JP3122990B2 - O−メチル−l−チロシン及びl−3−(1−ナフチル)アラニンの製造方法 - Google Patents
O−メチル−l−チロシン及びl−3−(1−ナフチル)アラニンの製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、O−メチル−L−チロ
シン及びL−3−(1−ナフチル)アラニンの製造方法
に関する。O−メチル−L−チロシン及びL−3−(1
−ナフチル)アラニンは医薬品の合成中間体として有用
である。
シン及びL−3−(1−ナフチル)アラニンの製造方法
に関する。O−メチル−L−チロシン及びL−3−(1
−ナフチル)アラニンは医薬品の合成中間体として有用
である。
【0002】
【従来の技術】天然に存在する光学活性アミノ酸の多く
は、微生物を用いた発酵法や天然原料からの抽出法によ
り製造される。しかしながら、O−メチル−L−チロシ
ンやL−3−(1−ナフチル)アラニンは、非天然型ア
ミノ酸であるため発酵法や抽出法によって製造すること
はできない。
は、微生物を用いた発酵法や天然原料からの抽出法によ
り製造される。しかしながら、O−メチル−L−チロシ
ンやL−3−(1−ナフチル)アラニンは、非天然型ア
ミノ酸であるため発酵法や抽出法によって製造すること
はできない。
【0003】一方、光学活性アミノ酸の製造方法として
は、有機化学合成により製造したDL−アミノ酸を光学
分割する方法がよく知られている(Bull. Agr. Chem. S
oc.Jap., 21, 304 (1957)、J. Am. Chem. Soc., 76, 60
45 (1954)、J. Biol. Chem., 188, 657 (1951))。しか
し、DL−アミノ酸の光学分割は操作が煩雑なものにな
り、収率も低くなるという欠点がある。
は、有機化学合成により製造したDL−アミノ酸を光学
分割する方法がよく知られている(Bull. Agr. Chem. S
oc.Jap., 21, 304 (1957)、J. Am. Chem. Soc., 76, 60
45 (1954)、J. Biol. Chem., 188, 657 (1951))。しか
し、DL−アミノ酸の光学分割は操作が煩雑なものにな
り、収率も低くなるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡便
かつ効率的なO−メチル−L−チロシン及びL−3−
(1−ナフチル)アラニンの製造方法を提供することに
ある。
かつ効率的なO−メチル−L−チロシン及びL−3−
(1−ナフチル)アラニンの製造方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、O−メチ
ル−L−チロシン及びL−3−(1−ナフチル)アラニ
ンの製造方法について鋭意検討を重ねた結果、化学合成
法によって得られるDL−5−(4−メトキシベンジ
ル)ヒダントイン及びDL−5−(1−ナフチル)メチ
ルヒダントインにフラボバクテリウム属に属する微生物
の菌体もしくは菌体処理物を作用せしめることにより、
そのヒダントイン環が光学特異的に加水分解されてO−
メチルチロシン及び3−(1−ナフチル)アラニンのL
体のみが収率よく生成されることを見いだし、本発明を
完成するに至った。
ル−L−チロシン及びL−3−(1−ナフチル)アラニ
ンの製造方法について鋭意検討を重ねた結果、化学合成
法によって得られるDL−5−(4−メトキシベンジ
ル)ヒダントイン及びDL−5−(1−ナフチル)メチ
ルヒダントインにフラボバクテリウム属に属する微生物
の菌体もしくは菌体処理物を作用せしめることにより、
そのヒダントイン環が光学特異的に加水分解されてO−
メチルチロシン及び3−(1−ナフチル)アラニンのL
体のみが収率よく生成されることを見いだし、本発明を
完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、フラボバクテリウム
属に属し、DL−5−(4−メトキシベンジル)ヒダン
トイン及びDL−5−(1−ナフチル)メチルヒダント
インを各々O−メチル−L−チロシン及びL−3−(1
−ナフチル)アラニンに変換する能力を有する微生物の
菌体もしくは菌体処理物をDL−5−(4−メトキシベ
ンジル)ヒダントイン及びDL−5−(1−ナフチル)
メチルヒダントインに作用せしめ、各々生成するO−メ
チル−L−チロシン及びL−3−(1−ナフチル)アラ
ニンを採取することを特徴とするO−メチル−L−チロ
シン及びL−3−(1−ナフチル)アラニンの製造方法
を提供するものである。
属に属し、DL−5−(4−メトキシベンジル)ヒダン
