JP3127698B2 - ワイヤハーネスのスプライス方法 - Google Patents

ワイヤハーネスのスプライス方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスのスプ
ライス方法に関し、詳しくは、電線の芯線同士のスプラ
イス箇所、又は電線の芯線とアース端子のスプライス箇
所を簡易に防水処理できるワイヤハーネスのスプライス
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤハーネスW/Hでは、図
7に示すように、互いに接続する電線1〜4の絶縁被覆
を皮剥ぎして芯線1a〜4aを露出させ、この露出した
芯線1a〜4a同士をスプライス端子5,5で圧着して
接合する場合がある。該各スプライス(接合部)S1,
S2は、絶縁と防水のために、合成樹脂でモールドする
必要がある。
【0003】このため、図8に示すように、ワイヤハー
ネスW/HのスプライスS1又はS2をモールド型6内
にセットして、注入ノズル7から熱可塑性合成樹脂8を
モールド型6内に注入し、冷却固化した後に、図9に示
すように、モールド型6から取り出すようにしている。
(特開昭64−63073号参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記モ
ールド方法では、ワイヤハーネスW/Hの電線1〜4の
サイズや分岐形状毎に専用のモールド型6が必要となる
ので、設備コストが高いうえ、モールドの作業効率も悪
い。また、ゴム材でスプライスS1,S2を巻き込むブ
チルパッド方法は、スプライスS1,S2が肥大化し重
量も増加する。(特公昭59−35510号参照)さら
にスプライス箇所に熱収縮性チューブを通して収縮させ
るチューブ方法は、電線1にチューブを通す作業が困難
で実用性に欠ける。
【0005】上記各方法は、スプライス箇所の全体を絶
縁・防水材で被覆することで共通するが、ワイヤハーネ
スW/Hを実際に自動車に組み付けた場合、上記のよう
な完全防水処理までも必要とせず、簡易防水処理でも十
分に実用可能なスプライス箇所が多数あることから、過
剰な防水処理になっている。例えば、図10に示すよう
に、防水を必要とするのが電線2のみであっても、該電
線2のみを防水処理することができず、スプライスS1
の全体を合成樹脂8でモールドして防水処理することに
なる。
【0006】一方、図11に示すように、ワイヤハーネ
スW/Hにおけるアース端子9は、電線10の絶縁被覆
を皮剥ぎして露出させた芯線10aを、圧着部9aでか
しめて圧着し、該アース端子9を自動車のボディ等にボ
ルトで固定している。
【0007】しかし、上記圧着方法では、電線10の一
端の芯線10aが露出しているから、電線10の他端が
エンジンルーム内の防水コネクタに接続されているよう
な場合、エンジンルーム内はエンジンの作動中には温度
が上昇し、エンジンルームの停止時には温度が下降す
る。防水コネクタ内の空気は、温度の上昇時に膨張し
て、コネクタ内の他端から電線10の絶縁被覆と各芯線
との間の隙間、及び各芯線の隙間を通って、一端の芯線
10aから外部に排出されるため、温度の下降時には、
コネクタ内に負圧が発生して、雨水等が一端から電線1
0の絶縁被覆と各芯線との間の隙間、及び各芯線の隙間
を通って、他端からコネクタ内に吸水されることがあ
る。この吸水により、コネクタ内の接続部がリークして
誤作動を生じたり水分による腐食の原因となる。
【0008】このため、電線10の芯線10aをハンダ
付け(ドブハンダ)することもあるが、270℃前後の
ハンダ浴にアース端子9とともに芯線10aを浸漬する
必要があるから、浸漬時に電線10の絶縁被覆が溶ける
という不具合がある。また、導電性塗料、導電性ゴム、
導電性ホットメルト等により、アース端子9の圧着部9
aを防水する方法もあるが、この方法では、アース端子
9にも導電性材料が付着し、ボディ等への接触部分の抵
抗が大きくなって発熱する危険がある。
【0009】本発明は上記諸問題を解消するためになさ
れたもので、電線の芯線同士のスプライス箇所、又は電
線の芯線とアース端子のスプライス箇所を簡易に防水処
理できるワイヤハーネスのスプライス方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、互いに接続する電線の絶縁被
覆を皮剥ぎして芯線を露出させた後、防水を必要とする
電線の芯線と絶縁被覆とにまたがって防水被覆液材をコ
ーティングし、各電線の芯線同士をコーティング層を介
して接触させて超音波を加えて、該接触部のコーティン
グ層を削除して芯線同士を溶接接合する一方、電線の芯
線の根元部と絶縁被覆との間のコーティング層を削除せ
ずに残し、この残ったコーティング層により電線が防水
処理されることを特徴とするワイヤハーネスのスプライ
