JP3117881B2 - 挿入形検出器 - Google Patents

挿入形検出器

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JP3117881B2 JP06230029A JP23002994A JP3117881B2 JP 3117881 B2 JP3117881 B2 JP 3117881B2 JP 06230029 A JP06230029 A JP 06230029A JP 23002994 A JP23002994 A JP 23002994A JP 3117881 B2 JP3117881 B2 JP 3117881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工業用の電子式温湿
度計等の挿入形検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空調ダクト、百葉箱等内の温度や湿度を
測定する場合、この種の挿入形検出器が用いられてい
る。図6は、実開昭58−14119号公報に示された
挿入形検出器の使用例を示す。図において、1は挿入形
検出器であり、この挿入形検出器1は検出器本体(ケー
シング内に電子回路等を組み込んだもの)2に保護管3
を突設し、保護管3の先端部3a内にセンサ(図示略)
を収容した構造をなしている。また、5はダクトの壁面
を構成するパネル、5aはパネルに形成された挿入孔、
6はダクトの内部の測定対象空間、7はダクトの外部環
境、10は挿入形検出器1を固定するためのブラケット
である。ブラケット10はフランジ11とボス部12を
有し、フランジ11とボス部12の中心に、挿入形検出
器1の保護管3を挿入するための貫通孔13があいてい
る。また、ボス部12に設けたネジ孔14に止めネジ1
5をねじ込むことにより、止めネジ15の先端で保護管
3を押圧して固定するようになっている。ブラケット1
0は、フランジ11をネジ止めすることでパネル5の外
面に固定されており、挿入形検出器1は、保護管3がブ
ラケット10の貫通孔13およびパネル5の挿入孔5a
を通してダクト内の測定対象空間6内に挿入され、その
状態で止めネジ15によって押さえ付けられることによ
り、パネル5に固定されている。
【0003】このように測定対象空間6内に挿入されて
用いられる挿入形検出器1では、保護管3の先端部3a
に検出手段としてのセンサが内蔵され、そのセンサでダ
クト内を流れる気流の温度や湿度を測定している。この
ため、センサを気流によって運ばれてくるダストや水滴
から保護するように、通常、その周囲に保護フィルタが
配されている。そのため、保護フィルタに要求される性
能は、空気の透過性が大きく、ダストや水滴の透過性が
小さいことである。
【0004】従来、この種の保護フィルタを取付けた例
として、図7,図8に示すものが知られている。図7
は、縦断面図,図8は図7のA−A線に沿う横断面図で
ある。図において、30は保護管の先端部であり、この
保護管の先端部30の周壁には通気窓32があいてい
る。保護管30の内部には、保護フィルタとして、テフ
ロン(四ふっ化エチレン樹脂 polytetoro
fluoro ethylene)シート34が円筒状
に丸められて挿入されている。このテフロンシート34
は補強材がラミネートされたものであり、円筒状に丸め
られた上で、その合わせ目が溶着されると共に、保護管
30の内周面に密着させて適当な位置で溶着固定されて
いる。また、保護管30の先端開口を塞ぐ封止栓36に
よって、テフロンシート34の先端縁全周が挟まれ、そ
れにより先端部が封止された状態で保護管3に固定され
ている。
【0005】ここで使用されているテフロンシートは、
撥水性を具えると共にφ0.1〜3μ程度の微細孔を多
数具えており、その厚み方向に空気は透過するが水滴や
ダストは透過しにくいというフィルタ性能を具えたもの
である。
【0006】また、図9は保護フィルタの更に他の取付
け例を示す。この例では、黄銅やステンレス等の金属の
粉末焼結体により円筒キャップ状の保護フィルタ42が
