JP3115321U - パック化粧剤除去具 - Google Patents

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Abstract

【目的】塗着されたパック化粧剤を、塗着部位の皮膚を痛めることなく、また化粧剤で手指や衣服が汚れたりすることもなく、顔等の皮膚からパック化粧剤を除去するための操作性がワンタッチ式で簡便なパック化粧剤除去具を提供することにある。
【構成】磁性体粉末を配合したパック化粧剤を除去するパック化粧剤除去具において、水平部をフランジ部とし、垂直部を前記フランジ部より小径の筒状本体を構成要素とした略凸状形状の凸状把持部と、柔軟かつ薄厚のシート体を筒状本体の上面に被覆保持するための環状リング体とキャップ体によって構成され、かつ前記筒状本体の頂部が磁界発生部であることを特徴とするパック化粧剤除去具。
【選択図】図1

Description

本考案は、パック化粧剤除去具に関し、さらに詳しくは、主に女性が行う美顔、美肌法の一種であるパック美容において、磁性体粉末を配合したパック化粧剤(以下、パック化粧剤ともいう)を顔面等の皮膚に塗布し、皮膚内へ浸透するよう塗布されたパック化粧剤を顔面等の皮膚から除去するパック化粧剤除去具に関する。
人体における皮膚細胞、特に顔面の肌色、艶、張り等は、加齢はもちろん、栄養バランスその他日々のストレス等により大きく左右されるといわれ、顔の素肌に敏感な多くの女性は、高価な化粧品を使用すると共に、美顔、美肌法の一種であるパック美容、例えば、手軽で安価に家庭内でできる、キュウリパック、レモンパック等が、従来から行われていた。
キュウリパックは、洗剤等で清浄にされた野菜のキュウリを包丁やナイフ等でスライスし、これをクレンジングで洗顔した顔面等の皮膚の部位に、キュウリの水分を介して適当な枚数貼付し、キュウリが保有するミネラル、ビタミンC等を皮膚内に取り込み、顔面の肌色、艶等を良好とするもので、レモンパックは、レモンを薄厚の輪切りにし、キュウリパックと同様に顔面等の皮膚にレモンの水分を介して適当な枚数貼付し、レモンが保有する豊富なビタミンC等を皮膚内に取り込もうとするものであるが、肌の潤滑性、保湿性等それなりに効果が認められるものの両者ともに素材の清浄、カット等の手間や見映えの悪さ等により若年女性には不人気となっている。
近年の都市部における大気汚染は、各種の規制に拘わらず深刻化しており、日々放出される膨大な排気ガスやたばこの煤煙、ハウスダスト等空気中の微細な汚れが皮膚の毛穴から侵入し、深部で滞留し、該滞留塵埃は、石鹸、洗顔クリーム等での単純な洗顔では完全に払拭できず、長期間皮膚内にとどまり、しみ、くすみ、皮膚乾燥等各種トラブルの要因となっている。
現代人、特に女性の肌の癒しとして、エステティックサロンなる美顔、美肌目的の美容院等が都市部で林立し、各種のパック化粧剤を顔面に塗布し、皮膚細胞への栄養分を補給すると共に、血行促進及び清浄化を行い、素肌の張り、緊張をもたらし、これにより疲弊した皮膚細胞の原状、健康回復を行うものであるが、その利用料金はかなりの高額となっている。そのため個人的に各家庭で手軽にできる美顔、美肌目的のパック化粧剤が開発、市販され、静かに普及し始めている。
上記のパック化粧剤は、3〜5ミクロンに微粉末化した帯磁性酸化鉄、酸化チタンを主成分とし、保湿剤としてミネラルオイル、スクワラン、ワセリン、パルチミン酸デキストリン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ケープアロエエキス、ソウハクヒエキス、メタリン酸等を適量配合してジェル状クリームとし、このパック化粧剤を顔面等の皮膚に塗布して行うパック美容を磁気パック法として使用されている。
このパック化粧剤の使用法は、まず石鹸水、洗顔クリーム等で顔面を洗顔し、タオル等で払拭した後、帯磁性酸化鉄、酸化チタン等含有のジェル状クリーム美容剤を、へら又は指先で適量すくい取り、これを目、鼻及び口を除く顔面等の皮膚の各部位にほぼ同じ厚みになるように伸展して塗布し、約8〜10分間美容剤の皮膚内への浸透と乾燥を待つ。
