JP3120097B2 - 負イオン発生装置 - Google Patents

負イオン発生装置

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JP3120097B2
JP3120097B2 JP09182462A JP18246297A JP3120097B2 JP 3120097 B2 JP3120097 B2 JP 3120097B2 JP 09182462 A JP09182462 A JP 09182462A JP 18246297 A JP18246297 A JP 18246297A JP 3120097 B2 JP3120097 B2 JP 3120097B2
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の空気を浄化
する負イオン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】室内の汚れた空気を水洗し、また、水滴
の***によるレナード効果によって生じた負イオンを室
内に放出して室内空気を清浄化する技術は、陰イオン製
造方法及びその装置(特公平5−58755号)として
開発された。この装置は、基本的に水***部と、気液分
離部とからなるもので、水***部には、ノズルから衝壁
に向けて高圧水を噴射して微細水滴に***させる装置,
回転する円板上に水を噴射し、噴射水に遠心力を作用さ
せて微細水滴に***させる装置,超音波加湿器を用い、
水を振動させて微細水に***させる装置、あるいは回転
する羽根車に水を吹き付け、羽根車で水を叩いて微細水
滴に***させる装置などが用いられる。気液分離部は、
例えばサイクロンセパレータである。サイクロンセパレ
ータによれば、微細水滴混合空気を旋回させつつ空気中
から微細水滴を遠心力分離して負イオンを含む多湿の空
気を外部へ取出すことができる。
【0003】負イオン発生装置を小型化して家庭用の空
気清浄機として利用する試みの一つとして実開平4−1
26717号公報に記載された空気清浄機がある。この
空気清浄機によれば、図13に示すように、ファン41
により吸引して複数のフィルタからなる集塵フィルタ装
置42を介して空気を取り入れ、サイクロン構造の気液
接触部43内で噴射ノズル44より微細な水滴を噴射し
て気液接触させ、連通口45を介して連通する同じくサ
イクロン構造の液滴分離部46に送って余分な水分を除
去した後、空気排出口47から清浄空気が排出される。
図中48は、噴射ノズル44に水を圧送するポンプ,4
9は給水タンク(脱着可能なカートリッジタンク),5
0は噴射する水を収容する水槽である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13に示
すように、水槽50内の水は、給水タンク49から給水
されるのであるが、一旦水槽50内に溜められた水は、
ポンプ48で汲み上げられてノズル44に供給され、ノ
ズル44から噴出した水の殆どは、水槽50内に回収さ
れ、繰返し使用される。一方、ノズル44より噴出され
た水は、ファン41の運転によって機外から吸引された
空気と接触し、空気中に含まれたごみ,ちり,タバコの
煙などを取り込んで水槽50内に回収されたものである
ために、水槽50内の水は、繰返し使用される間に汚染
され、水質が低下する事態は避けられない。
【0005】もっとも、水槽50内の水が汚れたときに
は、新しい水と交換すればよいが、汚れた水を水槽50
内から抜き取り、新しい水を入れ直すという作業は厄介
であるという理由や、水の交換の必要を全く気付かぬま
ま装置を運転を続けたときには、負イオン発生機能が低
下するだけに止まらず、逆に悪臭発生源にもなりかね
ず、極めて不都合である。
【0006】本発明の目的は、水槽内の水の交換時機を
報知する機能を備えた負イオン発生装置を提供すること
にある。
【0007】上記目的を達成するため、本発明による負
イオン発生装置においては、運転制御手段を有し、装置
を運転して水槽内に給水された水を汲み上げ、微細水滴
に***させ、次いで気液分離を行い、負イオンを含む多
湿の空気を機外に送風する負イオン発生装置であって、
運転制御手段は、水槽内に給水し、装置の運転を開始
したときから起算して所定時間経過後に装置の運転を停
止させ、又は運転の停止をうながすものであり、 運転
を開始したときとは、給水タンクを装置にセットしたと
き、又は装置の運転を起動する電源を投入したときのよ
うに、水槽内への給水に関与したときである。
【0008】また、運転制御手段を有し、装置を運転し
て水槽内に給水された水を汲み上げ、微細水滴に***さ
せ、次いで気液分離を行い、負イオンを含む多湿の空気
を機外へ送風する負イオン発生装置であって、運転制御
手段は、水槽内の水の水量が一定量以上のときから起算
して所定時間を経過後に装置の運転を停止させ、又は運
転の停止をうながすものである。
【0009】
【0010】
【0011】また、装置の運転開始以後、装置の運転を
停止させ、又は運転の停止をうながすまでの時間は、装
置が運転されている時間、装置の運転を停止している時
間又は、装置が運転されている時間と装置の運転を停止
している時間とを合算した時間のいずれかである。
【0012】また、運転制御手段は、水質検知手段を有
し、水質検知手段は、水槽内の水の水質を検知し、所定
の基準以下の水質の低下を検出したときに、装置の運転
を停止させ、又は水槽内の水の交換を表示するものであ
る。
【0013】また、水質検知手段は、水質の低下を検知
して装置の運転を停止させるときには、装置の運転停止
とともに水槽内の水を排水する処置を行うものである。
【0014】また、運転制御手段を有し、装置を運転し
て水槽内に給水された水を汲み上げ、微細水滴に***さ
せ、次いで気液分離を行い、負イオンを含む多湿の空気
を機外へ送風する負イオン発生装置であって、運転制御
手段は、水槽内の水位が一定以上であるとき、又は装置
の運転が開始されたときの少くとも一方の条件を満たす
ときに経過時間のカウントを開始し、所定時間を経過後
に装置の運転を停止し、さらに水槽内の水を排水するも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
よって説明する。図1,図2は本発明装置を適用する負
イオン発生装置の一実施形態を示す図である。図1,図
2において、負イオン発生装置は、水***部1と、気液
分離部2と、水槽3と、ポンプ4とを機体のケース5内
に有するものである。
【0016】水***部1は、水槽3内から供給された水
を微細水滴に***させて付近の空気中に負イオンを発生
させる部分である。気液分離部2は、水***部1に発生
させた微細水滴を含む空気を受入れ、空気中から微細水
滴を遠心力分離して負イオンを含む多湿の空気を外部へ
送出する部分である。水槽3には、水が入れられ、ポン
プ4は、水槽3内の水を汲み出して水***部1に供給す
るものである。
【0017】水***部1と、気液分離部2とは、サイク
ロンユニット6内に形成され、サイクロンユニット6
は、第1サイクロン筒7と、第2サイクロン筒8との組
合せからなり、胴部には周縁に張り出したフランジ9を
一体に有している。第1サイクロン筒7および第2サイ
クロン筒8は下縁が開放された縦長の筒状であり、平行
に配設され、連通溝6aによって互いに連通させてい
る。サイクロンユニット6は、各々のサイクロン筒7,
8の下縁を水槽3内に挿し込み、フランジ9を水槽3の
開口縁3aに着座させて水槽3上に設置されている。
【0018】給水ポンプ4は、その吸水口4aを下向き
にしてサイクロンユニット6のフランジ9に支持され、
水槽3の底から一定の間隔を置いて槽内に充填された水
中に浸漬されている。
【0019】ケース5の下部に設けた吸気口10は、ダ
クト11を介して第1サイクロン筒7の上部に接続さ
れ、ケース5の上部に設けた排気口12は、排気通路1
3を通じて第2サイクロン筒8の上部に接続され、ダク
ト11には外気を吸引する送風機14が介装されてい
る。第1及び第2サイクロン筒7,8内は、送風機14
によって吸気された外気の流通路を形成し、外気は各筒
7,8内を順次旋回しつつ流動して排気口12より外気
中に排出される。
【0020】水***部1を形成する第1サイクロン筒6
内には、水槽3内の水の供給を受け、これを第1サイク
ロン筒7内へ噴出する回転体15を有している。
【0021】この実施形態においては、第1サイクロン
筒7内に同心状に内筒16を設け、該内筒16に回転体
15及び衝壁となるリング17を装備したものである。
内筒16内には回転体15を回転駆動するモータ18が
装てんされ、その回転軸を回転体15の軸孔に装着して
第1サイクロン筒7の胴部内に回転体15を水平姿勢で
設置している。
【0022】回転体15は、上面に水の受入部19を有
し、周面に水の放水部20を有する中空体である。
【0023】水は、供給用配管21を通して回転体15
の上方から供給される。水の供給用配管21は、ポンプ
4の吐水口4bに接続して上方に立上げ、第1サイクロ
ン筒7の上方から内筒16内に挿入され、回転体15上
