JP3126821U - 幼児用歩行器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタンド状態での保持が確実で信頼性が高く、操作を簡単なワンタッチで行うことができるなどの取り扱い性などの利便性が期待できるスタンドを備えた幼児用歩行器を提供する。
【解決手段】車輪5を備えるベース体1に、車輪5を浮上させた状態で床面など着地させるためのスタンド7を備えている。このスタンド7は、ベース体1に取り付けられる本体部16と、この本体部16に上下動自在に組み込まれて、重さにより自然下降するロッド部材17と、このロッド部材17に取り付けられる台座18と、本体部17に横移動自在に組み込まれて、ロッド部材17を上昇限および下降限のそれぞれの位置において係脱自在に保持するように弾発部材35により付勢されている操作部材19とを備えている。
【選択図】図3

Description

本考案は、車輪(キャスタ)を備えている幼児用歩行器に係り、特に、幼児が部屋の中を勝手に走行できないように車輪を浮上させるために用いられるスタンドを備えている幼児用歩行器に関する。
従来、スタンドを備えている幼児用歩行器としては、例えば、特許文献1などにおいて知られている。
この特許文献1に開示されている幼児用歩行器は、車輪を備えるベース体の後辺部もしくは前辺部の下面に、歩行器の幅方向にわたるように略コの字形状を呈するスタンドを起伏動自在に支承させて備えている。
そして、スタンドが備えられるベース体の両側下面には下向きに開口する縦孔がそれぞれ形成されていて、スタンドを起こしたときに、スタンドの左右両側に形成されている支承端部が縦孔に入り込むことで、スタンドの起し状態が維持されるようにしている。
つまり、この従来の幼児用歩行器は、スタンドを起こしたときの維持状態のときにはスタンドの下端杆部が着地し、これにより、ベース体の後方位置もしくは前方位置に備えられている車輪を浮上させる。そして、スタンドの左右両側の支承端部をそれぞれの縦孔から抜いて倒伏状態としたときには、スタンドの左右両側の基端部分が、縦孔の開口側において横向きに連通するように形成されている横孔の突起部に当接して倒伏状態を維持するようにしている。
実用新案登録第3049030号公報(段落番号0009、図3、図5及び図6参照)
しかしながら、前記した従来の幼児用歩行器に備えられているスタンドは、車輪を浮上させて着地する起し状態が簡単に解除されてしまうなどのスタンドとして確実に機能しないことがある。
つまり、幼児は歩行器の座席におとなしく着座していない。そのために、幼児が前に行こうとする力を歩行器に加えたときに、スタンドの起し状態を維持するように縦孔に係止されているスタンドの支承端部が、幼児の動きによって縦孔から簡単に抜けてしまってスタンドが倒れてしまうことがあり、スタンドとしての信頼性などに問題を有していた。
また、従来の幼児用歩行器では、スタンドを起したり、倒すときの操作が面倒であるなどの取り扱い性においても改善する必要があった。
つまり、スタンドを起す場合には、通常、幼児が歩行器に乗っている状態で行われることが多い。そのために、母親はスタンドがついている歩行器の前側あるいは後側を片手で持ち上げ、この状態を保ちながらスタンドを起すものであるが、従来では、ベース体の左右両側の縦孔に連なる横孔の突起部に対して係止されているスタンド両側の支承端部の係止状態それぞれ解除する操作を必要とするために、その操作が面倒なものとなっていた。
そこで、本考案は、前記課題を解消するために創案されたものであり、スタンド状態での保持が確実で信頼性が高く、しかも、操作を簡単なワンタッチで行うことができるなどの取り扱い性などの利便性が期待できるスタンドを備えた幼児用歩行器を提供することにある。
前記課題を解決するために、本考案では、ベース体の裏面に車輪を備えて、幼児が自分の意思で走行することができるように構成されている幼児用歩行器であって、
