JP3115904B2 - トランス−1,4−ポリブタジエンの合成用触媒系 - Google Patents

トランス−1,4−ポリブタジエンの合成用触媒系

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    • C08F136/00Homopolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F136/02Homopolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F136/04Homopolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランス−1,4−ポリ
ブタジエンの合成用触媒系及びこの触媒系を使用してア
ニオン重合によりトランス−1,4−ポリブタジエンを
合成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トランス−1,4−ポリブタジエン(T
PBD)は結晶化度が高水準であることの理由から熱可
塑性の樹脂である。このトランス−1,4−ポリブタジ
エンはそのポリマー主鎖の中に多数の二重結合を含有し
ているので、ゴムとブレンドし、同時硬化させることが
できる。TPBDはこの点ではシンジオタクチック−
1,2−ポリブタジエンと同様である。
【0003】TPBDは普通遷移金属触媒又は稀土類元
素系触媒を用いて製造される。遷移金属触媒によるTP
BDの合成はアカデミック・プレス社(Academic Pres
s)(ニューヨーク)から1979年に刊行された“チ
ーグラー・ナッタ触媒及び重合(Ziegler-Natta Cataly
sts and Polymerizations)”第5〜6章においてジェ
ー・ボーア・ジュニア(J. Boor, Jr.)によって説明さ
れている。稀土類元素系触媒によTPBDの合成につい
てはディー・ケー・ジェンキンス(D. K. Jenkins)が
ポリマー(Polymer)26、147(1985年)の中で
述べている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の遷移金
属触媒又は稀土類元素系触媒によっては分子量の制御が
達成困難であり、またモノマー転化率は往々にして極く
低い。
【0005】TPBDを製造するためにアニオン重合系
を用いることによってもっと良好な分子量制御が達成可
能と思われる。アニオン重合系を用いる場合には使用さ
れる触媒水準と達成される分子量との間に、典型的に
は、逆の関係がある。このようなアニオン重合系は米国
特許第4,225,690号明細書に開示される。開示される触
媒系はジアルキルマグネシウム化合物に基づくもので、
その化合物はカリウムアルコキシドで賦活される。しか
し、このようなジアルキルマグネシウムに基づく触媒系
により生成されるポリマーはその極ぐ少量がTPBDで
あるに過ぎない。言い換えると、かかる触媒系を用いて
製造されるこの少量のTPBDは常に混合微細構造を持
つ大量のヘキサ可溶性ポリプタジエンを伴っているので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はアニオン重合法
でTPBDを高転化水準で合成する技術に関する。この
アニオン重合法は分子量が触媒水準を単に変えることに
よって制御することができるので魅力あるものである。
この重合法はまた典型的な配位触媒を用いて達成するこ
とができる分子量より高い分子量を得ることができるこ
とでも魅力がある。
【0007】本発明は、アルカリ金属トリアルキルマグ
ネシエート(alkali metal trialkylmagnesiate)とア
ルカリ金属アルコキシドから成り、アルカリ金属トリア
ルキルマグネシエート対アルカリ金属アルコキシドのモ
ル比が約1:1〜約1:6の範囲である、1,3−ブタ
ジエンモノマーをトランス−1,4−ポリブタジエンに
重合する際に用いることができる触媒系を開示するもの
である。
【0008】本発明は更に、1,3−ブタジエンモノマ
ーを有機溶剤中、約−10°〜約50℃の範囲内の温度
においてアルカリ金属トリアルキルマグネシエート及び
アルカリ金属アルコキシドの存在下で重合させる工程を
含んで成る、アニオン重合法にようるトランス−1,4
−ポリブタジエンの合成法を開示する。