そして、この後に顔等に塗布したパック化粧剤(帯磁性微粉末入りのパック化粧剤)を、磁石の吸引力により、顔等から吸着除去する方法が考案された。
上記磁気パック法により、皮膚内の深部で滞留している塵埃、老廃物を吸着したパック化粧剤(帯磁性微粉末入りのパック化粧剤)を、磁力により顔面等の皮膚から除去するものである。
る。
所定の浸透及び乾燥時間が経過した後、顔面各部位に塗着されたパック化粧剤の除去作業は、ティッシュペーパー、ガーゼ又はコットンピース等を用い、顔面各部位のパック化粧剤を皮膚表面から化粧剤を剥離するように払拭しているが、その作業は容易ではなく、
毛穴の奥深くまで浸透した化粧剤を完全に除去できないのみならず、ティッシュペーパー、ガーゼ又はコットンピース等で顔面各部位を強く払拭するので、皮膚が過敏な女性は表面が赤くなったり、かぶれたりする不具合が生じることもある。また手指や衣服が化粧剤で汚れたり、また払拭した化粧剤の粉末が床面等に落下したりするので、手指や衣服の洗浄はもちろん、室内の清掃作業も併せ行わねばならないという不都合も生じている。
本考案は、上述した従来の磁気パック法におけるパック化粧剤の除去作業が有する各種課題を解決しようとするもので、その目的は、磁性体粉末を配合したパック化粧剤を顔面等の皮膚に塗布し、該パック化粧剤を皮膚内へ浸透させ、適当な時間経過後に行う、パック美容において、塗着されたパック化粧剤を、塗着部位の皮膚を痛めることなく、また化粧剤で手指や衣服が汚れたりすることもなく、顔等の皮膚からパック化粧剤を除去するための操作性がワンタッチ式で簡便なパック化粧剤除去具を提供することにある。
本発明の課題を解決するための手段は、本願実用新案登録の請求範囲の各請求項に記載の考案である。具体的には、以下の通りである。
上記の目的を解決するための請求項1の考案は、磁性体粉末を配合したパック化粧剤を除去するパック化粧剤除去具において、水平部をフランジ部とし、垂直部を前記フランジ部より小径の筒状本体を構成要素とした略凸状形状の凸状把持部と、柔軟かつ薄厚のシート体を筒状本体の上面に被覆保持するための環状リング体とキャップ体によって構成され、かつ前記筒状本体の頂部が磁界発生部であることを特徴としている。
目的を解決するための請求項2の考案は、請求項1記載の考案にあって、前記筒状本体の素材が、硬質合成樹脂材又は非鉄金属であることを特徴としている。
目的を解決するための請求項3の考案は、請求項1〜2記載の考案にあって、前記筒状本体とフランジ部が、一体成型されているか又は嵌合、螺合又は接合されていることを特徴としている。
目的を解決するための請求項4の考案は、請求項1〜3記載の考案にあって、
前記フランジ部の直径は、約6.5cm〜8.5cmであることを特徴としている。
目的を解決するための請求項5の考案は、請求項1〜4記載の考案にあって、
前記フランジ部の上下面周縁部は、面取りされていることを特徴としている。
目的を解決するための請求項6の考案は、請求項1〜5記載の考案にあって、前記磁界発生部が、フエライト磁石からなることを特徴としている。
目的を解決するための請求項7の考案は、請求項6記載の考案にあって、前記フエライト磁石が、前記筒状本体の頂部に接着剤を介して貼着されていることを特徴としている。
目的を解決するための請求項8の考案は、請求項6〜7記載の考案にあって、
前記筒状本体の頂部に貼着されるフエライト磁石の上面部及び側面部は、軟質合成樹脂材でコーティングされていることを特徴としている。
目的を解決するための請求項9の考案は、請求項1〜8記載の考案にあって、前記シート体が、ティッシュペーパー又は軟質合成樹脂フィルムであることを特徴としている。
目的を解決するための請求項10の考案は、請求項1〜9記載の考案にあって、前記環状リング体は、一体成型されているか又は該環状リング体の一部が切除され、両端に空隙が形成されていることを特徴としている。
目的を解決するための請求項11の考案は、請求項1〜10記載の考案にあって、前記環状リング体の内径は、前記筒状本体の外径と略同径か又はやや大としていることを特徴としている。