ス方法を提供するものである。
【0011】また、請求項2は、アース端子に接続する
電線の絶縁被覆を皮剥ぎして芯線を露出させた後、該電
線の芯線と絶縁被覆とにまたがって防水被覆液材をコー
ティングし、該電線の芯線をコーティング層を介してア
ース端子に接触させて超音波を加え、該接触部のコーテ
ィング層を削除して芯線をアース端子に溶接接合する一
方、電線の芯線の根元部と絶縁被覆との間のコーティン
グ層を削除せずに残し、この残ったコーティング層によ
り電線の防水処理されることを特徴とするワイヤハーネ
スのスプライス方法を提供するものである。
【0012】
【作用】本発明の請求項1によれば、絶縁被覆を皮剥ぎ
して芯線を露出させた各電線の内、防水を必要とする電
線の芯線と絶縁被覆とにまたがって、浸漬等により防水
被覆材をコーティングする。その後、各電線の芯線同士
をコーティング層を介して接触させた状態で、超音波を
加え、接触部のコーティング層が燃焼破壊されて芯線同
士が溶接接合されるようになる。このとき、電線の芯線
の根元部と絶縁被覆との間のコーティング層は燃焼破壊
されずに残るので、この部分だけがコーティング層によ
り防水処理されることになる。
【0013】これにより、防水を必要とする電線のみを
簡易に防水処理できるようになる。また、従来のような
モールド型が不要となるので、設備コストが安いうえ、
防水処理の作業性も良好になる。さらに、コーティング
層は薄膜であるので、スプライス箇所が肥大せず、重量
もほとんど増加しない。
【0014】本発明の請求項2によれば、電線の絶縁被
覆を皮剥ぎして露出させた芯線と絶縁被覆とにまたがっ
て、浸漬等により防水被覆材をコーティングする。その
後、電線の芯線をコーティング層を介してアース端子に
接触させた状態で超音波を加えると、接触部のコーティ
ング層が燃焼破壊されて、芯線がアース端子に溶接接合
されるようになる。このとき、電線の芯線の根元部と絶
縁被覆との間のコーティング層は燃焼破壊されずに残る
ので、この部分だけがコーティング層により防水処理さ
れることになる。
【0015】これにより、防水を必要とする電線のみを
簡易に防水処理できるようになる。また、従来のような
高温のハンダ付けが不要になるので、電線の絶縁被覆が
溶けるという不具合がない。さらに、導電性材料がアー
ス端子に付着することがなく、発熱する危険もなくな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1及び図2に示す本発明の第1実施例は、電
線11〜13の芯線11a〜13a同士のスプライス箇
所Sを簡易に防水処理する方法の実施例である。
【0017】図1(A)に示すように、ワイヤハーネス
W/Hの3本の各電線11〜13の端末の絶縁被覆11
b〜13bを皮剥ぎして芯線11a〜13aをそれぞれ
露出させる。その後、防水を必要とする電線を槽14内
の防水被覆材料15内に浸透させる。本例では全ての電
線11〜13の芯線11a〜13aと絶縁被覆11b〜
13bとにまたがって、槽14内の防水被覆液材15の
中に浸漬させる。さらに、槽14から引き上げて自然乾
燥、又は加熱乾燥させる。これにより、図1(B)に示
すように、各電線11〜13の芯線11a〜13aと絶
縁被覆11b〜13bとにまたがって、防水被覆液材1
5のコーティグ層15aでコーティグされることにな
る。
【0018】上記防水被覆液材15としては、例えばブ
チルゴムをトルエンに溶かした溶液が適当である。市販
品としては、日東電工株式会社製のエレップコート(商
品名)がある。その他にも、東洋インキ製造株式会社製
のナノクリル(商品名)、セメダイン株式会社製のセメ
ダイン240(商品名)、旭電化工業株式会社製のHU
X−240(商品名)を使用することができる。
【0019】そして、図1(C)に示すように、各電線
11〜13の芯線11a〜13a同士を各コーティング
層15a,…,15aを介して接触させる。この接触状
態で、図1(D)に示すように、接触部Aに超音波を加
えると、超音波の加振範囲の接触部Aで各コーティング
層15a,…,15aが振動によりこすり合わさせて削
除されると同時に、各コーティング層15a,…,15
aの削除で露出した芯線11a〜13a同士が溶接接合
されるようになる。
【0020】このとき、各電線11〜13の芯線11a
〜13aの根元部と絶縁被覆11b〜13bとの間の各
コーティング層15a,…,15aは削除されずに残る
から、この部分だけが各コーティング層15a,…,1
5aにより防水処理されることになる。なお、各電線1
1〜13の芯線11a〜13aと絶縁被覆11b〜13
bとにまたがって防水被覆液材15の中に浸漬させたと
き、各電線11〜13の絶縁被覆11b〜13bと各芯
線11a〜13aとの間の隙間、及び各芯線11a〜1
3aの隙間にも防水被覆液材15が自然に浸透するの
で、これらの隙間も防水処理されることになる。
【0021】その後、図2に示すように、スプライス箇
所Sに絶縁テープ16をテープ巻きして絶縁処理をす
る。
【0022】上記のようにして簡易防水処理をしたスプ
ライス箇所Sの防水性能を測定した結果、0.5Kgf
/平方cmの防水性能が確認できた。また、スプライス
箇所Sの電気接続抵抗を示す低電流電圧抵抗も3mΩ以
下であることを確認できた。
【0023】上記のように本実施例では、スプライス箇
所Sをモールド型にセットし、注入ノズルから熱可塑性
合成樹脂をモールド型内に注入し、冷却固化した後にモ
ールド型から取り出すという工程が不要であり、防水処
理の作業性も良好になる。さらに、コーティング層15
aは薄膜であるので、スプライス箇所Sが肥大せず、重
量も増加しない。
【0024】図3は第1実施例の変形例を示している。
上記図1及び図2では、全ての電線11〜13の芯線1
1a〜13aと絶縁被覆11b〜13bとにまたがっ
て、防水被覆液材15のコーティング層15a,…,1
5aでコーティングしたが、図3では防水を必要とする
1本の電線12のみをコーティング層15aでコーティ
ングし、防水を必要としない電線11,13にはコーテ
ィング層15aでコーティングしていない。このよう
に、本実施例では、ワイヤハーネスW/Hのスプライス
箇所Sの防水を必要とする電線11〜13のみを簡易に
防水処理できるため、従来のようなモールド型が不要に
なり、設備コストが安くなる。
【0025】図4は第1実施例の他の変形例を示してい
る。図4では、電線17の中間部の絶縁被覆17bを皮
剥ぎして芯線17aを露出させると共に、電線18の端
末の絶縁被覆18bを皮剥ぎして芯線18aを露出させ
る。そして、防水を必要とする電線18の芯線18aを
コーティング層15aでコーティングし、上述と同様に
して、芯線17a,18a同士を溶接接合している。
【0026】図5に示す本発明の第2実施例は、電線1
9の芯線19aとアース端子20のスプライス箇所Sを
簡易に防水処理する方法の実施例である。図示のすよう
に、アース端子20に接続する電線19の端末の絶縁被
覆19bを皮剥ぎして露出させ、その後、防水を必要と
する電線19の芯線19aと絶縁被覆19bとにまたが
って、図1(A)に示したのと同様に、防水被覆液材1
5のコーティグ層15aでコーティグする。
【0027】そして、アース端子20に電線19の芯線
19aをコーティング層15aを介して接触させ、この
接触状態で、接触部Aに超音波を加えると、超音波の加
振範囲の接触部Aのコーティング層15aが削除される
と同時に、コーティング層15aを削除することにより
露出した芯線19aがアース端子20に溶接接合される
ようになる。
【0028】このとき、電線19の芯線19aの根元部
と絶縁被覆19bとの間のコーティング層15aは削除
されずに残るので、この部分だけがコーティング層15
aにより防水処理されることになる。なお、電線19の
芯線19aと絶縁被覆19bとにまたがって防水被覆液
材15の中に浸漬させたとき、電線19の絶縁被覆19
bと芯線19aとの間の隙間、及び芯線19aの隙間に
も防水被覆液材15が自然に浸透しているので、これら
の隙間も防水処理されることになる。
【0029】上記のようにして簡易防水処理をしたスプ
ライス箇所Sの防水性能を測定した結果、0.5Kgf
/平方cmの防水性能が確認できた。また、スプライス
箇所Sの電気接続抵抗を示す低電流電圧抵抗も3mΩ以
下であることを確認できた。
【0030】上記図5では、防水を必要とする電線19
の芯線19aのみをアース端子20に溶接接合したが、
図6に示すように、防水を必要としない2本の電線2
1,22の芯線21a,22aも同時に溶接接合するこ
とができる。なお、図6の実施例では、3本の電線1
9,21,22の内、1本の電線19のみをコーティン
グ層15aでコーティングしたが、2本あるいは4本以
上の電線をアース端子20に溶接接合する場合には、任
意の本数の電線をコーティング層15aでコーティング
してもよいことは言うまでもない。
【0031】このように第2実施例では、ワイヤハーネ
スW/Hのスプライス箇所Sの防水を必要とする電線1
9のみを簡易に防水処理できるから、従来のような高温
のハンダ付けが不要になるので、電線19の絶縁被覆1
9bが溶けるという不具合がない。また、導電性材料が
アース端子20に付着することがなく、発熱する危険も
なくなる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1のスプライス方法は、絶縁被覆を皮剥ぎして
芯線を露出させた各電線に内、防水を必要とする電線の
芯線と絶縁被覆とにまたがって、浸漬等により防水被覆
材をコーティングし、その後、各電線の芯線同士をコー
