JP3130869B2 - 指紋画像処理装置、指紋画像処理方法、および記録媒体 - Google Patents

指紋画像処理装置、指紋画像処理方法、および記録媒体

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JP3130869B2
JP3130869B2 JP10187555A JP18755598A JP3130869B2 JP 3130869 B2 JP3130869 B2 JP 3130869B2 JP 10187555 A JP10187555 A JP 10187555A JP 18755598 A JP18755598 A JP 18755598A JP 3130869 B2 JP3130869 B2 JP 3130869B2
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祥明 外山
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エヌイーシーソフト株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋画像処理装
置、指紋画像処理方法、および記録媒体に関し、特に、
特徴点の確信度を算出する指紋画像処理装置、指紋画像
処理方法、および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の特徴点を使用する指紋画像処理に
関する技術としては、たとえば、「特開平9−1610
54号公報」記載の技術がある。この技術は、指紋の自
動紋様分類の過程で使用される特徴にコア型、デルタ型
特異点を定義し、コア型、デルタ型特異点候補の特定に
芯線画像の尾根線側と谷線側の特徴点に対応関係を利用
する技術である。
【0003】また、「特開昭60−134385号公
報」記載の技術は、各指紋の基準座標系を合わせるため
に対候補特徴点の位置ずれおよび角度のずれから最適座
標整合量を生成する技術である。
【0004】また、「特開昭59−2184号公報」記
載の技術は、指紋の文様中に適宜に定めた点を原点とす
る直交座標に基づいて、指紋中の特徴点の位置データに
より2個の指紋の照合を行う指紋照合装置であって、一
時記憶部に格納された指紋データの各特徴点のリレーシ
ョンデータを、その中に含まれる最近傍点特徴点の特徴
点番号をその特徴点に関する局所座標の位置データおよ
び方向データに変換したリレーション連結データに変換
することにより、指紋の照合を実施する技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
問題点は、ノイズによる紋様の画像を特徴点として誤認
識してしまう可能性が高いことである。たとえば、図5
(a)は、指紋である長い隆線の間に、指紋である短い
隆線が存在する通常指紋画像を示す説明図であり、図5
(b)は、指紋である長い隆線の間に、ノイズである短
い隆線が存在する通常指紋画像を示す説明図である。従
来の技術においては、図5(a)の場合も、図5(b)
の場合も、短い隆線を指紋として認識してしまう。
【0006】その理由は、通常指紋画像から抽出した特
徴点のみを利用しているからである。
【0007】本発明の目的は、通常指紋画像と反転指紋
画像とからそれぞれ特徴点を抽出し、これらを対応付け
るときの条件を用いて生成された特徴点の確信度を使用
し、ノイズによる文様の画像を指紋の特徴点として誤認
識せず、指紋の特徴点を高い確信度で抽出することを可
能とする指紋画像処理装置、指紋画像処理方法、および
記録媒体を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の指紋画像
処理装置は、通常指紋画像と、前記通常指紋画像を反転
した反転指紋画像とを利用し、前記通常指紋画像の特徴
点に対し、前記通常指紋画像の特徴点から見て1隆線間
隔以内に存在し、前記通常指紋画像の特徴点が端点であ
れば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が分岐点
であれば端点である前記反転指紋画像の特徴点が、ただ
一つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴点の確信
度を高確信度とする手段と、前記通常指紋画像の特徴点
に対し、前記通常指紋画像の特徴点の方向を中心に左右
45度の範囲内に存在し、かつ、前記通常指紋画像の特
徴点の方向との方向差が12度以内であり、前記通常指
紋画像の特徴点が端点であれば分岐点であり、前記通常
指紋画像の特徴点が分岐点であれば端点である前記反転
指紋画像の特徴点が、ただ一つ存在する場合に、前記通
常指紋画像の特徴点の確信度を高確信度とする手段とを
有する。
【0009】本発明の第2の指紋画像処理装置は、(a)入力された通常指紋画像を反転し、反転指紋画像
を作成する指紋画像反転部と、 (b)前記通常指紋画像を入力し、芯線を表現する通常
芯線画像を作成し、かつ前記通常指紋画像に対する特徴
