JP3117510U - ウインドレギュレータ駆動部組立構造体 - Google Patents

ウインドレギュレータ駆動部組立構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】ウインドレギュレータの駆動部をドアパネルと干渉しない位置に組み付けることができる、ウインドレギュレータ駆動部組立構造体を提供することである。
【解決手段】ドアパネルに設けられ、窓ガラスを支持するためのキャリアプレート2と、前記キャリアプレートを上下方向に摺動自在に保持する上下方向に延びたガイドレール1と、前記ガイドレールに固着手段によって固定されたブラケット4と、前記ガイドレールの上端と下端とに設けられた案内手段9を介して前記ガイドレール上に移動自在に配索されたインナーケーブルと、前記ブラケットに回転自在に保持され、前記インナーケーブルの両端が固定され、当該インナーケーブルを巻回する略円筒状のドラム6と、電動モータの回転軸の回転トルクを前記ドラムに伝達するための回転トルク伝動手段とからなり、前記キャリアプレートが前記インナーケーブルに固定されてなることを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本考案はウインドレギュレータ駆動部組立構造体に関する。さらに詳しくは、ガイドレールに固着手段によって固定されたブラケットに、インナーケーブルを巻回する略円筒状のドラムが回転自在に保持された構成を有するウインドレギュレータ駆動部組立構造体に関する。
従来、自動車のウインドパネルを上げ下げするコントロールケーブル式ウインドレギュレータ装置としては、車体側に取付け可能なベースプレートに設けられ、ドラムが固着された駆動部と、上下にガイド部を有するガイドレール部材と、一方の端末部が前記ベースプレートに、他方の端末部がガイドレール部材側の上下のガイド部にそれぞれ装着された上下一対の可橈性のアウターケーシングと、前記ドラムから繰出され各アウターケーシング内を通りガイドレール部材に沿って配索されたインナーケーブルと、当該インナーケーブルに連結され当該インナーケーブルによる牽引で前記ガイドレール部材に沿って上下動するキャリアプレートとを有し、キャリアプレートにはウインドパネルが取付けられたものが知られている。
そして、駆動部とガイドレール部材は別体に形成され、アウターケーシングによって一定の距離と、インナーケーブルの正常な配索状態が確保されている。
駆動部は、アウターケーシングによって取付位置に若干の狂いがあってもその狂いを吸収し、インナーケーブルの配索に支障が起きないようになっているが、車種によって取付け位置が大きくずれると、インナーケーブル配索に無理が生じ、場合によっては作動不能になる等の問題が起きる。また、駆動部とガイドレール部材が別体のため、取付け作業が面倒となり、組付性および加工性の面においても望ましくなかった。
特許文献1に開示された考案は、組付性、加工性に優れると共にインナーケーブルの弛みを防止できるようにしたコントロールケーブル式ウインドレギュレータ装置を提供することを目的としており、この目的を達成するために、ベースプレートに、上下に長いガイドレール部と、駆動部取付ベース部とを一体に連続成形すると共に前記ガイドレール部に、ウインドパネルが取付けられるキャリアプレートをスライド自在に装着する一方、駆動部取付ベース部に、駆動モータと、駆動モータによって回転動力が与えれると共に前記ガイドレール部のアッパ(upper)側およびロア(lower)側に向かって延長され、前記キャリアプレートをガイドレール部に沿って上下に牽引制御するインナーケーブルを具備するドラムとが設けられている。
また、前記ドラムからガイドレール部のアッパ側に延長されたインナーケーブルと、ロア側に延長されたインナーケーブルとに、屈曲変形可能なアウターケーシングを嵌挿して設け、アウターケーシングに、付勢手段により付勢力を与えるようされている。
