JP3123198U - ポリ塩化ビニリデン単繊維のクリーナー - Google Patents
ポリ塩化ビニリデン単繊維のクリーナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP3123198U JP3123198U JP2006003153U JP2006003153U JP3123198U JP 3123198 U JP3123198 U JP 3123198U JP 2006003153 U JP2006003153 U JP 2006003153U JP 2006003153 U JP2006003153 U JP 2006003153U JP 3123198 U JP3123198 U JP 3123198U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaner
- fabric
- polyvinylidene chloride
- denier
- single fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
【解決手段】ポリ塩化ビニリデンの単繊維からなる布地のクリーナー。ポリ塩化ビニリデンの10〜1500デニールの単繊維により、目付けが30〜1000g/m2の布地を編成することが好まし、その布地を裁断、縫製して得られたクリーナー。さらに適度な重量感や、手になじみやすくするために、単繊維は100〜1300デニールがより好ましく、300〜1100デニールがさらに好ましい。また、目付けは適度な厚みをもたせるために30〜700g/m2がより好ましい。さらに好ましくは、70〜600g/m2である。
【選択図】図1
Description
一般的にクリーナーには、ポリウレタンフォーム単体や、ポリウレタンフォームと嵩高い不織布を貼り合せて、持ちやすい大きさに打ち抜いたり、裁断したものが使用されているが、ポリウレタンフォームに汚れ落とし性能がなかったり、貼り合せタイプは固く、コップやグラスなど狭くラウンドした食器は洗いにくいといった問題点があった。
ポリウレタンフォームを布地で被覆されたネットスポンジが開発され、汚れ落とし性能が向上し、貼り合せがなく柔らかい為、コップやグラスなど狭くラウンドした食器が洗いやすくなった。しかし、ポリウレタンフォームが使われている為、水切れ性が悪く、衛生的ではないといった問題点が残った。
しかし、これらの布地は、撚糸される前の繊維自体が細いため、はりやこしが無く、磨耗強度が劣る為、使用途中で何度も畳み直したり、使用途中で毛羽立ちが生じるといった問題があった。また、撚糸の部分に水分を含んでしまい泡立ちが劣るといった問題があった。
すなわち、本考案は下記の通りである。
1.ポリ塩化ビニリデンの単繊維からなる布地であることを特徴とするクリーナー。
2.ポリ塩化ビニリデンの単繊維が、10〜1500デニールであることを特徴とする1.に記載のクリーナー。
3.布地の目付けが30〜1000g/m2であることを特徴とする1.又は2.に記載のクリーナー。
さらに適度な重量感や、手になじみやすくするために、単繊維は100〜1300デニールがより好ましく、300〜1100デニールがさらに好ましい。また、目付けは適度な厚みをもたせるために30〜700g/m2がより好ましい。さらに好ましくは、70〜600g/m2である。
本考案で用いる評価方法は下記の通りである。
<畳み直す回数>
直径15cmの平皿を食器洗い用洗剤(ライオン(株)製、チャーミー(商標))を用いて30枚洗う際に、3回畳んだクリーナーがずれて、2回畳んだ状態になってしまい、畳み直した回数をカウントする。5人のモニターの平均回数とする。
<毛羽立ち(磨耗強度)>
JIS L 0849摩擦試験機II形にて、2Nの荷重で試験片100mm間を毎分30回往復の速度で100回往復、湿潤させた布地表面を摩擦用白綿布(JIS L 0833号(綿))で磨耗評価し、目視で毛羽立ちの有無を観察する。
<泡立ち>
約33cm角の布地を十分に水分で浸してから、食器洗い用洗剤(ライオン(株)製、チャーミー(商標))を約2cc染み込ませ、約10回揉んだ後の泡立ちを観察する。
◎―――十分な泡立ちが観察される
○―――泡立ちが観察される
×―――泡立たない
<水切れ>
水温25℃の水に5分浸漬させた後、取り出し、20℃、40%RH環境下でつるした状態で乾燥させ、完全に乾燥するまでの時間を測定した。
◎―――1時間以内に乾燥する
○―――1〜2時間の間に乾燥する
×―――乾燥時間が2時間より長い
クリーナーは、ラッセル編機9Gを使用し、ポリ塩化ビニリデン400デニールの単繊維(旭化成ライフ&リビング社製)により、メッシュ組織を編成した布地を33cm×33cmに裁断し、周囲を縫製することにより作製した。結果を表1に示す。ポリ塩化ビニリデンの単繊維から編まれた布地は、畳み直す回数が少なく、作業性が向上でき、毛羽立ちも確認されなかった。また、泡立ちの評価結果においても十分な状態が観察された。
図1に本考案の拡大図を示す。
クリーナーは、ラッセル編機9Gを使用し、ポリ塩化ビニリデン500デニールの単繊維(旭化成ライフ&リビング社製)により、メッシュ組織を編成した布地を33cm×33cmに裁断し、周囲を縫製することにより作製した。結果を表1に示す。ポリ塩化ビニリデンの単繊維から編まれた布地は、畳み直す回数が少なく、作業性が向上でき、毛羽立ちも確認されなかった。また、泡立ちの評価結果においても十分な状態が観察された。
クリーナーは、ラッセル編機9Gを使用し、ポリ塩化ビニリデン1000デニールの扁平型の単繊維と450デニールの単繊維(旭化成ライフ&リビング社製)により、メッシュ組織を編成した布地を33cm×33cmに裁断し、周囲を縫製することにより作製した。結果を表1に示す。ポリ塩化ビニリデンの単繊維から編まれた布地は、畳み直す回数が少なく、作業性が向上でき、毛羽立ちも確認されなかった。また、泡立ちの評価結果においても十分な状態が観察された。
図2に本考案の拡大図を示す。
