JP3117397U - 折り畳み式ルーペ付きキーホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】不使用時にはコンパクトにして携帯でき、ルーペの使用時には発光ダイオードから照射される光を確実にルーペの下方の対象物に照射できるようにした折り畳み式ルーペ付きキーホルダを提供すること。
【解決手段】キー等が着脱可能な取付フック1を有するキーホルダ本体10と、キーホルダ本体に回転自在に枢着されると共にキーホルダ本体に設けられた収納室11に対して収納及び引き出し可能なルーペ20と、キーホルダ本体から引き出されたルーペに向かって光を照射する発光ダイオード30と、該発光ダイオードに接続する電池とを具備し、発光ダイオードと電池とを接続する配線に介設されたスイッチと、ルーペとを接離可能に形成すると共に、ルーペが収納室から引き出された際に、スイッチを入状態にして発光ダイオードを点灯するように形成する。
【選択図】 図5

Description

この考案は、ルーペ付きキーホルダに関するもので、更に詳細には、照明機能を有する折り畳み式ルーペ付きキーホルダに関するものである。
従来、暗い場所でドアや自動車等のキーを使う場合、照明があると便利であることから、キーホルダに照明機能例えば発光ダイオードを具備したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、細かいものを見る時にルーペ等の拡大鏡があると便利な場合があり、特に視力が低下した者にとっては、携帯に便利なルーペ等の拡大鏡が必要である。このルーペを使用する場合も、暗い場所においては照明があると便利なことから、照明付きルーペが使用されている(例えば、特許文献2参照)。
意匠登録第1233569号公報 特開2003−187601号公報(特許請求の範囲、図1)
しかしながら、前者すなわち意匠登録第1233569号公報に記載のキーホルダにおいては、暗い場所でキーを使用する場合、押しボタンを押して発光ダイオードを点灯させた状態で発光ダイオードから照射される光を対象物であるキー穴(鍵穴)に照らしながら使用するため、照射位置がずれ易く、特に細かい対象物においてはキー操作等がしづらいという問題がある。
これに対して、後者すなわち特開2003−187601号公報に記載のものにおいては、ルーペに照明機能が具備されているので、細かい対象物においても光を照射して拡大して見ることができる。しかし、このルーペは折り畳み式のカード型のものであり、しかも、使用時にスイッチを操作して照明装置を点灯した状態で照射位置をルーペの下方に合わせなければならないという煩わしさがある。また、カード型であるので、キーホルダのように携帯することには不向きである。
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、不使用時にはコンパクトにして携帯でき、ルーペの使用時には発光ダイオードから照射される光を確実にルーペの下方の対象物に照射できるようにした折り畳み式ルーペ付きキーホルダを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、この考案の折り畳み式ルーペ付きキーホルダは、キー等が着脱可能な取付フックを有するキーホルダ本体と、該キーホルダ本体に回転自在に枢着されると共にキーホルダ本体に設けられた収納室に対して収納及び引き出し可能なルーペと、上記キーホルダ本体から引き出された上記ルーペに向かって光を照射する発光ダイオードと、該発光ダイオードに接続する電池と、を具備し、上記発光ダイオードと電池とを接続する配線に介設されたスイッチと、上記ルーペとを接離可能に形成すると共に、ルーペが上記収納室から引き出された際に、スイッチを入状態にして上記発光ダイオードを点灯するように形成してなる、ことを特徴とする(請求項1)。
また、請求項2記載の考案は、請求項1記載の折り畳み式ルーペ付きキーホルダにおいて、上記キーホルダ本体は、互いに対峙すると共にいずれか一方に発光ダイオード、電池収納部を有する表,裏面部材と、これら表,裏面部材間の周縁部に開口を残して挟持される、取付フックを有するフック部材とで構成され、この際、上記表,裏面部材から突設されたブラケット部に上記フック部材がピンを介して固定されると共に、該ピンにルーペを回転自在に枢着してなる、ことを特徴とする。
また、請求項3記載の考案は、請求項1又は2記載の折り畳み式ルーペ付きキーホルダにおいて、上記キーホルダ本体の収納室における開口部と、ルーペを保持する保持枠の自由端部とに、ルーペの収納状態を維持すべく互いに吸着可能なマグネットを取着してなる、ことを特徴とする。
(1)請求項1記載の考案によれば、不使用時には、ルーペはキーホルダ本体に設けられた収納室内に収納されることにより、コンパクトな状態で携帯することができる。また、使用時には、ルーペを回転して収納室内から引き出すと同時に発光ダイオードが点灯するので、スイッチ操作する必要なく、ルーペの下方の対象物に確実に光を照射することができる。
(2)請求項2記載の考案によれば、キーホルダ本体は、互いに対峙すると共にいずれか一方に発光ダイオード、電池収納部を有する表,裏面部材と、これら表,裏面部材間の周縁部に開口を残して挟持される、取付フックを有するフック部材とで構成され、この際、表,裏面部材から突設されたブラケット部にフック部材をピンを介して固定すると共に、該ピンにルーペを回転自在に枢着する構造とするので、上記(1)に加えて更に少ない構成部材で構成することができると共に、コンパクトに組み立てることができる。
(3)請求項3記載の考案によれば、キーホルダ本体の収納室における開口部と、ルーペを保持する保持枠の自由端部とに、ルーペの収納状態を維持すべく互いに吸着可能なマグネットを取着してなるので、ルーペが収納室内に収納されている状態では、キーホルダ本体に取着されたマグネットとルーペを保持する保持枠に取着されたマグネットが吸着して、ルーペが不用意に収納室内から引き出されるのを防止することができる。
以下に、この考案の最良の実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この考案に係る折り畳み式ルーペ付きキーホルダ(以下にルーペ付きキーホルダという)のルーペの収納状態を示す正面図、図2は、ルーペの収納状態を示す背面図、図3は、ルーペの収納状態の一部を断面で示す分解側面図、図4は、ルーペの収納状態を示す斜視図、図5は、ルーペの引き出し状態を示す斜視図である。
この考案に係るルーペ付きキーホルダは、キー等が着脱可能な取付フック1を有するキーホルダ本体10と、該キーホルダ本体10に回転自在に枢着されると共にキーホルダ本体10に設けられた収納室11に対して収納及び引き出し可能なルーペ20と、キーホルダ本体10から引き出されたルーペ20に向かって光を照射する発光ダイオード30と、該発光ダイオード30に配線40を介して接続する電池41とで主に構成されている。また、後述するように、発光ダイオード30と電池41とを接続する配線40に介設されたスイッチ42と、ルーペ20とが接離可能に形成されており、ルーペ20が収納室11から引き出された際に、スイッチ42を入状態(ON状態)にして発光ダイオード30が点灯され、ルーペ20が収納室11内に収納された状態では発光ダイオード30が消灯するように形成されている(図6参照)。
上記キーホルダ本体10は、互いに対峙する略楕円形状の表面部材3,裏面部材4と、これら表面部材3,裏面部材4間の周縁部に開口を残して挟持される、取付フック1を有するフック部材2とで構成されており、これら表面部材3,裏面部材4及びフック部材2とで収納室11が形成されている。また、表面部材3及び裏面部材4から突設されたブラケット部5にフック部材2がピン6を介して固定されると共に、該ピン6にルーペ20が回転自在に枢着されて、ルーペ20が収納室11内に収納又は収納室11から引き出し可能に形成されている。
また、上記表面部材3及び裏面部材4のいずれか一方例えば裏面部材4には、発光ダイオード30が装着されている。この場合、発光ダイオード30は、発光部がルーペ20の引き出し側に向けて装着されている(図2,図3及び図5参照)。また、裏面部材4には、電池収納部7が設けられており、この電池収納部7内に収納される電池41を電池収納部7の開口部にねじ結合されるキャップ部材8によって押し付けることによって、電池41の一方の極例えばマイナス極が配線40の接続端子片40aに接続されるようになっている。
上記ルーペ20は、上記ピン6に回転自在に枢着される環状の保持枠21内に嵌挿されて保持されるレンズによって形成されている。この場合、保持枠21の回転中心に対する自由端部には、外方側に屈曲状に突出する指掛け部22が形成されている。このように、保持枠21の自由端部に指掛け部22を設けることにより、収納状態にあるルーペ20を収納室11内から容易に引き出すことができる。