ウインドレギュレータ装置は、摺動側機構部と、駆動側機構部と、伝達部とから構成されている。摺動側機構部は、ドアのインナパネルに取り付けられるガイドレールと、ガイドレールに摺動可能に支持され、ウインドガラスが一体的に取り付けられるスライダベースと、ガイドレールの上下方向の両端に設けられたガイドプーリーとを有している。駆動側機構部は、駆動装置(モータもしくは手動)と、駆動装置により回転可能なドラムとから構成される。伝達部は、一端側がスライダベースに保持され、スライダベースからガイドレールに沿って上下方向に繰り出され、ガイドプーリーを経由して、それぞれの他端側がドラムに巻き付けられたインナーケーブルである。
かかる構成のコントロールケーブル式ウインドレギュレータ装置を、ドア内部に組み付ける方法としては、まず、ガイドレール、スライダベース、ガイドプーリーを有する摺動側機構部を、ドアのインナパネルにボルト等で固定した後に、駆動装置、ドラムを有する駆動側機構部をインナパネルに取り付ける。
しかしながら、摺動側機構部と駆動側機構部は、可撓性を有する伝達部(インナーケーブル)により連結されているため、摺動側機構部をインナパネルに取り付けた状態では、駆動側機構部は、摺動側機構部に対して定位置に保持されず、摺動側機構部に垂れ下がった状態になってしまう。そのために、伝達部であるインナーケーブルに所定の張力を与えた状態に保持しつつ、駆動側機構部をインナパネルの所定の位置に固定しなければならず、組み付けがしづらく、組み付け工数が増加するという問題点がある。
この問題点を解決するものとして、ドラムが回転可能に装着されるケース部と、駆動部が取り付けられる第1の取付部、ガイドレールにカシメ等の手段によって一体的に固着される第2の取付部とが、プレス成形により一体に設けられたベース部材を用いたことで、ウインドレギュレータ装置の部品点数を少なくでき、部品管理工数を含めて、加工性、コスト性、組付性が向上するという構成のものも知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特許文献2に示されたコントロールケーブル式ウインドレギュレータ装置は、摺動側機構部と駆動側機構部とがカシメ等により締結され、容易には離脱させることができないため、この装置を車両に取り付けて使用した後に、摺動側機構部もしくは駆動側機構部のいずれかに不具合が生じた場合には、この装置全体(摺動側機構部および駆動側機構部)を交換しなければならず、多大な作業工数と交換部品コストを要するという問題点があった。
特許文献3に記載された発明は、この問題点を解決し、組み付け工数および交換部品コストを軽減できるコントロールケーブル式ウインドレギュレータ装置を実現することを目的としており、かかる課題を解決するために、特許文献3記載の発明は、ウインドガラスの昇降方向に沿って設けられたガイドレールと、ガイドレールに移動可能に係合し、ウインドガラスが取り付けられるスライダベースとを有する摺動側機構部と、スライダベースに取り付けられたインナーケーブルと、インナーケーブルが巻回されるドラムと、ドラムを回転駆動するモータとを有する駆動側機構部とを具備してなるコントロールケーブル式ウインドレギュレータであって、摺動側機構部と駆動側機構部とを連結する連結部材を有し、連結部材は、駆動側機構部に係止される駆動側係止部と、摺動側機構部に係脱可能な係合突部が立設された摺動側係止部とを備えていることを特徴とするコントロールケーブル式ウインドレギュレータ装置を開示している。
また、ガイドレールを有するコントロールケーブル式ウインドレギュレータは、車両ドア内に上下方向に向けて固定するガイドレールに、窓ガラスを固定するスライダを摺動自在に支持し、該ガイドレールの上下にスライダから上下に導き出されたインナーケーブルのガイド部材を設けている。上下のケーブルガイド部材を出たインナーケーブルは、巻取ドラムに導かれ、該巻取ドラムを正逆に回転駆動することにより、スライダ(窓ガラス)が昇降する。
