JP3113423B2 - 光線路切替装置 - Google Patents

光線路切替装置

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JP3113423B2
JP3113423B2 JP30496892A JP30496892A JP3113423B2 JP 3113423 B2 JP3113423 B2 JP 3113423B2 JP 30496892 A JP30496892 A JP 30496892A JP 30496892 A JP30496892 A JP 30496892A JP 3113423 B2 JP3113423 B2 JP 3113423B2
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久雄 牧
直志 袴田
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公紀 佐藤
裕敦 松本
和彦 有本
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定側コネクタから結
合すべきコネクタを選択して移動側コネクタを結合し、
光線路の切替を行なう光線路切替装置において、移動側
コネクタを結合すべき位置を指定する位置指定手段が故
障したときのフェールセーフ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】21世紀に向けた高速、広帯域サービス
の時代に対応するために、公衆通信網の光ファイバ化が
急速な勢いで進められている。広範な光ファイバネット
ワークを構築するためには、光ファイバケーブルの建
設、保守、運用を効率的に進めることのできるオペレー
ションシステムが必要不可欠である。そのため、従来よ
り、この要求に対応した光線路試験管理システムや、光
線路切替試験システム等の開発、導入が進められてい
る。このようなシステムでは、光ファイバケーブル内の
多数の光ファイバ心線の中から、任意の光ファイバ心線
を選択する光線路切替装置が、近年重要な要素となりつ
つある。
【0003】図15は、光線路切替装置の基本的構成を
示す斜視図である。図中、111は試験側の光ファイ
バ、112は移動側コネクタ、113は被試験側の光フ
ァイバ、114は固定側のコネクタ、115はスリーブ
である。被試験側の光ファイバ113を収納した固定側
コネクタ114は、スリーブ115に挿入されている。
スリーブ115は、割りスリーブとして構成されてい
る。図では、水平方向に並んだ5個の固定側コネクタ1
14が挿入されたスリーブ115を示しているが、一例
では、水平方向に50個並べられ、これが垂直方向に2
0列配置され、合計1000心の被試験側の光ファイバ
113が配置されている。これに対して、試験側の光フ
ァイバ111は、移動側コネクタ112に収納され、図
示しない保持手段によって、マトリクス的に配置された
スリーブ115に対向して、水平方向および垂直方向に
移動されて、所望のスリーブ115に挿入され、光ファ
イバ113と結合するようにされている。一般的には、
固定側はN個であり、1:Nの光スイッチが構成される
が、固定側をN側コネクタ、移動側をマスタコネクタと
呼ぶこともある。
【0004】図16は、一般的な光線路切替装置を含む
システムの概略構成図である。図中、121は光ケーブ
ル、122は光ファイバカプラ、123は伝送装置、1
24は光線路切替装置、125は固定側コネクタ、12
6は割スリーブ、127は移動側コネクタ、128は可
動ヘッドである。
【0005】光ケーブル121は、複数の光ファイバ心
線から構成され、例えば、中継系光ファイバケーブル等
によって構成される。光ケーブル121は、伝送装置1
23に接続されるが、その途中に、光ファイバカプラ1
22を挿入し、光信号を分岐して、光ケーブル121内
のそれぞれの光ファイバ心線を光線路切替装置124に
導入する。光線路切替装置124に導入された光ファイ
バ心線は、固定側コネクタ125に固定され、その先端
に割スリーブ126が設けられている。割スリーブ12
6の設けられた固定側コネクタ125は、マトリクス状
に配置されている。一方、1本あるいは複数本の移動側
コネクタ127は、可動ヘッド128に固定されてお
り、XおよびY方向に移動して、結合すべき固定側コネ
クタ125を特定する。また、可動ヘッド128は、Z
方向にも移動し、移動側コネクタ127を結合すべき固
定側コネクタ125に設けられた割スリーブ126に挿
入し、双方の光ファイバを結合する。移動側コネクタ1
27から導出された光ファイバは、光学測定器など、光
機器に接続される。
【0006】このようなシステムに用いられている光線
路切替装置において、移動側コネクタを、結合すべき固