トイン及びDL−5−(1−ナフチル)メチルヒダント
インを各々O−メチル−L−チロシン及びL−3−(1
−ナフチル)アラニンに変換する能力を有する微生物の
菌体もしくは菌体処理物をDL−5−(4−メトキシベ
ンジル)ヒダントイン及びDL−5−(1−ナフチル)
メチルヒダントインに作用せしめ、各々生成するO−メ
チル−L−チロシン及びL−3−(1−ナフチル)アラ
ニンを採取することを特徴とするO−メチル−L−チロ
シン及びL−3−(1−ナフチル)アラニンの製造方法
を提供するものである。
【0007】本発明で使用する微生物は、フラボバクテ
リウム属に属し、DL−5−(4−メトキシベンジル)
ヒダントイン及びDL−5−(1−ナフチル)メチルヒ
ダントインを各々O−メチル−L−チロシン及びL−3
−(1−ナフチル)アラニンに変換する能力を有する微
生物であれば特に限定されないが、具体的に例示すると
フラボバクテリウム・アミノゲネス AJ3940(F
ERM P−3135)を挙げることができる。また、
この微生物より自然変異、紫外線照射もしくは化学変異
剤による変異処理等の方法により誘導された変異株も使
用することができる。
リウム属に属し、DL−5−(4−メトキシベンジル)
ヒダントイン及びDL−5−(1−ナフチル)メチルヒ
ダントインを各々O−メチル−L−チロシン及びL−3
−(1−ナフチル)アラニンに変換する能力を有する微
生物であれば特に限定されないが、具体的に例示すると
フラボバクテリウム・アミノゲネス AJ3940(F
ERM P−3135)を挙げることができる。また、
この微生物より自然変異、紫外線照射もしくは化学変異
剤による変異処理等の方法により誘導された変異株も使
用することができる。
【0008】フラボバクテリウム・アミノゲネス AJ
3940の菌学的性質は以下の通りである。なお、フラ
ボバクテリウム・アミノゲネス AJ3940は微工研
菌寄第3135号として工業技術院微生物工業技術研究
所に寄託されている。 (a)形態 細胞の形および大きさ;桿菌、0.3〜0.5×0.7
〜0.9μm 細胞の多形性;なし 運動性;なし 胞子;形成しない グラム染色性;陰性 抗酸性;なし (b)各培地における生育状態 肉汁寒天平板培養 コロニ−の生育状態;貧弱 コロニ−の形状;円形 コロニ−の***;凸円状から***状 コロニ−の周縁;全縁 コロニ−の色状;ストロ−色 肉汁寒天斜面培養 生育状態;適度 表面の状態;円滑 光沢;半透明、内光 形状;糸状 色状;アンバ−色 肉汁液体培養 混濁の程度;適度、均一に濁る 液面の生育;特になし 沈澱;粘質性 肉汁ゼラチン穿刺培養;層状に液化する。 リトマス・ミルク;リトマスを還元せず、液化せず、中
性 B.C.P.ミルク;弱酸性、液化せず (c)生理学的性質 硝酸塩の還元;還元する 脱窒反応;陰性 MRテスト;陰性 VPテスト;陰性 インド−ルの生成;陰性 硫化水素の生成;陽性 澱粉の加水分解;陰性 クエン酸の利用;Koser培地では利用しないが、Christe
nsen培地では利用する 無機窒素源の利用;硝酸塩およびアンモニウム塩を利用
しない 色素の生成;水溶性色素を生成しない ウレア−ゼ;陰性 オキシダ−ゼ;弱陽性 カタラ−ゼ;陽性 生育の範囲 生育できるpH範囲;6〜9 生育限界最高温度;34℃ 酸素に対する態度;好気性 O−Fテスト;オキシデイティブ 糖類から酸およびガスの生成 カゼインの分解性;分解する DNAの分解性;分解する 塩化ナトリウムの耐性;2%で生育するが、5%で生育
しない デソキシコレ−ト培地における生育;生育しない
3940の菌学的性質は以下の通りである。なお、フラ
ボバクテリウム・アミノゲネス AJ3940は微工研
菌寄第3135号として工業技術院微生物工業技術研究
所に寄託されている。 (a)形態 細胞の形および大きさ;桿菌、0.3〜0.5×0.7
〜0.9μm 細胞の多形性;なし 運動性;なし 胞子;形成しない グラム染色性;陰性 抗酸性;なし (b)各培地における生育状態 肉汁寒天平板培養 コロニ−の生育状態;貧弱 コロニ−の形状;円形 コロニ−の***;凸円状から***状 コロニ−の周縁;全縁 コロニ−の色状;ストロ−色 肉汁寒天斜面培養 生育状態;適度 表面の状態;円滑 光沢;半透明、内光 形状;糸状 色状;アンバ−色 肉汁液体培養 混濁の程度;適度、均一に濁る 液面の生育;特になし 沈澱;粘質性 肉汁ゼラチン穿刺培養;層状に液化する。 リトマス・ミルク;リトマスを還元せず、液化せず、中
性 B.C.P.ミルク;弱酸性、液化せず (c)生理学的性質 硝酸塩の還元;還元する 脱窒反応;陰性 MRテスト;陰性 VPテスト;陰性 インド−ルの生成;陰性 硫化水素の生成;陽性 澱粉の加水分解;陰性 クエン酸の利用;Koser培地では利用しないが、Christe