点の情報を含む通常指紋画像側特徴点リストを作成する
通常指紋画像処理部と、 (c)前記反転指紋画像を入力し、芯線を表現する反転
芯線画像を作成し、かつ前記反転指紋画像に対する特徴
点の情報を含む反転指紋画像側特徴点リストを作成する
反転指紋画像処理部と、 (d)前記通常指紋画像側特徴点リストおよび前記反転
指紋画像側特徴点リストを入力し、前記通常指紋画像の
特徴点に対し、通常指紋画像の特徴点から見て1隆線間
隔以内に存在し、前記通常指紋画像の特徴点が端点であ
れば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が分岐点
であれば端点である前記反転指紋画像の特徴点が、ただ
一つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴点の確信
度を高確信度とし、前記通常指紋画像側特徴点リストに
登録し、前記通常指紋画像の特徴点に対し、前記通常指
紋画像の特徴点の方向を中心に左右45度の範囲内に存
在し、かつ、前記通常指紋画像の特徴点の方向との方向
差が12度以内であり、前記通常指紋画像の特徴点が端
点であれば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が
分岐点であれば端点である前記反転指紋画像の特徴点
が、ただ一つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴
点の確信度を高確信度とする確信度抽出部と、 (e)特徴点の確信度が登録された前記通常指紋画像側
特徴点リストおよび前記通常芯線画像を入力し芯線修正
処理を行う芯線修正部と、 (f)前記芯線修正部からの修正された前記通常指紋画
像側特徴点リストおよび前記通常芯線画像を入力し特徴
点の近傍点、隆線数を付加した通常指紋画像側特徴点リ
ストを指紋画像特徴量として出力する特徴量計算部と、
を有する。
【0010】本発明の第3の指紋画像処理装置は、前記
第2の指紋画像処理装置であって、前記通常指紋画像側
特徴点リスト、前記反転指紋画像側特徴点リストが、特
徴点を一意的に区別するための番号である特徴点番号、
端点であるか分岐点であるかを示す特徴点種別、任意に
定められた原点に対する特徴点の位置を示すX座標・Y
座標、特徴点の前記方向、前記確信度、前記近傍点、お
よび、前記隆線数を含む。
【0011】本発明の第1の指紋画像処理方法は、通常
指紋画像と、前記通常指紋画像を反転した反転指紋画像
とを利用し、前記通常指紋画像の特徴点に対し、通常指
紋画像側特徴点から見て1隆線間隔以内に存在し、前記
通常指紋画像の特徴点が端点であれば分岐点であり、前
記通常指紋画像の特徴点が分岐点であれば端点である前
記反転指紋画像の特徴点が、ただ一つ存在する場合に、
前記通常指紋画像の特徴点の確信度を高確信度とし、前
記通常指紋画像の特徴点に対し、前記通常指紋画像の特
徴点の方向を中心に左右45度の範囲内に存在し、か
つ、前記通常指紋画像の特徴点の方向との方向差が12
度以内であり、前記通常指紋画像の特徴点が端点であれ
ば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が分岐点で
あれば端点である前記反転指紋画像の特徴点が、ただ一
つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴点の確信度
を高確信度とする。
【0012】本発明の第2の指紋画像処理方法は、(a)指紋が表現されている通常指紋画像を反転し、反
転指紋画像を出力する第1のステップと、 (b)前記通常指紋画像から通常2値画像を作成する第
2のステップと、 (c)前記通常2値画像を細線化し通常芯線画像を作成
する第3のステップと、 (d)前記通常芯線画像から通常指紋画像側特徴点リス
トを作成する第4のステップと、 (e)前記反転指紋画像から反転2値画像を作成する第
5のステップと、 (f)前記反転2値画像を細線化し反転芯線画像を作成
する第6のステップと、 (g)前記反転芯線画像から反転指紋画像側特徴点リス
トを作成する第7のステップと、 (h)前記通常指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴
点それぞれに対し、前記通常指紋画像の特徴点から見て
1隆線間隔以内に存在し、かつ、前記通常指紋画像の特
徴点の方向を中心に左右45度の範囲内に存在し、か
つ、前記通常指紋画像の特徴点の方向との方向差が12
度以内であり、前記通常指紋画像の特徴点が端点であれ
ば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が分岐点で
あれば端点である前記反転指紋画像の特徴点が、ただ一
つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴点の確信度
を高確信度とする第8のステップと、 (i)特徴点の前記確信度が登録された前記通常指紋画
