JP3126706B2 - セルラーシステムにおけるアイドルハンドオフ方法及びシステム - Google Patents

セルラーシステムにおけるアイドルハンドオフ方法及びシステム

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JP3126706B2
JP3126706B2 JP11253844A JP25384499A JP3126706B2 JP 3126706 B2 JP3126706 B2 JP 3126706B2 JP 11253844 A JP11253844 A JP 11253844A JP 25384499 A JP25384499 A JP 25384499A JP 3126706 B2 JP3126706 B2 JP 3126706B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はセルラーシステム(C
ellular System)におけるアイドルハンドオフ(Idle Han
doff)方法及びシステムに関し、特に、コード分割多重
接続(Code Division Multiple Access: CDMA)技術を用
いたセルラーシステムで周波数の割り当て(Frequency A
ssignment: FA)が異なる基地局間を移動する移動電話機
の受信待機状態でのアイドルハンドオフを実行する方法
及びシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】セルラー移動通信システムは、全体のサ
ービス地域を多数の基地局(Base Station: BS)領域に分
割し、小規模のサービス地域を多数の小さなゾーンであ
るセル(cell)から構成する小ゾーン構成とし、そのゾー
ンの中心に基地局が置かれ、こうした基地局を移動交換
局で集中制御して加入者がセル間を移動しながら通話が
続けられる通信システムである。セルラーシステムで
は、通話中に他のセルに移動しても、ハンドオフ(Hando
ff)機能によって通話が続けられるようになっている。
ここでハンドオフとは、通話中に移動電話機が他の基地
局に移動しても通話が継続できるよう移動電話機の通話
を既存の基地局から他の基地局に切り替える機能を言
う。
【０００３】図1に、従来のコード分割多重接続技術を
用いたセルラーシステムの構成を示す。図１におけるセ
ルラーシステムは、加入者に移動通信サービスを提供す
る移動電話機(Mobile Telephone: MT)40、移動電話機40
にサービスを提供する基地局(Base station Transceive
r Subsystem:BTS)30、31、基地局30、31を制御する基地
局制御器(Base Station Controller:BSC)20及び基地局
制御器を一般公衆交換電話ネットワーク(Public Switch
ed Telephone Network:PSTN)11に接続する移動交換機(M
obile Switching Center:MSC)10から構成される。この
移動交換機10はホーム位置登録システム(Home Location
Register:HLR)12と訪問者位置登録システム(Visitor L
ocation Register:VLR)13から移動電話機40に対する情
報を得てサービスを提供する。
【０００４】通話をしていない移動電話機は、基地局か
ら送信されるページングチャンネル(Paging Channel)の
監視(Monitor)を続ける。この状態を移動電話機のアイ
ドル状態(Idle State)といい、移動電話機はページング
チャンネルを通じてメッセージ及び着信呼を受信し、発
信呼を初期化する。また、移動電話機は、サービスを受
けている基地局のカバレッジエリア(Coverage Area)か
ら他の基地局のカバレッジエリアに移動する場合にも続
けてページングチャンネルを監視する必要がある。この
ように移動電話機が基地局の境界を通りながらページン
グチャンネルの監視を続けることができる機能をアイド
ルハンドオフ(Idle Handoff)といい、アイドル状態にあ
る移動電話機が、サービスを受けている基地局のカバレ
ッジエリア(Coverage Area)から他の基地局のカバレッ
ジエリアに移動した場合にページングチャネルの切り替
えが必要であるために発生する。
【０００５】また、移動電話機はパイロット信号を使っ
て各基地局を判断する。コード分割多重接続システムで
は、ある基地局から送信される全てのチャンネルは同様
の擬似雑音(Pseudorandom Noise: PN)オフセット及びシ
ーケンスオフセット(PN Sequence Offset)を持ち、この
