JP3127204U

JP3127204U - 折り畳み式マットレス

Info

Publication number: JP3127204U
Application number: JP2006007407U
Authority: JP
Inventors: 知司小林
Original assignee: 知司小林
Priority date: 2006-09-13
Filing date: 2006-09-13
Publication date: 2006-11-24
Anticipated expiration: 2016-09-13

Abstract

【課題】容易にかつ正確にコンパクトに折り畳むことができ、さらには、折り畳んだマットレスを容易に収納または持ち運びすることができる折り畳み式マットレスを提供する。
【解決手段】中材３と、該中材３を被覆するカバー体４とで形成される折り畳み式マットレス１において、マットレス本体２の幅方向に５本の縫着部８が設けられ、６等分にジグザグ状に折り畳み可能とした。前記縫着部８は、前記中材３と、該中材３を被覆する前記カバー体４とを一体的に縫着してなる。前記マットレス本体２に、折り畳んだ該マットレス本体２を吊下げ可能とする吊下げ具１０を装着した。
【選択図】図１

Description

本考案は、コンパクトに折り畳むことができ、さらに収納および持ち運びを容易にすることができる折り畳み式マットレスに関する。

従来、敷布団の下に使用する弾力性のある敷布団用のマットレスが知られており、一般的な敷布団用マットレスは、厚手のウレタンからなる中材を、カバー体で被覆して形成されている。これら敷布団用マットレスには、平板状に一体化されているものや、収納や持ち運びを容易にするために三つ折可能な折り畳み式のタイプが知られている。

また、特許文献１には、洗濯や移動等において分解や結合を楽に行うことが出来、収納時等には、必要に応じて簡単に折り畳むことが出来る分割式マットレスが提案されている。
特開２００２−３１５６５１号公報

しかしながら、従来の三つ折可能な折り畳み式マットレスでは、折り畳んだ状態でもサイズが大きく、収納や持ち運びが容易とはいえなかった。また、上掲特許文献１の分割式マットレスは、連結部材を形成するための材料コストやそれを設置する手間が必要になる。さらに、折り畳んだマットレスを移動させる際、持つ箇所が一定しないため、折り畳んだマットレスが開いてしまうという不都合な問題が生じた。

そこで本考案の目的は、容易にかつ正確にコンパクトに折り畳むことができ、さらには、折り畳んだマットレスを容易に収納または持ち運びすることができる折り畳み式マットレスを提供することにある。

本考案者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、マットレス本体に複数の縫着部を設けることにより上記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。

即ち、本考案の折り畳み式マットレスは、中材と、該中材を被覆するカバー体とで形成される折り畳み式マットレスにおいて、マットレス本体の幅方向に５本の縫着部が設けられ、６等分にジグザグ状に折り畳み可能としたことを特徴とする。

本考案の折り畳み式マットレスにおいては、前記縫着部が、前記中材と、該中材を被覆する前記カバー体とを一体的に縫着してなる折り畳み式マットレスである。また、前記マットレス本体に、折り畳んだ該マットレス本体を吊下げ可能とする吊下げ具を装着することができる。

マットレス本体を縫着部にて６等分にジグザグ状に折り畳み可能としたことにより、長尺矩形状のマットレスをコンパクトに折り畳むことが可能になる。また、前記縫着部は、中材とカバー体とを一体的に縫着すれば、製造コストや作業工程を極力低減することができる。さらに、前記マットレス本体に吊下げ可能とする吊下げ具を装着すれば、折り畳んだマットレスを容易に収納または持ち運びすることができる。

以下、本考案における折り畳み式マットレスの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１に示す折り畳み式マットレス１は、例えば、幅約９０ｃｍ、長さ約２００ｃｍの矩形状を呈する。図１（ａ）は折り畳み式マットレス１の表面を、（ｂ）は裏面を示す。折り畳み式マットレス１のマットレス本体２は、緩衝性を有する汎用のウレタンフォーム等の中材３と、かかる中材３を被覆する、上面カバー５と下面カバー６からなるカバー体４とで形成されている。また、マットレス本体２の側面周縁には、形状保持用のヘムテープ７が装着されている。

折り畳み式マットレス１の幅方向には、マットレス本体２を６等分に折り畳み可能とする５本の縫着部８が設けられている。夫々の縫着部８を基軸にマットレス本体２をジグザグ状に折曲することで、例えば、長さ約２００ｃｍの市販のマットレスであれば、約３３ｃｍの長さで等間隔に折り畳むことができ、図３に示すように、コンパクトに、同幅に揃って体裁よく折り畳むことが可能となる。

縫着部８は、図２に示すように、中材３と上下のカバー５、６とを一体的に縫着してなる。このため、製造工程やコストを抑えて作業効率を高めることができる。また、このように一体的に縫着することで、長期使用による中材３のズレや偏りを防ぐことにも効果的である。

縫着方法としては、図示するように波状に縫着することが好ましい。波状に縫着することにより、外観面におけるデザイン性を向上させることができる。なお、直線縫いや重ね縫いの縫着方法を用いてもよい。

本考案の折り畳み式マットレスの他の好適例として、図１（ｂ）に示すように、マットレス本体２の下面カバー６に、マットレス本体２を折り畳み、吊下げ可能とする吊下げ具１０を装着することができる。

図示する好適例では、吊下げ具１０の本体部１１は長尺輪状に形成され、本体部１１の長手方向両端部には把持部１２が設けられている。また、本体部１１の中央部は、図２に示すように、マットレス本体２の下面カバー６に縫着されている。

吊下げ具１０をマットレス本体２に縫着することで、図３に示すように、マットレス本体２を折り畳み、吊下げ具１０の両端を上部に移行させ、両把持部１２を持って容易に持ち運ぶことができる。なお、吊下げ具１０は、折り畳んだ状態のマットレス本体２を吊下げることができるものであれば、形状や構造は特に限定されるものではない。また、吊下げ具１０は、マットレス本体２に着脱自在に設けてもよい。さらに、把持部１２の一部に、両把持部１２同士を装着させる接着部材（図示せず）を設置してもよい。

次に、本考案の折り畳み式マットレスにおける使用方法の詳細を図４の（a）（b）（c）に基づいて説明する。

図４（a）は、マットレス本体２を展開した状態を示す。通常、この状態で上部に敷布団を敷設して使用する。マットレス本体２の下面には吊下げ具１０が縫着されている。図４（b）は、マットレス本体２の両側部分を内側に移動させ、縫着部８より同じ幅でジグザグ状に折り畳んだ状態を示す。この際、吊下げ具１０はマットレス本体２の中央部分で縫着されているため、ズレたり移動したりすることはない。図４（c）は、マットレス本体２を重ね合わせながら折り畳んだ後、吊下げ具１０の本体部１１でマットレス本体２の両側面を押さえながら両把持部１２を上部に移行させた状態を示す。

両把持部１２を上部に移行させた後、両把持部１２を持ってマットレス本体２を任意の場所へ移動する。このとき、マットレス本体２の両側面は、吊下げ具１０の本体部１１により押さえられているので、落下したり展開したりすることがなく、容易に、かつ手軽に持ち運びすることができる。

（ａ）は本考案の折り畳み式マットレスの表面、（ｂ）は前記折り畳み式マットレスの裏面を示す斜視図である。マットレス本体の縫着部の拡大断面図である。マットレス本体を折り畳んだ状態を示す斜視図である。（ａ）（ｂ）（ｃ）はマットレス本体を折り畳んだ状態を段階的に示す側面図である。

符号の説明

１折り畳み式マットレス
２マットレス本体
３中材
４カバー体
５上面カバー
６下面カバー
７ヘムテープ
８縫着部
１０吊下げ具
１１本体部
１２把持部

Claims

中材と、該中材を被覆するカバー体とで形成される折り畳み式マットレスにおいて、マットレス本体の幅方向に５本の縫着部が設けられ、６等分にジグザグ状に折り畳み可能としたことを特徴とする折り畳み式マットレス。
前記縫着部は、前記中材と、該中材を被覆する前記カバー体とを一体的に縫着してなる請求項１記載の折り畳み式マットレス。
前記マットレス本体に、折り畳んだ該マットレス本体を吊下げ可能とする吊下げ具を装着した請求項１または２記載の折り畳み式マットレス。