に開口されたものである。回転体15内に受入れられた
水は、回転体15の回転方向に変換され、周縁の放水部
24より遠心方向に噴射され、その噴射水は、リング1
7の内面に衝突して微細水滴に***する。回転体15よ
り噴出した水が衝突する面は、水を微細水滴に***させ
る衝壁である。放出された水は、微細水滴に***して空
気中に負イオンを生じ、送風機14の風力で気液分離部
2内に送り込まれる。
【0024】気液分離部2を形成する第1サイクロン筒
7内は、水***部1に発生させた微細水滴を含む空気を
受入れ、空気中から微細水滴を遠心力分離して負イオン
を含む多湿の空気を排気口12より外気中に送出する。
第2サイクロン筒8内は中空であり、空気の旋回流路を
形成し、上端は、排気通路13を通じて排気口12に連
通させている。
【0025】カートリッジタンク22は、水槽3内への
水の供給又は補給を行う給水タンクであり、ポンプ4の
上方に形成されるケース5内の空間に収容し、フランジ
9に脱着可能に保持され、内部に充填された水は、倒立
姿勢で水槽3内に移し替えられる。
【0026】水槽3内の水は給水ポンプ4で汲み上げて
水***部1に供給され、水***部1に生じた余剰の水や
気液分離部2において遠心分離された水は、各サイクロ
ン筒7,8の内壁を伝って水槽3内へ戻される。水槽3
には、その底に排水口23を有し、排水口23には排水
ポンプ24が接続されている。
【0027】水槽内の水が汚染したとき、あるいは長時
間装置の運転を停止するときには、排水ポンプ24を起
動して水槽3内の水を排出する。水槽3内の水が排出さ
れると、あわせて給水ポンプ4内及び給水ポンプ4から
水***部1に通ずる配管21内の水は、吸水口4aから
水槽3内へ落下し、ポンプ4及び配管21内の水は余す
ことなく排水される。
【0028】本発明においては、運転制御手段を有して
いる。運転制御手段には、具体的には、タイマーを用い
ている。タイマーは、水槽内に新たに水が給水された
後、最初の運転を開始したときから起算して所定時間
(例えば48時間)経過した後に装置の運転を停止させ
るものである。図3にタイマーTの結線図を示す。本発
明において、装置の運転とは、具体的には、送風機1
4、モータ18、ポンプ4などの運転である。送風機1
4の停止により機体内への外気の吸引ならびに機外外部
への送風が停止され、モータ18の停止によって、回転
体15に供給された水の噴射が停止され、さらにポンプ
4の停止によって、回転体15への給水が停止される。
タイマーTが、送風機14,モータ18,ポンプ4の電
源回路を一旦しゃ断すると、これらの電源スイッチを投
入しても運転はできない。
【0029】「運転を開始したとき」とは、装置の電源
を投入し、送風機,モータ,ポンプを起動したときでは
あるが、本発明において、例えば新しい水で満水とした
カートリッジタンク22を機体のケース5内にセットし
たとき、カートリッジタンク22内の水が水槽内に給水
されたとき、あるいはカートリッジタンク22を機体に
セットした後、装置の起動のため電源スイッチを投入し
たときなどを含めて、水槽内への給水に関与したときを
「最初の運転を開始したとき」の意味に用いることがで
きる。
【0030】もっとも、装置の電源投入後にカートリッ
ジタンク22がセットされることもあるから、カートリ
ッジタンク22のセットと電源投入とのAND条件の成
立をもって「最初の運転」の開始時機を決定してもよ
い。図4に最初の運転開始から所定時間後に装置の運転
を停止する場合のフローチャートを示す。
【0031】図4において、まず、最初の運転であるか
どうかが判断され(ステップ101)、最初の運転であ
るときには、経過時間のカウントが開始される(ステッ
プ102)。このカウントによって所定時間(48時
間)が経過したかどうかが判断され(ステップ10
3)、所定時間が経過したときには、装置の運転が停止
され(ステップ104)、水槽内の水の排水をうながす
表示(LED点灯)が現示される(ステップ105)。
なお、ステップ104においては、必ずしも装置の運転
を停止する場合に限らず、表示,警報などを発して装置
の運転の停止をうながすだけでもよい。装置の運転の停
止をうながす表示は、水槽内の水の排水をうながすこと
でもあり、したがって所定時間が経過後、運転停止をう
ながす表示としてステップ105の現示を行なうことが
できる。これは、以下の実施形態においても同じであ
る。
【0032】一方、最初の運転でないときには(ステッ
プ106)、直ちに最初の運転から所定時間が経過した