前記ベース体の裏面に、前記車輪を浮上させた状態で着地させるためのスタンドを数箇所に備えてなり、前記スタンドは、前記ベース体に取り付けられる本体部と、この本体部内に上下動自在で、かつ、下面から突出するように組み込まれるロッド部材と、このロッド部材の下端側に取り付けられる台座と、前記本体部に組み込まれて、前記ロッド部材を上昇限および下降限のそれぞれの位置において下降および上昇しないように係脱自在に保持し、かつ、その保持状態を解除するための操作部材と、を備えて構成され、前記ロッド部材は、上昇限における前記操作部材による保持状態が解除されることで、前記台座との重みにより自重で下降するように形成され、前記操作部材は、前記ロッド部材に対して直交する方向に移動自在で、かつ、外部へ突出するように、前記本体部に組み込まれているとともに、前記ロッド部材を下降限および上昇限の位置にそれぞれ保持するその突出方向に弾発部材によって付勢されていることを特徴とするものである。
このように構成されている本考案によれば、歩行器を持ち上げ、弾発部材によって突出しているスタンドの操作部材をプッシュするように手で押し込む。これにより、ロッド部材の上昇限における保持状態が解除され、ロッド部材は台座との重みによって自然に自重下降される。
ロッド部材が下降突出したことを確認したところで、操作部材から手を離す。すると、操作部材は弾発部材によって突出方向に移動される。これにより、車輪を床面などから浮上させたスタンド状態で歩行器を保持することができる。
そして、台座を床面などから離間させる上昇限にロッド部材を戻す場合には、前記したように、操作部材を押し込み、ロッド部材の下降限における保持状態を解除し、ロッド部材を上昇させる。ロッド部材を上昇限まで上昇させたところで操作部材から手を離す。これにより、ロッド部材を上昇限に保持させておくことができる。
本考案に係る幼児用歩行器は、以上のように構成されていることで、従来の歩行器のように、幼児の動きなどによって簡単にスタンド状態が解除されるなどのおそれはなく、車輪を浮上させた状態で台座を着地させるように、自重下降させたロッド部材の下降状態を確実に保持することができる。つまり、スタンド状態を確実に保持することができる。これにより、スタンドとしての高い信頼性が得られることとなる。
また、台座とともにロッド部材を自重下降させてスタンド状態にするときに、操作部材を押し込むといったワンタッチ操作で行うことができることで、取り扱い性などの利便性においても優れた効果を期待することができる。
さらに、床面などに着地させる台座を備えているロッド部材は、バネ部材などを用いることなく台座との重みによる自重によって上昇限から下降させるように形成していることで、ロッド部材を下降させたり、上昇させるときの操作において、誤って手を挟むなどのおそれはなく、安全に使用することができる。
以下、本考案に係る幼児用歩行器の最良の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る幼児用歩行器を示す斜視図であり、図2は、同幼児用歩行器を示す底面図である。
幼児用歩行器(以後、単に「歩行器」と称する)Aは、図1および図2に示すように、車輪5を備えているベース体1と、幼児を座らせるための座席6を備えている上部枠体2と、この上部枠体2とベース体1とを連結する左右両側の2本の支持杆3,4とを備えて構成されている。
ベース体1および上部枠体2は、合成樹脂材料などを用いた型成形によって前後方向に長い平面視が略矩形形状に形成されている。
ベース体1は、前側と後側、それらの中間部位における下面に、計7個の車輪5をそれぞれ備えている。
また、ベース体1は、図1および図2に示すように、車輪5の一部を床面などから浮上させた状態で床面Gなどに着地させるためのスタンド7を、後側における左右両側にそれぞれ備えている。これにより、ベース体1の中間部位と後側に存在している四ヶ所の車輪5を床面Gなどから浮上させるスタンド状態で歩行器Aを走行不動(移動不能)に保持することができるようにしている。
上部枠体2は、図1に示すように、後半部側に座席6を備え、前半部側にはテーブル8を備えている。このテーブル8には、パネル型の玩具8aが適宜取り外すことができるように着脱自在に備えられている。
