JP3123301U - 超小型・超薄型変換器 - Google Patents

Abstract

【課題】超小型・超薄型変換器を提供する。
【解決手段】筐体（１）、放熱装置（２）、プリント基板（６）、およびプリント基板（６）に配置された変換回路と冷却ファンを備える超小型・超薄型変換器において、当該プリント基板（６）と筐体（１）の間には風出口（１２）の対向側に一定のスペースを設け、プリント基板（６）は筐体（１）の内部を上下二つの風道に仕切り、当該冷却ファン（３）は風が軸方向から入って軸方向に垂直する方向から吹き出し、冷却ファン（３）により吸入された空気はプリント基板（６）の下側で二つの道に分かれてそれぞれ上下二つの道に沿って側面にある風出口（１２）に到着し、パワー電子スイッチ（４）と変圧器（５）はプリント基板（６）の両側の風道に設置される。
【選択図】図１

Description

本実用新案は、変換器に関し、特に超小型・超薄型変換器に関する。

従来の変換器は、電界効果トランジスター及び変圧器等の素子が作動する際に大量の熱を発生するため、特にパワーの大きい変換器の場合は、有効な放熱を保証するために筐体を大きくする必要がある。また、従来の変換器の冷却ファンはほとんど風が一端から入って他端から吹き出し、空気はプリント基板の片面を流れるように設置されて放熱効果が低い。さらに、冷却ファンの軸方向はプリント基板と平行し広いスペースを占めるため、変換器が厚くなり、体積が大きくなる。

しかしながら、現代の生活は迅速且つ便宜が求められ、超小型・超薄型変換器が消費者により期待されている。本考案者は従来の変換器の体積の大きい欠点に鑑みて改善を行った。

そこで、本実用新案の目的は超小型・超薄型変換器を提供することにある。

本実用新案の目的を実現するための技術方案は、筐体、放熱装置、プリント基板、及びプリント基板に配置された変換回路と冷却ファンを備える超小型・超薄型変換器であり、当該回路は、電源入力装置、過電流保護装置、入力フィルター装置、パワー電子スイッチ、制御回路、変圧器、高圧整流フィルター装置、高圧電子スイッチおよび出力接続部品を含み、これらの装置は電気回路によってそれぞれ接続され、プリント基板は変圧器と冷却ファンの取付け箇所で透かして変圧器と冷却ファンをその中に嵌め込み、筐体の上下両側にはパワー電子スイッチと密着した放熱装置が設置されている構成で、その特徴は、当該プリント基板と筐体の間には風出口の対向側に一定のスペースを設け、プリント基板は筐体内部を上下二つの風道に仕切り、当該冷却ファンは風が軸方向から入って軸方向に垂直する方向から吹き出し、冷却ファンにより吸入された空気はプリント基板の下側で二つの道に分かれてそれぞれ上下二つの風道に沿って側面にある風出口に到る。主な発熱素子パワー電子スイッチと変圧器はプリント基板の両側の風道に設置する。

上記設計により、本実用新案の超小型・超薄型変換器は厚さが大いに減少し、放熱効率が向上して、小型化、ハイパワーが図れる。

以下、実施例に基づいて本実用新案について詳しく説明する。

図に示すように、筐体（１）の中にはプリント基板（６）を設置し、上下には放熱装置（２）を設置する。変換回路はプリント基板（６）の上下両側に配置し、当該変換回路は電源入力装置（図示せず）、過電流保護装置（図示せず）、冷却ファン（３）、入力フィルター装置（図示せず）、パワー電子スイッチ（４）、制御回路（図示せず）、変圧器（５）、高圧整流フィルター装置（図示せず）、高圧電子スイッチ（図示せず）および出力接続部品（図示せず）を含む。筐体（１）の上側の冷却ファンとの対応箇所には風入口（１１）を設け、片側には風出口（１２）を設け、風出口（１２）の対向側にはプリント基板（６）と筐体（１）との間で一定のスペースを設ける。プリント基板（６）には変圧器と冷却ファンの取付け箇所で透かして冷却ファン（３）をプリント基板（６）と軸方向に垂直して対応する透かし箇所に嵌め込み、変圧器（５）をプリント基板（６）の透かし箇所に対応して嵌め込む。二つのパワー電子スイッチ（４）はプリント基板（６）の上下両側にそれぞれ配置され、且つ放熱装置（２）とそれぞれ密着する。変換器が作動するとき、パワー電子スイッチ（４）は発熱を開始し、同時に冷却ファン（３）が作動を開始する。冷却ファン（３）は風入口（１１）から空気を吸入し、空気は冷却ファン（３）を通ってプリント基板（６）の下側で二つの道に分かれ、一つは右方向に進んで風出口（１２）から排出され、もう一つは左方向に進んでプリント基板（６）と筐体（１）に設けられたスペースを経由してプリント基板（６）の上側に到達し、さらに右方向に進んで風出口（１２）から排出される。右方向に進んだ空気は、途中で下側の放熱装置（２）の熱を持ち運んで下側のパワー電子スイッチ（４）を冷却し、左方向に進んだ空気は、上側の放熱装置（２）の熱を持ち運んで上側のパワー電子スイッチ（４）を冷却する。同時に上下二つの気流は変圧器（５）およびプリント基板（６）の両側にあるその他の放熱素子（図示せず）を冷却する。

本実用新案の保護範囲は上記実施例に限らず、本分野の一般技術者によく知られている様々な変化はすべて保護範囲内に属する。

本実用新案に係る最良の実施例を示す図である。

符号の説明

１ 筐体
２ 放熱装置
３ 冷却ファン
４ パワー電子スイッチ
５ 変圧器
６ プリント基板
１１ 風入口
１２ 風出口

Claims (3)

1. 筐体（１）、放熱装置（２）、プリント基板（６）、およびプリント基板に配置された変換回路と冷却ファンを備える超小型・超薄型変換器において、前記プリント基板（６）と前記筐体（１）の間には風出口（１２）の対向側に一定のスペースを設け、前記プリント基板（６）は前記筐体（１）の内部を上下二つの風道に仕切り、前記冷却ファン（３）は風が軸方向から入って軸方向に垂直する方向から吹き出し、前記冷却ファン（３）により吸入された空気は前記プリント基板（６）の下側で二つの道に分かれてそれぞれ上下二つの風道に沿って側面にある前記風出口（１２）に到ることを特徴とする超小型・超薄型変換器。
2. パワー電子スイッチ（４）は前記プリント基板（６）の上下両側の風道に設置されていることを特徴とする請求項１に記載の超小型・超薄型変換器。
3. 変圧器（５）は前記プリント基板（６）の上下両側の風道に設置されていることを特徴とする請求項１に記載の超小型・超薄型変換器。

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