JP3119175B2 - 自動変速機のロックアップ制御装置 - Google Patents
自動変速機のロックアップ制御装置Info
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Description
クアップ制御装置に関するものである。
によって発生させられた回転を、流体伝動装置、例え
ば、トルクコンバータを介して変速装置に伝達し、該変
速装置において変速を行った後に駆動輪に伝達するよう
にしている。そして、前記トルクコンバータにおいて
は、ロックアップクラッチ装置が配設され、車速が所定
の値になるまでは流体によるトルク伝動が行われ、車速
が所定の値になるとロックアップクラッチ装置が係合さ
せられてトルクコンバータの入力側と出力側とが直結さ
れ、エンジンの回転がそのまま変速装置に伝達されるよ
うになっている。
クアップクラッチ装置を係合させるための係合側油室、
及びロックアップクラッチ装置を解放するための解放側
油室が形成され、係合側油室及び解放側油室にそれぞれ
オン圧及びオフ圧が供給されるようになっている。そし
て、前記オン圧及びオフ圧を切り換えるためにロックア
ップリレーバルブが、セカンダリ圧を調整して前記オン
圧及びオフ圧を発生させるためにロックアップコントロ
ールバルブが、該ロックアップコントロールバルブに供
給される制御油圧を発生させるためにリニアソレノイド
バルブがそれぞれ配設される。
が係合させられた状態で車両を走行させているときに、
前記変速装置によって、例えば、3速から4速の変速を
行う場合、変速に伴うエンジン回転数の変化、変速時の
トルク変動による振動等によって変速ショックが発生し
てしまう。そこで、自動変速機のロックアップ制御装置
が配設され、3速から4速の変速を行う場合、3−4変
速の変速出力が発生させられてから変速が開始されるま
でロックアップクラッチ装置の係合力を小さくし、変速
開始判断がされてから変速終了判断がされるまでにロッ
クアップクラッチ装置を完全に解放し、変速終了判断が
された後にロックアップクラッチ装置を再び係合させる
ようにしている。
変化、変速時のトルク変動による振動等を流体によるト
ルク伝動によって吸収し、変速ショックが発生するのを
抑制するようにしている(特開平6−147309号公
報参照)。また、3速から4速の変速が終了した後に、
ロックアップクラッチ装置を再び係合させる場合に、前
記オフ圧を徐々に低下させて変速ショックが発生するの
を抑制するようにした自動変速機のロックアップ制御装
置が提供されている(特開平7−91533号公報参
照)。
換えの応答遅れが発生するのを防止したり、リニアソレ
ノイドバルブのソレノイド圧の調圧領域を有効に使用し
たりするため、ロックアップリレーバルブをロックアッ
プクラッチ装置の係合側と解放側とに切り換えるための
ソレノイド圧にヒステリシス領域が設定される。そし
て、変速が終了した後、ロックアップリレーバルブを係
合側に切り換えるために、リニアソレノイドバルブは、
前記ソレノイド圧を一時的に前記ヒステリシス領域外の
第1の設定圧まで上昇させて係合側に切り換え、ロック
アップリレーバルブが解放側に切り換わらない前記ヒス
テリシス領域内の第2の設定圧まで下降させ、前記ソレ
ノイド圧を第2の設定圧から徐々に高くすることによっ
て、オフ圧を徐々に低下させるようにしている。
来の自動変速機のロックアップ制御装置においては、変
速開始判断がされてから変速終了判断がされるまでの時
間、すなわち、変速時間が短いと、ロックアップリレー
バルブ、ロックアップコントロールバルブ、リニアソレ
ノイドバルブ等の応答遅れによって変速時間中にロック
アップクラッチ装置を解放させることができなくなり、
ロックアップクラッチ装置が完全に解放されない状態で
前記ソレノイド圧が前記第1の設定圧に上昇させられる
ことになる。
めて大きな係合力が発生させられ、変速ショックが発生
してしまう。図2は従来の自動変速機のロックアップ制
御装置の動作を示すタイムチャートである。図におい
て、TO は自動変速機の出力トルク、NE はトルクコン
バータの入力側回転数としてのエンジン回転数、NC1は
トルクコンバータの出力側回転数としての入力側回転
数、PS はリニアソレノイドバルブによって発生させる
ソレノイド圧の目標値、PONはトルクコンバータの係合
側油室に供給されるオン圧、POF F はトルクコンバータ
の解放側油圧に供給されるオフ圧、ΔPはオン圧PONと
オフ圧POFF との差圧である。
〔%〕であるとき、オフ圧POFF が0になり、ロックア
ップクラッチ装置は差圧ΔPに比例する係合力を発生さ
せる。そして、変速出力が発生させられた後、所定時間
が経過すると、変速開始判断がされ、変速時間中は前記
目標値PS が0〔%〕にされる。続いて、変速時間が経
過して変速終了判断がされると、ソレノイド圧を第1の
設定圧にするために目標値PS は第1設定値x1〔%〕
にされ、時間Δtが経過すると、ソレノイド圧を第2の
