JP3122816B2 - 物品のグルーピング装置 - Google Patents

物品のグルーピング装置

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JP3122816B2
JP3122816B2 JP09354726A JP35472697A JP3122816B2 JP 3122816 B2 JP3122816 B2 JP 3122816B2 JP 09354726 A JP09354726 A JP 09354726A JP 35472697 A JP35472697 A JP 35472697A JP 3122816 B2 JP3122816 B2 JP 3122816B2
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俊哉 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は物品のグルーピン
グ装置、特に、連続して流れて来る物品を所定の個数毎
にグルーピングして搬送供給する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】連続して流れて来る製品を、所定の個数
毎にグルーピングする装置として、既に、図9〜図10
に示すように、製品(41)(41)を載せて搬送する為の製品
コンベア(44)と、グルーピングチェーン(48)(48)とを、
組み合わせたものが知られている。このグルーピングチ
ェーン(48)(48)は、前記製品をグルーピングする為のフ
ィンガー(43a)(43a)群と、フィンガー(43b)(43b)群とを
走行方向の前後にグルーピング個数に応じて所定の間隔
(L) で配置した構成であり、前記グルーピングチェーン
(48)(48)の走行速度は、製品コンベア(44)の走行速度よ
りも遅く設定されている。
【0003】また、前記フィンガー群が前記製品コンベ
ア(44)に対して所定の位置で上方に突出し且所定の位置
で下方に潜り込むように、前記グルーピングチェーン(4
8)(48)の走行軌跡が設定されている。したがって、先行
するフィンガー(43a)(43a)群が製品コンベア(44)内に突
出している時には、その後方の製品群はこれらのフィン
ガーによって製品コンベア(44)との関係では相対的に堰
き止められた状態にあり、この先行するフィンガー(43
a)(43a)群と同じ速度で搬送される。このあと、所定の
間隔(L) だけ離れた位置で後行のフィンガー(43b)(43b)
群が搬送コンベア(44)内に突出すると、先行のフィンガ
ー(43a)(43a)群が製品コンベア(44)の面より下降して製
品(41)(41)群より抜ける。これで、これらの先行の製品
群はフィンガー(43a)(43a)群による規制を受けなくなる
ため、製品コンベア(44)のスピードで、後行のフィンガ
ー(43b)(43b)群で規制されている後続の製品(41)(41)群
から切り離されて図10のように所定個数毎にグルーピ
ングされた状態で搬送される。
【0004】ところが、この従来のものでは、連続して
流れて来る例えば円筒状の製品を所定の個数毎にグルー
ピングする装置とした場合、製品の径により所定の個数
毎の前記間隔(L) が異なる場合には、グルーピングを行
うための前記間隔(L) の寸法に応じてフィンガーのみ
か、フィンガーがセットされているユニット(50)毎に交
換する必要があった。その間は装置を停止する必要があ
り、しかも、前記交換には長時間を要し、作業能率も悪
く、コストもかかる等の問題があった。
【0005】そこで、「製品コンベア上を整列されて連
続して流れて来る製品間に、同コンベアよりも遅いスピ
ードで移動するフィンガーを、順次下方より製品間に入
り込ませることにより同製品の移動速度を規制すると共
に、前記フィンガーのうち先行のフィンガーが或る時点
で下降して製品から外れると、同フィンガー間の所定個
数の製品が前記製品コンベアのスピードで搬送されてグ
ルーピングする装置」における上記問題を解決する為
に、前記先行のフィンガーを取付けた第1チェーンと、
後行のフィンガーを取付けた第2チェーンを別個に設け
ると共に、前記第1チェーンの駆動スプロケットを駆動
する速度可変モータと、前記第2チェーンの駆動スプロ
ケットを駆動する速度可変モータを夫々設けたものが、