形成されており、保護フィルタ42自体が保護管30の
一部として先端部に装着されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テフロンシ
ートのフィルタ性能は微細孔の分布状態によって決ま
り、この分布状態はその厚さによって決まってしまうの
で、最適なフィルタ性能を得ようとすると、きわめて薄
い(50μ程度)シートを使わざるを得ない。図7に示
した従来の保護フィルタ34は、そのため、補強材をラ
ミネートして強度アップを図っているが、ラミネート
(100μ程度)した補強材の性能によりフィルタ性能
が左右されてしまう。また、テフロンシート層のこすれ
等に対しては全く強度アップがはかれず、結果的に十分
な強度を得られず自己形状保持ができず設計の自由度が
低かった。また、合わせ目を溶着する上、保護フィルタ
の先端部を封止栓で挟んで固定するので、製作が面倒
で、テフロンシートの交換が難しいという問題があっ
た。
【0008】さらに、図8においてテフロンシート34
はそれ自体で形状を保持できないため、構造のスリット
との間を密着させる必要がある。表面に付着した水滴が
気流によって隅部Bに吹き寄せられて多量の液溜りが発
生し、気流の風圧によってテフロンシート34を透過し
て徐々に内部へ侵入してしまうという問題点がある。さ
らにまた、気流との摩擦によってテフロンがこすれて磨
耗し、ダストが吸着されやすくなってフィルタ寿命が短
くなるという問題点もある。
【0009】また、図9に示した他の従来の保護フィル
タ42は、黄銅またはステンレス等の金属の粉末焼結体
により構成されていたので、重量が大きく保護管の先端
に装着すると保護管全体が振動しやすくなって機械的強
度に問題が生じる上、熱容量が大きいため、温度変化に
より通過した水蒸気が内部で結露して機能を損なう可能
性があった。また、黄銅はさびの発生があるステンレス
はコストが黄銅の2〜3倍する。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、軽量で熱容量が小さく、十分な
通気性、防滴性、強度を確保することができ、しかも保
護フィルタの交換性に優れ、組付容易な挿入形検出器を
得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る挿
入形検出器は、円筒キャップ状に形成された多孔質樹脂
成形体よりなる保護フィルタを備えたものである。
【0012】請求項2の発明に係る挿入形検出器は、多
孔質樹脂の粉末焼結体よりなる保護フィルタを備えたも
のである。
【0013】請求項3の発明に係る挿入形検出器は、多
孔質樹脂成形体の微細孔径が2〜20μmに設定され、
厚さが0.5mm以上に設定された保護フィルタを備え
たものである。
【0014】請求項4の発明に係る挿入形検出器は、保
護管の先端部内に、該先端部の周壁内面との間に隙間を
もって挿入された保護フィルタを備えたものである。
【0015】請求項5の発明に係る挿入形検出器は、多
孔質樹脂成形体の材料中に炭素が混入された保護フィル
タを備えたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明の挿入形検出器が備えた保護フ
ィルタは、多孔質樹脂成形体よりなるので、軽量で熱容
量が小さい上、その微細孔径の調整により、十分な通気
性を確保することができる。また、一端が塞がれた円筒
キャップ状をなしているから使用性が良く、しかも強度
が高い。特に成形時に厚さ調整が可能であるから、高風
速に十分耐える強度を持たせることができる。円筒キャ
ップ状に形成されているから、保護管の先端部に挿入す
るだけで、装着を完了することができ、簡単に交換でき
る。
【0017】請求項2の発明の挿入形検出器が備えた保
護フィルタは、多孔質樹脂成形体の粉末焼結体よりなる
ので、防滴性、通気性を維持しつつ強度を得ることがで
きる。
【0018】請求項3の発明の挿入形検出器が備えた保
護フィルタは、微細孔径が2〜20μmの多孔質樹脂成
形体よりなるので、挿入形検出器のフィルタとして最適
