JP3114848U - 遺髪筆 - Google Patents

Abstract

【課題】 この考案は、亡くなった人の遺品を身近に置くことができ、触ることもでき、これにより、故人を思い出すことのできる遺髪筆を開発・提供することにある。
【解決手段】 故人の髪（１）を用い、該髪を、筆軸（２）本体の軸先（３）に装着したことを特徴とする遺髪筆から構成され、該筆軸（２）には、故人の実名、戒名、逝去年月日等故人の情報（４）を記載、あるいは、彫設し、さらに、該遺髪筆と、その故人の遺影（５）とを、ケースあるいは額縁等の収納具（６）に収納したことを特徴とする遺髪筆である。
【選択図】 図１

Description

この考案は、遺髪筆に関する。

従来、筆は、文字を書くための筆記具であるが、近年、胎毛筆と称し、生まれたばかりの乳児の頭髪を用いて筆としたものや、愛玩動物（ペット）の毛等を用い筆としたものがあるが、これらは、筆記具というより、記念となる『思い出の品』との意味が強いものがあった。
登録実用新案第３０３６３６２号公報

そして、亡くなった人の写真、即ち、遺影や、亡くなった人が大事にしてた形見の品等の遺品類があり、この遺品を時折取り出して眺めながら、故人を偲ぶことは、故人にとって大切な供養となるものである。

そのため、人徳のあった故人は、沢山の人に一々形見の品を用意するわけにも行かず、これに類似する品を設ける必要があり、比較的簡単に用意でき、故人の記念となる品を見つける必要がある。

そこで、この考案は、亡くなった人の遺品を身近に置くことができ、触ることもでき、これにより、故人を思い出すことのできる遺髪筆を開発・提供することにある。

上記目的を達成するために、故人の遺髪を用いて、筆に形成し、この筆軸に故人の情報を記載しておき、また、この遺髪筆と遺影を一体にケース等の収納具に入れておき、何時でも、取り出して、故人を偲ぶことができるよう構成したものである。

この考案の遺髪筆によると、コンパクトな形に仕上がり、場所を占めず、仏壇の中にでも吊り下げておくこともでき、遺影等のように、単に、眺めるだけのものでなく、直接、遺髪に触れることができ、より、故人と密接な感じとなり、実感が沸くものである。

さらに、この遺髪筆と遺影等とを、一緒に、ケースあるいは額縁等の収納具に入れておけば、塵埃等が付着し難く、また、筆軸に、戒名や実名、逝去年月日が記載されており、より故人が思い出される等、極めて有益なる効果を奏するものである。

そこで、この考案は、毛筆に目を付け、故人の髪を用い、該髪を、筆軸本体の筆先に装着した遺髪筆を考案したものであり、この遺髪筆の筆軸には、故人の実名、戒名、逝去年月日等故人の情報を設け、さらに、この遺髪筆と故人の遺影とを、ケースあるいは額縁等の収納具に収納したものである。

以下、この考案の一実施例を図面に従って説明すると、故人の髪（１）を用い、該髪を、筆軸（２）本体の軸先（３）に装着したことを特徴とする遺髪筆から構成される。

そして、この考案の他の実施例として、故人の髪（１）を用い、該髪を、筆軸（２）本体の軸先（３）に装着し、該筆軸（２）に、故人の実名、戒名、逝去年月日等故人の情報（４）を記載、あるいは、彫設したことを特徴とする遺髪筆である。

さらに、この考案のさらに、他の実施例を図面に従って、説明すると、故人の髪（１）を用い、該髪を、筆軸（２）本体の軸先（３）に装着し、筆軸（２）に、故人の実名、戒名、逝去年月日等故人の情報（４）を、記載、あるいは、彫設した遺髪筆と、故人の遺影（５）とを、ケースあるいは額縁等の収納具（６）に収納したことを特徴とする遺髪筆である。

この考案は、遺髪筆の製造技術を確立し、この遺髪筆を大量に製造及び販売することにより、産業上利用可能性がある。

この考案の一実施例を示す正面図である。 この考案の他の実施例を示す正面図である。

符号の説明

１ 故人の髪
２ 筆軸
３ 軸先
４ 故人の情報
５ 故人の遺影
６ 収納具

Claims (3)

1. 故人の髪（１）を用い、該髪を、筆軸（２）本体の軸先（３）に装着したことを特徴とする遺髪筆。
2. 故人の髪（１）を用い、該髪を、筆軸（２）本体の軸先（３）に装着し、該筆軸（２）に、故人の実名、戒名、逝去年月日等故人の情報（４）を記載、あるいは、彫設したことを特徴とする遺髪筆。
3. 故人の髪（１）を用い、該髪を、筆軸（２）本体の軸先（３）に装着し、筆軸（２）に、故人の実名、戒名、逝去年月日等故人の情報（４）を、記載、あるいは、彫設した遺髪筆と、故人の遺影（５）とを、ケースあるいは額縁等の収納具（６）に収納したことを特徴とする遺髪筆。

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