ティング層を介して接触させて超音波を加え、コーティ
ング層を削除して芯線同士を溶接接合するようにしたも
のであるから、電線の芯線の根元部と絶縁被覆との間の
コーティング層は削除されずに残るので、この部分だけ
がコーティング層により防水処理されるようになる。
【0033】したがって、防水を必要とする電線のみを
簡易に防水処理できるようになり、従来のようなモール
ド型が不要となるので、設備コストが安いうえ、防水処
理の作業性も良好になる。さらに、コーティング層は薄
膜であるので、スプライス箇所が肥大せず、重量もほと
んど増加しない。
【0034】一方、本発明の請求項2のスプライス方法
は、電線の絶縁被覆を皮剥ぎして露出させた芯線と絶縁
被覆とにまたがって、浸漬等により防水被覆材をコーテ
ィングし、その後、電線の芯線をコーティング層を介し
てアース端子に接触て超音波を加え、コーティング層を
削除して、芯線をアース端子に溶接接合するようにした
ものであるから、電線の芯線の根元部と絶縁被覆との間
のコーティング層は削除されずに残るので、この部分だ
けがコーティング層により防水処理されるようになる。
【0035】したがって、防水を必要とする電線のみを
簡易に防水処理できるようになり、従来のような高温の
ハンダ付けが不要になるので、電線の絶縁被覆が溶ける
という不具合がない。さらに、導電性材料がアース端子
に付着することがなく、発熱する危険もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電線同士のスプライス方法の順序
を示し、(A)は電線を防水被覆液材に浸漬するときの
側面図、(B)はコーティング層を有する電線の側面
図、(C)は芯線同士を接触させた電線の側面図、
(D)は芯線同士を溶接接合した電線の側面図である。
【図2】 スプライス箇所をテープ巻きしたワイヤハ
ーネスの斜視図である。
【図3】 図1の変形例であり、(A)は芯線同士を
接触させた電線の側面図、(B)は芯線同士を溶接接合
した電線の側面図である。
【図4】 図1の変形例であり、(A)は芯線同士を
接触させる前の電線の側面図、(B)は芯線同士を溶接
接合した電線の側面図である。
【図5】 本発明のアース端子と電線のスプライス方
法であり、(A)はアース端子に芯線を接触させる前の
電線とアース端子の斜視図、(B)はアース端子に電線
を溶接接合した斜視図である。
【図6】 図5の変形例であり、(A)はアース端子
に芯線を接触させる前の電線とアース端子の斜視図、
(B)はアース端子に電線を溶接接合した斜視図であ
る。
【図7】 従来のワイヤハーネスの側面図である。
【図8】 モールド型の斜視図である。
【図9】 スプライスを合成樹脂でモールドしたワイ
ヤハーネスの斜視図である。
【図10】 図9のスプライス箇所の側面図である。
【図11】 従来のアース端子に電線を接続した斜視図
である。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス A 接続部 S スプライス箇所 11〜13、17,18,19,21,22 電線 11a〜13a,17a,18a,19a,21a,2
2a 芯線 11b〜13b,17b,18b,19b 絶縁被覆 15 防水被覆液材 15a コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/14 H01R 43/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続する電線の絶縁被覆を皮剥ぎ
    して芯線を露出させた後、防水を必要とする電線の芯線
    と絶縁被覆とにまたがって防水被覆液材をコーティング
    し、各電線の芯線同士をコーティング層を介して接触さ
    せて超音波を加えて、該接触部のコーティング層を削除
    して芯線同士を溶接接合する一方、電線の芯線の根元部
    と絶縁被覆との間のコーティング層を削除せずに残し、
    この残ったコーティング層により電線が防水処理される
    ことを特徴とするワイヤハーネスのスプライス方法。
  2. 【請求項2】 アース端子に接続する電線の絶縁被覆を
    皮剥ぎして芯線を露出させた後、該電線の芯線と絶縁被
    覆とにまたがって防水被覆液材をコーティングし、該電
    線の芯線をコーティング層を介してアース端子に接触さ
    せて超音波を加え、該接触部のコーティング層を削除し
    て芯線をアース端子に溶接接合する一方、電線の芯線の
    根元部と絶縁被覆との間のコーティング層を削除せずに
    残し、この残ったコーティング層により電線が防水処理
    されることを特徴とするワイヤハーネスのスプライス方
    法。
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