JP3123994U - ヘッドレスト - Google Patents

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新太郎 大竹
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Abstract

【課題】 日常の乗車時の疲労を解消したり、車椅子利用者の乗車時の負担を軽減することを可能としたヘッドレストを実現する。
【解決手段】 シートバックに保持されるべきステーが設けられる側の後方レスト部2と、搭乗者に接する側の前方レスト部4を可撓性素材を逆V字状に形成すると共に、後方レスト部及び前方レスト部の各々に芯材6、7を内設し、前方レスト部側に対し後方レスト部が揺動可能となるようにそれぞれの芯材の上端を軸支すると共に、ステーに対しヘッドレスト全体が揺動可能となるようにステーの上端と後方レスト部側芯材の下端を軸支し、後方レスト部の下端に対し、前方レスト部の下端が下方に位置するようにすることにより前方レスト部に搭乗者の頸部が接するようにすると共に、上記前方レスト部に搭乗者の後頭部から頸部に至る部分が落ち込む窪み5を設ける。
【選択図】 図3

Description

この考案は自動車用のシートや自動車に載置される車椅子のヘッドレストに関し、より詳細には事故時のむち打ち症を防止するのみでなく、日常の乗車時の疲労も解消することを可能としたヘッドレストに関する。
自動車のシートバックの上方に突設することにより、搭乗者の後頭部をサポートするヘッドレストが公知である(特許文献1、2)。又、搭乗者の後頭部をのみならず、頸部もサポートするヘッドレストが公知である(特許文献3)。
特許公開2002−388号公報 特開平8−252146号公報 特開平8−332879号公報 特許公開2001−17472
一般的なヘッドレストは追突等の事故時の衝撃により、搭乗者の頭部が急激に後方に屈曲してむち打ち症を引き起こすことを防止する点に意を払っており、日常の乗車時の疲労を解消する点はあまり考慮されていなかった。即ち、図6に示すように自動車のシートバックSの上方に突設されたヘッドレストHは、搭乗者Tの後頭部にのみ接し、搭乗者の頸部には接しなかった。又、搭乗者Tの後頭部とヘッドレストHは通常は接してなく、搭乗者が意識的に首を後に傾けて初めて接するのが普通であった。従って、自動車の横方向の加速度により搭乗者の後頭部が左右に振られようとし、搭乗者が無意識にこれに抗する結果、疲れを生じやすいという問題があった。
これに関し、特許文献1には枢支部を上端に設け、下方が揺動するヘッドレストが記載されている。このヘッドレストは下端を前方に傾けることにより搭乗者の後頭部に常に接することが可能である。しかしながら、枢支部となる上端は定位置に止まっているので、ヘッドレスト全体が後頭部に接するわけでなく、下端が部分的に接するに過ぎず、後頭部を完全にサポートするには至ってない。
又、特許文献3には搭乗者の首に当接する部材を備えたヘッドレストが記載されている。しかしながら、上記ヘッドレストは後頭部をサポートするヘッドレスト部分と搭乗者の首に当接する部材とが別体となっており、搭乗者の後頭部とヘッドレスト部分は通常は接してないので、搭乗者は常に頭部がヘッドレスト部分から離れ、一方、頸部に当接する部材は一律に前方に突出しているのでシートバックの傾斜角度や搭乗者の体型によっては却って頸部を押しすぎる問題が予想される。
一方、特許文献4に記載のように、車椅子を車台とシート部分に分離可能とし、シート部分を車載可能とした車椅子用シートも提案されているが、老人等の車椅子利用者の中には頸部の筋力が弱い者も多く、前記の傾向はより顕著となった。
この考案は以上の課題を解決したヘッドレストを提供することを目的として創作されたものであり、シートバックに保持されるべきステーが設けられる側の後方レスト部と、搭乗者に接する側の前方レスト部が逆V字状を構成するように可撓性素材を逆V字状に形成すると共に、後方レスト部及び前方レスト部の各々に剛性素材よりなる芯材を内設し、前方レスト部側に対し後方レスト部が揺動可能となるようにそれぞれの芯材の上端を軸支すると共に、ステーに対しヘッドレスト全体が揺動可能となるようにステーの上端と後方レスト部側芯材の下端を軸支したヘッドレストにおいて、後方レスト部の下端に対し、前方レスト部の下端が下方に位置するようにすることにより前方レスト部に搭乗者の頸部が接するようにすると共に、上記前方レスト部に搭乗者の後頭部から頸部に至る部分が落ち込む窪みを設けたことを特徴とする。
よって、この考案のヘッドレストは、第1にステーに対しヘッドレスト全体が下端を枢支点として揺動すると共に、搭乗者に接する側の前方レスト部が上端を枢支点としてヘッドレスト全体に対し揺動するので、搭乗者に接する側の前方レスト部を搭乗者の後頭部に沿った最適な角度を保ったまま前方に平行移動することが可能となり、搭乗者の後頭部全体をサポートする作用を生じる。
第2に後方レスト部の下端に対し、前方レスト部の下端が下方に位置するようにすることにより前方レスト部に搭乗者の頸部が接するので、搭乗者の後頭部のみならず頸部をサポートする作用を生じる。
第3に前方レスト部に搭乗者の後頭部から頸部に至る部分が落ち込む窪みを設けているので、搭乗者の後頭部及び頸部に単に当接するだけでなくこれらを窪み内に収めることとなり、搭乗者の後頭部から頸部に至る部分を横方向にもサポートする作用を生じる。
以上の作用により、この考案のヘッドレストは搭乗者の後頭部を前後方向のみならず、自動車の横方向の加速度に対してもサポートし、しかもその範囲は重い頭部を支えている頸部にまで及ぶので、日常の乗車時の疲労が飛躍的に少なくなる効果を奏する。又、従来技術のヘッドレストでは考慮されていなかった側面衝突時の横方向の衝撃に対しても、搭乗者の後頭部及び頸部がサポートされるので、これらが急激に横方向に屈曲して損傷を受けることが防止される効果を奏する。更に、後頭部及び頸部が確実にサポートされるので、車両の走行時の前後左右方向の加速度により老人等、頸部の筋力が弱い車椅子利用者が悪影響を被ることが防止される効果も奏する。
以下、この考案の具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。図1乃至図4はこの考案のヘッドレストの実施例を示す図である。この考案のヘッドレスト1は表面に布地を張設した例えばウレタン等の可撓性素材からなる逆V字状の本体内に、その動きを規制するために剛性素材よりなる芯材を内設した基本構成を有する。
図中符号2はシートバックSに保持されるべきステー3が設けられる側の後方レスト部であり、上下方向に金属製の芯材6が配される。図中符号4は搭乗者に接する側の前方レスト部であり、上下方向に金属製の芯材7が配される。上記の後方レスト部側の芯材6と前方レスト側の芯材7は、上端同士を枢支部9とすることにより各辺が揺動自在な逆V字状に結合される。又、後方レスト部側の芯材6の下端はステー3の上端に対し枢支部8により枢支することにより、ステーに対しヘッドレスト全体が揺動可能となる。
前方レスト部4の下端は、後方レスト部2の下端に対し下方に位置するようにすることにより、前方レスト部に搭乗者Tの後頭部のみならず頸部が接するようにする。そして、前方レスト部の中央には搭乗者の後頭部から頸部に至る部分が落ち込む窪み5を設けることにより、搭乗者の後頭部及び頸部を窪み内に収容可能とする(図5参照)。
以上の構成からなるヘッドレスト1は、シートバックSに対しヘッドレストを揺動させて前方レスト部4を前方に移動させても、後方レスト部2に対する前方レスト部の角度を調整することにより、前方レスト部は当初のシートバックに対する角度を保ったまま平行に前方に移動することが可能となる(図3及び図4参照)。
この考案のヘッドレストの斜視図。 同上、異なる角度から観察した斜視図。 同上、断面図。 同上、異なる位置に揺動させた状態の断面図。 同上、使用状態を示す側面図。 従来技術のヘッドレストの使用状態を示す側面図。
符号の説明
1 ヘッドレスト
2 前方レスト部
3 ステー
4 後方レスト部
5 窪み
6 芯材
7 芯材
8 枢支部
9 枢支部

Claims (3)

  1. シートバックに保持されるべきステーが設けられる側の後方レスト部と、搭乗者に接する側の前方レスト部が逆V字状を構成するように可撓性素材を逆V字状に形成すると共に、後方レスト部及び前方レスト部の各々に剛性素材よりなる芯材を内設し、前方レスト部側に対し後方レスト部が揺動可能となるようにそれぞれの芯材の上端を軸支すると共に、ステーに対しヘッドレスト全体が揺動可能となるようにステーの上端と後方レスト部側芯材の下端を軸支したヘッドレストにおいて、後方レスト部の下端に対し、前方レスト部の下端が下方に位置するようにすることにより前方レスト部に搭乗者の頸部が接するようにすると共に、上記前方レスト部に搭乗者の後頭部から頸部に至る部分が落ち込む窪みを設けたことを特徴とするヘッドレスト。
  2. シートバックは車両のシートのシートバックである請求項1記載のヘッドレスト。
  3. シートバックは車両に載置される車椅子のシートバックである請求項1記載のヘッドレスト。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082095A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Ts Tech Co Ltd ヘッドレスト及びシート
WO2014049726A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 テイ・エス テック株式会社 ヘッドレスト
JP2014087696A (ja) * 2014-01-15 2014-05-15 Ts Tech Co Ltd ヘッドレスト及びシート

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