な通気性と防滴性を維持しつつ高風速に対する強度も有
する。
【0019】請求項4の発明の挿入形検出器が備えた保
護フィルタは、保護管の先端部内に隙間をもって挿入さ
れているので、保護フィルタの外周部に水滴が凝縮して
も、テフロンの特性である撥水性を生かせ、水は球状に
なり表面をころがってとんでいく。その水滴が隙間を通
って流れる。
【0020】請求項5の発明の挿入形検出器が備えた保
護フィルタは、炭素の混入された材料により構成されて
いるので、帯電を防止することで、ほこりの付着を防止
でき、フィルター通気性を維持できる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1は実施例の保護フィルタを装着した挿入
形検出器の保護管の先端部の構造を示す分解図、図2は
挿入形検出器の全体構成を示す外観図、図3は保護管の
先端部の内部構造を示す断面図である。
【0022】この挿入形検出器50は、図2に示すよう
に、検出器本体51と、検出器本体51に突設された保
護管52とを有する。保護管52は、図1に示すよう
に、基端管52Aと、その先端部にネジ52a、53a
により着脱可能に連結された保護キャップ53(保護管
の先端部)とからなる。保護キャップ53の周壁には、
縦長のスロット状の通気窓53bが周方向に間隔をおい
て複数あいており、端面は端壁53cにより塞がれてい
る。
【0023】保護キャップ53の内部には図3(a)に
示すように、センサ基板60が収容されており、センサ
基板60には湿度センサ61、温度センサ62、温度補
正用抵抗63等が取付けられている。このセンサ基板6
0は、保護管52の基端管52A内に配設した発振回路
板65と一体化されている。発振回路板65には、湿度
補正用調整ボリューム66等が取付けられている。発振
回路板65は、基端管52Aの先端部に嵌合した支持部
材67により動かないよう保持されており、センサ基板
60が保護キャップ53内に延びている。
【0024】保護キャップ53の内部には、保護フィル
タ55が挿入されている。保護フィルタ55は、一端が
塞がれた円筒キャップ状をなし、円筒状の周壁55aと
端壁55bとからなる。保護フィルタ53は、端壁55
bを保護キャップ53の先端側に向けて保護キャップ5
3内に挿入されており、フランジ状の基端開口縁55c
を、保護管52の基端管52Aの端縁に配したゴム製の
シール材64に密着させた状態で保持されている。この
とき、保護キャップ53を半締め状態に装着したのが図
3(b)であり、保護キャップをさらに締め込んでゆく
と図3(a)の状態となり、シール材64の鍔部64a
が保護フィルタ55の端部鍔部55aで押圧され、円周
方向へ拡がり変形して保護キャップ53の内壁面に密着
し、ボリューム穴55dへの湿度、水等の流通を遮断す
る。また、保護管52と保護キャップ53の対向面には
Oリング68を介在させている。したがって、保護フィ
ルタ55の内部空間はダストや水滴の入らない状態にあ
る。そして、その内部空間に、センサ基板60が保護フ
ィルタ55に接触しないようにして挿入されている。ま
た、保護フィルタ55の外径は保護キャップ53の内径
よりも小さく形成され、保護キャップ53内に収容され
た状態で、保護フィルタ55の外周面と保護キャップ5
3の内周面との間に、隙間58が確保されている。この
隙間58は、図3(c)、図4に示すように保護フィル
タ55の全周に連続して確保されている。
【0025】保護フィルタ55は、多孔質テフロン(四
ふっ化エチレン樹脂)のみ、または他の樹脂を混入した
多孔質樹脂成形体により構成されている。ここでは、特
に粉末焼結体により構成されている。この保護フィルタ
55の製造フローを図5に示す。保護フィルタ55を製
造するには、まずテフロン粉末を用意し、それを金型に
充填し、圧力(100〜200kgf/平方mm)をか
けて所定形状に圧縮成形する。ついで、成形品を金型か
ら取り出して所定温度(約380℃)で所定時間かけて
燃成し、必要に応じて焼結品を切削加工して所定形状の
保護フィルタ55を得る。
