JP3129146U - 再生容易な児童イス及び児童イスを利用した簡易トイレイス - Google Patents

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Abstract

【課題】金属製の丸パイプからなる骨組みを有する児童イスの再生を容易にし、製造コストを高くせずに済み、災害非難場所でのトイレの確保問題を解決できる、再生容易な児童イス及び児童イスを利用した簡易トイレイスを提供する。
【解決手段】金属製の丸パイプからなる骨組み3の一部に形成される平行な支持用丸パイプ23に対し、内側又は外側に接して、座板24の下面に固定した平行な金属製の嵌合用丸パイプ25が、嵌合する。簡易トイレイス1とするときは、この座板24に孔29を設け、支持用丸パイプ23と嵌合用丸パイプ25の間に、袋31を、開口縁部33の左右部分を挟むことで取り付ける。
【選択図】図1

Description

この考案は、丸パイプからなる骨組みを有し再生容易な児童イスの構造、その児童イスを利用した簡易トイレイスの構造に関する。
従来の児童イスは、図3、図4に示すように、丸パイプからなる骨組み101を有する。この骨組み101の一部に形成された平行な支持用丸パイプ103に対し、リベット105によって座板107が取り付けられる(図3)。この座板107は木の合板でできているため、何年か使用すると、端から合板を構成する層がはがれてくる。はがれた部分が、児童の肌にふれると、肌がこすれて擦りむくことがあるため、合板の寿命とともにイスは廃棄されているのが現状である。鉄製の丸パイプからなる骨組み101の部分は問題ないのに、合板の寿命とともにイス全体が廃棄処分される。
また、イスの座板をパイプに固定するのにビスやネジではなく金具の弾性を用いる技術は複数存在し、たとえば特許文献1には、座板の裏側の縁に沿って、パイプが嵌合するための円弧状断面の溝が形成されるものが記載される。また、特許文献2や特許文献3には、座板の裏側に形成された爪が、パイプの爪穴に嵌合するものが記載される。
特開平10-113246 特開2001-340155 特開2002-142907
しかしながら、前記従来の児童イスは、座板を交換して再生するためには、リベットを金槌で打って変形し脱落させ、古い座板を外し、その後に新しい座板を新しいリベットを用いて取り付ける必要がある。このリベットによる座板の交換作業に手間がかかるので、中古の児童イスの再生は、困難である。
また、特許文献1〜3の技術により、金具の弾性により座板を取り付けることを検討しても、特許文献1では、座板の裏側の縁に沿って、パイプが嵌合するための円弧状断面の溝を形成するための加工が面倒であり、製造コストが高くなる。特許文献2、3では、爪や爪穴の形成に費用がかかり、やはり製造コストが高くなる。
更に、座板の交換作業が容易となれば、新しい座板に孔を設けることで、児童イスを容易に簡易トイレイスとして利用できる。地震などの災害時には、非常に多くの人が、学校を避難場所として集まってくる。その際に、もっとも心配される問題の一つに、トイレの確保をどうするかという問題がある。避難場所である学校に既に多く存在する児童イスを簡易トイレイスとして利用できれば、このもっとも心配される問題の一つを解決できることになる。
この考案は、以上の問題点を解決するために、児童イスの再生を容易にし、製造コストを高くせずに済み、災害避難場所でのトイレの確保問題を解決できる、再生容易な児童イス及び児童イスを利用した簡易トイレイスを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一考案は、金属製の丸パイプからなる骨組みと、この骨組みの一部に形成され座板の下面を支持する平行な支持用丸パイプと、この支持用丸パイプに対し、内側又は外側に接して嵌合する平行な金属製の嵌合用丸パイプを下面に固定した座板と、を有することを特徴とする再生容易な児童イスである。
第二考案は、金属製の丸パイプからなる骨組みと、この骨組みの一部に形成され座板の下面を支持する平行な支持用丸パイプと、この支持用丸パイプにリベットによって取り付けられた座板と、を有する中古の児童イスを利用し、前記座板を取り外した前記骨組みと、この骨組みの前記支持用丸パイプに対し、内側又は外側に接して嵌合する平行な金属製の嵌合用丸パイプを下面に固定した座板と、この座板に設けられた孔と、前記支持用丸パイプと前記嵌合用丸パイプの間に、開口縁部の左右部分を挟まれて取り付けられる袋と、を有することを特徴とする児童イスを利用した簡易トイレイスである。