nsen培地では利用する 無機窒素源の利用;硝酸塩およびアンモニウム塩を利用
しない 色素の生成;水溶性色素を生成しない ウレア−ゼ;陰性 オキシダ−ゼ;弱陽性 カタラ−ゼ;陽性 生育の範囲 生育できるpH範囲;6〜9 生育限界最高温度;34℃ 酸素に対する態度;好気性 O−Fテスト;オキシデイティブ 糖類から酸およびガスの生成 カゼインの分解性;分解する DNAの分解性;分解する 塩化ナトリウムの耐性;2%で生育するが、5%で生育
しない デソキシコレ−ト培地における生育;生育しない
【0009】以上の菌学的諸性状を基準としてBergey's
Manual of Determinative Bacteriology第8版(197
4)の分類基準により検索すると、AJ3940菌は
グラム陰性桿菌、非運動性、好気性、オキシダ−
ゼ陽性(但し微弱)、グルコ−スを酸化的に徐々に分
解する、カタラ−ゼ陽性、集落は黄色、であること
からフラボバクテリウム(Flavobacterium)属に属する
細菌である。
Manual of Determinative Bacteriology第8版(197
4)の分類基準により検索すると、AJ3940菌は
グラム陰性桿菌、非運動性、好気性、オキシダ−
ゼ陽性(但し微弱)、グルコ−スを酸化的に徐々に分
解する、カタラ−ゼ陽性、集落は黄色、であること
からフラボバクテリウム(Flavobacterium)属に属する
細菌である。
【0010】更に、Bergey's Manual of Determinative
Bacteriology 第8版の記載によると、フラボバクテリ
ウム属の菌種はDNA中のGC含量により2つのセクシ
ョンに分かれていて、セクションIはGC含量26〜4
3%、セクションIIは63〜70%となっている。A
J3940菌のGC含量は69%であるのでセクション
IIに入る。セクションIIの中には6つの種があげら
れているが、そのうち4種は運動性があり、2種は運動
性がない。
Bacteriology 第8版の記載によると、フラボバクテリ
ウム属の菌種はDNA中のGC含量により2つのセクシ
ョンに分かれていて、セクションIはGC含量26〜4
3%、セクションIIは63〜70%となっている。A
J3940菌のGC含量は69%であるのでセクション
IIに入る。セクションIIの中には6つの種があげら
れているが、そのうち4種は運動性があり、2種は運動
性がない。
【0011】AJ3940菌は運動性がないのでF. cap
sulatum及びF. letescensのいずれかに該当すると考え
られる。しかし、F. capsulatumは耐塩性が高く、ゼラ
チンを液化せず、グルコ−ス以外の糖類ラクト−ス、シ
ュ−クロ−ス、マルト−ス、キシロ−ス、ソルビット、
ラフィノ−スより塩を生成するのに対し、AJ3940
菌は耐塩性が低く、ゼラチンを液化し、グルコ−ス以外
の糖類からは酸の生成が認められない点で相違する。ま
た、F. letescensとAJ3940菌を比較すると、F. l
etescensは耐塩性が高く、37℃で生育し、デンプンを
加水分解するが、AJ3940菌は耐塩性が低く、37
℃で生育せず、デンプンを加水分解しない点で異なる。
sulatum及びF. letescensのいずれかに該当すると考え
られる。しかし、F. capsulatumは耐塩性が高く、ゼラ
チンを液化せず、グルコ−ス以外の糖類ラクト−ス、シ
ュ−クロ−ス、マルト−ス、キシロ−ス、ソルビット、
ラフィノ−スより塩を生成するのに対し、AJ3940
菌は耐塩性が低く、ゼラチンを液化し、グルコ−ス以外
の糖類からは酸の生成が認められない点で相違する。ま
た、F. letescensとAJ3940菌を比較すると、F. l
etescensは耐塩性が高く、37℃で生育し、デンプンを
加水分解するが、AJ3940菌は耐塩性が低く、37
℃で生育せず、デンプンを加水分解しない点で異なる。
【0012】以上のことから、AJ3940菌はフラボ
バクテリウム属に属する新菌種と認め、フラボバクテリ
ウム・アミノゲネス(Flavobacterium aminogenes)と
命名した。
バクテリウム属に属する新菌種と認め、フラボバクテリ
ウム・アミノゲネス(Flavobacterium aminogenes)と
命名した。
【0013】このような微生物の菌体を得るには、当該
微生物を適当な培地で培養増殖せしめるとよい。そのよ
うな培地には格別の制限はなく、通常の炭素源、窒素
源、無機イオン、更に必要ならば有機栄養源等を含む通
常の培地でよい。
微生物を適当な培地で培養増殖せしめるとよい。そのよ
