JP3115545B2 - 塩素バイパス設備の運転方法 - Google Patents

塩素バイパス設備の運転方法

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JP3115545B2 JP09191403A JP19140397A JP3115545B2 JP 3115545 B2 JP3115545 B2 JP 3115545B2 JP 09191403 A JP09191403 A JP 09191403A JP 19140397 A JP19140397 A JP 19140397A JP 3115545 B2 JP3115545 B2 JP 3115545B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、塩素バイパス設
備の運転方法に係り、特にバイパス率によらずに効率の
よい塩素除去を行うことができる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、セメントクリンカをキルンにて
焼成する場合、セメント原料及び燃料から持ち込まれる
塩素、アルカリ、硫黄等の揮発性成分は、キルン・プレ
ヒータ系内で循環することにより次第に濃縮され、短時
間で平衡状態に達し、セメント原料及び燃料から持ち込
まれる揮発性成分の量とセメントクリンカにより系外へ
持ち出される揮発性成分の量とが等しくなることが知ら
れている。このため、セメント原料及び燃料から持ち込
まれる揮発性成分の量が多いと、セメントクリンカ中に
含まれる揮発性成分量も多くなって製品としてのセメン
トの品質に悪影響を与えることとなる。また、系内の揮
発性成分量が多くなると、低融点化合物が形成されるた
めにプレヒータサイクロンが閉塞して、キルンの安定運
転が損なわれる惧れがある。
【0003】そこで、従来、キルン・プレヒータ系内の
揮発性成分量を減少させるために、アルカリバイパス法
が採用されてきた。この方法は、揮発性成分濃度の高い
キルン排ガスをプローブを用いて系外に抜き出し、排ガ
スからアルカリを除去する方法である。しかしながら、
このアルカリバイパス法は、温度約1000℃のキルン
排ガスを系外へ排出するために、熱損失が大きく、また
大量のダストを系外へ排出して廃棄処分を行うために処
分場所の確保が年々困難になりつつある。
【0004】このような背景の下、揮発性成分の中で、
塩素は特に揮発率が高く、少量の抽気量(バイパス率)
で塩素濃度の大幅な低減化が可能であることがわかり、
キルン排ガスからの塩素の除去を目的とした塩素バイパ
ス法が開発された。この塩素バイパス法を行うための設
備を概略的に図5に示す。キルン1の窯尻からプローブ
2によって排ガスを抽気すると共にプローブ2内に冷風
(外気)を供給して排ガスを急冷する。このとき、排ガ
ス中に含まれる塩素は塩素化合物の融点である600〜
700℃程度以下まで冷却されて微粒子として固化す
る。抽出された排ガスは分級器3に送られ、ここで塩素
濃度の低い粗粉ダストと塩素濃度の高い微粉ダストとに
分級され、粗粉ダストは再びキルン系へ戻される。一
方、微粉ダストは排ガスと共に冷却器4でさらに冷却さ
れた後、集塵機5で高塩素濃度のダストが回収されて許
容濃度範囲内でセメントに添加され、排ガスはキルン系
に戻される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな塩素バイパス設備の運転においては、キルン1への
インプット塩素量、キルン1の運転状態等に応じてその
時点の最適なバイパス率があり、この最適バイパス率を
無視して設備能力の最大バイパス率(負荷100%)で
運転すると、以下のような問題点が発生して効率のよい
塩素除去を行うことができなくなる。すなわち、抽出ガ
ス量が必要以上に増加し、それに比例して熱量損失が増
大すると共にバイパスダスト量が増大する。また、バイ
パスダスト量の増加に伴ってダストの塩素濃度が低下す
る。
【0006】このため、一般的には、その時点における
最適バイパス率、すなわち低負荷で運転されることが多
い。このとき、例えば70%以上の負荷であれば問題な
いが、さらに負荷を下げてバイパス率を低く設定する
と、今度はプローブ2の内部及びプローブ2と分級器3
との間のダクト内でガス流速が低下し、ここにダストの
堆積が発生するという問題が生じてくる。また、分級器
3の入口流速が低下するため、分級効率が悪化し、バイ
パスダスト量の増加及びダストの塩素濃度の低下を来し
てしまう。
【0007】従って、特に、将来のインプット塩素量増
加を見越して大容量、すなわち最大バイパス率の大きな
設備を設置し、現状ではインプット塩素量が計画値に達
しない場合には、最大負荷で運転しても、低負荷で運転
しても、効率のよい塩素除去ができないという問題があ
