JP3120448B2 - スチルビデオカメラシステム - Google Patents

スチルビデオカメラシステム

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JP3120448B2
JP3120448B2 JP02334692A JP33469290A JP3120448B2 JP 3120448 B2 JP3120448 B2 JP 3120448B2 JP 02334692 A JP02334692 A JP 02334692A JP 33469290 A JP33469290 A JP 33469290A JP 3120448 B2 JP3120448 B2 JP 3120448B2
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義人 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光電変換素子で撮影された静止画の画像デ
ータを画像メモリに記録するとともに、記録した画像デ
ータをTVやプリンタで再生するスチルビデオカメラシス
テムに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、光電変換素子を用いて光像を電気信号に変換
し、画像情報を電気的に記録するスチルビデオカメラが
知られている。かかるスチルビデオカメラで撮影された
画像は、TV再生機若しくはプリンタを用いることにより
撮影後いつでも簡単に再生することができることから、
近年、カメラの付加価値を高め、高品質化を図るべくTV
再生装置やプリンタ等を内蔵させてスチルビデオカメラ
の多機能化が図られている。
例えば特開昭61−189785号公報には、プリンタ及びロ
ール記録紙を内蔵し、記録画像を該ロール記録紙にプリ
ントアウトすることのできるスチルビデオカメラが示さ
れている。また、特開平1−204575号公報には、カメラ
本体に再生表示ユニットを着脱自在に装着し、記録画像
を該再生表示ユニットに再生することのできるスチルビ
デオカメラが示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、スチルビデオカメラ本体にプリンタ部,TV
再生機及びCRT表示部等の周辺装置を内蔵させて多機能
化を図ると、カメラが大型化、かつ、重量化し、撮影時
における操作性に不都合が生じることとなる。また、記
録画像の再生装置は多種類であり、それら全てをカメラ
本体に一体化するには限界があるとともに、常には使用
することのない装置をカメラ本体に内蔵することは不経
済である。従って、スチルビデオカメラにおいても、撮
像機能、TV再生機能、モニタ機能及びプリンタ機能等の
各機能毎に汎用性のあるユニット化を図り、これらを必
要に応じて組合わせるようなシステム化を図ることが合
理的である。
上記特開昭61−189785号公報記載のスチルビデオカメ
ラは、カメラ本体にプリンタのみ内在させたもので、同
公報にはスチルビデオカメラをシステム化する概念は示
されていない。また、上記特開平1−204575号公報にお
いても、モニタ機能をユニット化し、カメラ本体に着脱
可能にしてはいるが、プリンタ機能についてのユニット
化は示されておらず、スチルビデオカメラのシステム化
に関する概念は全く示唆されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、スチルビデ
オカメラを撮像機能、TV再生機能、モニタ機能及びプリ
ンタ機能等の各機能毎にユニット化し、これら各ユニッ
トを組合わせることにより使い勝手のよいスチルビデオ
カメラシステムを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に記載された本発明のシステムは、光電変換
素子により被写体を撮像する撮像部と該撮像部により撮
像された画像データを記録する記録部とからなるカメラ
部と、該カメラ部の記録部に記録された画像データから
TV再生用の画像データを生成するTV再生部と、前記記録
された画像データからプリント用の画像データを再生
し、撮影画像を記録紙にプリントアウトするプリンタ部
とを備え、前記カメラ部、TV再生部及びプリンタ部が相
互に着脱可能に構成されたものである。
また、請求項2に記載された本発明のシステムは、光
電変換素子により被写体を撮像する撮像部とこの撮像部
により撮像された画像データを所定の記録媒体に記録す
る記録部とからなるカメラ部と、カメラ部に着脱可能に
構成されるとともに、カメラ部の記録部に記録された画
像データに基いて撮影画像を再生する再生部と、前記カ
メラ部に着脱可能に構成されるとともに、前記カメラ部
の記録部に記録された画像データに基づいて撮影画像を
記録紙にプリントするプリンタ部とを備え、再生部にお
いて再生される画像の操作に関する共通の操作部材がカ
メラ部に設置されていることを特徴としている。
それに加え、請求項3に記載された発明では、上記操
作部材は、再生もしくはプリントされる画像を順に変更
するための送り用の操作部材である。
〔作用〕
請求項1に記載の本発明のスチルビデオカメラシステ
ムは、相互に装着可能なカメラ部、TV再生部及びプリン
タ部から構成されている。カメラ部では、光電変換素子
により被写体が撮像され、その画像データが記録部に記
録される。このカメラ部にTV再生部を装着していると、
該TV再生部でカメラ部内の記録部に記録された画像デー
タからTV再生用の画像データが生成され、更に該TV再生
部にTVを接続することにより撮影画像をTV画面に再生す
ることが可能となる。また、前記カメラ部にプリンタ部
が装着していると、該プリンタ部でカメラ部内の記録部
に記録された画像データからプリント用の画像データが
生成され、撮影画像が記録紙にプリントアウト可能とな
る。また、カメラ部に前記TV再生部及びプリンタ部を装
着していると、記録部内の撮影画像のTVによる再生及び
記録紙へのプリントアウトが可能となる。
しかし、カメラ部はTV再生部やプリンタ部から取り外
して単体で取り扱うことが可能である。
さらに、請求項2に記載の本発明のシステムは、カメ
ラ部と再生部及びプリンタ部とがそれぞれ相互に着脱可
能となっており、さらに再生部において再生される画像
の操作に関する操作部材とプリンタ部においてプリント
される画像の操作に関する操作部材とが共通化されて再
生部及びプリンタ部ではなくカメラ部に設けられてい
る。カメラ部では、光電変換素子により被写体が撮像さ
れ、その画像データが所定の記録媒体に記録される。カ
メラ部に再生部が装着されると、カメラ部の操作部材か
らの指示に応じて、記録された画像データに基づき撮影
画像が再生される。また、カメラ部にプリンタ部が装着
されると、カメラ部の操作部材からの指示に応じて、記
録された画像データに基づき撮影画像が記録紙にプリン
トされる。
再生部の操作部材とプリンタ部の操作部材とは共通化
されてカメラ部に設置されているので、操作部材の煩雑
化が防止され、操作性が向上する。
請求項3に記載の本発明では、請求項2のシステムに
おいて、記録画像を再生部またはプリント部で再生また
は記録紙にプリントする際、操作部材の操作によって再
生またはプリントすべき画像が順に変更される。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、本発明に係るスチルビデオカメ
ラシステムの全体斜視図である。
スチルビデオカメラシステムは、第2図に示すように
着脱可能なカメラ部ユニット1、TV再生ユニット3及び
プリンタ部ユニット4を相互に結合して構成されてい
る。カメラ部ユニット1は固体撮像素子で被写体像を撮
像し、該被写体像を電気信号の画像データに変換して外
部記録媒体(以下、メモリカードという)112に記録す
るスチルビデオカメラである。TV再生ユニット3は、TV
に記録画像を再生可能にするユニットで、メモリカード
112に記録された画像データをTV再生用の画像データに
変換して出力するものである。また、プリンタ部ユニッ
ト4は、記録紙に記録画像をプリントアウトするユニッ
トで、メモリカード112に記録された画像データをプリ
ント用データに変換し、内蔵するプリンタで内部記録紙
又は外部記録紙に記録するものである。
カメラ部ユニット1において、ユニット前面部には、
撮影レンズ11、ファインダ窓12、自動焦点検出(以下、
AFという)のためのAF投光部13及びフラッシュ14が設け
られている。また、ユニットの後面部には、メモリカー
ド112をカメラ部ユニット1内に挿入するためのメモリ
カード挿入口が設けられている。
また、ユニットの上面部には、下記の各種操作部材が
配設されている。すなわち、レリーズ/プリント開始ボ
タン15は、写真撮影又はプリントを指示するもので、下
記モード切換スイッチ16が記録モードに設定されている
場合にはレリーズボタンとして機能し、プリントモード
に設定されている場合にはプリントボタンとして機能す
る。モード切換スイッチ16は「OFF」、「記録」、「再
生」、「プリント」の各モードを切換えるものである。
プロテクトスイッチ17は一旦記録された記録画像が不用
意な操作で消去されるのを防止するものである。マルチ
スイッチ18は記録画像をマルチ画として出力するもので
ある。フラッシュ発光モード切換スイッチ19はフラッシ
ュ14を「非発光(OFF)」、「自動発光(AUTO)」、
「強制発光(ON)」の各モードに切換えるものである。
日付設定用スイッチ20は撮影日時をセットする際にセッ
ト可能状態にするものである。撮影モード切換スイッチ
21はオンされる毎に単写/セルフ/連写の撮影を変更可
能にするものである。アクセスボタン22,23は記録画像
をアクセスするためのもので、アクセスする毎に記録画
像が順送り(UP)、または逆送り(DOWN)される。マク
ロ/2値化モード切換スイッチ24は左右方向へのスライド
セットによりマクロ撮影モードと2値化モードとを切換
えるものである。表示器25は、例えばLCD等で構成さ
れ、前記日付、撮影時やプリント時の駒番号その他設定
モード内容を表示するものである。
また、カメラ部ユニット1の左側面部には、他のユニ
ットと機械的に接続するための凹状の接続部26が形成さ
れ、該接続部26の凹部には複数の電気的接続端子26aが
配設されている。
また、TV再生ユニット3の前面部には、TVへの接続を
可能にするTV用出力端子31が設けられ、その左側面部に
は前記カメラ部ユニット1の接続部26と同一形状の接続
部32が形成されている。なお、TV再生ユニット3の右側
面部には、図示していないが、前記カメラ部ユニット1
の接続部26と機械的電気的に接続するための凸状の接続
部が形成されている。そして、該凸状の接続部をカメラ
部ユニット1の凹状の接続部26にスライドさせて係合さ
せることによりTV再生ユニット3がカメラ部ユニット1