うな培地には格別の制限はなく、通常の炭素源、窒素
源、無機イオン、更に必要ならば有機栄養源等を含む通
常の培地でよい。
【0014】炭素源としては、グルコ−ス等の炭水化
物、グリセロ−ル等のアルコ−ル類、有機酸その他が適
宜使用される。窒素源としては、アンモニアガス、アン
モニア水、アンモニウム塩その他が用いられる。無機イ
オンとしては、マグネシウムイオン、リン酸イオン、カ
リウムイオン、鉄イオン、マンガンイオンその他が必要
に応じ適宜使用される。有機栄養源としては、ビタミ
ン、アミノ酸等またはこれらを含有する酵母エキス、ペ
プトン、肉エキス、コ−ンスティ−プリカ−、カゼイン
分解物その他が適宜用いられる。
物、グリセロ−ル等のアルコ−ル類、有機酸その他が適
宜使用される。窒素源としては、アンモニアガス、アン
モニア水、アンモニウム塩その他が用いられる。無機イ
オンとしては、マグネシウムイオン、リン酸イオン、カ
リウムイオン、鉄イオン、マンガンイオンその他が必要
に応じ適宜使用される。有機栄養源としては、ビタミ
ン、アミノ酸等またはこれらを含有する酵母エキス、ペ
プトン、肉エキス、コ−ンスティ−プリカ−、カゼイン
分解物その他が適宜用いられる。
【0015】培地には更に5−インドリルメチルヒダン
トイン等の5−置換ヒダントインを少量添加すれば、D
L−5−(4−メトキシベンジル)ヒダントイン及びD
L−5−(1−ナフチル)メチルヒダントインを各々O
−メチル−L−チロシン及びL−3−(1−ナフチル)
アラニンに変換する活性の高い菌体が得られる場合があ
る。
トイン等の5−置換ヒダントインを少量添加すれば、D
L−5−(4−メトキシベンジル)ヒダントイン及びD
L−5−(1−ナフチル)メチルヒダントインを各々O
−メチル−L−チロシン及びL−3−(1−ナフチル)
アラニンに変換する活性の高い菌体が得られる場合があ
る。
【0016】培養条件にも格別の制限はなく、例えば、
好気的条件下でpH5〜8及び温度25〜40℃の範囲
内でpH及び温度を適当に制御しつつ12〜48時間程
度培養を行なえばよい。
好気的条件下でpH5〜8及び温度25〜40℃の範囲
内でpH及び温度を適当に制御しつつ12〜48時間程
度培養を行なえばよい。
【0017】5−(4−メトキシベンジル)ヒダントイ
ン及び5−(1−ナフチル)メチルヒダントインに作用
せしめるべき菌体としては、菌体を含む培養液をそのま
ま用いてもよい。また、これを一旦培養液より分離して
洗浄もしくは洗浄せずに使用してもよい。また、菌体処
理物としては、凍結乾燥菌体、アセトン処理菌体、界面
活性剤、トルエン等で処理した菌体その他が適宜用いら
れる。更には、菌体をカラギ−ナンなどの高分子に包括
させて固定化した菌体処理物としても使用できる。菌体
もしくは菌体処理物の使用量は所与の反応の場合におい
て目的とする効果を発揮する量であればよく、この有効
量は当業者であれば簡単な予備実験により容易に求めら
れるが、例えば洗浄湿潤菌体の場合は反応液100ml
当り1〜40gである。
ン及び5−(1−ナフチル)メチルヒダントインに作用
せしめるべき菌体としては、菌体を含む培養液をそのま
ま用いてもよい。また、これを一旦培養液より分離して
洗浄もしくは洗浄せずに使用してもよい。また、菌体処
理物としては、凍結乾燥菌体、アセトン処理菌体、界面
活性剤、トルエン等で処理した菌体その他が適宜用いら
れる。更には、菌体をカラギ−ナンなどの高分子に包括
させて固定化した菌体処理物としても使用できる。菌体
もしくは菌体処理物の使用量は所与の反応の場合におい
て目的とする効果を発揮する量であればよく、この有効
量は当業者であれば簡単な予備実験により容易に求めら
れるが、例えば洗浄湿潤菌体の場合は反応液100ml
当り1〜40gである。
【0018】上記菌体もしくは菌体処理物を5−(4−
メトキシベンジル)ヒダントインまたは5−(1−ナフ
チル)メチルヒダントインに作用させるには、菌体もし
くは菌体処理物と5−(4−メトキシベンジル)ヒダン
トインもしくは5−(1−ナフチル)メチルヒダントイ
ンとを水に懸濁もしくは溶解し、温度を10〜70℃、
好ましくは20〜50℃に、pHを5〜11、好ましく
は6.5〜9に保てばよい。
メトキシベンジル)ヒダントインまたは5−(1−ナフ
チル)メチルヒダントインに作用させるには、菌体もし
くは菌体処理物と5−(4−メトキシベンジル)ヒダン
トインもしくは5−(1−ナフチル)メチルヒダントイ
ンとを水に懸濁もしくは溶解し、温度を10〜70℃、
好ましくは20〜50℃に、pHを5〜11、好ましく
は6.5〜9に保てばよい。
【0019】反応系における5−(4−メトキシベンジ
ル)ヒダントインもしくは5−(1−ナフチル)メチル