また、上部枠体2は、図2に示すように、後側下面部位に支持杆3の上部横杆9が回動自在に、かつ、前後摺動自在に収容されるカバー10を備えている。このカバー10内には、上部横杆9を前方へ向けて付勢するためのバネ部材(図示省略)が内装されており、座席6上で幼児が暴れたり、飛び上がるなどの動きをしたとしても、バネ部材によりその振動が吸収され、幼児に与える衝撃を低減することができるようにしている。
2本の支持杆3,4は、ベース体1の上に、座席6を備える上部枠体2を高さ可変自在に支持し、そして、歩行器Aを保管するときなどには、上部枠体2をベース体1の上に重なるように、ベース体1と上部枠体2とを連結するものであり、前後左右の脚部3a,4aを互いに交差させ、その交差部分が軸支されることで、側面視で略X字状に組み合わせ構成されるようになっている。
そして、この2本の支持杆3,4のうちの一方の支持杆3は、図1に示すように、左右両側の脚部3a,3aの下端部11,11が、ベース体1の前側における左右両側の内側にそれぞれ設けられている長孔12に、前後摺動自在に挿入されて保持されている。
また、2本の支持杆3,4は、図2に示すように、左右両側のそれぞれの脚部3a,4aの上端を連結する上部横杆9,13が、上部枠体2の下面後端部において、周方向に回動自在に取り付けられている。
そして、支持杆4は、図2に示すように、左右両側の脚部4a,4aの下端部14を、ベース体1の後端部両側における内面側に回動自在に軸支させている。
また、図2に示すように、左右両側の脚部4a,4aの上端を連結する上部横杆13は、上部枠体2の前側下面に、調整機構15を介して前後に段階的に摺動(移動)し得るように取り付けている。
図3および図4は、本実施形態に係るスタンドを示す縦断面図であり、図5は、同スタンドを分解して示す斜視図である。ここでは、図1を適宜参照しながら説明する。
スタンド7は、図3および図4、図5に示すように、ベース体1に取り付けられる本体部16と、この本体部16内に上下動自在で、かつ、下面から突出するように組み込まれるロッド部材17と、このロッド部材17の下端側に取り付けられる台座18と、本体部16内に組み込まれて、ロッド部材17を上昇限および下降限のそれぞれの位置において下降および上昇しないように係脱自在に保持し、かつ、その保持状態を解除するための操作部材19とを備えて構成されている。
本体部16は、図5に示すように、上下に2分割され、ネジ20によって組み合わせ連結される上部部材16aと下部部材16bとを備えている。この上部部材16aおよび下部部材16bは、合成樹脂材料などを用いた型成形によってそれぞれ一体に形成されている。
上部部材16aは、上面を閉鎖し、下面を開口させた円筒状に形成されており、その外周における要所の二ヶ所にはベース体1への取付部21をそれぞれ備えている(図1参照)。
また、上部部材16aは、下面開口縁の外周における等間隔をおいた四ヶ所に下部部材16bと同軸上に連結させるためのネジ挿通孔23を有する連結鍔部22をそれぞれ備えている。
さらに、上部部材16aは、相対する両内面に、操作部材19の後記する筒体部19aを、横断面方向(筒方向に対して直交する水平方向)に移動自在(摺動自在)に組み込み内設させるためのガイド部24を、平面視で平行に相対するようにそれぞれ備えている。
下部部材16bは、上面を開口し、下面を閉鎖させた円筒状に形成されており、閉鎖された下面の中央部位(軸芯)には、ロッド部材17を上下動自在に支持させるための軸孔25を備えている。
また、下部部材16bは、上面開口縁の外周における等間隔をおいた四ヶ所に上部部材16aに連結させるためのネジ孔27を有する連結ボス部26をそれぞれ備えている。
下部部材16bの軸孔25は、下部部材16bの閉鎖された下面の内側中央部(軸芯)に適宜の高さにて形成されているボス部28の軸芯に貫通状に備えられて、ロッド部材17を芯振れなどが生じないように上下垂直にガイドするように、そして、ロッド部材17が台座18との重さによって自重で自然下降する孔径に形成されている。