る。
【0008】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、バイパス率に左右されずに効率の
よい塩素除去を行うことができる塩素バイパス設備の運
転方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る塩素バ
イパス設備の運転方法は、所定のサイクロン入口ガス流
速が得られるようにキルン排ガスの抽気量に応じてプロ
ーブ内に供給する外気の量を調整する方法である。第2
の発明に係る塩素バイパス設備の運転方法は、サイクロ
ンの入口に可変絞りを設け、キルン排ガスの抽気量に応
じて可変絞りの開度を調整することにより所定のサイク
ロン入口ガス流速を確保する方法である。第3の発明に
係る塩素バイパス設備の運転方法は、プローブに並列に
2系列のサイクロンを接続し、キルン排ガスの抽気量が
最大値の50%以下のときに一方のサイクロンを閉じて
他方のサイクロンのみで分級を行うことにより所定のサ
イクロン入口ガス流速を確保する方法である。この場
合、さらに他方のサイクロンの入口に可変絞りを設け、
キルン排ガスの抽気量に応じて可変絞りの開度を調整す
るようにしてもよい。第4の発明に係る塩素バイパス設
備の運転方法は、プローブとサイクロンをそれぞれ並列
に2系列配置し、キルン排ガスの抽気量が最大値の50
%以下のときに一方のプローブからの抽気を停止して他
方のプローブのみで抽気を行うことにより所定のサイク
ロン入口ガス流速を確保する方法である。
【0010】これら第1〜第4の発明によれば、それぞ
れサイクロンの入口において所定のガス流速が得られる
ため、プローブとサイクロンとの間のダクト内における
ダストの堆積が防止されると共にサイクロンにおける分
級効率の低下が防止され、効率のよい塩素除去が可能と
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1にこの発明の実施の形態1に係る運
転方法を実施するための塩素バイパス設備を示す。キル
ン11の窯尻にプローブ12が設けられている。プロー
ブ12は内管と外管からなる二重管構造を有しており、
内管を通してキルン11の窯尻からキルン排ガスを抽気
するが、このときプローブ冷却ファン13によって外部
から内管と外管との間を通してキルン11の窯尻方向に
外気を供給することによりキルン排ガスは温度600〜
700℃程度以下にまで一次冷却される。この一次冷却
によりキルン排ガス中の塩素分は主にKClとして凝固
し、粒径5〜7μm程度以下の微粉ダストとなって排ガ
スと共に内管を通して抽出される。
【0012】プローブ12の内管の出口には、例えば分
級点を5〜7μmに設定した粗粉分級サイクロン14が
接続されている。プローブ12による抽気ガス中のダス
トは、この粗粉分級サイクロン14で分級され、粒径5
〜7μm以上の粗粉ダストは含有塩素濃度が低いためキ
ルン11へ再循環される。一方、微粉ダストは抽気ガス
と共に冷却器15に送られ、ここで冷却器冷風ファン1
6から供給された冷風により温度200℃以下に二次冷
却される。その後、抽気ガス中の微粉ダストは、バグフ
ィルタ17で捕捉され、回収ダストタンク18に回収さ
れる。この微粉ダストは、高濃度の塩素を含有している
が、通常キルン生産量の0.1%以下と少量であり、ミ
ル添加用タンク19及び定量供給器20を介してセメン
ト粉砕系に送られ、許容範囲内でセメントに添加され
る。なお、この高濃度の塩素を含有する微粉ダストは、
セメント生産量の0.1%までの添加であれば、セメン
トの品質上の問題はほとんどないことが確認されてい
る。また、バグフィルタ17で微粉ダストが除去された
抽気ガスは、排気ファン21によりキルン系に戻され
る。
【0013】なお、冷却器15の入口ダクトには一次冷
却後の抽気ガスの温度を検出する温度センサ22が設け
られ、プローブ冷却ファン13にはダンパ23が接続さ
れると共にこのダンパ23の開度を調整するためのモー
タ24が設けられており、温度センサ22で検出された
抽気ガスの温度が600〜700℃程度以下の設定値に
なるように、モータ24によってダンパ23の開度が調
整される。また、バグフィルタ17の入口ダクトには二
次冷却後の抽気ガスの温度を検出する温度センサ25が
設けられており、この温度センサ25で検出された抽気
ガスの温度が200℃程度以下の設定値になるように、
冷却器冷風ファン16の回転数が調整される。ここで、
温度センサ22及び温度センサ25で検出される温度の
各設定値は、例えばキルン11の運転状況やバイパス率
によって最適な値に設定される。
【0014】また、排気ファン21にはダンパ26が接
続されると共にこのダンパ26の開度を調整するための
モータ27が設けられており、ダンパ26の開度を変え