設定圧にするために目標値PS は第2設定値x2〔%〕
にされる。
めに、目標値PS は徐々に大きくされ、100〔%〕に
される。ところで、前記オフ圧POFF は、ロックアップ
リレーバルブ、ロックアップコントロールバルブ、リニ
アソレノイドバルブ等を作動させることによって発生さ
せられるようになっているので、ロックアップリレーバ
ルブ、ロックアップコントロールバルブ、リニアソレノ
イドバルブ等に応答遅れがあると、図から分かるよう
に、オフ圧POFF を変速時間中にオン圧PONより高くす
ることができない。したがって、ロックアップクラッチ
装置は、差圧ΔPの減小に伴って徐々に解放されるが、
変速時間中にロックアップクラッチ装置を完全に解放す
ることはできない。
PS は第1設定値x1〔%〕にされ、ソレノイド圧が第
1の設定圧に上昇させられるが、ソレノイド圧が上昇す
る分だけオフ圧POFF は低くなり、差圧ΔPが大きくな
ってロックアップクラッチ装置が係合させられる。この
場合、前記ロックアップクラッチ装置は、完全に解放さ
れていない状態で係合させられることになるので、出力
トルクTO が大きく変動し、変速ショックが発生してし
まう。
アップ制御装置の問題点を解決して、変速に伴ってロッ
クアップクラッチ装置を解放し、その後、再び係合させ
たときに変速ショックが発生するのを抑制することがで
きる自動変速機のロックアップ制御装置を提供すること
を目的とする。
動変速機のロックアップ制御装置においては、係合側油
室、解放側油室、及び前記係合側油室の油圧と解放側油
室の油圧との差圧に基づいて係脱させられるロックアッ
プクラッチ装置を備えた流体伝動装置と、ヒステリシス
領域が設定された制御油圧に基づいて、前記係合側油室
及び解放側油室への油圧の給排を係合側と解放側とで切
り換える油圧切換手段と、前記制御油圧を発生させる制
御油圧発生手段と、前記制御油圧を調整し、変速に伴っ
てロックアップクラッチ装置を解放し、変速終了判断が
された後に、前記制御油圧を一時的に前記ヒステリシス
領域外の設定圧にして油圧切換手段を係合側に切り換
え、ロックアップクラッチ装置を係合させるロックアッ
プ制御手段と、前記油圧切換手段の切換えを遅延させる
遅延手段とを有する。
御装置においては、さらに、前記遅延手段は、変速終了
判断がされてから遅延時間が経過した後、前記制御油圧
を設定圧にする。本発明の更に他の自動変速機のロック
アップ制御装置においては、係合側油室、解放側油室、
及び前記係合側油室の油圧と解放側油室の油圧との差圧
に基づいて係脱させられるロックアップクラッチ装置を
備えた流体伝動装置と、ヒステリシス領域が設定された
制御油圧に基づいて、前記係合側油室及び解放側油室へ
の油圧の給排を係合側と解放側とで切り換える油圧切換
手段と、前記制御油圧を発生させる制御油圧発生手段
と、前記制御油圧を調整し、変速に伴ってロックアップ
クラッチ装置を解放し、その後、設定時間が経過した後
に変速終了判断がされたときに、前記油圧切換手段を一
時的に係合側に切り換えてロックアップクラッチ装置を
係合させ、設定時間が経過するまでに変速終了判断がさ
れたときに、前記油圧切換手段を一時的に係合側に切り
換えることなくロックアップクラッチ装置を係合させる
ロックアップ制御手段とを有する。
プ制御装置においては、係合側油室、解放側油室、及び
前記係合側油室の油圧と解放側油室の油圧との差圧に基
づいて係脱させられるロックアップクラッチ装置を備え
た流体伝動装置と、ヒステリシス領域が設定された制御
油圧に基づいて、前記係合側油室及び解放側油室への油
圧の給排を係合側と解放側とで切り換える油圧切換手段
と、前記制御油圧を発生させる制御油圧発生手段と、前
記制御油圧を調整し、変速に伴ってロックアップクラッ
チ装置を、前記係合側油室の油圧と解放側油室の油圧と
の差圧を小さくすることによって疑似解放状態に置き、
変速終了判断がされた後に係合させるロックアップ制御
手段とを有する。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図3は本発明の
第1の実施の形態における自動変速機の概念図、図4は
本発明の第1の実施の形態における自動変速機の作動表
を示す図である。図において、Aは自動変速機であり、
該自動変速機Aは、ロックアップクラッチ装置24を備
えた流体伝動装置としてのトルクコンバータ50、4段
変速機構1、減速機構51及びディファレンシャル装置
52を有する。なお、前記4段変速機構1、減速機構5
1及びディファレンシャル装置52によって変速装置が
構成される。
リギヤ10とデュアルプラネタリギヤ11とを結合させ
て形成されるプラネタリギヤユニット12を有し、前記
シングルプラネタリギヤ10はサンギヤS1、ピニオン
P1及びリングギヤR1を、前記デュアルプラネタリギ
ヤ11はサンギヤS2、ピニオンP1′、P2及びリン
グギヤR2をそれぞれ備える。なお、前記シングルプラ
ネタリギヤ10のサンギヤS1及びデュアルプラネタリ
