JP3129672B2 - 建具用コンクリート型枠 - Google Patents

建具用コンクリート型枠

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JP3129672B2
JP3129672B2 JP09067411A JP6741197A JP3129672B2 JP 3129672 B2 JP3129672 B2 JP 3129672B2 JP 09067411 A JP09067411 A JP 09067411A JP 6741197 A JP6741197 A JP 6741197A JP 3129672 B2 JP3129672 B2 JP 3129672B2
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正月 福田
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有限会社有喜建設
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄筋コンクリートビ
ルの建設において、窓枠や扉枠等の建具を取付けるため
の空間をコンクリート壁部に形成するのに必要な建具用
コンクリート型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート型枠は、コンクリートを打
込んで硬化後に取り外す仮設工作物であり、その要件と
して、コンクリート打設時の荷重・振動に耐え、変形し
ないこと、及び、組立て・解体が容易で、繰り返して使
用が可能なこと(型枠の転用が可能となること)等が挙
げられる。
【0003】ビルの窓枠部の断面図の1例を図5に、
又、この窓枠用空間の形成に用いられた従来のコンクリ
ート型枠の例を図6に示す。
【0004】図5において、aは外装タイルもしくは吹
付タイル、bは窓枠、cは窓用レール部、dは窓枠bを
固定するためのモルタル充填部、又fはコーキングであ
る。尚、eはコンクリート壁部を示す。
【0005】又、図6において、従来のコンクリート型
枠kは前記モルタル充填部dを形成するためのブロック
Lと枠板部mと桟木nとが一体となって形成されてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】鉄筋コンクリート製の
高層ビルでは、各階の窓枠の形状を統一して外観の美化
を図っているが、これらのビルのコンクリート壁の厚さ
は一様ではなく、上階程壁の厚さを薄くしている例があ
る。
【0007】然るに図6に示した従来の窓用コンクリー
ト型枠は、各々が一度設定された壁厚以外には使用でき
ないので、下の階のコンクリート打込み時に使用した窓
用コンクリート型枠を上の階の窓用コンクリート型枠に
転用できないという不具合があった。
【0008】又、他のビルでたまたま同一形状の窓枠が
使われる場合があっても、両ビルの壁の厚さが違う場合
には、前に使用した窓用コンクリート型枠の転用ができ
ないという不具合があった。
【0009】この問題は扉用コンクリート型枠について
も同様で、同一形状の扉を使う場合でも、取付ける壁の
厚さが違えば、前に用いた扉用コンクリート型枠が新ビ
ル建設に転用できないという問題があった。
【0010】本発明は、これらの問題点を解消し、窓枠
又は扉枠の形状及び壁の厚さが異なっても転用可能な建
具用コンクリート型枠を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記の目的を達
成すべく四辺形に形成されたコンクリート型枠本体の外
周の少なくとも3側面上に、モルタル充填部を形成する
ための凹部を形成するための突出部を形成する外側端面
を有する第1外板と第2外板を順次係着し、該第2外板
は、該第2外板の内側端面から前記コンクリート型枠本
体の外側端面迄の幅が建具を設置するコンクリート壁部
の必要厚となる幅に形成されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
乃至図3により説明する。
【0013】図1は本発明の建具用コンクリート型枠1
を裏側から見た正面図を示し、図2は図1のII−II線截
断面図、又、図3は該図1のIII−III線截断面図を示
す。
【0014】建具用コンクリート型枠1は、コンクリー
ト型枠本体2、外板3a、3b、3c等からなる。
【0015】コンクリート型枠本体2は、ベニヤ板2a
で略四辺形の枠部を形成し、該枠部の内周の4辺に桟木
2b又は2cを各々2本宛固着して補強した構造となっ
ている。
【0016】該コンクリート型枠本体2の外周の上面及
び両側面には、ベニヤ板2枚を積み重ねた第1外板3a
がモルタル充填部を形成するための凹部を形成するのた
めの突出部を形成している。
【0017】これらのベニヤ板には合成樹脂を含浸させ
て硬化させてあると共に、これらのベニヤ板を積み重ね
て接着するのにも合成樹脂が使用されている。
【0018】又、前記第1外板3aの外表部には方形の
第2外板3b又は3cが係着されている。即ち、該コン
クリート型枠本体2に係着したこれら第2外板3b又は
3cの内側端面Aから、該コンクリート型枠本体2の
端面B迄の幅が、当該窓枠を設置するコンクリート壁
部5の必要厚さとなるように、これら第2外板3b又は
3cの幅を選定してある。
【0019】尚、これら第2外板3b、3cもベニヤ板
