JP3116674B2 - 運転者の状態検出装置 - Google Patents

運転者の状態検出装置

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JP3116674B2 JP05199787A JP19978793A JP3116674B2 JP 3116674 B2 JP3116674 B2 JP 3116674B2 JP 05199787 A JP05199787 A JP 05199787A JP 19978793 A JP19978793 A JP 19978793A JP 3116674 B2 JP3116674 B2 JP 3116674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転者が眼を開いてい
るか、閉じているか等の状態を検出して居眠りを検出す
る運転者の状態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両運転者の状態が検出できる装
置として、例えば、特開昭62ー247410号公報に
開示されたようなものがある。これは取込んだ画像デー
タを2値化し白画素と黒画素の連続性により運転者の眼
のある位置を領域として認識し、その領域内で開閉眼を
判定し、運転者の状態を検出する構成となっており、運
転者の居眠りの検出に利用可能であるとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記車
両運転者の状態検出装置では2値化画像データでの白画
素と黒画素の連続性だけで眼の領域を設定する構成とし
ていたため、眼鏡を掛けている人物を対象とした場合に
2値化データで眼鏡のフレーム等がノイズとして残り、
眼の領域の設定が正確にできないという問題点があっ
た。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、運転者の眼の領域の検出性能をより向上し得る
運転者の状態検出装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第1の発明の運転者の状態検出装置は、運転者の顔
画像を顔画像データとして入力する画像入力手段と、運
転者の顔面部に不可視光線を照射する発光手段と、前記
画像入力手段から送出される濃淡画像において眼鏡に写
る発光手段の反射点の画像認識により眼鏡の有無を判定
する眼鏡有無判定手段と、前記眼鏡有無判定手段により
眼鏡有りと判定された場合は、運転者の掛けている眼鏡
のレンズに写り込む発光手段の反射点を基準に眼の存在
領域を設定する眼の存在領域設定手段と、前記領域内で
運転者の開閉眼を検出する開閉眼検出手段と、前記開閉
眼検出手段からの開閉眼信号により運転者の状態を判断
する運転者状態判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】第2の発明の運転者の状態検出装置は、
眼鏡有無判定手段により眼鏡なしと判定された場合
は、前記顔画像データの眼を含む領域を決定する第2の
眼の存在領域設定手段を備え、前記第2の眼の存在領域
設定手段が、前記画像入力手段から送出される入力画像
を2値化する2値化手段と、前記2値化手段において画
像の左右方向へ走査し連続する白色画素数を計数する白
色画素数計数手段と、前記画素数の変化量から顔画像の
幅方向端の安定部を検出する安定部検出手段と、前記安
定部の有無と前記連続画素数の変化量から顔画像の輪郭
線の連続性を判断する輪郭線の連続性判断手段と、前記
判断に基づき顔面の端を特定する顔面の端特定手段と、
前記顔面の端特定手段により特定された顔面の端から眼
の存在領域の横方向の位置を決定する眼球の左右領域決
定手段と、前記決定された眼の横方向の存在領域で縦方
向の下方から黒領域を検出する黒領域検出手段と、検出
された黒領域を基準にして眼の存在領域の縦方向の位置
を決定する眼球の縦領域決定手段と、により眼の存在領
域を設定することを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】上記構成により第1の発明は、画像入力手段に
より運転者の顔画像を顔画像データとして入力し、発光
手段により運転者の顔面部に不可視光線を照射し、眼鏡
有無判定手段が画像入力手段から送出される濃淡画像に
おいて眼鏡に写る発光手段の反射点の画像認識により眼
鏡の有無を判定する。そして、前記眼鏡有無判定手段に
より眼鏡有りと判定された場合は、眼の存在領域設定手
段により運転者の掛けている眼鏡のレンズに写り込む発
光手段の反射点を基準に眼の存在領域を設定し、開閉眼
検出手段により該領域内で運転者の開閉眼を検出して開
閉眼信号を出力し、運転者状態判定手段が該開閉眼信号
により運転者の状態を判断する。
【0009】上記構成により第2の発明は、前記眼鏡有
