JP3118787B2 - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

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JP3118787B2
JP3118787B2 JP03262778A JP26277891A JP3118787B2 JP 3118787 B2 JP3118787 B2 JP 3118787B2 JP 03262778 A JP03262778 A JP 03262778A JP 26277891 A JP26277891 A JP 26277891A JP 3118787 B2 JP3118787 B2 JP 3118787B2
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valve
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和彦 藤井
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として油圧ショベル
など建設機械,作業車両のパイロット回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、油圧ショベル(図示しない)の
従来技術の油圧回路図である。図において、1は油圧シ
ョベルのフロント部に装着している作業アタッチメン
ト、2は作業アタッチメント1のブーム、3はアーム、
4はバケット、5はブームシリンダ、6はアームシリン
ダ、7はバケットシリンダ、8L及び8Rは左右の走行
モータ、9は旋回モータ、10L及び10Rは走行モー
タ制御用切換弁、11はブームシリンダ制御用パイロッ
ト切換弁、12はアームシリンダ制御用パイロット切換
弁、13はバケットシリンダ制御用パイロット切換弁、
14は旋回モータ制御用パイロット切換弁、15及び1
6はそれぞれ第1及び第2ポンプ、17はパイロットポ
ンプ、18は油タンク、19はブーム用リモコン弁、2
0はアーム用リモコン弁、21はバケット用リモコン
弁、符号イーイ,ローロ,ハーハ,ニーニ,ホーホ,ヘ
ーヘはそれぞれパイロット圧用管路の接続を示す。
【0003】図2に示すように、ブームシリンダ制御用
パイロット切換弁11(以下ブーム弁11という)の左
右のパイロットポート22,23は、それぞれパイロッ
ト圧用管路を介してブーム用リモコン弁19のパイロッ
ト弁24,25に連通している。それでブーム用リモコ
ン弁19の操作レバー26を中立位置よりト方向又はチ
方向に操作すると、パイロットポンプ17からのパイロ
ット圧がパイロット弁24又は25を経て、パイロット
ポート22又は23に作用する。ブーム弁11がリ位置
又はヌ位置方向に切換作動するので、ブームシリンダ5
は縮小又は伸長作動する。すなわち、ブーム下げ動作又
はブーム上げ動作を行うことができる。なおアーム3,
バケット4も、アーム用リモコン弁20,バケット用リ
モコン弁21を操作することにより、ブーム2の場合と
同様に作動させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルにて作業
を行うときには、運転者が不用意に油圧リモコン弁の操
作レバーを急激に大きく傾倒操作することがある。この
急操作を行ったときには、油圧リモコン弁のパイロット
弁から操作レバーの傾倒角度に応じたパイロット二次圧
が導出されるので、それに通じるパイロット切換弁のパ
イロットポートに作用する。従来技術の油圧回路では上
記の場合に、そのパイロット切換弁が急速に切換作動す
るので、そのパイロット切換弁にて制御される油圧アク
チュエータはショックを伴って急作動あるいは急停止を
行う。そのショックは特に急停止の場合に大きくて、運
転操作上都合が悪かった。それで、油圧アクチュエータ
の作動時にショックを伴わない方法が種々勘案されてい
る。たとえば図3は、上記対応方法の一実施例要部油圧
回路図である。図において、図2と同一構成要素を使用
するものに対しては同符号を付す。26はパイロット弁
24とパイロットポート22とを連通するパイロット圧
用の管路、27はパイロット弁25とパイロットポート
23とを連通するパイロット圧用の管路、28は絞り部
である。図3のようにパイロット回路に絞り部28を設
ける方法では、ブーム用リモコン弁19を急操作して
も、急激に作用するパイロット圧が絞り部28で緩和さ
れるので、ブーム2の昇降時における停止シッックは緩
和される。しかしブーム弁11の応答性が悪くなり、操
作上都合が悪かった。本発明は、上記の問題点を解決で
きる油圧回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、パイロット
切換弁の左右のパイロットポートのうち、一方のパイロ
ットポートに接続される管路に絞り部を設け、その絞り
部を並列にパイロット操作チェック弁を配設し、他方の
パイロットポートに作用するパイロット圧信号により上
記パイロット操作チェック弁を開口せしめるように構成
した。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の要部油圧回路図である。
図において、従来技術と同一構成要素を使用するものに
対しては同符号を付す。27’はパイロット弁25とパ
イロットポート23とを連通するパイロット圧用の管
路、29は絞り部(可変絞り部を含む)、30はパイロ
ット操作チェック弁である。次に、本発明の油圧回路の
構成を図1について述べる。ブームシリンダ(5)制御
用パイロット切換弁11(以下ブーム弁11という)の
左右のパイロットポート22,23のうち、一方のたと
えばパイロットポート23に接続される管路27’に絞
り部29を設け、その絞り部29と並列にパイロット操
作チェック弁30を配設し、他方のパイロットポート2
2に作用するパイロット圧信号により上記パイロット操
作チェック弁30を開口せしめるように構成した。
【0007】次に、本発明の油圧回路の作用について述
べる。まず油圧ショベルのブーム上げ動作を行うときに
は、ブーム用リモコン弁19の操作レバー26を中立位
置よりチ位置方向に操作する。パイロットポンプ17か