また、キーホルダ本体10の収納室11における開口部12と、保持枠21の自由端部とに、ルーペの収納状態を維持すべく互いに吸着可能なマグネット50,51が取着されている(図3参照)。このように、収納室11の開口部12と、保持枠21の自由端部とに、ルーペの収納状態を維持すべく互いに吸着可能なマグネット50,51を取着することにより、ルーペ20が収納室11内に収納されている状態において、両マグネット50,51が吸着して、ルーペ20が不用意に収納室11内から引き出されるのを防止することができる。
次に、ルーペ20の収納室11内への収納時と収納室11外への引き出し時における発光ダイオード30の消灯,点灯の関係について説明する。図6に示すように、発光ダイオード30と電池41を接続する配線40には、常時接続状態(ON状態)のスイッチ42が介設されている。このスイッチ42は、収納室11内に向かって突出しており(図6(b)参照)、収納室11内にルーペ20が収納されると、ルーペ20がスイッチ42に係合してスイッチ42を切状態(OFF状態)にする(図6(a)参照)。したがって、キーホルダ本体10の収納室11内にルーペ20を収納した状態ではスイッチ42が切状態(OFF状態)となるので、発光ダイオード30は消灯している。また、使用時に収納室11内からルーペ20を引き出すとルーペ20とスイッチ42との係合が解かれてスイッチ42は入状態(ON状態)となるので、発光ダイオード30が点灯し、図7に示すように、収納室11内から引き出されたルーペ20の下方側に光Bを照射する。
なお、この考案に係るルーペ付きキーホルダは、取付フック1にキーを取り付けて使用するキーホルダ以外に、取付フック1をバッグ類や衣服例えばズボンのベルト通し等に取り付けて携帯用ルーペとしても使用することができることは勿論である。
この考案に係るルーペ付きキーホルダのルーペ収納状態を示す正面図である。 上記ルーペ付きキーホルダのルーペ収納状態を示す背面図である。 上記ルーペ付きキーホルダのルーペ収納状態の一部を断面で示す分解側面図である。 上記ルーペ付きキーホルダのルーペ収納状態を示す斜視図である。 上記ルーペ付きキーホルダのルーペ引き出し状態を示す斜視図である。 この考案におけるルーペと発光ダイオードの配線部のスイッチとの関係を示す概略構成図である。 上記ルーペ付きキーホルダの使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 取付フック
2 フック部材
3 表面部材
4 裏面部材
5 ブラケット部
6 ピン
7 電池収納部
10 キーホルダ本体
11 収納室
12 開口部
20 ルーペ
21 保持枠
30 発光ダイオード
40 配線
41 電池
42 スイッチ
50,51 マグネット

Claims (3)

  1. キー等が着脱可能な取付フックを有するキーホルダ本体と、該キーホルダ本体に回転自在に枢着されると共にキーホルダ本体に設けられた収納室に対して収納及び引き出し可能なルーペと、上記キーホルダ本体から引き出された上記ルーペに向かって光を照射する発光ダイオードと、該発光ダイオードに接続する電池と、を具備し、
    上記発光ダイオードと電池とを接続する配線に介設されたスイッチと、上記ルーペとを接離可能に形成すると共に、ルーペが上記収納室から引き出された際に、スイッチを入状態にして上記発光ダイオードを点灯するように形成してなる、ことを特徴とする折り畳み式ルーペ付きキーホルダ。
  2. 請求項1記載の折り畳み式ルーペ付きキーホルダにおいて、
    上記キーホルダ本体は、互いに対峙すると共にいずれか一方に発光ダイオード、電池収納部を有する表,裏面部材と、これら表,裏面部材間の周縁部に開口を残して挟持される、取付フックを有するフック部材とで構成され、この際、上記表,裏面部材から突設されたブラケット部に上記フック部材がピンを介して固定されると共に、該ピンにルーペを回転自在に枢着してなる、ことを特徴とする折り畳み式ルーペ付きキーホルダ。
  3. 請求項1又は2記載の折り畳み式ルーペ付きキーホルダにおいて、
    上記キーホルダ本体の収納室における開口部と、ルーペを保持する保持枠の自由端部とに、ルーペの収納状態を維持すべく互いに吸着可能なマグネットを取着してなる、ことを特徴とする折り畳み式ルーペ付きキーホルダ。
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