すでに実公平7−18653号として提案されている。
【0006】この先行技術では、前記第1、第2チェー
ンの走行速度を夫々個別に制御することにより、製品コ
ンベアの上方に突出した時点での前記第1チェーンに取
付けたフィンガーと第2チェーンに取付けたフィンガー
との間隔(L) が調節できることから、従来のようにユニ
ットの交換等が不要となりサイズチェンジが簡単に行え
る利点がある。
【0007】ところがこの先行技術のものでは、先行す
るフィンガーと後行のフィンガーとの速度を個別に制御
することによりグルーピングのための上記間隔(L) を調
節するものであるから、制御が複雑である。また、速度
可変モータとして回転制御可能な形式のものを採用する
必要があり、しかも、グルーピングの際に製品に加わる
推力に対して所定の抵抗力を発揮できるようなトルクの
あるモータとする必要がある。このため、比較的トルク
の大きなサーボモータを用いる必要があり、このグルー
ピング装置は、全体として高価になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、『製品コン
ベア(44)上を整列されて連続して流れて来る製品間に、
前記製品コンベアよりも遅いスピードで移動するフィン
ガーを、順次下方より製品間に入り込ませることにより
前記製品の移動速度を規制すると共に、前記フィンガー
のうち先行のフィンガーが或る時点で下降して製品から
外れると、同フィンガー間の所定個数の製品群が前記製
品コンベア(44)のスピードで搬送されてグルーピングさ
れる装置であって、前記フィンガーを取付けた第1チェ
ーンと第2チェーンとを別個に設けると共に、第1、第
2チェーンの走行速度を制御することにより、前記フィ
ンガーによってグルーピングされる製品群の前後の間隔
を調節する装置』において、第1、第2チェーンの走行
速度を制御を簡単にすると共に、グルーピングされる製
品群の前後の間隔を調節可能にするための構成を安価に
するために1つの速度可変モータと定速モータとの組み
合わせによって前記走行速度制御を行えるようにするこ
とをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
講じた本発明の技術的手段は『第1、第2チェーン(3a)
(3b)の走行軌跡の半周位置に夫々のフィンガーを設け、
前記第1、第2チェーン(3a)(3b)を走行駆動する為の各
駆動軸(J1)(J2)は差動歯車装置(A) の出力軸に伝動状態
に連結されており、前記差動歯車装置(A) は前記出力軸
とは別に入力軸(A1)と制御入力軸(A2)とを備え、前記入
力軸(A1)は定速回転入力を付与する為の定速モータ(M)
に伝動され、各差動歯車装置(A) の制御入力軸(A2)相互
は逆転伝動機構(R) によって連結されると共に一方の制
御入力軸(A2)を回転制御自在の速度可変モータ(M1)に伝
動した』ことである。(図1参照)前記差動歯車装置
(A) とは、制御入力軸を固定しているときには、入力軸
(A1)と出力軸との回転は一定の関係に設定され、前記入
力軸(A1)が一定回転していても、制御入力軸を回転させ
るとその回転条件に応じて出力軸の回転が変わるもので
ある。
【0010】この技術的手段は次のように作用する。第
1、第2チェーン(3a)(3b)の走行軌跡の半周位置に夫々
のフィンガーが設けられているから、この装置によって
設定される先行のフィンガーと後行のフィンガーとの間
隔(L) が最大に設定された場合には、各先行のフィンガ
ーは各後行のフィンガーの中間に位置する、つまり、第
1チェーン(3a)のフィンガーと、第2チェーン(3b)のフ
ィンガーとは夫々1/4周の位相ズレがある関係(図2
参照)にある。
【0011】この場合には、制御入力軸(A2)は固定され
たままで前記定速モータ(M) によって第1、第2チェー
ン(3a)(3b)が定速走行される。これにより間隔(L) の最
大値(P1)に見合ったグルーピングができることとなる。
次に、前記最大値よりも短い間隔(P2)にグルーピングす
るには、後行のフィンガーが製品間に下方より突出する
時点(上方に突出する瞬間、直前又は直後)では先行す
るフィンガーまでの間隔は短い間隔(P2)に達している。
この状態で前記短い間隔(P2)を維持するように、差動歯
車装置(A) の制御入力軸(A2)を所定の方向に所定の条件
で回転することにより、先行するフィンガーを取付けた
第1チェーン(3a)の走行を遅らせ(又は停止させ)、後
行のフィンガーを取付けた第2チェーン(3b)の走行を速
めるように制御する。(図3参照)一対の前記差動歯車
装置(A) (A) の制御入力軸(A2)相互は逆転伝動機構(R)
によって連結されていることから、前記速度可変モータ
を制御するだけで、第1、第2チェーン(3a)(3b)の走行
速度が対称的(一方が増速され且他方が同じ程度減速さ
れる態様)に制御されることとなる。そして、前記増
速、減速度合いが速度可変モータの制御によって調節で
きるものとなり、これによりグルーピングの為の前記間
隔(L) が調節できる。(図3参照)しかも、第1、第2
チェーン(3a)(3b)の何れのフィンガーが先行する場合で
も他方の後行のフィンガーとの関係で前記制御が行え
る。また、第1、第2チェーン(3a)(3b)が一周する間
に、4回のグルーピング動作を実行する。
【0012】
【発明の効果】1つの定速モータ(M) と1つの速度可変
モータ(M1)によってグルーピング間隔が調節できる。し
かも、グルーピングのための第1、第2チェーン(3a)(3
b)による搬送力は、主として前記定速モータ(M) によっ
て付与されるものであるから、二つの速度可変モータに
よって前記搬送力を付与するものに比べて速度可変モー
タの出力が小さくてもよい。
【0013】しかも、第1、第2チェーン(3a)(3b)を対
称的に制御することによりグルーピングに見合った間隔
(L) に設定できるから、制御が簡単である。上記発明に
おいて差動歯車装置(A) と逆転伝動機構(R) との関係を
『各差動歯車装置(A) の制御入力軸(A2)にはこれと同軸
のウオームホイール(R1)を具備させると共に、各ウオー
ムホイール(R1)にかみ合うウオーム(R2)を設け、各ウオ
ーム(R2)を同方向に回転するように伝動させると共に差
動歯車装置(A) (A) 夫々のウオームホイール(R1)とウオ
ーム(R2)とのかみ合い関係を逆転させることにより逆点
伝動機構を構成し、一方の前記ウオーム(R2)と速度可変
モータ(M1)とを伝動させた』ものでは、一対のウオーム
(R2)の軸相互を同方向に伝動するだけで、他の部分の機
構は共通化できるから、逆転伝動機構(R) が簡単であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
4以下の図面に基づいて説明する。この実施の形態で
は、製品(41)(41)は缶ビール等の円柱状の製品であり、
製品コンベア(44)は6列に亙って走行する搬送チェーン
(40)(40)からなる。このため、図4に示すように、前記
製品コンベア(44)は、上流端のスプロケット(S1)と下流
端のスプロケット(S2)との間に張設された6本の搬送チ
ェーン(40)(40)からなり、各搬送チェーン(40)を挟むよ
うに、その走行面の両側にガイド板(45)(45)が平行に配
置されている。
【0015】そして、この製品コンベア(44)の中程にグ
ルーピング装置(G) が設けられている。このグルーピン
グ装置(G) は、図5,図6に示すように、前記搬送チェ
ーン(40)(40)からなる製品コンベア(44)とは別に、相互
に独立して駆動される第1チェーン(3a)(3a)と、第2チ
ェーン(3b)(3b)とを設け、前記第1チェーン(3a)(3a)の
半周毎にこれらのチェーン間に架設される支持棒(21)に
植設されるフィンガー(2a)(2a)群と、前記第2チェーン
(3b)(3b)の半周毎にこれらのチェーン間に架設される支
持棒(23)に植設されるフィンガー(2b)(2b)群と、前記第
1チェーン(3a)を駆動する軸(J1)、第2チェーン(3b)を
駆動する軸(J2)と、これらの軸(J1)(J2)の一方の端部に
連設される差動歯車装置(A) と、前記各差動歯車装置
(A) の入力軸(A1)に設けたスプロケット(30)(30)相互を
第3チェーン(3c)を介して駆動する定速モータ(M) と、
前記差動歯車装置(A) の出力軸の回転を制御するための
制御入力軸(A2)相互を逆転伝動するための逆転伝動機構
(R) と、一方の制御入力軸(A2)を駆動する速度可変モー
タ(M1)とからなる。なお、5図では1つのフィンガー(2
a)(2a)群と支持棒(21)のみを図示し他の3つのフィンガ
ー群及び支持棒は省略している。図6では、1つのフィ