ヒダントインの濃度は反応混合物全量(重量)の0.1
〜30%、好ましくは0.1〜10%であるが、必要な
らば、例えば高濃度の5−置換ヒダントインが反応を阻
害するような場合には、各5−置換ヒダントインは反応
の間追補添加することができる。
ル)ヒダントインもしくは5−(1−ナフチル)メチル
ヒダントインの濃度は反応混合物全量(重量)の0.1
〜30%、好ましくは0.1〜10%であるが、必要な
らば、例えば高濃度の5−置換ヒダントインが反応を阻
害するような場合には、各5−置換ヒダントインは反応
の間追補添加することができる。
【0020】反応混合物には界面活性剤、有機溶媒、補
酵素、ヒドロキシルアミン、コバルトイオンその他の金
属イオン等を添加すると反応収率が向上する場合があ
る。
酵素、ヒドロキシルアミン、コバルトイオンその他の金
属イオン等を添加すると反応収率が向上する場合があ
る。
【0021】かくして5〜100時間も経過すれば、D
L−5−(4−メトキシベンジル)ヒダントインからO
−メチル−L−チロシンが、またDL−5−(1−ナフ
チル)メチルヒダントインからL−3−(1−ナフチ
ル)アラニンが反応混合物中に著量生成蓄積する。
L−5−(4−メトキシベンジル)ヒダントインからO
−メチル−L−チロシンが、またDL−5−(1−ナフ
チル)メチルヒダントインからL−3−(1−ナフチ
ル)アラニンが反応混合物中に著量生成蓄積する。
【0022】このようにして生成蓄積したO−メチル−
L−チロシン及びL−3−(1−ナフチル)アラニンを
反応終了混合物より採取分離するには、本発明の方法に
よればラセミ体の5−(4−メトキシベンジル)ヒダン
トイン及び5−(1−ナフチル)メチルヒダントインを
各々O−メチル−L−チロシン及びL−3−(1−ナフ
チル)アラニンに変換できD体の副生物は生成しないの
で、合成吸着樹脂を用いる方法、等電点にて沈澱せしめ
る方法等、通常のL−アミノ酸の採取分離方法が採用で
きる。
L−チロシン及びL−3−(1−ナフチル)アラニンを
反応終了混合物より採取分離するには、本発明の方法に
よればラセミ体の5−(4−メトキシベンジル)ヒダン
トイン及び5−(1−ナフチル)メチルヒダントインを
各々O−メチル−L−チロシン及びL−3−(1−ナフ
チル)アラニンに変換できD体の副生物は生成しないの
で、合成吸着樹脂を用いる方法、等電点にて沈澱せしめ
る方法等、通常のL−アミノ酸の採取分離方法が採用で
きる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。なお、生成したO−メチル−L−チロシンは、高
速液体クロマトグラフィー(カラム:ダイセル社製CR
OWN PAK CR(+)、溶離液:HClO4水溶
液(pH2.0)+15%(v/v)メタノ−ル、流速
1.0ml/min、温度25℃、検出224nm)に
よって定量した。また、L−3−(1−ナフチル)アラ
ニンは、高速液体クロマトグラフィー(カラム:ダイセ
ル社製 CROWN PAK CR(+)、溶離液:H
ClO4水溶液(pH2.0)+15%(v/v)メタ
ノ−ル、流速1.0ml/min、温度40℃、検出2
20nm)によって定量した。
する。なお、生成したO−メチル−L−チロシンは、高
速液体クロマトグラフィー(カラム:ダイセル社製CR
OWN PAK CR(+)、溶離液:HClO4水溶
液(pH2.0)+15%(v/v)メタノ−ル、流速
1.0ml/min、温度25℃、検出224nm)に
よって定量した。また、L−3−(1−ナフチル)アラ
ニンは、高速液体クロマトグラフィー(カラム:ダイセ
ル社製 CROWN PAK CR(+)、溶離液:H
ClO4水溶液(pH2.0)+15%(v/v)メタ
ノ−ル、流速1.0ml/min、温度40℃、検出2
20nm)によって定量した。
【0024】実施例1 グルコ−ス0.5%、(NH4)2SO40.5%、KH2
PO40.1%、K2HPO40.3%、MgSO4・7H
2O0.05%、FeSO4・7H2O0.001%、M
nSO4・4H2O0.001%、CaCl20.001
%、酵母エキス1.0%、ペプトン1.0%及びDL−
5−インドリルメチルヒダントイン0.35%から成る
組成の培地(pH7.0)を500ml容振とうフラス
コに50ml入れ、120℃で15分間殺菌した。
PO40.1%、K2HPO40.3%、MgSO4・7H
2O0.05%、FeSO4・7H2O0.001%、M
nSO4・4H2O0.001%、CaCl20.001
%、酵母エキス1.0%、ペプトン1.0%及びDL−
5−インドリルメチルヒダントイン0.35%から成る
組成の培地(pH7.0)を500ml容振とうフラス