に接続されるようになっている。
また、プリンタ部ユニット4の右側面部には後述する
プリント動作に必要な構成が内蔵されたプリンタケース
41が着脱自在設けられ、上面側の接続部には記録紙挿入
口42が形成されている。プリンタ部ユニット4の右側面
部にも図示していないが、前記前記TV再生ユニット3の
凸状の接続部と同一形状の接続部が形成されており、プ
リンタ部ユニット4は上述と同様の方法でTV再生ユニッ
ト3に接続されるようになっている。なお、43は記録紙
収納部である。
なお、前記凹状又は凸状の接続部の形状及び入出力端
子数等は標準化され、各種ユニット間の接続が可能とな
っている。例えば前記カメラ部ユニット1に直接プリン
タ部ユニット4を接続することも可能である。また、第
3図に示すモニタユニット5を、TV再生ユニット3に代
えて第4図に示すようにカメラ部ユニット1とプリンタ
部ユニット4間に接続したり、或いは該モニタユニット
5を、第1図のカメラ部ユニット1とTV再生ユニット3
間もしくは該TV再生ユニット3とプリンタ部ユニット4
間に接続することもできる。モニタユニット5は、メモ
リカード112に記録された画像データをモニタ用画像デ
ータに変換し、その上面部に設けられた表示部51に再生
するものである。前記TV再生ユニット3と同様にモニタ
ユニット5の左側面部には凹状接続部52が、左側面部に
は凸状接続部(不図示)が形成されている。
第5図は、第1図の構成からスチルビデオカメラシス
テムのブロック図である。
システムコントローラ(以下、CPUという)100はプリ
ント動作も含めてカメラシステム全体の動作を制御する
ものである。前記撮影レンズ11を通して結像される被写
体像は固体撮像素子(以下、CCDという)101に取り込ま
れ、該CCD101の出力画像信号は信号処理部102で処理さ
れるようになされている。この信号処理部102の詳細は
後述する。撮影レンズ3は測距結果に基づいて合焦状態
となるようにレンズ駆動部103により駆動制御される。
測距部104は、例えば位相差検出方式などを利用して被
写体までの距離を求めるもので、この測距データからレ
ンズ駆動部103による撮影レンズ3の駆動量が算出され
るようになっている。測光部105は被写体の輝度を測定
し、測光データをCPU100に出力するものである。露出制
御部106は測距、測光結果に基づいて得られるCPU100か
らの露出時間(シャッタスピード)Tv、絞り値Avのデー
タを受けてカメラの露出制御を行うものである。表示部
107は前記表示器25と該表示器25を駆動する部分とから
なっている。フラッシュ部108はCPU100からの充電のた
めの昇圧制御、発光制御信号により制御され、前記フラ
ッシュ14の発光を行うものである。電源部109はCCD101
へは所定の高電圧で、CPU100その他の各回路部へは所定
レベルの電圧で電力を供給するものである。この電源部
109の詳細は後述する。バッテリチェック回路(以下、B
C回路という)110は前記電源部109内の主電源電池EBに
接続され、該主電源電池EBの容量を検出するものであ
る。この検出結果はCPU100に出力するようになされてい
る。プリンタ部111はCPU100により駆動制御され、前記
信号処理部102からの出力画像信号を記録紙にプリント
アウトするもので、詳細は後述する。メモリカード112
はカメラ本体1に着脱自在な、例えばSRAM等から成る複
数枚の画面が記録可能な記録媒体である。VOUTは前記TV
用出力端子31に相当するものである。
次に、スイッチ類SOFF〜SMODEについて説明する。
SOFF:モード切換スイッチ8が「OFF」の位置にあると
きオンし、カメラを不動作にする。
SREC:モード切換スイッチ8が「記録」の位置にある
ときオンし、カメラを撮影可能にする。
SREP:モード切換スイッチ8が「再生」の位置にある
ときオンし、TV等での再生を可能にする。
SPRI:モード切換スイッチ8が「プリント」の位置に
あるときオンし、記録画像のプリントアウトを可能にす
る。
S1:レリーズ/プリント開始ボタン7の1段押しでオ
ンし、撮影準備動作を行う。
S2:レリーズ/プリント開始ボタン7の2段押しでオ
ンし、記録モード時は露出動作を行う。
なお、スイッチS1,S2はプリントモード時はプリント
動作を行う。
SUP:アクセスボタン14が押される毎にオンし、記録画
像の順送り再生を行う。
SDOWN:アクセスボタン15が押される毎にオンし、記録
画像の逆送り再生を行う。
SPRO:プロテクトスイッチ9が押される毎に記録画像
のプロテクト及びプロテクト解除を交互に行う。
SMAL:マルチスイッチ10に相当し、オンによりマルチ
出力を可能にする SMAC:マクロスイッチで、マクロ/2値化モード切換ス
イッチ16が押されるとオンし、不図示のマクロレンズが
光軸上に挿入され、マクロ撮影を可能にする。
SMONO:2値化モードスイッチで、マクロ/2値化モード
切換スイッチ16を押した状態でスライドされるとオン
し、文字撮影等を可能にする。
SCARD:メモリカードが挿入されている時、オンする。
SFL:フラッシュ発光モード切換スイッチ11が押される
とオンし、非発光、自動発光、強制発光の各モードがサ
イクリックに切換えられる。
SADJ:日付設定用スイッチ20に相当する。
SMODE:撮影モード切換スイッチ21が押される毎にオン
し、単写、セルフ、連写の各モードがサイクリックに切
換えられる。
なお、撮影レンズ11、CCD101、回路ブロック102の一
部、回路ブロック103〜110及び前記スイッチ類はカメラ
部ユニット1内に設けられ、回路ブロック102の一部及
びVOUTはTV再生ユニット3内に設けられ、プリンタ部11
1はプリンタ部ユニット4内に設けられている。
第6図(A),(B),(C)は前記スチルビデオカ
メラシステムの電源関係を示す図であり、同図(A)
は、電源部109の構成とその電源供給関係とを示す図、
同図(B)はCPU100とDC/DCコンバータ200間の制御ライ
ンを示す図、同図(C)はカメラ部203内の電源供給関
係を示す図である。
第6図(A),(B)において、EBは主電源電池であ
り、ECはカメラ部203、カメラ部ユニット1内のメモリ2
04(第7図(B)のメモリ311,312に相当)及びメモリ
カード112をバックアップするための電池である。200は
DC/DCコンバータであり、CPU100からの制御信号DCON
よりプリンタ部111のヘッド駆動のための高電圧E1(例
えば24v)、撮像部202内のCCD101を駆動するための電圧
E2(例えば15v)及びカメラ部203内の撮影レンズ3等を
駆動するための電圧E3を生成し、それぞれ供給する。前
記制御信号DCONは2ビット信号からなり、同図(B)に
示すようにCPU101から2本の制御ラインによりDC/DCコ
ンバータ202に送出される。表1は、前記制御信号DCON
の指令内容を示したもので、「00」は、DC/DCコンバー
タ202の動作を停止させ、プリンタ部111、撮像部202及
びカメラ部203のいずれにも駆動電圧は供給されない。
また、「01」は、電圧E3を生成させ、カメラ部203のみ
に供給し、「10」は、電圧E2,E3を生成させ、それぞれ
撮像部202とカメラ部203とに供給し、「11」は電圧E1,E
3を生成させ、それぞれプリンタ部111とカメラ部203と
に供給する。
第6図(A)に戻り、201は、例えば5vのレギュレー
タであり、前記カメラ部203内のCPU100、表示部107等に
駆動電圧を供給するとともに、カメラ本体1内のメモリ
204及びメモリカード112に電圧を供給する。また、フラ
ッシュ部108には主電源電池EBから直接電源供給され、
メインコンデンサCの充電等が行われる。
カメラ部203を構成する各部においては、同図(C)
に示すように電力消費が少なく、低電圧駆動の可能な表
示部107の液晶表示部及びCPU100にはレギュレータ201か
ら電源が供給され、電力消費の比較的大きいCPU100の一
部、測距部104、測光部105、露出制御部106及び表示部1
07の一部にはDC/DCコンバータ200から電源が供給され、
負荷電流の大きいレンズ駆動部103には電源電池EBから
直接電源が供給されている。
第7図(A),(B)は、前記信号処理部102の詳細
を示すブロック図である。
同図(A)において、CCD101は、R,G,Bのストライプ
フィルタを有するカラー撮像素子であり、CCDドライバ3
01により駆動される。CCD−TG302は、CPU100からのコン
トロール信号に基づいて本ブロック内の各回路に制御信
号や制御パルスを供給するタイミングジェネレータで、
前記CCDドライバ301には画像信号読出駆動用クロックφ
Vを出力する。CCDドライバ301は該クロックφV
に基づいてCCD101の電荷蓄積の開始及び蓄積電荷の読
出しを制御することによりCCD101の電荷蓄積量を制御す
る。また、CCD−TG302は、後記CDS303にタイミングパル
スを、その他の回路にクロックパルスCKを出力する。CD
S303はCCD101からの出力画像信号に対して二重相関のた
めのサンプリングを施すものである。GC304はゲインコ
ントローラで、ゲインコントロールされた画像信号はA/
Dコンバータ305でアナログ信号からデジタル信号に変換
される。WB処理回路306は、不図示のホワイトバランス
(WB)センサからの色温度情報に基づき所定の変換テー
ブルを用いて画像信号にデータ変換を施すものである。
γ補正回路307は所定の変換テーブルを用いて、上記色
変換された画像信号に更に階調補正のためのデータ変換
を施すものである。プロセス回路308及びマトリクス回
路309は画像信号からR,G,B各色毎の画像信号を作成する
ためのものである。
続いて、同図(B)において、メモリ311及びメモリ3
12は前記マトリクス回路309からのR,G,Bそれぞれの画像
信号を記憶するもので、少なくとも1画面分の記憶容量
を有している。アドレス発生回路310はCCD101から上記
メモリ311,312への画像信号の取込、該メモリ311,312か
らの画像信号の読出及びメモリカード112への画像信号
の書込,読出時のチップセレクト信号や書込,読出アド
レス等の書込,読出動作に必要な制御信号を出力するも
のである。
データセレクタ及び圧縮/伸長部313はメモリカード1
12への画像信号の書込時におけるデータ圧縮及びメモリ
カード112からの画像信号の読出時におけるデータ伸長
処理を行うとともに、書込又は読出データをセレクトす
るものである。また、前記CPU100、アドレス発生回路31
0及びデータセレクタ及び圧縮/伸長部313とメモリカー
ド112間のデータの入出力はインターフェース(以下、
カードI/Fという)314を介して行われる。TV出力用信号
処理回路315はアドレス発生回路310からの再生書込クロ
ックにより取り込まれる画像信号にTV再生のための画像