ギヤ11のサンギヤS2によって一体のサンギヤSが構
成される。また、前記各サンギヤS1、S2とそれぞれ
噛(し)合する各ピニオンP1、P1′、及びリングギ
ヤR2と噛合するピニオンP2は、いずれも共通のキャ
リヤCRによって支持される。
連結された入力軸15は、第1クラッチC1を介して連
結部材16と連結され、かつ、第2クラッチC2を介し
てサンギヤSと連結される。また、前記連結部材16と
リングギヤR1との間に、第3クラッチC3及び第2ワ
ンウェイクラッチF0が互いに並列に配設され、連結部
材16とリングギヤR2との間に第4クラッチC0が配
設される。
ド62を有し、該ブレーキバンド62の内側に配設され
たドラム63と前記サンギヤSとが連結される。そし
て、前記リングギヤR2とトランスミッションケース1
7との間には、第2ブレーキB2と第1ワンウェイクラ
ッチF1が互いに並列に配設される。また、前記キャリ
ヤCRと、4段変速機構1のほぼ中央に位置する出力ギ
ヤ13とが連結される。
ケース17に対して回転自在に支持されたカウンタシャ
フト54を有し、該カウンタシャフト54に大ギヤ53
及び小ギヤ55が固定され、前記大ギヤ53と出力ギヤ
13とが、小ギヤ55とディファレンシャル装置52の
リングギヤ61とがそれぞれ噛合させられる。前記ディ
ファレンシャル装置52は、デフキャリヤ60、該デフ
キャリヤ60に対して回転自在に支持されたデフピニオ
ン56、及び該デフピニオン56と左右においてそれぞ
れ噛合するサイドギヤ57a、57bから成り、前記デ
フキャリヤ60に前記リングギヤ61が固定され、前記
サイドギヤ57a、57bにそれぞれフロントアクスル
59a、59bが固定される。なお、該フロントアクス
ル59a、59bは、それぞれ図示しない左右の駆動輪
に連結される。
明する。図4に示すように、前記構成の自動変速機Aに
おいては、1速時(1ST)に、第1クラッチC1及び
第3クラッチC3が係合させられ、第1ワンウェイクラ
ッチF1及び第2ワンウェイクラッチF0がロックさせ
られる。このとき、前記入力軸15の回転は、第1クラ
ッチC1及び第2ワンウェイクラッチF0を介してリン
グギヤR1に伝達されるが、第1ワンウェイクラッチF
1によってリングギヤR2の回転が阻止されるので、サ
ンギヤSが回転させられ、キャリヤCRが大幅に減速さ
れ、減速されたキャリヤCRの回転が1速の回転として
出力ギヤ13から出力される。
は、減速機構51によって更に減速され、ディファレン
シャル装置52を介して各フロントアクスル59a、5
9bに伝達される。そして、2速時(2ND)に、第1
クラッチC1、第3クラッチC3及び第1ブレーキB1
が係合させられ、第2ワンウェイクラッチF0がロック
させられる。
ッチC1、第3クラッチC3及び第2ワンウェイクラッ
チF0を介してリングギヤR1に伝達されるが、第1ブ
レーキB1によってサンギヤSの回転が阻止されるの
で、リングギヤR2が空転させられ、キャリヤCRが減
速され、減速されたキャリヤCRの回転が2速の回転と
して出力ギヤ13から出力される。
C1、第3クラッチC3及び第4クラッチC0が係合さ
せられ、第1ブレーキB1が解放される。このとき、入
力軸15の回転は、第2ワンウェイクラッチF0及び第
3クラッチC3を介してリングギヤR1に伝達されると
ともに、第4クラッチC0を介してリングギヤR2に伝
達されるので、プラネタリギヤユニット12の全体が一
体となって回転し、入力軸15と同じ回転数の回転が3
速の回転としてキャリヤCRから出力される。
C1、第4クラッチC0及び第1ブレーキB1が係合さ
せられ、第3クラッチC3が解放される。このとき、入
力軸15の回転は、第4クラッチC0を介してリングギ
ヤR2に伝達されるが、第1ブレーキB1によってサン
ギヤSの回転が阻止されるので、前記リングギヤR2の
回転は、リングギヤR1を空転させながらキャリヤCR
を大幅に増速し、増速されたキャリヤCRの回転が4速
の回転として出力ギヤ13から出力される。
する。図1は本発明の第1の実施の形態における自動変
速機のロックアップ制御装置の制御ブロック図、図5は
本発明の第1の実施の形態における油圧回路の概略図、
図6は本発明の第1の実施の形態における自動変速機の
ロックアップ制御装置の動作を示すタイムチャートであ
る。
は、ポンプインペラ21、該ポンプインペラ21と共に
トーラスを構成するタービンランナ22、ステータ2
3、ロックアップクラッチ装置24及び図示しないダン
パ装置によって構成される。そして、エンジン(E/
G)71の回転は、クランクシャフト73を介してフロ
ントカバー26に伝達され、更に該フロントカバー26
に固定されたポンプインペラ21に伝達される。この場
合、該ポンプインペラ21が回転すると、トーラス内の
油が、トルクコンバータ50内を回転し、遠心力によっ
てポンプインペラ21、タービンランナ22及びステー
タ23の間を循環する。
ペラ21が回転を開始したばかりで、ポンプインペラ2
1とタービンランナ22との回転速度差が大きい場合、