像側特徴点リスト、および前記通常芯線画像を入力し、
特徴点の位置関係と、芯線上での接続、非接続、各特徴
点間の隆線の存在の有無により、芯線の削除または芯線
の接続を行い、前記通常芯線画像、および前記通常指紋
画像側特徴点リストを修正する第9のステップと、 (j)前記第9のステップにおいて修正された前記通常
芯線画像、および確信度つきの前記通常指紋画像側特徴
点リストを入力し、各特徴点に対して近傍点を抽出し、
特徴点と各前記近傍点との間を結ぶ線分と交差する隆線
の本数を数え、前記近傍点である特徴点の特徴点番号お
よび各前記近傍点に対する隆線数を前記通常指紋画像側
特徴点リストに登録し、指紋画像特徴量として出力する
第10のス テップと、を含む。
【0013】本発明の記録媒体は、(a)指紋が表現されている通常指紋画像を反転し、反
転指紋画像を出力する第1のステップと、 (b)前記通常指紋画像から通常2値画像を作成する第
2のステップと、 (c)前記通常2値画像を細線化し通常芯線画像を作成
する第3のステップと、 (d)前記通常芯線画像から通常指紋画像側特徴点リス
トを作成する第4のステップと、 (e)前記反転指紋画像から反転2値画像を作成する第
5のステップと、 (f)前記反転2値画像を細線化し反転芯線画像を作成
する第6のステップと、 (g)前記反転芯線画像から反転指紋画像側特徴点リス
トを作成する第7のステップと、 (h)前記通常指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴
点それぞれに対し、前記通常指紋画像の特徴点から見て
1隆線間隔以内に存在し、かつ、前記通常指紋画像の特
徴点の方向を中心に左右45度の範囲内に存在し、か
つ、前記通常指紋画像の特徴点の方向との方向差が12
度以内であり、前記通常指紋画像の特徴点が端点であれ
ば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が分岐点で
あれば端点である前記反転指紋画像の特徴点が、ただ一
つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴点の確信度
を高確信度とする第8のステップと、 (i)特徴点の前記確信度が登録された前記通常指紋画
像側特徴点リスト、および前記通常芯線画像を入力し、
特徴点の位置関係と、芯線上での接続、非接続、各特徴
点間の隆線の存在の有無により、芯線の削除または芯線
の接続を行い、前記通常芯線画像、および前記通常指紋
画像側特徴点リストを修正する第9のステップと、 (j)前記第9のステップにおいて修正された前記通常
芯線画像、および確信度つきの前記通常指紋画像側特徴
点リストを入力し、各特徴点に対して近傍点を抽出し、
特徴点と各前記近傍点との間を結ぶ線分と交差する隆線
の本数を数え、前記近傍点である特徴点の特徴点番号お
よび各前記近傍点に対する隆線数を前記通常指紋画像側
特徴点リストに登録し、指紋画像特徴量として出力する
第10のス テップと、をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録する。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態を示すブロック図である。図1を
参照すると、本発明の第1の実施の形態である指紋画像
処理装置は、入力された通常指紋画像10を反転し反転
指紋画像21を作成する指紋画像反転部20と、入力さ
れた通常指紋画像10を入力し通常指紋画像側特徴点リ
ストを作成する通常指紋画像処理部30と、反転指紋画
像21を入力し反転指紋画像側特徴点リストを作成する
反転指紋画像処理部40と、通常指紋画像処理部30お
よび反転指紋画像処理部40からの通常指紋画像側特徴
点リストおよび反転指紋画像側特徴点リストを入力し、
特徴点の確信度を抽出し、通常指紋画像側特徴点リスト
に登録する確信度抽出部50と、確信度抽出部50から
の特徴点の確信度を登録された通常指紋画像側特徴点リ
ストおよび通常指紋画像処理部30からの通常芯線画像
を入力し芯線修正処理を行う芯線修正部60と、芯線修
正部60からの修正された通常指紋画像側特徴点リスト
および通常芯線画像を入力し特徴点の近傍点、隆線数を
付加した通常指紋画像側特徴点リストを指紋画像特徴量
80として出力する特徴量計算部70とから構成され
る。
【0018】また、通常指紋画像処理部30は、通常指
紋画像10を入力し通常2値画像を出力する2値化部3
01と、通常2値画像を入力し細線化し通常芯線画像を
作成する細線化部302と、作成された通常芯線画像を
入力し通常指紋画像側特徴点リストを出力する特徴抽出
部303とから構成される。
【0019】また、反転指紋画像処理部40は、反転指
紋画像21を入力し反転2値画像を出力する2値化部4
01と、反転2値画像を入力し細線化し反転芯線画像を
作成する細線化部402と、作成された反転芯線画像を
入力し反転指紋画像側特徴点リストを出力する特徴抽出
部403とから構成される。
【0020】上記の通常指紋画像10とは、指紋押捺時