【0009】本発明は、更に具体的に述べると、(a)
1,3−ブタジエンモノマーと有機溶剤を含有する重合
媒体に触媒系としてアルカリ金属トリアルキルマグネシ
エートとアルカリ金属アルコキシドを加え、そして
(b)その1,3−ブタジエンモノマーを約−10°〜
約50℃の範囲内の温度において重合させてトランス−
1,4−ポリブタジエンを生成させる工程を含んで成
る、アニオン重合法によるトランス−1,4−ポリブタ
ジエンの合成法に関する。
【0010】本発明の重合は通常炭化水素溶剤中で行わ
れる。炭化水素溶剤は1種又は2種以上の芳香族、パラ
フィン系又はシクロパラフィン系の化合物であることが
できる。これらの溶剤は通常分子当たり4〜10個の炭
素原子を含有し、また重合条件下で液体である。適当な
有機溶剤の若干の代表的例を挙げると、ペンタン、イソ
オクタン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、ベンゼン、
トルエン、キシレン、エチルベンゼン等がある。これら
溶剤は単独で又は混合して用いられる。但し、本発明の
触媒系は塊状重合でも使用することができる。
【0011】本発明の溶液重合においては、モノマーは
通常重合媒体中に5〜35重量の量で存在する。このよ
うな重合媒体は、勿論、有機溶剤と1,3−ブタジエン
モノマ−から成る。ほとんどの場合、重合媒体は10〜
30重量%のモノマーを含有するのが好ましい。一般的
には、重合媒体は20〜25重量%のモノマーを含有す
るのが更に好ましい。
【0012】重合は重合媒体にアルカリ金属トリアルキ
ルマグネシエートとアルカリ金属アルコキシドとを添加
することによって開始される。この重合はバッチ法、半
連続法又は連続法で行うことができる。連続法では、使
用されている反応容器に追加の1,3−ブタジエンモノ
マ−、触媒及び溶剤が連続的に添加される。使用重合温
度は、典型的には、約−10°〜約50℃の範囲内であ
る。重合媒体は重合を通じて約0°〜約40℃の範囲内
の温度に保つのが普通は好ましい。典型的には、重合温
度を約10°〜約30℃の範囲内とするのが最も好まし
い。使用圧力は通常重合反応条件下で実質的に液相を保
持するのに十分な圧力である。
【0013】重合は1,3−ブタジエンモノマ−の重合
を実質的に完結させるのに十分な時間行われる。言い換
えると、重合は通常高転化率が実現されるまで行われ
る。重合は次に標準的な方法を用いて停止させることが
できる。
【0014】アルカリ金属トリアルキルマグネシエート
中のアルカリ金属はリチウム、ナトリウム、カリウム、
ルビジウム又はセシウムであることができる。典型的に
は、このアルカリ金属はリチウム、ナトリウム又はカリ
ウムである。カリウム及びナトリウムが好ましい。アル
カリ金属トリアルキルマグネシエート中のアルキル基は
典型的には1〜約14個の炭素原子を含有するものであ
る。更に典型的には、トリアルキルマグネシエートのア
ルキル基は2〜約10個の炭素原子を含有するものであ
る。アルカリ金属トリアルキルマグネシエート中のアル
キル基は約4〜約8個の炭素原子を含有するのが一般に
好ましい。使用することができるアルカリ金属トリアル
キルマグネシエートの若干の代表的例を挙げると、ナト
リウムトリブチルマグネシエート、ナトリウムトリ−2
−エチルヘキシルマグネシエート、ナトリウムトリペン
チルマグネシエート、ナトリウムトリヘキシルマグネシ
エート、カリウムトリブチルマグネシエート、カリウム
トリ−2−エチルヘキシルマグネシエート、カリウムト
リペンチルマグネシエート及びカリウムトリヘキシルマ
グネシエートがある。
【0015】アルカリ金属アルコキシド中のアルカリ金
属はカリウム、ルビジウム又はセシウムであることがで
きる。このアルカリ金属は、典型的には、カリウムであ
るのが好ましい。アルカリ金属アルコキシドは、典型的
には、約2〜約12個の炭素原子を含有するものであ
る。一般的には、アルカリ金属アルコキシドは約3〜約
8個の炭素原子を含有するのが好ましい。アルカリ金属
アルコキシドは約4〜約6個の炭素原子を含有するのが
一般に最も好ましい。カリウムt−アミルオキシド(カ
リウムt−ペントキシド)が本発明の触媒系において用
いることができる極めて好ましいアルカリ金属アルコキ
シドである。
【0016】本発明の触媒系において、アルカリ金属ト
リアルキルマグネシエート対アルカリ金属アルコキシド
のモル比は、典型的には、約1:1〜約1:6の範囲で