無判定手段により眼鏡なしと判定された場合は、第2の
眼の存在領域設定手段により顔画像データの眼を含む領
域を決定し、開閉眼検出手段により該領域内で運転者の
開閉眼を検出して開閉眼信号を出力し、運転者状態判定
手段が該開閉眼信号により運転者の状態を判断する。こ
の際、第2の眼の存在領域設定手段が、2値化手段によ
り画像入力手段から送出される入力画像を2値化し、白
色画素数計数手段により2値化手段において画像の左右
方向へ走査し連続する白色画素数を計数し、安定部検出
手段により画素数の変化量から顔画像の幅方向端の安定
部を検出し、輪郭線の連続性判断手段により安定部の有
無と連続画素数の変化量から顔画像の輪郭線の連続性を
判断し、顔面の端特定手段が連続性の判断に基づき顔面
の端を特定する。また、眼球の左右領域決定手段により
顔面の端特定手段により特定された顔面の端から眼の存
在領域の横方向の位置を決定し、黒領域検出手段により
決定された眼の横方向の存在領域で縦方向の下方から黒
領域を検出し、眼球の縦領域決定手段により検出された
黒領域を基準にして眼の存在領域の縦方向の位置を決定
することにより眼の存在領域を設定する。
【0010】
【0011】
【実施例】図1は本発明の車両運転者の状態検出装置の
一実施例の構成図であり、自動車に適用した例である。
また、図2は図1の構成に基づく車両運転者の状態検出
装置の動作を示すフローチャートである。
【0012】図1で、状態検出装置は赤外線ランプ1,
2(赤外線ランプA,B),画像入力用カメラ3,A/
D変換器4,画像メモリ5,眼鏡の有無判定回路6,眼
球存在位置規定回路7,開閉眼判定回路8,及び居眠り
判定回路9を有している。
【0013】図1で、画像入力用カメラ3は運転者の顔
部分を撮影するためにインストルメントパネル内で運転
者に対し正面方向に設置されている。
【0014】赤外線ランプAは画像入力用カメラ3の位
置に対して運転者が眼鏡を掛けている場合に、その眼鏡
のレンズに写る赤外線ランプA自身の反射像が画像入力
用カメラ3に撮影されるような(以下、写り込みと記
す)位置に設置されている。この場合、赤外線ランプA
の位置は赤外線ランプAの像の入射光が眼鏡のレンズS
で反射され画像入力用カメラ3に入射するように、反射
角/入射角を考慮して設けられている。
【0015】一方、赤外線ランプBは眼鏡への写り込み
を起こさない位置に設けられており、本実施例では赤外
線ランプBとして夜間照明用赤外線ランプを用いてい
る。
【0016】画像入力用カメラ3の入力画像は、本実施
例では図3(カメラ3で撮影した領域を示すウインド
ウ)に示すように横(X)方向520画素、縦(Y)方
向500画素からなり、縦方向に顔部分がほぼ一杯にな
るように画角が調節されている。
【0017】画像メモリ5はA/D変換器画4を介して
画像入力用カメラ3と接続しており、画像入力用カメラ
3で得た入力画像データを入力し、格納する。なお、A
/D変換器4は画像入力用カメラ3には撮影した入力画
像をデジタル量に変換して画像メモリ5に供給する。
【0018】眼鏡の有無判定回路6は画像メモリ5に接
続され、画像メモリ5に格納された入力画像データに基
づいて眼鏡のレンズ部に写り込んだ赤外線ランプAの高
輝度ポイントの有無を判定する。
【0019】眼球存在位置規定回路7は眼鏡の有無判定
回路6に接続され、眼鏡の有無判定回路6による眼鏡の
有無の判定結果に応じて眼球の存在位置領域を規定す
る。
【0020】開閉眼判定回路8は眼球存在位置規定回路
7に接続され、眼球存在位置規定回路7で規定された領
域内にある画像メモリ5の画像データを処理して開閉眼
を判定する。
【0021】また、居眠り判定回路9は開閉眼判定回路
8に接続され、開閉眼判定回路8の判定結果から運転者
の居眠りの有無を判定する。
【0022】次に、図2のフローチャートに基づいて運
転者の状態検出装置全体の動作について説明する。
【0023】先ず、ステップS21でシートセンサ等に
より運転者の着座を確認する。運転者の着座が確認され
るとステップS22に移行し、タイマーをスタートさせ
眼鏡の写り込みを起こさせる赤外線ランプAを点灯す
る。
【0024】この後、ステップS23に移り眼鏡の有無
判定回路6により眼鏡のレンズ部に写り込む赤外線ラン
プAの高輝度ポイントの有無を判定する。高輝度ポイン
トが存在する場合はステップS28に移行し、眼球存在
位置規定回路7で眼の存在領域の設定方法B(後述)に
より眼の存在領域を設定する。
【0025】一方、高輝度ポイントが存在しない場合に
はステップS24に移行し、予め設定された所定時間の
間、眼鏡の有無判定回路6による高輝度ポイントの検索
を繰り返す。
【0026】この場合、所定時間経っても高輝度ポイン
トが存在しなかった場合にはステップS25に移行しタ
イマをストップし、タイマカウンタをクリアする。この