また、下部部材16bは、上部部材16aと同じく、相対する両内面に、操作部材19の筒体部19a、移動自在(摺動自在)に組み込み内設させるためのガイド壁部29を、平面視で平行に相対するようにそれぞれ備えている。
ロッド部材17は、金属材や合成樹脂材料などによって形成されている。このロッド部材17は、座席6上の幼児が暴れたり、飛び上がるなどの動きをしても曲がるなどの変形をおこすことがないように所望の太さに形成され、かつ、車輪5を浮上させた状態で台座18を床面Gなどに着地し得る程度の長さに形成されている。
そして、このロッド部材17の上端部側には、係合部材30をネジ止めや接着などによってキャップ状(被嵌状)に備えている。これにより、操作部材19との係脱自在な係合によってロッド部材17を上昇限および下降限のそれぞれの位置において保持するとともに、ロッド部材17が本体部16(軸孔25)から抜け外れないようにしている。
このロッド部材17の下端側に取り付ける台座18は、床面Gなどに所定の面積にて着地し得る程度の直径に、合成樹脂材料などを用いた型成形によって一体に形成されている。
この台座18は、図3および図4、図5に示すように、リング状や放射状のリブ群によって補強された下向き開口の外周縁部にフランジ部31を備えており、このフランジ部31に嵌め込み係止させた状態で、その下面開口を閉鎖するように弾性部材32を備えている。
そして、この台座18の上面中央部(軸芯)には、ロッド部材17の下端側にネジ止めや接着剤などによって固定するための穴部33を備えている。
弾性部材32は、台座18が着地する床面Gなどに対する台座18の滑り止めと、床面Gなどに傷などを与えないように、台座18の着地面に備えられるもので、ラバーやポリ塩化ビニール(PVC)などの適度の硬さと滑り止め効果を有する所望な材料によって形成されている。
また、この弾性部材32は、図3および図4に示すように、径を異にするリング状、あるいは放射状や格子状の凸部34を下面に備えている。これにより、床面Gなどに面接触にて密着することなく、適度の滑り止め効果が得られるようにしている。
このように、スタンド状態において床面Gなどに着地させる台座18に弾性部材32を備えた構成とすることで、台座18は着地する床面Gなどとの摩擦抵抗によって歩行器Aの動きをより一層確実に防ぐことができる。
つまり、歩行器Aに乗っている幼児が、動こうとして床面Gを蹴るなどの行動をとっても、弾性部材32の床面Gなどに対する滑り止め効果によって歩行器Aの動きを止めることができる。また、床面Gなどへの損傷などを防ぐことができる。
図6は、本実施例に係るスタンドの操作部材を示す斜視図と横断面図である。ここでは、図3および図5を適宜参照しながら説明する。
操作部材19は、図5および図6に示すように、筒体部19aと、この筒体部19aの外面から側方に向けて水平に突出させた操作部19bとを備えて形成されている。
筒体部19aは、図3および図6に示すように、本体部16の上部部材16aの閉鎖された上面から下部部材16bの軸孔25を備えているボス部28の上端に至る程度の高さで、なおかつ、上部部材16aおよび下部部材16bのそれぞれの内側に備えた平行なガイド部24,29の間隔にて平行な壁面を有する横断面が略矩形形状に形成されている。
これにより、筒体部19aは、操作部19bのプッシュ操作と、後記する弾発部材35とによって本体部16内に、筒方向に対して直交する水平方向に移動自在に組み込み内設される。
また、この筒体部19aは、図3および図6に示すように、その両側短辺間の中心において一半部側の筒方向に、ロッド部材17が上下動するための移動通路部36を確保し、その他半部側を筒方向に完全に埋め殺す。そして、この埋め殺した筒方向(高さ方向)の中心部位を残して上部開口側と下部開口側とに、ロッド部材17を上昇限の位置と下降限の位置とにそれぞれ係脱自在に係合させる上部段部37と下部段部38とを、それぞれ移動通路部36に通させた状態で備えている。
上部段部37は、ロッド部材17の上端部側に備えた係合部材30の円周下面が係合されることで、ロッド部材17を上昇限に保持するように、移動通路部36に対して連通させた状態で直交する水平状に形成されている。