ある。アルカリ金属トリアルキルマグネシエート対アル
カリ金属アルコキシドのモル比は約1:2〜約1:4の
範囲であるのが一般に好ましい。約2:5〜約2:7の
範囲のモル比が最も好ましい。
【0017】触媒使用量は合成されるTPBDに所望と
される分子量に依存する。総てのアニオン重合に一般的
に言えるが、生成ポリマーの分子量は触媒使用量に反比
例する。一般的には、約0.1〜約4phm(重量でモ
ノマー100部当たりの部数)のアルカリ金属トリアル
キルマグネシエートが用いられる。ほとんどの場合、約
0.5〜約2phmのアルカリ金属トリアルキルマグネ
シエートを用いるのが好ましい。
【0018】本発明の方法で製造されるTPBDにおい
ては、ポリマー中のブタジエン繰返単位の少なくとも7
5%がトランス−1,4−異性体構造を持つものであ
る。本発明の触媒を用いて製造されるTPBDは、典型
的には、約80〜約95%のトランス−異性体含量を有
する。生成TPBDは2つの異なる融点を持つ。第一の
融点は約60°〜約80℃の範囲内にあり、第二の融点
は約135°〜約155℃の範囲内にある。
【0019】
【実施例】本発明を次の実施例によって例証する。但
し、これらの実施例は本発明を単に説明するためのもの
であって、本発明の範囲又は本発明の実施方法を限定す
るものと見なしてはならない。特に明記されない限り
は、部及び百分率は総て重量で与えられるものとする。
【0020】
【例1】カリウム金属とジブチルマグネシウムとからデ
ィー・ビー・マルパス(D. B.Malpass)及びジェー・エ
フ・イースサム(J. F. Eastham)のジャーナル・オブ
・オーガニック・ケミストリー(J. Org. Chem.)、
、3718(1973)の修正法を用いてカリウムト
リブチルマグネシエートを製造した。即ち、ヘプタン中
1.11モルのジブチルマグネシウム溶液(この溶液は
リスコ社[Lithco]から入手したものである)100ml
及びカリウム金属4.5グラムが入っている、金属の安
全シールドを備え、隔膜(septum)シールされた(ビト
ン[Viton] Aガスケット)、236ml(8オンス)のねじ
込みキャップ付きびんを回転浴中、69℃において7時
間タンブルした。室温において、びんの内容物を窒素雰
囲下でガラス濾過器に二重末口付き(double tipped)
針を用いて移した。フリット上の総ての固体を乾燥ヘキ
サンを用いてすすぎ、かつ洗浄した。次に、それぞれ5
0ml及び30mlの乾燥ベンゼンの2部分を用いてベンゼ
ン可溶の物質をフリットを通して流し出して生成物のベ
ンゼン溶液を得た。この溶液を隔膜シールした“ポップ
(pop)”びんに移し、重合に直接使用するために−1
0℃で貯蔵した。
【0021】
【例2】乾燥、窒素充填された、隔膜シールした946
ml(32オンス)のねじ込みキャップ付きびんにブタジ
エンの混合ヘキサン中18%溶液800mlを入れた。こ
の溶液を窒素雰囲下で混合シリカ/アルミナに数回通し
た。そのびんにシクロヘキサン中カリウムt−ペントキ
シドの0.92M溶液(カラリー・ケミカル社[Caller
y Chemical Company]から入手し、カリウム金属で処理
したもの)0.50mlをシリンジを用いて注入した。次
に、実施例1で製造したカリウムトリブチルマグネシエ
ートのベンゼン溶液0.20mlをそのびんに注入した。
【0022】そのびんを10℃の回転浴に入れ、24時
間タンブルした。びんをメタノール10ml及びヘキサン
中ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)の5%w/v
溶液15mlで重合停止させた。トランス−1,4−ポリ
ブタジエン樹脂を流し出し、ヘキサンで数回洗浄した。
最後の洗浄(ソーキングによる)はヘキサン中1%w/
vBHTを用いて行った。
【0023】回収されたトランス−1,4−ポリブタジ
エンの重量は93.2グラムで、本質的にブタジエン1
00%であった(ブタジエン/ヘキサン溶液の0.65
という密度で93.6グラム)。この物質のDSCトレ
ースは融点が150〜151℃であることを示した。こ
れはこの物質が非常に高いトランス−1,4含量を持つ
ものであることを示している。他の同様の重合では、得
られたトランス−1,4−ポリブタジエンの収率は上記
より低く、時には実質的量のヘキサン可溶性ポリブタジ
エンが伴った。このような結果は(1)トランス−1,