後、ステップS26に移行し、眼球存在位置規定回路7
で眼の存在領域の設定方法A(後述)により眼の領域を
設定する。
【0027】ステップS26及びステップS28以降の
処理は現画像である濃淡画像に対しある閾値で2値化し
た2値化画像をベースに行なう。
【0028】ステップS26,S28で眼の存在領域の
設定後、ステップS27,S29に移り眼鏡の有無判定
用の赤外線ランプAを消灯する。この後、ステップS2
10に移行しステップS26,S28で設定された眼の
存在領域において開閉眼判定回路8により開閉眼の判定
を行なう。この開閉眼の時系列な判定結果に基づきステ
ップS211で居眠り判定回路9による居眠り判定を行
なう。
【0029】ステップS26の眼の存在領域の設定Aの
処理の詳細は図4〜図8により説明する。また、ステッ
プS28の眼の存在領域の設定Bの処理の詳細は図9,
図10により説明する。そして、ステップS210の開
閉眼の判定の処理の詳細は図11,図12により説明す
る。
【0030】図4は図2のステップS26の眼の存在領
域の設定Aに関わる左右各々のウインドウの横方向の位
置を決定するフローチャートである。
【0031】この図のステップS101及びS102に
おいて図7に示すように画像の中央(X座標=250)
に検索開始ラインを設定し、そこから左右別個に白色連
続画素数WXCLとWXCRをカウントすると共に、白
色連続画素数が最大のときの左右端X座標XLMとXR
Mを記憶する。この処理については図5によって後述す
る。
【0032】続いて、ステップS103では左右の連続
画素数の和が200より大きいか否かを調べ、頭髪、
眉、眼球部等で200以下の場合に、ステップS104
で左安定カウンタWLCON、右安定カウンタWRCO
N、左安定フラグSTFLGL、右安定フラグSTFL
GRをクリアし、ステップS101へ戻り次のラインを
走査する。
【0033】ステップS103で左右の連続画素数の和
が200より大きい場合は、ステップS105で左側端
点検出フラグOKFGLがセットされているか否かを調
べ、セットされている場合はステップS120以降の右
端検索処理へ移る。
【0034】左側端点検出フラグOKFCLがセットさ
れていない場合(OKFCL=0)は、ステップS10
6及びS107で白色連続画素数WXCLと直前の走査
ラインにおける連続数MAELとの差が10未満ならば
右安定カウンタWCONをカウントアップする。
【0035】ステップS108及びS109では、現走
査ラインは直前走査ラインの連続数との差が小さい安定
候補部であるので、この中での連続画素数が最大の時の
XLをX1、最小の時のXLをX2として記憶する。
【0036】ステップS110〜S112では左安定カ
ウンタWLCONが10を越え、且つX1とX2の差が
30未満か否かを調べ、この条件を満足していれば左安
定フラグSTFGLをセットし、左の白色連続画素数W
XCLを新たにMAELとする。
【0037】ステップS106で白色連続画素数WXC
Lと前の走査での連続数MAELとの差が10以上であ
る場合は、輪郭線の連続性が失われた可能性があると判
断しステップS113〜S119の処理へ移る。
【0038】この部分は、連続画素数が大きく変化した
のが眉等のためか、輪郭線の途切れなのかを連続画素数
の変化と安定部分の存在とによって判断している。
【0039】先ず、ステップS113で左安定フラグS
TFLGLを調べこの連続白色画素数が大きく変化する
前に安定部分が存在しSTFLGLがセットされていた
場合は、ステップS114で連続画素数が増加したか否
かを調べる。
【0040】連続画素数が増加している場合は、輪郭線
が途切れたと判断しステップS115に置いてステップ
S108で記憶したX座標X1を顔の左端とする。
【0041】連続白色画素数が大きく変化する前に安定
部分が存在しない場合や安定部分が存在しても連続画素
数が減少している場合は、輪郭線が途切れた部分から輪
郭線のある部分の走査に移ったか、または眉、眼、眼鏡
部分等の走査であることが考えられる。
【0042】そこで、ステップS116で今回の走査の
白色連続画素数が前回の白色連続画素数より50以上減
少している場合は輪郭線が途切れた部分から輪郭線のあ
る部分の走査に移ったと判断し、今回の走査の左端点X
Lを顔の左端とする。
【0043】以上のようにステップS115またはステ
ップS118で顔の左端を設定した時はステップS11
9で左端点検出フラグOKGLGをセットした上でステ
ップS120へ進む。
【0044】今回の連続数が前回の連続数より大きく減
少していない場合は、眉、眼、眼鏡部分や大きな陰影の
ある部分と考えられるためステップS117でX1,X
2,WLCON,STFLGLをクリアしてステップS
112へ進む。
【0045】ステップS120及びS121では、上記
のステップS105〜S109と同様にして顔の右側の