処理を施すもので、処理された映像信号は、不図示の内
部ビデオメモリに記憶される。このTV出力用信号処理部
315はR,G,B各画像信号から低域輝度信号Y及び色差信号
Cを生成するものである。D/Aコンバータ316,317は上記
TV出力用信号処理部315内のビデオメモリから読み出さ
れるデジタルの低域輝度信号Y及び色差信号Cをそれぞ
れアナログの低域輝度信号YOUT,色差信号COUTに変換し
てTV用出力端子19を介して不図示のTVに出力するもので
ある。発振子318は再生用の読出クロックを発生すると
共に、D/Aコンバータ316,317へ出力クロック信号を送出
するものである。マルチ再生用コントローラ319はマル
チ再生のための再生画像を生成するもので、生成された
マルチ画像はマルチ用ビデオメモリ320に一時的に記憶
される。
なお、上記回路ブロックの内、回路ブロック315〜320
はTV再生ユニット3内に設けられ、その他の回路ブロッ
クはカメラ部ユニット1内に設けられている。
次に、上記ブロックの動作について撮影記録、メモリ
カードへの記録、TV再生、プリントアウト及びマルチ処
理に分けて説明する。
(1)撮影記録 モード切換スイッチ16が記録モードに設定されている
状態で、レリーズ/プリント開始ボタン15が押される
と、CPU101はCCD−TG302にコントロール信号を出力して
CCD101の蓄積時間を制御する。すなわち、CPU100は測光
部105を駆動させて測光を行わせ、その測光結果から求
めた絞り値Avに基づいて絞りを制御し、更に露出時間Tv
に応じてシャッタコントロール信号をCCD−TG302に出力
する。なお、光の利用率を上げて高解像度を得るために
CCD101をスイングさせて電子シャッタとメカニカルシャ
ッタで2回の連続露光を行うものでは、CPU100は各露光
時間の制御を行う。
上記露光中、CPU100は画像信号を取り込むメモリを選
択すべくメモリセレクト信号をアドレス発生回路310に
出力する。アドレス発生回路310は上記CPU100からのメ
モリセレクト信号を受けて各メモリ311,312にチップセ
レクト信号CS1,CS2を送出する。また、CPU100はCCD101
からの画像信号を書込可能にすべく、アドレス発生回路
310からR/W信号をメモリ311,312に出力する。この後、
前記露光が終了すると、CCD101から画像信号の読出が開
始され、この読み出された画像信号は取込開始信号及び
書込クロックWCKに基づいて生成される書込アドレスに
よって、選択されたメモリに順次書き込まれる。上記画
像信号の書込みが終了すると、アドレス発生回路310は
取込終了信号をCPU100に出力し、CPU100はこの取込終了
信号を受けて前記選択されたメモリへの書込動作を停止
させる。
また、メモリカード112に記憶されている画像信号を
上記メモリ311,312の一方に取り込ます場合、CPU100は
該画像信号を取り込むべきメモリを選択すべくアドレス
発生回路310からメモリ311,312にチップセレクト信号CS
1,CS2を送出させる。このようにして、メモリカード112
から選択されたメモリに画像信号が取り込まれる。そし
て、上記画像信号の取込みが終了すると、前述同様CPU1
00はアドレス発生回路310からの取込終了信号を受けて
上記選択されたメモリへの書込動作を停止させる。
なお、画像信号取込終了後、マニュアル指示があれ
ば、後述するように該取込画像信号を上記指示内容に基
づく出力先に出力可能にする。
(2)メモリカードへの記録 上記のようにしてメモリに書き込まれた画像信号は必
要に応じてメモリカード112に転送記憶可能となる。CPU
100は画像信号の出力先としてメモリカード112が選択さ
れていることを確認すると、メモリカード112から使用
コマ数等のデータ管理・検索情報を読み出させ、この内
容からメモリカード112への書込開始アドレスを決定す
る。そして、出力開始信号によって、メモリ311,312の
一方から画像信号を読出し、データセレクタ及び圧縮/
伸長部313へ導く。データセレクタ及び圧縮/伸長部313
は入力される画像信号を低域輝度信号Y、色差信号Cに
変換した後、例えばADCT(Adaptive Discrete Cosine T
ransform)方式等を利用して圧縮処理を行う。圧縮処理
された画像信号はカードI/F314を介してアドレス発生回
路310からの書込アドレスに基づいてメモリカード112に
書き込まれる。書込みが終了すると、アドレス発生回路
310から出力終了信号がCPU100に入力される。CPU100は
この出力終了信号を受ける毎に、メモリカード112のデ
ータ管理・検索情報を更新する。
(3)TV再生 モード切換スイッチ16が再生モードに設定されている
状態で、レリーズ/プリント開始ボタン15が押される
と、CPU100は画像信号の出力先として、TV出力用信号処
理部315を選択し、メモリ311,312あるいはメモリカード
112に記憶されている画像信号を読出してアドレス発生
回路310からの再生書込クロックにより上記TV出力用信
号処理部315内の不図示のビデオメモリに書き込む。TV
出力用信号処理部315は書き込まれたR,G,B画像信号を低
域輝度信号Yと色差信号Cとに変換するとともに、該低
域輝度信号Y及び色差信号Cにバースト信号、水平垂直
同期信号等を付加してNTSC信号のような標準テレビジョ
ン信号にして再度TV出力用信号処理部315内のビデオメ
モリに書き込む。この書き込みが終了すると、発振子31
8からの再生クロックに基づいて上記ビデオメモリ内の
画像信号を所定周期で繰り返し読出してD/Aコンバータ3
16,317でアナログ映像信号に変換し、TV用出力端子31を
介して不図示のTVに出力する。従って、TVには撮影画像
が静止画として表示される。
(4)プリントアウト 記憶された画像信号のプリントアウトは、第8図に示
すプリンタ部ユニット4内のプリンタ部111で行われ
る。
モード切換スイッチ16がプリントモードに設定されて
いる状態で、レリーズ/プリント開始ボタン15が押され
ると、CPU100はメモリ311,312あるいはメモリカード112
に記憶されている画像信号をアドレス発生回路310から
の読出クロックにより読出してプリンタ用データ変換回
路321に出力させる。このとき、CPU100は第8図のプリ
ンタ部111の状態をシステムバスSBを介して入力される
コントロールデータを受けて確認し、該プリンタ部111
の制御を行う。この後、画像信号は、後述するように所
望のプリント方式に沿ってデータ変換され、サーマルヘ
ッド410に導かれてプリントアウトされる。なお、動作
の詳細な説明は後述する。
(5)マルチ処理 また、CPU100はメモリ311,312あるいはメモリカード1
12に記憶された画像信号に対してマルチ画面によるTV再
生及びマルチ画像のプリントアウトが可能なマルチ処理
が行えるようにプログラムされている。
マルチ画面によるTV再生では、先ず、マルチ再生用コ
ントローラ319によりマルチ表示される画面数が設定さ
れる。そして、マルチ表示される各画像がメモリ311,31
2あるいはメモリカード312から表示位置の順番に順次選
択されて、マルチ用ビデオメモリ320内の対応する記憶
エリアに順次書込まれる。このとき、選択された画像信
号は表示の大きさに応じて信号の間引き、フィルタリン
グが施され、上記所定の記憶エリア内に適宜取込可能に
される。
上記設定された画面数の画像信号がマルチ用ビデオメ
モリ320に書込まれると、CPU100はマルチ画像信号の出
力先として、再生回路部(TV用出力端子31に接続される
TV)を選択し、該マルチ画像信号をマルチ再生用コント
ローラ319からの読出クロックによりTV出力用信号処理
部315内のビデオメモリに書き込む。マルチ画像信号は
このビデオメモリに書込まれた後、前述したようにして
再生書込クロックによりR,G,B画像信号から低域輝度信
号Y及び色差信号Cに変換されるとともに前述同様NTSC
信号に変換されて再度TV出力用信号処理部315内のビデ
オメモリに書き込まれる。そして、この書込みが終了す
ると、発振子318からの再生クロックに基づいて上記ビ
デオメモリの記憶内容が所定周期で繰り返し読出されて
D/Aコンバータ316,317でアナログ信号に変換され不図示
のTVに出力される。このようにして、TVにマルチ画像が
静止画として表示される。
また、マルチ画像のプリントアウトでは、上記のよう
にしてマルチ用ビデオメモリ320に書込まれたマルチ画
像信号は、第8図に示すプリンタ用データ変換回路321
に出力され、データ変換された後、サーマルヘッド410
に導かれ、プリントアウトされる。
第8図はプリンタ部111のブロック図を示すものであ
る。
図において、サーマルヘッド制御回路400はサーマル
ヘッドブロック403の動作を制御するものである。該サ
ーマルヘッドブロック403は一度に1ラインあるいは数
ライン分の印字を行うサーマルヘッド410と該サーマル
ヘッド410を印字位置と休止位置とに切換えるサーマル
ヘッド圧接用ソレノイド411とを備えている。
ソレノイド/モータ駆動回路401は、前記サーマルヘ
ッド圧接用ソレノイド411及びDCサーボモータ420の駆動
を制御するものである。
DCサーボモータ420は前記サーマルヘッド410に対向し
て設けられたプラテンローラ421及び該プラテンローラ4
21の両端に設けられたグリップローラ425(第9図参
照)を回転駆動するものである。
ペーパーフィードブロック404は、記録紙を給送する
ブロックで、前記グリップローラ425に接触させて回転
自在に設けられた一対のニップローラ412、該ニップロ
ーラ412の回転を検出する回転検出用センサ413及び種類
の異なる記録紙を検出するための記録紙検出用センサA4
14,B415を備えている。
インクリボンフィードブロック405は、インクリボン
の書き取りを行うブロックで、インクリボン416、リボ
ン頭出しセンサA417,B418及びリボンセット検出センサ4
19を備えている。なお、インクリボン416は、前記ニッ
プローラ412の回転が不図示のクラッチやギアを介して
インクリボンの巻取軸に伝達され、該ニップローラ412
の回転動作に同期して巻き取られるようになされてい
る。
センサ入力回路402は、ペーパーフィードブロック404
に設けられた回転検出用センサ413、記録紙検出用セン
サA414,B415、インクリボンフィードブロック405に設け
られたリボン頭出しセンサA417,B418及びリボンセット
検出センサ419等の各種センサの検出信号をCPU100に入
力するための回路である。
次に、プリンタ部111の内部機構について説明する。
第9図はプリンタ部111の正面断面図、第10図は第9
図のX−X線断面図、第11図は第9図のXI−XI線断面図
である。
第9図において、プリンタケース41内には、プラテン
ローラ421と該プラテンローラ421を駆動するDCサーボモ
ータ420とが配設されている。プラテンローラ421は、プ
リンタ部ユニット4本体に装着されたとき、サーマルヘ
ッド410に対向する位置に配設されている。前記プラテ
ンローラ421の上下端には外周面に多数の微小突起が形
成されたグリップローラ425,425が固定されており、該
プラテンローラ421と一体的に回転するようになされて
いる。また、前記プラテンローラ421の最下端には、ギ
ヤ422が取り付けられ、該ギヤ422はギヤ424を介してDC
サーボモータ420のギヤ423に連結されている。前記プラ
テンローラ421は、前記DCサーボモータ420により前記ギ
ヤ422〜424を介して回転駆動される。
一方、プリンタ部ユニット4本体内には、プリントに
必要なその他の機構が配設されている。
前記サーマルヘッド410はプラテンローラ421と対向す
るように、収納ケース426内で矢印a方向にスライド可
能に保持されている。また、この収納ケース426にはサ
ーマルヘッド圧接用ソレノイド411が固定され、該サー
マルヘッド圧接用ソレノイド411のプランジャ427がレバ
ー428及び軸429を介してサーマルヘッド410に連結され
ている。そして、サーマルヘッド410はサーマルヘッド
圧接用ソレノイド411及びレバー427の支点430周りに取
り付けられた不図示のスプリングコイルにより前記a方
向にスライド可能になされ、プラテンローラ421に対し
て圧接位置と離間位置(休止位置)とを持つように切換
えられる。すなわち、サーマルヘッド410はサーマルヘ
ッド圧接用ソレノイド411がオンの状態で上記圧接位置
に保持され、逆にオフの状態で離間位置に保持される。
また、上記収納ケース426の右側上下端には軸受け構造
が形成され、サーマルヘッド410を挾む形で前記ニップ
ローラ412,412が回動自在に取り付けられている。この
ニップローラ412は前記グリップローラ425に圧接され、
該グリップローラ425とニップローラ412との回転力によ
り記録紙の給送が的確に行えるようになっている。
インクリボン416は、第10図に示すように供給ローラ4
31と巻取ローラ432間に張架され、その途中でサーマル
ヘッド410とプラテンローラ421間を通過するように装着
され、リボンセット検出センサ419によりその装着の有
無が判別されるようになっている。
第9図に戻り、インクリボン416が装着される巻取ロ
ーラ432の下端部には滑りクラッチ433を介してギヤCが
取り付けられ、更に該ギヤCはギヤBを介して下端側の
ニップローラ412に取り付けられたギアAに連結されて
いる。前記滑りクラッチ433は、ニップローラ412の回転
速度に拘らず、常に適正速度で巻取ローラ432を回転さ
せ、安定したインクリボン416の巻取動作を行うもので
ある。また、前記ギヤBは、第11図においてf方向に回
転するときはギヤCと噛合し、e方向に回転するときは
ギヤCと噛合しないように構成され、前記ニップローラ
412がg方向に回転するときのみその回転力が前記巻取
ローラ432に伝達されるようになっている。すなわち、
記録紙を所定位置に設定すべく記録紙をニップローラ41
2,412によりb方向に搬送するときは、印字は行わない
ので、インクリボン416が巻き取られないようにニップ
ローラ416の回転力を巻取ローラ432に伝達せず、記録紙
をニップローラ412,412によりb方向と逆方向に搬送す
るときは、印字を行うので、インクリボン416が巻き取
られるようにニップローラ412の回転力を巻取ローラ432
に伝達するようになっている。
また、前記ギヤAには、スリット板434のギヤEがギ
ヤDを介して連結され、該スリット板434がニップロー
ラ412の回転に連動して回転するようになされている。
これによりスリット板434の回転動作、すなわちニップ
ローラ412の回転動作は回転検出用センサ413により検出
され、該検出信号により記録紙の搬送量の他、搬送速度
に応じたサーマルヘッド410の印字及びインクリボン416
の巻取りが適正に行われる。
前記インクリボン416はサーマルヘッド410の幅と同一
の幅を有するものが用いられ、第12図に昇華用インクリ
ボンの一例を、第13図に溶融用インクリボンの一例を示
す。
昇華用インクリボン及び溶融用インクリボンは、それ
ぞれ所定長を有するイエロー、マゼンタ、シアンの3種
類の色が巻取ローラ432側からこの順に繰返し配色され
たものであり、シアンとイエロー間にはインクリボンの
先頭を示す透明部416aが設けられている。更にこの透明
部416aにはインクリボンの種類を示す黒いマーカmが付
されている。例えば昇華用インクリボンには、巻取方向
に対して右端部にマーカmが設けられ(第12図)、溶融
用インクリボンには、巻取方向に対して左端部にマーカ
mが設けられている(第13図)。インクリボン416の巻
取方向に対する左端部側のマーカmは、前記リボン頭出
しセンサA417により検出され、インクリボン416の巻取
方向に対する右端部側のマーカmは、前記リボン頭出し
センサB418により検出され、これらリボン頭出しセンサ
A417及びB418の検出信号により装着されたインクリボン
416の種類が判別されるとともに印字時におけるインク
リボン416の頭出しが行われる。すなわち、インクリボ
ン416は、リボン頭出しセンサA417のみでマーカmが検
出されると、溶融用インクリボンと判別され、リボン頭
出しセンサB418のみで検出されると、昇華用インクリボ
ンと判別される。
なお、マーカmの位置は、透明部416aの両端に限ら
ず、インクリボン416の中央ライン対して左右にずらし
て設けるようにしてもよい。また、マーカmの位置とイ
ンクリボン416の種類との対応関係は上記に限らず、任
意に対応付けることができる。なお、第16図のインクリ
ボンについては後述する 一方、記録紙にも記録紙の種類を判別するための正方
形のマーカMが設けられている。第14図に昇華用記録紙
の一例を示し、第15図に階調感熱用記録紙の一例を示
す。マーカMは、記録紙Paの裏面に設けられ、昇華用記
録紙には、対角線上で対向する両隅に設けられ、階調感
熱用記録紙には、前記両隅より1マーカ分内側に設けら
れている。なお、本実施例では溶融用記録紙にはマーカ
Mは設けられていない。また、記録紙Paは紙タイプの
他、裏面に糊の付いたものであってもよい。
対角線上で対向する両隅に設けられたマーカMは、記
録紙検出用センサA414により検出され、前記両隅より1
マーカ分内側に設けられたマーカMは、記録紙検出用セ
ンサB415により検出され、これら記録紙検出用センサA4
14及びB415の検出信号により記録紙Paの種類が判別され
る。
なお、マーカMの位置は、上記の位置に限らず、記録
紙Paの裏面の任意の位置に設けるようにしてもよい。ま
た、マーカMの位置と記録紙Paの種類との対応関係は上
記に限らず、任意に対応付けることができる。
第17図は、カットシートタイプの記録紙にモノクロプ
リントを行う場合のプリンタ部の内部機構を示す図で、
第10図に対応する断面図である。
モノクロタイプのプリンタ部は、カラータイプのプリ
ンタ部111(第10図参照)からインクリボン416を除くこ
とにより構成される。すなわち、モノクロタイプでは、
サーマルヘッド410を直接、階調感熱用記録紙に圧接さ
せれば印字が可能となるので、インクリボン416を除く
だけでプリント可能となる。なお、モノクロタイプの印
字においては、ロールタイプの階調感熱用記録紙を用い
ることもでき、この場合は、第19図に示すようにインク
リボン416に代えてロールタイプの階調感熱用記録紙436
を装着することにより印字可能となる。
第18図は、ハンドスキャンタイプのプリンタ部111の
内部機構を示す図で、第10図に対応する断面図である。
ハンドスキャンタイプでは、ニップローラ412の駆動
源(DCサーボモータ)を必要としないので、カメラ本体
1からプリンタケース2を離脱することによりプリンタ
部111が構成される。また、ハンドスキャンでは、モノ
クロ印字が行われるので、インクリボンには、第16図に
示す黒一色の溶融用インクリボン416が用いられる。こ
の溶融用インクリボン416は、全面黒一色であるから前
記リボン頭出しセンサA417及びB418からマーカMの検出
信号が出力され、これにより黒一色の溶融用インクリボ
ン416であることが判別される。
次に、前記プリンタ部111のプリント動作について、
カットシートタイプ記録紙へのカラー印字、カットシー
トタイプ記録紙へのモノクロ印字、ハンドスキャンによ
る印字の場合に別けて説明する。
(1)カットシートタイプ記録紙へのカラー印字 第11図において、記録紙Paが記録紙挿入口42からb方
向(プリンタ部ユニット4の上面から底面側の方向)に
挿入されると、記録紙検出センサA414,B415により該記
録紙Paの挿入及びその種類が検出され、この検出信号を
受けてDCサーボモータ420がi方向に回転駆動される。
これによりグリップローラ425はc方向に回転し、挿入
された記録紙Paは該グリップローラ425とニップローラ4
12間に挟持され、更にb方向に搬送される。一方、この
とき、サーマルヘッド圧接用ソレノイド411はオフ状態
にあり、サーマルヘッド410は、プラテンローラ421に対
して離間位置に保持されている。また、グリップローラ
425がc方向に回転する場合は、ニップローラ412はh方
向に回転し、この回転力はギヤAを介してギヤBに伝達
され、該ギヤBはe方向に回転する。しかし、ギヤBは
ギヤCに連結されないので、巻取ローラ432は回転せ
ず、インクリボン416の巻取りは行われない。
回転検出用センサ413により記録紙Paが所定位置まで
搬送されたことが検出されると、DCサーボモータ420が
停止され、その後、サーマルヘッド圧接用ソレノイド41
1がオンされ、サーマルヘッド410がインクリボン416及
び記録紙Paを介してプラテンローラ421に圧接される。
その後、DCサーボモータ420がj方向に回転駆動され、
これによりプラテンローラ421がd方向に回転して記録
紙Paの紙送りが行われるとともに、この紙送速度に同期
してサーマルヘッド410により1ライン分ずつイエロー
の画像データの印字が行われる。印字時は、ニップロー
ラ412の回転力がギヤBに伝達され、該ギヤBはf方向
に回転する。これによりギヤBはギヤCに連結され、巻
取ローラ432が回転してインクリボン416の巻取りが行わ
れる。
イエローの印字が終了すると、サーマルヘッド圧接用
ソレノイド411はオフ状態になり、サーマルヘッド410は
プラテンローラ421に対して離間位置に切換えられる。
その後、再びDCサーボモータ420がi方向に回転駆動さ
れ、記録紙Paがb方向に上記所定位置まで紙送りされる
と、上述と同様の動作によりマゼンタの画像データにつ
いて印字が行われる。そして、マゼンタ、シアンの印字
が順次行われ、これらの印字が終了すると、サーマルヘ
ッド圧接用ソレノイド411はオフ状態となり、サーマル
ヘッド410がプラテンローラ421に対して離間位置に切換
えられる。その後、DCサーボモータ420がj方向に回転
駆動され、印字された記録紙Paが記録紙挿入口42の方向
に搬送され、排出される。
(2)カットシートタイプ記録紙へのモノクロ印字 カットシートタイプ記録紙へのモノクロ印字は、上記
カットシートタイプ記録紙へのカラー印字と同様の動作
で行われ、黒色による印字が1回だけ行われると、記録
紙Paは記録紙挿入口42から排出される。
(3)ハンドスキャンによる印字 ハンドスキャンによる印字は、プリンタケース2をプ
リンタ部ユニット4本体から離脱し、サー10を記録紙Pa
に圧接させ、不図示のハンドスキャン用プリントスイッ
チをオンさせた状態で、カメラ本体1を第18図のk方向
に移動させるこマルヘッド4とにより行われる。プリン
タ部ユニット4をk方向に移動させると、ニップローラ
412がg方向に回転する。この回転は前記回転検出用セ
ンサ413により検出され、この検出信号に基づきサーマ
ルヘッド410の印字タイミング及び印字速度が制御さ
れ、記録紙Paに1ライン分の画像データがニップローラ
412の回転速度、すなわち、紙送速度に同期して印字さ
れる。
なお、溶融用インクリボンを用いて印字する場合は、
記録紙Paとして普通紙を用いることができる。この場
合、記録紙Paの挿入部を、例えば第20図に示すようにプ
リンタ部ユニット4の水平方向には前側面から所定距離
だけ挿入可能とし、プリンタ部ユニット4の上下方向に
解放した溝状の構造にすれば、専用の所定サイズの記録
紙Paだけでなく、任意のサイズの普通記録紙Paの端部に
自由に撮影画像をプリントアウトすることができる。こ
れにより撮影画像の確認や簡易な記録等が手軽に行える
とともに、記録紙Paの費用節減を図ることができる。な
お、上記溝状の記録紙挿入部は、プリンタ部ユニット4
本体の前側面に限らず、後側面の任意の位置に設けるこ
とができる。
第21図は、サーマルヘッド410の回路構成を示す図で
ある。
サーマルヘッド410は、印字データのシリアル出力を
制御する出力制御部500、印字タイミングを制御するヘ
ッドドライバ504、各印字ヘッドに対応して発熱抵抗体R
1〜R496が設けられた発熱部505及び発熱温度を検出する
サーミスタ506で構成されている。
出力制御部500は、それぞれ248個のDフリップフロッ
プ(以下、DFFという)が従属接続されたシフトレジス
タ501,502と496個の各印字データをラッチするラッチ回
路503とからなっている。シフトレジスタ501及び502の
先頭DFFの入力には印字データがシリアル入力され、シ
フトレジスタ501の各DFFのQ出力は、順次、ラッチ回路
503内の奇数番目のラッチ回路に入力され、シフトレジ
スタ502の各DFFのQ出力は、順次、ラッチ回路503内の
偶数番目のラッチ回路に入力されている。また、シフト
レジスタ501のCK入力には、CLOCK信号が入力され、シフ
トレジスタ502のCK入力には、CLOCK信号をインバータ50
7で反転した反転CLOCK信号が入力されている。
シフトレジスタ501,502の各先頭DFFには496個の印字
データがシリアル入力され、シフトレジスタ501の各DFF
からはCLOCK信号の立上がりで奇数番目の印字データが
順次、ラッチ回路503内の対応するラッチ回路に出力さ
れ、シフトレジスタ502の各DFFは反転CLOCK信号の立上
がりで、偶数番目の印字データが順次、ラッチ回路503
内の対応するラッチ回路に出力される。そして、全印字
データがラッチ回路503に出力された時点で該ラッチ回
路503にラッチ信号が入力され、1ライン分の印字デー
タが確定される。
第22図及び第23図は、前記出力制御部500の動作を示
すタイムチャートである。第22図は溶融型又はハンドス
キャンモードの場合を示し、第23図は昇華型又は階調感
熱モードの場合を示している。
溶融型又はハンドスキャンモードでは4個(2×2
個)のドットデータを用いて面積階調が行われるので、
1ライン分の印字データは496個で構成され、該496個の
印字データがCLOCK信号及び反転CLOCK信号に同期してラ
ッチ回路503に出力される。一方、昇華型又は階調感熱
モードでは、4個(2×2個)のドットデータを1面素
として印字エネルギーの変調による濃度階調が行われる
ので、1ライン分の印字データのうち、1,2番目、3,4番
目、…495,496番目の各隣接データは同一データとな
る。従って、シフトレジスタ501及び502の同じ並び位置
にある両DFFには、同一の印字データが入力されること
となり、タイムチャート上では、第23図に示すように24
8個の印字データがCLOCK信号に同期してラッチ回路502
に出力されたものとなる。
表2は、昇華型モードと溶融型モードの画素数、ドッ
ト密度及び画像サイズの関係を示したものである。
昇華型モードと溶融型モードとの相違点は、昇華型モ
ードのドット密度が溶融型モードの半分になっている点
で、このことは上述した階調方法の相違に基づくもので
ある。画素数及び画像サイズはいずれも同じで、画素数
はおよそ37万画素、画像サイズはほぼ名刺サイズとなっ
ている。
なお、サーマルヘッド410は496個の発熱抵抗体で構成
で構成されているに対し、表2より撮影画像の1ライン
の印字データは494個から構成され、2個分の印字デー
タが不足することになるが、前記シリアル出力制御部50
0における印字データの入力では、前記2個分のデータ
については印字なしのデータ、例えば「00」が入力され
る。
第21図に戻り、ヘッドドライバ504は496個のNAND回路
からなり、各NAND回路にはラッチ回路503の各ラッチ回
路から出力される印字データが入力されている。また、
前記496個のNAND回路を62個ずつ8ブロックに分割し、
1〜62番目のNAND回路群を第1ブロック、63〜125番目
のNAND回路群を第2ブロック、…435〜496番目のNAND回
路群を第8ブロックとすると、第1〜第8ブロック内の
各NAND回路にそれぞれ制御信号STB1〜STB8が入力されて
いる。また、各NAND回路の出力端は、それぞれ対応する
ドットの発熱抵抗体Ri(i=1,2,…,496)の一端に接続
され、該発熱抵抗体Riの他端は常時、駆動電圧(例えば
24v)が印加されたコモン端子に接続されている。
上記構成において、例えばハイの制御信号STB1が入力
されると、第1ブロック内の各NAND回路の出力端子には
制御信号STB1と印字データとのNAND信号が出力され、1
〜62番目の印字データが印字される。この場合、ハイの
印字データが入力されたNAND回路のみ出力端子はローレ
ベルとなり、該出力端子に接続された発熱抵抗体Riが発
熱してそのドットが記録紙Paに印字されることになる。
同様に制御信号STB2〜STB8が入力されると、第2〜第8
ブロック内の各NAND回路が動作し、ブロック単位で印字
データの印字が行われる。
第24図は、制御信号STB1〜STB8のタイムチャートを示
したものである。制御信号STB1〜STB8は時分割で入力さ
れ、印字データは62個ずつ印字される。この場合、発熱
部505の各発熱抵抗体Riの発熱時間は制御信号STB1〜STB
8の各パルス幅T1〜T8により制御され、該パルス幅T1〜T
8により印字エネルギーが決定される。この印字エネル
ギーの大小はサーマルヘッド410の発熱温度に比例する
ので、サーミスタ506によりサーマルヘッド410の温度を
監視し、温度の変化に応じて前記パルス幅を制御するこ
とにより印字エネルギーが適正に保持される。すなわ
ち、制御信号STB1〜STB8の各パルス幅T1〜T8は、温度が
上昇すると、短くされ、温度が降下すると長くされる。
また、溶融型モード又はハンドスキャンモードでは、
印字エネルギーの大小により階調の制御は行われない
が、昇華型又は階調感熱モードでは、印字エネルギーの
大小により階調制御が行われる。
昇華型又は階調感熱モードにおけるn階調制御は、各
ドットの画像データを階調レベルに変換し、階調レベル
に応じた回数だけ所定パルス幅で印字することにより行
われる。すなわち、一つのラインの画像データは、各ド
ットの階調レベルデータに基づいてnライン分の印字デ
ータに変換される。例えばk階調レベルの画像データを
有するドットについては1〜kライン分に印字有りデー
タを出力し、k+1〜nライン分に印字無しデータを出
力するように変換される。そして、同一ラインにおいて
これら各印字データがそれぞれ1階調分の印字エネルギ
ーに相当するパルス幅の制御信号STB1〜STB8で印字され
る。従って、同一ラインにおいてn回の印字動作が行わ
れるが、各ドットの画像データは階調レベルに応じた回
数、例えばk階調レベルの画像データを有するドットは
k回だけ印字されるので、階調レベルに応じた画像デー
タの印字が行われることになる。
次に、カメラの動作を第25図〜第29図のフローチャー
トを用いて説明する。まず、第25図(A),(B)を用
いてメインフローの説明をする。
主電源電池EBが装着されると、各種フラグ及びレジス
タ等の内容が初期値にリセットされ(#5)、カメラ動
作のメインルーチンが実行される。
まず、CPU100からDC/DCコンバータ200に「00」の制御
信号DCONが送出され、該DC/DCコンバータ200の駆動が停
止される(#10)。続いてフラッシュ部108のメインコ
ンデンサCが昇圧(充電)中であれば、その昇圧が停止
される(#15)。続いて、スイッチSRECがオンしている
かどうかが判別され(#20)、スイッチSRECがオフ状態
(記録モードでないモード)であれば(#20でNO)、更
にスイッチSOFFがオンしているかどうかが判別され(#
25)、スイッチSOFFがオフ状態(カメラが動作状態)で
あれば(#25でNO)、後述する「再生」ルーチンに移行
する。また、スイッチSOFFがオンしていれば(#25でYE
S)、カメラ部ユニット1の撮影レンズ11の種類が判別
され(#30)、標準レンズに設定されていれば(#30で
NO)、#5にリターンし、マクロ用レンズに設定されて
いれば(#30でYES)、標準レンズに切換えて#5にリ
ターンし、カメラを不動作状態にする。
#20でスイッチSRECがオン状態(記録モード)であれ
ば(#20でYES)、スイッチSOFFから切換えられてスイ
ッチSRECがオンになったのかどうかが判別され(#4
0)、スイッチSOFFからスイッチSRECに切換えられたの
であれば(#40でYES)、前記メインコンデンサCの昇
圧を指示すべくフラグFCHGに1をセットして、#50に移
行する(#45)。スイッチSRECのオン状態が継続してい
るのであれば(#40でNO)、#50にジャンプする。続い
てスイッチSCARDがオンしているかどうかが判別され
(#50)、該スイッチSCARDがオフ状態(メモリカード1