4−ポリブタジエンを生成させる触媒を破壊し、又は
(2)この触媒をヘキサン可溶のポリブタジエンを生成
させる触媒(類)に転化させるだろう不純物にその原因
が帰せられる。従って、トランス−1,4−ポリブタジ
エンを好収率で得るには試剤類と装置を厳しく精製する
ことが極めて重要でかつ必要なことである。
【0024】
【例3】乾燥、窒素充填された、隔膜シールされた23
6ml(8オンス)のねじ込みキャップ付きびんに例2で
使用したブタジエン/ヘキサン溶液200mlを入れた。
このびんにカリウムt−ペントキシドの0.92M溶液
(例2に示される通りのもの)0.125mlをシリンジ
で注入した。続いて、ナトリウムトリアルキルマグネシ
エート0.01ml、メチルシクロヘキサン/ヘプタン中
0.47MのMg(リチョ社[Litcho]から入手)をび
んに注入した。
【0025】びんを10℃の回転水浴に移し、72時間
タンブルした。びんを例2におけるようにしてメタノー
ルと5%w/vBHT/ヘキサン(比例した量)で重合
停止させた。トランス−1,4−ポリ(ブタジエン)の
量は20.2グラム、即ち出発ブタジエン(23.4グ
ラム)の86%であった。
【0026】以上、本発明を説明するためにある特定の
代表的態様と細部を示したが、本発明にはその範囲から
逸脱しない限りにおいて様々の変更、修正を加え得るこ
とは当業者には明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 590002976 1144 East Market Str eet,Akron,Ohio 44316 −0001,U.S.A. (72)発明者 アデル・ファーハン・ハラサ アメリカ合衆国オハイオ州44210,バス, エベレット・ロード 5040 (56)参考文献 特開 昭55−38827(JP,A) 特開 平4−233915(JP,A) 特開 昭51−115590(JP,A) 特公 昭44−26477(JP,B1) 米国特許4225690(US,A) J.Org.Chem.,Vol. 38,No.21,p3718−3723(1973年) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 4/00 - 4/82

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ金属トリアルキルマグネシエー
    トとアルカリ金属アルコキシドから成り、該アルカリ金
    属トリアルキルマグネシエート対アルカリ金属アルコキ
    シドのモル比が1:1〜1:6の範囲であり、そして該
    アルカリ金属アルコキシド中のアルカリ金属がカリウ
    ム、ルビジウム及びセシウムより成る群から選ばれたも
    のである、1,3−ブタジエンモノマーをトランス−
    1,4−ポリブタジエンに重合する際に用いることがで
    きる触媒系。
  2. 【請求項2】 1,3−ブタジエンモノマーを有機溶剤
    中、0℃〜40℃の範囲内の温度において、アルカリ金
    属トリアルキルマグネシエート、及びアルカリ金属アル
    コキシドであって、その中のアルカリ金属がカリウム、
    ルビジウム及びセシウムより成る群から選ばれたもので
    ある該アルカリ金属アルコキシドの存在下で重合させる
    工程を含んで成る、アニオン重合によるトランス−1,
    4−ポリブタジエンの合成法。
  3. 【請求項3】 (a)1,3−ブタジエンモノマーと有
    機溶剤を含有する重合媒体に触媒系としてアルカリ金属
    トリアルキルマグネシエート、及びアルカリ金属アルコ
    キシドであって、その中のアルカリ金属がカリウム、ル
    ビジウム及びセシウムより成る群から選ばれたものであ
    る該アルカリ金属アルコキシドを加え、そして(b)該
    1,3−ブタジエンモノマーを0℃〜40℃の範囲内の
    温度において重合させてトランス−1,4−ポリブタジ
    エンを生成させる工程を含んで成る、アニオン重合によ
    るトランス−1,4−ポリブタジエンの合成法。
JP03125788A 1990-05-29 1991-05-29 トランス−1,4−ポリブタジエンの合成用触媒系 Expired - Fee Related JP3115904B2 (ja)

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