目的を解決するための請求項12の考案は、請求項1〜11記載の考案にあって、前記筒状本体及び環状リング体は、不使用時、硬質合成樹脂材からなるキャップ体で被覆されていることを特徴としている。
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本願の実用新案登録請求の範囲、明細書、図面等に記載の用語の解釈上の疑義を予め解消すべく、以下用語について、定義又は詳説することとする。

<用語の説明>
○パック化粧剤とは、
○パック化粧剤とは、
○パック化粧剤除去具(単に除去具ともいう。)とは、顔等の皮膚に塗布されたパック化粧剤を除去するための物をいう。パック化粧剤除去具は、凸状把持部と環状リング体とキャップ体から構成される。
凸状把持部は、水平部をフランジ部とし、垂直部を前記フランジ部より小径の筒状本体を構成要素としている。
前記筒状本体の頂部が磁界発生部である。
○凸状把持部とは、パック化粧剤除去具の心臓部分を構成し、水平部をフランジ部とし、垂直部を前記フランジ部より小径の筒状本体を構成要素としている。
○筒状本体は、凸状把持部の構成要素であって、フランジ部(凸状把持部を構成する)から垂直に突出した筒状体部分をいう。筒状本体には、シート体が被覆されて、環状リング体によって保持される。
○フランジ部は、筒状本体の一部を構成する。フランジ部は、磁界発生部である磁石部を片手で握るようにデザインされている。
○筒状本体の頂上部は、磁界発生部であり、当該部分の磁界吸引力により、磁性体粉末を配合したパック化粧剤を顔等の皮膚からワンタッチ式に簡便に除去し、シート体共々ゴミ箱に廃棄することができる。
○シート体とは、パック化粧剤をゴミ箱に廃棄するために用いられるパック化粧剤を包んで丸めるものである。
○環状リング体とは、一枚のシート体(ティッシュペーパー)により、磁界発生部の上面部に載置した後、キャップ体を挿入することにより、シート体と磁界発生部の上部から筒状本体の下方に向けて押し下げ、フランジ部の上面まで降下させ、除去具C全体をシート体で被包・保持させるための物をいう。
○キャップ体とは、一枚のシート体(ティッシュペーパー)により、磁界発生部の上面部に載置した後、シート体と磁界発生部の上部から環状リング体を、筒状本体の下方に向けて押し下げ、フランジ部の上面まで降下させるための物をいう。
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本考案に係る、パック化粧剤除去具は、上記の構成になるから以下の効果を奏する。請求項1の考案によれば、本考案は、「磁性体粉末を配合したパック化粧剤を除去するパック化粧剤除去具において、水平部をフランジ部とし、垂直部を前記フランジ部より小径の筒状本体を構成要素とした略凸状形状の凸状把持部と、柔軟かつ薄厚のシート体を筒状本体の上面に被覆保持するための環状リング体とキャップ体によって構成され、かつ前記筒状本体の頂部が磁界発生部であることを特徴とするパック化粧剤除去具」であるので、構成部材の点数が少なく、かつ軽量なので、操作性が簡便かつ良好である。
即ち、筒状本体の頂部に装着された磁界発生部材に柔軟性ある薄厚のシート体、例えば、ティッシュペーパー等を被覆するよう載せた後、筒状本体の外周面に沿って、環状リング体を摺接させながらフランジ部まで降下するだけで、パック化粧剤除去の準備は整う。
そうすることにより、パック化粧剤除去作業は、パック化粧剤除去具の筒状本体の頂部を顔面等の皮膚に塗着されたパック化粧剤に近接させる(片手でフランジ部とフランジ部近傍のティッシュペーパーを把持しながら、パック化粧剤除去具を顔面等の皮膚に塗着されたパック化粧剤に近接させる)ことにより、磁性体粉末を配合したパック化粧剤が磁力により顔面等の皮膚から除去されることとなる。