において、インクの付いた部分を高濃度、インクの付い
ていない部分を低濃度とした濃度規準画像である。反転
指紋画像21とは、通常指紋画像10を濃度反転したも
ので、インクの付いた部分を低濃度、インクの付いてい
ない部分を高濃度とした濃度規準画像である。
【0021】また、2値画像とは、通常指紋画像10ま
たは反転指紋画像21をある濃度を境とし、白黒の2階
調の表現に変換した画像のことである。細線化とは2値
画像の黒、すなわち隆線を表す部分を細めていく処理で
あり、幅1ピクセルの状態になるまで細線化を繰り返し
た画像を芯線画像と呼ぶ。
【0022】また、特徴点リストとは、芯線画像に基づ
いて分岐点または端点とそれに付随する情報(方向な
ど)を抽出したリストのことである。芯線修正とは、特
徴点リストを元に芯線画像を局所的に分析し、芯線画像
と特徴点リストを修正する処理のことである。
【0023】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて図面を参照して説明する。図2は、特徴点リスト
の内容を示す説明図である。図3は、特徴点リストの座
標および方向を説明する説明図である。図4は、対候補
を検索する動作を説明する説明図である。
【0024】指紋が表現されている通常指紋画像10
は、指紋画像反転部20に入力され、反転指紋画像21
が出力される。詳細には、入力された友情指紋画像10
を濃度反転し、反転後の画像対して高濃度部分(通常指
紋画像での白、すなわち谷部分)を強調し、反転指紋画
像21を作成する。この時、極小な低濃度部分(通常指
紋画像での黒、すなわち隆線部分)は、画像強調により
弱められる。
【0025】通常指紋画像10は、また、通常指紋画像
処理部30に入力される。通常指紋画像処理部30で
は、通常指紋画像10を2値化部301に入力し、通常
2値画像を作成する。次に、細線化部302により通常
2値画像を細線化し通常芯線画像を作成する。次に、特
徴抽出部303により細線化部302で作成された通常
芯線画像から通常指紋画像側特徴点リストを作成、出力
する。
【0026】反転指紋画像21は、反転指紋画像処理部
40に入力される。反転指紋画像処理部40では、反転
指紋画像21を2値化部401に入力し、反転2値画像
を作成する。次に、細線化部402により反転2値画像
を細線化し反転芯線画像を作成する。次に、特徴抽出部
403により細線化部402で作成された反転芯線画像
から反転指紋画像側特徴点リストを作成、出力する。
【0027】通常指紋画像側特徴点リスト、反転指紋画
像側特徴点リストの内容は、図2に示すように、特徴点
を一意的に区別するための番号である「特徴点番号」、
端点であるか分岐点であるかを示す「特徴点種別」、任
意に定められた原点に対する特徴点の位置を示す「X座
標(図3参照)」、「Y座標(図3参照)」、特徴点の
「方向(図3に示すように、端点の場合は、端点から、
端点に接続する芯線を一定距離追跡した点への方向であ
り、分岐点の場合は、分岐点に接続する3本の芯線のう
ち、芯線間の角度の最も小さい2本の芯線を一定距離追
跡した点と分岐点のなす角に対する中線の方向であ
る)」、「確信度」、「近傍点」、および、「隆線数」
を含む。
【0028】特徴抽出部303、特徴抽出部403にお
いては、「特徴点番号」、「特徴点種別」、「X座
標」、「Y座標」、および、「方向」に対する値が作成
され、「確信度」、「近傍点」、および、「隆線数」に
対しては、領域のみが確保される。
【0029】次に、確信度抽出部50において、図4に
示すように、通常指紋画像側特徴点リストに含まれる特
徴点それぞれに対し、以下の条件1.〜条件4.を全て
満たす反転指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点を
検索し対候補とする。ここで、対候補とは、通常指紋画
像10特徴点に対応する反転指紋画像21の特徴点を対
特徴点とした時、対特徴点を選別する過程で現れる対特
徴点の候補のことである。
【0030】条件1.通常指紋画像側特徴点リストに含
まれる特徴点が端点である場合には、反転指紋画像側特
徴点リストに含まれる分岐点である特徴点を対候補と
し、通常指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点が分
岐点である場合には、反転指紋画像側特徴点リストに含
まれる端点である特徴点を対候補とする。
【0031】条件2.通常指紋画像側特徴点リストに含
まれる特徴点と反転指紋画像側特徴点リストに含まれる
特徴点との距離が1隆線間隔(指紋における隆線の間隔
の平均的な距離のことであり、前もって、統計的に設定
される)以内である場合に、反転指紋画像側特徴点リス
トに含まれる特徴点を対候補とする。
【0032】条件3.通常指紋画像側特徴点リストに含
まれるの特徴点の方向を中心に左右45度の範囲内に存
在する反転指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点を
