JP3118409B2 - ゴム状重合体およびそれを用いたabs系樹脂 - Google Patents
ゴム状重合体およびそれを用いたabs系樹脂Info
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Description
および成形外観(表面光沢)に優れたABS系樹脂を得
るのに適したゴム状重合体およびそれを用いたABS系
樹脂に関する。
S樹脂は、シアン化ビニル系単量体および芳香族ビニル
系単量体、場合によっては他の共重合可能な単量体、例
えば不飽和カルボン酸エステル系単量体からなる単量体
混合物をゴム状重合体にグラフト重合してなる樹脂であ
り、その高い耐衝撃性、平滑な成形外観、良好な成形性
等の多くの特徴を有することから広く使用されている。
性状、そのマトリクス樹脂中での分散粒子径や粒子径分
布、ゴム状重合体へのグラフト共重合量やグラフト層の
厚み等に依存することは一般的によく知られたことであ
る。とりわけ、ABS樹脂の特徴である優れた耐衝撃性
は、これらの因子により大きく変動する性質であり、優
れた耐衝撃性を有するABS樹脂を得るにはこれら因子
を適切に設定することが重要である。
に供する適正なゴム状重合体に関して種々検討がなされ
ており、これらの知見に基づき開発されたABS樹脂は
広く工業材料として用いられるに至っている。
形状の複雑化のために、ABS系樹脂に対する要求は厳
しくなっており、これら樹脂組成物に対して、耐衝撃
性、流動性、剛性、外観等の諸物性について改善がなさ
れてきている。
ンスを要求されるものがあり、これらに対しては未だ満
足のいく物性が得られていないのが現状である。すなわ
ち、耐衝撃性を改良する目的でゴム状重合体の含有率を
上げると、樹脂の流動性、外観、硬度、弾性率、耐熱性
が低下し、バランスをとるのに限界がでてきている。
況に鑑み、耐衝撃性、流動性および成形外観(表面光
沢)に優れたABS系樹脂を提供することを目的とし
て、鋭意検討を進めた結果、その改良方法の一つとし
て、ゴム状重合体のトルエン可溶分の分子量に着目し、
この分子量がABS系樹脂の耐衝撃性に大きく影響して
いることを見い出し、本発明に到達した。
単量体30〜100重量部と、シアン化ビニル系単量
体、芳香族ビニル系単量体および不飽和カルボン酸エス
テル系単量体よりなる群から選ばれる少なくとも1種の
他の共重合可能な単量体70〜0重量部(合計100重
量部)を重合して得られるゴム状重合体であって、トル
エン可溶分の重量平均分子量が100,000以上、ゲ
ル含有率が40重量%以上、膨潤度が15〜50である
ことを特徴とするゴム状重合体、および該ゴム状重合体
5〜70重量部の存在下に、シアン化ビニル系単量体1
0〜40重量%、芳香族ビニル系単量体60〜90重量
%およびこれらと共重合可能な他のビニル系単量体の少
なくとも1種0〜20重量%(合計100重量%)から
なる単量体混合物95〜30重量部を重合して得られる
グラフト共重合体からなり、該グラフト共重合体におけ
る上記ゴム状重合体の重量平均粒子径が0.15〜0.