PNオフセットは多数の基地局を判断する識別信号(Ident
ifing Signal)になるのでパイロット信号と言われる。
【０００６】移動電話機はパイロット信号の受信レベル
強さを監視し、ページングチャンネルが接続されている
基地局のパイロット信号レベルより強い値、例えば3dB
程度以上の他の基地局のパイロット信号を検出すると、
新しく検出した基地局にアイドルハンドオフを実行す
る。この場合、移動電話機は、隣接基地局のパイロット
信号を受信することによって、異なる基地局のサービス
領域に移動したことを認識する。
【０００７】使用者の増加によって使用可能な周波数容
量の増大が要求されると、コード分割多重接続システム
では、基地局に割り当てられた周波数割り当て(Frequen
cy Assignment: FA)を追加する。特に、都心部の基地局
は、加入者の数が多いので周波数割り当てを多く必要と
し、都市周辺の基地局では少ない周波数割り当てで足り
ことになる。このような場合に、移動電話機が接続して
いる周波数チャンネル、即ちサービスを受けている基地
局から、そのサービス中の周波数をもたない他の隣接基
地局(Neighbor Base Station)に移動するとき、また、
チャンネル接続している周波数においてトラフィックチ
ャンネル(Traffic)の余裕がない隣接基地局に移動する
ときに、ハードハンドオフ(Hard Handoff)が発生する。
ここで、ハードハンドオフとは、通話接続されているチ
ャンネルを切断(break)し、加入者が感じられないほど
の短時間に新しいチャンネルに接続(make)することを言
う。
【０００８】通話中の移動電話機が隣接基地局でサービ
スしていない周波数を使用して隣接基地局のパイロット
信号を受信するためには、隣接基地局が、通話中の移動
電話機で使用している周波数を通じて仮想パイロット信
号(Dummy Pilot Signal)を送信する。移動電話機はこの
仮想パイロット信号を検出し、自分が異なる基地局のサ
ービス領域に移動したことを認識する。
【０００９】また、移動電話機は基地局からページング
チャンネルを通じて、パイロット信号を検出する可能性
がある異なる基地局のパイロット信号リストの提供を受
ける。これを拡張隣接リスト(Extended Neighbor Lis
t)と言う。検出した新しい基地局からのパイロット信号
が前基地局から受信した拡張隣接リストに含まれている
と、移動電話機は新しい基地局にアイドルハンドオフを
実行し、含まれていない場合には移動電話機はアイドル
ハンドオフを実行しない。
【００１０】図1において、セル1をカバーする基地局30
は2つの周波数割り当て(1FA、2FA)をサービスし、2FAの
ページングチャンネルを通じて移動電話機と接続されて
いると仮定する。セル2をカバーする隣接基地局31は、1
つの周波数割り当て1FAをサービスし、2FAを仮想パイロ
ット信号としてサービスする。ここで、セル1で2FAのペ
ージングチャンネルと接続されている移動電話機40がセ
ル2に移動すると、移動電話機は基地局31の仮想パイロ
ット信号2FAを受信して自分がセル2に移動したことを認
識する。この場合に、移動電話機は、まず基地局31の2F
Aでページングチャンネルの監視を始め、次いで基地局3
1の1FAでページングチャンネルの監視を始める。
【００１１】このような従来技術によるアイドルハンド
オフ方法では、セル間の切り換えとセル内における周波
数間の切り換えという2つの過程を経なければならず、
移動電話機がセル間のの切り換えを実行してからセル内
における周波数間の切り換えを実行する前に、基地局又
は加入者から呼があると、移動電話機は呼を設定できな
いという問題が生じていた。即ち、移動電話機が新しい
基地局のサービス周波数でページングチャンネルを監視
するまで呼を設定することができないという問題があっ
た。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような実
状を背景になされたもので、アイドル状態で移動電話機
が隣接基地局の仮想パイロット信号を検出すると、隣接
基地局のサービス周波数に直接アイドルハンドオフを実
行する、セルラーシステムにおけるアイドルハンドオフ
方法及びシステムを提供することを目的とする。また、
移動電話機に隣接基地局のチャンネル、及び周波数情報
を継続的に送信するセルラーシステムにおけるアイドル
ハンドオフ方法及びシステムを提供することを目的とす
る。
【００１３】
【課題を解決するための手段】以下、図２〜図４に示す
フローチャートに即して本発明を説明する。本発明は、
上記課題を解決するために、移動電話機とチャンネルを
