JP3125216U - 自錘式自動開閉ドア - Google Patents

自錘式自動開閉ドア Download PDF

Info

Publication number
JP3125216U
JP3125216U JP2006005542U JP2006005542U JP3125216U JP 3125216 U JP3125216 U JP 3125216U JP 2006005542 U JP2006005542 U JP 2006005542U JP 2006005542 U JP2006005542 U JP 2006005542U JP 3125216 U JP3125216 U JP 3125216U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
gear
door
fixed
rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006005542U
Other languages
English (en)
Inventor
修二 飛弾野
Original Assignee
飛弾野産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 飛弾野産業株式会社 filed Critical 飛弾野産業株式会社
Priority to JP2006005542U priority Critical patent/JP3125216U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3125216U publication Critical patent/JP3125216U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

【課題】本考案は、電気や油空圧などの動力を使用せずに、車いす使用者など左右方向に力を伝えるのが難しい人が、出来るだけ小さな力で開閉できるようにする。
【解決手段】スライドレールを固定する可動板の両端部に遊星ギアとレバーで上下機構を構成し、ロープを下方に引くことによってスライドレールを傾斜させ、ドアの自重を利用し移動させる自錘式自動開閉ドア
【選択図】図1

Description

本考案は、引き戸の開閉に際し、障害者や老人、子供などや特に車いす使用者など左右方向に力を伝えるのが難しい人などが、できるだけ小さな力で開閉できるようにするため、電気や油空圧などの動力を使用せずに、レールを傾斜させてドアの自重を利用しドアを移動させる自錘式自動開閉ドアに関する。
引き戸の開閉に際して、障害者や老人、子供など力の弱い人は開閉操作に困難を伴うことがあるため、その解決手段として、従来からも簡易な機構・構造でドアを移動させる技術開発が試みられ多くの文献がある。
例えば、梃子を利用したハンドル操作によりガイドレール部が回動軸を中心に揺動し錘で復元するように構成されたドア(例えば、文献1参照)や、くさび状の傾斜面をもつ部材を移動して2本のレールを傾斜させるドア装置(例えば、文献2参照)があるが、これらはいずれも障害者や老人、子供の使用のための操作力の軽減化には不十分である。
文献1 特開平5−118180 半自動ドア
文献2 特開2000−303738 自動ドア装置
戸の開閉における操作力の軽減に関し、閉時のみの改善では開時の困難さは変わらず、電気の使用は停電時には自動開閉はできない、また、重りの利用場所の確保や構造上の複雑さを必要とし、レールを反対側に傾斜するときドアと重りの重量が掛かり手動では困難な場合もある。また、開閉するための操作位置が開口部通過の場所から離れたり、揺動するレールに吊られ傾斜したドアは水平を保てないなどの問題がある。
本考案は以上の点に鑑みて成されたものであり、次の目的を達成できる。電気などの動力を必要とせず、ドアを吊ったレールを反対側に傾斜揺動するとき、操作力をギアの組み合わせと滑車の作用で軽減し、簡単な構造でしかも小さな力でロープを引くことにより、開と閉の両方の移動が可能であり、戸を開閉するための回動手段の設置場所の自由度も大きい。また、レールが揺動傾斜してもドアは常に水平を保つように考案されている。
