JP3115851B2 - 建 具 - Google Patents

建 具

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JP3115851B2
JP3115851B2 JP09249820A JP24982097A JP3115851B2 JP 3115851 B2 JP3115851 B2 JP 3115851B2 JP 09249820 A JP09249820 A JP 09249820A JP 24982097 A JP24982097 A JP 24982097A JP 3115851 B2 JP3115851 B2 JP 3115851B2
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保幸 田原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラッシュ構造を有
する引き戸等の建具に関するものである。
【0002】
【発明の背景】従来、引き戸等の建具は天然木を挽き割
りした肉厚の板材によって作られていたが、最近では天
然資源の枯渇の問題に対処すべく、薄肉の板材を面材と
して芯材の両面に張設したフラッシュ構造の建具が提供
されている。また更に天然資源を節約するために、木材
の端材、間伐材、古木材等をチップ化し、該チップを解
繊して製造される木質繊維にフェノール樹脂等のバイン
ダーを添加混合し、熱プレスによって、框部、鏡板部、
飾縁部を一体的に形成した繊維成形板が面材として提供
されている。このような繊維成形板は飾縁部を別体とし
て取付ける必要がないので、天然資源の節約に加えて不
足がちである職人の手間を省くことが出来る。上記フラ
ッシュ構造の建具においては、鏡板部を刳り貫いて窓部
を設け、該窓部にモール材を介してガラス板等の嵌板材
を嵌め込んだ構造のものが提供されている。
【0003】
【従来の技術】従来、このような建具は図7に示すよう
に框部(2) 、該框部(2) に飾縁部(4)を介して囲繞され
ている鏡板部(3) を形成した面板(1) の鏡板部(3) の所
定箇所(例えば中央部)を刳り貫いて窓部(5) を形成し
たものを芯材(8) の両面に張設し、該窓部(5) の周縁の
下側にモール材(7) を接着し、該モール材(7) にガラス
板のような嵌板材(6) の周縁部を載置し、更に該窓部
(5) の周縁の上側にモール材(7) を接着し、該嵌板材
(6) の周縁部を上下のモール材(7) で挟持固定する構造
を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の建具(引き
戸)(9) は框部(2) と鏡板部(3) との表面レベルL1
同一であり、したがってモール材(7) の外面レベルL2
は框部(2) と鏡板部(3)との表面レベルL1 から外側に
突出した状態となっている。そのために図8に示すよう
に一対の間柱(10,10) 間の敷居レール(10A) に一対の引
き戸(9,9) を嵌め込んだ時、引き戸(9,9) 間にdだけの
間隙を設けなければならない。こゝにdは引き戸(9) 表
面からのモール材(7) の突出量L2 −L1 =ΔLの2
倍、即ち2ΔLよりも大きく設定し、引き戸(9,9) 相互
のモール材(7,7) が干渉することを防止する。したがっ
てこのような引き戸構造では鴨居や敷居レールの間隔を
dだけ拡張しなければならず、このような鴨居や敷居レ
ールの間隔の拡張は、気密性や明かり漏れを生じ易くか
つ畳、カーペット等の敷物の寸法や柱等の建物躯体の仕
様変更を来すと言う問題を生ずる。
【0005】
【課題を解決するための手段】したがって本発明の課題
は引き戸(9,9) 間の間隙dを殆ど0にすることにあり、
そのために框部(12)と、該框部(12)に飾縁部(14)を介し
て囲繞されている鏡板部(13)とを一体的に成形した面材
(11)を芯材(19)の両面に張設し、該両面の面材(11)の所
定箇所を夫々刳り貫いて窓部(16)を設け、該窓部(16)に
はモール材(17)を介して嵌板材(18)を嵌込んだフラッシ
ュ構造の建具(20)であって、該鏡板部(13)の表面レベル
3 を該框部(12)の表面レベルL1 よりも内側に位置せ
しめることによって、該モール材(17)外面レベルL2
該框部(12)の外面レベルL1 と同一または内側に位置せ
しめた建具(20)を提供するものである。本発明の対象と
なる建具は例えば引き戸(20)にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図4に示す一具体
例によって説明すれば、図1に示す面材(11)は木質繊維
にフェノール樹脂等の合成樹脂をバインダーとして添加
し、熱プレス成形によって製造された繊維成形板からな
り、四辺には框部(12)が形成され、該框部(12)の内側に
は飾縁部(14)を介して該框部(12)に囲繞されている鏡板
部(13)が一体的に形成されている。該面材(11)には飾縁
部(14)のような深いエンボス模様の他木目調の微細エン
ボス模様(15)も形成されている。該面材(11)は繊維成形
板を基材としてその上に着色、模様、エンボス等を形成
した化粧シートを真空圧着したものでもよい。
【0007】該面材(11)の鏡板部(13)の中央部を点線に
沿って刳り貫き、芯材(19)の両面に接着剤によって接着
することによって張設し、図2に示すように該面材(11)
の鏡板部(13)を刳り貫いて形成した窓部(16)の周縁の下
側にモール材(17)を接着し、該モール材(17)にガラス板
のような嵌板材(18)の周縁部を載置し、更に該窓部(16)
の周縁の上側にモール材(17)を接着し、該上下のモール
材(17,17) によって該嵌板材(18)の周縁部を挟持固定し
て、図3に示す建具(引き戸)(20)を製造する。
【0008】該面材(11)において、鏡板部(13)の外面レ
ベルL3 は框部(12)の表面レベルL1 よりも内側に位置
せしめ、モール材(17)の外面レベルL2 を框部(12)の表
面レベルL1 と同一または内側に位置せしめる。そうす
ると間柱(10,10) 間に敷居レール(10A) に該引き戸(20)
を嵌込んだ状態で、該引き戸(20)間には前記した従来の
引き戸の場合のような隙間dを設ける必要がなくなる。
【0009】図5には本発明の他の具体例が示される。
本具体例では面材(11)の鏡板部(13)の中央部に表面レベ
ルが框部(12)の表面レベルL1 と同一の突出部(13A) が
設けられている。このような面材(11)は中央部を刳り貫
かずそのまゝ建具に使用され、この場合には芯材(19)の
厚みを均一にすることが出来るからフラッシュ加工が容
易になり、また所望なれば点線部分から突出部(13A) の
周縁を切断して窓部を設ければ、前具体例と同じ面材と
なる。本具体例の面材(11)は上記したように窓部を有す
る建具と窓部を有しない建具の両方を兼用することが出
来る。
【0010】図1〜図4に示す具体例では鏡板部の中央
部に一個の窓部を設けているが、本具体例に示すような
鏡板部(13)は平板状であるから、例えば図6(イ)に示
すように、鏡板部(13)に左右一対の窓部(16A,16B) を設
け、該窓部(16A,16B) の各々にモール材(17A,17B) を介
して嵌板材(18A,18B) を嵌め込んだり、また図6(ロ)
に示すように、鏡板部(13)に上下一対の窓部(16C,16D)
を設け、該窓部(16C,16D) の各々にモール材(17C,17D)
を介して嵌板材(18C,18D) を嵌め込んだりすることが出
来、更に窓部は図6(ハ)に示すように対角線にモール
材(17E,17F) を介して嵌板材(18E,18F) を嵌め込んだ窓
部(16E,16F) を設けてもよく、図6(ニ)に示すように
中央部以外の任意の位置にモール材(17G) を介して嵌板
材(18G)を嵌め込んだ窓部(16G) を設けてもよく、デザ
インの自由度が大きくなる。
【0011】更に本発明では鏡板部(13)には2個以上の
窓部が上下左右に設けられてもよく、鏡板部(13)も上下
左右に2個以上設けられてもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明では、ガラス板等の嵌板材をモー
ル材を介して嵌め込んだ面材を使用した建具において、
モール材が建具表面から突出しないので、一対の建具を
建物躯体に嵌め込んだ状態で、該建具相互に間隙を殆ど
設ける必要がないので、気密性が確保されかつ明かり漏
れも防止され、また敷物の寸法、建物躯体の仕様変更も
来さない。
【図面の簡単な説明】
図1〜図4は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】面材と芯材の斜視図
【図2】建具横断面図
【図3】建具斜視図
【図4】建具嵌め込み状態説明図
【図5】他の具体例の面材横断面図
【図6】(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は他の具体例
の建具平面図
【図7】従来例の建具横断面図
【図8】従来例の建具嵌め込み状態説明図
【符号の説明】
11 面材 12 框部 13 鏡板部 14 飾縁部 15 エンボス模様 16,16A,16B,16C,16D,16E,16F,16G 窓部 17,17A,17B,17C,17D,17E,17F,17G モール材 18,18A,18B,18C,18D,18E,18F,18G 嵌板材 20 引き戸(建具)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】框部と、該框部に飾縁部を介して囲繞され
    ている鏡板部とを一体的に成形した面材を芯材の両面に
    張設し、該両面の面材の所定箇所を夫々刳り貫いて窓部
    を設け、該窓部にはモール材を介して嵌板材を嵌込んだ
    フラッシュ構造の建具であって、該鏡板部の表面レベル
    を該框部の表面レベルよりも内側に位置せしめることに
    よって、該モール材外面レベルを該框部の外面レベルと
    同一または内側に位置せしめたことを特徴とする建具
  2. 【請求項2】該面材は繊維成形板からなる請求項1に記
    載の建具
  3. 【請求項3】該建具は引き戸である請求項1または2に
    記載の建具
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