製である。又、これら第2外板3b、3cをコンクリー
ト型枠本体2に係着するために、これら外板3a、3
b、3cの接続部を釘を用いて仮止めするようにした。
【0020】次に本実施の形態の用法及び効果について
説明する。
【0021】本発明の建具用コンクリート型枠1は、建
設するビルの窓枠及び扉枠の少なくとも1階分に必要な
数を準備する。
【0022】尚、前記第2外板3b、3cについては、
当該ビルの各コンクリート壁部5の厚さに対応して必要
な幅にベニヤ板から切り出し、前記コンクリート型枠本
体2に係着する。
【0023】こうして下階のコンクリート打込みに使用
した建具用コンクリート型枠1は、当該階のコンクリー
トの硬化後に取り外して、順次上階のコンクリート打込
みに使用する。
【0024】前記コンクリート型枠本体2は合成樹脂を
含浸させて硬化してある上に桟木で補強してあるので強
靭であり、コンクリート打設時の荷重・振動にも充分耐
え、変形が少ない。又、合成樹脂を含浸させたベニヤ板
は耐水性があると共に耐久性が高いので、本発明の建具
用コンクリート型枠1は従来の木製のコンクリート型枠
の5倍程度の繰り返し使用が可能となり、少ない数の建
具用コンクリート型枠で済むので、経済的である。
【0025】本発明の第2の実施の形態を図4により説
明する。
【0026】本実施の形態では、前記コンクリート型枠
本体2を寸法の異なる建具用コンクリート型枠用に組み
変え可能に形成した点が第1の実施の形態と異なる。
【0027】図4に示す建具用コンクリート型枠1にお
いて、コンクリート型枠本体4の四辺形の枠部の上辺4
a及び左右の各辺4b、4bは、各々標準長さの180
cmの主部材4aaと継ぎ足し用の副部材4ab又は4b
bとの組み合せよりなる。
【0028】又、前記コンクリート型枠本体4の上面に
ある第1外板5a及び左右の側面にある第1外板5b、
5bも各々標準長さの180cmの主部材5aa又は5b
aと継ぎ足し用の副部材5ab又は5bbとの組み合せ
によりなり、前記突出部を形成している。
【0029】更に又、これら突出部の外表部にある第2
外板6a、6bも同様に標準長さの180cmの主部材6
aa又は6baと継ぎ足しの副部材6ab又は6bb
との組み合せにより形成されている。
【0030】これら各部材は、継ぎ足し部が互いに千鳥
に配置されている。
【0031】前記コンクリート型枠本体4の内周の4辺
には、桟木2b又は2cを各2本宛配置している。
【0032】これら各部材4aa、4ab、4bb、5
aa、5ab、5ba、5bb及び各桟木2b、2cは
釘を用いて固着して前記コンクリート型枠本体4に形成
されており、必要に応じ、これら釘を抜いて該コンクリ
ート型枠本体4を解体し、前記副部材4ab、4bb、
5ab、5bb等の長さを変更し、又はこれらの一部を
取り替えて、別の寸法のコンクリート型枠本体4に形成
することができる。
【0033】即ち、本第2の実施の形態では、壁厚の異
なる建具用コンクリート型枠として使用できるととも
に、縦横の寸法の異なる建具用コンクリート型枠に対し
ても、大部分の部材の転用が可能なので、経済的であ
る。
【0034】尚、前記主部材4aa及び4baの標準長
さを180cmとしたが、これは他の寸法でもよい。
【0035】
【発明の効果】このように本発明によれば、鉄筋コンク
リートビル建設において、壁厚が異なっても窓枠や扉枠
等の建具の形状が同じ場合には、同じ建具用コンクリー
ト型枠を繰り返して使用することができ、経済的である
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の建具用コンクリー
ト型枠の正面図である。
【図2】図1のII−II線截断面図である。
【図3】図1のIII−III線截断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の建具用コンクリー
ト型枠の正面図である。
【図5】窓枠部の1部截断面図である。
【図6】従来の建具用コンクリート型枠の使用状態の1
部截断面図である。
【符号の説明】
1 建具用コンクリート型枠 2、4 コンクリート型枠本体 2a ベニヤ板 2b、2c 桟木 3a 第1外板 3b、3c 第2外板 4aa 主部材 4ab、4bb 副部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四辺形に形成されたコンクリート型枠本
    体の外周の少なくとも3側面上に、モルタル充填部を形
    成するための凹部を形成するための突出部を形成する
    側端面を有する第1外板と第2外板を順次係着し、該第
    2外板は、該第2外板の内側端面から前記コンクリート
    型枠本体の外側端面迄の幅が建具を設置するコンクリー
    ト壁部の必要厚となる幅に形成されていることを特徴と
    する建具用コンクリート型枠。
  2. 【請求項2】 前記コンクリート型枠本体の各辺及びこ
    れら各辺の個所の前記第1外板と第2外板をそれぞれ標
    準長さの主部材と継ぎ足しの副部材の組み合せにより
    形成すると共にそれぞれの主部材と副部材の継ぎ足し部
    が互いに重ならないように配置したことを特徴とする請
    求項1に記載の建具用コンクリート型枠。
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