かどうかが判断され(ステップ103)、定められた時
間が経過していないときには引き続き経過時間のカウン
トが継続される。
【0033】本発明において、装置の運転制御は、水槽
3内に水が入っているかどうかの条件によって行うこと
もできる。図5は、水槽3内の水位を検知し、これを運
転制御条件に加える例である。図5において、装置の運
転時に水槽3内の水位が一定以上(例えば2/3以上)
かどうかが判断され(ステップ201)、水位が2/3
以上のときに、経過時間のカウントが開始され(ステッ
プ202)、所定時間(48時間)が経過したかどうか
が判断される(ステップ203)。48時間経過した後
は運転を停止し又は運転停止をうながし(ステップ20
4)、水槽内の水の排水をうながす表示が現示される
(ステップ205)。
【0034】なお、水位2/3以下のときには、運転開
始からの経過時間が判断され、48時間をすでに経過し
ているときには運転停止の条件が成立するが、48時間
を経過していないときには、経過時間が到来するまで運
転が可能となる。
【0035】本発明において、運転制御手段には水槽3
内に水が入っているかどうかの条件と、最初の運転であ
るかどうかの条件を選択的に判断して運転経過時間をカ
ウントすることができる。図6においては、水槽3内の
水位が一定以上(例えば2/3以上)かどうかが判断さ
れ(ステップ301)、あるいは最初の運転であるかど
うかが判断され(ステップ302)、水槽3内の水位が
一定以上、又は最初の運転であるときのいずれかの条件
を満たすときには、運転経過時間のカウントが開始され
(ステップ303)、以下図4と同様に所定時間経過後
(ステップ304)、運転が停止され又は運転の停止を
うながし(ステップ305)、水槽3内の水の排水をう
ながす表示(LED点灯)が現示される(ステップ30
6)。また、最初の運転でないときには経過時間を判断
し(ステップ304)、経過時間が到来しているときに
は、運転が停止し(ステップ305)、排水をうながす
現示が行われる(ステップ306)。以上、図5及び6
に示す実施形態においては、水槽3内の水位が一定以上
であるときの基準として水槽3内の水位の2/3以上を
例示しているが、水位2/3以上は、具体的には満水を
意味するものである。しかし、実際に運転が可能な水位
はもっと下の例えば1/3以上でも差支えはない。図7
は、水位1/3以上であり、且つ一旦機体から外された
後の給水タンクが再び機体にセットされたときとのアン
ド条件をもって装置の運転を制御する例を示している。
【0036】すなわち、この実施形態においては、水位
1/3以上を検知し(ステップ401)、且つ給水タン
クがセットされたことを検知したとき(ステップ40
2)を起点として排水までの時間のカウントを開始し
(ステップ403)、経過時間が設定時間に達したとき
に(ステップ404)排水をうながす(ステップ40
5)ものである。なお、この実施形態においては、さら
に排水ポンプ24を起動して水槽3内の水を自動排水し
ても構わない。
【0037】図8に操作パネル25の一例を示す。操作
パネル25には、電源投入用スイッチ(運転)S1,マ
ニュアル運転用の風量の強弱切替用スイッチS2,設定
湿度の高,低切替用スイッチS3と、自動運転用スイッ
チS4、及び重点運転用スイッチS5を有している。重点
運転用スイッチS5は、切替式であり、自動運転に、温
度条件,風力制御,消費電力制御の条件を加えたもので
ある。自動運転に温度条件を加えたモードは「さわや
か」,風力を制御するモードは「おやすみ」,消費電力
を制御するモードは「省エネ」の表示をもってわかりや
すく窓W1に指示される。また、操作パネル25には、
排水操作の押釦S6のほか、水槽内の水量の表示,給
水,運転停止をうながし又は排水をうながす水交換,給
水タンクの装てんなどの表示Pを有している。
【0038】さらに、本発明において、運転が開始され
たとき又は一定以上の水位を検知したときを起算点とし
て装置の運転を停止させ、又は運転停止をうながすまで
の期間の設定は、例えば48時間というような数日単位
の時間であるが、この時間は、現実に装置が運転されて
いる時間のみを積算した時間であってもよいが、あるい
は装置の運転が停止されている時間又は装置が運転され
ている時間と、運転を停止している時間とを合算した時
間であってもよい。
【0039】以上実施形態において、水槽3内の水位を
検知する装置の例は、種々考えられるが、図9は超音波
を利用する例である。すなわち、マイコン26の制御に
より、送信部27に出力した超音波を発信子28から水