接続している基地局が移動電話機に隣接基地局のリスト
及び周波数割り当て情報を送信する段階(TRANSMIT INFO
RMATION ON FA OF NEIGHBORING BS)s10と、移動電話機
が隣接基地局のパイロット信号を検出する段階(DETECT
PILOT SIGNAL OF NEIGHBORING BS)s20と、検出したパイ
ロット信号が前記隣接基地局リストに含まれているかを
判断する段階(IS THE DETECTED NEIGHBORING BS INCLUD
ED IN THE LIST OF THE ENIGHBORING BS ?)s30と、含ま
れていないと判断した場合にアイドルハンドオフが失敗
したと判断する段階(HANDOFF IS FAILED)s40と、含まれ
ていると判断した場合に現在接続中の基地局から送信さ
れた隣接基地局周波数割り当て情報を参照して前記検出
したパイロット信号が仮想パイロット信号であるかを判
断する段階(IS THEDETECTED PILOT SIGNAL A DUMMY PIL
OT SIGNAL ?)s50と、仮想パイロット信号であると判断
した場合に該隣接基地局の周波数割り当て情報を参照し
てアイドルハンドオフを実行するため、隣接基地局の対
象周波数を決定する段階(DECIDE THEFREQUENCY CORRESP
ONDING TO THE NEIGHBORING BS)s60と、決定された対象
周波数に直接アイドルハンドオフを実行してページング
チャンネルを監視する段階(DETECT A PAGING CHANNEL)s
70と、を含むセルラーシステムにおけるアイドルハンド
オフ方法を提供する。
【００１４】この場合に、基地局が移動電話機に送信す
る隣接基地局の周波数割り当て情報には、パイロット擬
似雑音(PN)オフセットのインデックスと、隣接基地局の
周波数割り当てに対する構成状態と、移動電話機が現在
接続している周波数が隣接基地局において仮想パイロッ
ト信号として使用されているかを示す周波数指標と、移
動電話機が同調する周波数情報である隣接周波数帯域及
び隣接周波数の情報と、が含まれる。
【００１５】また、新しく検出される隣接基地局のパイ
ロット信号は、現在接続している基地局のパイロット信
号よりも所定値以上強い信号であるようにする。
【００１６】新しく検出されたパイロット信号が仮想パ
イロット信号でないと判断した場合には隣接基地局の現
状の周波数の中からページングチャンネルを検出する段
階(DETECT A PAGING CHANNEL IN THE CURRENT FREQUENC
Y OF THE NEIGHBORING BS)s80をさらに含むとよい。
【００１７】さらに、本発明では、移動電話機が隣接基
地局のパイロット信号を新しく検出する段階(TRANSMIT
INFORMATION ON FA OF NEIGHBORING BS)s110と、検出し
たパイロット信号が隣接基地局のパイロット信号である
かを判断する段階(IS THE DETECTED PILOT SIGNAL A PI
LOT SIGNAL OF THE NEIGHBORING BS ?)s120と、隣接基
地局のパイロット信号であると判断した場合に該隣接基
地局パイロット信号が仮想パイロット信号であるかを判
断する段階(IS THE DETECTED PILOT SIGNAL ADUMMY PIL
OT SIGNAL ?)s130と、仮想パイロット信号であると判断
した場合にアイドルハンドオフを実行するため、隣接基
地局の対象周波数を決定する段階(DECIDE HANDOFF FREQ
UENCY CORRESPONDING TO THE DETECTED NEIGHBORING B
S)s140と、決定したアイドルハンドオフ対象周波数に直
接アイドルハンドオフを実行する段階(EXECUTE IDLE HA
NDOFF)s150と、を含むセルラーシステムにおけるアイド
ルハンドオフ方法を提供する。
【００１８】この場合に、移動電話機が新しく検出する
隣接基地局のパイロット信号は、現在接続中している基
地局のパイロット信号よりも所定値以上強い信号とす
る。
【００１９】また、このアイドルハンドオフ方法では、
移動電話機と通話接続している現在の基地局が該移動電
話機に隣接基地局のリスト及び隣接基地局の周波数割り
当て情報を送信する段階(TRANSMIT INFORMATION ON FA
OF NEIGHBORING BS)s100をさらに含むとよい。
【００２０】さらに、基地局が移動電話機に送信する周
波数割り当て情報には、パイロット擬似雑音(PN)オフセ
ットのインデックスと、隣接基地局の周波数割り当てに