該タービンランナ22から流れ出た油はポンプインペラ
21の回転を妨げる方向に流れる。そこで、ポンプイン
ペラ21とタービンランナ22との間にステータ23が
配設され、該ステータ23は、ポンプインペラ21とタ
ービンランナ22との回転速度差が大きい場合に、ポン
プインペラ21の回転を助ける方向に油の流れを変換す
る。
度が高くなり、前記ポンプインペラ21と前記タービン
ランナ22との回転速度差が小さくなると、ステータ2
3のブレードの表側に当たっていた油が裏側に当たるよ
うになり、油の流れが妨げられる。そこで、前記ステー
タ23を一定方向にだけ回転させるために、ワンウェイ
クラッチ27が前記ステータ23の内周側に配設され
る。したがって、油がステータ23のブレードの裏側に
当たるようになり、ステータ23が自然に回転するよう
になるので、前記油は円滑に循環する。
は、ポンプインペラ21とタービンランナ22との回転
速度差が大きい場合には、トルク変換機として作動させ
られて伝達トルクを増幅し、回転速度差が小さい場合に
は、流体継手として作動させられる。次に、ロックアッ
プクラッチ装置24について説明する。
と、ロックアップクラッチ装置24が係合させられる。
そして、該ロックアップクラッチ装置24が係合させら
れると、前記エンジン71の回転が油を介することなく
変速装置14の入力軸15に直接伝達されるので、燃費
を良くすることができる。また、前記ロックアップクラ
ッチ装置24は、油圧切換手段としてのロックアップ
(L−up)リレーバルブ77によって油圧の給排が係
合側と解放側とで切り換えられて作動させられ、クラッ
チプレート31が軸方向に移動することによって、該ク
ラッチプレート31とフロントカバー26とが摩擦材3
0を介して接離させられる。
ントカバー26との間に解放側油室RM1が、クラッチ
プレート31とタービンランナ22との間に係合側油室
RM2がそれぞれ形成される。したがって、油圧回路7
6から前記解放側油室RM1に油が供給されると、ロッ
クアップクラッチ装置24が解放され、油圧回路76か
ら前記係合側油室RM2に油が供給されると、ロックア
ップクラッチ装置24が係合させられる。なお、本実施
の形態において、摩擦材30はクラッチプレート31に
固定されているが、フロントカバー26に固定すること
もできる。
4が係合させられると、前記クランクシャフト73の回
転が、フロントカバー26、クラッチプレート31及び
ダンパ装置を介して、前記入力軸15に直接伝達され
る。次に、前記ロックアップクラッチ装置24を係脱す
るための油圧回路76について説明する。
up)リレーバルブ77、ロックアップ(L−up)コ
ントロールバルブ78、制御油圧発生手段としてのリニ
アソレノイドバルブ(SLU)79、及びロックアップ
モジュレータバルブ86を備える。前記ロックアップリ
レーバルブ77は、ロックアップクラッチ装置24の係
合時、及びスリップ制御時に右半位置を、ロックアップ
クラッチ装置24の解放時に左半位置をそれぞれ採る。
したがって、ロックアップクラッチ装置24の係合時に
おいて、油路L−1を介して供給されたセカンダリレギ
ュレータ圧PSEC は、油路L−2を介して係合側油室R
M2にオン圧PONとして供給され、ロックアップクラッ
チ装置24の解放時において、油路L−1を介して供給
されたセカンダリレギュレータ圧PSEC は、油路L−3
を介して解放側油室RM1にオフ圧P OFF として供給さ
れる。
リップ制御時においては、解放側油室RM1からの油圧
が、油路L−3、ロックアップリレーバルブ77、油路
L−6を介してロックアップコントロールバルブ78に
供給される。そして、該ロックアップコントロールバル
ブ78は、油路L−8を介してリニアソレノイドバルブ
79から制御油圧としてのソレノイド圧PSLU を受け、
油路L−6とドレーンポートdとの連通を制御する。し
たがって、リニアソレノイドバルブ79からのソレノイ
ド圧PSLU に対応して解放側油室RM1内の油圧が制御
され、その結果、係合側油室RM2と解放側油室RM1
との差圧ΔPが制御されてスリップ制御が行われる。
ックアップ制御手段91からスリップ制御指令信号SG
1を受けて、ロックアップモジュレータバルブ86から
供給されたソレノイドモジュレータ圧PMOD を調整して
ソレノイド圧PSLU を発生させ、該ソレノイド圧PSLU
を油路L−8を介して前記ロックアップリレーバルブ7
7及びロックアップコントロールバルブ78にそれぞれ
供給する。
86は、図示しないプライマリレギュレータバルブによ
って発生させられたライン圧PL を調整してソレノイド
モジュレータ圧PMOD を発生させ、該ソレノイドモジュ
レータ圧PMOD を油路L−21、ストレーナ87及び油
路L−22を介してリニアソレノイドバルブ79に供給
する。
御装置(ECM)81によって制御され、該エンジン制
御装置81は、エンジン回転数NE 、スロットル開度
θ、及びトルクコンバータ50内の油温tm に基づいて