槽3内の水面に向けて発信し、水面で反射した反射波を
受信部29の受信子30に受信し、超音波の送信から受
信までの時間、発信子28又は受信子30から水面まで
の距離を演算して水位を検知する。この装置によるとき
には、無接触のため、水の汚染には関わりなく水位を正
確に測定することが可能である。
【0040】以上、実施形態においては、最初の運転か
ら又は水槽内の水位を検知して運転を開始し、所定時間
経過後、装置の運転を停止する例を示したが、水槽内の
水の汚染の進行程度は一律ではなく、装置の設置環境に
よって様々である。
【0041】例えば、喫煙者の多い部屋、ほこりの多い
部屋で装置が使用されたときには、予定された正規の運
転時間が到来する以前に運転停止をしなければならない
事態が生ずる。このような事態に備えて水槽内の水の汚
染の程度を検知し、所定の基準以上に汚れたときには装
置の運転を強制的に停止させることも重要である。図1
0は、水の透明度を光学的に検知する例である。
【0042】すなわち、図10において、運転制御手段
は水質検知手段を備え、水質検知手段は、水槽内の水質
を検知し、水質が所定の基準を低下したときに装置の運
転を停止させるものである。この実施形態においては、
水槽3の一部又は、水槽3から水***部1に通ずる管路
21の一部に透明部分31を設け、透明部分31を挾ん
で発光素子32および受光素子33を向き合わせに配設
し、マイコン26の制御によって発光素子32より発信
した光を受光素子33に受光させている。これによっ
て、管路21内を流れる水の透明度が所定の基準値以下
に低下したときには水槽3内の水の交換が必要であると
判定し、マイコン26より、装置の運転停止指令あるい
は水槽3内の水の強制排水指令を出力する。もっとも、
水槽内の水を浄化して水質の低下を抑えることができ
る。
【0043】図11は、水槽3内の水の汚れ成分を除去
する例である。図11において、水槽3と水***部1と
をつなぐ管路21内に中空糸膜34と、流量センサ35
とを介装し、中空糸膜34内を通して水槽3内の水を水
***部1に給水し、その流水量を流量センサ35で検知
する。中空糸膜34が機能する間は、水中の汚れ成分,
雑菌などが除去される。しかし、目詰りは避けられな
い。中空糸膜34の目詰りが進行してくると、流量が低
下する。本実施形態においては、予め運転限界流量又は
中空糸膜の寿命を設定しておき、流量センサ35が示す
流量がその運転限界流量に達したとき、又は中空糸膜3
4が寿命になったときに中空糸膜34の寿命報知を行う
が、流量は、通常の場合、図12に示すように直線的に
減少してゆくことが予測されるため、予め定められた運
転限界流量から逆算して中空糸膜34の寿命Pが尽きる
以前(例えば1ケ月前)の流量を決定し、この流量に達
したときに中空糸膜の寿命予告P1の報知を行うことが
できる。
【0044】この実施形態によれば、水槽3内に仮に雑
菌が発生してもこれを除菌して水***部1に送水するこ
とができ、中空糸膜34が劣化したときにはその交換を
促し、常に清潔な水を使用してクリーンな負イオンを空
気中に発生させることができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によるときには、タ
イマーの動作によって、新しく水槽内に給水した後、あ
るいは水槽内に所定量の水が給水された後に、所定時間
が経過すると、装置の運転が停止し、又はうながされて
停止されるため、汚れた水のまま長時間運転が続けられ
るという不都合が生ぜず、排水、あるいは水の交換をう
ながす現示にしたがって、水槽内の水の交換を適正な時
機に行うことができる。勿論、予め設定された時間が経
過する以前に水槽内の水の水質が著しく低下したときに
は、装置の運転を停止させ、さらに自動排水を行って汚
染水の使用を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する負イオン発生装置の一実施形
態を示す図である。
【図2】負イオン発生装置の透視図である。
【図3】タイマーの結線図である。
【図4】本発明の第1の実施形態のフローチャートを示
す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態のフローチャートを示
す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態のフローチャートを示
す図である。
【図7】本発明の第4の実施形態を示す図である。
【図8】操作パネルの一例を示す図である。
【図9】水槽内の水位を検知する装置の一例を示す図で