対候補とする。
【0033】条件4.通常指紋画像側特徴点リストに含
まれる特徴点の方向と反転指紋画像側特徴点リストに含
まれる特徴点の方向との方向差が12度以内である場
合、反転指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点を対
候補とする。
【0034】通常指紋画像側特徴点リストに含まれる特
徴点に対する反転指紋画像側特徴点リストに含まれる特
徴点の対候補の抽出が終了した後、対候補が存在しない
場合、または2候補以上の対候補が抽出された場合、通
常指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点の確信度を
「低」とし、ただ一つの対候補が抽出された場合、通常
指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点の確信度を
「高」とする。
【0035】次に、芯線修正部60は、確信度抽出部5
0からの特徴点存在確信度が登録された通常指紋画像側
特徴点リスト、および通常指紋画像処理部30からの通
常芯線画像を入力し、芯線画像を局所的に分析し、芯線
画像と特徴点リストを修正する芯線修正処理を行う。詳
細には、特徴点の位置関係と、芯線上での接続、非接
続、各特徴点間の隆線の存在の有無により、芯線の削除
または芯線の接続(すなわち、特徴点の追加、削除)を
行い、通常芯線画像、および通常指紋画像側特徴点リス
トを修正する。
【0036】次に、特徴量計算部70は、芯線修正部6
0から修正された通常芯線画像、および特徴点確信度つ
きの通常指紋画像側特徴点リストを入力し、各特徴点に
対して近傍点(近傍点とは、特徴点の位置と方向を中心
に、指紋画像を各90度ずつ4つの象限に分け、各々の
象限において最も近くにある特徴点のことである)を抽
出し、特徴点と各近傍点との間を結ぶ線分と交差する隆
線の本数を数え、近傍点である特徴点の「特徴点番号」
および各近傍点に対する「隆線数」を通常指紋画像側特
徴点リストに登録し、指紋画像特徴量80として出力す
る。
【0037】次に、ノイズによる文様の画像を指紋の特
徴点として誤認識せず、指紋の特徴点を高い確信度で抽
出することを可能とする理由について説明する。
【0038】図5において、図5(c)は、図5(a)
に対する通常芯線画像および反転芯線画像を重ねて示す
説明図であり、図5(d)は、図5(b)に対する通常
芯線画像および反転芯線画像を重ねて示す説明図であ
る。図5(c)においては、特徴点に対して、1つの対
特徴点である対候補が存在するので、その特徴点の確信
度が「高」となる。一方、図5(d)においては、対特
徴点である対候補が存在しないので、特徴点の確信度が
「低」となる。このようにして、ノイズを、特徴点から
除去することが可能となる。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態に関して
詳細に説明する。本発明の第2の実施の形態は、指紋が
表現されている通常指紋画像10を反転し、低濃度部分
を弱めた反転指紋画像21を出力する第1のステップ
と、通常指紋画像10を入力し、通常2値画像を作成す
る第2のステップと、通常2値画像を細線化し通常芯線
画像を作成する第3のステップと、通常芯線画像から通
常指紋画像側特徴点リストを作成する第4のステップ
と、反転指紋画像21を入力し、反転2値画像を作成す
る第5のステップと、反転2値画像を細線化し反転芯線
画像を作成する第6のステップと、反転芯線画像から反
転指紋画像側特徴点リストを作成する第7のステップ
と、通常指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点それ
ぞれに対し、前記条件1.〜条件4.を全て満たす反転
指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点を検索し対候
補とし、通常指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点
に対する反転指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点
の対候補の抽出が終了した後、対候補が存在しない場
合、または2候補以上の対候補が抽出された場合、通常
指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点の確信度を
「低」とし、ただ一つの対候補が抽出された場合、通常
指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴点の確信度を
「高」とする第8のステップと、特徴点の確信度が登録
された通常指紋画像側特徴点リスト、および通常芯線画
像を入力し、特徴点の位置関係と、芯線上での接続、非
接続、各特徴点間の隆線の存在の有無により、芯線の削
除または芯線の接続を行い、通常芯線画像、および通常
指紋画像側特徴点リストを修正する第9のステップと、
