JP3129349B2 - 射出成形機の廃油処理装置 - Google Patents

射出成形機の廃油処理装置

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JP3129349B2 JP04197428A JP19742892A JP3129349B2 JP 3129349 B2 JP3129349 B2 JP 3129349B2 JP 04197428 A JP04197428 A JP 04197428A JP 19742892 A JP19742892 A JP 19742892A JP 3129349 B2 JP3129349 B2 JP 3129349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機の廃油処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来射出成形機の油圧シリンダの廃油処
理装置として、実開昭62−153404号公報に示す
ものが提案されている。この公報に示すものは、図2に
示すような構造をしており、ピストンロッド4が摺動自
在に貫通するシリンダヘッド2内に、オイルシール6に
対し、ピストンロッド突出側に位置してピストン貫通孔
5に面する環状回収空間7を形成し、同回収空間7に連
通して外部に開口するドレンホール8を設け、オイルシ
ール6から漏洩する作動油をドレンホール8経由で回収
する油圧シリンダであり、前記ドレンホール8にはポン
プ12を連結するとともに、前記回収空間7には、外部
に開口するベントオリフィス15を設けてなる構造であ
る。さて図2において、真空ポンプ12の稼働により、
ベントオリフィス15経由で外部の空気が若干吸引さ
れ、環状の空間7内には真空吸引力が作用し、オイルシ
ール6から漏洩する作動油は、回収空間7からドレンホ
ール8に吸引されて、ドレンホール管9を経由してドレ
ンタンク14に排出回収される。
【0003】次に図3も前記実開昭62−153404
号公報に示す油圧シリンダの他の例であり、ベントオリ
フィス15にドレンタンク14に開口するサクション管
17を連結してなる構造である。さて、図3において
は、ポンプ12の稼働により、サクション管17、ベン
チュリオリフィス15経由でドレンタンク14中の作動
油が回収空間7に導かれて充満する。そして残余の作動
油はドレン管9経由でポンプ12に至り、その吐出口か
らフィルタ13経由でドレンタンク14に戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の如く、真
空ポンプで環状回収空間7内のオイルを吸引すると、同
空間7内のオイルが無くなってしまい焼付けが生ずるこ
とがある。また強制的にポンプにより環状回収空間7部
に給油して戻す循環方式の場合には、その給油圧の制御
が困難であった。しかも前記の問題点を解決するための
制御装置を構成することは、経済性に問題点があった。
更に従来の方式は、何れも別途に真空ポンプ或いはポン
プを備えることが必要であり、この点でも経済性に問題
があった。本発明は前記従来の問題点を解消することが
できる廃油処理装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、油圧
メインポンプと同軸回転可能な濾過ポンプ、同濾過ポン
プの吸入側と吐出側に設置した吸入切替バルブ及び吐出
切替バルブ、前記吸入切替バルブを介して本体オイルタ
ンクに接続する吸入管、前記吐出切替バルブから第1フ
ィルタを通して前記本体オイルタンクに接続する第1戻
り管、前記吐出切替バルブから第2フィルタを通して前
記本体オイルタンクに接続する第2戻り管、射出成形機
からの廃油を溜める廃油容器、同廃油容器の液位を計測
する液面計、前記廃油容器と前記吸入切替バルブとを接
続する接続管を有する廃油処理装置であって、前記液面
計の値が予め決められた以上の値になったときは、前記
接続管と前記濾過ポンプとを導通するように吸入切替バ
ルブをセットし、前記濾過ポンプと前記第2フィルタと
が導通するように前記吐出切替バルブをセットし、反対
に決められた値以下となったときは元の状態に復帰する
ようにしてなるもので、これを課題解決のための手段と
するものである。
【0006】
【作用】濾過ポンプは油圧メインポンプと同軸に配設さ
れていて同時に回転するため、吸入管を介して本体オイ
ルタンクのオイルを吸入し、同本体オイルタンクのオイ
ルは第1フィルタを経て循環濾過されている。一方射出
成形機からの廃油は廃油容器に貯留され、同容器の液位
が液面計で計測された値が所定以上になったとき、吸入
切替バルブ及び吐出切替バルブが切替わる。即ち、濾過
ポンプは廃油容器内のオイルを接続管及び吸入切替バル
ブを介して吸入し、吐出切替バルブを通って第2フィル
タで濾過されて、第2戻り管から本体オイルタンクに排
出される。反対に廃油容器の液位が予め決められた値以