また、下部段部38は、係合部材30の上面が係合されることで、ロッド部材17を下降限に保持するように、移動通路部36に対して連通させた状態で直交する水平状に形成されている。
また、筒体部19aの上部段部37と下部段部38との間における埋め殺した一側短辺部分に、横向きに開口するように形成された横穴39を備え、この横穴39に弾発部材35の一端側が挿着されるようにしている(図3参照)。
弾発部材35は、コイルバネやその他の弾発性(反発力)に優れている弾性ゴムなどから適宜の外径と長さに形成されている。
この弾発部材35は、図3に示すように、一端側を筒体部19aの横穴39に嵌め込み挿着し、他端側を上部部材16aと下部部材16bとにまたがって内面に形成されている凹み40に嵌め込み挿着するように、本体部16内に組み込まれる。
これにより、筒体部19aは、弾発部材35の弾発力(付勢力)によって、ロッド部材17を上昇限および下降限のそれぞれの位置に保持するように、本体部16内の移動位置に保持されるものである(図3の(a)および図4の(a)参照)。
そして、操作部材19の操作部19bは、図3および図6に示すように、の(b)内側に移動通路部36を有する筒体部19aの他側短辺における筒方向(高さ方向)の中心部位(横穴39と相対する反対側部位)に側方に向けた水平に形成されている。
この操作部19bは、図3の(b)に示すように、本体部16内に内設される筒体部19aを、弾発部材35の弾発力に抗して水平移動(横移動)させることで、ロッド部材17の上昇限の位置における係脱自在な保持状態を解除するように、本体部16に形成されている突出口41から外部に水平に突出されるように形成されている。
突出口41は、本体部16の上部部材16aと下部部材16bとを連結することによって、上部部材16aと下部部材16bとのそれぞれの下面開口と上面開口との間に形成されるように、該下面開口と上面開口に切欠きなどに備えられる。
また、本実施例では、ロッド部材17を下降限の位置に保持させ(図4の(a)の状態)、歩行器Aを走行不動に保持させたスタンド状態において(図1の状態)、操作部材19の操作部19bが弾発部材35の弾発力に抗して本体部16内に押し込まれる誤操作が、万が一起きたとしても、筒体部19aの下部段部38に対するロッド部材17の係合状態が解除されないように構成している。
すなわち、図6に示すように、筒体部19aの下部段部38における移動通路部36側に、下部段部38の段部面よりも下方に突出させた係止突起42を、下部段部38の両側にそれぞれ備えている。
これにより、ロッド部材17の上端に備えられている係合部材30の上面が下部段部38の段部面に当接して係合された状態において、係止突起42に係合部材30の円周縁面が係止されることによって(図6の(a)の二点鎖線の状態)、操作部材19の操作部19bが弾発部材35の弾発力に抗して本体部16内に押し込まれる誤操作が起きても、ロッド部材17の下部段部38に対する係合状態が解除される方向に筒体部が横移動しないように構成されている。
つまり、スタンド7が備えられている歩行器Aの後側を持ち上げない限り、下降限におけるロッド部材17の保持(係合)状態を解除することができないようにしている。
つぎに、以上のように構成されている本実施形態に係るスタンド7の動きについて簡単に説明する。ここでは、図1、図3および図4を適宜参照しながら説明する。
台座18を床面Gなどに着地させて、車輪5を浮上させるスタンド状態とするときには、スタンド7が備えられている歩行器Aの後側を持ち上げ、スタンド7の本体部16から外部に水平に突出している操作部材19の操作部19bを、弾発部材35の弾発力に抗して本体部16内に手で押し込む。
これにより、操作部材19の筒体部19aに備えられている上部段部37に対するロッド部材17の上昇限における保持状態(上部段部37に対する係合部材30の円周下面の係合状態)が解除される。すると、図3の(b)に示すように、ロッド部材17は、筒体部19a内の移動通路部36を通って台座18との重みによる自重で下降限まで自然に下降される。
