JP3119760U - 容易に混合可能な剤型分室包装袋構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に混合可能な剤型分室包装袋構造を提供する。
【解決手段】主にフィルム室1は二つの仕切られた空間を凹んで成型され、被せシート2をフィルム室上の収容空間11,12に覆う。これらの収容空間は、混合に必要な固定物と流体物をそれぞれ収容できる。さらに、流体物を収容する収容空間は、固定物の収容空間に向かった方向へ次第に縮小する円錐状流動経路121を設け、この流動経路末端の付近場所にフィルムとフィルム室上を被せた強度の弱い剥離し易い接着部21を設ける。流体物収容空間に収容された流体物は圧力を受けて、剥離接着部22を破り、固定物収容空間に突入し、固定物と流体物を混合した上、包装をほぐして使用の目的を実現できる一種の容易に混合可能な剤型分離包装袋構造。
【選択図】図2
【解決手段】主にフィルム室1は二つの仕切られた空間を凹んで成型され、被せシート2をフィルム室上の収容空間11,12に覆う。これらの収容空間は、混合に必要な固定物と流体物をそれぞれ収容できる。さらに、流体物を収容する収容空間は、固定物の収容空間に向かった方向へ次第に縮小する円錐状流動経路121を設け、この流動経路末端の付近場所にフィルムとフィルム室上を被せた強度の弱い剥離し易い接着部21を設ける。流体物収容空間に収容された流体物は圧力を受けて、剥離接着部22を破り、固定物収容空間に突入し、固定物と流体物を混合した上、包装をほぐして使用の目的を実現できる一種の容易に混合可能な剤型分離包装袋構造。
【選択図】図2
Description
本考案は容易に混合可能な剤型分離包装袋構造、特に一種の単純構造、操作便利の二種類以上の原料を混合する分離包装袋構造に関わるものである。
現在、市販中の薬剤または洗剤のほとんどは、工場出荷前すでに調合されている。よって、濃度の異なる液体(クリーム、薬液、または乳液状)または固体を液体に漬けた(フェースマスクなど固体、液体混合物)形態がある。しかし、市場競争の白熱化、および消費者の製品に対する要望の高度化から、原料保存の安定性および長期化保存を図り、原料を分室で保存することにより、最良な原料物質の特性と鮮度形態に維持したままで、使用できるため、適切、かつ、実用上実行可能な応用方式である。
前記のニーズに応えるため、公知技術の分離包装構造が開発されている。図1に示すものは、特許文献1で公開された構造において、包装袋は2枚の柔らかい(透明状)上、下シートにより、外部周囲に密着させるための接着面を設ける。この上、下シートの中段はさらに離型度の高いはさみ片を設けて、接着強度がやや劣る剥離接着部を形成する。この剥離接着部により、密着部の周りに設けた空間を二つの収容空間に分割する。この二つの収容空間に液体のフェスパック溶液と固体の乾燥フェスパックマスクを収容する。包装袋の周りは必要により、一つ以上の切り口を設ける。このような構造により、フェスパック溶液、乾燥フェスパックマスクをそれぞれ独立に形成する二つの収容空間に収容し、原料の安全性を維持する。使用するとき、フェスパック溶液の収容空間に圧力をかけて、フェスパック溶液は外圧により、剥離接着部を圧迫する。剥離接着部の結合強度は他の密着部より低いため、フェスパック溶液は剥離接着部を貫通して、乾燥フェスパックマスクの収容空間に流れて、乾燥フェスパックマスクによって吸収される。乾燥フェスパックマスクはフェスパック溶液を含浸した後、柔らかく湿り気フェスパックに変わり、利用者はこの包装袋を破り、含浸後の湿り気フェスパックマスクを使用できる。
しかし、前記の構造は使用のときに、以下の欠点がある。
1.剥離接着部は小さい圧力と離型度の高い中間はさみ片と併せて、接着度が劣る結合形態を形成する。しかし、はさみ片を設けるため、製造工程の難しさを高くするほか、加工コストも増加する。その原因は、二つの収容空間の横に設けるため、長く設けなければならない。このように長く設けて、かつ、接着度の低い構造は接着部の完備性を把握しにくい。加工上の不注意またはその他の間違いにより密着不良で、製品品質に大きな欠陥を引き起し、大量生産の良品率が悪く、生産量まで影響を与えてしまう。
2.剥離接着部は二つの収容空間の横に設けるため、設置距離が長くなる。よって、収容空間を押して、フェスマスク溶液が剥離接着部を貫通したとき、剥離接着部の破れ箇所を把握しにくいため、フェスマスク溶液は収容空間内部に流れて、圧力を集中して貫通する力量を形成できなく、使用に手間が掛かる。また、フェスマスク溶液は他の空間に流れた後、乾燥フェスパックマスクへ自動的に流れることができない。包装袋を傾けるなどの調節をしてから、フェスマスク溶液と乾燥フェスパックマスクとの接触を実現する。さらに、使用するときは、収容空間に安定した受け入れ空間がないため、混合した後の剤型を包装袋外部に漏れるなど、不便をきたす。