定側コネクタに正確に位置決めする必要がある。しか
し、固定側コネクタの取り付け誤差や、可動ヘッドを移
動させるための駆動系の誤差のため、正確な位置決めは
困難である。
【0007】正確な位置決めのために、従来より種々の
方法が開発されている。例えば、特開平3−21151
3号公報には、ブロックごとに基準点を設け、基準点か
らの短距離の可動ヘッドの移動によって、誤差を少なく
している。しかし、この技術でも、基準点から結合すべ
き固定側コネクタへの移動の際には多少の誤差が含まれ
てしまう。また、特に、ブロックが変わる移動のたびに
基準点を参照し、検索する必要があり、高速なアクセス
ができなかった。
【0008】また、特願平4−8500号では、固定側
コネクタのマトリクスの周囲または内部に、目盛りを設
け、目盛りをセンサによって検出して位置決めを行なう
技術について提案している。この技術によれば、各固定
側コネクタに正確に位置決めを行なうことができる。し
かし、現在用いられている固定側コネクタの構成では、
固定側コネクタ間の間隔がすべて等しい訳ではないの
で、可動ヘッドの移動に際しては、移動量の計算のため
に、各固定側コネクタの位置を調整し記憶しておく必要
があった。この固定側コネクタの位置情報は、固定側コ
ネクタの本数の増加とともに増加の一途をたどってお
り、記憶容量の増加とともに、設定する労力も増加して
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、固定側コネ
クタの位置を記憶せずに、高速に、しかも正確に、結合
すべき固定側コネクタと、移動側コネクタとを位置合わ
せし、結合を行なうことができ、また、位置合わせ機構
の故障時にも位置合わせを行なうことのできるフェール
セーフ機構を有した光線路切替装置を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定側コネク
タから結合すべきコネクタを選択して移動側コネクタを
結合し、光線路の切替を行なう光線路切替装置におい
て、固定側コネクタ側にコネクタの配列に沿って並べら
れた複数の位置指定手段と、移動側コネクタ側に設けら
れた複数の位置検出手段を有し、上記複数の位置指定手
段のうち少なくとも1つが故障したとき、故障した位置
指定手段近傍の位置指定手段と、複数の位置検出手段に
より、固定側コネクタと移動側コネクタの位置決めを行
なうことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、固定側コネクタ側の結合すべ
きコネクタに対応した位置指定手段による位置指定によ
って、移動側コネクタを位置決めすべき位置を示し、移
動側コネクタ側に設けられた位置検出手段によって停止
すべき位置に位置決めすることができるから、目盛りや
マークなどをカウントして行く必要はなく、また、各固
定側コネクタの位置を記憶しておくことなく、位置決め
を行なうことができる。さらに、固定側コネクタ側に設
けられている位置指定手段の位置を正確に決めておけ
ば、正確な位置決めを行なうことができる。
【0012】また、複数の位置指定手段のうち少なくと
も1つが故障したとき、故障した位置指定手段に隣接す
る位置指定手段によって、位置指定を行ない、複数の位
置検出手段のうちの1つを選択して位置検出を行なうこ
とにより、指定すべき位置の位置指定手段が故障して
も、位置決めに影響することはなく、固定側コネクタと
移動側コネクタの正確な位置決めを行なうことができ
る。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の光線路切替装置の第1の実
施例の概略構成図である。図中、1はX軸用基板、2は
Y軸用基板、3はX軸用LEDアレイ、4はX軸用受光
部、5はX軸ガイド、6はラックギア、7はX軸モー
タ、8はY軸用LEDアレイ、9はY軸用受光部、10
はY軸モータ、11はY軸用駆動手段、12はベースプ
レート、13は固定側コネクタ(N側コネクタ)であ
る。この実施例では、位置指定手段として、LEDアレ
イを用い、位置検出手段として受光部を用いている。
【0014】X軸用LEDアレイ3、X軸ガイド5、ラ
ックギア6、および複数の固定側コネクタ13は、ベー
スプレート12に固定されている。固定側コネクタ13
は、後述するように、ブロックごとに、マトリクス状に
配置されている。X軸用LEDアレイ3は、Y方向に並
んだ固定側コネクタ列のX方向の位置に合わせてLED
を配置してある。X軸用基板1は、X軸ガイド5上をX
軸方向に移動可能に構成され、ラックギア6とX軸用基
板1上のX軸モータ7により、X軸方向の移動が行なわ
れる。また、X軸用基板1には、X軸用受光部4がX軸
用LEDアレイ3と対向して設けられており、X軸用L
EDアレイ3中の発光したLEDの光を受光する。さら