そして、従来、巻取ドラムとその正逆駆動モータを有する正逆巻取駆動ユニットは、ガイドレールとは別部材からなるモータブラケット上に支持され、このモータブラケットがガイドレールとは別に車両ドア内に固定されていた。これは、車両(ドア)によってガイドレールと巻取ドラムの位置が予め決められていること、および巻取ドラムとガイドレールの上下のケーブルガイド部材が大きい三角形を描くように配置することが安定した作動を得るためには有利であることに由来する。
しかし、ガイドレールとモータブラケットが別部材であると、組立作業性が悪い。そこで、ガイドレール上に予めモータブラケットを固定したコントロールケーブル式ウインドレギュレータが提案されている。ところが従来品は、モータブラケット(巻取ドラム)の車両ドア内における固定位置自体は従来と同様に予め決まっており、ガイドレールにモータブラケットを固定するのは、単にモータブラケットをガイドレールから分離しないという発想にあり、モータブラケット自体は、別にドア(インナパネル)との固定手段を持っていた。
特許文献4記載の本発明は、ガイドレールと正逆巻取駆動ユニットの一体化が可能で、組立性に優れ、しかも小型化しても必要な剛性を保つことができるコントロールケーブル式ウインドレギュレータを得ることを目的としており、正逆巻取駆動ユニットは巻取ドラムをガイドレール上に直接回動自在に支持するものである。
すなわち、特許文献4記載の発明は、車両のドア内に上下方向に向けて固定するガイドレールに、窓ガラスを支持するスライダを摺動自在に支持し、該ガイドレールの上下端部にそれぞれケーブルガイド部材を設け、上記スライダから上下に導いたインナーケーブルを上記上下のケーブルガイド部材を介して正逆に回転駆動される巻取ドラムに巻回したコントロールケーブル式ウインドレギュレータにおいて、ガイドレール上に、上下のケーブルガイド部材を結ぶ直線からオフセットさせて、巻取ドラムを回転自在に支持し、かつガイドレール上にこの巻取ドラムを正逆に回転駆動する正逆巻取駆動ユニットを固定したものである。
実開平6−32133号公報 特開平9−32412号公報 特開2004−190394号公報 特開2004−197442号公報
特許文献1に開示された考案の場合、ガイドレール部と、駆動部取付ベース部とを一体に連続成形されているため、ガイドレールが大きくなり、重量および材料コスが高くなるという問題があり、特許文献2に開示された発明の場合には、摺動側機構部と駆動側機構部とがカシメ等により締結され、容易には離脱させることができないという問題がある。また、特許文献3に開示された発明の場合、摺動側機構部と駆動側機構部とを連結する連結部材を有し、連結部材は、駆動側機構部に係止される駆動側係止部と、摺動側機構部に係脱可能な係合突部が立設された摺動側係止部とを備えている構成になっているので、連結の剛性に問題がある。さらに、特許文献4に開示された発明の場合、特許文献2に開示された発明の思想とは基本的に同じであり、摺動側機構部もしくは駆動側機構部のいずれかに不具合が生じた場合には、ガイドレールおよび正逆巻取駆動ユニットを交換しなければならないという問題がある。
本考案は、かかる従来の問題点を解消し、ウインドレギュレータの駆動部をドアパネルと干渉しない位置に組み付けることができる、ウインドレギュレータ駆動部組立構造体を提供することである。
本考案のウインドレギュレータ駆動部組立構造体は、ドアパネルに設けられ、窓ガラスを支持するためのキャリアプレートと、
前記キャリアプレートを上下方向に摺動自在に保持する上下方向に延びたガイドレールと、
前記ガイドレールに固着手段によって固定されたブラケットと、
前記ガイドレールの上端と下端とに設けられた案内手段を介して前記ガイドレール上に移動自在に配索されたインナーケーブルと、
前記ブラケットに回転自在に保持され、前記インナーケーブルの両端が固定され、当該インナーケーブルを巻回する略円筒状のドラムと、
電動モータの回転軸の回転トルクを前記ドラムに伝達するための回転トルク伝動手段と
からなり、