40μmであり、グラフト率が15〜100%であるこ
とを特徴とするABS系樹脂、ならびに上記のゴム状重
合体を肥大化した肥大化ゴム状重合体5〜70重量部の
存在下に、シアン化ビニル系単量体10〜40重量%、
芳香族ビニル系単量体60〜90重量%およびこれらと
共重合可能な他のビニル系単量体の少なくとも1種0〜
20重量%(合計100重量%)からなる単量体混合物
95〜30重量部を重合して得られるグラフト共重合体
からなり、該グラフト共重合体における上記肥大化ゴム
状重合体の重量平均粒子径が0.15〜0.40μmで
あり、グラフト率が15〜100%であることを特徴と
するABS系樹脂。
本発明のゴム状重合体を製造するのに用いられる単量体
としては、脂肪族共役ジエン系単量体単独、もしくは該
脂肪族共役ジエン系単量体とシアン化ビニル系単量体、
芳香族ビニル系単量体および不飽和カルボン酸エステル
系単量体よりなる群から選ばれる少なくとも1種の他の
共重合可能な単量体との混合物が挙げられる。
例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、クロロプレン
等が挙げられ、耐衝撃性の面から1,3−ブタジエンの
使用が好ましい。
他の単量体の例としては、例えばアクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等のシアン化ビニル系単量体;スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレン、p−メ
チルスチレン等の芳香族ビニル系単量体;アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等の不飽和カ
ルボン酸エステル等が挙げられる。
共役ジエン系単量体と、共重合可能な他の単量体との使
用割合は、脂肪族共役ジエン系単量体30〜100重量
部に対し、共重合可能な他の単量体70〜0重量部(合
計100重量部)の範囲である。脂肪族共役ジエン系単
量体の使用量が30重量部未満の場合には、得られるA
BS系樹脂の耐衝撃性が低下するようになる。
を用いて溶液重合し、これを乳化剤と水でホモジナイズ
して乳化分散したものや、乳化重合により得られるもの
を用いてもよく、その製造方法は限定されない。ゴム状
重合体の分散粒子径や分子量、ゲル含有率、膨潤度の制
御の容易さ、高性能なABS系樹脂を製造するための自
由度の大きさから、乳化重合が最適である。
の重量平均分子量が100,000以上であることが必
要であり、さらに好ましくは130,000以上である
ことが必要である。トルエン可溶分の重量平均分子量が
100,000未満では得られるABS系樹脂の耐衝撃
性が低下するようになる。
しては、いかなる方法であっても構わないが、重合開始
剤の種類および量、重合温度、メルカプタン類等の連鎖
移動剤の種類および量等を目的に応じて変更することに
より達成できる。
平均分子量とは、乾燥したゴム状重合体0.5gをトル
エン60mlに30℃で48時間浸漬させた後、100
メッシュ金網で不溶分を除去し、トルエン溶液を乾固さ
せた試料をテトラヒドロフランに溶解し(試料濃度2.
4mg/ml)、GPC((株)島津製作所、LC−6
A)のポリスチレン換算により求められる値をいう。
率が40重量%以上、好ましくは60重量%以上であ
り、さらに膨潤度が15〜50、好ましくは20〜40
であることが必要である。ゲル含有率が40重量%未満
では、得られるABS系樹脂の耐衝撃性および光沢が低
下するようになる。さらに膨潤度が15未満では得られ
るABS系樹脂の耐衝撃性が低下し、また、50を越え
る場合には得られるABS系樹脂の曲げ弾性率が低下
し、光沢も悪くなる。
度とは、乾燥したゴム状重合体0.5gをトルエン60
mlに30℃で48時間浸漬させた後、100メッシュ
の金網で濾別し、メッシュ上の不溶分およびそれの乾燥
後の重量を測定し、下記の式(I)および(II)で求め
た値をいう。
0 は乾燥ゴム状重合体の重量、M1は100メッシュの
金網上に残った不溶分の膨潤重量、M2 は不溶分の乾燥
後の重量を表わす。
調整は、公知の方法が利用でき、例えば、ジビニルベン
ゼン、メタクリル酸アリル、エチレングリコールジメタ
クリレート、ジアリルアジペート等の架橋性単量体の使
用、重合温度の調節、開始剤濃度の調節、重合転化率の
調節、メルカプタン類等の連鎖移動剤の使用等によって
行うことができる。
ム状重合体に単量体混合物を重合すること、あるいは上
記ゴム状重合体を下記に示すような方法で肥大化した肥
大化ゴム状重合体に単量体混合物を重合することにより
