JP3116151U

JP3116151U - 記憶保存用聴診装置（メモリーステソスコープ）

Info

Publication number: JP3116151U
Application number: JP2005004481U
Authority: JP
Inventors: 純一郎高橋
Original assignee: Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date: 2005-05-20
Filing date: 2005-05-20
Publication date: 2005-12-02
Anticipated expiration: 2015-05-20

Abstract

【課題】マグネット式聴診器内に、脱着式マイクロフォンを内蔵させ振動板を通して聴診した各種音を、外部機器（ＭＤ、ＤＡＴ、カセットデッキ、パソコン、携帯電話等）に簡単に録音、保存して、必要な時に再生、送信して聞く事が可能で、通常のマグネット式聴診器としても使用出来る聴診装置の提供。
【解決手段】マグネット式聴診器２に、脱着式マイクロフォン１を設置して、その端子３を外部機器４に接続して、聴診記録を録音、保存したい時に、集音部８を測定したい場所に当て、録音ボタン９を押す。記録を聞きたい時はイヤフォン６接続して、再生ボタン１２を押して確認する。場合によって送信する。通常のマグネット式聴診器として使用する時は、脱着個所１３にキャップ１４を取り付ける。従って、聴診記録を簡単に録音、保存、再生、送信する事が可能となり、通常のマグネット式聴診器としても使用出来る。
【選択図】図１

Description

本考案はマグネット式聴診器内に取りつけた脱着式マイクロフォンが振動板を通して聴診した各種音を外部機器に録音、保存して、再生、送信する事が可能で、通常のマグネット式聴診器としても使用出来る聴診装置である。

従来の聴診器では、聴診結果を簡単に外部機器（ＭＤ、ＤＡＴ、カセットデッキ、パソコン、携帯電話等）に録音、保存して、再生、送信するという事が不可能であった。

従来の聴診器では、聴診結果を外部機器に簡単に記録する事が出来ない為、医師の外来、病室での聴取した聴診記録、所見記録等、又は救急救命士の器官内挿管施行記録などの聴診結果保存が不可能でした。従って、マグネット式聴診器内に脱着式マイクロフォンを取りつける事によって簡単に外部機器への聴診結果保存が可能になり前述の欠点を解決しようとするものである。

課題を解決しようとする手段

マグネット式聴診器内に脱着式マイクロフォンを取りつける。マグネット式聴診器は従来の聴診器より、音質が鮮明で、感度が良いという特徴がある為、マイクロフォンを通して聴診した各種音を、鮮明に記録保存する事が可能である。聴診器の振動板を通して聞こえる音と、その音をマイクロフォンを通して録音、再生して聞いた音が同一である事が理想である為、マグネット式聴診器を使用する。マイクロフォン端子を外部機器のマイク端子に接続して、聴診時に各種音を保存したい時、接続してある外部機器で簡単に保存する事により問題点を解決している。

考案の効果

上述の様に本考案の記憶保存用聴診装置は、聴診器内に脱着式マイクロフォンを内蔵している為、
（イ）外来、病室で聴取した聴診記録を、再度聞き、専門医にも聞いてもらい、その聴診の診断の助けになる。
（ロ）聴診所見の記録を残すことにより、経時的に変化する所見を残すことにより、病状の経過がわかる。
（ハ）カンファランス、研究会などの症例の提示に際し、聴診所見を提示できる。
（ニ）救急救命士の気管内挿管施行にあたり、挿管操作後の呼吸音の記録を残すことにより、気管内挿管が施行された証拠を残すことができる。
（ホ）デジタル化された聴診所見は遠隔地、または家庭より医療機関に送られ、診断が迅速に、確実にくだされる。
（ヘ）不整脈の測定記録。
（ト）産業機器（モーターエンジン等）の異常音の検査、測定。
（チ）胎児音の記録。
（リ）床暖房施工時の配管確認。
（ヌ）その他流体音（流水音、樹木の吸水音等）の記録。
等の事が、記憶保存聴診装置を使う事で、簡単に録音、保存、再生、送信が可能となる。

考案の実施するための最良の形態

聴診器の振動板を通して聞こえる音と、マイクロフォンを通して録音、保存して、再生、送信して聞いた音が同一である事が理想の為、マイクロフォンの位置が重要になる。マイクロフォンを取り付ける時は、マイクロフォンの設置する場所を、振動板を通して入ってくる音の直線上の真上に設置する。これは、マイクロフォンの位置と振動板との距離が大変重要な為である。マイクロフォンの設置する位置が決まり、録音、保存する時に雑音の混入が避けられないという欠点がある。この原因は、聴診器そのものが、マイクロフォンに対してセンサーの働きをしている為、振動板を通して入ってくる音の他に聴診器そのものの音に反応している。この音が雑音として、マイクロフォンが反応してしまう。よって解決する為に、マイクロフォンをプラスチックの部品で固定して、密閉する為にシリコンＯリングで外界を遮断した。これにより雑音をカットする事が可能である。

添付図面で説明する。聴診記録を録音、保存したい時は、脱着式マイクロフォン１が内蔵されたマグネット式聴診器２のマイクロフォンコードのプラグ端子３を、マイク端子付きデーター保存が出来る外部機器（ＭＤプレーヤー、テープレコーダー、ＤＡＴプレーヤー、パソコン、携帯電話等）４のマイク端子５に接続して、イヤホン（ヘッドフォン）６を外部機器４のＯＵＴ端子７に接続する。聴診器耳金具１０のイアーチップ１１を自分の耳に挿入して聴診器胸当部の振動板集音部８を測定したい場所に当て外部機器の録音ボタン９を押して録音する。再生して確認する時は、イヤホン（ヘッドフォン）６を自分の耳に挿入して外部機器の再生ボタン１２を押して確認する。状況によっては送信する。通常のマグネット式聴診器として使用する時は、脱着式マイクロフォン１を脱着個所１３から外して、代わりにキャップ１４を取り付ける

本考案の全体図である。

符号の説明

１脱着式マイクロフォン
２マグネット式聴診器
３マイクロフォンコードプラグ端子
４外部機器
５マイク端子
６イヤフォン
７ＯＵＴ端子
８振動板集音部
９録音ボタン
１０聴診器耳金具
１１イアーチップ
１２再生ボタン
１３脱着個所
１４キャップ

Claims

マグネット式聴診器２の振動板８を通して聞こえる各種の聴診音、及び機械、モーター、エンジン等の振動音の測定を、聴診器２にセットされた脱着式マイク１を通してＭＤ、ＤＡＴ、カセットデッキ、パソコン、及び携帯電話等の機器４に録音、保存して、再生、送信する事が可能で、さらに、マイクを使用しない時は、脱着個所１３にキャップ１４を取り付ける事で、通常のマグネット式聴診器としても使用する事が出来る聴診装置。