ンガー(2a)(2a)群と支持棒(21)、及び、1つのフィンガ
ー群と支持棒(23)のみを図示している。
【0016】上記製品コンベア(44)と前記フィンガー(2
a)(2b)との関係は、図6(グルーピング装置(G) 部分の
断面図)に示す関係にある。グルーピング装置(G) の部
分では、各搬送チェーン(40)と対応して一対のフィンガ
ー(2a)(2a)が配置されてフィンガー(2a)(2a)群を構成
し、夫々のフィンガー(2a)は各搬送チェーン(40)とガイ
ド板(45)(45)との間の間隙から製品コンベア(44)の搬送
面の上方に突出する。フィンガー(2b)(2b)も各搬送チェ
ーン(40)とは同様の関係にある。
【0017】そして、これらフィンガー(2a)(2a)群、フ
ィンガー(2b)(2b)群は共に対応するチェーンが一周する
間にその姿勢が制御されるようになっている。このた
め、フィンガー(2a)(2a)群を植設する支持棒(21)の両端
には、基体(F) の側壁にループ状に設けたカム溝(K) と
かみ合う腕(22)が設けられている。フィンガー(2b)(2b)
群を植設する支持棒(23)の両端にも同様の腕(22)が設け
られている。従って、第1チェーン(3a)(3a)によって走
行されるフィンガー(2a)(2a)群及び第2チェーン(3b)(3
b)によって走行されるフィンガー(2b)(2b)群は、ループ
状の前記カム溝(K) が第1、第2チェーン(3a)(3b)の走
行軌跡に沿って所定の経路で形成されていることから、
グルーピング装置(G) に於ける製品コンベア(44)の下流
側では前記フィンガー(2a)(2b)が第1、第2チェーン(3
a)(3b)の走行軌跡に対して直立するように設定され、上
流側のスプロケット(31)(31)の部分に達すると、図2に
示すように、走行軌跡に対して直立した姿勢から走行方
向に向かって傾斜するように案内される構成である。こ
れにより、第1、第2チェーン(3a)(3b)の走行域の上流
側では、フィンガー(2a)(2b)群が製品コンベア(44)の搬
送面に対して直交するように下方から突出するように動
作することとなる。
【0018】前記差動歯車装置(A) は、詳細には図7の
ようになっている。この差動歯車装置(A) は、入力軸(A
1)に連設されるかさ歯車と、これに対向する制御入力軸
(A2)側のかさ歯車とが相対回動自在に対向しており、こ
の例では軸(J1)(J2)に対して回転自在に外嵌している。
これらの一対のかさ歯車の間には、前記一対のかさ歯車
と直交する態様でかみ合うように一対の仲介かさ歯車(A
0)が介在され、これら仲介かさ歯車(A0)は前記軸(J1)(J
2)に固定された支軸によって回転自在に支持されてい
る。従って、この支軸は前記仲介かさ歯車(A0)の公転に
同期して前記軸(J1)(J2)と一体回転する関係にあり、差
動歯車装置(A) の出力軸(A3)となる。そして、制御入力
軸(A2)が固定のときには軸(J1)(J2)は入力軸(A1)と同方
向に回転し、制御入力軸(A2)を回転するとその方向と回
転数に応じて軸(J 1)(J2)は入力軸(A1)に対してその回転
方向と回転数が変化する。
【0019】前記制御入力(A2)にはウオームホイール(R
1)が一体的に取付けられており、このウオームホイール
(R1)とかみ合うウオーム(R2)が、軸(J1)(J2)と直交する
姿勢で基体(F) の外面に取付けられている。前記ウオー
ム(R2)(R2)の軸(J3)は、図8に示すように、基体(F) に
て上下方向に平行に支持されており、前記軸(J3)の上端
はタイミングベルト(V) によって同方向に回転されるよ
うに伝動されている。
【0020】そして、軸(J1)側のウオーム(R2)はこれと
かみ合うウオームホイール(R1)の右側に位置し、軸(J2)
側のウオーム(R2)はこれとかみ合うウオームホイール(R
1)の左側に位置するようになっている。従って、前記ウ
オーム(R2)(R2)が同方向に回転するとしても、前記ウオ
ームホイール(R1)(R1)相互は逆転する。前記軸(J1)側に
取付けた差動歯車装置(A) のウオームホイール(R1)とか
み合うウオーム(R2)の軸には、速度可変モータ(M1)とし
てのサーボモータの出力軸が連結されている。
【0021】前記差動歯車装置(A) の入力軸(A1)と制御
入力軸(A2)のかさ歯車とこれらにかみ合う仲介かさ歯車
(A0)との歯数比は所定の値(この例では2:1)に設定
されているから、入力軸(A1)の1回転に対して軸(J1)(J
2)の回転は減速されたものとなる。つまり、この差動歯
車装置(A) は、減速装置として機能する。以上の構成に
より、製品コンベア(44)によって搬送された製品(41)(4
1)は、グルーピング装置(G) に達すると、所定の個数に
グルーピングされることとなる。この動作の詳細を図
2、図3に基づいて説明する。
【0022】第1、第2チェーン(3a)(3b)のフィンガー
(2a)(2b)の関係は、図2に示すように、間隔(L) が最大
値(P1)になるように初期設定されており、第1、第2チ
ェーン(3a)(3b)の一周を4等分した位置にフィンガー(2
a)群,フィンガー(2b)群が交互に配置されるようになっ
ている。この最大値(P1)でグルーピングするときには、
速度可変モータ(M1)は停止され、制御入力軸(A2)が固定
されている。従って、フィンガー(2a)群とフィンガー(2
b)群との間隔が前記最大値(P1)に維持されたままで定速
走行する。
【0023】前記間隔(L) を短い間隔(P2)に設定するに
は、速度可変モータ(M1)の回転を制御して軸(J1)(J2)の
回転数を定速回転する定速モータ(M) に対して,の
ように変化させる。このことを、フィンガー(2a)群が先
行し、フィンガー(2b)群が後行する場合を例にとって詳
述する。前記間隔(L) が最大値(P1)のとき、後行のフィ
ンガー(2b)群の先端が製品コンベア(44)の走行面から上
方に突出する瞬間の位置(以下02点という)から、この
ときの先行のフィンガー(2a)群の位置までが前記最大値
(P1)である。
【0024】そして、前記間隔(L) が短い間隔(P2)に調
整するときには、前記O2点にフィンガー(2b)が達したと
きにフィンガー(2a)が前記O2点から短い間隔(P2)の位置
に先行しているようにする。このためには、フィンガー
(2b)群がO2点より手前のO1点に達したとき、速度可変モ
ータ(M1)により軸(J1)側の制御入力軸(A2)を逆転駆動さ
せて軸(J1)の回転数を減速させ(図3−,01〜O2)、
逆転伝動機構(R) との連動により軸(J2)側の制御入力軸
(A2)を対称的に正転駆動させて軸(J2)の回転数を増速
(図3−,01〜O2)させるようにする。
【0025】その後、軸(J1)(J2)を定速回転するように
して、所定のタイミングで先行するフィンガー(2a)群が
下流側のスプロケット(32)に沿って製品コンベア(44)か
ら下方に潜り込む。これで前記フィンガー(2b)群の下流
側の製品(41)(41)群が製品コンベア(44)によって搬送さ
れる。そして、前記後行のフィンガー(2b)群が先行する
状態(図2のカッコ書きの状態)になってこれに続くフ
ィンガー(2a)群がO1点に達した時点では速度可変モータ
(M1)の作動により前記フィンガー(2b)群が減速し且前記
フィンガー(2a)群が増速して、間隔(L) が短い間隔(P2)
となるようにグルーピングされる。
【0026】このように、第1、第2チェーン(3a)(3b)
が、それぞれ図3に示すように、「定速−減速・増速−
定速−増速・減速」の対称的動作をくり返すことによ
り、前記減速・増速度合に応じた短い間隔(P2)の間隔
(L) に連続的にグルーピングされる。尚、上記実施の形
態では、逆転伝動機構(R) をウオームホイール(R1),ウ
オーム(R2) 及びタイミングベルト(V) による伝動の組
み合せとしたが、これを、けさ掛け方式によるベルト伝
動機構、あるいは、歯車伝動機構等を用いた逆転伝動機
構(R) としてもよい。
【0027】さらに、制御入力軸(A2)の回転を制御する
ことにより、フィンガー(2a)群,フィンガー(2b)群がO1
点に達した時点からO2点に達するまで第1、第2チェー
ン(3a)(3b)の速度を増減させる際、その速度変化率は製
品又は物品の搬送の安定性を保てるかぎり、任意に設定
できる。いずれにしても、制御入力軸(A2)(A2)が逆転伝
動機構(R) を介して伝動されていることから、定速モー
タ(M) によって走行される定速度に対する相対的な第
1、第2チェーン(3a)(3b)の速度変化度合は対称的にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】フィンガー(2a)群,フィンガー(2b)群の動作説