得られるグラフト共重合体から構成されるが、本発明に
おいては、グラフト共重合体におけるゴム状重合体の重
量平均粒子径が0.15〜0.40μm、好ましくは
0.20〜0.35μmの範囲にあることが重要であ
る。グラフト共重合体における重量平均粒子径が0.1
5μm未満では、得られるABS系樹脂の耐衝撃性、成
形性(流動性)が劣り、一方、0.40μmを越える場
合には、成形性は良好となるが、耐衝撃性および成形外
観(表面光沢)が悪くなる。
は特に制限はなく、分散粒子径の異なるゴム状重合体を
2種以上併用してもよい。
って行うことも可能であるが、次の方法、例えば、ゴム
状重合体の重合中のアグロメーションによる肥大化、
0.1μm以下の比較的小さなゴム状重合体を予め製造
し、これを酸や塩、撹拌等による剪断応力によって肥大
化する方法、酸基を含有する共重合体ラテックスをゴム
状重合体ラテックスに添加する方法等が利用できる。
共重合体は、公知のグラフト重合によって製造すること
が可能である。グラフト重合の方法としては、乳化重
合、懸濁重合、溶液重合、塊状重合、あるいはこれら二
種以上の組み合わせが使用できるが、ゴム状重合体が乳
化重合で容易に製造されることから、乳化重合が最適で
ある。例えば、乳化重合で得られた前記ゴム状重合体に
単量体混合物を添加し、公知の方法でグラフト重合され
る。
は、シアン化ビニル系単量体10〜40重量%、芳香族
ビニル系単量体60〜90重量%およびこれらと共重合
可能な少なくとも1種の他のビニル系単量体0〜20重
量%からなる単量体混合物(合計100重量%)であ
る。
系単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、シアン化ビニリデン等が使用できるが、ABS系
樹脂の原料としてはアクリロニトリルが好適である。
フト重合される単量体混合物中、10〜40重量%、好
ましくは15〜35重量%である。10重量%未満では
得られるABS系樹脂の耐衝撃性が低く、また40重量
%を越える場合には得られるABS系樹脂の流動性が低
下する。
単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン等のビニルトルエン類、p−ク
ロルスチレン等のハロゲン化スチレン類、p−t−ブチ
ルスチレン、ジメチルスチレン、ビニルナフタレン類等
が使用でき、ABS系樹脂の原料としてはスチレンまた
はα−メチルスチレンが好ましい。これら、芳香族ビニ
ル系単量体は、1種でまたは2種以上を併用することが
できる。
トされる単量体混合物中、60〜90重量%、好ましく
は65〜85重量%である。60重量%未満では樹脂の
流動性が低下し、また、90重量%を越えると樹脂の耐
衝撃性が低下する。
のビニル系単量体としては、不飽和カルボン酸エステル
系単量体、不飽和ジカルボン酸無水物および不飽和ジカ
ルボン酸イミド化合物等が挙げられ、これらは1種で、
または2種以上を併用して使用することができる。
カルボン酸エステル系単量体としては、例えば、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘ
キシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等が
挙げられる。これらの不飽和カルボン酸エステル系単量
体は、1種で、または2種以上を併用することができ
る。
不飽和ジカルボン酸無水物としては、例えば無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等が挙げられ
る。好ましくは無水マレイン酸である。
る不飽和ジカルボン酸のイミド化合物としては、例え
ば、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−ブチルマ
レイミド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシ
ルマレイミド等が挙げられる。好ましくはN−フェニル
マレイミドである。
は、グラフト重合に用いられる単量体混合物中、0〜2
0重量%の範囲であり、その使用量が20重量%を越え
ると樹脂の耐衝撃性が低下する。
じてグリシジルメタクリレート、メタクリル酸、アクリ
ル酸、メタクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート
等の他の単量体を20重量%以下、好ましくは15重量
%以下の量を単量体混合物中に併用することも可能であ
る。
物の割合は、ゴム状重合体5〜70重量部に対して、単
量体混合物95〜30重量部、好ましくはゴム状重合体