3.上、下シートは柔らかいシートより形成するため、固体状態の乾燥フェスパックマスクに対する保護効果がないため、乾燥フェスパックマスクは外力による変形、破損、フェスマスク溶液の収容量管理が難しく、製品の良品率に影響を与える。
1.剥離接着部は小さい圧力と離型度の高い中間はさみ片と併せて、接着度が劣る結合形態を形成する。しかし、はさみ片を設けるため、製造工程の難しさを高くするほか、加工コストも増加する。その原因は、二つの収容空間の横に設けるため、長く設けなければならない。このように長く設けて、かつ、接着度の低い構造は接着部の完備性を把握しにくい。加工上の不注意またはその他の間違いにより密着不良で、製品品質に大きな欠陥を引き起し、大量生産の良品率が悪く、生産量まで影響を与えてしまう。
2.剥離接着部は二つの収容空間の横に設けるため、設置距離が長くなる。よって、収容空間を押して、フェスマスク溶液が剥離接着部を貫通したとき、剥離接着部の破れ箇所を把握しにくいため、フェスマスク溶液は収容空間内部に流れて、圧力を集中して貫通する力量を形成できなく、使用に手間が掛かる。また、フェスマスク溶液は他の空間に流れた後、乾燥フェスパックマスクへ自動的に流れることができない。包装袋を傾けるなどの調節をしてから、フェスマスク溶液と乾燥フェスパックマスクとの接触を実現する。さらに、使用するときは、収容空間に安定した受け入れ空間がないため、混合した後の剤型を包装袋外部に漏れるなど、不便をきたす。
3.上、下シートは柔らかいシートより形成するため、固体状態の乾燥フェスパックマスクに対する保護効果がないため、乾燥フェスパックマスクは外力による変形、破損、フェスマスク溶液の収容量管理が難しく、製品の良品率に影響を与える。
本考案は一種の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造に関わるもので、主に、フィルム室、被せシート、二つの部分より構成する。そのうち、フィルム室表面に二つの収容空間を凹んで成形する。この被せシートはフィルム室を被せて、収容空間を覆い、この二つの収容空間にそれぞれ固形物と流体物を収容する。さらに、流体物の収容空間は、固形物の収容空間に向かった方向へ次第に縮小する円錐状の流動経路を設けて、流動経路の末端部近い場所にシートとフィルム室との間に被せ強度の弱い剥離接着部を設ける。流体物収容空間は外力を受けると、流体物は圧力により、剥離接着部を貫通して、流体物を貫通場所から固形物収容空間に流れ込んで、固形物収容空間内部で混合又は含浸させる。一方、次第に縮小する流動経路は流体物の圧力を剥離接着部に集中させ、貫通力を強化することにより、操作がより省力化できるほか、狭い剥離接着部は、密着加工不良による漏れを有効に減少し、本考案の主要目的を実現する。
本考案の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造は、主にフィルム室一端の隅に剥離折れ線部を設け、フィルム室と被せシートとの間に分離部を形成し、被せシートを剥がして、収容空間に納めた製品を取り出して使用できることを主な目的とする。
請求項1の考案は、一種の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室及び被せシートを含み、
フィルム室はその上に二つの分離した収容空間を設け、それぞれの空間は同じ方向に開放し、
被せシートは前記フィルム室に開放可能な表面側を設け、フィルム室収容空の間にそれぞれ独立した封止空間を形成し、且つ少なくとも一つの収容空間は他の収容空間に向かって、次第に縮小する流動経路を設け、この流動経路の末端部が二つの収容空間に近い場所に強度の弱い、剥離接着部を形成することを特徴とする、容易に混合可能な剤型分室包装袋構造としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、収容空間はフィルム室に凹んで成形して設けることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造としている。
請求項3の考案は、請求項1または請求項2記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室一端の隅に剥離折れ線を設けることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造としている。
請求項4の考案は、請求項1または請求項2記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室の表面に複数の凹み成型部を設け、材料充填の際に、固定できるほか保存するときに、重なって固定できることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造としている。