らのパイロット圧は、パイロット弁25、管路27’、
絞り部29、及び並列に配設されたパイロット操作チェ
ック弁30を押し開いて、パイロットポート23に作用
する。ブーム弁11のスプール(図示しない)が図1で
右方から左方に移動するので、ヌ位置に切換わる。上記
ブーム上げ操作を開始したとき、パイロット弁25から
導出されるパイロット二次圧はパイロット操作チェック
弁30を押し開いてパイロットポート23に作用するの
で、ブーム弁11の応答性は阻害されることなく、良好
である。
【0008】上記ブーム上げ動作を行っている途中に、
ブーム用リモコン弁19の操作レバー26を急激にチ位
置より中立へ急操作する。パイロットポンプ17からの
パイロット圧はパイロット弁25にて遮断され、管路2
7’はパイロット弁25を介して油タンク18に連通す
る。そこでブーム弁11がヌ位置より中立位置に戻るの
であるが、ブーム弁11のスプールが図1で左方から右
方へ移動するとき、パイロット操作チェック弁30が閉
じた状態となるので、パイロットポート23側の内圧が
絞り部29を通じてゆっくりと抜けてゆく。それにより
ブーム弁11の切換作動がゆるやかに行われるので、ブ
ーム上げ動作は急停止を行わない。すなわちブーム2は
スムーズに停止し、問題となる急停止のショックは解消
される。
【0009】次にブーム下げ動作を行うときには、ブー
ム用リモコン弁19の操作レバー26を中立位置よりト
位置方向に操作する。パイロットポンプ17からのパイ
ロット圧は、パイロット弁24、管路26を経て、パイ
ロットポート22に作用する。それと同時に上記パイロ
ット圧の一部は、管路26で分岐し、パイロット管路3
1を通じて、パイロット操作チェック弁30を開口作動
させる。ブーム弁11が中立位置よりリ位置に切換わる
ときブーム弁11のスプールは図1で左方より右方へ移
動するが、パイロット操作チェック弁30が開口状態と
なるので、ブーム弁11のスプールに対して背圧は作用
しない。したがってブーム弁11の応答性は阻害される
ことなく、良好である。
【0010】
【発明の効果】油圧ショベルにて作業を行うときには、
運転者が不用意に油圧リモコン弁の操作レバーを急激に
大きく傾倒操作することがある。この急操作を行ったと
き従来技術の油圧回路では、パイロットポートにパイロ
ット圧を受けたパイロット切換弁が急速に切換作動する
ので、そのパイロット切換弁にて制御される油圧アクチ
ュエータはショックを伴って急作動あるいは急停止を行
う。そのショックは特に急停止の場合に大きくて、運転
操作上都合が悪かった。しかし本発明では、パイロット
切換弁の左右のパイロットポートのうち、一方のパイロ
ットポートに接続される管路に絞り部を設け、その絞り
部と並列にパイロット操作チェック弁を配設し、他方の
パイロットポートに作用するパイロット圧信号により上
記パイロット操作チェック弁を開口せしめるように構成
した。それにより、油圧リモコン弁を中立位置より一方
向へ操作すると、パイロット弁から導出されるパイロッ
ト二次圧がパイロット操作チェック弁を押し開いてパイ
ロット切換弁の一方のパイロットポートに作用するの
で、そのパイロット切換弁の応答性は良好である。そし
て上記操作中の油圧リモコン弁用操作レバーを急激に中
立に急操作する。パイロット切換弁が中立位置に戻ろう
とするときパイロット操作チェック弁が閉じた状態とな
るので、上記一方のパイロットポート側の内圧が絞り部
を通じてゆっくりと抜けてゆく。したがって油圧アクチ
ュエータの切換作動がゆるやかに行われるので、アクチ
ュエータは急停止を行わない。すなわちアクチュエータ
はスムーズに停止し、問題となる急停止のショックは解
消される。なお油圧リモコン弁と中立位置より上記と反
対の他方向へ操作すると、パイロット切換弁の他方のパ
イロットポートに作用するパイロット圧の一部がパイロ
ット操作チェック弁に作用し、そのパイロット操作チェ
ック弁を開口状態とする。パイロット切換弁のスプール
の移動に対して背圧が作用しないので、パイロット切換
弁の応答性は良好である。したがって本発明の油圧回路
を装備した建設機械,作業車両などでは、運転者が不用
意に油圧リモコン弁の操作レバーを急操作たとえば急停
止を行ったときに大きなショックが緩和できるととも
に、そのパイロツト切換弁の応答性を阻害しないので、
建設機械の運転操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部油圧回路図である。
【図2】油圧ショベルの従来技術の油圧回路図である。
【図3】従来技術の問題対応方法の一実施例要部油圧回
路図である。
【符号の説明】
1 作業アタッチメント 11,12,13,14 パイロット切換弁 17 パイロットポンプ 19,20,21 油圧リモコン弁 22,23 パイロットポート 24,25 パイロット弁 26 操作レバー 28,29 絞り部 30 パイロット操作チェック弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械に装備された各種油圧アクチュ
    エータを制御するために、油圧リモコン弁を操作して、
    油圧アクチュエータ制御用パイロット切換弁の所要の左
    右パイロットポートにパイロット圧を作用せしめるよう
    にしたパイロット回路において、パイロット切換弁の左
    右のパイロットポートのうち、一方のパイロットポート
    に接続される管路に絞り部を設け、その絞り部を並列に
    パイロット操作チェック弁を配設し、他方のパイロット
    ポートに作用するパイロット圧信号により上記パイロッ
    ト操作チェック弁を開口せしめるように構成したことを
    特徴とする建設機械の油圧回路。
JP03262778A 1991-09-12 1991-09-12 建設機械の油圧回路 Expired - Lifetime JP3118787B2 (ja)

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JPH0571505A JPH0571505A (ja) 1993-03-23
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