JP3114776U - 履物 - Google Patents

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Abstract

【課題】傾斜の異なる踏面を簡単かつ迅速に変更でき、アキレス腱への長時間負担を防止し、行動範囲を気にせずに気軽に履くことができる履物を提供する。
【解決手段】本考案の履物は、つま先部分に比べて踵部分が低くなるように傾斜している踏面を有する履物本体1と、上記踏面上に敷設して、踵部分が高くなるように傾斜している踏面を有する中敷き4から成る。また、本考案の履物は、上面が柔軟性を有する前方中空部及び後方中空部と、これらの中空部内に封入される流体と、両中空部内の流体の移動を阻止したり許容したりする弁体4dから構成される流体踏面を備える。
【選択図】図2

Description

本考案は、履物、さらに詳細には、傾斜中敷きを敷設可能な或いは敷設した、靴やサンダル等の履物に関する。
従来のこの種の履物としては、踵部を高くした中敷き(例えば、特許文献1、2参照)、また、水平にしたり傾斜させる中敷き(例えば、特許文献3参照)を敷設することにより、背丈を高く装ったり、リハビリ用に使用したり、履き替えに便利で、靴の踵を踏まずに歩行できるように工夫したものがあった。
つま先部分に比べて踵部分が低くなるように傾斜している踏面を有する履物は、アキレス腱などのストレッチ効果があり、また、図3に示すように、臀部、腹部、ふくらはぎ部などの脂肪を燃焼させて、この種の履物が健康サンダル、健康シューズとして知られている。
しかし、上記従来の履物は、歩行の度にアキレス腱を普段より強く引っ張るので、アキレス腱への負担が大きく、長時間使用するのは不可能で、1日2〜3時間に使用が制限されているため、行動範囲が限られ、遠距離の使用に不便である等の問題があった。
実用新案登録第3068785号公報 実用新案登録第3068651号公報 特開2004−049833
本考案は、傾斜の異なる踏面を簡単かつ迅速に変更でき、アキレス腱への長時間負担を防止し、行動範囲を気にせずに気軽に履くことができる履物を提供することにある。
本考案の履物は、つま先部分に比べて踵部分が低くなるように傾斜している踏面を有する履物本体と、上記踏面上に敷設して、踵部分が高くなるように傾斜している踏面を有する中敷きから成ることを特徴とする。また、ほぼ水平な踏面を有する履物本体と、上記踏面上に敷設して、つま先部分に比べて踵部分が低くなるように傾斜している踏面を有する中敷きから成ることを特徴とする。さらに、上記履物において、踵部分が高くなるように傾斜している踏面を有する更に別の中敷きを、上記中敷き上に重ねて敷設するように構成したことを特徴とする。
本考案の履物は、傾斜の異なる踏面を簡単かつ迅速に変更でき、アキレス腱への長時間負担を防止し、行動範囲を気にせずに気軽に履くことができるという利点がある。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は本考案装置の第1の実施例を示すもので、図1(A)において、1は靴本体であって、その中に入れた足の裏面が接する踏面1aは、つま先部分に比べて踵部分が低くなるように傾斜(例えば、5〜15°)している。図示の踏面1aは平らな傾斜面となっているが、全体的に傾斜していれば、多少の曲面となっていてもよい。
上記構成の靴を履いた場合には、つま先上がりとなっているので、特に、脹ら脛部分が緊張した状態で歩行することができ、健脚運動靴としての機能を発揮することができる。
次に、図1(B)に示すように、第一中敷き2を敷設して、通常の靴底にように、その踏面2aを水平にする。この場合、上記第一中敷き2の踵部を多少高くしてもよい。
続いて、図1(C)に示すように、上記第一中敷き2の上に、更に第二中敷き3を敷設する。該第二中敷き2は、更に踏面3aの踵部を高くして、上記従来の中敷きと同様に使用することが出来る。
なお、第一中敷き2の上に、更に第二中敷き3を重ねて敷設する代わりに、第一中敷き2を取り出して、踵部が高くなった別の中敷きを敷設してもよい。
上記実施例では、靴本体1の中に入れた足の裏面が接する踏面1aは、つま先部分に比べて踵部分が低くなるように傾斜しているが、この踏面1aをほぼ水平にしておき、その上に敷設する中敷きにより、つま先部分に比べて踵部分が低くなるように傾斜させるようにしてもよい。さらに、この中敷きに重ねて踵部分が高くなった別の中敷きを敷設したり、或いは、上記中敷きを取り出して、これに代えて、踵部分が高くなった別の中敷きを敷設することができる。
図2は、本考案の第2の実施例を示すもので、図2(A)において、6はサンダル本体であって、その足の裏面が接する踏面6aは、つま先部分に比べて踵部分が低くなるように傾斜している。6bはベルトである。本構成のサンダルを履いた場合には、つま先上がりとなっているので、特に、アキレス腱や脹ら脛部分が緊張した状態となる。
次に、図2(B)に示すように、第一中敷き7を敷設して、通常の靴底にように、その踏面7aを水平にする。この場合、上記第一中敷き7の踵部を多少高くしてもよい。この中敷き7は面ファスナー等によりサンダル本体6に付設する。
続いて、図2(C)に示すように、上記第一中敷き7をサンダル本体6から取り外して、第二中敷き8を付設する。該第二中敷き8は、更に踏面8aの踵部が高くなっている。
本考案の履物には、各種の靴、各種のサンダル、各種の下駄などが含まれる。
本考案の履物の第1の実施例を示す構成説明図(A)、作用説明図(B)(C)である。 本考案の履物の第2の実施例を示す構成説明図(A)、作用説明図(B)(C)である。 つま先上がり状態で歩行できる従来の履物による臀部、腹部、ふくらはぎ部などの脂肪燃焼の説明図である。
符号の説明
1 靴本体
1a 踏面
2 第一中敷き
2a 踏面
3 第二中敷き
3a 踏面
6 サンダル本体
6a 踏面
7 第一中敷き
7a 踏面
8 第二中敷き
8a 踏面

Claims (5)

  1. つま先部分に比べて踵部分が低くなるように傾斜している踏面を有する履物本体と、上記踏面上に敷設して、踵部分が高くなるように傾斜している踏面を有する中敷きから成ることを特徴とする履物。
  2. ほぼ水平な踏面を有する履物本体と、上記踏面上に敷設して、つま先部分に比べて踵部分が低くなるように傾斜している踏面を有する中敷きから成ることを特徴とする履物。
  3. 踵部分が高くなるように傾斜している踏面を有する更に別の中敷きを、上記中敷き上に重ねて敷設するように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の履物。
  4. ほぼ水平の踏面を有する履物本体と、流体中敷きから成り、該流体中敷きが、柔軟性を有する前方中空部及び後方中空部と、これらの中空部内に封入される流体と、両中空部内の流体の移動を阻止したり許容したりする弁体から構成されることを特徴とする履物。
  5. 上面が柔軟性を有する前方中空部及び後方中空部と、これらの中空部内に封入される流体と、両中空部内の流体の移動を阻止したり許容したりする弁体から構成される流体踏面を備えることを特徴とする履物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007132567A1 (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Hamamatsu Foundation For Science And Technology Promotion 靴底用中敷

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