ることによりキルン11の窯尻からの抽気量、すなわち
バイパス率を調整することができる。塩素バイパス設備
の能力として、例えば最大バイパス率5%程度に設定さ
れるが、キルン11内に持ち込まれる塩素量やキルン1
1の運転状態に応じてダンパ26の開度を調整し、バイ
パス率をそのときの最適な値にまで下げて運転が行われ
る。このとき、バイパス率を下げることにより、プロー
ブ12から粗粉分級サイクロン14に流れるガス量が少
なくなるので、バイパス率によってはダクト内にダスト
が堆積したり、粗粉分級サイクロン14における分級効
率が低下する惧れがある。
【0015】そこで、この実施の形態1においては、粗
粉分級サイクロン14の入口で所定のガス流速が得られ
るように、バイパス率すなわち抽気量に応じてモータ2
4によりダンパ23の開度を変えてプローブ冷却ファン
13からプローブ12へ供給される外気の量を調整す
る。具体的には、バイパス率を下げたときには、温度セ
ンサ22で検出される温度の設定値を低くすることによ
りダンパ23の開度を大きくしてプローブ冷却ファン1
3からの外気量を増加する。これにより、ダクト内のダ
ストの堆積や粗粉分級サイクロン14における分級効率
の低下が事前に防止される。また、同時に、プローブ1
2に供給する外気量の増大に伴ってプローブ12におけ
る一次冷却の効果が増大するため、温度センサ22で検
出される抽気ガスの温度は低くなる。ただし、このとき
抽気ガスの温度が酸露点(80℃程度)を下回らないよ
うにすることが望ましい。
【0016】実施の形態2.図1に示した塩素バイパス
設備において、図2に示されるように、粗粉分級サイク
ロン14の入口に可変絞り31を設け、キルン排ガスの
抽気量に応じて可変絞り31の開度を調整するように構
成することもできる。具体的には、バイパス率を下げて
抽気量が少ない場合に、可変絞り31の開度を小さくし
て、所定のサイクロン入口ガス流速を確保する。これに
より、ガス流速の低下に起因する分級効率の低下を防止
することができる。
【0017】実施の形態3.図1に示した塩素バイパス
設備において、図3に示されるように、粗粉分級サイク
ロン14として第1及び第2のサイクロン41及び42
からなる2系列のダブルサイクロンを使用し、これら第
1及び第2のサイクロン41及び42を並列にプローブ
12に接続することができる。さらに、第1のサイクロ
ン41の入口にはこの第1のサイクロン41への抽気ガ
スの流入を遮断するためのシャッタ43が設けられ、第
2のサイクロン42の入口には可変絞り44が設けられ
ている。また、第1及び第2のサイクロン41及び42
の出口ダクトは合流して1系列とした後、冷却器15に
接続されている。
【0018】このような構成の粗粉分級サイクロン14
を用い、バイパス率に応じてシャッタ43及び可変絞り
44を調整する。具体的には、最大バイパス率で運転す
る際には、シャッタ43を開くと共に可変絞り44を全
開とし、バイパス率が下がるにつれて可変絞り44の開
度を小さくして所定のサイクロン入口ガス流速を確保す
る。そして、バイパス率が最大バイパス率の50%以下
になった場合には、シャッタ43を閉じて第1のサイク
ロン41への抽気ガスの流入を遮断すると共に可変絞り
44を大きく開いて第2のサイクロン42のみで分級を
行う。さらに、バイパス率が下がるにつれて可変絞り4
4の開度を小さくする。このようにすることにより、極
めて広範囲のバイパス率に対して所定のサイクロン入口
ガス流速を確保することができ、ガス流速の低下に起因
する分級効率の低下を防止することが可能となる。
【0019】実施の形態4.図1に示した塩素バイパス
設備において、図4に示されるように、プローブとサイ
クロンをそれぞれ並列に2系列配置することもできる。
すなわち、キルン11の窯尻に二重管構造のプローブ5
1及び52が設けられ、これらプローブ51及び52の
内管の出口にそれぞれ粗粉分級サイクロン53及び54
が接続される。粗粉分級サイクロン53及び54の出口
ダクトは合流して1系列とした後、冷却器15に接続さ
れている。プローブ51及び52には、それぞれ外部か
ら内管と外管との間を通してキルン11の窯尻方向に外
気を供給するためのプローブ冷却ファン55及び56が
接続され、各プローブ冷却ファン55及び56にダクト
57及び58とダクト駆動用モータ59及び60が接続
されている。
【0020】そして、バイパス率が最大バイパス率の5
0%より高いときには、2系列のプローブ51及び52
の双方から抽気して2台の粗粉分級サイクロン53及び
54で分級を行い、バイパス率が最大バイパス率の50
%以下になった場合には、一方のプローブ51からの抽
気を停止し、他方のプローブ52のみで抽気を行い、一
つの粗粉分級サイクロン54のみで分級を行う。このよ
うにすることにより、ダクト内とサイクロン入口におい