クリーナーは、ラッセル編機9Gを使用し、ポリ塩化ビニリデン1000デニールの扁平型の単繊維と450デニールの単繊維(旭化成ライフ&リビング社製)により、メッシュ組織を編成した布地を33cm×33cmに裁断し、周囲を縫製することにより作製した。結果を表1に示す。ポリ塩化ビニリデンの単繊維から編まれた布地は、畳み直す回数が少なく、作業性が向上でき、毛羽立ちも確認されなかった。また、泡立ちの評価結果においても十分な状態が観察された。
図3に本考案の拡大図を示す。
クリーナーは、ラッセル編機9Gを使用し、ポリ塩化ビニリデン400デニールのマルチ繊維により、実施例と同じメッシュ組織を編成した布地を33cm×33cmに裁断し、周囲を縫製することにより作製した。結果を表1に示す。マルチ繊維から編まれた布地は、畳み直す回数が多く、作業性が悪く、羽毛立ちも観察された。
クリーナーは、ラッセル編機9Gを使用し、ポリアミド500デニールの単繊維により、メッシュ組織を編成した布地を33cm×33cmに裁断し、周囲を縫製することにより作製した。結果を表1に示す。ポリアミド繊維から編まれた布地は、水切れ性が悪かった。
Claims (3)
- ポリ塩化ビニリデンの単繊維からなる布地であることを特徴とするクリーナー。
- ポリ塩化ビニリデンの単繊維が、10〜1500デニールであることを特徴とする請求項1に記載のクリーナー。
- 布地の目付けが30〜1000g/m2であることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006003153U JP3123198U (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | ポリ塩化ビニリデン単繊維のクリーナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006003153U JP3123198U (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | ポリ塩化ビニリデン単繊維のクリーナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3123198U true JP3123198U (ja) | 2006-07-06 |
Family
ID=43473212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006003153U Expired - Fee Related JP3123198U (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | ポリ塩化ビニリデン単繊維のクリーナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3123198U (ja) |
-
2006
- 2006-04-25 JP JP2006003153U patent/JP3123198U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010524725A (ja) | 吸収体 | |
CA2644519C (en) | Mop head and mop with such a mop head | |
JP4629489B2 (ja) | 払拭部材及び洗浄具 | |
KR20080106745A (ko) | 스팀 청소기용 패드 및 그 제조방법 | |
JP3123198U (ja) | ポリ塩化ビニリデン単繊維のクリーナー | |
JP2009247789A (ja) | クリーナー | |
JP2008183218A (ja) | クリーナー | |
KR101561033B1 (ko) | 린트 발생이 없는 고 흡수성 크리너 | |
CN106917187B (zh) | 一种全能清洁巾及其制作方法 | |
JP2009249794A (ja) | クリーナー | |
JP2002153396A (ja) | 身体洗浄用具 | |
JP3162844U (ja) | 泡立てネット | |
JP2008184711A (ja) | クリーナー | |
KR100568163B1 (ko) | 스팀 청소기용 청소 패드 | |
KR102028454B1 (ko) | 스크럽 및 고흡수성 기능을 동시에 갖는 고기능성 청소패드 | |
JP2006296541A (ja) | 洗浄布 | |
JP2706305B2 (ja) | ワイピングクロス及びこれを用いた油性汚れの除去方法 | |
KR200449338Y1 (ko) | 행주 | |
JPH11164800A (ja) | 清掃具 | |
JP3059161U (ja) | 絹洗浄袋並びに絹洗浄布 | |
CN202636846U (zh) | 一种健康环保多层里外多用强力清洁巾手套 | |
JPH02243122A (ja) | ワイピングクロス | |
JP3139550U (ja) | 洗浄用編布 | |
CN107938147B (zh) | 一种洁净用经编织物 | |
JP4182805B2 (ja) | 皮膚洗浄用布帛およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110614 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110614 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120614 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120614 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130614 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130614 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140614 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |