延出しているロッドとで構成
されている入力部材と、前記プランジャの両端のうちで
前記円筒状部の前記開口に向いた一端に形成された大気
制御用シール弁と、この大気制御用シール弁の外周側に
位置し且つ前記大気制御用シール弁と同じ方向を向くよ
うに前記円筒状部の内面に形成された負圧制御用シール
弁と、前記大気制御用シール弁および前記負圧制御用シ
ール弁と対向するシール部を筒状屈伸部の一端に有し且
つこの筒状屈伸部の他端を前記円筒状部の内面に気密的
に固定されたコントロールバルブと、このコントロール
バルブの前記シール部を前記負圧制御用シール弁に向け
て付勢する第1圧縮コイルスプリングと、常態において
前記大気制御用シール弁を前記シール部に接触させるべ
く前記ロッドを前記円筒状部内で付勢する第2圧縮コイ
ルスプリングと、この第2圧縮コイルスプリングの力に
よる前記プランジャの前記円筒状部に対する変位量を規
定するストッパと、前記定負圧室と前記変圧室との圧力
差により前記可動壁に発生する推進力に応じた反力を前
記プランジャに印加する反力機構とを備え、前記変圧室
が前記大気制御用シール弁と前記シール部との間の隙間
を介して大気に、また前記負圧制御用シール弁と前記シ
ール部との間の隙間を介して前記定負圧室にそれぞれ連
通される構成の負圧式倍力装置であり、前記ロッドは前
記プランジャに連結された第1ロッド部とこの第1ロッ
ド部に対して所定量摺動可能に連結された第2ロッド部
とで構成されているものであり、前記第2圧縮コイルス
プリングは前記第1ロッド部を付勢するように配設され
ているものであり、前記円筒状部内には前記第2ロッド
部に印加された操作入力を増幅して前記第1ロッド部に
印加する操作入力増幅レバーが設置されているものであ
る。
【0007】尚、上記の如き構成において、前記第1圧
縮コイルスプリングは、前記コントロールバルブの前記
シール部と前記第1ロッド部との間、または前記コント
ロールバルブの前記シール部と前記円筒状部との間に張
設されるものである。
【0008】上記の如き請求項1の負圧式倍力装置にお
いて、前記第2ロッド部に印加された操作入力がその大
きさの如何に拘らず常に前記操作入力増幅レバーを介し
て前記第1ロッド部に印加される構成でもよいが、請求
項2に記載したように、前記第2ロッド部および前記第
1ロッド部には前記第2ロッドが前記第1ロッドに対し
て前記第1ロッド側へ前記所定量摺動されたときに互い
に当接する操作入力伝達部および操作入力被伝達部がそ
れぞれ形成されており、前記操作入力増幅レバーは弾性
部材により前記円筒状部内面のレバー支点部に押圧され
ており、前記第2ロッド部に印加される操作入力が所定
値を越えたときは前記操作入力増幅レバーが前記円筒状
部内面の前記レバー支点部からリフトされて前記第2ロ
ッド部の前記操作入力伝達部が前記第1ロッド部の操作
入力被伝達部に当接することを許容するように構成され
ていることが構成の簡素化の観点から好ましい。
【0009】上記目的に従うこの出願の請求項3の発明
は、ハウジングと、このハウジング内を定負圧室と変圧
室とに区画する可動壁と、この可動壁の中心部からハウ
ジング外へ延出している円筒状部と、この円筒状部内に
同芯的に且つ摺動可能に嵌合されているプランジャと前
記円筒状部内において前記プランジャに球継手により連
結されており且つ前記円筒状部の先端開口から前記円筒
状部外へ延出しているロッドとで構成されている入力部
材と、前記入力部材の外周側を取り巻いているとともに
前記円筒状部の前記先端開口に向いているように前記円
筒状部の内面に備えられた負圧制御用シール弁と、前記
円筒状部の内面に前記負圧制御用シール弁よりも前記先
端開口寄りに位置し且つ前記負圧制御用シール弁と対向
するように備えられたシール部と、前記負圧制御用シー
ル弁と対向するシール部を筒状屈伸部の一端に有し且つ
この筒状屈伸部の他端を前記円筒状部の内面に気密的に
固定されたコントロールバルブと、前記円筒状部の内面
の前記シール部と対向するように前記入力部材に備えら
れており且つ前記入力部材に対して気密に且つ摺動可能
に組付けられている大気制御用シール弁と、この大気制
御用シール弁と前記コントロールバルブの前記シール部
との間で張設された第1圧縮コイルスプリングと、前記
プランジャと前記大気制御用シール弁との間で張設され
た第3圧縮コイルスプリングと、前記コントロールバル
ブの前記シール部を前記負圧制御用シール弁からリフト
させるために前記入力部材に備えられた第1当接部と、
前記大気制御用シール弁を前記円筒状部の内面の前記シ
ール部からリフトさせるために前記入力部材に備えられ
た第2当接部と、常態において前記当接部を前記コント
ロールバルブの前記シール部に接触させて前記シール部
を前記負圧制御用シール部からリフトさせ且つ前記円筒
状部の内面の前記シール部を前記大気制御用シール弁に
接触させるべく前記入力部材を前記円筒状部内で付勢す
る第2圧縮コイルスプリングと、この第2圧縮コイルス
プリングの力による前記入力部材の前記円筒状部に対す
る変位量を規定するストッパと、前記定負圧室と前記変
圧室との圧力差により前記可動壁に発生する推進力に応
じた反力を前記プランジャに印加する反力機構とを備
え、前記変圧室が前記大気制御用シール弁と前記円筒状
部の内面の前記シール部との間の隙間を介して大気に、
また前記負圧制御用シール弁と前記コントロールバルブ
の前記シール部との間の隙間を介して前記定負圧室にそ
れぞれ連通される構成の負圧式倍力装置である。
【0010】上記の如き請求項3の負圧式倍力装置にお
いて、前記コントロールバルブは前記シール部が前記負
圧制御用シール弁に接触した状態で大気が前記大気制御
用シール弁と前記円筒状部の前記シール部との間の隙間
から流入したときには負圧と大気との圧力差を受けて前
記負圧制御用シール弁に向けて付勢されて負圧制御用シ
ール弁とコントロールバルブのシール部との間に所期の
弁作用が確実に得られるように形成されるものである。
【0011】また、請求項3の負圧式倍力装置におい
て、前記大気制御用シール弁は前記ロッドにより支持さ
せても良いが、大気制御用シール弁と円筒状部の内面の
シール部との間のシール性をより確かなものとする観点
から、前記大気制御用シール弁は前記プランジャにより
支持させることが好ましい。
【0012】
【作用】上記の如き請求項1の負圧式倍力装置において
は、作動開始時、前記ロッドの前記第2ロッド部に印加
された操作入力は前記操作入力増幅レバーにより増幅さ
れて前記第1ロッド部に印加される。前記第1圧縮コイ
ルスプリングが前記コントロールバルブの前記シール部
と前記入力部材との間に張設されている場合において
は、前記操作入力増幅レバーから前記第1ロッド部に印
加される操作入力と負圧と大気圧との差圧により生じて
前記コントロールバルブおよび前記プランジャに働く付
勢力、つまり入力部材に働く付勢力との和が前記第2圧
縮コイルスプリングの荷重に打ち勝つことで第1ロッド
部およびこの第1ロッド部に連結した前記プランジャが
前記第2圧縮コイルスプリングに抗して移動され、前記
コントロールバルブの前記シール部が前記円筒状部の前
記負圧制御用シール弁に接触し、前記変圧室と前記定負
圧室との連通が断たれる。また、前記第1圧縮コイルス
プリングが前記シール部と前記円筒状部との間に張設さ
れている場合においては、前記操作入力増幅レバーから
前記第1ロッド部に印加される操作入力と負圧と大気圧
との差圧により生じて前記入力部材に働く付勢力(前記
コントロールバルブおよび前記プランジャに働く付勢
力)と前記第1圧縮コイルスプリングの荷重との和が前
記第2圧縮コイルスプリングの荷重に打ち勝つことで第
1ロッド部およびこの第1ロッド部に連結した前記プラ
ンジャが前記第2圧縮コイルスプリングに抗して移動さ
れ、前記コントロールバルブの前記シール部が前記円筒
状部の前記負圧制御用シール弁に接触し、前記変圧室と
前記定負圧室との連通が断たれる。
【0013】その後、前記第1ロッド部が引き続き移動
されて前記大気制御用シール弁が前記コントロールバル
ブの前記シール部からリフトされ、前記変圧室が大気と
連通され、変圧室内に大気が流入して同変圧室内の圧力
が上昇し、前記可動壁に推進力が発生して可動壁が移動
するものであるが、この段階においては、前記コントロ
ールバルブの前記シール部が前記負圧制御用シール弁に
接触しているために負圧と大気圧との差圧により前記コ
ントロールバルブを付勢する付勢力が前記入力部材に働
かなくなり前記第2圧縮コイルスプリングの荷重に対抗
しなくなる上、前記シール部と前記入力部材との間に張
設された前記第1圧縮コイルスプリングの荷重が前記第
1ロッド部に印加された操作入力と対抗するようになる
か、或いは前記シール部と前記円筒状部との間に張設さ
れた前記第1圧縮コイルスプリングの荷重が前記第2圧
縮コイルスプリングの荷重に対抗しなくなり、従って、
前記第1圧縮コイルスプリングが前記コントロールバル
ブの前記シール部と前記入力部材との間に張設されてい
る場合においては、前記操作入力増幅レバーから前記第
1ロッド部に印加される操作入力と負圧と大気圧との差
圧により生じて前記入力部材に働く付勢力(前記プラン
ジャに働く付勢力)との和が前記第2圧縮コイルスプリ
ングの荷重と前記第1圧縮コイルスプリングの荷重との
和に打ち勝つことで第1ロッド部およびこの第1ロッド
部に連結した前記プランジャが移動され、また、前記第
1圧縮コイルスプリングが前記シール部と前記円筒状部
との間に張設されている場合においては、前記操作入力
増幅レバーから前記第1ロッド部に印加される操作入力
と負圧と大気圧との差圧により生じて前記入力部材に働
く付勢力(前記プランジャに働く付勢力)との和が前記
第2圧縮コイルスプリングの荷重に打ち勝つことで第1
ロッド部およびこの第1ロッド部に連結した前記プラン
ジャが移動されるものである。
【0014】上記において、前記第1ロッド部が従来の
負圧式倍力装置におけるロッドに相当するものであり、
この第1ロッド部に対して操作入力が操作入力増幅レバ
ーにより増幅されて加えられることによって作動開始時
の操作入力を小さくすることができるものであり、操作
入力の増幅比率を大きくすることについての障害は殆ど
ないので、作動開始時の操作入力を従来の負圧式倍力装
置に比べて大幅に低減できるものである。
【0015】請求項2の負圧式倍力装置においては、操
作入力が所定値を越えた場合には第2ロッド部の操作入
力伝達部が第1ロッド部の操作入力被伝達部に当接して
両ロッド部が一体化し、操作ロッドが単一部材である場
合と同様に作動する。
【0016】請求項1,2の負圧式倍力装置において
は、操作入力の増幅比率は操作入力増幅レバーと第1ロ
ッド部および第2ロッド部の操作入力増幅レバー用支点
を変更するだけで変更できる。
【0017】請求項3の負圧式倍力装置においては、常
態では前記コントロールバルブには負圧と大気圧との差
圧が働かないものであり、作動開始時、前記ロッドに印
加される操作入力と負圧と大気圧との差圧により生じて
前記大気制御用シール弁および前記ロッドに働く付勢
力、つまり前記入力部材に働く付勢力との和が第2圧縮
コイルスプリングの荷重に打ち勝つことで前記ロッドお
よびこれに連結された前記プランジャが第2圧縮コイル
スプリングに抗して移動し、前記コントロールバルブの
前記シール部が前記負圧制御用シール弁に接触して前記
変圧室と前記定負圧室との連通が断たれる。この後、前
記ロッドが引き続き移動されることで前記ロッドの第1
当接部が前記大気制御用シール弁に当接し、前記大気制
御用シール弁が前記円筒状部の前記シール部からリフト
され、前記変圧室が大気と連通され、変圧室内に大気が
流入して同変圧室内の圧力が上昇し、前記可動壁に推進
力が発生して可動壁が移動し、またコントロールバルブ
に差圧が働くようになるものであるが、この段階におい
ては、第1圧縮コイルスプリングが操作入力と対抗する
ようになり、操作入力と負圧と大気圧との差圧により生
じて前記入力部材に働く付勢力(前記大気制御用シール
弁および前記ロッドに働く付勢力)との和が第2圧縮コ
イルスプリングの荷重と前記第1圧縮コイルスプリング
の荷重との和に打ち勝つことで前記ロッドおよびこれに
連結された前記プランジャが移動されるものである。
【0018】上記のように、前記コントロールバルブの
前記シール部が前記負圧制御用シール弁に接触し且つ前
記大気制御用シール弁が前記円筒状部の前記シール部か
らリフトされる段階の操作抵抗は前記大気制御用シール
弁が前記円筒状部の前記シール部に接触し且つ前記コン
トロールバルブの前記シール部が前記負圧制御用シール
弁からリフトされている段階の操作抵抗に比べて増加す
るが、その増加分は前記第1圧縮コイルスプリングの荷
重のみであり、負圧と大気圧との差圧により前記入力部
材に働く付勢力は前記大気制御用シール弁が前記円筒状
部の前記シール部に接触し且つ前記コントロールバルブ
の前記シール部が前記負圧制御用シール弁からリフトさ
れている段階と前記コントロールバルブの前記シール部
が前記負圧制御用シール弁に接触し且つ前記大気制御用
シール弁が前記円筒状部の前記シール部からリフトされ
る段階とで同じであるので、作動開始時の操作入力を従
来の負圧式倍力装置に比べて大幅に低減することができ
る。
【0019】
【実施例】以下、この出願の発明に係る負圧式倍力装置
の実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
【0020】図1〜図3はこの出願の請求項1および請
求項2の負圧式倍力装置の実施例を示すものである。負
圧式倍力装置10のハウジング11は、フロント部11
aのリヤ側開口部内にリヤ部11bを嵌入し結合してな
る。このハウジング11内をフロント側の定負圧室12
(図示しないエンジン給気管や負圧ポンプ等の負圧源に
連通される)とリヤ側の変圧室13とに区画する可動壁
14は、受圧板14aとダイヤフラム14bとよりな
る。受圧板14aは、その内周部で円筒状部15のフロ
ント側端の外周に結合され、円筒状部15と一体化され
ている。ダイヤフラム14bは、その外周ビード部をハ
ウジング11のフロント部11aとリヤ部11bとで気
密的に挟持され、またその内周ビード部を円筒状部15
の外周の環状溝に気密的に嵌入されている。
【0021】円筒状部15は可動壁14の中心部からリ
ヤ側へ延在しており、ハウジング11のリヤ側部11b
を気密的に且つ摺動可能に貫通してハウジング外へ突出
している。この円筒状部15内に同芯的に且つ摺動可能
に嵌合されているプランジャ16は、ロッドの第1ロッ
ド部17のフロント側端に球継手により連結されてお
り、変圧室13への大気の流入を制御するための大気制
御用シール弁16aをリヤ側端に有している。円筒状部
15内のコントロールバルブ19は、その筒状屈伸部1
9aのリヤ側端のビード部19bをリテーナ20により
円筒状部15の内面に気密的に固定されており、また筒
状屈伸部19aのフロント側端にシール部19cを有し
ている。このシール部19cは、その内周寄り部分をプ
ランジャ16の大気制御用シール弁16aと対向し、ま
たその外周寄り部分を円筒状部15に形成された負圧制
御用シール弁15aと対向している。この負圧制御用シ
ール弁15aは定負圧室12から変圧室13への負圧伝
達を制御するためのものである。
【0022】コントロールバルブ19のシール部19c
は、これと第1ロッド部17との間に圧縮状態で介挿さ
れた第1圧縮コイルスプリング21により大気制御用シ
ール弁16aおよび負圧制御用シール弁15aに向けて
付勢されている。
【0023】第1ロッド部17は、これとリテーナ20
との間に圧縮状態で介挿された第2圧縮コイルスプリン
グ22によりリヤ側へ向けて付勢されている。この第2
圧縮コイルスプリング22の力(荷重)は、プランジャ
16の大気制御用シール弁16aをコントロールバルブ
19のシール部19cに接触させ且つコントロールバル
ブ19のシール部19cを、コントロールバルブ19の
シール部19cおよびプランジャ16をフロント側へ付
勢するように働く負圧と大気圧の圧力差に抗して、負圧
制御用シール弁15aからリフトさせ得るものである。
第2圧縮コイルスプリング22によるプランジャ16の
円筒状部15に対するリヤ側への変位量を規定するた
め、プランジャ16の縮小径部16bが嵌合する切り込
みを有したキー部材23が円筒状部15に貫設されてい
る。
【0024】キー部材23の厚みは円筒状部15のキー
部材挿入孔の厚みよりも所定量だけ小さく設定されてお
り、従ってキー部材23は円筒状部15に対してプラン
ジャ16の軸方向へ所定量だけ変位可能である。円筒状
部15に対してキー部材23が最もリヤ側へ変位した状
態では、コントロールバルブ19のシール部19cが負
圧制御用シール弁15aから最大量リフトし、変圧室1
3内の大気は定負圧室12へ急速に排出される。キー部
材23の両端は円筒状部15から突出しており、ハウジ
ング11の内面に当接可能であり、可動壁14の復帰位
置を定めるストッパとして機能する。つまり、リターン
スプリング24の力による可動壁14のリヤ側への移動
は、円筒状部15をキー部材23を介してハウジング1
1内面に当接させることで終了されるようになってい
る。可動壁14が復帰した状態におけるコントロールバ
ルブ19のシール部19cの負圧制御用シール弁15a
からのリフト量は微小である。
【0025】円筒状部15のフロント側端には出力部材
25のリヤ側端のカップ状部25aが摺動可能に嵌入さ
れており、このカップ状部25a内にはゴムディスク2
6が収容されている。かかる構成は、周知のように、可
動壁14の推進力に比例した反力をプランジャ16に加
える反力機構を構成する。
【0026】ロッドの第2ロッド部18は、そのフロン
ト側部分を第1ロッド部17のリヤ側部分内に相対摺動
可能に嵌入されている。第1ロッド部17に対する第2
ロッド部18のフロント側への移動は、第2ロッド部1
8の操作入力伝達部18aと第1ロッド部17の操作入
力被伝達部17aとの当接により制限され、また第1ロ
ッド部17に対する第2ロッド部18のリヤ側への移動
は、第2ロッド部18の外周の環状溝18bのフロント
側側面と第1ロッド部17のかしめ突起17bとの当接
により制限されている。3本の操作入力増幅レバー27
は、その一端を円筒状部15の内周のレバー支点部15
bに受けられ、またその他端を第2ロッド部18に形成
されたレバー支点部18cに受けられ、両端間を第1ロ
ッド部17のレバー支点部17cに受けられている。操
作入力増幅レバー27の一端は円筒状部15に固定され
たリテーナ28との間に圧縮状態で介挿された圧縮コイ
ルスプリング29によりレバー支点部15bに押し付け
られており、第2ロッド部18に印加される操作入力が
所定値(第2圧縮コイルスプリング22の力に抗してプ
ランジャ16の大気制御用シール弁16aをコントロー
ルバルブ19のシール部19cからリフトさせるのに必
要な力よりも少し大きい力)を越えたときは操作入力増
幅レバー27がレバー支点部15bからリフトされて第
2ロッド部18の操作入力伝達部18aが第1ロッド部
17の操作入力被伝達部17aに当接することを許容す
る。
【0027】尚、プランジャ16と第1ロッド部17お
よび第2ロッド部18は入力部材を構成している。符号
30はブーツを示しており、このブーツ30には円筒状
部15のリヤ側開口を大気と連通するための通孔30a
が形成されている。
【0028】次に作動を説明する。図1および図2に示
す状態は、第2ロッド部18に操作入力が印加されてい
ない非作動状態(常態)である。この非作動状態では、
プランジャ16の大気制御用シール弁16aがコントロ
ールバルブ19のシール部19cに接触して変圧室13
への大気流入を止め、且つ、シール部19cが負圧制御
用シール弁15aから微小量リフトされて定負圧室12
の負圧を変圧室13に伝達しているので、変圧室13は
定負圧室12と同じ負圧となっており、可動壁14には
推進力は発生していない。
【0029】第2ロッド部18に操作入力が印加された
ときには、この操作入力が操作入力増幅レバー27によ
り増幅されて第1ロッド部17に伝達される。第1ロッ
ド部17に伝達する操作入力が、大気圧と負圧との差圧
によりコントロールバルブ19のシール部19cおよび
プランジャ16をフロント側へ付勢する力と第2圧縮コ
イルスプリング22の力との差を上回れば(換言する
と、第1ロッド部17に伝達する操作入力と大気圧と負
圧との差圧によりコントロールバルブ19のシール部1
9cおよびプランジャ16をフロント側へ付勢する付勢
力との和が第2圧縮コイルスプリング22の荷重に打ち
