JP2549604B2 - 化粧縁材及びそれを使用した枠体の組立方法 - Google Patents

化粧縁材及びそれを使用した枠体の組立方法

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JP2549604B2
JP2549604B2 JP5212325A JP21232593A JP2549604B2 JP 2549604 B2 JP2549604 B2 JP 2549604B2 JP 5212325 A JP5212325 A JP 5212325A JP 21232593 A JP21232593 A JP 21232593A JP 2549604 B2 JP2549604 B2 JP 2549604B2
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decorative
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decorative edge
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晴明 大隈
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OOKUMA KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドアの面縁、額縁、
窓枠、あるいは廻り縁等に使用される化粧縁材及びそれ
を使用した枠体の組立方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の板戸の構造の代表的な三つの例を実
施例に対応する図面を参照して説明する。 第1の例、図7は一般的な構造の板戸を示している。板
戸7は、上かまち71、縦かまち72、下かまち73、
中かまち74で組まれた板戸枠70の内方に鏡板(ガラ
ス板)75を組み込んだ構造である。この構造の板戸の
場合は、従来各かまちと鏡板の接合部分に付け面繰り形
と呼ばれている化粧縁材を取り付けて美観を高めてい
る。 第2の例、また、板戸の他の構造としては、図1に示す
ような嵌着溝10を形成した長尺の化粧縁材A1を切断
して化粧縁材片A2を形成し、この化粧縁材片A2を四
角形状の化粧枠体A3(図3参照)を組み上げる。この
組み上げ工程の際に化粧枠体A3の溝31の中に図7に
示した鏡板を嵌め込み、図7に示すような板戸枠70に
取り付ける構造のものがある。 第3の例、更に、板戸の他の構造としては、図3に示す
四角形状に組み上げた化粧枠体A3を図6に示すように
厚さ方向の中央箇所で二分割して分割枠体60,60a
を形成し、分割枠体60,60a間に鏡板75を挟み込
み、これを板戸枠70(図7に図示)に取り付ける構造
のものがある。
【0003】ところで、上記した化粧枠体や板戸の付け
面繰り形(面縁)に限らず、額縁、窓枠、あるいは廻り
縁等、表面に各種の化粧面が形成されている化粧縁材
は、成形機械で角材に成形加工を施して作られている。
その際、製造効率を上げるために角材は対称に配設され
たカッターの間を通される。これによって、角材表面の
化粧面は対称に形成される(図1,図2参照)。 しか
し、成形機械に装着されるカッターの設置位置は微妙に
異なるために角材表面の化粧面は完全に対称にはならな
い。
【0004】
【従来技術の課題点】既に説明した第2,3の例のよう
に、板戸に使用される化粧縁材は、図1に示すような長
尺の化粧縁材を複数の化粧縁材片に切断し、この化粧縁
材片を図3に示すよう四角枠形状に組み立てているが、
その場合、隣り合う化粧縁材片の化粧面の間に断差が生
じないようにすることは重要なことである。
【0005】即ち、隣り合う化粧縁材片の化粧面が同じ
設置位置のカッターで成形されているのであれば、化粧
縁材を複数の化粧縁材片に切断し自由に組み合わせた状
態でも隣合う化粧面の間に断差は生じない。しかし、異
なる設置箇所のカッターで成形された場合は、対称であ
るべき化粧面の形状が僅かに異なり、僅かではあるが断
差を生じるため外観が悪くなり、商品価値が低下する。
従ってこの化粧縁材片を使用して化粧枠体を組み立てる
に際しては、仕上の美観の観点から、同一のカッターで