前記キャリアプレートが前記インナーケーブルに固定されてなる
ことを特徴としている。
また、前記インナーケーブルが中間で分離されており、分離された部分にキャリアプレートが介在されてなるようにすることもできる。
また、前記ドラムが、前記ブラケットに嵌入されたハウジングを介して回転自在に設けられ、少なくとも該ハウジングの前記ドラムとの対向面にインナーケーブルを挿通する孔が設けられてなるようにすることができる。
また、前記ハウジングが、前記ブラケットに設けられた突起と係合する係合孔を有することが好ましい。
また、前記ハウジングが合成樹脂製であることが好ましい。
また、前記回転トルク伝動手段が、電動モータの回転軸に設けられた異形断面形状を有する出力軸と、前記ドラムの端面中央に同軸状に設けられた、該出力軸と相補的な形状を有し、前記出力軸と嵌合する穴とからなることができる。
また、前記異形断面形状を有する出力軸に延長出力軸が同軸状に設けられ、該延長出力軸を介して電動モータの回転軸の回転トルクを前記ドラムに伝達されるようにすることができる。
また、前記案内手段がプーリーであってもよい。
また、前記案内手段がケーブルガイドであってもよい。
また、前記ハウジングの孔にその一端が固定され、前記案内手段の上端と下端とにその他端が固定された、前記インナーケーブルが摺動自在に挿通するアウターケーシングを備えることができる。
本考案によれば、ガイドレールに固着手段によって固定されたブラケットに、インナーケーブルを巻回する略円筒状のドラムが回転自在に保持された構成を有するので、ウインドレギュレータの駆動部をドアパネルと干渉しない位置に組み付け得るウインドレギュレータ駆動部組立構造体を提供することができる。
添付図面を参照しながら本考案のウインドレギュレータ駆動部組立構造体(以下、「組立構造体」という)を以下に詳細に説明する。
図1は本考案の組立構造体を備えたウインドレギュレータの一例を示す説明図、図2は本考案の組立構造体の一例を示す分解説明図、図3は本考案の組立構造体の他の一例を示す分解説明図、図4は本考案の組立構造体を構成するブラケットの平面説明図、図5の(a)は図4のブラケットに嵌入されるハウジングの一例を上からみた斜視図、図5の(b)は図4のブラケットに嵌入されるハウジングの一例を底からみた斜視図、図6は図5のハウジング内に設けられるドラムの一例を示す平面説明図である。
実施の形態1
図1〜2を参照すると、本考案のウインドレギュレータ駆動部組立構造体は、車両のドアパネル(図示されていない)に設けられ、窓ガラス(図示されていない)を孔Hにボルト・ナットを挿通することによって支持するためのキャリアプレート2と、キャリアプレート2を上下方向に摺動自在に保持する上下方向に延びたガイドレール1と、ガイドレール1に固着手段によって固定されたブラケット4と、ガイドレール1の上端と下端とに設けられた案内手段(9、10)を介してガイドレール1上に移動自在に配索されたインナーケーブル(3a、3b)と、ブラケット4に回転自在に保持され、インナーケーブル(3a、3b)の両端が固定され、インナーケーブル(3a、3b)を巻回する略円筒状のドラム6と、電動モータMの回転軸7a(図2参照)の回転トルクをドラム6に伝達するための回転トルク伝動手段(7a、E、6g)とから構成されている。なお、図では、ガイドレール1の上下を逆にしてもよく、その場合も本考案に含まれることはいうまでもない。
本実施の形態の場合、2本のインナーケーブル(3a、3b)が用いられている、すなわち、1本のインナーケーブルが中間で分離されており、分離された部分にキャリアプレート2が介在された構成になっており、一方のインナーケーブル3aの一端に設けられた端末固定具(図示されていない)が、ドラム6の端面6aに形成された凹所6e1(図3、6参照)に嵌着され、導入溝6d1に沿ってガイドされ、ドラム6の側面に形成された溝6cに巻回される。そして、一方のインナーケーブル3aの他端はキャリアプレート2に固定される。また、他方のインナーケーブル3bの一端に設けられた端末固定具(図示されていない)が、ドラム6の端面6b(図2参照)に形成された凹所6e2(図6参照)に嵌着され、導入溝6d2に沿ってガイドされ、ドラム6の側面に形成された溝6cに巻回される。そして、他方のインナーケーブル3bの他端はキャリアプレート2に固定される。