明図
【図3】フィンガー(2a)群,フィンガー(2b)群の動作の
変化度合のグラフ
【図4】本発明の実施の形態の全体平面図
【図5】要部のグルーピング装置(G) の詳細説明図
【図6】フィンガー(2a)群,フィンガー(2b)群と製品コ
ンベア(44)との関係を示すグルーピング装置(G) 部分の
断面図
【図7】差動歯車装置(A) の詳細図
【図8】逆転伝動機構(R) の説明図
【図9】従来例の側面図
【図10】従来例の平面図
【符号の説明】
(41) 製品 (A3) 出力軸 (48) グルーピングチェーン (A0) 仲介か
さ歯車 (43a) (43b) フィンガー (K) カム溝 (44) 製品コンベア (J1)(J2) 軸 (40) 搬送チェーン (R) 逆転伝
動機構 (45) ガイド板 (R1) ウオー
ムホイール (G) グルーピング装置 (R2) ウオー
ム (22) 腕 (M1) 速度可
変モータ (21)(23) 支持棒 (M) 定速モ
ータ (30)(31)(32) スプロケット (3a) 第1チ
ェーン (A) 差動歯車装置 (3b) 第2チ
ェーン (A1) 入力軸 (L) 間隔 (A2) 制御入力軸 (S1)(S2) ス
プロケット (尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/22 - 47/32 B65G 47/88

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品コンベア(44)上を整列されて連続し
    て流れて来る製品間に、前記製品コンベアよりも遅いス
    ピードで移動するフィンガーを、順次下方より製品間に
    入り込ませることにより前記製品の移動速度を規制する
    と共に、前記フィンガーのうち先行のフィンガーが或る
    時点で下降して製品から外れると、同フィンガー間の所
    定個数の製品群が前記製品コンベア(44)のスピードで搬
    送されてグルーピングされる装置であって、前記フィン
    ガーを取付けた第1チェーンと第2チェーンとを別個に
    設けると共に、第1、第2チェーンの走行速度を制御す
    ることにより、前記フィンガーによってグルーピングさ
    れる製品群の前後の間隔を調節する装置において、第
    1、第2チェーン(3a)(3b)の走行軌跡の半周位置に夫々
    のフィンガーを設け、前記第1、第2チェーン(3a)(3b)
    を走行駆動する為の各駆動軸(J1)(J2)は差動歯車装置
    (A) の出力軸に伝動状態に連結されており、前記差動歯
    車装置(A) は前記出力軸とは別に入力軸(A1)と制御入力
    軸(A2)とを備え、前記入力軸(A1)は定速回転入力を付与
    する為の定速モータ(M) に伝動され、各差動歯車装置
    (A) の制御入力軸(A2)相互は逆転伝動機構(R) によって
    連結されると共に一方の制御入力軸(A2)を回転制御自在
    の速度可変モータ(M1)に伝動した物品のグルーピング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記各差動歯車装置(A)の制御人力軸
    (A)にはこれと同軸のウオームホイール(R)を
    具備させると共に、各ウオームホイール(R)にかみ
    合うウオーム(R)を設け、各ウオーム(R)を同
    方向に回転するように伝動させると共に差動歯車装置
    (A)(A)夫々のウオームホイール(R)とウオー
    ム(R)とのかみ合い関係を逆転させることにより逆
    点伝動機構(R)を構成し、一方の前記ウオーム
    (R)と速度可変モータ(M)とを伝動させた請求
    項1に記載の物品のグルーピング装置。
  3. 【請求項3】 前記差動歯車装置(A) は、制御入力軸(A
    2)を固定しているときには、入力軸(A1)と出力軸との回
    転は一定の関係に設定され、入力軸が一定回転していて
    も、制御入力軸を回転させるとその回転条件に応じて出
    力軸の回転が変わる装置である請求項1又は請求項2記
    載の物品のグルーピング装置。
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