請求項5の考案は、請求項3記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室の表面に複数の凹み成型部を設け、材料充填の際に、固定できるほか保存するときに、重なって固定できることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造としている。
フィルム室はその上に二つの分離した収容空間を設け、それぞれの空間は同じ方向に開放し、
被せシートは前記フィルム室に開放可能な表面側を設け、フィルム室収容空の間にそれぞれ独立した封止空間を形成し、且つ少なくとも一つの収容空間は他の収容空間に向かって、次第に縮小する流動経路を設け、この流動経路の末端部が二つの収容空間に近い場所に強度の弱い、剥離接着部を形成することを特徴とする、容易に混合可能な剤型分室包装袋構造としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、収容空間はフィルム室に凹んで成形して設けることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造としている。
請求項3の考案は、請求項1または請求項2記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室一端の隅に剥離折れ線を設けることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造としている。
請求項4の考案は、請求項1または請求項2記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室の表面に複数の凹み成型部を設け、材料充填の際に、固定できるほか保存するときに、重なって固定できることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造としている。
請求項5の考案は、請求項3記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室の表面に複数の凹み成型部を設け、材料充填の際に、固定できるほか保存するときに、重なって固定できることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造としている。
本考案の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造は、分室保存、使用便利の効果的に達成する。本考案は乾燥フェスパックマスクを湿らせ、錠剤と薬液との混合、および使用するときに、他の流体物と混合し、膨張もしくは湿り気状態にする乾燥濃縮物など様々な応用ができるため、その応用は極めて広範囲にわたる。
図2は本考案の構造を示す図で、図3、4の外観図および図5の通常収納状態斜視断面図より、本考案は、主にフィルム室1と、被せシート2二つの部分より構成する。そのうち、フィルム室1の表面に二つ以上それぞれに独立した同方向に開放する第1と第2収容空間11、12を設ける。第2収容空間12に流体物4を詰めて、次第に降下する円錐状の流動経路121により固形物3を収容する第1収容空間11に延ばしておく、この二つの収容空間11、12のほか、成形凹み部13を設けて、成形体(図のフィルム室3)を支えて、収容空間11、12が外圧による変形を避ける。さらに、フィルム室1一端の隅に上向きに曲がり上がった剥離折れ線14を設ける。被せシート2はフィルム室1に被せて、収容空間11、12を覆う。被せシート2はフィルム室1の収容空間11、12まわりに緊密に封止する接着面21を形成し、収容空間11、12内部に固形物3と流体物4を分離してそれぞれに収容する。流体物4を収容する収容空間12流動経路121の末端部と固形物3収容空間との境目に接着度が低い剥離接着部22を設け、被せシート2とフィルム室Aは剥離折れ線14との間に分離して、覆わない状態にする。
図6、図7は本考案の使用時の動作を示す図である。図示のとおり、使用するときは、流体物4の収容空間12に圧力を加わると、その内部の流体物4に適切な圧力を加わり、流体物4は流動経路121の案内により力量を集中して、剥離接着部22に圧迫する。この集中力量により、剥離接着部22を貫通させ、固形物3を収容する収容空間11に流れ込んだ後、固形物3は流体物4による混合または含浸により、使用可能な膨張もしくは湿り気状態になる。この種の構造は、圧迫操作するとき、流体物4が随意に流れることがなく、力量が集中しない現象を発生しない。さらに、混合した後、剥離折れ線A部より、第2収容空間2を剥がして、凹んで設けた収容空間56は混合した物質を受け止めて、使用するとき、材料がこぼすことが発生しないため、使用が極めて便利である。
さらに、本考案は前記の構造において、次第に降下する円錐状の流動経路121を利用し、流体物4の収容空間12内部に受けた圧力を剥離折れ線22に導かれて、より簡単に剥離接着部22を貫通できる。その上、狭く集中した剥離接着部22の構造は、加工不良による漏れを減少し、製品の良品率を向上する効果がある。
1 フィルム室
11 第1収容空間