12未装着)であれば(#50でNO)、フラグFICが0にリ
セットされ、#85に移行する(#55)。フラグFICはメ
モリカード112の装着状態を示すフラグであって、
「0」にリセットされていれば、装着されていないこと
を示し、「1」にセットされていれば、装着されている
ことを示す。前記スイッチSCARDがオンしていれば(#5
0でYES)、更に該スイッチSCARDがOFFからONに切換えら
れたのかどうかが判別され(#60)、OFFからONに切換
えられたのであれば(#60でYES)、フラグFICが0にリ
セットされ、スイッチSCARDのオン状態が継続している
のであれば(#60でNO)、#70にジャンプする。#70で
はフラグFICが判別され、FIC=1であれば(#70でN
O)、#85に移行し、FIC=0であれば(#70でYES)、
該フラグFICに1をセットし(#75)、更にメモリカー
ド112からCPU100に記録データの管理情報等が読み出さ
れた後(#80)、#85に移行する。続いて、#85では、
メモリカード112内の全画像データがプロテクトされて
いるかどうかが判別され(#85)、プロテクトされてい
なければ(#85でNO)、撮影可能として、更にスイッチ
S1がオンしているかどうかが判別される(#90)。スイ
ッチS1がオンしていれば(#90でYES)、更に該スイッ
チS1がOFFからONに切換えられたのかどうかが判別され
(#95)、OFFからONに切換えられたのであれば(#95
でYES)、撮影準備を行うべく後述する「S1」ルーチン
に移行する。一方、#85で全画像データがプロテクトさ
れているとき(#85でYES)、#90でスイッチS1のオフ
状態であるとき(#90でNO)、或いは#95でスイッチS1
のオン状態が継続しているときは(#95でNO)、#100
〜#125に移行し、スイッチSMODE,SFL,SMONO,SMAC,SPRO
及びSADJについてこの順番にオンしているかどうかが判
別され、いずれかのスイッチがオンしていると、そのス
イッチにより選択されたモードあるいは設定値への切換
えが行われる。すなわち、スイッチSMODEがオンしてい
れば(#100でYES)、撮影モードが設定されたモードに
切換えられ(#130)、スイッチSFLがオンしていれば
(#105でYES)、フラッシュモードが設定されたモード
に切換えられ(#135)、スイッチSMONOがオンしていれ
ば(#110でYES)、2値化モードに切換えられ(#14
0)、スイッチSMACがオンしていれば(#115でYES)、
撮影レンズ11がマクロ用レンズに切換えられ(#14
5)、スイッチSPROがオンしていれば(#120でYES)、
記録画像のプロテクト状態が設定された状態(プロテク
ト又はプロテクト解除の状態)に切換えられ(#15
0)、スイッチSADJがオンしていれば(#125でYES)、
日付が設定された値に変更され(#155)、#10にリタ
ーンする。#100〜#125でいずれのスイッチもオフ状態
であれば、フラグFCHGに1がセットされているかどうか
が判別され(#160)、FCHG=0であれば(#160でN
O)、フラッシュ非発光であるから直ちに#10にリター
ンする。#160でFCHG=1であれば(#160でYES)、更
にメインコンデンサCの昇圧(充電)が完了しているか
どうかが判別され(#165)、充電が完了していれば
(#165でYES)、#10にリターンし、充電が完了してい
なければ(#165でNO)、該メインコンデンサCの昇圧
を開始して(#175)、#10にリターンする。
次に、第26図を用いて「S1」ルーチンの説明をする。
スイッチS1がオンされると、メインコンデンサCが昇
圧中であれば、その昇圧が停止され(#180)、主電源
電池EBのバッテリチェックが行われる(#185)。バッ
テリチェックの結果、主電源電池EBが不良(容量不足)
であれば(#190でNO)、表示器25に警告が表示され、
撮影動作を終了する(#195)。主電源電池EBが良好で
あれば(#190でYES)、CPU100からDC/DCコンバータ200
に「00」の制御信号DCONが送出され、該DC/DCコンバー
タ200の駆動が停止された後(#200)、測距部104によ
り測距が行われ(#205)、更に測光部105により測光が
行われる(#210)。続いて、測光データにより被写体
輝度が低輝度であるかどうかが判別され(#215)、低
輝度であれば(#215でYES)、更にフラッシュモードが
非発光モードであるかどうかが判別される(#225)。
フラッシュモードが非発光モードであれば(#225でYE
S)、#260に移行し、フラッシュモードが発光モードで
あれば(#225でNO)、フラッシュ6を発光すべくメイ
ンコンデンサCの充電が完了しているかどうかが判別さ
れ(#230)、充電が完了していれば(#230でYES)、
昇圧動作が停止され、#260に移行する。#230で充電が
完了していなければ(#230でNO)、スイッチSREC及びS
1がオフ状態に変化するかどうかを判別しつつ、メイン
コンデンサCの昇圧が行われる(#230,#240〜#250の
ループ)。そして、スイッチSREC及びS1のいずれもオフ
状態になることなく充電が完了すると(#230でYES)、
昇圧動作が停止され、#260に移行する。一方、この昇
圧期間中にスイッチSREC又はS1のいずれかがオフ状態に
変化すると(#245でNO又は#250でNO)、撮影準備動作
を中止して#10にリターンする。
#215で被写体輝度が低輝度でなければ(#215でN
O)、更にフラッシュモードが強制発光モードであるか
どうかが判別され(#220)、フラッシュモードが強制
発光モードでなければ(#220でNO)、#260に移行し、
強制発光モードであれば(#220でYES)、#230に移行
して上述の昇圧動作(#230,#240〜#250のループ)が
行われる。
#260では、スイッチS2がオンしているかどうかが判
別され、オンしていれば、更に撮影モードがセルフモー
ドであるかどうかが判別され(#265)、撮影モードが
セルフモードであれば(#265でYES)、公知のセルフ撮
影の制御が行われる(#267)。撮影モードがセルフモ
ードでなければ(#265でNO)、CPU100からDC/DCコンバ
ータ200に「10」の制御信号DCONが送出され、該DC/DCコ
ンバータ200から撮像部202及びカメラ部203に電源が供
給される(#270)。これにより撮像部202及びカメラ部
203が起動する。続いて、「露出」ルーチンに移行し、
露出制御が行われる(#280)。
露出制御は、第27図の「露出」ルーチンに従って行わ
れ、まず、フラグFICに1がセットされているかどうか
が判別され(#281)、FIC=1であれば(#281でYE
S)、記録媒体としてメモリカード112が選択され(#28
2)、FIC=0であれば、記録媒体として内部のメモリ31
1,312が選択された後(#283)、露出制御(CCD101によ
る撮像)が行われる(#284)。そして、撮像信号は上
述した所定の信号処理が施された後、選択された記録媒
体に記録され(#285)、表示器25に表示された駒番号
が更新されてリターンする(#286)。
第26図に戻り、露出制御が終了すると、CPU100からDC
/DCコンバータ200に「00」の制御信号DCONが送出され、
該DC/DCコンバータ200の駆動が停止される(#290)。
続いて、撮影モードが連写モードかどうかが判別され
(#310)、撮影モードが連写モードでなければ(#310
でNO)、#10にリターンし、連写モードであれば(#31
0でYES)、次の撮影を行うべく#185にリターンする。
#260でスイッチS2がオフ状態であれば(#260でNO)、
撮影モードが連写モードかどうかが判別され(#29
5)、撮影モードが連写モードであれば(#295でYE
S)、#10にリターンし、連写モードでなければ(#295
でNO)、スイッチSREC及びS1がオフ状態に変化するかど
うかが判別され(#300,#305)、スイッチSREC又はS1
のいずれかがオフ状態になると(#300でNO又は#305で
NO)、撮影準備動作を中止して#10にリターンし、スイ
ッチSREC及びS1のいずれもオン状態であれば(#300及
び#305でYES)、#260にリターンする。
次に、第28図を用いて「再生」ルーチンの説明をす
る。
再生モードに入ると、まず、メインコンデンサCが昇
圧中であれば、その昇圧が停止され(#400)、フラグF
IC及びFRBNを0にリセットしてSMAINルーチンに移行す
る(#405)。フラグFRBNは、インクリボンが印字可能
状態であるかどうかを示すフラグである。FRBN=0であ
れば、印字可能状態を示し、FRBN=1であれば、印字不
能状態、すなわち、巻取終了を示す。
SMINルーチンでは、スイッチSREP又はSPRIがオンして
いるかどうかが判別され(#410)、いずれもオフ状態
(TV再生及びプリントアウト禁止状態)であれば(#41
0でNO)、#10にリターンし、いずれかのスイッチがオ
ンしていれば(#410でYES)、更にスイッチSCARDがオ
ンしているかどうかが判別される(#415)。スイッチS
CARDがオフ状態(メモリカード112未装着)にあれば
(#415でNO)、フラグFICが0にリセットされ、#450
に移行する(#420)。#415でスイッチSCARDがオンし
ていれば(#415でYES)、更にスイッチSCARDがOFFから
ONに切換えられたのかどうかが判別され(#425)、OFF
からONに切換えられたのであれば(#425でYES)、フラ
グFICが0にリセットされ(#430)、スイッチSCARDの
オン状態が継続しているのであれば(#425でNO)、#4
35にジャンプする。#435ではフラグFICが判別され、FI
C=1であれば(#435でNO)、#450に移行し、FIC=0
であれば(#435でYES)、該フラグFICに1がセットさ
れ(#440)、更にメモリカード112からCPU100に記録デ
ータの管理情報等が読み出された後(#445)、#450に
移行する。#450では、記録画像の有無が判別され、記
録画像がなければ(#450でNO)、表示器25に「記録画
無し」の表示が行われ、#410にリターンする。
#450で記録画像であれば(#450でYES)、スイッチS
UP又はSDOWNがオンしたかどうかが判別され(#460)、
いずれもオフ状態であれば(#460でNO)、#485に移行
し、いずれかのスイッチがオンしていれば(#460でYE
S)、更にそのスイッチがOFFからONに切換えられたのか
どうかが判別される(#465)。スイッチSUP又はSDOWN
がOFFからONに切換えられたのでなければ(#465でN
O)、#485に移行し、スイッチSUP又はSDOWNがOFFからO
Nに切換えられたのであれば(#465でYES)、いずれの
スイッチがオンしたのかが判別され(#470)、スイッ
チSUPがオンしたのであれば(#470でYES)、次の記録
画像がアクセスされ(#475)、スイッチSDOWNがオンし
たのであれば(#470でNO)、前の記録画像がアクセス
され(#475)、#410にリターンする。#485では、ス
イッチSMALがオンしているかどうかが判別され(#48
5)、スイッチSMALがオンしていれば(#485でYES)、
表示器25に「マルチ表示」が点灯され(#490)、スイ
ッチSMALがオフ状態であれば(#485でNO)、表示器25
の「マルチ表示」が消灯され(#495)、続いて表示器2
5に駒番号が表示される(#500)。続いて、スイッチS
PROがオンしているかどうかが判別され(#505)、該ス
イッチSPROがオンしていれば(#505でYES)、記録画像
のプロテクトが行われた後(#510)、#515に移行し、
スイッチSPROがオフ状態であれば(#505でNO)、#515
にジャンプする。#515では、スイッチSREPがオンして
いるかどうかが判別され、スイッチSREPがオンしていれ
ば(#515でYES)、記録画像のTV再生処理が行われ(#
520)、スイッチSREPがオフ状態であれば(#515でN
O)、記録画像のプリントアウトが行われ(#525)、の
後、#410にリターンする。
次に、第29図(A),(B),(C),(D)を用い
て「プリント」ルーチンの説明をする。
プリントモードに入ると、まず、インクリボン416が
セットされているかどうかが判別され(#530)、イン
クリボン416がセットされていなければ(#530でNO)、
階調感熱モードと判断し、そのモードが記憶され(#53
5)、#600に移行する。
インクリボン416がセットされていれば(#530でYE
S)、更にリボン頭出しセンサA417及びB418により黒が
検出されたかどうかが判別され(#540)、両リボン頭
出しセンサA417,B418により黒が検出されなければ(#5
40でYES)、ハンドスキャンモードと判断され、後述す
るハンドスキャンによる印字処理が行われる。#540で
両リボン頭出しセンサA417,B418により黒が検出されな
ければ(#540でNO)、フラグFRBNが0にリセットされ
ているかどうかが判別され(#545)、FRBN=1であれ
ば(#545でNO)、インクリボン416が巻取終了と判断さ
れ、#580に移行し、インクリボン416の巻取動作が停止
される。#545でFRBN=0であれば(#545でYES)、イ
ンクリボン416の残量有りと判断され、DCサーボモータ4
20をj方向に回転駆動させ(第11図参照)、インクリボ
ン416の巻取り、すなわち、頭出しが開始される(#55
0)。続いて、リボン頭出しセンサA417のみで黒マーカ
mが検出されたかどうかが判別され(#555)、リボン
頭出しセンサA417のみで黒マーカmが検出されなければ
(#555でNO)、更にリボン頭出しセンサB418のみで黒
マーカmが検出されたかどうかが判別され(#565)、
頭出しセンサB418のみで黒マーカmが検出されなければ
(#565でNO)、すなわち、リボン頭出しセンサA417及
びB418のいずれのセンサによっても黒マーカmが検出さ
れなければ、不図示のタイマにより所定時間だけ黒マー
カmの検出動作が行われた後(#555,#565,#585のル
ープ)、DCサーボモータ420を停止してインクリボン416
の巻取りが中止され(#590)、表示器25にエラー表示
が行われる(#595)。一方、リボン頭出しセンサA417
のみで黒マーカmが検出されれば(#555でYES)、溶融
型モードと判断され、そのモードが記憶され(#56
0)、リボン頭出しセンサA418のみで黒マーカmが検出
されれば(#565でYES)、昇華型モードと判断され、そ
のモードが記憶され(#570)、#575に移行する。#57
5では、フラグFRBNが1にセットされ(#575)。続いて
インクリボン416の巻取動作が停止されて頭出しが終了
する(#580)。続いて、スイッチS2がオンされたかど
うかが判別され(#600)、スイッチS2がオフ状態であ
れば(#600でNO)、#410にリターンし、スイッチS2
オンしていれば(#600でYES)、記録紙検出用センサA4
14,B415による記録紙Paの種類が検出される。すなわ
ち、記録紙検出用センサA414又はB415により黒マーカM
が検出されたかどうかが判別され(#605)、いずれの
センサA414,B415によっても黒マーカMが検出されなけ
れば(#605でNO)、#410にリターンする。記録紙検出
用センサA414,B415により黒マーカMが検出されれば
(#605でYES)、更に記録紙検出用センサA414のみで黒
マーカMが検出されたかどうかが判別され(#610)、
記録紙検出用センサA414のみで黒マーカMが検出されれ
ば(#610でYES)、更に印字モードが昇華型モードであ
るかどうかが判別される(#615)。印字モードが昇華
型モードであれば(#615でYES)、#650に移行し、印
字モードが昇華型モードでなければ(#615でNO)、イ
ンクリボン416と記録紙Paとが一致していないので、表
示器25にメディアのミスマッチエラー表示が行われる
(#635)。そして、両記録紙検出用センサA414,B415に
よりともに黒が検出されるまで、すなわち、ミスマッチ
の記録紙Paが抜き取られるまで、上記メディアのミスマ
ッチエラー表示が行われ(#635,#640のループ)、そ
の記録紙Paが抜き取られた時点で上記ミスマッチエラー
表示が消灯され(#645)、#410にリターンする。
#610で記録紙検出用センサA414のみで黒マーカMが
検出されなければ(#610でNO)、更に記録紙検出用セ
ンサB415のみで黒マーカMが検出されたかどうかが判別
され(#620)、記録紙検出用センサB415のみで黒マー
カMが検出されれば(#620でYES)、更に印字モードが
階調感熱モードであるかどうかが判別される(#62
0)。印字モードが階調感熱モードであれば(#625でYE
S)、#650に移行し、印字モードが階調感熱モードでな
ければ(#625でNO)、#635〜#645に移行し、上述の
ミスマッチエラー表示が行われる。
#620で記録紙検出用センサB415のみで黒マーカMが
検出されなければ、すなわち、記録紙検出用センサA414
及びB415のいずれのセンサによっても黒マーカMが検出
されなければ(#620でNO)、更に印字モードが溶融型
モードであれかどうかが判別される(#630)。印字モ
ードが溶融型モードであれば(#630でYES)、#650に
移行し、印字モードが溶融型モードでなければ(#630
でNO)、#635〜#645に移行し、上述のミスマッチエラ
ー表示が行われる。
#650では主電源電池EBのバッテリチェックが行わ
れ、主電源電池EBが不良(容量不足)であれば(#655
でNO)、表示器25に警告が表示され、動作を終了する
(#660)。バッテリチェックの結果、主電源電池EBが
良好であれば(#655でYES)、DCサーボモータ420によ
り記録紙Paが挿入方向(第10図b方向)に所定量だけ搬
送される(#665)。続いて、印字モードが階調感熱モ
ードであるかどうかが判別され(#670)、印字モード
が階調感熱モードでなければ(#670でNO)、カラーカ
ウンタに印字回数3がセットされ(#675)、印字モー
ドが階調感熱モードであれば(#670でYES)、カラーカ
ウンタに印字回数1がセットされた後(#680)、サー
マルヘッド410がインクリボン416を介して記録紙Paに圧
接される(#685)。続いて、印字開始位置をセットす
べくDCサーボモータ420により記録紙Paが記録紙挿入口4
2側に所定量だけ搬送され(#690)、更に1画面の総ラ
イン数(例えば768ライン)がセットされる(#695)。
続いて、CPU100からDC/DCコンバータ200に「11」の制御
信号DCONが送出され、該DC/DCコンバータ200からプリン
タ部111及びカメラ部203に電源が供給される(#70
0)。これによりプリンタ部111及びカメラ部203が起動
する。続いて、イエローについて1ライン分の印字と記
録紙Paの記録紙挿入口42側への紙送りとが交互に繰り返
され(#705,#710のループ)、1画面分の印字が終了
すると(#710でYES)、CPU100からDC/DCコンバータ200
に「00」の制御信号DCONが送出され、該DC/DCコンバー
タ200の駆動が停止される(#715)。続いて、カラーカ
ウンタ値が1だけデクリメントされ(#720)、該カラ
ーカウンタ値が0になっているかどうかが判別される
(#725)。カラーカウンタ値が0でなければ(#725で
NO)、サーマルヘッド410が休止位置に切換えられた後
(#730)、記録紙Paが再び挿入方向(第7図b方向)
に所定量(助走量+1画面の総ライン数)だけ搬送され
(#735)、#685〜#725で次の色について1画面分の
印字が行われる。そして、マゼンタ及びシアンの色につ
いてそれぞれ1画面分の印字が終了し、#725でカラー
カウンタ値が0になると(#725でYES)、印字が完了し
たので、記録紙Paが記録紙挿入口42側に排出され(#74
0)、サーマルヘッド410が休止位置に切換えられた後
(#730)、フラグFRBNが0にリセットされて#410にリ
ターンする(#750)。
#540でリボン頭出しセンサA417及びB418によりとも
に黒が検出されれば(#540でYES)、ハンドスキャンモ
ードと判断され、そのモードが記憶される(#755)。
続いて、スイッチS2がオンされたかどうかが判別され
(#760)、スイッチS2がオフ状態であれば(#760でN
O)、#410にリターンし、スイッチS2がオンしていれば
(#760でYES)、主電源電池EBのバッテリチェックが行
われる(#765)。バッテリチェックの結果、主電源電
池EBが不良(容量不足)であれば(#770でNO)、表示
器25に警告が表示され、動作を終了する(#775)。一
方、主電源電池EBが良好であれば(#770でYES)回転検
出用センサ413の検出信号によりニップローラ412の回転
が開始すると(#780でYES)、サーマルヘッド410が記
録紙Paに圧接される(#785)。続いて、1画面の総ラ
イン数(例えば768ライン)がセットされた後(#79
0)、CPU100からDC/DCコンバータ200に「11」の制御信
号DCONが送出され、該DC/DCコンバータ200からプリンタ
部111及びカメラ部203に電源が供給される(#795)。
続いて、ニップローラ412の回転速度に同期して、すな
わち、サーマルヘッド410に対する記録紙Paの記録紙挿
入口42側への紙送り速度に同期して、1ライン分の印字
と記録紙Paの紙送りとが交互に繰り返えされ(#800,#
805,#810のループ)、1画面分の印字が行われる。そ