しかし、インナーケーブルは、2本のインナーケーブル(3a、3b)からなることが必須ではなく、一本のインナーケーブルから構成することもできる。
本実施の形態においては、ブラケット4は、溶接のほかネジ、リベットなどの固着手段によってガイドレール1に固着される。
また、図1を参照すると、本実施の形態の場合、キャリアプレート2は爪2a、2bによって、ガイドレール1に移動自在に保持されている。
つぎに、図2、4および5を参照すると、本実施の形態の場合、ブラケット4に、ハウジング5、駆動部DとがボルトBによって固着され、組みつけられる。
なお、図2に示されるように、ドアパネルの構造によって、適宜、延長出力軸Eを設けることができる。そうすることによって、車両のガラスやドアパネルとの干渉を回避することができる。
そして、ハウジング5の底部5dに形成された軸5c(図5の(a)参照)とドラム6の中央の孔6fとが嵌合されている。
そして、ドラム6は、ブラケット4に形成された嵌入部4a(図4参照)に嵌入されたハウジング5を介して回転自在に設けられ、ハウジング5のドラム6との対向面5eに設けられた孔5b(図5の(a)参照)をインナーケーブル3bが挿通し、底面5dに設けられた孔5a(図5の(a)参照)をインナーケーブル3aが挿通する。
本実施の形態において案内手段は、ガイドレール1の下端にプーリー10が設けられ、ガイドレール1の上端にケーブルガイド9が設けられているがかかる構成に限られることはない。当業者に自明な案内手段は、すべて採用することができる。
図示された例では、アウターケーシングを用いないでインナーケーブル(一種のケーブル)だけを用いてキャリアプレート2を上下に移動させるものが示されているが、ハウジング5の孔5a、5bにその一端が固定され、案内手段(9、10)にその他端が固定された、インナーケーブル3a、3bが摺動自在に挿通するアウターケーシング(図示されていない)を備えてもよい。案内手段(9、10)としては、前述のケーブルガイド9やプーリー10のほか、当業者に自明な案内手段は、すべて採用することができる。
本実施の形態の場合、ブラケット4の適所に絞り加工を施すことは可能であり、そうすることによって、車両のガラスやドアパネルとの干渉を回避することができる。
実施の形態2
本実施の形態の基本的な構成は実施の形態1と同じであるので、実施の形態1と異なる点だけを以下に述べる。
図3を参照すると、本実施の形態の場合、ブラケット4の端部4mがハウジング5の受入部5f内に嵌入される。そうすることによってブラケット4とハウジング5をボルト等の固着手段を必要とせずに容易に組み付けることができる。またハウジング5がポリエステル等の合成樹脂で形成されているため軽量化が図れる。
本実施の形態の場合、回転トルク伝動手段は、電動モータMの回転軸に設けられた異形断面形状を有する出力軸7aと、ドラム6の端面6a中央に同軸状に設けられた、出力軸7aと相補的な形状を有し、出力軸7aと嵌合する穴6gとから構成される。
本実施の形態においても、異形断面形状を有する出力軸7aに、該出力軸7aを受け入れる穴7cと異形軸部7bとからなる延長出力軸Eの穴7cに該出力軸7aを嵌入し、ドラム6の端面6a中央の穴6gに延長出力軸の異形軸部7bを嵌入すればよい。そうすることによって、車両のガラスやドアパネルとの干渉を回避することができる。
ドラム6は、ブラケット4に嵌入されたハウジング5を介して回転自在に設けられ、ハウジング5のドラム6との対向面5eに設けられた孔5aをインナーケーブル3aが挿通し、ドラム6との対向面5eに設けられた孔5bをインナーケーブル3bが挿通する。