10〜70重量部に対して、単量体混合物90〜30重
量部(合計100重量部)の範囲である。ゴム状重合体
の量が5重量部未満では得られるABS系樹脂の耐衝撃
性が低下するようになり、また、70重量部を越える場
合にはゴム状重合体へのグラフト率が低くなり、得られ
るABS系樹脂中へのゴム状重合体の量を多くしても耐
衝撃性および光沢が低下するようになる。
合させる場合、単量体混合物を一度に加えても、また分
割添加や連続的に滴下してもよく、特にその添加方法に
は制限はない。
知の乳化剤、触媒および開始剤が使用され、その種類や
添加量、添加方法については特に限定されない。
は、通常のラテックスからのポリマー回収方法である酸
または塩による凝固、乾燥工程により粉末状の固体とし
て回収される。
ト率は15〜100%の範囲にあることが重要であり、
好ましくは20〜80%である。グラフト率が15%未
満では得られるABS系樹脂の耐衝撃性および外観が悪
くなり、一方、グラフト率が100%を越えると得られ
るABS系樹脂の流動性が低下する。
た粉末状のグラフト共重合体2.5gをアセトン60m
lに入れ、55℃で3時間加熱した後、不溶分を遠心分
離機で分離し、これを乾燥して不溶分の重量を測定し、
下記の式(III) で求めた値をいう。
共重合体中のゴム状重合体の重量、S2 はアセトン不溶
分の重量を表わす。
は、ABS系樹脂として、もちろん単独でも使用するこ
とができるが、目的に応じて他の熱可塑性樹脂と配合し
て使用することも可能である。他の熱可塑性樹脂として
は、例えば、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレ
ン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、アク
リロニトリル−スチレン−マレイミド系化合物三元共重
合体、アクリロニトリル−α−メチルスチレン共重合
体、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ
カーボネート、ポリエチレンテレフタレートやポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミド等が
挙げられる。
合割合は、特に限定されないが、ABS系樹脂5〜10
0重量部に対し、熱可塑性樹脂95〜0重量部(合計1
00重量部)の範囲であり、熱可塑性樹脂の配合量が9
5重量部を越えると樹脂組成物中のゴム状重合体の含有
量が少なくなり、得られる樹脂の耐衝撃性が低下する。
される各種安定剤や可塑剤、滑剤、金属石鹸、帯電防止
剤等を添加することができ、これらの混合にはヘンシェ
ルミキサーやバンバリーミキサー、押出機、加熱ロール
等の装置が用いられ、また、さらに射出成形や押出成形
等様々な成形方法で有用な成形品を得ることができる。
らに具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない
限り、以下の例に限定されるものではない。なお、以下
の例中の%および部数は明記しない限りは重量部基準と
する。また、以下の実施例および比較例中での、各種物
性の測定は以下の方法により測定した。
256に準拠して測定した。
210に従い、温度200℃、荷重5kgの条件で測定
し、10分間あたりの流出量をg数で表示した。
準拠して測定した。
拠して測定した。
ン水(以後、単に水と略称する。)2300部、ロジン
酸カリウム16.0部、オレイン酸カリウム16.0
部、水酸化ナトリウム1.0部、芒硝8.0部およびt
−ドデシルメルカプタン4.8部を仕込み、窒素置換し
た後、1,3−ブタジエン2000部を仕込み、60℃
に昇温した。次いで、過硫酸カリウム4.8部を水10
0部に溶解した水溶液を圧入して重合を開始した。重合
中、重合温度を65℃にコントロールして、12時間重
合させた後内圧が4.5kg/cm2 (ゲージ圧)とな
った時点で未反応のブタジエンを回収した。その後内温
を80℃にして1時間保持しゴム状重合体ラテックス
(A−1)を得た。重量平均粒子径は0.08μm、固
形分は41.0%、重合転化率は81.2%であった。
また、トルエン可溶分の重量平均分子量は157,00
0、ゲル含有率は75%、膨潤度は41であった。
1)の製造 5リットルのガラス製反応器に、水3000部、オレイ
ン酸カリウム30部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム15部およびナトリウムホルムアルデヒド・スルホ
キシレート4.5部を仕込み、60℃に昇温し、その時
点から、アクリル酸n−ブチル1275部、メタクリル