毛穴の奥深くまで浸透した汚れや老廃物等は、化粧剤に含有された超微粒子粉末と共に、ティッシュペーパー等に吸着されている。磁界発生部材の磁力の吸引力により、超微粒子粉末自体に力が作用する。この力によりパック化粧剤が顔等の皮膚から除去されることとなる。超微粒子粉末自体以外のパック化粧剤以外の成分も、超微粒子粉末に同伴して、磁力の吸引力により、パック化粧剤除去具の筒状本体の頂部に被覆するように載せられたティッシュペーパー等の上に吸着される。毛穴の奥深くまで浸透した汚れや老廃物等は、パック化粧剤に吸い出されているので、汚れや老廃物等もパック化粧剤と共に、顔等の皮膚等から除去され、パック化粧剤に同伴して、磁力の吸引力により、パック化粧剤除去具の筒状本体の頂部被覆するように載せられたティッシュペーパー等の上に吸着される。
したがって、従来のようにティッシュペーパー、ガーゼ又はコットンピース等で顔面各部位を強く払拭することがないので、皮膚を痛めたり、かぶれたりする不具合が生じることがない。また化粧剤を吸着したティッシュペーパー等は、環状リング体を取り外した後、ティッシュペーパー等を反転させて、該ティッシュペーパー5に収集された化粧剤を包むように丸められて、ごみ箱に投棄されるので、手指や衣服が化粧剤で汚れたり、また払拭した化粧剤の粉末が床面等に落下したりすることもないという当業者予期し得ぬ顕著な効果を奏する。
請求項2及び請求項3の考案によれば、筒状本体の素材が、硬質合成樹脂材又は非鉄金属であり、筒状本体とフランジ部を硬質合成樹脂材とすれば、一体成型が可能で、大量生産が可能となり、製作コストが安価となる。また筒状本体を非鉄金属とし、フランジ部を硬質合成樹脂材(筒状本体を硬質合成樹脂材、フランジ部を非鉄金属とするのも可能)とすれば、その連結手段は、製作設備、作業効率等を勘案し、嵌合、螺合又は接合等のうちから適宜選択することが可能となり生産性が高められる。
請求項4及び請求項5の考案によれば、フランジ部の直径は、約6.5cm〜8.5cmとし、その上下面周縁部は、面取りされているから、成人女性が片手の五指でフランジ部を違和感なく把持できる大きさであり、かつフィット感が好適であ、パック化粧剤を円滑に除去できる。
請求項6の考案によれば、磁界発生部が、フエライト磁石なので、軽量かつ、耐蝕性に優れ、保磁力が高く、減磁することがないので、長期間の使用が可能である。
請求項7及び請求項8の考案によれば、フエライト磁石が、筒状本体の頂部に接着剤を介して貼着され、該フエライト磁石の上面部及び側面部は、軟質合成樹脂材でコーティングされているので、本考案に係る除去具を操作中に床面等に落下したり、何らかの衝撃があっても、破損することが少ない。
請求項9の考案によれば、シート体が、ティッシュペーパー又は軟質合成樹脂フィルムであるから、使用後はこれを小さく丸めてごみ箱等に使い捨てが可能であり、かつ経済的負担とはならない。
請求項10及び請求項11の考案によれば、環状リング体は、一体成型されているか又は該環状リング体の一部が切除され、両端に空隙が形成されており、またその内径は、筒状本体の外径と略同径か又はやや大としているので、シート体の筒状本体外周面への着脱作業が円滑に進められる。
請求項12の考案によれば、筒状本体及び環状リング体は、不使用時、硬質合成樹脂材からなるキャップ体で被覆されているので、磁界発生部材に塵埃等の付着を防止すると共に、環状リング体の紛失を防ぐことができる。
考案を実施するための最良の形態について、以下詳説する。
本考案のパック化粧剤除去具(以下、除去具Cという)について、以下、図面を参照しながら説明する。図1は、除去具Cの部材構成を示す分離した状態の斜視図、図2は、除去具Cを組立てた状態の縦断正面図、図3は、キャップ体の一部切欠斜視図、図4は、キャップ体6で凸状把持部Hの筒状本体2を被覆・収納した状態を示す一部切欠縦断面図、図5は、顔面にパック化粧剤を塗着した状態を示す正面図、図6は、パック化粧剤の除去態様を説明する正面図、図7は、除去されたパック化粧剤の後処理の態様を説明する正面図である。
除去具Cは、主な構成部材である、凸状把持部Hと環状リング体4とキャップ体6によって構成されている。凸状把持部Hは、図1に示すように略凸状をなし、フランジ部1と筒状本体2とを構成要素としている。前記筒状本体の頂部が磁界発生部3となっている。すなわち、磁界発生部3は筒状本体2の頂部周縁部2aに接着剤等を介して貼着されている。