本実施の形態の場合、ブラケット4の適所に絞り加工を施すことは可能であり、そうすることによって、車両のガラスやドアパネルとの干渉を回避することができる。
本考案の組立構造体を備えたウインドレギュレータの一例を示す説明図である。図6は図5のハウジング内に設けられるドラムの一例を示す平面説明図である。である。 本考案の組立構造体の一例を示す分解説明図である。 本考案の組立構造体の他の一例を示す分解説明図である。 本考案の組立構造体を構成するブラケットの平面説明図である。 (a)は図4のブラケットに嵌入されるハウジングの一例を上からみた斜視図であり、(b)は図4のブラケットに嵌入されるハウジングの一例を底からみた斜視図である。 図5のハウジング内に設けられるドラムの一例を示す平面説明図である。
符号の説明
1 ガイドレール
2 キャリアプレート
3a、3b インナーケーブル
4 ブラケット
5 ハウジング
6 ドラム
9、10 案内手段
E 延長出力軸

Claims (10)

  1. ドアパネルに設けられ、窓ガラスを支持するためのキャリアプレートと、
    前記キャリアプレートを上下方向に摺動自在に保持する上下方向に延びたガイドレールと、
    前記ガイドレールに固着手段によって固定されたブラケットと、
    前記ガイドレールの上端と下端とに設けられた案内手段を介して前記ガイドレール上に移動自在に配索されたインナーケーブルと、
    前記ブラケットに回転自在に保持され、前記インナーケーブルの両端が固定され、当該インナーケーブルを巻回する略円筒状のドラムと、
    電動モータの回転軸の回転トルクを前記ドラムに伝達するための回転トルク伝動手段と
    からなり、
    前記キャリアプレートが前記インナーケーブルに固定されてなる
    ことを特徴とするウインドレギュレータ駆動部組立構造体。
  2. 前記インナーケーブルが中間で分離されており、分離された部分にキャリアプレートが介在されてなる請求項1記載のウインドレギュレータ駆動部組立構造体。
  3. 前記ドラムが、前記ブラケットに嵌入されたハウジングを介して回転自在に設けられ、少なくとも該ハウジングの前記ドラムとの対向面にインナーケーブルを挿通する孔が設けられてなる請求項1または2記載のウインドレギュレータ駆動部組立構造体。
  4. 前記ハウジングが、前記ブラケットに設けられた突起と係合する係合孔を有する請求項3記載のウインドレギュレータ駆動部組立構造体。
  5. 前記ハウジングが合成樹脂製である請求項3または4記載のウインドレギュレータ駆動部組立構造体。
  6. 前記回転トルク伝動手段が、電動モータの回転軸に設けられた異形断面形状を有する出力軸と、前記ドラムの端面中央に同軸状に設けられた、該出力軸と相補的な形状を有し、前記出力軸と嵌合する穴とからなる請求項1、2、3、4または5記載のウインドレギュレータ駆動部組立構造体。
  7. 前記異形断面形状を有する出力軸に延長出力軸が同軸状に設けられ、該延長出力軸を介して電動モータの回転軸の回転トルクを前記ドラムに伝達される請求項1、2、3、4、5または6記載のウインドレギュレータ駆動部組立構造体。
  8. 前記案内手段がプーリーである請求項1、2、3、4、5、6または7記載のウインドレギュレータ駆動部組立構造体。
  9. 前記案内手段がケーブルガイドである請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のウインドレギュレータ駆動部組立構造体。
  10. 前記ハウジングの孔にその一端が固定され、前記案内手段の上端と下端とにその他端が固定された、前記インナーケーブルが摺動自在に挿通するアウターケーシングを備える請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載のウインドレギュレータ駆動部組立構造体。
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