ある。
【図10】水質検知手段の一例を示す図である。
【図11】水槽内の水の汚れを除去する装置を示す図で
ある。
【図12】中空糸膜の劣化特性を示す図である。
【図13】空気清浄機に用いた従来の負イオン発生機の
一例を示す図である。
【符号の説明】
1 水***部 2 気液分離部 3 水槽 3a 開口縁 4 ポンプ 4a 吸水口 5 ケース 6 サイクロンユニット 6a 連通溝 7 第1サイクロン筒 8 第2サイクロン筒 9 フランジ 10 吸気口 11 ダクト 12 排気口 13 排気通路 14 送風機 15 回転体 16 内筒 17 リング 18 モータ 19 受入部 20 放水部 21 水の供給用配管 22 カートリッジタンク 23 排水口 24 排水ポンプ 25 操作パネル 26 マイコン 27 送信部 28 発信子 29 受信部 30 受信子 31 透明部分 32 発光素子 33 受光素子 34 中空糸膜 35 流量センサ T タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−269491(JP,A) 特開 平7−88170(JP,A) 特開 平7−758(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 9/00 - 9/22 B01D 53/34 - 53/96

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転制御手段を有し、装置を運転して水
    槽内に給水された水を汲み上げ、微細水滴に***させ、
    次いで気液分離を行い、負イオンを含む多湿の空気を機
    外に送風する負イオン発生装置であって、 運転制御手
    段は、水槽内に給水し、装置の運転を開始したときから
    起算して所定時間経過後に装置の運転を停止させ、又は
    運転の停止をうながすものであり、 運転を開始したと
    きとは、給水タンクを装置にセットしたとき、又は装置
    の運転を起動する電源を投入したときのように、水槽内
    への給水に関与したときであることを特徴とする負イオ
    ン発生装置。
  2. 【請求項2】 運転制御手段を有し、装置を運転して水
    槽内に給水された水を汲み上げ、微細水滴に***させ、
    次いで気液分離を行い、負イオンを含む多湿の空気を機
    外へ送風する負イオン発生装置であって、 運転制御手段は、水槽内の水の水量が一定量以上のとき
    から起算して所定時間を経過後に装置の運転を停止さ
    せ、又は運転の停止をうながすものであることを特徴と
    する負イオン発生装置。
  3. 【請求項3】 装置の運転開始以後、装置の運転を停止
    させ、又は運転の停止をうながすまでの時間は、装置が
    運転されている時間、装置の運転を停止している時間又
    は、装置が運転されている時間と装置の運転を停止して
    いる時間とを合算した時間のいずれかであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の負イオン発生装置。
  4. 【請求項4】 運転制御手段は、水質検知手段を有し、 水質検知手段は、水槽内の水の水質を検知し、所定の基
    準以下の水質の低下を検出したときに、装置の運転を停
    止させ、又は水槽内の水の交換を表示するものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の負イオン発生装
    置。
  5. 【請求項5】 水質検知手段は、水質の低下を検知して
    装置の運転を停止させるときには、装置の運転停止とと
    もに水槽内の水を排水する処置を行うものであることを
    特徴とする請求項に記載の負イオン発生装置。
  6. 【請求項6】 運転制御手段を有し、装置を運転して水
    槽内に給水された水を汲み上げ、微細水滴に***させ、
    次いで気液分離を行い、負イオンを含む多湿の空気を機
    外へ送風する負イオン発生装置であって、 運転制御手段は、水槽内の水位が一定以上であるとき、
    又は装置の運転が開始されたときの少くとも一方の条件
    を満たすときに経過時間のカウントを開始し、所定時間
    を経過後に装置の運転を停止し、さらに水槽内の水を排
    水するものであることを特徴とする負イオン発生装置。
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