コに50ml入れ、120℃で15分間殺菌した。
【0025】これにあらかじめブイヨン寒天培地で30
℃にて24時間培養したフラボバクテリウム・アミノゲ
ネス AJ3940の菌体を一白金耳量接種し、30℃
にて16時間振とう培養した。この培養物より菌体を遠
心分離により集め、培養液と同量の生理食塩水で一回洗
浄し、再び遠心分離して洗浄湿菌体を調製した。この菌
体をDL−5−(4−メトキシベンジル)ヒダントイン
を1%含む0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH8.0)5
0mlに5%濃度で添加し、40℃にて24時間保持反
応した。
℃にて24時間培養したフラボバクテリウム・アミノゲ
ネス AJ3940の菌体を一白金耳量接種し、30℃
にて16時間振とう培養した。この培養物より菌体を遠
心分離により集め、培養液と同量の生理食塩水で一回洗
浄し、再び遠心分離して洗浄湿菌体を調製した。この菌
体をDL−5−(4−メトキシベンジル)ヒダントイン
を1%含む0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH8.0)5
0mlに5%濃度で添加し、40℃にて24時間保持反
応した。
【0026】反応終了後、遠心分離により菌体を除き、
生成したO−メチル−L−チロシンを高速液体クロマト
グラフィーで測定したところ、798mg/dlのO−
メチル−L−チロシンが生成していた。また、このO−
メチル−L−チロシンを合成吸着剤(三菱化成社製SP
207)を用いた疎水吸着クロマトグラフィーによって
反応液より分離精製し、NMRスペクトル、光学活性カ
ラムによる高速液体クロマトグラフィー及び比旋光度測
定などの方法で分析した結果、いずれも標品(シグマ社
製)と一致することを認めた。
生成したO−メチル−L−チロシンを高速液体クロマト
グラフィーで測定したところ、798mg/dlのO−
メチル−L−チロシンが生成していた。また、このO−
メチル−L−チロシンを合成吸着剤(三菱化成社製SP
207)を用いた疎水吸着クロマトグラフィーによって
反応液より分離精製し、NMRスペクトル、光学活性カ
ラムによる高速液体クロマトグラフィー及び比旋光度測
定などの方法で分析した結果、いずれも標品(シグマ社
製)と一致することを認めた。
【0027】実施例2 実施例1と同様の方法により、フラボバクテリウム・ア
ミノゲネス AJ3940の洗浄湿菌体を調製した。こ
の菌体をDL−5−(1−ナフチル)メチルヒダントイ
ンを0.25%含む0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH
8.0)50mlに20%濃度で添加し、40℃にて4
8時間保持反応した。
ミノゲネス AJ3940の洗浄湿菌体を調製した。こ
の菌体をDL−5−(1−ナフチル)メチルヒダントイ
ンを0.25%含む0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH
8.0)50mlに20%濃度で添加し、40℃にて4
8時間保持反応した。
【0028】反応終了後、遠心分離により菌体を除き、
生成したL−3−(1−ナフチル)アラニンを高速液体
クロマトグラフィーで測定したところ、DL−5−(1
−ナフチル)メチルヒダントインから220mg/dl
のL−3−(1−ナフチル)アラニンが生成した。ま
た、このL−3−(1−ナフチル)アラニンを合成吸着
剤(三菱化成社製SP207)を用いた疎水吸着クロマ
トグラフィーによって反応液より分離精製し、NMRス
ペクトル、光学活性カラムによる高速液体クロマトグラ
フィー及び比旋光度測定などの方法で分析した結果、い
ずれも標品(シグマ社製)と一致することを認めた。
生成したL−3−(1−ナフチル)アラニンを高速液体
クロマトグラフィーで測定したところ、DL−5−(1
−ナフチル)メチルヒダントインから220mg/dl
のL−3−(1−ナフチル)アラニンが生成した。ま
た、このL−3−(1−ナフチル)アラニンを合成吸着
剤(三菱化成社製SP207)を用いた疎水吸着クロマ
トグラフィーによって反応液より分離精製し、NMRス
ペクトル、光学活性カラムによる高速液体クロマトグラ
フィー及び比旋光度測定などの方法で分析した結果、い
ずれも標品(シグマ社製)と一致することを認めた。
【0029】実施例3 実施例1と同様の方法により、フラボバクテリウム・ア
ミノゲネス AJ3940の洗浄湿菌体を調製した。こ
の菌体をDL−5−(1−ナフチル)メチルヒダントイ
ンを0.1%含む0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH8.