そして、ロッド部材17(台座18)が下降したことを確認したところで、操作部材19の操作部19bから手を離す。すると、操作部材19の筒体部19aは、弾発部材35によって操作部19bが本体部16から突出する水平方向に移動される。
操作部19bが元の突出状態に戻されると、操作部材19の筒体部19aに備えられている下部段部38に対してロッド部材17が保持される。つまり、筒体部19aの下部段部38に対して係合部材30の上面が係合される(図4の(a)の状態)。
これにより、ロッド部材17は、車輪5を床面Gから持ち上げ、台座18が床面Gなどに着地する下降限の位置に保持(係合)され、歩行器Aを走行不動に保持する(図1の拡大図参照)。
一方、歩行器Aのスタンド状態を解除するときには、歩行器Aの後側を持ち上げる。すると、ロッド部材17の係合部材30がボス部28の上端で受け止められる位置までロッド部材17が台座18との自重で下がり、係止突起42に対するロッド部材17の係止状態が解除される(図4の(b)参照)。
係止突起42に対するロッド部材17の係止状態を解除させた状態で、本体部16から突出する操作部材19の操作部19bを、弾発部材35の弾発力に抗して本体部16内に手で押し込む。これにより、ロッド部材17は、筒体部19a内の移動通路部36を通って上昇し得る状態となる(図3の(b)参照)。
そして、操作部材19の操作部19bから手を離し、台座18を手で持ち上げてロッド部材17を本体部16内の上昇限まで上昇させる。
これにより、操作部材19の筒体部19aが弾発部材35により自動的に戻されて(図3の(a)の状態)、台座18を床面Gから離間させた上昇限の位置にロッド部材17を保持させることができる(図1参照)。
本実施形態に係る幼児用歩行器を示す斜視図である。 同幼児用歩行器を示す底面図である 本実施形態に係るスタンドを示す縦断面図であり、(a)は、ロッド部材が上昇限の位置に保持された状態を示し、(b)は、ロッド部材が移動通路部を通って下降または上昇する状態を示す。 同スタンドを示す縦断面図であり、(a)は、ロッド部材が下降限の位置に保持された状態を示し、(b)は、歩行器の後側を持ち上げて、係止突起に対するロッド部材の係止状態が解除された状態を示す。 同スタンドを分解して示す斜視図である。 同スタンドの操作部材を示し、(a)は、斜視図であり、(b)は、(a)のb−b線の横断面図である。
符号の説明
A 幼児用歩行器
1 ベース体
5 車輪
6 座席
7 スタンド
16 本体部
17 ロッド部材
18 台座
19 操作部材
19a 筒体部
19b 操作部
35 弾発部材
42 係止突起

Claims (1)

  1. ベース体の下面に車輪を備えて、幼児が自分の意思で走行することができるように構成されている幼児用歩行器であって、
    前記ベース体に、前記車輪を浮上させた状態で着地させるためのスタンドを数ヶ所に備えてなり、
    前記スタンドは、前記ベース体に取り付けられる本体部と、
    この本体部内に上下動自在で、かつ、本体部の下面から突出するように組み込まれるロッド部材と、
    このロッド部材の下端側に取り付けられる台座と、
    前記本体部に組み込まれて、前記ロッド部材を上昇限および下降限のそれぞれの位置において下降および上昇しないように係脱自在に保持し、かつ、その保持状態を解除するための操作部材と、を備えて構成され、
    前記ロッド部材は、上昇限における前記操作部材による保持状態が解除されることで、前記台座との重みにより自重で下降するように形成され、
    前記操作部材は、前記ロッド部材に対して直交する水平方向に移動自在で、かつ、外部へ突出するように、前記本体部に組み込まれているとともに、前記ロッド部材を下降限および上昇限の位置にそれぞれ保持するその突出方向に弾発部材によって付勢されていることを特徴とする幼児用歩行器。
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