【0026】ここでは、保護フィルタ55の微細孔径が
2〜20μmになるように、テフロン粉末の粒径や焼結
条件等が設定されている。また、周壁55a、端壁55
bの厚さが0.5mm以上に加工されている。これは保
護フィルタ55の通気性、防滴性、機械的強度を得る上
で必要な値である。また、テフロンシートに比べると孔
径が大きいが、孔が厚み方向に迷路状に連通しているの
で十分な防塵、防滴性が得られるものである。特に防塵
においては内部に入るまでに経路が長いので、フィルタ
ーに付着しやすくセンサー素子自体をいためにくい。な
お、帯電防止のために材料中に炭素粉末を混入したもの
を成形、焼結してもよい。また、保護フィルタの厚さを
厚くして機械的強度を増加させたい場合には、原料樹脂
粉末の粒度分布や焼結条件により微細粒径をより大きく
したものを用いれば、フィルタ性能を低下させることが
ない。このように、テフロンシートに比べて設計の自由
度が高い。
【0027】次に作用を説明する。ダクトの壁面を構成
するパネルに挿入形検出器1を固定して、保護管52の
先端部を測定対象空間内に挿入すると、ダクト内を流れ
る気流が、図4中の矢印で示すように保護キャップ53
の通気窓53bから入って保護キャップ53内を通過
し、通気窓53bから出ていく。その際、気流の一部は
保護フィルタ55の微細孔から、保護フィルタ55の内
部空間に入り、センサ61,62に触れて出ていく。そ
して、センサ61,62により気流の温度や湿度が測定
される。
【0028】この場合、保護フィルタ55は樹脂製であ
るので、軽量で熱容量が小さい。よって、挿入形検出器
50の保護キャップ53内に装着した場合、振動に強い
上、温度変化による結露の可能性が低くなる。また、水
滴が飛んできた場合には結露した場合には、保護フィル
タ55の外周の隙間58を通って水滴が流れ落ちるの
で、保護フィルタ55の外周部に水滴が滞留せず、過圧
による内部への進入が起こらない。また常に清潔な表面
状態を維持することができ、埃等がこびりつきにくく、
長期間にわたり高い通気性を確保することができる。
【0029】また、保護フィルタ55は、粉末焼結体に
より構成されているから、微細孔径の調整や厚さの調整
が任意にでき、必要十分な通気性、防滴性、強度を確保
することが簡単にでき、センサの検出性能に合わせて必
要性能を選定することができる。特に、形状が円筒キャ
ップ状をなしているから強度が高く、磨耗性、自己形状
維持に優れ高風速に十分耐え得るので、完全防滴性を容
易に確保できる。
【0030】この場合、保護管の材質に導電性のものを
用いてフィルタと導通させればさらに良い結果が得られ
る。保護管の材質としては金属の他、原料樹脂に炭素粉
末を混合して射出成形したものも使える。保護フィルタ
55から保護管52に内蔵された基板にアースを取るこ
ともできる。そのため、静電気の蓄積による放電現象が
防止され、ノイズ等からセンサを保護できる。また、交
換する場合は、保護キャップ53を取り外して古い保護
フィルタ55を取り外し、新しい保護フィルタ55を保
護キャップ53の中に挿入して、保護キャップ53を保
護管52の基端管52Aに連結するだけで装着を完了す
ることができるので、簡単に交換できる。なお、保護フ
ィルタ55の材料中に炭素を混入させた場合は、保護フ
ィルタ55の帯電を防止することができるので、埃の付
着を防止して、目詰まりを減少し、更に耐久性の向上を
図ることができる。
【0031】なお、上記実施例では、粉末焼結により多
孔質テフロンの保護フィルタ55を構成したが、別の方
法(例えば、樹脂粉末を接着性のあるバインダーと混合
して成形した後、バインダーを硬化させる−もちろんバ
インダーが多すぎると気孔が形成されないが)により多
孔質化してもよい。また、実施例のように多孔質テフロ
ンを用いれば特に優れた防滴性能を発揮するが、もちろ
ん他の樹脂を用いることも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、一端が塞がれた円筒キャップ状の多孔質樹脂成形体
により保護フィルタが構成されているので、軽量で振動
に強い上、十分な通気性、防滴性、強度を確保でき、セ
ンサの性能を高めることができる。また、保護管の先端
部に挿入するだけでよいので、交換性が向上し、熱容量
が小さいので、温度変化による結露の可能性も低くなる
等の効果が得られる。
【0033】請求項2の発明によれば、四ふっ化エチレ
ン樹脂の粉末焼結体により保護フィルタが構成されてい
るので、通気性と強度を十分高く維持でき、センサの検
出性能を高めることができる。また、組付製作が簡単で
ある。
【0034】請求項3の発明によれば、保護フィルタを
構成する多孔質体の微細孔径と厚さを特定したので、気
流中に挿入した場合の通気性と防滴性と強度とを必要十
分な値に維持することができる。
【0035】請求項4の発明によれば、保護管と保護フ
ィルタとの間に隙間を確保しているので、保護フィルタ
の外周に水滴が凝縮することがなく、水滴がその隙間を
通って流れ落ちるようになり、保護フィルタの外周部に
水滴が滞留しないため、風圧による加圧により内部に浸
透することはない。また、常に清潔な表面状態を維持す
ることができ、ほこり等がこびりつきにくく、長期間高
い通気性を確保することができる。
【0036】請求項5の発明によれば、保護フィルタの
材料中に炭素を混入したので、保護フィルタの帯電を防
止することができ、それにより埃の電気的な付着を防止
して、目詰まりを減らし、耐久性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による保護フィルタを装着
した挿入形検出器の保護管の先端部の分解斜視図であ
る。
【図2】この発明の一実施例による保護フィルタを装着
した挿入形検出器の全体図である。
【図3】(a)は図2のIII−III矢視断面図、
(b)は組付け途中における図2のIII−III斜視
断面図、(c)は、(a)図のIIIb−IIIb線に
沿う断面図である。
【図4】気流の通過状態を示す図2のIV−IV矢視断
面図である。
【図5】この発明の一実施例の保護フィルタの製作手順
を示すフロー図である。
【図6】従来の挿入形検出器の使用状況を示す概略側面
図である。
【図7】従来の保護フィルタの取付け例を示す断面図で
ある。
【図8】図7の保護フィルタの他の取付け例を示す断面
図である。
【図9】従来の保護フィルタの更に他の取付け例を示す
断面図である。
【符号の説明】
50 挿入形検出器 52 保護管 53 保護キャップ(保護管の先端部) 53b 通気窓 55 保護フィルタ 58 隙間 61 湿度センサ 62 温度センサ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁に通気窓を有し内部にセンサを収容
    した保護管の先端部内に装着され、前記保護管が測定対
    象空間内に配置された際に前記センサを保護する挿入形
    保護フィルタを備えた検出器において、円筒キャップ状
    に形成された多孔質樹脂成形体よりなることを特徴とす
    る保護フィルタを備えた挿入形検出器。
  2. 【請求項2】 前記多孔質樹脂成形体が四ふっ化エチレ
    ン樹脂の粉末焼結体よりなる請求項1記載の保護フィル
    タを備えた挿入形検出器。
  3. 【請求項3】 前記多孔質樹脂成形体の微細孔径が2〜
    20μmに設定され、厚さが0.5mm以上に設定され
    ている請求項1又は2記載の保護フィルタを備えた挿入
    形検出器。
  4. 【請求項4】 前記保護管の先端部内に、該先端部の周
    壁内面との間に隙間をもって挿入されていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の保護フィルタを
    備えた挿入形検出器。
  5. 【請求項5】 前記多孔質樹脂成形体の材料中に炭素が
    混入されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の保護フィルタを備えた挿入形検出器。
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