点火信号SG2を発生させ、該点火信号SG2に基づい
てエンジン71を制御する。そのために、前記エンジン
71に図示しないエンジン回転数センサ及びスロットル
開度センサが、前記トルクコンバータ50に油温センサ
83がそれぞれ配設される。
前記変速装置14の入力側回転数N C1を検出する入力回
転数センサ、85は前記変速装置14に配設され、該変
速装置14の出力側回転数である車速vを検出する車速
センサである。また、前記変速装置14の変速開始判断
及び変速終了判断は、前記入力側回転数NC1と出力側回
転数との比(ギヤ比)によって行われる。
24が係合させられた状態で車両を走行させているとき
に、前記変速装置14によって、例えば、3速から4速
の変速を行う場合、変速に伴うエンジン回転数NE の変
化、変速時のトルク変動による振動等によって変速ショ
ックが発生してしまう。そこで、自動変速機制御装置8
0にロックアップ制御手段91が配設され、該ロックア
ップ制御手段91は、3速から4速への変速を行う場合
において、変速中、すなわち、変速開始判断がされてか
ら変速終了判断がされるまでにロックアップクラッチ装
置24を完全に解放し、変速終了判断がされた後にロッ
クアップクラッチ装置24を再び係合させるようになっ
ている。
E の変化、変速時のトルク変動による振動等が、流体に
よるトルク伝動によって吸収されるので、変速ショック
が発生するのを抑制することができる。この場合、前記
オフ圧POFF を徐々に低下させるため、ロックアップリ
レーバルブ77に供給されるソレノイド圧PSLU を徐々
に高くする必要があるが、ロックアップリレーバルブ7
7を切り換えるときのソレノイド圧PSLU にヒステリシ
ス領域が設定されていると、ヒステリシス領域において
ソレノイド圧PSLU を徐々に高くしても、前記オフ圧P
OFF は、徐々に低下されず、ヒステリシス領域を超えた
ときに急に低下してしまう。
は、ロックアップクラッチ装置24を再び係合させる場
合、前記ソレノイド圧PSLU を、一時的にヒステリシス
領域を超える第1の設定圧に上昇させた後、ヒステリシ
ス領域内の第2の設定圧に下降させ、該第2の設定圧か
ら徐々に高くするようにしている。ところが、変速開始
判断がされてから変速終了判断がされるまでの変速時間
が短いと、リニアソレノイドバルブ79、ロックアップ
コントロールバルブ78、ロックアップリレーバルブ7
7等の応答遅れによって変速時間中にロックアップクラ
ッチ装置24を解放させることができなくなり、ロック
アップクラッチ装置24が完全に解放されない状態で前
記ソレノイド圧PSLU が前記第1の設定圧に上昇させら
れることになる。
が係合側に置かれた状態でソレノイド圧PSLU が一時的
に上昇するので、オフ圧POFF が急激にドレーンポート
dから排出され、ロックアップクラッチ装置24に極め
て大きな係合力が発生し、変速ショックが発生してしま
う。そこで、前記自動変速機制御装置80の遅延手段9
3は、前記ソレノイド圧PSLU を前記第1の設定圧に上
昇させるのを遅延させることによって、ロックアップリ
レーバルブ77の切換えを遅延させるようにしている。
ルブ79(図1)によって発生させるソレノイド圧P
SLU の目標値、PONはトルクコンバータ50の係合側油
室RM2に供給されるオン圧、POFF はトルクコンバー
タ50の解放側油圧RM1に供給されるオフ圧である。
図に示すように、前記目標値PS が100〔%〕である
とき、オフ圧POFF が0になり、ロックアップクラッチ
装置24はオン圧PONとオフ圧POFF との差圧ΔPに比
例する係合力を発生させる。
定時間が経過すると、変速開始判断がされ、変速時間中
は前記目標値PS が0〔%〕にされる。続いて、前記遅
延手段93は、変速開始判断がされたときにタイマの計
時を開始し、変速時間が経過して変速終了判断がされた
後において遅延時間T1が経過したときに、ソレノイド
圧PSLU を第1の設定圧にするために目標値PS を第1
設定値x1〔%〕にし、更に時間Δtが経過すると、ソ
レノイド圧PSLU を第2の設定圧にするために目標値P
S を第2設定値x2〔%〕にする。
は、ソレノイド圧PSLU を徐々に高くするために、目標
値PS を徐々に大きくして100〔%〕にする。この場
合、前記オフ圧POFF は、リニアソレノイドバルブ7
9、ロックアップコントロールバルブ78、ロックアッ
プリレーバルブ77等を作動させることによって発生さ
せられるようになっているので、リニアソレノイドバル
ブ79、ロックアップコントロールバルブ78、ロック
アップリレーバルブ77等に応答遅れがあっても、図に
示すように、遅延時間T1が経過する間にオフ圧POFF
を十分に高くすることができ、オン圧PONをその分低く
することができる。したがって、遅延時間T1が経過す
る間にオフ圧POFF をオン圧PONより高くすることがで
きるので、ロックアップクラッチ装置24を完全に解放
することができる。
値PS が第1設定値x1〔%〕にされ、ソレノイド圧P