勝てば)、第2ロッド部18,第1ロッド部17および
プランジャ16がフロント側へ移動し、コントロールバ
ルブ19のシール部19cが追従する。これにより、コ
ントロールバルブ19のシール部19cが負圧制御用シ
ール弁15aに接触して変圧室13を定負圧室12から
遮断し、第1ロッド部17に伝達する操作入力が第1圧
縮コイルスプリング21の力とコントロールバルブ19
に働く大気圧と負圧との差圧による付勢力との和の分だ
け増加されることによってプランジャ16の大気制御用
シール弁16aがコントロールバルブ19のシール部1
9cからリフトして大気がブーツ30の通孔30aと円
筒状部15内を通って変圧室13へ流入し、変圧室13
の圧力が上昇する。変圧室13の圧力が定負圧室12の
圧力よりも高くなることで可動壁14に推進力が発生
し、この推進力はゴムディスク26を介して出力部材2
5に伝達され、可動壁14および出力部材15がフロン
ト側へ移動する。
【0030】変圧室13の圧力上昇により可動壁14の
推進力が所定値に到達したとき、ゴムディスク26のプ
ランジャ16と対向する部分がプランジャ16側へ膨出
してプランジャ16と接触し、可動壁14の推進力に比
例したリヤ側への反力がプランジャ16に加わるように
なる。また、操作入力増幅レバー27の一端をリヤ側へ
押す力が圧縮コイルスプリング29の力を上回り、操作
入力増幅レバー27の一端がレバー支点部15bからリ
フトし、第2ロッド部18の操作入力伝達部18aが第
1ロッド17の操作入力被伝達部17aに当接する。つ
まり、第2ロッド18に印加された操作入力が増幅され
ることなく第1ロッド部17に伝達されるようになる。
この状況下では、プランジャ16は操作入力とゴムディ
スク26からの反力との大小関係により移動して操作入
力と反力との差をなくすようにシール部19cと大気制
御用シール弁16aの接触状態およびシール部19cと
負圧制御用シール弁15aとの接触状態を制御するもの
である。
【0031】第2ロッド部18に印加する操作入力と可
動壁14の推進力との関係を図4に示す。図4中の破線
は、第1ロッド部17と第2ロッド部18とが一体物で
あり、操作入力増幅レバーを設けていない負圧式倍力装
置の場合を示す。本実施例の負圧式倍力装置は、操作入
力増幅レバー27の増幅比率分だけ操作入力が小さくな
っている。
【0032】図5および図6は、請求項3の負圧式倍力
装置の第1実施例を示すものである。負圧式倍力装置1
0のハウジング11は、フロント部11aのリヤ側開口
部内にリヤ部11bを嵌入し結合してなる。このハウジ
ング11内をフロント側の定負圧室12(図示しないエ
ンジン給気管や負圧ポンプ等の負圧源に連通される)と
リヤ側の変圧室13とに区画する可動壁14は、受圧板
14aとダイヤフラム14bとよりなる。受圧板14a
は、その内周部で円筒状部15のフロント側端の外周に
結合され、円筒状部15と一体化されている。ダイヤフ
ラム14bは、その外周ビード部をハウジング11のフ
ロント部11aとリヤ部11bとで気密的に挟持され、
またその内周ビード部を円筒状部15の外周の環状溝に
気密的に嵌入されている。
【0033】円筒状部15は可動壁14の中心部からリ
ヤ側へ延在しており、ハウジング11のリヤ側部11b
を気密的に且つ摺動可能に貫通してハウジング外へ突出
している。この円筒状部15内に同芯的に且つ摺動可能
に嵌合されているプランジャ16は、ロッド31のフロ
ント側端に球継手により連結されており、ロッド31と
で入力部材を構成している。円筒状部15内のコントロ
ールバルブ19は、その筒状屈伸部19aのリヤ側端の
ビード部19bをリテーナ20により円筒状部15の内
面に気密的に固定されており、また筒状屈伸部19aの
フロント側端にシール部19cを有している。このシー
ル部19cは、円筒状部15に形成された負圧制御用シ
ール弁15aと対向している。この負圧制御用シール弁
15aは定負圧室12から変圧室13への負圧伝達を制
御するためのものである。ロッド31には大気制御用シ
ール弁32が気密に且つ摺動可能に嵌装されており、こ
の大気制御用シール弁32はリテーナ20に気密的に固
定されたシール部33と対向しており、変圧室13への
大気の流入を制御するためのものである。コントロール
バルブ19のシール部19cを負圧制御用シール弁15
aからリフトさせるために当接部16cがプランジャ1
6のリヤ側端に形成されており、また大気制御用シール
弁32をシール部33からリフトさせるために当接部3
1aがロッド31に形成されている。ロッド31に取付
けられたシールリング35はロッドと大気制御用シール
弁32との摺動部の気密を保ためのものである。
【0034】コントロールバルブ19のシール部19c
と大気制御用シール弁32との間には第1圧縮コイルス
プリング21が張設され、リテーナ20とロッド31と
の間には第2圧縮コイルスプリング22が張設され、プ
ランジャ16と大気制御用シール弁32との間には第3
圧縮コイルスプリング34が張設されている。その第1
圧縮コイルスプリング21の力(荷重)と第3圧縮コイ
ルスプリング34の力(荷重)との和は、大気制御用シ
ール弁32に図5で左方向に働く大気と負圧との差圧よ
りも少し大きいものであり、第1圧縮コイルスプリング
21の力は第3圧縮コイルスプリング34の力に比べて
相当に弱いものである。また、第2圧縮コイルスプリン
グ22の力(荷重)は、大気制御用シール弁32をシー
ル部33に接触させ且つコントロールバルブ19のシー
ル部19cをシール部15aからリフトさせた状態を、
大気制御用シール弁32およびロッド31に働く負圧と
大気圧の圧力差に抗して、維持できるものである。第2
圧縮コイルスプリング22によるプランジャ16の円筒
状部15に対するリヤ側への変位量を規定するため、プ
ランジャ16の縮小径部16bが嵌合する切り込みを有
したキー部材23が円筒状部15に貫設されている。
【0035】キー部材23の厚みは円筒状部15のキー
部材挿入孔の厚みよりも所定量だけ小さく設定されてお
り、従ってキー部材23は円筒状部15に対してプラン
ジャ16の軸方向へ所定量だけ変位可能である。円筒状
部15に対してキー部材23が最もリヤ側へ変位した状
態では、コントロールバルブ19のシール部19cが負
圧制御用シール弁15aから最大量リフトし、変圧室1
3内の大気は定負圧室12へ急速に排出される。キー部
材23の両端は円筒状部15から突出しており、ハウジ
ング11の内面に当接可能であり、可動壁14の復帰位
置を定めるストッパとして機能する。つまり、リターン
スプリング24の力による可動壁14のリヤ側への移動
は、円筒状部15をキー部材23を介してハウジング1
1内面に当接させることで終了されるようになってい
る。可動壁14が復帰した状態におけるコントロールバ
ルブ19のシール部19cの負圧制御用シール弁15a
からのリフト量は微小である。
【0036】円筒状部15のフロント側端には出力部材
25のリヤ側端のカップ状部25aが摺動可能に嵌入さ
れており、このカップ状部25a内にはゴムディスク2
6が収容されている。かかる構成は、周知のように、可
動壁14の推進力に比例した反力をプランジャ16に加
える反力機構を構成する。
【0037】ブーツ30には円筒状部15のリヤ側開口
を大気と連通するための通孔30aが形成されている。
【0038】次に作動を説明する。図5および図6に示
す状態は、ロッド31に操作入力が印加されていない非
作動状態(常態)である。この非作動状態では、大気制
御用シール弁32が円筒状部15に固定のシール部33
cに接触して変圧室13への大気流入を止め、且つ、コ
ントロールバルブ19のシール部19cが負圧制御用シ
ール弁15aから微小量リフトされて定負圧室12の負
圧を変圧室13に伝達しているので、変圧室13は定負
圧室12と同じ負圧となっており、可動壁14には推進
力は発生していない。また、コントロールバルブ19に
は負圧のみが作用している。
【0039】ロッド31に操作入力が印加されたとき、
この操作入力が、大気圧と負圧との差圧により大気制御
用シール弁32およびロッド31をフロント側へ付勢す
る力と第2圧縮コイルスプリング22の力との差を上回
れば(換言すると、ロッド31に印加される操作入力と
大気圧と負圧との差圧により大気制御用シール弁32お
よびロッド31をフロント側へ付勢する付勢力との和が
第2圧縮コイルスプリング22の荷重に打ち勝てば)、
ロッド31およびプランジャ16がフロント側へ移動
し、コントロールバルブ19のシール部19cが追従す
る。これにより、コントロールバルブ19のシール部1
9cが負圧制御用シール弁15aに接触して変圧室13
を定負圧室12から遮断し、ロッド31の当接部31a
が大気制御用シール弁32に当接し、操作入力が第1圧
縮コイルスプリングの力の分だけ増加されることにより
大気制御用シール弁32がシール部33からリフトして
大気がブーツ30の通孔30aと円筒状部15内を通っ
て変圧室13へ流入し、変圧室13の圧力が上昇する。
変圧室13の圧力が定負圧室12の圧力よりも高くなる
ことで可動壁14に推進力が発生し、この推進力はゴム
ディスク26を介して出力部材25に伝達され、可動壁
14および出力部材15がフロント側へ移動する。
【0040】変圧室13の圧力上昇により可動壁14の
推進力が所定値に到達したとき、ゴムディスク26のプ
ランジャ16と対向する部分がプランジャ16側へ膨出
してプランジャ16と接触し、可動壁14の推進力に比
例したリヤ側への反力がプランジャ16に加わるように
なる。この状況下では、プランジャ16は操作入力とゴ
ムディスク26からの反力との大小関係により移動して
操作入力と反力との差をなくすようにシール部19cと
大気制御用シール弁32の接触状態およびシール部19
cと負圧制御用シール弁15aとの接触状態を制御する
ものである。
【0041】図7は請求項3の負圧式倍力装置の第2実
施例を示すものである。この第2実施例の前記第1実施
例に対する相違点は、大気制御用シール弁32の支持構
造にある。大気制御用シール弁32は、プランジャ16
に形成された円管部16dに摺動可能に嵌装されてお
り、大気制御用シール部32とロッド31との間の気密
はブーツ36により維持される。円管部16dには、大
気制御用シール弁32をシール部33からリフトさせる
ための当接部16eが形成されている。かかる構成にお
いては、ロッド31がプランジャとの連結箇所を支点に
して揺動しても大気制御用シール弁32は揺動せず、従
って大気制御用シール弁32とシール部33との間のシ
ール性の確保について有利である。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、この出願の請求
項1,2の負圧式倍力装置においては、作動開始時に操
作入力が操作入力増幅レバーにより増幅されてプランジ
ャに加えられるので、作動開始時の操作入力を小さくす
ることができるとともに、操作入力の増幅比率を大きく
することについての障害は殆どないので、作動開始時の
操作入力を上記従来の負圧式倍力装置に比べて大幅に低
減できるものである。
【0043】その上、操作入力の増幅比率は操作入力増
幅レバーと第1ロッド部および第2ロッド部の操作入力
増幅レバー用支点を変更するだけで変更できるものであ
る。
【0044】また、この出願の請求項3の負圧式倍力装
置においては、作動開始時において負圧と大気圧との差
圧により前記入力部材に働く付勢力は前記大気制御用シ
ール弁が前記円筒状部の前記シール部に接触し且つ前記
コントロールバルブの前記シール部が前記負圧制御用シ
ール弁からリフトされている段階と前記コントロールバ
ルブの前記シール部が前記負圧制御用シール弁に接触し
且つ前記大気制御用シール弁が前記円筒状部の前記シー
ル部からリフトされる段階とで同じであるので、作動開
始時の操作入力を従来の負圧式倍力装置に比べて大幅に
低減することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の請求項1,2の負圧式倍力装置の実
施例の縦断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2中のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図1の負圧式倍力装置の操作入力と可動壁の推
進力との関係を示す図である。
【図5】この出願の請求項3の負圧式倍力装置の第1実
施例の縦断面図である。
【図6】図1の部分拡大図である。
【図7】この出願の請求項3の負圧式倍力装置の第2実
施例の縦断面部分図である。
【符号の説明】
10・・・負圧式倍力装置 11・・・ハウジング 12・・・定負圧室 13・・・変圧室 14・・・可動壁 15・・・円筒状部 15a・・・円筒状部の負圧制御用シール弁 15a・・・円筒状部のレバー支点部 16・・・プランジャ 16a・・・プランジャの大気制御用シール弁 16c・・・プランジャの当接部 16e・・・プランジャの当接部 17・・・ロッドの第1ロッド部 17a・・・第1ロッド部の操作入力伝達部 17c・・・第1ロッド部のレバー支点部 18・・・ロッドの第2ロッド部 18a・・・第2ロッド部の操作入力伝達部 18c・・・第2ロッド部のレバー支点部 19・・・コントロールバルブ 19b・・・コントロールバルブの筒状屈伸部 19c・・・コントロールバルブのシール部 21・・・第1圧縮コイルスプリング 22・・・第2圧縮コイルスプリング 25・・・出力部材 26・・・ゴムディスク 29・・・コイルスプリング 31・・・ロッド 31a・・・ロッドの当接部 32・・・ロッド上の大気制御用シール弁 33・・・円筒状部のシール部 34・・・第3圧縮コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−62167(JP,U) 特公 昭52−27413(JP,B1) 特公 昭34−2759(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 13/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、このハウジング内を定負
    圧室と変圧室とに区画する可動壁と、この可動壁の中心
    部からハウジング外へ延出している円筒状部と、この円
    筒状部内に同芯的に且つ摺動可能に嵌合されているプラ
    ンジャと前記円筒状部内において前記プランジャに球継
    手により連結されており且つ前記円筒状部の先端開口か
    ら前記円筒状部外へ延出しているロッドとで構成されて
    いる入力部材と、前記プランジャの両端のうちで前記円
    筒状部の前記開口に向いた一端に形成された大気制御用
    シール弁と、この大気制御用シール弁の外周側に位置し
    且つ前記大気制御用シール弁と同じ方向を向くように前
    記円筒状部の内面に形成された負圧制御用シール弁と、
    前記大気制御用シール弁および前記負圧制御用シール弁
    と対向するシール部を筒状屈伸部の一端に有し且つこの
    筒状屈伸部の他端を前記円筒状部の内面に気密的に固定
    されたコントロールバルブと、このコントロールバルブ
    の前記シール部を前記負圧制御用シール弁に向けて付勢
    する第1圧縮コイルスプリングと、常態において前記大
    気制御用シール弁を前記シール部に接触させ且つ前記シ
    ール部を前記負圧制御用シール部からリフトさせるべく
    前記ロッドを前記円筒状部内で付勢する第2圧縮コイル
    スプリングと、この第2圧縮コイルスプリングの力によ
    る前記プランジャの前記円筒状部に対する変位量を規定
    するストッパと、前記定負圧室と前記変圧室との圧力差
    により前記可動壁に発生する推進力に応じた反力を前記
    プランジャに印加する反力機構とを備え、前記変圧室が
    前記大気制御用シール弁と前記シール部との間の隙間を
    介して大気に、また前記負圧制御用シール弁と前記シー
    ル部との間の隙間を介して前記定負圧室にそれぞれ連通
    される構成の負圧式倍力装置であり、 前記ロッドは前記プランジャに連結された第1ロッド部
    と、この第1ロッド部に対して所定量摺動可能に連結さ
    れた第2ロッド部とで構成されているものであり、前記
    第2圧縮コイルスプリングは前記第1ロッド部を付勢す
    るように配設されているものであり、前記円筒状部内に
    は前記第2ロッド部に印加された操作入力を増幅して前
    記第1ロッド部に印加する操作入力増幅レバーが設置さ
    れていることを特徴とする負圧式倍力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の負圧式倍力装置におい
    て、前記第2ロッド部および前記第1ロッド部には前記
    第2ロッドが前記第1ロッドに対して前記第1ロッド側
    へ前記所定量摺動されたときに互いに当接する操作入力
    伝達部および操作入力被伝達部がそれぞれ形成されてお
    り、前記操作入力増幅レバーは弾性部材により前記円筒
    状部内面のレバー支点部に押圧されており、前記第2ロ
    ッド部に印加される操作入力が所定値を越えたときは前
    記操作入力増幅レバーが前記円筒状部内面の前記レバー
    支点部からリフトされて前記第2ロッド部の前記操作入
    力伝達部が前記第1ロッド部の操作入力被伝達部に当接
    することを許容するように構成されていることを特徴と
    する負圧式倍力装置。
  3. 【請求項3】 ハウジングと、このハウジング内を定負
    圧室と変圧室とに区画する可動壁と、この可動壁の中心
    部からハウジング外へ延出している円筒状部と、この円
    筒状部内に同芯的に且つ摺動可能に嵌合されているプラ
    ンジャと前記円筒状部内において前記プランジャに球継
    手により連結されており且つ前記円筒状部の先端開口か
    ら前記円筒状部外へ延出しているロッドとで構成されて
    いる入力部材と、前記入力部材の外周側を取り巻いてい
    るとともに前記円筒状部の前記先端開口に向いているよ
    うに前記円筒状部の内面に備えられた負圧制御用シール
    弁と、前記円筒状部の内面に前記負圧制御用シール弁よ
    りも前記先端開口寄りに位置し且つ前記負圧制御用シー
    ル弁と対向するように備えられたシール部と、前記負圧
    制御用シール弁と対向するシール部を筒状屈伸部の一端
    に有し且つこの筒状屈伸部の他端を前記円筒状部の内面
    に気密的に固定されたコントロールバルブと、前記円筒
    状部の内面の前記シール部と対向するように前記入力部
    材に備えられており且つ前記入力部材に対して気密に且
    つ摺動可能に組付けられている大気制御用シール弁と、
    この大気制御用シール弁と前記コントロールバルブの前
    記シール部との間で張設された第1圧縮コイルスプリン
    グと、前記プランジャと前記大気制御用シール弁との間
    で張設された第3圧縮コイルスプリングと、前記コント
    ロールバルブの前記シール部を前記負圧制御用シール弁
    からリフトさせるために前記入力部材に備えられた第1
    当接部と、前記大気制御用シール弁を前記円筒状部の内
    面の前記シール部からリフトさせるために前記入力部材
    に備えられた第2当接部と、常態において前記当接部を
    前記コントロールバルブの前記シール部に接触させて前
    記シール部を前記負圧制御用シール部からリフトさせ且
    つ前記円筒状部の内面の前記シール部を前記大気制御用
    シール弁に接触させるべく前記入力部材を前記円筒状部
    内で付勢する第2圧縮コイルスプリングと、この第2圧
    縮コイルスプリングの力による前記入力部材の前記円筒
    状部に対する変位量を規定するストッパと、前記定負圧
    室と前記変圧室との圧力差により前記可動壁に発生する
    推進力に応じた反力を前記プランジャに印加する反力機
    構とを備え、前記変圧室が前記大気制御用シール弁と前
    記円筒状部の内面の前記シール部との間の隙間を介して
    大気に、また前記負圧制御用シール弁と前記コントロー
    ルバルブの前記シール部との間の隙間を介して前記定負
    圧室にそれぞれ連通される構成の負圧式倍力装置。
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