上記の目的を達するため、水平なベース板の左右2箇所において、このベース板に固定される固定ギアと、固定ギアと対をなす可動ギアと、固定ギアの回転軸と可動ギアの回転軸を連結する連結金具と、可動ギアの回転軸にて回転自在に連結された可動板と、可動ギアに固定して設けられた可動アームとが、一方の可動ギアが対をなす固定ギアの頂点にあるとき他方の可動ギアは対をなす固定ギアの横側にあるように構成され、ロープ末端をベース板に繋いで上記可動アームに設けた滑車を介して他方のロープ端を下方に引くことにより、上記可動アームは回動して、可動板に設けられたハンガーレールを傾斜させ、このハンガーレールに吊架されたドアを移動させることができる自錘式自動開閉ドアとした。
本考案は次の効果を得る。固定ギアと可動ギアの組み合わせで構成される遊星ギア機構の作用と可動アームによるレバー比の作用により、操作の移動量が大きくなるに従い操作力が軽減されるので、単純に可動アームを移動させるより操作力は大幅に軽減される。また、可動板が左右端で上下反対方向に移動するので2倍の傾斜角にすることができ、自重によるドアの移動に効果的である。また、可動板の両端はその端部側の可動ギアの動きに従って上下に移動すると同時に左右にも移動すので、例えば、可動板がA側に傾斜してドアがA側にあるとき、ロープAを引き下げると可動板のA側は上方かつA側に移動し、ドアはB側に移動開始するが、このとき、ドアと可動板の移動方向が逆方向となるので、可動板の移動はドアの静状態から動状態への移動のきっかけに大きく寄与する。同様に、可動板がB側に傾斜してドアがB側にあるとき、ロープBを引き下げると可動板のB側は上方かつB側に移動し、ドアはA側に移動開始するが、このとき、ドアと可動板の移動方向が逆方向となるので、可動板の移動はドアの静から動への移動のきっかけに大きく寄与する。これは開閉後のドアの静止状態を磁石などを利用して成した場合に、磁石を切り離す際の手段としても効果的である。
本考案に係る自動ドアの実施例を図面に基づき詳しく説明する。説明上、ここでは図面の左方向をA側、右方向をB側と表示している。図1は本考案の実施例1における主要部材の構成を示し、ドアがA側に静止している状態であり、図2は、ドアがB側に静止している場合である。図3は、図1におけのA側端部の詳細を示し、図4は同様に図1におけるB側端部の詳細を示す。図5はこのときのA側断面図である。
ドアを取り付ける戸枠の上部に固定するベース板2の左右一方のA側部に固定ギア11を固定し、この固定ギアと対をなす可動ギア12が可動ギア軸14にて可動板3のA側部に回転自在に支持され、固定ギア軸13と可動ギア軸14は連結金具15で連結して遊星ギア機構を構成し、これら部品の配置は、可動ギア12が固定ギア11の頂上からB側に略45°にある時、該可動ギアに固定された可動アーム16はB側方向に略45°に取り付ける。
ベース板2のA側部と反対側のB側部に固定された固定ギア21と、この固定ギアと対をなす可動ギア22が該可動ギア軸24にて可動板3のA側部と反対側のB側部に組み付けられ、固定ギア軸23と可動ギア軸24は連結金具25で連結され、これら部品の配置は、上記A側部の該可動ギア12が固定ギア11の頂点からB側の略45°にある時、B側部の可動ギア22は固定ギア21の略頂点に配置され、このとき可動ギアに固定された可動アーム26はB側方向に略45°に取り付ける。
実用上は、可動ギア12が固定ギア11の頂上よりA側にわずかオーバーして停止するように設定すると、可動ギア11が自重でB側方向にずり落ちてこず略頂上での静止安定性を図ることができる。同様にB側可動ギア22が固定ギア21の頂上よりB側にわずかオーバーして停止するように設定すると、可動ギア22が自重でA側方向にずり落ちてこず略頂上での静止安定性を図ることができる。
次にドアの開閉操作を行うロープに関して説明する。ロープA31の一方の端部を上記可動アーム16の略水平方向の上記ベース板2のA側端部35に固定し、このロープAは可動アーム16に取り付けた滑車32を介して略水平方向にベース板2に取り付けた滑車34にて往復させてから滑車33で垂直下方に方向転換し、該ロープA端部に握り手36を取り付ける。
また、ロープB41も同様に、一方の端部をB側端部43に固定し、このロープBは可動アーム26に取り付けた滑車42を介して滑車44にて往復させてから滑車43で垂直下方に方向転換し、該ロープA端部に握り手46を取り付ける。
次にドアの移動方法について説明する。ロープA31を下方に引き、可動アーム16はB側略45°からA側に略45°まで移動させると、可動ギア12は固定ギア11を周回し固定ギアの略頂点に移動する。可動ギア軸14で回転自在に支持された可動板3は上方に移動すると同時にA側にも移動する。B側においては、可動ギア22は固定ギア21を周回して固定ギアのA側45°まで移動し、略頂点からB側略45°にあった可動アーム(26)はA側45°まで移動し、可動板3のB側は下方に移動すると同時にA側にも移動する。
このため、可動板は、A側は上方に、B側は下方にに移動し、可動板に固定されたスライドレールはA側上方、B側下方に傾斜するので、このレールに吊り下げられたドアは、自重でB側に移動する。このとき、可動板はA側に移動しドアの移動方向と逆であるので、ドアは静状態から動状態に移動を始めるきっかけに寄与する。同様に、ロープBを下方に引くと、上記ロープAを引いた状況と逆となり、A側が下方に、B側が上方に移動しドアはA側に向けて移動する。
可動ギアと固定ギアの組み合わせの変形例を図6で説明する。A側の可動ギア12は固定ギア11の略頂上で可動アーム16がA側略45°にあるとき、B側の可動ギア22は固定ギア21のA側略45°で可動アーム26がA側略45°に構成し、
ロープA31の一方の端部を上記可動アーム16の略水平方向の上記ベース板2の中央寄り位置(35)に固定し、このロープAは可動アーム16に取り付けた滑車32を介して略水平方向にベース板2に取り付けた滑車33で垂直下方に方向転換し、該ロープA端部に握り手36を取り付ける。
ロープA31を下方に引き、可動アーム16をA側略45°からB側に略45°まで移動させると、可動ギア12は固定ギア11を周回し固定ギアの略頂点からB側略45°に移動する。可動ギア軸14で回転自在に支持された可動板3は下方に移動すると同時にB側にも移動する。B側においては、可動ギア22は固定ギア21を周回して固定ギアの略頂点まで移動し、A側略45°にあった可動アーム26はB側略45°まで移動し、可動板3B側は上方に移動すると同時にB側にも移動する。この移動により、B側に傾斜していた可動板はA側に傾斜させることができる。
もう一つの可動ギアと固定ギアの組み合わせの変形例を図7で説明する。A側の可動ギア12は固定ギア11のA側略45°で可動アーム16がA側略45°にあるとき、B側の可動ギア22は固定ギア21の略頂上で可動アーム26がA側略45°に構成し、ロープA31の一方の端部を上記可動アーム16の略水平方向の上記ベース板2の中央寄り位置35に固定し、このロープAは可動アーム16に取り付けた滑車42を介して略水平方向にベース板2に取り付けた滑車33で垂直下方に方向転換し、該ロープA端部に握り手36を取り付ける。
ロープA31を下方に引き、可動アーム16をA側略45°からB側に略45°まで移動させると、可動ギア12は固定ギア11を周回し固定ギアのA側略45°から略頂上に移動する。可動ギア軸14で回転自在に支持された可動板3は上方に移動すると同時にB側にも移動する。B側においては、可動ギア22は固定ギア21を周回して固定ギアのB側略45°まで移動し、A側略45°にあった可動アーム26はB側略45°まで移動し、可動板3のB側は下方に移動すると同時にB側にも移動する。この移動により、A側に傾斜していた可動板はB側に傾斜する。この場合は、可動板の移動方向はドアの方向と同じなので、前記に記載したような可動板の移動がドアの静から動への移動のきっかけに寄与する利点はない。
ドアの垂直保持機構を図6にて説明する。ドア5上部左右端近傍2カ所に取り付けた2個の滑車51a 、51bにワイヤー52を通し、該ロープ両端を、スライドレール4上を滑走するスライド部7に取り付ける。これによってスライドレールが傾斜してもドアは自重によって垂直に保持することができる。また、上記と逆にスライド部7側に2個の滑車を設けてもよい。
ドア下部機構について図6にて説明する。ドアの下部左右端近傍2カ所55a、55bに、ブレーキ付き滑車56を取り付ける。このブレーキ付き滑車は正回転は滑らかな回転をするが逆回転はブレーキがかかるように作られていて、ドアが傾斜したレールに吊架されて移動し、停止位置近傍でブレーキ付き滑車が床面に接するとブレーキがかかるように構成する。
本考案主要部の構成図 本考案主要部の構成図 A側ギア詳細図 B側ギア詳細図 A側ギア詳細図 実施例2の説明図 実施例3の説明図
符号の説明
2 ベース板
3 可動板
4 スライドレール
5 ドア
7 スライド部
11 固定ギア
12 可動ギア
13 固定ギア軸
14 可動ギア軸
15 連結金具
16 可動アーム
21 固定ギア
22 可動ギア
23 固定ギア軸
24 可動ギア軸
25 連結金具
26 可動アーム
31 ロープA
32 滑車
33 滑車
34 滑車
35 ロープA固定位置
36 握り手
41 ロープB
42 滑車
43 滑車
44 滑車
45 ロープB固定位置
46 握り手
51a 滑車
51b 滑車
52 ワイヤー
55a ドア下部左端位置
55b ドア下部右端位置
56 ブレーキ付き戸車

Claims (3)

  1. 水平なベース板の2箇所において、該ベース板に固定される固定ギアと、該固定ギアと対をなす可動ギアと、該固定ギアの回転軸と該可動ギアの回転軸を連結する連結金具と、該可動ギアの回転軸にて回転自在に連結された可動板と、該可動ギアに固定して設けられた可動アームとが、一方の可動ギアが対をなす固定ギアの頂点にあるとき他方の可動ギアは対をなす固定ギアの横側にあるように構成され、末端をベース板に繋いで上記可動アームを介したロープを下方に引くことにより上記可動アームは回動して、上記可動板に設けられたハンガーレールを傾斜させ、該ハンガーレールに吊架されたドアを移動させる自錘式自動開平ドア。
  2. ドア上部左右端近傍2箇所に取り付けた滑車にワイヤーを介し、該ロープ両端をスライド部に吊架させて垂直保持させた、請求項1に記載の自錘式自動開平ドア。
  3. ドアの下部左右端近傍2カ所に、ブレーキ付き滑車を取り付け、停止位置で静止させる、請求項1に記載の自錘式自動開平ドア。
JP2006005542U 2006-06-12 2006-06-12 自錘式自動開閉ドア Expired - Fee Related JP3125216U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006005542U JP3125216U (ja) 2006-06-12 2006-06-12 自錘式自動開閉ドア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006005542U JP3125216U (ja) 2006-06-12 2006-06-12 自錘式自動開閉ドア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3125216U true JP3125216U (ja) 2006-09-14

Family

ID=43475105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006005542U Expired - Fee Related JP3125216U (ja) 2006-06-12 2006-06-12 自錘式自動開閉ドア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3125216U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5804695B2 (ja) エレベータのかご振動抑制装置
JPWO2011043378A1 (ja) エレベータのドア係合装置
WO2021218860A1 (zh) 一种移门装置
CN1771379B (zh) 拉门用的闭锁装置
JP2011084889A (ja) ドアガイド装置及びスライドドア装置
JP3125216U (ja) 自錘式自動開閉ドア
CN111520033A (zh) 一种移门装置
JP2016056651A (ja) 運動エネルギー取込み装置
CN213269520U (zh) 一种移门装置
KR100898194B1 (ko) 출입문 개폐장치
JP2007119121A (ja) 段差解消機
JP2002095534A (ja) 扉付き昇降キャビネット
JP2004285792A (ja) 引戸クローザ
JP2011157026A (ja) 車両用シート
JP2010037921A (ja) 引戸の開閉装置
JP4150526B2 (ja) 車両の2つ折戸における握り
JP2003339473A (ja) 収納椅子
KR20200133408A (ko) 풀오픈형 비상탈출용 자동문
JP2005118105A (ja) 入浴介護補助装置
JP4612940B2 (ja) 入浴介護補助装置
JP2000220343A (ja) 自動開閉戸
CN215056629U (zh) 一种具有防晃动功能的推拉门
JP2003073048A (ja) エレベータの乗りかご
JP2002301129A (ja) 入浴介護補助装置
RU2263621C1 (ru) Устройство для аварийного открытия перемещаемой электроприводом двери кабины лифта

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees