JP3125037U - 補助便座 - Google Patents

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Abstract

【課題】補助便座を便座や便器桶に十分に固定でき、補助便座を使用した際に便座や便器桶に軽微な傷がつくことを防ぐことのできる幼児用補助便座を提供することを課題とする。
【解決手段】洋式便器の便座に取付可能な補助便座であって、前記補助便座は、硬質樹脂で下方が開口した頂部平坦山形を断面とする環形状に形成され、前記補助便座の外縁下端を覆う軟質樹脂となる周縁パッキンを備え、前記補助便座の裏面には、前記便座の上面と当接する第一脚部と、前記便座の内法に合わせて摺動可能であって該内法と当接する第二脚部と、L字型に形成され該L字型の水平面が前記便座の裏面と当接する第三脚部とを備えた。
【選択図】図1

Description

本考案は、幼児用の補助便座に関するものである。
従来、御虎子と呼ばれる室内用に持ち運びできる幼児用簡易便器が知られており、この御虎子は、幼児のオムツ離れを早めるために使用したり、また大人用便器を使用することができない幼児が使用したりするものである。そして、親は幼児に幼児用簡易便器を使用させながら、幼児の成長に合わせて徐々に大人用便器での使用に慣らせていくようにしている。
しかし、大人用便器となる洋式便器を使用すると便座が大きすぎる為に幼児は座ることが出来ない場合があり、このような場合には、便座に小さな幼児用の補助便座を取り付けて使用している。このように、幼児の成長過程に於いては、御虎子と呼ばれる幼児用簡易便器や、洋式便器の便座に取り付けて使用する幼児用の補助便座が必要であった。
従来、実開平6−66495号公報「幼児用便器」となる補助便座及び、該補助便座と便器桶を組合せした幼児用簡易便器が開示されている。この考案は、幼児自身が便座に乗り降りする際に、便座に取り付けてある手持部が邪魔になるので、この手持部を取り外し可能としたものである。また近年、洋式便器の便座の形状(U字型やO字型など)が多様化し、この「幼児用便器」の考案では、補助便座を洋式便器に取付した場合において、十分に補助便座を固定できない場合や、十分に固定されていない状態で補助便座を使用することよって洋式便器の便座に細かい傷がつくことが稀にあった。
実開平6−66495号公報
そこで、本考案は、上記従来技術の問題点に斯かる実情に鑑みなされたもので、補助便座を便座や便器桶に十分に固定でき、補助便座を使用した際に便座や便器桶に軽微な傷がつくことを防ぐことのできる幼児用補助便座を提供することを課題とする。
請求項1に記載の考案は、洋式便器の便座に取付可能な補助便座であって、前記補助便座は、硬質樹脂で下方が開口した頂部平坦山形を断面とする環形状に形成され、前記補助便座の外縁下端を覆う軟質樹脂となる周縁パッキンを備え、前記補助便座の裏面には、前記便座の上面と当接する第一脚部と、前記便座の内法に合わせて摺動可能であって該内法と当接する第二脚部と、L字型に形成され該L字型の水平面が前記便座の裏面と当接する第三脚部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1において、前記第一脚部、前記第二脚部及び前記第三脚部には、洋式便器の便座を保護する樹脂部材を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2において、前記第三脚部は、回動自在とし、前記便座の厚みに応じて適宜に圧接するスプリングを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記補助便座には、吊り下げ可能なフックを回動自在に備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記補助便座の内縁に、温水洗浄機用の開口を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の考案は、請求項1乃至5のいずれか1項において、前記補助便座には、使用の際に幼児が把持するための把持部を更に備え、前記補助便座の先端部に把持部を取り付けるための把持部取付凹部を有し、前記把持部を前後方向のいずれか一方の向きに着脱を自在としたことを特徴とする。
請求項7に記載の考案は、請求項6において、前記把持部取付凹部は略楕円状に形成し、その周縁のそれぞれ対向する位置に切欠部と、その下面に開口部とを備え、前記把持部の下面には前記開口部に嵌合可能な嵌合部を備え、把持部の下面周縁には前記切欠部と係合し出没可能な係合爪部をそれぞれ対向する位置に設け、前記係合爪部は、前記嵌合部に連動して出没可能としたことを特徴とする。
請求項8に記載の考案は、請求項6において、前記把持部取付凹部は略楕円状に形成し、その周縁のそれぞれ対向する位置に切欠部と、その下面に開口部とを備え、前記把持部の下面には前記開口部に嵌合可能な嵌合部を備え、把持部の下面周縁には前記切欠部と係合し出没可能な係合爪部をそれぞれ対向する位置に設け、前記係合爪部は、前記嵌合部に連動して出没可能としたことを特徴とする。
請求項1の考案によれば、洋式便器の便座に取付可能な補助便座であって、補助便座は、硬質樹脂で下方が開口した頂部平坦山形を断面とする環形状に形成され、補助便座の外縁下端を覆う軟質樹脂となる周縁パッキンを備え、補助便座の裏面には、便座の上面と当接する第一脚部と、便座の内法に合わせて摺動可能であって該内法と当接する第二脚部と、L字型に形成され該L字型の水平面が便座の裏面と当接する第三脚部とを備えることによって、補助便座を便座や便器桶に十分に固定でき、補助便座を使用した際に便座や便器桶に軽微な傷がつくことを防ぐことのできる幼児用補助便座を提供することができる。
請求項2の考案によれば、第一脚部、第二脚部及び第三脚部には、洋式便器の便座を保護する軟質樹脂となる樹脂部材を更に備えることによって、補助便座を使用した際に便座や便器桶に軽微な傷がつくことを防ぐことができる。
請求項3の考案によれば、第三脚部は、回動自在とし、便座の厚みに応じて適宜に圧接するスプリングを備えることによって、O字型やU字型に形成された便座に対して補助便座を確実に固定することができる。
請求項4の考案によれば、補助便座には、吊り下げ可能なフックを回動自在に備えることによって、補助便座を壁などに吊り下げて収納することができる。
請求項5の考案によれば、補助便座の内周面には、温水洗浄機用の開口を備えることによって、温水洗浄機の動作を妨げないようにすることができる。
請求項6の考案によれば、補助便座には、使用の際に幼児が把持するための把持部を更に備え、前記補助便座の先端部に把持部を取り付けるための把持部取付凹部を備えることによって、幼児は安定した姿勢で使用することができる。
請求項7の考案によれば、把持部取付凹部は楕円状に形成し、その周縁のそれぞれ対向する位置に切欠部と、その下面に開口部とを備え、把持部の下面には開口部に嵌合可能な嵌合部を備え、把持部の下面周縁には前記切欠部と係合し出没可能な係合爪部をそれぞれ対向する位置に設け、前記係合爪部は、前記嵌合部に連動して出没可能とすることによって、該把持部を確実に固定することができる。
請求項8の考案によれば、把持部の外観を所望の形象物の形状に形成すると共に、把持部の背面には音声ICにより音声を出力する音声出力手段を備えることによって、幼児に対して趣向の高い補助便座とすることができる。
洋式便器の便座に取付可能な補助便座であって、前記補助便座は、硬質樹脂で下方が開口した頂部平坦山形を断面とする環形状に形成され、前記補助便座の外縁下端を覆う軟質樹脂となる周縁パッキンを備え、前記補助便座の裏面には、前記便座の上面と当接する第一脚部と、前記便座の内法に合わせて摺動可能であって該内法と当接する第二脚部と、L字型に形成され該L字型の水平面が前記便座の裏面と当接する第三脚部とを備えている。また前記第一脚部、前記第二脚部及び前記第三脚部には、洋式便器の便座を保護する樹脂部材を有し、前記第三脚部は、回動自在とし、前記便座の厚みに応じて適宜に圧接するスプリングを備え、前記補助便座の内縁部には、温水洗浄機用の開口が形成されている。
また、前記補助便座には、吊り下げ可能なフックを回動自在に備えたり、使用の際に幼児に把持され、所望の形象物の形状に形成された把持部を前記補助便座の先端に着脱自在に備えたり、前記把持部には音声ICにより音声を出力する音声出力手段を備えたりすることもある。
以下、図面を参照して本考案に係る補助便座の一実施例を詳細に説明する。図1は、本考案の補助便座の外観を示す斜視図面である。図2は、該補助便座の裏面を示す斜視図面である。この補助便座は、図8に示すように、洋式用便器80の便座76に、補助便座本体10を載置固定することによって、幼児が、この洋式用便器80で使用できるようにするものである。
補助便座は、補助便座本体10と、該補助便座本体10に着脱自在とされた把持部60で構成されている。まずは、補助便座本体10の説明を行う。補助便座本体10は、硬質樹脂で下方が開口した頂部平坦山形を断面とした環形状で、O字型形状に形成され、頂部となる上面部11の外縁から下方へ垂下した外縁部12と、上面部11の内縁から外縁部12より長く下方へと垂下した内縁部13からなっている。また、補助便座本体10の上面部11の内側には、補助便座本体10の内縁部13と外縁部12を結ぶリブ14が複数形成され、補助便座本体10の剛性が増すようになっている。また、補助便座本体10の外縁部12の下端を覆う周縁パッキン24を備えている。この周縁パッキン24は、熱可塑性エラストマーとなる樹脂素材で形成され、補助便座本体10の外縁部12の端部が便座76と当接する場合において、軽微な傷がつくことを回避できるようになっている。
また補助便座本体10の上面部11の前方には、図6に示すように把持部取付凹部18となる楕円状の凹部が形成され、その凹部の周縁のそれぞれ対向する位置に矩形の穴となる切欠部20が形成され、また、その凹部の下面に一対の矩形の穴となる開口部22が形成されている。この切欠部20は、後述する把持部60の係合爪部72と係合し、開口部22は、把持部60の嵌合部62と嵌合するようになっており、把持部60は、この把持部取付凹部18に、前又は後の方向に向けて着脱自在となっている。
また、補助便座本体10の内縁部13の後方部分には、温水洗浄機用の半円状の開口15が形成され、温水洗浄機付きの便器の便座76に載置固定した場合においても、温水洗浄機の動作を妨げないようにしているものである。
そして、補助便座本体10の上面部11の内側には、図2に示すように便座76の上面と当接する第一脚部26と、便座76の内法に合わせて摺動可能であって該内法と当接する第二脚部38と、L字型に形成され便座76の裏面を圧接し回動自在とする第三脚部48とで構成され、該第二脚部38は、後述するサイズ調整部30によって、その位置を調整可能とされている。補助便座本体10は、これら第一脚部26、第二脚部38及び第三脚部48を用いることによって、補助便座本体10を便座76に確実に載置固定させることができるようになっている。これら補助便座本体10を便座76に載置固定する際に使用する第一脚部26、第二脚部38、第三脚部48の説明を行う。
まず、第一脚部26の説明を行う。この第一脚部26は、図2に示すように補助便座本体10の裏面の四方に形成され、図3に示すように補助便座本体10の上面部11の内側に固着され硬質樹脂で略円柱形状に形成された第一脚部取付部16と、熱可塑性エラストマーとなる樹脂素材で円柱形状に形成された第一脚部弾性部材28で構成されている。第一脚部弾性部材28は、第一脚部取付部16の端面に螺子によって固着されている。この第一脚部弾性部材28を第一脚部取付部16に固着することによって、第一脚部26は、補助便座本体10の外縁部12より僅かに突出し、補助便座本体10を便座76に載置固定する際に便座76の上面と当接し、熱可塑性エラストマーとなる樹脂素材と便座76の上面との摩擦力によって、前後左右方向へのずれを防止している。
次に、第二脚部38の説明を行う。この第二脚部38は、図2に示すように第一脚部26の近傍に位置し、左右に2箇所に設けられている。この第二脚部38は、図4に示すようにサイズ調整部30によって、便座76の内法に応じて摺動可能とされ、位置を調整できるようされている。この第二脚部38の位置の調整には、サイズ調整部30と、摺動部材46と、圧縮バネとなるスプリング44を用いて調整可能とされている。
サイズ調整部30は、下面が開口し、中空に形成された略直方体形状に形成され、サイズ調整部30の上面中央に、サイズ調整部30の長手方向と平行に開口した長孔32が形成されている。また、このサイズ調整部30の内側には、歯部を有する第一ラック34と、同じく歯部を有する該第一ラック34より下方に向けた長さが短い第二ラック36が対向するように形成されている。
次に、第二脚部38は、略円筒形状に形成され、円筒の下端には鍔状に膨出した歯車40が形成されている。第二脚部38は、サイズ調整部30の長孔32から突設され、第二脚部38の下端の歯車40は、サイズ調整部30の第一ラック34及び第二ラック36と、それぞれ歯合する。この第二脚部38の歯車40が、第一ラック34及び第二ラック36と歯合した状態では、第二脚部38は、摺動不能及び回動不能となっている。
また、第二脚部38の上方には、熱可塑性エラストマーとなる樹脂素材で円筒形状に形成された弾性体42が固着されている。これにより、便座76の内法に第二脚部38を当接させた場合において、弾性体42と便座76の内法との摩擦によって、補助便座本体10を固定できるようになる。更に、第二脚部38を便座76の内法に当接させても、便座76の内法に軽微な傷がつくことを防止している。
そして、摺動部材46は、第二脚部38の円筒の内径より僅かに短径に形成された棒形状で、棒の下端には、矩形状の薄板が固着されている。この摺動部材46の棒の周囲にスプリング44を巻装させた後、摺動部材46の上部を第二脚部38の下方から該円筒内に挿嵌している。第二脚部38は、このスプリング44によって常に上方へ押圧するように付勢されている。
この第二脚部38の位置を調整する方法を説明する。まず第二脚部38を下方へ押圧すると、第二脚部38の歯車40は、第一ラック34より下方に向けた長さが短い第二ラック36との噛合状態が解除される。第二脚部38の歯車40は、第一ラック34との歯合状態は継続されるものの、第二脚部38は回動可能となる。これにより、第二脚部38は、第二脚部38を回動させることによって、サイズ調整部30の上面中央に形成された長穴に沿って摺動可能となる。また、第二脚部38を摺動させ、位置を調整した後、第二脚部38の下方への押圧された状態を解除することにより、スプリング44の付勢力によって、第二脚部38は上方へと付勢され、第二脚部38の歯車40は、第二ラック36と再び歯合状態となる。したがって第二脚部38は、再び摺動不能及び回転不能状態となり、第二脚部38は固定されるようになる。このように、例えば、補助便座本体10を便座76に載置した後、便座76の内法と当接するまで第二脚部38の位置を調整することによって、各種サイズの異なる便座76に補助便座本体10を固定することが可能となる。
次に、第三脚部48の説明を行う。この第三脚部48は、図2に示すように第一脚部26の近傍に位置し、左右2箇所に設けられ、図5に示すようにスプリング54及びスプリング抑止部材56を用いて、第三脚部取付部17に回動自在及び伸縮自在に取り付けられている。この第三脚部48は、L字型に形成され、補助便座本体10を便座76に載置固定する際に、便座76の形状に応じて第三脚部48を回動させたり、便座76の厚さに応じて第三脚部48を伸縮させたりして、便座76の裏面と第三脚部48を圧接させて固定するものである。
第三脚部取付部17は、補助便座本体10の上面部11の内側に固着され、硬質樹脂で略円柱形状に形成されている。
また、第三脚部48は、内筒及び外筒からなる2重筒形状に形成されている。この内筒は、外筒の下端近傍から中央近傍までの長さに形成され、外筒は、第三脚部取付部17の直径よりも僅かに短径に形成されると共に、外筒の中央近傍から上端にかけて筒の半分が切欠されている。そして外筒の上端には、該切欠と対称となる方向に略D字型状に膨出した引掛部50が形成されており、第三脚部48は、引掛部50を水平としたL字型形状に形成されている。この第三脚部48の下端は、略円柱形状の第三脚部取付部17を覆うように、回動自在及び伸縮自在に挿嵌されている。
また、第三脚部48の内側面には、熱可塑性エラストマーとなる樹脂素材で形成された板状の弾性体52が固着され、この第三脚部48と、便座76の裏面や内法に軽微な傷がつくことを防止し引掛部50の水平方向長さを十分に長くしている。
次に、スプリング抑止部材56は、第三脚部48の内筒の内径よりも僅かに短径となる円筒形状に形成され、上端に円板状の鍔部が形成されている。そして、スプリング54は、円筒状に巻かれた圧縮バネで、スプリング抑止部材56の円筒の周囲に巻装されている。このスプリング抑止部材56は、第三脚部48の内筒内に挿嵌し、螺子により螺子止めされている。スプリング抑止部材56の円筒の周囲に巻装されているスプリング54は、第三脚部48を常に下方へと付勢しており、第三脚部48は、第三脚部48の内筒の上端から、スプリング抑止部材56の円板状の鍔部までの長さの範囲で、上下方向に伸縮自在となっている。
次に、図1及び図6を用いて把持部60の説明を行う。把持部60は、キャラクターや、動物などの所望の形象物を形象した形に形成され、把持部60の上部には曲線状のハンドル部61を備えている。幼児が使用の際にこれを把持することができ、幼児は、安定した姿勢で、補助便座本体10を使用することができるようになっている。
この把持部60の下面には一対の嵌合部62を回動自在に軸着されている。この嵌合部62は、軸68の両端に矩形状の薄板を固着した形に形成され、一方の薄板となる係合板64は、把持部60の外側に突設されている。この嵌合部62の係合板64を、把持部取付凹部18の底面に形成された一対の開口部22に挿嵌し、90度回転させた時に、係合板64は、開口部22と係合する。また、その状態から更に90度回転させると、嵌合部62の係合板64と開口部22の係合状態は解除される。
また把持部60の内部(図7を参照)に配設された他方の薄板となる作動板66の近傍には、係合爪部72を先端に有する移動片70が摺動自在に備えられており、この移動片70が摺動を行うことにより、係合爪部72は出没可能となっている。また、この移動片70は、スプリング74の作用により、常に係合爪部72が埋没する方向となる作動板66方向に付勢されている。係合板64を90度回転させた時に、作動板66も同様に90度回転し、この矩形に形成された作動板66によって、移動片70は、外側へ押圧され、係合爪部72は、外方へと摺動し突出する。また、嵌合部62の係合板64を、その状態から更に90度回転させると、作動板66からの押圧が解除され、移動片70は、スプリング74の付勢力によって、作動板66方向へと摺動し、係合爪部72は、埋没するようになっている。この係合爪部72を突出した状態にすることによって、把持部取付凹部18に形成された切欠部20と嵌合するようになっている。このように構成することにより、把持部60は、補助便座本体10に形成された把持部取付凹部18に確実に固定することができる。
そして、把持部60には、図示しないが音声ICチップ及び音声出力手段が内設されている。この把持部60内の音声ICチップより音声情報が出力され、出力された音声情報に応じて音声出力手段より、音声出力されるようになっている。また、図示しないが把持部60の背面に、音声ボタンA、B及びCが設けてあり、各ボタンを押下すると、音声ICチップより異なる音声情報が出力されるようになっている。例えば、音声ボタンAを押下した場合には、音声ICチップは「上手にできたね」「ちゃんとできるかな?」「えらいえらい」などの音声情報を出力し、音声ボタンBを押下した場合には、楽曲に関する音声情報が出力され、音声ボタンCを押下した場合には、水の流れる音となる効果音が音声情報として出力されるようになっている。
このように、把持部60を幼児が好むキャラクターや、動物などの所望の形象物を形象した形に形成したり、幼児が好む音声などを出力したりすることによって、幼児は、遊戯をするかのように、喜んで補助便座に着座させることができる。この着座させた状態で、補助便座を使用させることによって、幼児のオムツ離れを早めるためトレーニングに役立つようになっている。
図8と図9を用いて、補助便座本体10を、大人用の洋式便器80の便座76に載置固定する例を説明する。まず補助便座本体10を、載置固定する便座76の中央に載置する。その後、便座76を持ち上げ、便座76の裏面側(図9を参照)より、補助便座本体10の上面部11の内側の四方に用意された第二脚部38及び第三脚部48のうち、第三脚部48を回転させたり、伸縮させたりして、第三脚部48のL字型形状の水平面となる引掛部50が便座76の裏面を圧接するように調整する。その後、第二脚部38の位置を便座76の内法と当接するように摺動させて位置を調整する。また、補助便座本体10の上面部11の内側の四方に設けた第一脚部26は、便座76の上面と当接し、便座76の上面と第一脚部26との摩擦力によって、補助便座本体10が前後左右へと移動することを防止しており、第一脚部26、第二脚部38及び第三脚部48の作用によって、補助便座本体10は、どのようなサイズやどのような形状の便座76であっても、載置固定することができる。
そして、第三脚部48の引掛部50を長くしているため、便座76における内側断面形状が湾曲している場合においても引掛部50の先端を便座76の裏側に当接することができ、スプリング54によって引掛部50を便座に圧接させて補助便座本体10の打ち上がりを阻止することができるものである。
また図10は、補助便座本体10を便器桶78に取り付けた状態を示した図である。このように補助便座本体10を便器桶78に取り付けることによって、幼児用簡易便器として使用することもできる。
そして、図示しないが補助便座本体10の全体を布製の補助便座カバーで覆うようにすることも可能であり、それによって、補助便座本体10が直接汚れることを防止することもできる。この補助便座カバーが汚れてしまった場合には、汚れた補助便座カバーを洗浄することによって、補助便座本体10を清潔に保つこともできる。また、補助便座本体10が、汚れた場合においても、補助便座本体10の全体を水洗い可能であって、常に清潔に保つことができるものである。
また、補助便座本体10を使用しない時や、補助便座本体10を水洗いなどで洗浄した時には、補助便座本体10の裏面に回転自在に軸支されているフック58を用いて、壁などに補助便座本体10を吊るし、自然乾燥させることができる。
以上説明したように、補助便座を便座や便器桶に十分に固定でき、補助便座を使用した際に便座や便器桶に軽微な傷がつくことを防ぐことのできる幼児用補助便座を提供することが可能である。このように、好ましい実施例を挙げて本考案を説明したが、本考案はその実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々に改変できる。
本考案の一実施例である補助便座の外観を示す斜視図面である。 本考案の一実施例である補助便座の裏面を示す斜視図面である。 本考案の一実施例である補助便座の第一脚部を示す図である。 本考案の一実施例である補助便座の第二脚部示す図である。 本考案の一実施例である補助便座の第三脚部を示す図である。 本考案の一実施例である補助便座の補助便座本体から把持部を取り外した状態を示す図である。 本考案の一実施例である補助便座の把持部の内部を示す図である。 本考案の一実施例である補助便座を便座に載置固定する様子を示した図である。 本考案の一実施例である便座に載置固定された補助便座の裏面を示す図である。 本考案の一実施例である補助便座を幼児用簡易便器に載置固定した状態を示す図である。
符号の説明
10 補助便座本体
11 上面部
12 外縁部
13 内縁部
14 リブ
15 開口
16 第一脚部取付部
17 第三脚部取付部
18 把持部取付凹部
20 切欠部
22 開口部
24 周縁パッキン
26 第一脚部
28 第一脚部弾性部材
30 サイズ調整部
32 長孔
34 第一ラック
36 第二ラック
38 第二脚部
40 歯車
42 弾性体 TPE
44 スプリング
46 摺動部材
48 第三脚部
50 引掛部
52 弾性体
54 スプリング
56 スプリング抑止部材
58 フック
60 把持部
61 ハンドル部
62 嵌合部
64 係合板
66 作動板
68 軸
70 移動片
72 係合爪部
74 スプリング
76 便座
78 便器桶
80 便器

Claims (8)

  1. 洋式便器の便座に取付可能な補助便座であって、前記補助便座は、硬質樹脂で下方が開口した頂部平坦山形を断面とする環形状に形成され、前記補助便座の外縁下端を覆う軟質樹脂となる周縁パッキンを備え、前記補助便座の裏面には、前記便座の上面と当接する第一脚部と、前記便座の内法に合わせて摺動可能であって該内法と当接する第二脚部と、L字型に形成され該L字型の水平面が前記便座の裏面と当接する第三脚部とを備えたことを特徴とした補助便座。
  2. 請求項1において、前記第一脚部、前記第二脚部及び前記第三脚部には、洋式便器の便座を保護する樹脂部材を備えたことを特徴とした補助便座。
  3. 請求項1又は2において、前記第三脚部は、回動自在とし、前記便座の厚みに応じて適宜に圧接するスプリングを備えたことを特徴とした補助便座。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、前記補助便座には、吊り下げ可能なフックを回動自在に備えたことを特徴とした補助便座。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記補助便座の内縁に、温水洗浄機用の開口を備えたことを特徴とした補助便座。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、前記補助便座には、使用の際に幼児が把持するための把持部を更に備え、前記補助便座の先端部に把持部を取り付けるための把持部取付凹部を有し、前記把持部を前後方向のいずれか一方の向きに着脱を自在としたことを特徴とした補助便座。
  7. 請求項6において、前記把持部取付凹部は略楕円状に形成し、その周縁のそれぞれ対向する位置に切欠部と、その下面に開口部とを備え、前記把持部の下面には前記開口部に嵌合可能な嵌合部を備え、把持部の下面周縁には前記切欠部と係合し出没可能な係合爪部をそれぞれ対向する位置に設け、前記係合爪部は、前記嵌合部に連動して出没可能としたことを特徴とした補助便座。
  8. 請求項6又は7において、前記把持部の外観を所望の形象物の形状に形成すると共に、把持部の背面には音声ICにより音声を出力する音声出力手段を備えたことを特徴とする補助便座。
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