0)5mlに5%濃度で添加し、更にジメチルスルフォ
キシドまたは2−メトキシエタノ−ルを反応混合物(体
積)の20%となるように添加し、40℃にて20時間
保持反応した。
ミノゲネス AJ3940の洗浄湿菌体を調製した。こ
の菌体をDL−5−(1−ナフチル)メチルヒダントイ
ンを0.1%含む0.1Mトリス塩酸緩衝液(pH8.
0)5mlに5%濃度で添加し、更にジメチルスルフォ
キシドまたは2−メトキシエタノ−ルを反応混合物(体
積)の20%となるように添加し、40℃にて20時間
保持反応した。
【0030】反応終了後、遠心分離により菌体を除き、
生成したL−3−(1−ナフチル)アラニンを高速液体
クロマトグラフィーで測定した。有機溶媒無添加の系で
は36mg/dlのL−3−(1−ナフチル)アラニン
が生成したのに対し、ジメチルスルフォキシド添加系で
は71mg/dl、2−メトキシエタノ−ル添加系では
42mg/dlのL−3−(1−ナフチル)アラニンが
生成していた。
生成したL−3−(1−ナフチル)アラニンを高速液体
クロマトグラフィーで測定した。有機溶媒無添加の系で
は36mg/dlのL−3−(1−ナフチル)アラニン
が生成したのに対し、ジメチルスルフォキシド添加系で
は71mg/dl、2−メトキシエタノ−ル添加系では
42mg/dlのL−3−(1−ナフチル)アラニンが
生成していた。
【0031】実施例4 フラボバクテリウム・アミノゲネス AJ3940を実
施例1と同様の方法で30℃、16時間振とう培養し
た。この培養液にDL−5−(4−メトキシベンジル)
ヒダントインを1%濃度で無菌的に添加し、更に30℃
にて24時間培養を続けた。この結果、培養液中には7
70mg/dlのO−メチル−L−チロシンが生成して
いた。
施例1と同様の方法で30℃、16時間振とう培養し
た。この培養液にDL−5−(4−メトキシベンジル)
ヒダントインを1%濃度で無菌的に添加し、更に30℃
にて24時間培養を続けた。この結果、培養液中には7
70mg/dlのO−メチル−L−チロシンが生成して
いた。
【0032】実施例5 フラボバクテリウム・アミノゲネス AJ3940を実
施例1と同様の方法で30℃、16時間振とう培養し
た。この培養液にDL−5−(1−ナフチル)メチルヒ
ダントインを0.1%濃度で無菌的に添加し、更に30
℃にて48時間培養を続けた。この結果、培養液中には
74mg/dlのL−3−(1−ナフチル)アラニンが
生成していた。
施例1と同様の方法で30℃、16時間振とう培養し
た。この培養液にDL−5−(1−ナフチル)メチルヒ
ダントインを0.1%濃度で無菌的に添加し、更に30
℃にて48時間培養を続けた。この結果、培養液中には
74mg/dlのL−3−(1−ナフチル)アラニンが
生成していた。
【0033】実施例6 実施例1と同様の方法により、フラボバクテリウム・ア
ミノゲネス AJ3940の洗浄湿菌体を調製した。こ
の菌体を5%の濃度で100ppmの濃度のコバルトイ
オンを含むリン酸緩衝液(pH7.5)に添加し、10
Kcの超音波にて10分間処理した。この処理物を遠心
分離し上清液を取得した。この上清液5mlにDL−5
−(4−メトキシベンジル)ヒダントインを1g/dl
となるように添加し、pHを8.0に調整した後40℃
で24時間反応させた。
ミノゲネス AJ3940の洗浄湿菌体を調製した。こ
の菌体を5%の濃度で100ppmの濃度のコバルトイ
オンを含むリン酸緩衝液(pH7.5)に添加し、10
Kcの超音波にて10分間処理した。この処理物を遠心
分離し上清液を取得した。この上清液5mlにDL−5
−(4−メトキシベンジル)ヒダントインを1g/dl
となるように添加し、pHを8.0に調整した後40℃
で24時間反応させた。
【0034】反応終了後、生成したO−メチル−L−チ
ロシンを高速液体クロマトグラフィーで定量したところ
792mg/dlのO−メチル−L−チロシンが生成し
ていた。また、このO−メチル−L−チロシンを分離精
製し、NMRスペクトル、光学活性カラムによる高速液
体クロマトグラフィー及び比旋光度測定などの方法で分
析した結果いずれも標品(シグマ社製)と一致すること
を認めた。
ロシンを高速液体クロマトグラフィーで定量したところ
792mg/dlのO−メチル−L−チロシンが生成し
ていた。また、このO−メチル−L−チロシンを分離精
製し、NMRスペクトル、光学活性カラムによる高速液
体クロマトグラフィー及び比旋光度測定などの方法で分
析した結果いずれも標品(シグマ社製)と一致すること
を認めた。
【0035】実施例7 実施例1と同様の方法により、フラボバクテリウム・ア
ミノゲネス AJ3940の洗浄湿菌体を調製した。こ
の菌体を実施例6と同様にして超音波処理し、処理物を
遠心分離し上清液を取得した。この上清液4.5mlに
ジメチルスルフォキシド0.5mlを添加し、更にDL
−5−(1−ナフチル)メチルヒダントインを 0.1
%濃度で添加し、pHを8.0に調整した後40℃で4
8時間反応させた。
ミノゲネス AJ3940の洗浄湿菌体を調製した。こ
の菌体を実施例6と同様にして超音波処理し、処理物を
遠心分離し上清液を取得した。この上清液4.5mlに
ジメチルスルフォキシド0.5mlを添加し、更にDL
−5−(1−ナフチル)メチルヒダントインを 0.1
%濃度で添加し、pHを8.0に調整した後40℃で4
8時間反応させた。
【0036】反応終了後、生成したL−3−(1−ナフ