酸225部およびクメンハイドロパーオキシド6.0部
からなる混合物を120分かけて連続的に滴下した後、
さらに2時間熟成を行い、重合転化率が98%で、重量
平均粒子径が0.08μmの酸基含有共重合体ラテック
ス(B−1)を得た。
の製造 5リットルのガラス製反応器に、上記のゴム状重合体ラ
テックス(A−1)2489部(ゴム状重合体として1
000部)を入れ、次いで、撹拌下で上記の酸基含有共
重合体ラテックス(B−1)61部(固形分として20
部)を添加した後、引続き30分間撹拌し、重量平均粒
子径が0.28μm、固形分が40.7%の肥大化され
たゴム状重合体ラテックス(A−2)を得た。
ゴム状重合体ラテックス(A−2)2500部(ゴム状
重合体として1000部)、デキストローズ6.0部、
ピロリン酸ナトリウム1.0部および硫酸第一鉄七水塩
0.1部を仕込み、窒素置換した後60℃に昇温し、ア
クリロニトリル300部、スチレン700部、t−ドデ
シルメルカプタン12.0部およびクメンハイドロパー
オキシド3.0部からなる単量体混合物を200分かけ
て滴下し、その間、内温が65℃になる様にコントロー
ルした。
1.2部を添加し、さらに70℃で1時間保持し、老化
防止剤(川口化学工業(株)製、アンテージW−40
0)10部を添加した後、冷却した。このグラフト共重
合体ラテックス(C−1)を5%硫酸水溶液で凝固し、
洗浄、乾燥して乳白色粉末のグラフト共重合体(C−
1)1930部を得た。重合転化率は97%で、グラフ
ト率は46%であった。
37部と、AS樹脂(アクリロニトリル(AN)−スチ
レン(ST)共重合体、AN/ST重量比=30/7
0、メルトフローレート3.6g/10分)63部とを
200℃にて二軸押出機を用いて配合し、ペレットとし
た後、射出成形にて各試験片を作成して、物性を評価し
た。得られた結果を表1に示す。
00部、オレイン酸カリウム40部、炭酸水素ナトリウ
ム8.0部およびナトリウムホルムアルデヒド・スルホ
キシレート(ロンガリット)3.2部を仕込み、窒素置
換した後、1,3−ブタジエン1440部、スチレン1
60部、t−ドデシルメルカプタン2.4部およびジイ
ソプロピルベンゼンハイドロパーオキシド3.2部を仕
込んだ。次いで、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム
0.072部および硫酸第一鉄七水塩0.025部を水
100部に溶解した水溶液を内温5℃で添加して、重合
を開始した。18時間重合させた後反応器内の圧力が
0.5kg/cm2 以下(ゲージ圧)になった時点で、
未反応のブタジエンを除去し、ゴム状重合体ラテックス
(A−3)を得た。重量平均粒子径は0.07μm、固
形分は39.2%、重合転化率は94.6%であった。
また、トルエン可溶分の重量平均分子量は593,00
0、ゲル含有率は82%、膨潤度は28であった。
の製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体ラテックス(A−
2)の製造において、使用するゴム状重合体ラテックス
(A−1)を上記のゴム状重合体ラテックス(A−3)
に変更した他は実施例1(3)と同様にして、重量平均
粒子径が0.27μm、固形分が39.0%である肥大
化されたゴム状重合体ラテックス(A−4)を得た。
製造において、使用するゴム状重合体ラテックス(A−
2)を上記のゴム状重合体ラテックス(A−4)に変更
した他は実施例1(4)と同様にして、グラフト共重合
体(C−2)を得た。重合転化率は96%で、グラフト
率は48%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
00部、水酸化ナトリウム0.2部、高級脂肪酸ナトリ
ウム40部、デキストローズ4.0部および無水硫酸ナ
トリウム4.0部を仕込み、窒素置換した後、1,3−
ブタジエン2000部、t−ドデシルメルカプタン2.
0部およびジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキシ
ド4.0部からなる単量体混合物のうち、まずそれの6
70部を仕込んだ後昇温し、内温35℃でピロリン酸ナ
トリウム6.0部および硫酸第一鉄七水塩0.04部を
水100部に溶解した水溶液を圧入し、重合を開始し
た。反応を開始して1時間後から、残りの単量体混合物
1336部を約6時間かけて滴下し、その間反応器の内
温を40℃にコントロールした。16時間重合させた
後、内圧が0.5kg/cm2 (ゲージ圧)以下になっ
たところで、未反応のブタジエンを除去し、ゴム状重合
体ラテックス(A−5)を得た。重量平均粒子径は0.