12 第2収容空間
121 流動経路
13 凹み成型部
14 剥離折れ線
2 被せシート
21 接着面
22、540 剥離接着部
3 固形物
30 乾燥フェスパックマスク
4 流体物
40 フェスパック溶液
5 包装袋
51 上シート
52 下シート
53 接着面
55、56 収容空間
57 破れ切り込み
11 第1収容空間
12 第2収容空間
121 流動経路
13 凹み成型部
14 剥離折れ線
2 被せシート
21 接着面
22、540 剥離接着部
3 固形物
30 乾燥フェスパックマスク
4 流体物
40 フェスパック溶液
5 包装袋
51 上シート
52 下シート
53 接着面
55、56 収容空間
57 破れ切り込み
Claims (5)
- 一種の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室及び被せシートを含み、
フィルム室はその上に二つの分離した収容空間を設け、それぞれの空間は同じ方向に開放し、
被せシートは前記フィルム室に開放可能な表面側を設け、フィルム室収容空の間にそれぞれ独立した封止空間を形成し、且つ少なくとも一つの収容空間は他の収容空間に向かって、次第に縮小する流動経路を設け、この流動経路の末端部が二つの収容空間に近い場所に強度の弱い、剥離接着部を形成することを特徴とする、容易に混合可能な剤型分室包装袋構造。 - 請求項1記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、収容空間はフィルム室に凹んで成形して設けることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造。
- 請求項1または請求項2記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室一端の隅に剥離折れ線を設けることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造。
- 請求項1または請求項2記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室の表面に複数の凹み成型部を設け、材料充填の際に、固定できるほか保存するときに、重なって固定できることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造。
- 請求項3記載の容易に混合可能な剤型分室包装袋構造において、フィルム室の表面に複数の凹み成型部を設け、材料充填の際に、固定できるほか保存するときに、重なって固定できることを特徴とする容易に混合可能な剤型分室包装袋構造。
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JP2005010800U JP3119760U (ja) | 2005-12-20 | 2005-12-20 | 容易に混合可能な剤型分室包装袋構造 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011509224A (ja) * | 2008-01-09 | 2011-03-24 | ポップパック エルエルシー | 粘着性閉鎖弁及びロッキング気泡を備えた注ぎチャネル |
JP2013179983A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Hee Jin Choi | マスクパック包装部材 |
WO2015066179A1 (en) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | Le Papillon Bioplan | Container for dispensing a combination product |
JP7484284B2 (ja) | 2020-03-24 | 2024-05-16 | 大日本印刷株式会社 | 連結ポーション |
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2005
- 2005-12-20 JP JP2005010800U patent/JP3119760U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2015066179A1 (en) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | Le Papillon Bioplan | Container for dispensing a combination product |
JP7484247B2 (ja) | 2020-03-12 | 2024-05-16 | 大日本印刷株式会社 | 連結ポーション |
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