輪郭線途切れ判断と輪郭線途切れ時の右端設定を行な
う。
【0046】以上の処理をステップS122及びS12
3に示すように顔面の左右端検出フラグが両方ともセッ
トされるかさもなければ予め設定したY方向の検索範囲
終了まで続ける。
【0047】両方の端点検出フラグがセットされた場合
は、横幅設定を終了する。また、Y(縦)方向の検索範
囲を終了した時は図4(b)に示すステップS124〜
S127の処理へ移る。
【0048】ここでは、左右の端点検出フラグがセット
されているか否かを調べ、それぞれセットされていない
場合はステップS102で記憶した全走査の中で左右の
白色画素連続数が最大の時の左右端X座標XLM,XR
Mを顔の左右端とする。
【0049】以上のように顔の左右端が検出できたなら
下式にしたがってウインドウの横方向の位置を決定でき
る。
【0050】・X軸センター=Xc=XLM+((XR
MーXLM)/2) ・左眼ウインドウの左側X座標=X1=XLM ・左眼ウインドウの右側X座標=X2=Xcー25 ・右眼ウインドウの左側X座標=XX1=Xc+25 ・右眼ウインドウの右側X座標=XX2=XRM このように、顔面の片側から外光が射し込むなどして顔
画像の輪郭線に連続性がなくなっても、顔の幅方向端の
安定部の有無と連続画素数の変化から輪郭線の連続性を
判断して顔面の左右端を特定することができる。
【0051】また、2値化画像において画像の中央、す
なわち、顔の略中央から左右へ走査して白色画素の連続
により顔の左右端を検出するので、背景が白でなくても
必ず顔面をとらえて的確な検出を行なうことができる。
また、髪型や眼鏡等の影響を受けずに頬部などで顔の左
右端を検出することが可能となった。さらに、顔面の左
右端を各々独立に検出する構成としたため、顔面の片側
の端が外光の影響で検出できなくても反対側の端は検出
することが可能となっている。
【0052】なお、前記ステップS101,S102で
の白色連続画素数が最大時の左右端XLMとXRMを記
憶する過程を図5に示すフローチャートに基づいて以下
説明する。
【0053】先ず、ステップS201で縦方向の走査Y
座標を40とする。このY=40はこの範囲内に顔面の
最大値は存在しないことを前提に処理を早めたものであ
る。ステップS202で横方向の検索走査開始ラインの
X座標値250を左検索X座標XLと右検索X座標XR
にセットする。このX座標値は図7に示すように車両運
転者がカメラの画角以内に存在すれば、確実に顔面部の
中に存在するラインを指定している。
【0054】次に、ステップS203で右側走査終了フ
ラグOKRがセットされているか否かを調べ、セットさ
れていればステップS211以降の顔面左端検索を行な
う。ORKがセットされていない場合はステップS20
4で画素J(XR,Y)が白か否かを調べ、白の場合は
ステップS205で右側白色画素連続カウンタWXCR
を、ステップS206で検索X座標XRをカウントアッ
プする。
【0055】ステップS204において画素J(XR,
Y)が白でない場合はステップS207でOKRをセッ
トした後に、ステップS208で今まで記憶していた右
側端点の最大値XRMと今回の端点XRを比較し、XR
の方が大きい場合(より右側にある場合)はステップS
209においてXRを新たな端点XRMとする。
【0056】次に、ステップS211〜S217で上記
と同じ処理を左側について行なう。右側の検索と相違す
るのはステップS214で検索X座標XLをカウントダ
ウンすることと、ステップS216及びS217で記憶
していた左側端点のXLMと今回の端点XLの小さい方
(より左側にある方)を左端点XLMとすることであ
る。
【0057】一つの走査ラインで左右端を検出し、ステ
ップS221で走査終了フラグOKL,OKRの両方が
セットされたと判断された場合はステップS222でこ
れらのフラグをクリア(=0)し、ステップS223で
検索ラインYをカウントアップしてこの処理を終了す
る。
【0058】図6は眼の存在領域のY方向の座標を検出
するもので、左右それぞれの眼において行なわれる。
【0059】左眼に関しては図8に示すように左眼ウイ
ンドウの右側X座標X2から10ドット左側、すなわち
X2ー10を始点とし(これは鼻の黒い部分の検出を避
けるためである)、この位置から横方向(X方向)にX
2ー90までを範囲とし、検索開始のY座標YLから0
の範囲で縦方向上方(Y方向)へ検索し、これを横方向
に4ドットの間隔毎に行なっていく。Y座標YLは左右
端を決定した走査ラインの下方に設定する。
【0060】右眼に関しては右眼ウインドウの左側X座
標XX1から10ドット右側、すなわちXX1+10を
始点とし、この位置から横方向(X方向)にXX1+9
0までを範囲とし、Y座標YLから0の範囲で縦方向上
方(Y方向)へ検索し、これを横方向に4ドットの間隔
毎に行なっていく。
【0061】図6で、まず、ステップS61において黒
領域のY座標の最大値(最下点)のメモリ変数BY1M
AXがクリアされ、X方向の検出範囲規定カウンタXC
HECKがX2ー10に、またY方向の検索範囲カウン
タYCHECKがYLに初期化される。
【0062】次に、ステップS62でX方向の検索範囲
規定カウンタXCHECKがX2ー90以下か否かを判
定する。この判定はX方向へ全て検索したか否かを判定
するものであり、X方向全ての検索を終了していない場
合はステップS63に移り、終了した場合はステップS
74に移行する。
【0063】ステップS63はそのX軸上のY方向を全
て検索したか否かを判定する。Y方向全ての検索を終了
していない場合はステップS64に移り、終了した場合
はステップS73に移行する。
【0064】ステップS64では黒領域が現れる最大Y
座標を検出することを目的としており、検索を開始した
その画素が黒画素か否かを判定し、黒画素でない場合は
ステップS72に移行し黒画素のカウンタBLACKを
クリアしてステップS71に移ってY座標を1つカウン
トダウンし、ステップS63の判定を得てY方向全ての
検索を終了していない場合はステップS64で次の画素
の判定を行なう。
【0065】この処理は検索開始から黒画素が現れるま
で繰返される。そして、ステップS64で黒画素である
と判定された場合はステップS65に移行し、 黒画素
のカウンタBLACKをカウントアップする。
【0066】次に、ステップS66に移りその黒画素が
初めて現れたものか否かを判定する。判定はカウンタB
LACKEを調べ、カウンタBLACKE=1ならば初
めて現れたものとする。
【0067】初めて現れた黒画素であればステップS6
7に移りそのY座標をSETYに代入してステップS6
8に移る。ステップS66でその黒画素が初めて現れた
ものでない場合はステップS68に移行する。
【0068】ステップS68では黒画素のカウンタBL
ACKの値が5を越えるか否かを判定する。この処理は
連続する黒画素が5個以下の場合は、それが眼の黒画素
である確立が低いことを考慮したものである。黒画素の
連続数が6に満たない場合はステップS72に移行し黒
画素のカウンタBLACKをクリアしてステップS71
に移ってY座標を1つカウントダウンし、更にそのX軸
上のY方向の検索を続ける(すなわち、ステップS63
〜S68を繰り返す)。
【0069】ステップS68で連続する黒画素が5個以
上の場合はステップS69に移る。ステップS69は黒
画素の現れたY座標の最大値BY1MAXをX軸毎に更
新する処理であり、そのX軸において黒画素領域の現れ
たY座標SETYがこれまでのY座標の最大値BY1M
AXを越えるか否かを調べ、SETYがBY1MAXを
越える場合はステップS70に移りBY1MAXを更新
し,ステップS73に移行し次のX軸で同様の処理(ス
テップS62〜69)を繰り返す。SETYがBY1M
AXを越えない場合はBY1MAXを更新することなし
にステップステップS73に移行する。
【0070】ステップ62で全てのX軸が検索されたこ
とが確認されるとステップS74に移行し、眼の存在領
域のY座標上の最大値YTと最小値YBがセットされ
る。
【0071】図9及び図10は、運転者が眼鏡を掛けて
いる場合、すなわち、ステップS28の眼の存在領域の
設定B(図2参照)に関わる眼の存在領域の決定方法を
示す説明図である。
【0072】図9は運転者の掛けている眼鏡のレンズに
赤外線ランプの高輝度反射点が存在している場合を示し
ており、この高輝度反射点は赤外線ランプの配置や数な
どにより自由に設定することが可能なため、他の高輝度
ポイントの写り込みがあっても区別することができる。
また、眼鏡のレンズ部への写り込みであるためその高輝
度ポイントを基準にすることで眼の存在領域の決定する
ことができる。図10はその1例を示したものであり、
赤外線ランプで照明された眼球の角膜表面での正反射光
がカメラ3に捕捉され、輝点(角膜反射像)18として
観測され、また、運転者の掛けている眼鏡のレンズによ
る赤外線ランプの高輝度反射点19が示されている。
【0073】以上説明したように本実施例によれば運転
者の眼鏡の有無に関係なく眼の存在領域を正確に切出す
ことが可能になり、更に精度の高い居眠り検出を行なう
ことができる。
【0074】また、日差しが顔面に直接当っているよう
な場合を想定して眼鏡の有無判定用赤外線ランプの点灯
に併せてサンバイザ等を連動させてめの領域を日蔭にす
ることもできる。
【0075】図11は開閉眼の判断を眼の存在領域での
眼球部の連続黒色画素数の係数により行なう例について
説明するフローチャートである。
【0076】この処理はウインドウのY方向に座標を検
出するものであり、左右それぞれの眼において行なわれ
る。先ず、連続黒色画素数の係数処理については左眼の
場合を例として、図12で説明する。
【0077】図12で、自動検索された左眼のウインド
ウの右側X座標のX2を始点としてこの位置から横方向
(X方向)にX1までを範囲として検索開始のY座標Y
Bから縦方向上方(Y方向)にYBー50までを検索
し、これを横方向1ドットの間隔毎に行なっていく。
【0078】また、右眼に関しては右眼のウインドウの
左側X座標のXX1を始点として、この位置から横方向
(X方向)にXX2までを範囲とし、検索開始のY座標
は右眼のウインドウ座標設定処理で求められたYB’か
ら縦方向上方(Y方向)にYB’ー50までを検索し、
これを横方向1ドットの間隔毎に行なっていく。
【0079】図11で、先ず、ステップS401におい
てX方向の検出範囲の規定カウンタXECHECKがX
2に、また、Y方向の検出範囲の規定カウンタYECH
ECKがYBに初期化され連続黒色画素数がクリアされ
る。
【0080】次に、ステップS402でX方向の検索範
囲規定カウンタXECHECKがYBー50以下か否か
が判定される。この判定はX方向に全て検索したか否か
を判断するものである。X方向に全て検索した場合は処
理を終了する。
【0081】ステップS402でX方向に全て検索して
いないと判定された場合は、ステップS403に移る。
【0082】そして、ステップS403で、新たなX軸
の検索を行なう時に連続黒色画素数を検出したフラグE
BFL、連続白色画素数を検出したフラグEWFL、黒
色画素連続カウンタBLACKE、白色画素連続カウン
タWHITEEをクリアしてステップS421へ移る。
【0083】ステップS421ではY軸の検索初期値が
白色画素か否かを判定する。検索初期値が白色画素でな
い場合、すなわち黒色画素の場合は髪等がウインドウ内
に入っているものとしてそのX軸でのY方向への検索を
中止してステップS418に移行し次のX軸の検索に移
る。Y軸の検索初期値が白色画素の場合はステップS4
22に移る。
【0084】また、ステップS422ではそのX軸での
Y軸方向を全て検索したか否かを判定する。Y軸方向の
検索を全て終了した場合もステップS418に移行し次
のX軸の検索に移る。
【0085】ステップS404以降のフローチャートに
ついては、具体的なY軸方向への検索の例を図12の走
査線(イ)〜(ヘ)場合に分けて説明する。
【0086】(1) パターン(イ)の場合 ステップS404で連続白色画素のフラグEWFLのセ
ットの有無(EWFL=1ならセット)を判定する。フ
ラグEWFLがセットされている場合はステップS41
0に移行するが、パターン(イ)では、フラグEWFL
がセットされていないためステップS405に移り該当
するドットが黒色画素か白色画素かが判定される。図1
2から明らかなようにパターン(イ)の場合は白色画素
であるためステップS412へ移行する。
【0087】ステップS412では連続黒色画素のフラ
グEBFLのセットの有無(EBFL=1ならセット)
を判定する。パターン(イ)では、フラグEBFLはセ
ットされていないためステップS416に移行し、白色
画素のカウンタWHITEEのカウントをスタートさせ
る。
【0088】次に、ステップS417で連続白色画素数
が30個を越えたか否かを判定し、30以内の場合は3
0を越えるまでステップS419に移行しY座標をカウ
ントダウンしてステップS422から同一手順を繰返し
て白色画素数をカウントアップしていく。
【0089】ステップ417で白色画素が30個を越え
た場合はY座標の検索範囲が満たされていなくてもステ
ップ418へ移り次のX軸の検索に移る(ステップS4
17で白色画素の連続数を30個を上限としている理由
は白色画素が30個以上続いた後に現れる黒色画素は眼
である確率は低く、眉、髪等の確率が高いので眉、髪等
を表す黒色画素をカウントすることを防ぐためであ
る)。
【0090】パターン(イ)のような場合のX軸の検索
では黒色画素が現れることはなく、従って、ステップS
420に移ることはないので開閉眼の判断に用いる最大
黒色画素数BLACKEMAXの値は0のままであり、
数値が更新されることはない。
【0091】(2) パターン(ロ)の場合 ステップS418に戻り、新たなX軸の検索に移りステ
ップS403で連続黒色画素数を検出したフラグEBF
L、連続白色画素数を検出したフラグEWFL、黒色画
素連続カウンタBLACKE、白色画素連続カウンタW
HITEEをクリアした後にステップS404に移る。
【0092】ステップS404ではステップS403で
フラグEBFL,フラグEWFLはクリアされているた
め、パターン(イ)の場合と同様にステップS405,
S412,S416,S417,S420,S419,
S404,からS405で黒色画素が現れるまでY座標
をカウントダウンし、白色画素連続カウンタWHITE
Eをカウントアップする。
【0093】パターン(ロ)の場合は少なくとも白色画
素が30個を越えるまでに黒色画素が現れるので、黒色
画素が現れた時にステップS406に移り連続黒色画素
のカウンタBLACKEをスタートさせて、ステップS
408に移る。
【0094】ステップS408は2ドット以下の黒色画
素のノイズを除くものであり、黒色画素が2ドット以下
の連続で黒色画素が現れた場合には、ステップS41
2,S416,S417からS420へ移行し、ノイズ
としてカウントしたおそれのある黒色画素連続カウンタ
BLACKEをクリアし検索を続ける。
【0095】ステップS408で3ドット以上の黒色画
素が連続した場合にはステップS409に移行しフラグ
EBFKをセットする。フラグEBFKのセット後も黒
色画素が連続する限りステップS419,S404〜S
409を繰り返して黒色画素をカウントアップしてい
く。なお。ここで、黒色画素の連続が途切れた場合はス
テップS412に移行する。
【0096】ステップS412ではフラグEBFLがセ
ットされているか否かを判断する。パターン(ロ)の場
合は既にEBFLがセットされているため、ステップS
413で白色画素連続カウンタWHITEEのカウント
をスタートさせる。
【0097】次にステップS414で白色画素の連続数
を調べる。ここで連続数が5個未満の場合はステップS
419,S404,S405,S412,S413から
S414を繰り返しY座標をカウントダウンして、白色
画素をカウントアップしていく。
【0098】ステップS414で白色画素の連続が5個
以上になった場合はステップS415でフラグEWFL
をセットする。フラグEWFLのセット後にステップS
419に移行しY座標を同様にカウントダウンし、ステ
ップS422を経てステップS404に移る。
【0099】ステップS404の判定ではフラグEWF
LがセットされているのでステップS410に移り、ス
テップS410でステップS407でカウントした連続
黒色画素数BLACKEと最大連続黒色画素数BLAC
KEMAXとを比較する。
【0100】比較の結果、そのX軸上でカウントした連
続黒色画素数BLACKEが最大連続黒色画素数BLA
CKEMAXより多い場合はステップS411でBLA
CKEがBLACKEMAXに置き換えられて、ステッ
プS418に移る。
【0101】また、ステップS410で連続黒色画素数
BLACKEが最大連続黒色画素数BLACKEMAX
より少ない場合はそのまま次のX軸の検索(ステップS
418)に移る。
【0102】パターン(ロ)のX軸上の流れでは、Y軸
の初期値からの白色画素の連続を確認し、その後眼の部
分にあたる黒色画素の連続を判断してこの黒色画素数を
カウントする。その後、眼の上の白色画素を判断するこ
とで眼の縦方向の大きさを連続黒色画素で認識する。
【0103】(3) パターン(ハ)の場合 パターン(ハ)は眼の部分を2値化した時に、眼球の虹
彩部が白くなること(夜間、トンネル内等の赤外光のみ
での画像の場合によくみられる)への対応である。
【0104】パターン(ハ)の場合も基本的な処理はパ
ターン(ロ)の場合と同一である。パターン(ハ)では
連続画素数が確認され、黒色画素のカウントアップ中に
眼球の虹彩部の白色画素が現れた場合には、眼の部分の
黒色画素がまだ続いていても黒色画素のカウントを中止
し虹彩部の白色画素のカウントアップを開始する。
【0105】ここで、ステップS414で白色画素が5
個を越えないうちに再び黒色画素が現れる場合は、フラ
グEWFLがセットされていないので中止していた黒色
画素のカウントアップを再開する。この後、眼の上の白
色画素が確認された場合はパターン(ロ)と同一の処理
を行なう。
【0106】(4) パターン(ニ)の場合 パターン(ニ)の場合はパターン(ロ)の場合と全く同
一であるが、ステップS407でカウントアップした黒
色画素数BLACKEの値がより大きい場合は眼の上の
連続白色画素の確認後、ステップS410,S411で
最大連続黒色画素数BLACKEMAXを黒色画素数B
LACKEで置き換え、そのウインドウでの最大連続黒
色画素数を記憶する。
【0107】(5) パターン(ホ)の場合 パターン(ホ)は眼以外、例えば眉、髪等の連続黒色画
素のカウントを行なってしまう場合である。眉、髪等の
黒色画素は少なくとも眼の下にあることはないので、Y
軸上の検索を開始し白色画素のカウントアップを繰り返
しステップS417で連続白色画素数が30個を越えた
場合(その後にできた黒色画素は眼のものであるとはし
ない)は、そのX軸での検索を中止し次のX軸の検索に
移る。
【0108】(6) パターン(ヘ)の場合 パターン(へ)はウインドウの左端の髪の連続黒色画素
のカウントを行なってしまう場合である。ウインドウの
左端の髪の連続黒色画素数は非常に多くなる可能性があ
るがウインドウ左端の連続黒色画素の上に白色画素が現
れることはなく、フラグEWFLがセットされていない
ため、髪による連続黒色画素数が多くなっても、最大連
続黒色画素数BLACKEMAXの数値の置き換えは行
なわない。
【0109】従って、全てのX軸の検索を終了すると眼
の縦方向(Y軸方向)の最大連続黒色画素数が得られ
る。これらの処理は開眼時/閉眼時に拘らず検出するこ
とができ、その最大連続黒色画素の数により開閉眼を認
識することができる。
【0110】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、赤外線ランプの反射点により運転者が眼鏡を掛けて
いるか否かを事前に判定し、運転者が眼鏡を掛けている
場合でも眼の存在領域を決定できるように構成している
ので、運転者が眼鏡を掛けている場合に眼の存在領域を
正確に検出することが可能となった。
【0112】また、第2の発明によれば、赤外線ランプ
の反射点により運転者が眼鏡を掛けているか否かを事前
に判定し、運転者が眼鏡を掛けていない場合でも眼の存
在領域を決定できるように構成しているので、運転者が
眼鏡を掛けていない場合に眼の存在領域を正確に検出す
ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両運転者の状態検出装置の一実施例
の構成図である。
【図2】図1の車両運転者の状態検出装置の動作を示す
フローチャートである。
【図3】カメラで撮影した領域を示すウインドウの説明
図である。
【図4】存在領域の設定Aに関わる左右各々のウインド
ウの横方向の位置を決定するフローチャートである。
【図5】図4に示す処理の一部の詳細なフローチャート
である。
【図6】ウインドウの縦方向の範囲設定処理のフローチ
ャートである。
【図7】ウインドウの縦方向の範囲設定処理の説明図で
ある。
【図8】眼の存在領域のY軸方向の座標決定の説明図で
ある。
【図9】運転者が眼鏡を掛けている場合の眼の存在領域
の決定方法を示す説明図である。
【図10】運転者が眼鏡を掛けている場合の眼の存在領
域の決定方法を示す説明図である。
【図11】開閉眼検出処理のフローチャートである。
【図12】図11のフローチャートの説明図である。
【符号の説明】
1 赤外線ランプA(発光手段) 2 赤外線ランプB 3 カメラ(画像入力手段) 4 A/D変換器(2値化手段) 5 画像メモリ 6 眼鏡の有無判定回路(眼鏡有無判定手段) 7 眼球存在位置規定回路(眼の存在領域設定手段) 8 開閉眼判定回路 9 居眠り判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 7/00 - 7/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の顔画像を顔画像データとして入
    力する画像入力手段と、 運転者の顔面部に不可視光線を照射する発光手段と、 前記画像入力手段から送出される濃淡画像において眼鏡
    に写る発光手段の反射点の画像認識により眼鏡の有無を
    判定する眼鏡有無判定手段と、 前記眼鏡有無判定手段により眼鏡有りと判定された場合
    は、運転者の掛けている眼鏡のレンズに写り込む発光手
    段の反射点を基準に眼の存在領域を設定する眼の存在領
    域設定手段と、 前記領域内で運転者の開閉眼を検出する開閉眼検出手段
    と、 前記開閉眼検出手段からの開閉眼信号により運転者の状
    態を判断する運転者状態判定手段とを備えたことを特徴
    とする運転者の状態検出装置。
  2. 【請求項2】 前記眼鏡有無判定手段により眼鏡なしと
    判定された場合は、前記顔画像データの眼を含む領域を
    決定する第2の眼の存在領域設定手段を備え、 前記第2の眼の存在領域設定手段が、 前記画像入力手段から送出される入力画像を2値化する
    2値化手段と、 前記2値化手段において画像の左右方向へ走査し連続す
    る白色画素数を計数する白色画素数計数手段と、 前記画素数の変化量から顔画像の幅方向端の安定部を検
    出する安定部検出手段と、 前記安定部の有無と前記連続画素数の変化量から顔画像
    の輪郭線の連続性を判断する輪郭線の連続性判断手段
    と、 前記判断に基づき顔面の端を特定する顔面の端特定手段
    と、 前記顔面の端特定手段により特定された顔面の端から眼
    の存在領域の横方向の位置を決定する眼球の左右領域決
    定手段と、 前記決定された眼の横方向の存在領域で縦方向の下方か
    ら黒領域を検出する黒領域検出手段と、 検出された黒領域を基準にして眼の存在領域の縦方向の
    位置を決定する眼球の縦領域決定手段と、により眼の存
    在領域を設定することを特徴とする請求項1記載の運転
    者の状態検出装置。
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