第一考案によれば、座板の取り付けは、金属製の丸パイプからなる骨組み一部に形成される平行な支持用丸パイプに対し、座板の下面に固定した金属製の嵌合用丸パイプを、上から下方へ強く押し付ける。これにより、支持用丸パイプの内側又は外側に嵌合用丸パイプが接して下方へ滑りながら、弾性変形を生じつつ嵌合する。座板の取り外しは、座板の下面を木槌などで上方へ強くたたく。これにより、支持用丸パイプの内側又は外側に嵌合用丸パイプが接して上方へ滑りながら、弾性変形を生じつつ嵌合が外れる。
このように強く押し付けたり、木槌などでたたいたりすることで、座板の交換作業は容易に行われ、中古の児童イスの再生が容易になる。また、座板の下面に平行な金属製の嵌合用丸パイプを固定するだけでよいので、イスの製造コストを高くせずに済む。
第二考案によれば、中古の児童イスを利用し、骨組みから古い座板を取り外し、孔が設けられた座板の下面に嵌合用丸パイプを固定するだけで、簡易トイレイスを準備できる。よって、避難場所である学校に既に多く存在する児童イスを簡易トイレイスとして利用できる。地震などの災害時には、非常に多くの人が、学校を避難場所として集まり、もっとも心配される問題の一つとしてのトイレの確保問題が、以上により、容易に解決できる。 更に、第一考案と同様に、座板は、強く押し付けたり、木槌などでたたいたりすることで交換作業が容易に行われ、これにより、支持用丸パイプと嵌合用丸パイプの間に挟まれて取り付けられる袋は、容易に交換が可能となり、よって衛生的で簡易トイレイスとしての機能を高めることができる。
この考案の実施形態を、図1、図2に示す。
この実施形態は、中古の児童イスを利用した簡易トイレイス1に係る。
(骨組み)
このため、この簡易トイレイス1の骨組み3は、従来の児童イスのものと同じである。すなわち、金属製の丸パイプからなる骨組み3は、下向きのコの字形状の脚フレーム部材5が、下向きのコの字の上辺7をイスの前後方向に向けられて、位置する。この脚フレーム部材5は、一対が、イスの左右方向に所定の間隔を開けて配置される。よって、4本の脚9が構成される。下向きのコの字の後辺11は、イスの左右に方向に位置するリンク部材13の各端部に溶接され、よって左右一対の脚フレーム部材5は連結される。
背板15の裏面には、L字状の背板フレーム17が一対、左右に配置される。各L字状の縦辺19がリベット21により、背板15に取り付けられる。各L字状の横辺22が、脚フレーム部材5の上辺7の後部に、内側に沿って接し、溶接により連結される。
以上のようにして、骨組み3が構成される。
(座板)
この骨組み3の一部である左右一対の脚フレーム部材5の上辺7が、座板24の下面を支持する一対の平行な支持用丸パイプ23となる。
この一対の支持用丸パイプ23に対し、嵌合する一対の嵌合用丸パイプ25が、座板24の下面の左右に固定される。嵌合用丸パイプ25は前後方向に位置し、嵌合後には、支持用丸パイプ23と平行に位置する。この固定は、座板24、スペーサ27、及び嵌合用丸パイプ25を上下に重ね、リベット26の貫通により行われる。スペーサ27の分だけ、嵌合用丸パイプ25は下に位置し、よって、嵌合時の節度感が得られる。
この嵌合は、一対の嵌合用丸パイプ25が、一対の支持用丸パイプ23の内側に接して弾性変形を生じて行われる。なお、この嵌合用丸パイプ25は、嵌合後には、背板フレーム17のL字状の横辺22の前方に、同じくイス前後方向に向いて、配置される。
この座板24の中央には、用便のための孔29が設けられる。また、座板24の下側には、便を受けるための袋31が取り付けられる。すなわち、支持用丸パイプ23と嵌合用丸パイプ25の間に、袋31の開口縁部33の左右部分を挟むことで、袋31は容易に取り付けられる。
「実施形態の作用・効果」
(座板の取り付け)
この実施形態によれば、座板24の取り付けは、座板24を下方へ強く押し付けることで行われる。すなわち、金属製の丸パイプからなる骨組み一部に形成される平行な支持用丸パイプ23に対し、座板24の下面に固定した金属製の嵌合用丸パイプ25を、上から下方へ強く押し付ける。これにより、支持用丸パイプ23の内側に嵌合用丸パイプ25が接して下方へ滑りながら、弾性変形を生じつつ嵌合する。スペーサ27の分だけ、嵌合用丸パイプ25は支持用丸パイプ23よりも下に位置し、よって、嵌合用丸パイプ25は支持用丸パイプ23を乗り越えて嵌合するので、嵌合時の節度感が十分に得られる。