フランジ部1及び筒状本体2の素材は、非磁性体の硬質合成樹脂材、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)又はポリエチレン等から選択され、公知技術の射出成型法等によって一体的に製造され、図2に示すように、軽量化するために中空状とすると共にフランジ部1の上面周縁部1a及び下面周縁部1bは、面取りされている。またフランジ部1及び筒状本体2の素材をそれぞれ非磁性体のアルミニウムとし、両者の連結手段は、製作設備、作業効率等を勘案し、嵌合、螺合又は接合のうちから適宜選択され、さらに、フランジ部1を硬質合成樹脂材とし筒状本体2をアルミニウム製とすることも可能である。
フランジ部1の直径は、約6.5cm〜8.5cmとし、好ましくは約7.5cmで、その巾は約1cm〜2cmが好適で、筒状本体2の高さはフランジ部1の下面から約2.5cm〜3.5cmとされ、またその直径は、約3.5cm〜4.5cmとされ、好ましくは約4cmで、これらの寸法は、平均的体格の成人女性が、片手の五指でフランジ部1を違和感なく把持し、パック化粧剤を円滑に除去できる大きさと重量であり、かつフィット感が好適で、使用による疲労感も与えることがない。
磁界発生部3は、1800〜2000ガウスの磁力を発するフエライト磁石が好ましく、
その直径は、筒状本体2の直径と略同等とされ、厚み巾を約5mm〜7mmとした円盤形状で、その上面部及び側面部は、軟質樹脂材、例えば、図2に示すように、塩化ビニール等で被膜3aされ、磁界発生部3の底面部3bは筒状本体2の頂部周縁部2aに接着剤等を介して貼着されている。
上述の磁界発生部3の磁力により、顔面等の皮膚に塗着後、乾燥されたパック化粧剤を直接に吸着する薄厚のシート体5は、例えば市販のティッシュペーパー(大きさ=タテ約20.5×ヨコ約23.5cm)、またはポケットティッシュ(大きさ=タテ約20cm×ヨコ約21cm)、軟質合成樹脂フィルム、例えば、クレラップ(登録商標名、呉羽化学工業(株)製造・販売)、サランラップ(登録商標名、旭化成工業(株)製造・販売)等から適宜選択されて使用される。
環状リング体4は、一般には、非磁性の硬質合成樹脂材、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)又はポリエチレン等から選択され、公知技術の射出成型法等によって一体的に製造されるか又はリング体4の一部を切除して、両端に空隙を形成しており、その内径は、筒状本体2の外径と略同径か又はやや大としている。また素材としては、アルミニウム等の非鉄金属製でもよい。
キャップ6は、除去具Cを不使用時、磁界発生部3、筒状本体2及び環状リング体4等を被覆し、特に磁界発生部3に塵埃の付着を防止し、また環状リング体4の紛失を防ぐ目的のもので、硬質合成樹脂材、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)又はポリエチレン等を素材として、図3及び図4に示す、有蓋円筒状に一体的に製造される。
除去具Cの使用態様を、関連図面に基づいて説明する。先ずキャップ6を筒状本体2、磁界発生部3等から取り外すと共に、環状リング体4も筒状本体2から抜き出し、一枚のシート体(以下、ティッシュペーパー5という)の略中心部を磁界発生部3の上面部に載置した後、該ティッシュペーパー5と磁界発生部3の上部から環状リング体4を、筒状本体2の下方に向けて押し下げ、フランジ部1の上面まで降下させ、該ティッシュペーパー5が凸状把持部H全体を被覆するようにする(図2参照)。
次に、顔面Fに塗着(図5に示す、斜線部)されたパック化粧剤Pは、約10分経過すると乾燥するので、図6に示すように、フランジ部1を片手(不図示)で把持し、磁界発生部3を顔面Fのパック化粧剤P塗着部Paに近接すれば、フエライト磁石が発する約1800〜2000ガウスの磁力により、磁界発生部3領域のパック化粧剤Pは、矢印のようにティッシュペーパー5に吸着されるので、磁界発生部3を順次、他の部分のパック化粧剤P塗着部に移行させながら近接すれば、次々にパック化粧剤Pは顔面Fから除去される。