下となったときは、元の状態に復帰して、本体オイルタ
ンク内のオイルの濾過を行なう。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の1実施例を示す廃油処理装置の系統
図で、20は射出成形機の射出シリンダ、21は型締シ
リンダであり、同両シリンダのオイルは各々配管22
a,22bを介して廃油容器23に流入する。また配管
22a,22bの端部にはストレーナ24が付設されて
いて、粗大塵を除去する。25は液面計で前記廃油容器
23の液位を検出している。30は電動機で、油圧メイ
ンポンプ31及び濾過ポンプ33を回転する。なお、濾
過ポンプ33の形式としてはトロコイドポンプの使用が
望ましい。35は本体オイルタンクで、油圧メインポン
プ31により射出シリンダ20及び型締シリンダ21を
駆動する。
【0008】40は吸入切替バルブで、入力側は吸入管
38を介して本体オイルタンク35及び前記廃油容器2
3と接続管46を介して接続されており、出力側は濾過
ポンプ33の吸入側と接続されている。また濾過ポンプ
33の吐出側に配設されている吐出切替バルブ41の出
力は、第1フィルタ43で濾過されて第1戻り管48
を、第2フィルタ44で濾過されて第2戻り管49を経
て、各々本体オイルタンク35に戻るように配設されて
いる。なお、第1フィルタ43と第2フィルタ44は、
処理オイルが異なるため各々別途に配置してある。45
は安全弁で、濾過ポンプ33の吐出側から吸入側に流入
する。
【0009】次に以上の如く構成された実施例について
作用を説明すると、廃油容器23の液位が予め決められ
た値以下の場合には、濾過ポンプ33によって、本体オ
イルタンク35内のオイルが第1フィルタ43で濾過さ
れる。即ち、吸入切替バルブ40は吸引管38と導通状
態に、吐出切替バルブ41は第1フィルタ43と導通状
態となり、本体オイルタンク35内のオイルが第1フィ
ルタ43で濾過される。またこれと反対に、液面計25
の液位が予め設定された値以上となったとき、吸入切替
バルブ40及び吐出切替バルブ41は切替わる。その為
濾過ポンプ33は廃油容器23内のオイルを接続管46
を介して吸入し、第2フィルタ44で濾過され、第2戻
り管49で本体オイルタンク35に排出される。そして
液面計25の値が予め設定された液位より低くなったと
きには、吸入切替バルブ40及び吐出切替バルブ41を
切替えて、本体オイルタンク35内のオイルの濾過をす
る。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明の廃油処
理装置によれば、排出したオイルを廃油容器に貯留した
後に処理を行なうため、従来と異なり軸部がオイル不足
となったり、圧力制御をしたりする必要はない。また廃
油の濾過ポンプとして本体オイルタンクを濾過する濾過
ポンプを使用するため、新たに別途ポンプを設置するよ
うな必要はなく、経済性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す射出成形機の廃油処理装
置における系統図である。
【図2】従来の油圧シリンダにおける廃油処理装置の1
例を示す系統図である。
【図3】従来の油圧シリンダにおける廃油処理装置の他
の例を示す系統図である。
【符号の説明】
20 射出シリンダ 21 型締シリンダ 22a,22b 配管 23 廃油容器 24 ストレーナ 25 液面計 31 油圧メインポンプ 33 濾過ポンプ 35 本体オイルタンク 38 吸入管 40 吸入切替バルブ 41 吐出切替バルブ 43 第1フィルタ 44 第2フィルタ 45 安全弁 46 接続管 48 第1戻り管 49 第2戻り管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧メインポンプと同軸回転可能な濾過
    ポンプ、同濾過ポンプの吸入側と吐出側に設置した吸入
    切替バルブ及び吐出切替バルブ、前記吸入切替バルブを
    介して本体オイルタンクに接続する吸入管、前記吐出切
    替バルブから第1フィルタを通して前記本体オイルタン
    クに接続する第1戻り管、前記吐出切替バルブから第2
    フィルタを通して前記本体オイルタンクに接続する第2
    戻り管、射出成形機からの廃油を溜める廃油容器、同廃
    油容器の液位を計測する液面計、前記廃油容器と前記吸
    入切替バルブとを接続する接続管を有する廃油処理装置
    であって、前記液面計の値が予め決められた以上の値に
    なったときは、前記接続管と前記濾過ポンプとを導通す
    るように吸入切替バルブをセットし、前記濾過ポンプと
    前記第2フィルタとが導通するように前記吐出切替バル
    ブをセットし、反対に決められた値以下となったときは
    元の状態に復帰することを特徴とする射出成形機の廃油
    処理装置。
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