(座板の取り外し)
座板24の取り外しは、座板24の下面を木槌などで上方へ強くたたくことで行われる。これにより、支持用丸パイプ23の内側に嵌合用丸パイプ25が接して上方へ滑りながら、弾性変形を生じつつ嵌合が外れる。
(効果)
(1)このように強く押し付けたり、木槌などでたたいたりすることで、座板24が簡単に着脱できるので、支持用丸パイプ23と嵌合用丸パイプ25の間に挟まれて取り付けられる袋31は、容易に交換が可能となり、よって衛生的で簡易トイレイス1としての機能を高めることができる。
(2)また、中古の児童イスを利用し、骨組み3から古い座板24を取り外し、孔29が設けられた座板24の下面に嵌合用丸パイプ25を固定するだけで、簡易トイレイス1を簡単に準備できる。よって、避難場所である学校に既に多く存在する児童イスを簡易トイレイス1として利用できる。このため、地震などの災害時には非常に多くの人が学校を避難場所として集まり、もっとも心配される問題の一つとしてのトイレの確保問題が、以上により、時間や費用をあまりかけずに容易に解決できる。
(3)孔29を設けた座板24は、新しく用意するものであってもよいが、古い座板107に孔29を設けて使用することで、費用などをより節約できる。
(4)嵌合用丸パイプ25は、新しく用意することもできるが、古い骨組み3の一部から丸パイプを切り取って、嵌合用丸パイプ25とすることができ、よって費用などをより節約できる。
(5)支持用丸パイプ23に、嵌合用丸パイプ25が長さ方向に沿って接触し弾性変形して嵌合するので、加工が少なくてすみ、嵌合が簡単に、強く行われる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、支持用丸パイプ23に対し嵌合用丸パイプ25は、内側に接して嵌合するものであったが、他の実施形態では、外側に接して嵌合するものでもよい。
以上の実施形態では、本考案の座板24を容易に交換できるという技術思想を、児童イスを利用した簡易トイレイス1に、適用したものであるが、他の実施形態では、児童イスの再生に適用することもできる。
この場合には、座板24は孔29や袋31を有するものではないが、以上の実施形態と同様に、座板24を強く押し付けたり、木槌などでたたいたりすることで、座板24の交換作業は容易に行われ、よって中古の児童イスの再生が容易になる。また、座板24の下面に平行な金属製の嵌合用丸パイプ25を固定するだけでよいので、イスの製造コストを高くせずに済む。
また、座板24の交換作業が容易となることで、新しい座板24に孔29を設ければ、児童イスを容易に簡易トイレイス1として利用できる。
この考案の一実施形態に係る児童イスを利用した簡易トイレイスを示すもので、(A)は斜視図、(B)は(A)の正面図である。 図1(A)の座板を外した状態の斜視図である。 従来の児童イスを示すもので、(A)は斜視図、(B)は(A)の正面図である。 図3の児童イスから座板を外した状態を示すもので、(A)は斜視図、(B)は(A)の正面図である。
符号の説明
1…簡易トイレイス、3…骨組み、5…脚フレーム部材、7…上辺、9…脚、11…後辺、13…リンク部材、15…背板、17…背板フレーム、19…縦辺、21…リベット、23…支持用丸パイプ、24・・・座板、25…嵌合用丸パイプ、27…スペーサ、29…孔、31…袋、33…開口縁部、101…骨組み、103…支持用丸パイプ、105…リベット、107…座板。

Claims (2)

  1. 金属製の丸パイプからなる骨組みと、この骨組みの一部に形成され座板の下面を支持する平行な支持用丸パイプと、この支持用丸パイプに対し、内側又は外側に接して嵌合する平行な金属製の嵌合用丸パイプを下面に固定した座板と、を有することを特徴とする再生容易な児童イス。
  2. 金属製の丸パイプからなる骨組みと、この骨組みの一部に形成され座板の下面を支持する平行な支持用丸パイプと、この支持用丸パイプにリベットによって取り付けられた座板と、を有する中古の児童イスを利用し、前記座板を取り外した前記骨組みと、この骨組みの前記支持用丸パイプに対し、内側又は外側に接して嵌合する平行な金属製の嵌合用丸パイプを下面に固定した座板と、この座板に設けられた孔と、前記支持用丸パイプと前記嵌合用丸パイプの間に、開口縁部の左右部分を挟まれて取り付けられる袋と、を有することを特徴とする児童イスを利用した簡易トイレイス。
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