対する構成状態と、移動電話機が現在接続している周波
数が隣接基地局において仮想パイロット信号として使用
されているかを示す周波数指標と、移動電話機が同調す
る周波数情報である隣接周波数帯域及び隣接周波数の情
報と、が含まれる。
【００２１】あるいは本発明では、新しいパイロット信
号を検出する段階(DETECTING A NEWPILOT SIGNAL)s210
と、検出したパイロット信号が拡張チャンネルリストに
含まれているかを判断する段階(IS THE DETECTED PILOT
SIGNAL IN THE EXTENDED CHANNEL LIST ?)s220と、含
まれていないと判断した場合にアイドルハンドオフが失
敗したと判断する段階(HANDOFF FAILURE)s230と、含ま
れていると判断した場合に該検出したパイロット信号が
仮想パイロット信号であるかを判断する段階(IS IT A D
UMMY PILOT SIGNAL ?)s240と、仮想パイロット信号でな
いと判断した場合にセル間の切り換えを実行する段階(E
XECUTE AN INTER-CELL HANDOFF)s250と、仮想パイロッ
ト信号であると判断した場合に該仮想パイロット信号を
送信する基地局のサービス周波数を確認する段階(DETER
MINE A HANDOFF FREQUENCY)s260と、確認されたサービ
ス周波数で直接アイドルハンドオフを実行する段階(EXE
CUTE AN INTER-CELL HANDOFF AND AN INTER-FREQUENCY
HANDOFF)s270と、を含むセルラーシステムにおけるアイ
ドルンドオフ方法を提供する。
【００２２】さらに本発明では、隣接基地局のリスト及
び隣接基地局に割り当てられた周波数情報を移動電話機
へ送信する基地局30と、隣接基地局のパイロット信号を
検出して該隣接基地局のリスト及び周波数割り当て情報
を参照してアイドルハンドオフ対象周波数を決定し、該
決定された対象周波数に直接アイドハンドオフを実行す
る移動電話機40と、を含むセルラーシステムにおけるア
イドルハンドオフシステムを提供する。
【００２３】この場合に、該基地局が移動電話機に送信
する隣接基地局の周波数割り当て情報には、パイロット
擬似雑音(PN)オフセットのインデックスと、隣接基地局
の周波数割り当てに対する構成状態と、移動電話機が現
在接続している周波数が隣接基地局で仮想パイロット信
号として使われるかを示す周波数指標と、移動電話機が
同調する周波数情報である隣接周波数帯域及び隣接周波
数の情報と、が含まれるようにするとよい。
【００２４】また、移動電話機が新しく検出する隣接基
地局パイロット信号は、現在の基地局のパイロット信号
よりも所定値以上強い信号であるようにする。
【００２５】
【発明の実施の形態】基地局30のサービス領域1で2FAの
ページングチャネルと接続している移動電話機は基地局
31のサービス領域2に移動しながら基地局31から送信さ
れる2FAの仮想パイロット信号を検出する（s210）。移
動電話機は基地局30から送信された拡張隣接リストで基
地局31のPNオフセットが存在するかを確認する（s22
0）。
【００２６】基地局31のPNオフセットが存在すると、移
動電話機は基地局30から既に受信した隣接基地局構成と
周波数指標を参照して、2FAが基地局31で仮想パイロッ
ト信号をサービスしているかを確認する（s240）。
【００２７】2FAが基地局31で仮想パイロットとしてサ
ービスされていると、移動電話機は基地局30から既に受
信した隣接周波数帯域及び隣接周波数を参照して、同調
する周波数(1FA)を決定する（s260）。この場合に、移
動電話機は基地局30の2FAページングチャンネルの監視
を中断し、基地局31の1FAページングチャンネルを監視
し始めることによって、アイドルハンドオフを実行する
（s270）。
【００２８】基地局は移動電話機に各隣接基地局の周波
数割り当て情報をページングチャンネルを通じて続けて
送信しなければならない。この場合に基地局が移動電話
機に送信する隣接基地局の情報は表1の通りである。
【００２９】パイロットPNオフセットの例472はセルラ
ーシステムで使われるパイロットPNオフセットのインデ
ックス(Index)である。隣接基地局構成(Neighbor Confi
guration)は隣接基地局の周波数割り当ての状況を示
す。例えば、隣接基地局の構成の値が000であると、移
動電話機は現基地局と隣接基地局の周波数割り当ての個
数が同一と判断する。その値が010であると移動電話機
は現基地局と隣接基地局の周波数割り当ての個数が異な
ると判断する。
【００３０】周波数指標(Frequency Indicator)は移動