成形した化粧面同士を隣り合うように配置して表面が面
一になるように留意しなければならない。
【0006】つまり、化粧縁材片を組み立てる際には、
隣接する化粧縁材片の化粧面を突き合わせて断差が生じ
るかどうかを毎回確認しなければならない。しかし各化
粧縁材片の化粧面の形状は、一見したところでは両面と
も同一形状であるために接合して始めて段差の有無を確
認でき、組立作業に時間がかかる課題点がある。 鏡板
やガラス板を装着する嵌着溝についても、長手方向の中
央にあれば問題はないが、一方に偏っていると、化粧枠
体を組み立てたとき、化粧縁材片毎に嵌着溝がずれ、鏡
板やガラス板が装着できない課題が生じる。
【0007】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、隣り合う化粧縁
材片の間で化粧面に断差が生じない組み合わせを短時間
で見つけることができる化粧縁材を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、上記化粧縁材片を使用
して、短時間で枠体を組み立てる方法を提供することに
ある。
【0008】
【発明の構成】上記課題点を解決するために講じた本発
明の構成は次の通りである。第1の発明にあっては、角
材の表面に実質的に対称な化粧面が長手方向に形成され
ている化粧縁材であって、この化粧縁材の外面の一部に
は、巾方向の中央から一方側へ偏心した識別手段が実質
的に全長にわたり設けてある、化粧縁材である。
【0009】第2の発明にあっては、請求項1記載の化
粧縁材を複数の化粧縁材片に切断し、この化粧縁材片を
四角枠形状に組み立てるにあたって、識別手段の位置を
合致させて上記化粧縁材片を組み立てる、枠体の組立方
法である。
【0010】
【作用】化粧縁材の表面には一見すると対称な化粧面が
長手方向に形成されているが、成形機械に装着されるカ
ッターの設置位置が微妙に異なるために化粧面は完全に
対称にはならない。しかし、化粧縁材の外面の一部に
は、巾方向の中央から一方側へ偏心した識別手段が実質
的に全長にわたり設けてあり、この化粧縁材を切断して
複数の化粧縁材片を得、この化粧縁材片を四角形状に組
み立てるとき、図3に示すように識別手段の位置が合致
する場合は、隣接する化粧面は同じカッターで成形され
たものとなり、化粧面間は面一となる。
【0011】また、図4に示すように識別手段の位置が
合致しない場合は、隣接する化粧面は異なったカッター
で成形されたものとなり、化粧面間は段差が出来る。こ
の場合は化粧縁材片を反転させ、化粧面の位置を変えて
識別手段を合致させることにより、隣接する化粧面は同
じカッターで成形されたものとなり、化粧面間は面一と
なる。
【0012】
【実施例】本発明を実施例に基づき更に詳細に説明す
る。図1は本発明に係る化粧縁材の一実施例を示した斜
視図、図2は図1に示す化粧縁材の断面図である。A1
は化粧縁材であり、1は上面、3は下面、2a、2bは
それぞれ側面を示している。側面2a、2bには、それ
ぞれ面とり加工した化粧面21a、21bが設けてあ
る。上面1には、板戸のかまち枠に嵌着する嵌着溝10
が形成してあり、嵌着溝10の両側にはかまち枠との接
合部分を被覆する被覆面体1a、1bが設けてある。ま
た、下面3の中央には、鏡板やガラス等を嵌めるための
溝31が全長にわたって設けてある。
【0013】成形機械に対称に設置されているカッター
の位置は微妙に異なる。従ってその成形機械で成形され
た被覆面体1a、1bの幅(a、a’)は対称に見えて
も微妙に異なる。また同じように化粧面21a,21b
の幅(b,b’)も微妙に異なる。更に、溝31も下面
3の中心から若干ずれている。嵌着溝10底面には識別
手段である識別溝11が嵌着溝10の全長にわたって設
けてある。識別溝11は嵌着溝10の巾方向の中央から
一方にずらしてある。
【0014】図3は図1に示す化粧縁材を切断して得ら
れた化粧縁材片を四角形状に組み立てた枠体の斜視図で
ある。化粧縁材A1を切断して化粧縁材片A2とし、四
角形状の化粧枠体A3を組み立てる。その場合は、図3
に示すように識別溝11を合致させる。これによって化
粧面21a、21bが同じ面側に位置することになり、
隣接する化粧縁材片の化粧面間に段差が生じるのを防止
できる。
【0015】図4は化粧縁材片を逆に組み立てた場合の
図3に示すC部の拡大図。図5は化粧縁材片を逆に組み
立てた場合の図3に示すD部の拡大図である。上記した
ように、被覆面体1a、1bの幅(a、a’)は対称に
見えても微妙に異なる。また同じように化粧面21a,
21bの幅(b,b’)も微妙に異なる。更に、溝31
も下面3の中心から若干ずれている。そのためこれを組
み立てる時、図4、図5に示すように識別溝11を合致
させないままに組み立ててしまうと加工を施した化粧面
がずれて段差が生じる。また溝31もずれてしまい、溝
31がずれると鏡板等がうまく入らなくなる。この場合
は化粧縁材片を反転させて図3に示すように化粧縁材片
の識別溝11を合致させる。これによって化粧面21
a、21bが同じ面側に位置することになり、隣接する
化粧縁材片の化粧面間に段差が生じるのを防止できる。
【0016】図6は化粧枠体に鏡板を装着する状態の分
解斜視図である。図3に示す四角形状に組み上げた化粧
枠体A3を図6に示すように厚さ方向の中央箇所で二分
割して分割枠体60,60aを形成する。この分割枠体
60,60a間に鏡板75を挟み込み、これを図7に示
す板戸枠70に取り付ける。図7は本実施例に係る化粧
枠体の使用状態を示す説明図である。板戸7は、上かま
ち71、縦かまち72、下かまち73、中かまち74で
組まれた板戸枠70の内方に枠体A2に鏡板(ガラス
板)75を組み込んだ化粧枠体を取り付けている。な
お、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、
特許請求の範囲の記載内において数々の変形が可能であ
る。
【0017】
【発明の効果】化粧縁材の表面には一見すると対称な化
粧面が長手方向に形成されているが、成形機械に装着さ
れるカッターの設置位置が微妙に異なるために化粧面は
完全に対称にはならない。しかし、本発明によれば、化
粧縁材の外面の一部には、巾方向の中央から一方側へ偏
心した識別手段が実質的に全長にわたり設けてあり、こ
の化粧縁材を切断して複数の化粧縁材片を得、この化粧
縁材片を四角形状に組み立てるとき、図3に示すように
識別手段の位置が合致する場合は、隣接する化粧面は同
じカッターで成形されたものとなり、化粧面間は面一と
なる。このように化粧縁材に設けてある識別手段を合わ
せていくだけで、接合方向が揃うので組み立てが正確
に、かつ、迅速にできる。そのため、作業も容易にな
り、生産効率も高くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧縁材の一実施例を示した斜視
図である。
【図2】図1に示す化粧縁材の断面図である。
【図3】図1に示す化粧縁材を切断して得られた化粧縁
材片を四角形状に組み立てた枠体の斜視図である。
【図4】化粧縁材片を逆に組み立てた場合の図3に示す
C部の拡大図である。
【図5】化粧縁材片を逆に組み立てた場合の図3に示す
D部の拡大図である。
【図6】化粧枠体に鏡板を装着する状態の分解斜視図で
ある。
【図7】本実施例に係る化粧枠体の使用状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
A1 化粧縁材 A2 化粧縁材片 A3 化粧枠体 11 識別溝 31 溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角材の表面に実質的に対称な化粧面が長
    手方向に形成されている化粧縁材であって、この化粧縁
    材の外面の一部には、巾方向の中央から一方側へ偏心し
    た識別手段が実質的に全長にわたり設けてある、 化粧縁材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化粧縁材を複数の化粧縁
    材片に切断し、この化粧縁材片を四角枠形状に組み立て
    るにあたって、識別手段の位置を合致させて上記化粧縁
    材片を組み立てる、 枠体の組立方法。
JP5212325A 1993-08-03 1993-08-03 化粧縁材及びそれを使用した枠体の組立方法 Expired - Lifetime JP2549604B2 (ja)

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