して、1画面分の印字が終了すると(#805でYES)、CP
U100からDC/DCコンバータ200に「00」の制御信号DCON
送出され、該DC/DCコンバータ200の駆動が停止される
(#815)。続いて、サーマルヘッド410が休止位置に切
換えられた後(#820)、#410にリターンする。
なお、上記実施例では、カメラ部ユニット1からの画
像信号はTV再生ユニット2内で該TV再生ユニット側とプ
リンタ部ユニット4とに分岐されるようになっていた
が、記録画像のプリントを行う場合は、カメラ部ユニッ
ト1からの画像信号を直接、プリンタ部ユニット4に導
くことが好ましい。このことを考慮して、例えばTV再生
ユニット3内にカメラ部ユニット1からの画像信号を該
TV再生ユニット3内に導く信号ラインと、プリンタ部ユ
ニット4に直接導くスルーラインを設け、カメラ部ユニ
ット1内のCPU100からの制御信号によりTV再生ユニット
3内の信号ラインと前記スルーラインとを切換制御する
ようにしてもよい。また、プリンタ部ユニット4にプリ
ントスイッチを設け、該プリントスイッチがオンしたと
き、前記信号ラインをスルーラインに切換制御するよう
にしてもよい。この様な信号ラインの分岐制御はモニタ
ユニット5についても適用することができる。
また、本実施例では外部記録媒体としてディジタルデ
ータを記録するメモリカードを使用していたが、アナロ
グデータを記録するフロッピーディスクでもよく、光デ
ィスク又は光カードであってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように請求項1の本発明によれば、カメ
ラ部、TV再生部、モニタ部及びプリンタ部等の各部を相
互に装着可能なユニット化し、これによりスチルビデオ
カメラのシステム化を図ったので、使用目的に応じたス
チルビデオカメラを構成することにより多数の機能を用
途に応じて使い分けることができる。
また、低コストでシステムを拡張することができる一
方、使用目的に応じて必要なユニットだけを組合わせる
ことができるので、各目的に応じたスチルビデオカメラ
はコンパクトに構成され、カメラ本来の操作性、携帯性
等が損なわれることがない。
また、請求項2に記載の本発明では、カメラ部に再生
部とプリンタ部とを着脱可能に接続してユニット化する
とともに、再生部とプリンタ部の操作部材を共通化して
カメラ部に設置するようにしたので、再生部及びプリン
タ部の構成を簡単にするとともに、操作部材があちこち
に散在することによる操作の煩雑感をなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカメラ部ユニット、TV再生ユニッ
ト及びプリンタ部ユニットからなるスチルビデオカメラ
システムの全体斜視図、第2図はスチルビデオカメラシ
ステムを各ユニットに分離した斜視図、第3図はモニタ
ユニットを示す斜視図、第4図はカメラ部ユニット、モ
ニタユニット及びプリンタ部ユニットからなるスチルビ
デオカメラシステムの全体斜視図、第5図は第1図の構
成からなるチルビデオカメラシステムのブロック図、第
6図(A)はシステムの電源部の電源供給関係を示す
図、同図(B)はCPUとDC/DCコンバータとの制御ライン
を示す図、同図(C)はカメラ部に供給される電源供給
関係を示す図、第7図(A),(B)は信号処理部の詳
細ブロック図、第8図はプリンタ部のブロック図、第9
図はプリンタ部の正面断面図、第10図は第9図のX−X
線断面図、第11図は第9図のXI−XI線断面図、第12図は
昇華用インクリボンの構成を示す図、第13図は溶融用イ
ンクリボンの構成を示す図、第14図は昇華用記録紙のマ
ーカの一例を示す図、第15図は階調感熱用記録紙のマー
カの一例を示す図、第16図はハンドスキャンタイプ用イ
ンクリボンを示す図、第17図はカットシートタイプ記録
紙用のプリンタ部の構成を示す図、第18図はハンドスキ
ャンタイプのプリンタ部の構成を示す図、第19図はロー
ルタイプの階調感熱用記録紙に対するプリンタ部の構成
を示す図、第20図は記録紙挿入部の他の実施例を示す
図、第21図はサーマルヘッドの回路構成を示す図、第22
図は溶融型又はハンドスキャンモードにおける印字デー
タの入力タイミングチャートを示す図、第23図は昇華型
又は階調感熱モードにおける印字データの入力タイミン
グチャートを示す図、第24図はサーマルヘッドの分割駆
動を示すタイムチャート、第25図(A),(B)はカメ
ラ動作を説明するためのメインフローチャート、第26図
は「S1」サブルーチンのフローチャート、第27図は「露
出」サブルーチンのフローチャート、第28図は「再生」
サブルーチンのフローチャート、第29図(A),
(B),(C),(D)は「プリント」サブルーチンの
フローチャート、である。 1……カメラ部ユニット、3……TV再生ユニット、4…
…プリンタ部ユニット、5……モニタユニット、11……
撮影レンズ、12……ファインダ窓、13……AF投光部、14
……フラッシュ、15……レリーズ/プリント開始ボタ
ン、16……モード切換スイッチ、17……プロテクトスイ
ッチ、18……マルチスイッチ、19……フラッシュ発光モ
ード切換スイッチ、20……日付設定用スイッチ、21……
撮影モード切換スイッチ、22,23……アクセスボタン、2
4……マクロ/2値化モード切換スイッチ、25……表示
器、31……TV用出力端子、41……プリンタケース、42…
…記録紙挿入口、43……記録紙収納部、26,32,52……接
続部、51……表示部、100……CPU(システムコントロー
ラ)、101……固体撮像素子(CCD)、102……信号処理
部、103……レンズ駆動部、104……測距部、105……測
光部、106……露出制御部、107……表示部、108……フ
ラッシュ部、109……電源部、110……BC(バッテリチェ
ック)回路、111……プリンタ部、112……メモリカー
ド、200……DC/DCコンバータ、201……レギュレータ、2
02……撮像部、203……カメラ部、204……内部メモリ、
301……CCDドライバ、302……CCD−TG、303……CDS、30
4……GC(ゲインコントローラ)、305……A/Dコンバー
タ、306……WB処理回路、307……γ補正回路、308……
プロセス回路、309……マトリクス回路、310……アドレ
ス発生回路、311,312……メモリ、313……データセレク
タ及び圧縮/伸長部、314……インターフェース(カー
ドI/F)、315……TV出力用信号処理回路、316,317……D
/Aコンバータ、318……発振子、319……マルチ再生用コ
ントローラ、320……マルチ用ビデオメモリ、321……プ
リンタ用データ変換回路、400……サーマルヘッド制御
回路、401……ソレノイド/モータ駆動回路、402……セ
ンサ入力回路、403……サーマルヘッドブロック、404…
…ペーパーフィードブロック、405……インクリボンフ
ィードブロック、410……サーマルヘッド、411……サー
マルヘッド圧接用ソレノイド、412……ニップローラ、4
13……回転検出用センサ、A414,B415……記録紙検出用
センサ、416……インクリボン、416a……透明部、A417,
B418……リボン頭出しセンサ、419……リボンセット検
出用センサ、420……DCサーボモータ、421……プラテン
ローラ、422,423,424,A,B,C,D,E……ギヤ、425……グリ
ップローラ、426……収納ケース、427……プランジャ、
428……レバー、429……軸、430……支点、431……供給
ローラ、432……巻取ローラ、433……滑りクラッチ、43
4……スリット板、500……出力制御部、501,502……シ
フトレジスタ、503……ラッチ回路、504……ヘッドドラ
イバ、505……発熱部、506……サーミスタ、507……イ
ンバータ、EB……主電源電池、S1,S2,SOFF,SREC,SREP,S
PRI,SUP,SDOWN,SPRO,SMAL,SMAC,SMONO,SCARD,SFL,SADJ,
SMODE……スイッチ、m,M……マーカ、Pa……記録紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳴戸 弘和 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 田中 義人 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 新谷 大 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 難波 克行 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平2−261270(JP,A) 特開 昭61−65669(JP,A) 特開 平3−29471(JP,A) 実開 平3−14879(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 B41J 2/00 H04N 5/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光電変換素子により被写体を撮像する撮像
    部と該撮像部により撮像された画像データを記録する記
    録部とからなるカメラ部と、 該カメラ部の記録部に記録された画像データからTV再生
    用の画像データを生成するTV再生部と、 前記記録された画像データからプリント用の画像データ
    を生成し、撮影画像を記録紙にプリントアウトするプリ
    ンタ部とを備え、 前記カメラ部、TV再生部及びプリンタ部が相互に着脱可
    能に構成されたことを特徴とするスチルビデオカメラシ
    ステム。
  2. 【請求項2】光電変換素子により被写体を撮像する撮像
    部と該撮像部により撮像された画像データを所定の記録
    媒体に記録する記録部とからなるカメラ部と、 該カメラ部に着脱可能に構成されるとともに、前記カメ
    ラ部の記録部に記録された画像データに基づいて撮影画
    像を再生する再生部と、 前記カメラ部に着脱可能に構成されるとともに、前記カ
    メラ部の記録部に記録された画像データに基づいて撮影
    画像を記録紙にプリントするプリンタ部と、 を備え、 前記再生部、プリンタ部においてそれぞれ再生、プリン
    トされる画像の操作に関する共通の操作部材が前記カメ
    ラ部に設置されていることを特徴とするスチルビデオカ
    メラシステム。
  3. 【請求項3】操作部材は、再生もしくはプリントされる
    画像を順に変更するための送り用の操作部材であること
    を特徴とする請求項2に記載のスチルビデオカメラシス
    テム。
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