チル)アラニンを高速液体クロマトグラフィーで定量し
たところ、81mg/dlのL−3−(1−ナフチル)
アラニンが生成していた。また、このL−3−(1−ナ
フチル)アラニンを分離精製し、NMRスペクトル、光
学活性カラムによる高速液体クロマトグラフィー及び比
旋光度測定などの方法で分析した結果いずれも標品(シ
グマ社製)と一致することを認めた。
チル)アラニンを高速液体クロマトグラフィーで定量し
たところ、81mg/dlのL−3−(1−ナフチル)
アラニンが生成していた。また、このL−3−(1−ナ
フチル)アラニンを分離精製し、NMRスペクトル、光
学活性カラムによる高速液体クロマトグラフィー及び比
旋光度測定などの方法で分析した結果いずれも標品(シ
グマ社製)と一致することを認めた。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12P 13/04 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG) BIOSIS(DIALOG)
Claims (1)
- 【請求項1】フラボバクテリウム属に属し、DL−5−
(1−ナフチル)メチルヒダントインをL−3−(1−
ナフチル)アラニンに変換する能力を有する微生物の菌
体もしくは菌体処理物をDL−5−(1−ナフチル)メ
チルヒダントインに作用せしめ、生成するL−3−(1
−ナフチル)アラニンを採取することを特徴とするL−
3−(1−ナフチル)アラニンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3969492A JP3122990B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | O−メチル−l−チロシン及びl−3−(1−ナフチル)アラニンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3969492A JP3122990B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | O−メチル−l−チロシン及びl−3−(1−ナフチル)アラニンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05236978A JPH05236978A (ja) | 1993-09-17 |
JP3122990B2 true JP3122990B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=12560148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3969492A Expired - Fee Related JP3122990B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | O−メチル−l−チロシン及びl−3−(1−ナフチル)アラニンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3122990B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100491842C (zh) * | 2004-03-16 | 2009-05-27 | 松下电器产业株式会社 | 嵌入式加热烹调器 |
US8161960B2 (en) | 2007-01-09 | 2012-04-24 | Lg Electronics Inc. | Built-in cooking appliance |
US8367982B2 (en) | 2006-12-29 | 2013-02-05 | Lg Electronics Inc. | Built-in cooking appliance and installation apparatus for the same |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP3969492A patent/JP3122990B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100491842C (zh) * | 2004-03-16 | 2009-05-27 | 松下电器产业株式会社 | 嵌入式加热烹调器 |
US8367982B2 (en) | 2006-12-29 | 2013-02-05 | Lg Electronics Inc. | Built-in cooking appliance and installation apparatus for the same |
US8161960B2 (en) | 2007-01-09 | 2012-04-24 | Lg Electronics Inc. | Built-in cooking appliance |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05236978A (ja) | 1993-09-17 |
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Legal Events
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