電話機が現在接続しているパイロットとして運用されて
いることを示す。隣接周波数帯域(Neighbor Band)及び
隣接周波数(Neighbor Frequency)は移動電話機が同調す
る周波数情報を示す。全ての基地局は移動電話機にペー
ジングチャンネルを通して隣接基地局へ同調するための
周波数情報を送信する。
【００３１】
【発明の効果】本発明によれば、移動電話機が現在接続
しているパイロット信号よりも強いパイロット信号を検
出した場合に、隣接基地局の周波数割り当て情報を参照
して新しい周波数に同調し、この場合に移動電話機は、
セル間及びセル内における周波数間の切り換えという２
つの過程を経ることなく、セル内における周波数間の切
り換えを1回実行することによってアイドルハンドオフ
を行うことができる。したがって、セル内における周波
数間の切り換えを実行し、セル間の切り換えを実行する
前に呼が生じても呼設定の失敗を防止することができ、
結果的に呼の成功率が向上することから、セルラーシス
テムの通話成功率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】通常のコード分割多重接続技術を使うセルラー
システムの構成図。
【図２】本発明におけるアイドルハンドオフ方法の一例
を示すフローチャート。
【図３】本発明におけるアイドルハンドオフ方法の他の
例を示すフローチャート。
【図４】本発明におけるアイドルハンドオフ方法のさら
に他の例を示すフローチャート。
【符号の説明】
１０ : 移動交換機 １１ : 公衆交換電話ネットワーク １２ : ホーム位置登録システム １３ : 訪問者位置登録システム １４ : 基地局制御器 ３０，３１ : 基地局 ４０ : 移動電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−326652（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−70094（ＪＰ，Ａ) ”Ｉｍｐｒｏｖｉｎｇ Ｉｄｌｅ Ｈ ａｎｄｏｆｆ ｉｎ ＣＤＭＡ Ｍｏｂ ｉｌｅ Ｓｙｓｔｅｍｓ”，ＩＥＥＥ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮＳ ＬＥＴ ＴＥＲＳ，ＮＯＶＥＭＢＥＲ 1998，Ｖ ｏｌ ２，Ｎｏ．11，ｐ．304−306 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/06 - 7/38

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】移動電話機とチャンネルを接続している現
    基地局が前記移動電話機に隣接基地局のリスト及び隣接
    基地局の周波数割り当て情報を送信する段階と、前記移
    動電話機が隣接基地局の新しいパイロット信号を検出す
    る段階と、前記検出したパイロット信号が前記隣接基地
    局リストに含まれているかを判断する段階と、含まれて
    いないと判断した場合にアイドルハンドオフが失敗した
    と判断する段階と、含まれていると判断した場合に現在
    接続中の基地局から送信された前記隣接基地局周波数割
    り当て情報を参照して前記検出したパイロット信号が仮
    想パイロット信号であるかを判断する段階と、前記仮想
    パイロット信号であると判断した場合に前記隣接基地局
    周波数割り当て情報を参照してアイドルハンドオフを実
    行するため、隣接基地局の対象周波数を決定する段階
    と、前記決定された対象周波数に直接アイドルハンドオ
    フを実行してページングチャンネルを監視する段階と、
    を含むことを特徴とするセルラーシステムにおけるアイ
    ドルハンドオフ方法。
  2. 【請求項２】基地局が移動電話機に送信する隣接基地局
    の周波数割り当て情報には、パイロット擬似雑音(PN)オ
    フセットのインデックスと、隣接基地局の周波数割り当
    てに対する構成状態と、移動電話機が現在接続している
    周波数が隣接基地局において仮想パイロット信号として
    使用されているかを示す周波数指標と、移動電話機が同
    調する周波数情報である隣接周波数帯域及び隣接周波数
    の情報と、を含む請求項1記載のセルラーシステムにお
    けるアイドルハンドオフ方法。
  3. 【請求項３】新しく検出される隣接基地局のパイロット
    信号は、現在接続している基地局のパイロット信号より
    も所定値以上強い信号である請求項１又は請求項２記載
    のセルラーシステムにおけるアイドルハンドオフ方法。