第9のステップにおいて修正された通常芯線画像、およ
び特徴点の確信度つきの通常指紋画像側特徴点リストを
入力し、各特徴点に対して近傍点を抽出し、特徴点と各
近傍点との間を結ぶ線分と交差する隆線の本数を数え、
近傍点である特徴点の「特徴点番号」および各近傍点に
対する「隆線数」を通常指紋画像側特徴点リストに登録
し、指紋画像特徴量80として出力する第10のステッ
プとを含む指紋画像処理方法である。
【0040】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して説明する。図6は、本発明の第3の実施
の形態を示すブロック図である。図6を参照すると、本
発明の第3の実施の形態は、本発明の第2の実施の形態
の各ステップをコンピュータ100(たとえば、本発明
の第1の実施の形態の指紋画像処理装置)に実行させる
プログラムを記録した記録媒体120である。この記録
媒体120に記録されたプログラムは、コンピュータ1
00のハードディスク等にロードされ、実行される。
【0041】詳細には、指紋が表現されている通常指紋
画像10を反転し、低濃度部分を弱めた反転指紋画像2
1を出力する第1のステップと、通常指紋画像10を入
力し、通常2値画像を作成する第2のステップと、通常
2値画像を細線化し通常芯線画像を作成する第3のステ
ップと、通常芯線画像から通常指紋画像側特徴点リスト
を作成する第4のステップと、反転指紋画像21を入力
し、反転2値画像を作成する第5のステップと、反転2
値画像を細線化し反転芯線画像を作成する第6のステッ
プと、反転芯線画像から反転指紋画像側特徴点リストを
作成する第7のステップと、通常指紋画像側特徴点リス
トに含まれる特徴点それぞれに対し、前記条件1.〜条
件4.を全て満たす反転指紋画像側特徴点リストに含ま
れる特徴点を検索し対候補とし、通常指紋画像側特徴点
リストに含まれる特徴点に対する反転指紋画像側特徴点
リストに含まれる特徴点の対候補の抽出が終了した後、
対候補が存在しない場合、または2候補以上の対候補が
抽出された場合、通常指紋画像側特徴点リストに含まれ
る特徴点の確信度を「低」とし、ただ一つの対候補が抽
出された場合、通常指紋画像側特徴点リストに含まれる
特徴点の確信度を「高」とする第8のステップと、特徴
点の確信度が登録された通常指紋画像側特徴点リスト、
および通常芯線画像を入力し、特徴点の位置関係と、芯
線上での接続、非接続、各特徴点間の隆線の存在の有無
により、芯線の削除または芯線の接続を行い、通常芯線
画像、および通常指紋画像側特徴点リストを修正する第
9のステップと、第9のステップにおいて修正された通
常芯線画像、および特徴点の確信度つきの通常指紋画像
側特徴点リストを入力し、各特徴点に対して近傍点を抽
出し、特徴点と各近傍点との間を結ぶ線分と交差する隆
線の本数を数え、近傍点である特徴点の「特徴点番号」
および各近傍点に対する「隆線数」を通常指紋画像側特
徴点リストに登録し、指紋画像特徴量80として出力す
る第10のステップとをコンピュータ100に実行させ
るプログラムを記録した記録媒体120である。
【0042】
【発明の効果】本発明の効果は、ノイズによる文様の画
像を指紋の特徴点として誤認識せず、指紋の特徴点の高
い確信度での抽出が可能となることである。
【0043】その理由は、通常指紋画像と反転指紋画像
とからそれぞれ特徴点を抽出し、これらを対応付けると
きの条件を用いて生成された特徴点の確信度を使用する
からである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】特徴点リストの内容を示す説明図である。
【図3】特徴点リストの座標および方向を説明する説明
図である。
【図4】対候補を検索する動作を説明する説明図であ
る。
【図5】問題点、効果を説明する説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 通常指紋画像 20 指紋画像反転部 21 反転指紋画像 30 通常指紋画像処理部 40 反転指紋画像処理部 50 確信度抽出部 60 芯線修正部 70 特徴量計算部 80 指紋画像特徴量 100 コンピュータ 120 記録媒体 301 2値化部 302 細線化部 303 特徴抽出部 401 2値化部 402 細線化部 403 特徴抽出部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 400 G06T 7/00 530

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常指紋画像と、前記通常指紋画像を反
    転した反転指紋画像とを利用し、前記通常指紋画像の特
    徴点に対し、前記通常指紋画像の特徴点から見て1隆線
    間隔以内に存在し、前記通常指紋画像の特徴点が端点で
    あれば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が分岐
    点であれば端点である前記反転指紋画像の特徴点が、た