顔面Fから除去されたパック化粧剤Pは、図7に示すように、ティッシュペーパー5に吸着された状態で滞積しているので、フランジ部1をテーブルT等に載置した後、片手でフランジ部1上のティッシュペーパー5を押さえながら他方の手で、環状リング体4を矢印方向に引き上げて筒状本体2から取り外し、該ティッシュペーパー5に収集された化粧剤を被包するように外周縁を収斂して該ティッシュペーパー5を丸め、ごみ箱等に投棄して除去具Cによるパック化粧剤Pの除去作業は終了する。
これにより、本発明の課題である「化粧剤で手指や衣服が汚れたりすることもなく、顔等の皮膚からパック化粧剤を除去するための操作性がワンタッチ式で簡便なパック化粧剤除去具を提供すること」を解消するという当業者が予期できない顕著な効果を奏することができた。
本考案に係る、除去具Cの部材構成を示す分離した状態の斜視図である。 同、除去具Cを組立てた状態の縦断正面図である。 同、キャップ体の一部切欠斜視図である。 同、キャップ体で除去具Cを被覆した状態を示す一部切欠縦断面図である。 顔面にパック化粧剤を塗着した状態を示す正面図である。 パック化粧剤の除去態様を説明する正面図である。 除去されたパック化粧剤の後処理の態様を説明する正面図である。
符号の説明
C 除去具
H 凸状把持部(フランジ部1と筒状本体2からなる)
1 フランジ部
1a 上面周縁部
1b 下面周縁部
2 筒状本体
2a 頂部部(頂部周縁部)
3 磁界発生部材(フエライト磁石)
3a 軟質合成被膜
4 環状リング体
4a 空隙
5 シート体(ティッシュペーパー)
6 キャップ体
P パック化粧剤(磁性体粉末を配合したパック化粧剤)

Claims (12)

  1. 磁性体粉末を配合したパック化粧剤を除去するパック化粧剤除去具において、水平部をフランジ部とし、垂直部を前記フランジ部より小径の筒状本体を構成要素とした略凸状形状の凸状把持部と、柔軟かつ薄厚のシート体を筒状本体の上面に被覆保持するための環状リング体とキャップ体によって構成され、かつ前記筒状本体の頂部が磁界発生部であることを特徴とするパック化粧剤除去具。
  2. 前記筒状本体の素材が、硬質合成樹脂材又は非鉄金属であることを特徴とする請求項1記載のパック化粧剤除去具。
  3. 前記筒状本体とフランジ部が、一体成型されているか又は嵌合、螺合又は接合されていることを特徴とする請求項1〜項2記載のパック化粧剤除去具。
  4. 前記フランジ部の直径は、約6.5cm〜8.5cmであることを特徴とする請求項1〜3記載のパック化粧剤除去具。
  5. 前記フランジ部の上下面周縁部は、面取りされていることを特徴とする請求項1〜4記載のパック化粧剤除去具。
  6. 前記磁界発生部が、フエライト磁石からなることを特徴とする請求項1〜5記載のパック化粧剤除去具。
  7. 前記フエライト磁石が、前記筒状本体の頂部に接着剤を介して貼着されていることを特徴とする請求項6記載のパック化粧剤除去具。
  8. 前記筒状本体の頂部に貼着されるフエライト磁石の上面部及び側面部は、軟質合成樹脂材でコーティングされていることを特徴とする請求項6〜7記載のパック化粧剤除去具。
  9. 前記シート体が、ティッシュペーパー又は軟質合成樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1〜8記載のパック化粧剤除去具。
  10. 前記環状リング体は、一体成型されているか又は該環状リング体の一部が切除され、両端に空隙が形成されていることを特徴とする請求項1〜9記載のパック化粧剤除去具。
  11. 前記環状リング体の内径は、前記筒状本体の外径と略同径か又はやや大としていることを特徴とする請求項1〜10記載のパック化粧剤除去具。
  12. 前記筒状本体及び環状リング体は、不使用時、硬質合成樹脂材からなるキャップ体で被覆されていることを特徴とする請求項1〜11記載のパック化粧剤除去具。
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