に、X軸用基板1には、Y軸用基板2、Y軸用基板2を
駆動するためのY軸用駆動手段11およびY軸モータ1
0、Y軸用LEDアレイ8が載置されている。Y軸用基
板2は、Y軸方向に移動可能に構成されており、Y軸モ
ータ10の駆動力により、Y軸用駆動手段11によって
Y方向の移動が行なわれる。また、Y軸用基板2には、
Y軸用受光部9がY軸用LEDアレイ8と対向して設け
られており、Y軸用LEDアレイ8中の発光したLED
の光を受光する。さらに、Y軸用基板2には、図示しな
い可動ヘッドがZ軸方向に移動可能に設けられ、また、
可動ヘッドをZ軸方向に移動させるためのZ軸用駆動機
構が搭載されている。可動ヘッドには、移動側コネクタ
が固定されており、X,Y方向の位置決めによって選択
された固定側コネクタに、Z軸方向の移動によって移動
側コネクタ(マスタ側コネクタ)が結合される。Z軸方
向の位置決めは、エンコーダ等を用いて行なう。
【0015】図2は、本発明で用いる固定側コネクタの
概略構成図である。図中、12はベースプレート、14
はアダプタである。固定側コネクタは、複数本ずつアダ
プタ14に固定され、各固定側コネクタに割スリーブを
付設して、アダプタ単位でベースプレート12に固定さ
れる。具体例としては、アダプタ14の幅が24.8m
m、アダプタ14内には、X方向に4個、Y方向に2段
の固定側コネクタが配置されており、固定側コネクタの
X方向の間隔は6mm、Y方向の間隔は12mmであ
る。また、複数のアダプタ14をベースプレートに固定
したときの隣接するアダプタ間のX方向の固定側コネク
タの間隔は6.8mmである。このように、固定側コネ
クタの配列間隔は、すべて一定というわけではない。移
動側コネクタは、図面裏側から割スリーブ内に挿入さ
れ、両コネクタが結合される。
【0016】図3は、本発明の第1の実施例における位
置検出部の概略構成図である。図中、図1と同様の部分
には同じ符号を付して説明を省略する。15はスリッ
ト、16は受光素子である。図3では、X軸用の位置検
出部を例として示しているが、Y軸用の位置検出部につ
いても同様の構成とすることができる。X軸用基板1に
設けられたX軸用受光部4内には、複数の受光素子16
が設けられており、ベースプレート12に設けられたX
軸用LEDアレイ3内のLEDから発せられた光を受光
する。図では、受光素子16を3つ配している。通常
は、複数の受光素子16のうちの1つが用いられるが、
X軸用LEDアレイ3内のLEDが故障したときに、他
の受光素子が用いられる。X軸用LEDアレイ3の表面
部分には、スリット15が設けられており、LEDの光
を絞り、光の幅を狭くするとともに、LEDの配置誤差
を吸収し、正確な位置合わせを可能としている。さら
に、このスリット15によってLEDの左または右半分
の光のみを透過させるように構成すると、例えば、左半
分の光を透過させた場合には、受光素子16が右から左
へ移動してきた時に、立ち上がりの急峻な受光信号を得
ることができ、より正確な位置合わせを行なうことがで
きる。しかし、このように構成した場合、一方向のみか
らしか位置合わせを行なうことはできない。LEDの光
により充分な位置決めが行なえる場合には、スリット1
5はなくてもよい。また、LEDは、電球などの他の光
源で構成することもできる。
【0017】図4は、本発明の第1の実施例における固
定側コネクタと位置検出部の関係の説明図である。図
中、図1乃至図3と同様の部分には同じ符号を付して説
明を省略する。17,18は、オーバーランリミットス
イッチである。簡単のために、X軸方向のみ示し、以下
の説明でもX方向のみについて述べるが、Y方向につい
ても同様である。N側コネクタ13は、図2にも示した
ように、アダプタ14に4個ずつ2行に並べられ、複数
のアダプタが縦横に整列されて、図示しないベースプレ
ートに固定されている。アダプタ14には、必ずしも固
定側コネクタが装着されている必要はない。また、図
中、黒丸で示した部分は、移動側コネクタの位置をリセ
ットするために用いられるリセットポートを示してい
る。X軸用LEDアレイ3は、Y方向に並んだ固定側コ
ネクタ列のX方向の位置に合わせて、固定側コネクタ列
の最左端から最右端まで配置されている。このLEDの
配置される位置は、X軸用基板上の移動側コネクタと、
受光部が取り付けられているX軸方向の位置のズレなど
を考慮し、固定側コネクタ列のX方向の位置とはずらし
て取り付けることも可能である。具体例としては、8個
のアダプタがX軸方向に並ぶ場合には、32個のLED
が配置されることになる。受光素子16は、X軸用LE
Dアレイ3の右端から左端までを移動する。図では、S
1,M,S2の3つの受光素子を示している。通常は、
中心の受光素子Mを用いて検出を行い、また、移動側コ
ネクタは、この受光素子Mと位置を合わせて配置されて