  4. 【請求項４】新しく検出されたパイロット信号が仮想パ
    イロット信号でないと判断した場合には隣接基地局の現
    状の周波数の中からページングチャンネルを検出する段
    階をさらに含む請求項１記載のセルラーシステムにおけ
    るアイドルハンドオフ方法。
  5. 【請求項５】移動電話機が隣接基地局の新しいパイロッ
    ト信号を新しく検出する段階と、前記検出されたパイロ
    ット信号が隣接基地局のパイロット信号であるかを判断
    する段階と、前記隣接基地局のパイロット信号であると
    判断された場合に前記隣接基地局のパイロット信号が仮
    想パイロット信号であるかを判断する段階と、前記仮想
    パイロット信号であると判断した場合にアイドルハンド
    オフを実行するため、隣接基地局の対象周波数を決定す
    る段階と、前記決定された対象周波数に直接アイドルハ
    ンドオフを実行する段階と、を含むことを特徴とするセ
    ルラーシステムにおけるアイドルハンドオフ方法。
  6. 【請求項６】移動電話機が新しく検出する隣接基地局の
    パイロット信号は、現在接続している基地局のパイロッ
    ト信号よりも所定値以上強い信号である請求項５記載の
    セルラーシステムにおけるアイドルハンドオフ方法。
  7. 【請求項７】アイドルハンドオフ方法では、移動電話機
    と通話接続している現在の基地局が該移動電話機に隣接
    基地局のリスト及び隣接基地局の周波数割り当て情報を
    送信する段階と、をさらに含む請求項５又は請求項６記
    載のセルラーシステムにおけるアイドルハンドオフ方
    法。
  8. 【請求項８】現基地局が移動電話機に送信する隣接基地
    局の周波数割り当て情報には、パイロット擬似雑音(PN)
    オフセットのインデックスと、隣接基地局の周波数割り
    当てに対する構成状態と、移動電話機が現在接続してい
    る周波数が隣接基地局において仮想パイロット信号とし
    て使用されているかを示す周波数指標と、移動電話機が
    同調する周波数情報である隣接周波数帯域及び隣接周波
    数の情報と、を含む請求項７記載のセルラーシステムに
    おけるアイドルハンドオフ方法。
  9. 【請求項９】移動電話機が新しいパイロット信号を検出
    する段階と、前記検出されたパイロット信号が拡張隣接
    リストに含まれているかを判断する段階と、含まれてい
    ないと判断した場合にアイドルハンドオフが失敗したと
    判断する段階と、含まれていると判断した場合に前記検
    出されたパイロット信号が仮想パイロット信号であるか
    を判断する段階と、仮想パイロット信号でないと判断し
    た場合にセル間の切り換えを実行する段階と、前記仮想
    パイロット信号であると判断した場合に前記仮想パイロ
    ット信号を送信する基地局のサービス周波数を確認する
    段階と、前記確認されたサービス周波数で直接アイドル
    ハンドオフを実行する段階と、を含むことを特徴とする
    セルラーシステムにおけるアイドルハンドオフ方法。
  10. 【請求項１０】隣接基地局のリスト及び隣接基地局に割
    り当てられた周波数情報を移動電話機へ送信する基地局
    と、隣接基地局のパイロット信号を検出して前記隣接基
    地局のリスト及び周波数割り当て情報を参照してアイド
    ルハンドオフ対象周波数を決定し、前記決定された対象
    周波数に直接アイドルハンドオフを実行する移動電話機
    と、を含むことを特徴とするセルラーシステムにおける
    アイドルハンドオフシステム。
  11. 【請求項１１】基地局が移動電話機に送信する隣接基地
    局の周波数割り当て情報には、パイロット擬似雑音(PN)
    オフセットのインデックスと、隣接基地局の周波数割り
    当てに対する構成状態と、移動電話機が現在接続してい
    る周波数が隣接基地局で仮想パイロット信号として使用
    されているかを示す周波数指標と、移動電話機が同調す
    る周波数情報である隣接周波数帯域及び隣接周波数の情
    報と、を含む請求項１０記載のセルラーシステムにおけ
    るアイドルハンドオフシステム。
  12. 【請求項１２】移動電話機が新しく検出する隣接基地局
    パイロット信号は、現在接続している基地局のパイロッ
    ト信号よりも所定値以上強い信号である請求項１０又は
    請求項１１記載のセルラーシステムにおけるアイドルハ
    ンドオフシステム。
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