10μm、固形分は33.5%、重合転化率は98.6
%であった。また、トルエン可溶分の重量平均分子量は
272,000、ゲル含有率は92%、膨潤度は19で
あった。
の製造 5リットルのガラス製反応器に、上記のゴム状重合体ラ
テックス(A−5)3100部(ゴム状重合体として1
000部)およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム3.0g部を仕込み、これに5%リン酸水溶液800
部を3分かけて滴下し、滴下終了後すぐに10%水酸化
ナトリウム水溶液200部を添加し、固形分が26.4
%、重量平均粒子径が0.26μmである肥大化された
ゴム状重合体ラテックス(A−6)を得た。
製造において、使用するゴム状重合体ラテックス(A−
2)を上記のゴム状重合体ラテックス(A−6)に変更
した他は実施例1(4)と同様にして、グラフト共重合
体(C−3)を得た。重合転化率は95%で、グラフト
率は42%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
5)の製造において、1,3−ブタジエンの使用量20
00部を、1,3−ブタジエン1000部とアクリル酸
n−ブチル1000部とに変更した他は実施例3(1)
と同様にして重合を行い(ただし、重合時間は14時
間)ゴム状重合体ラテックス(A−7)を得た。重量平
均粒子径は0.08μm、固形分は33.1%、重合転
化率は96.9%であった。また、トルエン可溶分の重
量平均分子量は298,000、ゲル含有率は92%、
膨潤度は19であった。
の製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体ラテックス(A−
2)の製造において用いるゴム状重合体ラテックス(A
−1)2489部を、上記のゴム状重合体ラテックス
(A−7)3050部に変更した他は実施例1(3)と
同様にして固形分が33.0%、重量平均粒子径が0.
27μmである肥大化されたゴム状重合体ラテックス
(A−8)を得た。
製造において、使用するゴム状重合体ラテックス(C−
2)を上記のゴム状重合体ラテックス(A−8)に変更
した他は実施例1(4)と同様にして、グラフト共重合
体(C−4)を得た。重合転化率は98%で、グラフト
率は39%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
ン酸カリウム25部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム38部およびナトリウムホルムアルデヒド・スルホ
キシレート4.5部を仕込み、60℃に昇温し、その時
点から、アクリル酸n−ブチル1328部、メタクリル
酸173部およびクメンハイドロパーオキシド8.0部
からなる混合物を120分かけて連続的に滴下した後、
さらに2時間熟成を行い、重合転化率が99%で、重量
平均粒子径が0.05μmである酸基含有共重合体ラテ
ックス(B−2)を得た。
3)の製造 5リットルのガラス製反応器に、水3000部、オレイ
ン酸カリウム35部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム38部およびナトリウムホルムアルデヒド・スルホ
キシレート4.5部を仕込み、60℃に昇温し、その時
点から、アクリル酸n−ブチル1260部、メタクリル
酸240部およびクメンハイドロパーオキシド8.0部
からなる混合物を120分かけて連続的に滴下した後、
さらに2時間熟成を行い、重合転化率が98%で、重量
平均粒子径が0.10μmである酸基含有共重合体ラテ
ックス(B−3)を得た。
の製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体ラテックス(A−
2)の製造において、酸基含有共重合体ラテックス(B
−1)の使用量61部を上記の酸基含有共重合体ラテッ
クス(B−2)40.6部と上記の酸基含有共重合体ラ
テックス(B−3)20.4部とに変更した他は実施例
1(3)と同様にして、固形分が40%、重量平均粒子
径が0.35μmと0.21μm二分散物からなる肥大
化されたゴム状重合体ラテックス(A−9)を得た。
製造において、使用するゴム状重合体ラテックス(A−
2)を上記のゴム状重合体ラテックス(A−9)に変更
した他は実施例1(4)と同様にして、グラフト共重合
体(C−5)を得た。重合転化率は98%で、グラフト
率は48%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
00部、ロジン酸カリウム40部、水酸化カリウム2.
0部、芒硝6.0部、t−ドデシルメルカプタン4.0
部、過硫酸カリウム6.0部および1,3−ブタジエン
2000部を仕込み、50℃で重合を開始した。さらに
重合転化率に応じて反応温度を上げ、最終的には70℃
で、75時間重合を行い、未反応のブタジエンを除去し
てゴム状重合体ラテックス(A−10)を得た。固形分
は37.5%、重合転化率は87.9%、重量平均粒子
径は0.28μmであった。またトルエン可溶分の分子
量は218,000、ゲル含有率は82%、膨潤度は2
3であった。
製造において、使用するゴム状重合体ラテックス(A−
2)を上記のゴム状重合体ラテックス(A−10)に変
更した他は実施例1(4)と同様にして、グラフト共重
合体(C−6)を得た。重合転化率は97%で、グラフ
ト率は41%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
1)の製造において、t−ドデシルメルカプタン量を
4.8部から9.6部に変更した他は実施例1(1)と
同様にして重合を行い(ただし、重合時間は14時
間)、ゴム状重合体ラテックス(A−11)を得た。重
量平均粒子径は0.08μm、固形分は40.7%、重
合転化率は80.3であった。またトルエン可溶分の分
子量は87,000、ゲル含有率は70%、膨潤度は4
1であった。
2)の製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体ラテックス(A−
2)の製造において、ゴム状重合体ラテックス(A−
1)を上記のゴム状重合体ラテックス(A−11)に変
更した他は実施例1(3)と同様にして固形分が40.
5%、重量平均粒子径が0.29μmである肥大化され
たゴム状重合体ラテックス(A−12)を得た。
製造において、ゴム状重合体ラテックス(A−2)を上
記のゴム状重合体ラテックス(A−12)に変更した他
は実施例1(4)と同様にして、グラフト共重合体(C
−7)を得た。重合転化率は96%で、グラフト率は4
5%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表2に示す。
1)の製造において、重合終了時間を10時間にした他
は実施例1(1)と同様にして重合を行い、ゴム状重合
体ラテックス(A−13)を得た。固形分は35.5
%、重合転化率は63.9%、重量平均粒子径は0.0
7μmであった。また、トルエン可溶分の重量平均分子
量は159,000、ゲル含有率は35%、膨潤度は6
4であった。
4)の製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体ラテックス(A−
2)の製造において、ゴム状重合体ラテックス(A−
1)を上記のゴム状重合体ラテックス(A−13)に変
更した他は実施例1(3)と同様にして重合を行い、固
形分が63.7%、重量平均粒子径が0.29μmであ
る肥大化されたゴム状重合体ラテックス(A−14)を
得た。
製造において、ゴム状重合体ラテックス(A−2)を上
記のゴム状重合体ラテックス(A−14)に変更した他
は実施例1(4)と同様にして、グラフト共重合体(C
−8)を得た。重合転化率は97%で、グラフト率は4
7%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表2に示す。
1)の製造において、1,3−ブタジエンの使用量を2
000部から1600部に変更し、重合終了時間を18
時間とした他は実施例1(1)と同様にして重合を行
い、ゴム状重合体ラテックス(A−15)を得た。固形
分は40.1%、重合転化率は98.3%、重量平均粒
子径は0.08μmであった。また、トルエン可溶分の
重量平均分子量は159,000、ゲル含有率は94
%、膨潤度は12であった。
6)の製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体ラテックス(A−
2)の製造において、ゴム状重合体ラテックス(A−
1)を上記のゴム状重合体ラテックス(A−15)に変
更した他は実施例1(3)と同様にして、固形分が3
9.9%、重量平均粒子径が0.29μmである肥大化
されたゴム状重合体ラテックス(A−16)を得た。
製造において、ゴム状重合体ラテックス(A−2)を上
記のゴム状重合体ラテックス(A−16)に変更した他
は実施例1(4)と同様にして、グラフト共重合体(C
−9)を得た。重合転化率は97%で、グラフト率は4
1%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表2に示す。
1)の製造において、t−ドデシルメルカプタンの使用
量を無添加に変更した他は実施例1(1)と同様にして
重合を行い(重合時間12時間)、ゴム状重合体ラテッ
クス(A−17)を得た。重量平均粒子径は0.07μ
m、固形分は41.0%、重合転化率は81.3%であ
った。また、トルエン可溶分の重量平均分子量は12
3,000、ゲル含有率は98%、膨潤度は10であっ
た。
8)の製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体ラテックス(A−
2)の製造において、ゴム状重合体ラテックス(A−
1)を上記のゴム状重合体ラテックス(A−17)に変
更した他は実施例1(3)と同様にして、固形分が4
0.8%、重量平均粒子径が0.25μmである肥大化
されたゴム状重合体ラテックス(A−18)を得た。
造 実施例1(4)に記載のグラフト共重合体(C−1)の
製造において、ゴム状重合体ラテックス(A−2)を上
記のゴム状重合体ラテックス(A−18)に変更した他
は実施例1(4)と同様にして、グラフト共重合体(C
−10)を得た。重合転化率は96%で、グラフト率は
38%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表2に示す。
製造において、ゴム状重合体ラテックス(A−2)を上
記のゴム状重合体ラテックス(A−1)に変更した他は
実施例1(4)と同様にして、グラフト共重合体(C−
11)を得た。重合転化率は98%で、グラフト率は5
4%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表2に示す。
ン酸カリウム33部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム32部およびナトリウムホルムアルデヒド・スルホ
キシレート4.5部を仕込み、60℃に昇温し、その時
点から、アクリル酸n−ブチル1150部、メタクリル
酸350部およびクメンハイドロパーオキシド6.0部
からなる混合物を120分かけて連続的に滴下した後、
さらに2時間熟成を行い、重合転化率が98%で、重量
平均粒子径が0.15μmである酸基含有共重合体ラテ
ックス(B−4)を得た。
9)の製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体ラテックス(A−
2)の製造において、使用する酸基含有重合ラテックス
(B−1)を上記の酸基含有共重合体ラテックス(B−
4)に変更した他は実施例1(3)と同様に行い、固形
分が40.7%、重量平均粒子径が0.52μmである
肥大化されたゴム状重合体ラテックス(A−19)を得
た。
造 実施例1(4)に記載のグラフト共重合体(C−1)の
製造において、ゴム状重合体ラテックス(A−2)を上
記のゴム状重合体ラテックス(A−19)に変更した他
は実施例1(4)と同様にして、グラフト共重合体(C
−12)を得た。重合転化率は96%で、グラフト率は
37%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表2に示す。
(C−7)50部と、実施例1のAS樹脂50部とを実
施例1と同様に押出機を用いて配合し、ペレットとした
後、射出成形機にて各試験片を作成して物性を評価し
た。その結果を表2に示す。
うに、本発明で規定する諸構成要件を充足しないABS
系樹脂はいずれかの特性、特に成形品の耐衝撃性におい
て劣る。これに対し、本発明によるABS系樹脂は、特
に成形品の耐衝撃性、表面光沢および流動性においてバ
ランスがとれて優れていることが判る。
形、押出成形などの成形方法により種々の形状の成形品
とすることができ、耐衝撃性、流動性および成形外観
(表面光沢)がともに優れているので、電気、電子部
品、自動車、家庭用品、その他工業用材料として有用で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 脂肪族共役ジエン系単量体30〜100
重量部と、シアン化ビニル系単量体、芳香族ビニル系単
量体および不飽和カルボン酸エステル系単量体よりなる
群から選ばれる少なくとも1種の他の共重合可能な単量
体70〜0重量部(合計100重量部)を重合して得ら
れるゴム状重合体であって、トルエン可溶分の重量平均
分子量が100,000以上、ゲル含有率が40重量%
以上、膨潤度が15〜50であることを特徴とするゴム
状重合体。 - 【請求項2】 請求項1記載のゴム状重合体5〜70重
量部の存在下に、シアン化ビニル系単量体10〜40重
量%、芳香族ビニル系単量体60〜90重量%およびこ
れらと共重合可能な他のビニル系単量体の少なくとも1
種0〜20重量%(合計100重量%)からなる単量体
混合物95〜30重量部を重合して得られるグラフト共
重合体からなり、該グラフト共重合体における上記ゴム
状重合体の重量平均粒子径が0.15〜0.40μmで
あり、グラフト率が15〜100%であることを特徴と
するABS系樹脂。 - 【請求項3】 請求項1記載のゴム状重合体を肥大化し
た肥大化ゴム状重合体5〜70重量部の存在下に、シア
ン化ビニル系単量体10〜40重量%、芳香族ビニル系
単量体60〜90重量%およびこれらと共重合可能な他
のビニル系単量体の少なくとも1種0〜20重量%(合
計100重量%)からなる単量体混合物95〜30重量
部を重合して得られるグラフト共重合体からなり、該グ
ラフト共重合体における上記肥大化ゴム状重合体の重量
平均粒子径が0.15〜0.40μmであり、グラフト
率が15〜100%であることを特徴とするABS系樹
脂。
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