    だ一つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴点の確
    信度を高確信度とする手段と、前記通常指紋画像の特徴
    点に対し、前記通常指紋画像の特徴点の方向を中心に左
    右45度の範囲内に存在し、かつ、前記通常指紋画像の
    特徴点の方向との方向差が12度以内であり、前記通常
    指紋画像の特徴点が端点であれば分岐点であり、前記通
    常指紋画像の特徴点が分岐点であれば端点である前記反
    転指紋画像の特徴点が、ただ一つ存在する場合に、前記
    通常指紋画像の特徴点の確信度を高確信度とする手段と
    有することを特徴とする指紋画像処理装置。
  2. 【請求項2】(a)入力された通常指紋画像を反転し、
    反転指紋画像を作成する指紋画像反転部と、 (b)前記通常指紋画像を入力し、芯線を表現する通常
    芯線画像を作成し、かつ前記通常指紋画像に対する特徴
    点の情報を含む通常指紋画像側特徴点リストを作成する
    通常指紋画像処理部と、 (c)前記反転指紋画像を入力し、芯線を表現する反転
    芯線画像を作成し、かつ前記反転指紋画像に対する特徴
    点の情報を含む反転指紋画像側特徴点リストを作成する
    反転指紋画像処理部と、 (d)前記通常指紋画像側特徴点リストおよび前記反転
    指紋画像側特徴点リストを入力し、前記通常指紋画像の
    特徴点に対し、通常指紋画像の特徴点から見て1隆線間
    隔以内に存在し、前記通常指紋画像の特徴点が端点であ
    れば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が分岐点
    であれば端点である前記反転指紋画像の特徴点が、ただ
    一つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴点の確信
    度を高確信度とし、前記通常指紋画像側特徴点リストに
    登録し、前記通常指紋画像の特徴点に対し、前記通常指
    紋画像の特徴点の方向を中心に左右45度の範囲内に存
    在し 、かつ、前記通常指紋画像の特徴点の方向との方向
    差が12度以内であり、前記通常指紋画像の特徴点が端
    点であれば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が
    分岐点であれば端点である前記反転指紋画像の特徴点
    が、ただ一つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴
    点の確信度を高確信度とする確信度抽出部と、 (e)特徴点の確信度が登録された前記通常指紋画像側
    特徴点リストおよび前記通常芯線画像を入力し芯線修正
    処理を行う芯線修正部と、 (f)前記芯線修正部からの修正された前記通常指紋画
    像側特徴点リストおよび前記通常芯線画像を入力し特徴
    点の近傍点、隆線数を付加した通常指紋画像側特徴点リ
    ストを指紋画像特徴量として出力する特徴量計算部と、 を有することを特徴とする指紋画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記通常指紋画像側特徴点リスト、前記
    反転指紋画像側特徴点リストが、特徴点を一意的に区別
    するための番号である特徴点番号、端点であるか分岐点
    であるかを示す特徴点種別、任意に定められた原点に対
    する特徴点の位置を示すX座標・Y座標、特徴点の前記
    方向、前記確信度、前記近傍点、および、前記隆線数を
    含むことを特徴とする請求項2記載の指紋画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 通常指紋画像と、前記通常指紋画像を反
    転した反転指紋画像とを利用し、前記通常指紋画像の特
    徴点に対し、通常指紋画像側特徴点から見て1隆線間隔
    以内に存在し、前記通常指紋画像の特徴点が端点であれ
    ば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が分岐点で
    あれば端点である前記反転指紋画像の特徴点が、ただ一
    つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴点の確信度
    を高確信度とし、前記通常指紋画像の特徴点に対し、前
    記通常指紋画像の特徴点の方向を中心に左右45度の範
    囲内に存在し、かつ、前記通常指紋画像の特徴点の方向
    との方向差が12度以内であり、前記通常指紋画像の特
    徴点が端点であれば分岐点であり、前記通常指紋画像の
    特徴点が分岐点であれば端点である前記反転指紋画像の
    特徴点が、ただ一つ存在する場合に、前記通常指紋画像
    の特徴点の確信度を高確信度とすることを特徴とする指
    紋画像処理方法。
  5. 【請求項5】(a)指紋が表現されている通常指紋画像
    を反転し、反転指紋画像を出力する第1のステップと、 (b)前記通常指紋画像から通常2値画像を作成する第
    2のステップと、 (c)前記通常2値画像を細線化し通常芯線画像を作成
    する第3のステップと、 (d)前記通常芯線画像から通常指紋画像側特徴点リス
    トを作成する第4のステップと、 (e)前記反転指紋画像から反転2値画像を作成する第
    5のステップと、 (f)前記反転2値画像を細線化し反転芯線画像を作成
    する第6のステップと、 (g)前記反転芯線画像から反転指紋画像側特徴点リス
    トを作成する第7のステップと、 (h)前記通常指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴
    点それぞれに対し、前記通常指紋画像の特徴点から見て
    1隆線間隔以内に存在し、かつ、前記通常指紋画像の特
    徴点の方向を中心に左右45度の範囲内に存在し、か
    つ、前記通常指紋画像の特徴点の方向との方向差が12
    度以内であり、前記通常指紋画像の特徴点が端点であれ
    ば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が分岐点で
    あれば端点である前記反転指紋画像の特徴点が、ただ一
    つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴点の確信度
    を高確信度とする第8のステップと、 (i)特徴点の前記確信度が登録された前記通常指紋画
    像側特徴点リスト、および前記通常芯線画像を入力し、
    特徴点の位置関係と、芯線上での接続、非接続、各特徴
    点間の隆線の存在の有無により、芯線の削除または芯線
    の接続を行い、前記通常芯線画像、および前記通常指紋
    画像側特徴点リストを修正する第9のステップと、 (j)前記第9のステップにおいて修正された前記通常
    芯線画像、および確信度つきの前記通常指紋画像側特徴
    点リストを入力し、各特徴点に対して近傍点を抽出し、
    特徴点と各前記近傍点との間を結ぶ線分と交差する隆線
    の本数を数え、前記近傍点である特徴点の特徴点番号お
    よび各前記近傍点に対する隆線数を前記通常指紋画像側
    特徴点リストに登録し、指紋画像特徴量として出力する
    第10のステップと、 を含むことを特徴とする指紋画像処理方法。
  6. 【請求項6】(a)指紋が表現されている通常指紋画像
    を反転し、反転指紋画像を出力する第 1のステップと、 (b)前記通常指紋画像から通常2値画像を作成する第
    2のステップと、 (c)前記通常2値画像を細線化し通常芯線画像を作成
    する第3のステップと、 (d)前記通常芯線画像から通常指紋画像側特徴点リス
    トを作成する第4のステップと、 (e)前記反転指紋画像から反転2値画像を作成する第
    5のステップと、 (f)前記反転2値画像を細線化し反転芯線画像を作成
    する第6のステップと、 (g)前記反転芯線画像から反転指紋画像側特徴点リス
    トを作成する第7のステップと、 (h)前記通常指紋画像側特徴点リストに含まれる特徴
    点それぞれに対し、前記通常指紋画像の特徴点から見て
    1隆線間隔以内に存在し、かつ、前記通常指紋画像の特
    徴点の方向を中心に左右45度の範囲内に存在し、か
    つ、前記通常指紋画像の特徴点の方向との方向差が12
    度以内であり、前記通常指紋画像の特徴点が端点であれ
    ば分岐点であり、前記通常指紋画像の特徴点が分岐点で
    あれば端点である前記反転指紋画像の特徴点が、ただ一
    つ存在する場合に、前記通常指紋画像の特徴点の確信度
    を高確信度とする第8のステップと、 (i)特徴点の前記確信度が登録された前記通常指紋画
    像側特徴点リスト、および前記通常芯線画像を入力し、
    特徴点の位置関係と、芯線上での接続、非接続、各特徴
    点間の隆線の存在の有無により、芯線の削除または芯線
    の接続を行い、前記通常芯線画像、および前記通常指紋
    画像側特徴点リストを修正する第9のステップと、 (j)前記第9のステップにおいて修正された前記通常
    芯線画像、および確信度つきの前記通常指紋画像側特徴
    点リストを入力し、各特徴点に対して近傍点を抽出し、
    特徴点と各前記近傍点との間を結ぶ線分と交差する隆線
    の本数を数え、前記近傍点である特徴点の特徴点番号お
    よび各前記近傍点に対する隆線数を前記通常指紋画像側
    特徴点リストに登録し、指紋画像特徴量として出力する
    第10のステップと、 をコンピュータに実行させるプログラムを記録すること
    を特徴とする記録媒体。
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