SLU が第1の設定圧に上昇させられるが、この場合、前
記ロックアップクラッチ装置24は、完全に解放された
状態で係合させられるので、出力トルクが大きく変動す
ることはなく、変速ショックが発生するのを抑制するこ
とができる。
説明する。図7は本発明の第2の実施の形態における自
動変速機のロックアップ制御装置の動作を示すタイムチ
ャートである。図において、PS はリニアソレノイドバ
ルブ79(図1)によって発生させるソレノイド圧P
SLU の目標値、PONはトルクコンバータ50の係合側油
室RM2に供給されるオン圧、POFF はトルクコンバー
タ50の解放側油圧RM1に供給されるオフ圧である。
過して変速終了判断がされたときにタイマの計時を開始
し、タイマの計時により遅延時間T2が経過したときに
目標値PS を第1設定値x1〔%〕にする。したがっ
て、リニアソレノイドバルブ79、ロックアップコント
ロールバルブ78、ロックアップリレーバルブ77等に
応答遅れがあっても、図に示すように、遅延時間T2が
経過する間にオフ圧POFF を十分に高くすることがで
き、オン圧PONをその分低くすることができる。その結
果、遅延時間T2が経過する間にオフ圧POFF をオン圧
PONより高くすることができるので、ロックアップクラ
ッチ装置24を完全に解放することができる。
値PS が第1設定値x1〔%〕にされ、ソレノイド圧P
SLU が第1の設定圧に上昇させられるが、この場合、前
記ロックアップクラッチ装置24は、完全に解放された
状態で係合させられるので、出力トルクが大きく変動す
ることはなく、変速ショックが発生するのを抑制するこ
とができる。
ックアップコントロールバルブ78、リニアソレノイド
バルブ79等の各部材の経時劣化があると、ロックアッ
プクラッチ装置24を解放するのに必要な時間が変化す
るが、変速終了判断がされたときにタイマの計時が開始
されるので、経時劣化による影響をなくすことができ
る。
説明する。図8は本発明の第3の実施の形態における自
動変速機のロックアップ制御装置の動作を示すタイムチ
ャートである。図において、PS はリニアソレノイドバ
ルブ79(図1)によって発生させるソレノイド圧P
SLU の目標値、PONはトルクコンバータ50の係合側油
室RM2に供給されるオン圧、POFF はトルクコンバー
タ50の解放側油圧RM1に供給されるオフ圧である。
変速開始判断がされたときに目標値PS を0〔%〕にす
るとともに、図示しないタイマの計時を開始し、タイマ
の計時により設定時間T3が経過するまでに変速終了判
断がされたかどうかを判断する。そして、設定時間T3
が経過するまでに変速終了判断がされたときは、目標値
PS を第1設定値x1〔%〕(図7)にすることなく、
第2設定値x2〔%〕にする。また、設定時間T3が経
過した後に変速終了判断がされたときは、第2の実施の
形態と同様に、ソレノイド圧PSLU を第1の設定圧にす
るために目標値PS を第1設定値x1〔%〕にし、更に
時間Δtが経過すると、ソレノイド圧P SLU を第2の設
定圧にするために目標値PS を第2設定値x2〔%〕に
する。
9、ロックアップコントロールバルブ78、ロックアッ
プリレーバルブ77等に応答遅れがあって、図に示すよ
うに、設定時間T3が経過するまでに変速終了判断がさ
れたときは、目標値PS が第1設定値x1〔%〕にされ
ないので、出力トルクが大きく変動することはなく、変
速ショックが発生するのを抑制することができる。
説明する。図9は本発明の第4の実施の形態における自
動変速機のロックアップ制御装置の動作を示すタイムチ
ャートである。図において、PS はリニアソレノイドバ
ルブ79(図1)によって発生させるソレノイド圧P
SLU の目標値、PONはトルクコンバータ50の係合側油
室RM2に供給されるオン圧、POFF はトルクコンバー
タ50の解放側油圧RM1に供給されるオフ圧である。
であるとき、オフ圧POFF が0になり、ロックアップク
ラッチ装置24はオン圧PONとオフ圧POFF との差圧Δ
Pに比例する係合力を発生させる。そして、変速出力が
発生させられた後、所定時間が経過すると、変速開始判
断がされ、前記ロックアップ制御手段91は、変速時間
中の目標値PS をx3〔%〕にする。このとき、目標値
PS はロックアップリレーバルブ77が係合側に切り換
わらない範囲で、ロックアップコントロールバルブ78
によってオフ圧POF F のドレーンを最小にし、オン圧P
ONとオフ圧POFF との差圧ΔPを小さくしてロックアッ
プクラッチ装置24を疑似解放状態に置く。これによっ
て、変速に伴うエンジン回転数の変化、変速時のトルク
変動による振動等を、流体によるトルク伝動によって吸
収することができ、変速ショックが発生するのを抑制す
ることができる。
経過すると、前記ロックアップ制御手段91は、ソレノ
イド圧PSLU を徐々に高くするために、目標値PS を徐
々に大きくして100〔%〕にする。したがって、リニ
アソレノイドバルブ79、ロックアップコントロールバ
ルブ78、ロックアップリレーバルブ77等に応答遅れ
があって、図に示すように、変速終了判断がされるまで
にオフ圧POFF を十分に高くすることができなくても、
変速終了判断がされたときに目標値PS が第1設定値x
1〔%〕(図6)にされないので、出力トルクが大きく
変動することはなく、変速ショックが発生するのを抑制
することができる。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
れば、自動変速機のロックアップ制御装置においては、
係合側油室、解放側油室、及び前記係合側油室の油圧と
解放側油室の油圧との差圧に基づいて係脱させられるロ
ックアップクラッチ装置を備えた流体伝動装置と、ヒス
テリシス領域が設定された制御油圧に基づいて、前記係
合側油室及び解放側油室への油圧の給排を係合側と解放
側とで切り換える油圧切換手段と、前記制御油圧を発生
させる制御油圧発生手段と、前記制御油圧を調整し、変
速に伴ってロックアップクラッチ装置を解放し、変速終
了判断がされた後に、前記制御油圧を一時的に前記ヒス
テリシス領域外の設定圧にして油圧切換手段を係合側に
切り換え、ロックアップクラッチ装置を係合させるロッ
クアップ制御手段と、前記油圧切換手段の切換えを遅延
させる遅延手段とを有する。
に伴ってロックアップクラッチ装置を解放し、その後、
前記制御油圧を一時的に前記ヒステリシス領域外の設定
圧にした後、ロックアップクラッチ装置を係合させるの
で、変速に伴うエンジン回転数の変化、変速時のトルク
変動による振動等が、流体によるトルク伝動によって吸
収される。したがって、変速ショックが発生するのを抑
制することができる。
リシス領域外の設定圧にした後、前記ロックアップクラ
ッチ装置は完全に解放された状態で係合させられるの
で、出力トルクが大きく変動することはなく、変速ショ
ックが発生するのを一層抑制することができる。本発明
の他の自動変速機のロックアップ制御装置においては、
さらに、前記遅延手段は、変速終了判断がされてから遅
延時間が経過した後、前記制御油圧を設定圧にする。
段等の各部材の経時劣化によって、ロックアップクラッ
チ装置を解放するのに必要な時間が変化しても、変速終
了判断がされたときに遅延時間の計時が開始されるの
で、経時劣化による影響をなくすことができる。本発明
の更に他の自動変速機のロックアップ制御装置において
は、係合側油室、解放側油室、及び前記係合側油室の油
圧と解放側油室の油圧との差圧に基づいて係脱させられ
るロックアップクラッチ装置を備えた流体伝動装置と、
ヒステリシス領域が設定された制御油圧に基づいて、前
記係合側油室及び解放側油室への油圧の給排を係合側と
解放側とで切り換える油圧切換手段と、前記制御油圧を
発生させる制御油圧発生手段と、前記制御油圧を調整
し、変速に伴ってロックアップクラッチ装置を解放し、
その後、設定時間が経過した後に変速終了判断がされた
ときに、前記油圧切換手段を一時的に係合側に切り換え
てロックアップクラッチ装置を係合させ、設定時間が経
過するまでに変速終了判断がされたときに、前記油圧切
換手段を一時的に係合側に切り換えることなくロックア
ップクラッチ装置を係合させるロックアップ制御手段と
を有する。
終了判断がされると、変速終了判断がされた時点でロッ
クアップクラッチ装置が完全に解放されていないことに
なる。そこで、変速終了判断がされても前記制御油圧を
前記ヒステリシス領域外の設定圧にしないでロックアッ
プクラッチ装置を係合させる。その結果、出力トルクが
大きく変動することはなく、変速ショックが発生するの
を抑制することができる。
プ制御装置においては、係合側油室、解放側油室、及び
前記係合側油室の油圧と解放側油室の油圧との差圧に基
づいて係脱させられるロックアップクラッチ装置を備え
た流体伝動装置と、ヒステリシス領域が設定された制御
油圧に基づいて、前記係合側油室及び解放側油室への油
圧の給排を係合側と解放側とで切り換える油圧切換手段
と、前記制御油圧を発生させる制御油圧発生手段と、前
記制御油圧を調整し、変速に伴ってロックアップクラッ
チ装置を、前記係合側油室の油圧と解放側油室の油圧と
の差圧を小さくすることによって疑似解放状態に置き、
変速終了判断がされた後に係合させるロックアップ制御
手段とを有する。
クアップクラッチ装置は小さな差圧でわずかに係合させ
ただけの疑似解放状態に置かれるので、変速に伴うエン
ジン回転数の変化、変速時のトルク変動による振動等
が、流体によるトルク伝動によって吸収される。したが
って、変速ショックが発生するのを抑制することができ
る。
クアップクラッチ装置が完全に解放されなくても、変速
終了判断がされたときに前記制御油圧は前記ヒステリシ
ス領域外の設定圧にされないので、出力トルクが大きく
変動することはなく、変速ショックが発生するのを一層
抑制することができる。
のロックアップ制御装置の制御ブロック図である。
作を示すタイムチャートである。
の概念図である。
の作動表を示す図である。
概略図である。
のロックアップ制御装置の動作を示すタイムチャートで
ある。
のロックアップ制御装置の動作を示すタイムチャートで
ある。
のロックアップ制御装置の動作を示すタイムチャートで
ある。
のロックアップ制御装置の動作を示すタイムチャートで
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 係合側油室、解放側油室、及び前記係合
側油室の油圧と解放側油室の油圧との差圧に基づいて係
脱させられるロックアップクラッチ装置を備えた流体伝
動装置と、ヒステリシス領域が設定された制御油圧に基
づいて、前記係合側油室及び解放側油室への油圧の給排
を係合側と解放側とで切り換える油圧切換手段と、前記
制御油圧を発生させる制御油圧発生手段と、前記制御油
圧を調整し、変速に伴ってロックアップクラッチ装置を
解放し、変速終了判断がされた後に、前記制御油圧を一
時的に前記ヒステリシス領域外の設定圧にして油圧切換
手段を係合側に切り換え、ロックアップクラッチ装置を
係合させるロックアップ制御手段と、前記油圧切換手段
の切換えを遅延させる遅延手段とを有することを特徴と
する自動変速機のロックアップ制御装置。 - 【請求項2】 前記遅延手段は、変速終了判断がされて
から遅延時間が経過した後、前記制御油圧を設定圧にす
る請求項1に記載の自動変速機のロックアップ制御装
置。 - 【請求項3】 係合側油室、解放側油室、及び前記係合
側油室の油圧と解放側油室の油圧との差圧に基づいて係
脱させられるロックアップクラッチ装置を備えた流体伝
動装置と、ヒステリシス領域が設定された制御油圧に基
づいて、前記係合側油室及び解放側油室への油圧の給排
を係合側と解放側とで切り換える油圧切換手段と、前記
制御油圧を発生させる制御油圧発生手段と、前記制御油
圧を調整し、変速に伴ってロックアップクラッチ装置を
解放し、その後、設定時間が経過した後に変速終了判断
がされたときに、前記油圧切換手段を一時的に係合側に
切り換えてロックアップクラッチ装置を係合させ、設定
時間が経過するまでに変速終了判断がされたときに、前
記油圧切換手段を一時的に係合側に切り換えることなく
ロックアップクラッチ装置を係合させるロックアップ制
御手段とを有することを特徴とする自動変速機のロック
アップ制御装置。 - 【請求項4】 係合側油室、解放側油室、及び前記係合
側油室の油圧と解放側油室の油圧との差圧に基づいて係
脱させられるロックアップクラッチ装置を備えた流体伝
動装置と、ヒステリシス領域が設定された制御油圧に基
づいて、前記係合側油室及び解放側油室への油圧の給排
を係合側と解放側とで切り換える油圧切換手段と、前記
制御油圧を発生させる制御油圧発生手段と、前記制御油
圧を調整し、変速に伴ってロックアップクラッチ装置
を、前記係合側油室の油圧と解放側油室の油圧との差圧
を小さくすることによって疑似解放状態に置き、変速終
了判断がされた後に係合させるロックアップ制御手段と
を有することを特徴とする自動変速機のロックアップ制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08270996A JP3119175B2 (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08270996A JP3119175B2 (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10122353A JPH10122353A (ja) | 1998-05-15 |
JP3119175B2 true JP3119175B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=17493957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08270996A Expired - Fee Related JP3119175B2 (ja) | 1996-10-14 | 1996-10-14 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119175B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6428688B2 (ja) * | 2016-03-22 | 2018-11-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用動力伝達装置の制御装置 |
-
1996
- 1996-10-14 JP JP08270996A patent/JP3119175B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10122353A (ja) | 1998-05-15 |
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