て所定のガス流速を確保することができ、ダクト内のダ
ストの堆積や分級効率の低下を防止することが可能とな
る。
【0021】なお、予めプローブ51と粗粉分級サイク
ロン53とを接続するダクト等にダンパを設けておき、
このダンパを閉じることによってプローブ51からの抽
気を停止することができる。
【0022】上述した実施の形態1〜4の運転方法は、
それぞれ単独に行うこともでき、あるいは互いに併用す
ることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、サイクロンの入口において所定のガス流速が確保さ
れるので、プローブとサイクロンとの間のダクト内にお
けるダストの堆積及びサイクロンにおける分級効率の低
下が防止され、効率のよい塩素除去を行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る運転方法を実施
するための塩素バイパス設備を示すフロー図である。
【図2】実施の形態2に係る運転方法を実施するための
粗粉分級サイクロンを示す図である。
【図3】実施の形態3に係る運転方法を実施するための
粗粉分級サイクロンを示す図である。
【図4】実施の形態4に係る運転方法を実施するための
塩素バイパス設備を示す部分的なフロー図である。
【図5】塩素バイパス設備における概略的なフロー図で
ある。
【符号の説明】
11 キルン 12,51,52 プローブ 13,55,56 プローブ冷却ファン 14,53,54 粗粉分級サイクロン 15 冷却器 16 冷却器冷風ファン 17 バグフィルタ 18 回収ダストタンク 21 排気ファン 22,25 温度センサ 23,26,57,58 ダンパ 24,27,59,60 モータ 31,44 可変絞り 41 第1のサイクロン 42 第2のサイクロン 43 シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 7/00 - 7/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キルン排ガスをプローブにより抽気する
    と共にプローブ内に外気を取り入れて一次冷却し、サイ
    クロンで粗粉を分離した後、冷却器で二次冷却し、さら
    に集塵機で高塩素濃度の微粉ダストを回収する塩素バイ
    パス設備の運転方法において、 所定のサイクロン入口ガス流速が得られるようにキルン
    排ガスの抽気量に応じてプローブ内に供給する外気の量
    を調整することを特徴とする塩素バイパス設備の運転方
    法。
  2. 【請求項2】 キルン排ガスをプローブにより抽気する
    と共にプローブ内に外気を取り入れて一次冷却し、サイ
    クロンで粗粉を分離した後、冷却器で二次冷却し、さら
    に集塵機で高塩素濃度の微粉ダストを回収する塩素バイ
    パス設備の運転方法において、 サイクロンの入口に可変絞りを設け、キルン排ガスの抽
    気量に応じて可変絞りの開度を調整することにより所定
    のサイクロン入口ガス流速を確保することを特徴とする
    塩素バイパス設備の運転方法。
  3. 【請求項3】 キルン排ガスをプローブにより抽気する
    と共にプローブ内に外気を取り入れて一次冷却し、サイ
    クロンで粗粉を分離した後、冷却器で二次冷却し、さら
    に集塵機で高塩素濃度の微粉ダストを回収する塩素バイ
    パス設備の運転方法において、 プローブに並列に2系列のサイクロンを接続し、キルン
    排ガスの抽気量が最大値の50%以下のときに一方のサ
    イクロンを閉じて他方のサイクロンのみで分級を行うこ
    とにより所定のサイクロン入口ガス流速を確保すること
    を特徴とする塩素バイパス設備の運転方法。
  4. 【請求項4】 他方のサイクロンの入口に可変絞りを設
    け、キルン排ガスの抽気量に応じて可変絞りの開度を調
    整することを特徴とする請求項3に記載の塩素バイパス
    設備の運転方法。
  5. 【請求項5】 キルン排ガスをプローブにより抽気する
    と共にプローブ内に外気を取り入れて一次冷却し、サイ
    クロンで粗粉を分離した後、冷却器で二次冷却し、さら
    に集塵機で高塩素濃度の微粉ダストを回収する塩素バイ
    パス設備の運転方法において、 プローブとサイクロンをそれぞれ並列に2系列配置し、
    キルン排ガスの抽気量が最大値の50%以下のときに一
    方のプローブからの抽気を停止して他方のプローブのみ
    で抽気を行うことにより所定のサイクロン入口ガス流速
    を確保することを特徴とする塩素バイパス設備の運転方
    法。
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