JP3126762U - 真空パックフィルム切断装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 複数個の真空パックされたフィルムを切断する装置において、作業者が直接カッターに触れることなく安全に効率良く切り分け出来る真空パックフィルム切断装置を提供する。
【解決手段】 カッター機構を真空パックフィルムをセットするテーブルの下部に請け、フィルムを固定する押さえ枠を上に配置し、カッターに人が触れることを防止した。また、切断部において、カッターの両側にフィルムを押さえるための弾性体が配置される押さえ枠を請け、フィルムの浮きを防止し確実に切断できることを可能とした。
【選択図】図１

Description

本考案は、真空包装における真空パックフィルムを個別に一度に切り分ける真空パックフィルム切断装置である。

複数個一体で真空パックされたフィルムの切断方法として、手切りで切り分ける方法が一般的である。

従来の手切り方法は、ハサミで切るか又は溝付き台に真空パックフィルムを載せ、溝にそってカッターで手切りする方法である。

なし

考案が解決しようとする課題

従来の手切り方法では、手切りのため切り分け寸法が合わず、また、切り口が均一でないことにより商品の歩留りが悪かった。

手切りのため、切り分け作業を複数回行わなくてはならず人的ロスが大きかった。

カッター等を直接使用するため、安全性に問題があった。

そこで、本考案は上記従来の有する問題を解決し、真空パックフィルム商品を安全に効率良く切り分ける切断装置を提供する。

課題を解決するための手段

上記目的を達成するために、本考案による真空パック切断装置は、個別に切り分けるカッターを格子状にテーブル下部に配置し、切り分け寸法を合わせることにした。

また、カッターを上下動作させるリンク機構を設計し、足踏み動作１回で切り分けを完了することを可能とした。また、上下動作機構にシリンダーを使用し足踏みすることなく切り分けることも可能としている。

また、格子状カッターは、真空パックフィルムをセットするテーブルの下に配置し人の作業の安全性を確保した。

また、上部の押さえ枠に請けられた弾性体でカッターの両側を挟み込み真空パックフィルムの浮きを押さえ切断を容易にした。

また、カッターを格子状に配置する際、十字に交差する部分に合わせ溝を請けることにより真空パックフィルムの切り残しをなくすことが出来た。

考案の効果

本考案によれば、真空パックフィルムの切断部両側を弾性体で押さえ切断するので確実に切り分けることが出来た。

また、個別に切り分けるカッターを格子状に配置することにより切り分け寸法を合わせることが出来た。

また、作業者が直接カッターを手にすることなく作業を行うため安全面での改善が出来た。

図１は本考案による真空パックフィルム切断装置の要約図である。Ａは上部押さえ枠で、格子状カッターに対応しカッターの両側を押さえ弾性体が設けられている。Ｂはテーブルで、真空パックフィルムをセットする台があり、カッター部は溝になっている。Ｃはカッター機構で、リンクを通じて足踏み部と連結され上下に動く。Ｄは足踏み部で、シリンダー等に置き換える事も可能としている。 図２は本考案による真空パックフィルムの切断時の状態を示す。Ｅの真空パックフィルム内にパックされたＦの商品の周りをＧの切断ラインで格子状にカットされる。 図３は本考案による真空パックフィルムの切断方式を示す。Ｂのテーブル上に置かれたＥの真空パックフィルムをＦの商品の間にＡの上部押さえ枠に請けられた１の弾性体でＰの押さえ力の方向で押さえ、Ｂのテーブルの溝の間に配置された２のカッターを３の上下機構でイの矢印のＨの上方向に動作し、Ｊのカッター上限位置まで押し上げ切断することが出来る。切断後３の上下機構はＩの下方向に戻る。 図４は本考案によるカッターの組み付けを示す。２のカッターは格子状に組み付けられるが、十字に交差する部分はロ及びハの切り欠きを請け合わせることにより十字交差の切り残しが無くなる。

符号の説明

Ａ 上部押さえ枠
Ｂ テーブル
Ｃ カッター機構
Ｄ 足踏み部
Ｅ 真空パックフィルム
Ｆ 商品
Ｇ 切断ライン
Ｈ 上方向
Ｉ 下方向
Ｊ カッター上限位置
Ｐ 押さえ力
１ 弾性体
２ カッター
３ 上下機構
イ 矢印
ロ 切り欠き
ハ 切り欠き

Claims (1)

1. 複数個一体で真空パックされた商品のフィルムを切り分け時に、真空パックフィルムをセットするテーブルの下部に上下移動するカッターを格子状に配置したカット機構を請け、フィルムを固定する押さえ枠を上部に配置し、切り分けることを容易にした真空パックフィルム切断装置。

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