いる。他の受光素子S1,S2は、LEDの故障の際に
用いられる。LEDアレイ3の右端、左端には、左側の
オーバーランリミットスイッチ17、および、右側のオ
ーバーランリミットスイッチ18が設けられており、L
EDの故障時に、点灯LEDを検出できなかったことを
検知することができる。このオーバーランリミットスイ
ッチ17、18は、別の構成のセンサでもよく、LED
アレイ3を越えて移動側コネクタが移動するのを検出で
きればよい。例えば、オーバーラン用のLEDを設けて
おいたり、フォトインタラプタで構成することもでき
る。
【0018】図5は、本発明のモータの制御ブロックの
一例の概略回路図である。図中、21,22は差動増幅
器、23はA/D変換器、24はD/A変換器、25は
サーボロック切替器、26はモータ駆動回路、27はモ
ータである。受光部において検出された光量に基づく電
気信号は、差動増幅器22に入力されるとともに、受光
レベルチェックのため、A/D変換器23を介して図示
しない制御手段、例えばCPUに入力される。一方、制
御手段から設定されるロック電圧は、D/A変換器24
を介して差動増幅器21および22に入力される。差動
増幅器21では、受光部からの信号と、D/A変換器2
4からのロック電圧との比較電圧を出力する。サーボロ
ック切替器25は、制御手段の切替信号により、差動増
幅器21または22のどちらかを選択する。差動増幅器
21が選択されている場合には、受光信号とロック電圧
との比較電圧が、サーボロック切替器25を介してモー
タ駆動回路26に入力し、モータ27の制御を行なうこ
とができる。特に、第1の実施例においては、受光部か
らの受光信号が大きくなった位置で、モータの減速また
は停止を行なうように制御することができる。また、サ
ーボロック切替器25が差動増幅器22を選択している
場合には、制御手段から出力されるロック電圧に対応し
た信号が差動増幅器22から得られ、その信号によりモ
ータ駆動回路26を動作させてモータ27を制御するこ
とができる。
【0019】図6は、本発明で用いる可動ヘッドの一例
を示す概略構成図である。図中、28はフェルール、2
9はコネクタ、30はフローティング用板バネである。
フェルール28は、移動側コネクタの先端部であり、割
スリーブを介して固定側コネクタと結合される。コネク
タ29は、フェルール28を保持し、固定している。フ
ローティング用板バネは、弾性力を有しており、上下お
よび左右に平行に配置されている。固定側コネクタとの
結合の際に、微少な位置ズレに対して、フローティング
用板バネが位置ズレを吸収し、正確な位置合わせを行な
って、コネクタを結合することができる。
【0020】次に、本発明の第1の実施例の通常動作を
説明する。図7は、本発明の光線路切替装置の第1の実
施例の1つの動作例を示すフローチャートである。以下
の説明では、簡単のためにX軸方向の移動について説明
するが、Y軸方向の移動についても同様に行なうことが
できる。また、移動前の移動側コネクタの位置は、制御
手段が記憶しているものとする。または、図4に示した
リセットポートから位置合わせを行ってもよい。
【0021】まず、S31において、結合すべき固定側
コネクタのX位置に対応するLEDを点灯する。それと
ともに、S32において、移動前の移動側コネクタのX
位置と、移動目標のX位置とから、左右のどちらにX軸
用基板1を移動させたらよいかを判断する。そして、S
33において、X軸用基板1の移動を行なう。移動の
間、S34において、点灯しているLEDの有無を監視
し、点灯しているLEDが検出されない間はS33に戻
り、さらに移動を行なう。点灯したLEDを検出する
と、S35においてX軸用基板1の移動を停止する。こ
のようにして、結合すべき固定側コネクタのX位置への
位置決めが行なわれる。
【0022】このように、本発明の方法によれば、図2
や図4に示したようなアダプタ間の固定側コネクタの間
隔がアダプタ内の固定側コネクタの間隔と違っているよ
うな場合でも、各固定側コネクタの位置を記憶しておく
ことなく、位置決めを行なうことができる。しかし、こ
のような動作による位置決め方法では、移動速度が遅い
場合にはさしたる問題はないが、長距離の移動では、結
合までに時間がかかってしまう。速い移動速度によって
X軸用基板1の移動を行なうと、モータの慣性のため
に、所定の停止位置を過ぎて停止してしまうことがあ
る。その問題を回避するために、LEDを配置する位置
をずらすことも考えられる。しかし、例えば隣のファイ
バへの移動では、移動速度はそれほど速くならないこと
もあり、一律にLEDの位置をずらすのみでは解決でき
ない。
【0023】そのため、移動目標と所定の位置関係を有
する位置に減速開始点を定め、まず減速開始点を検出し
て移動速度を減速し、低速移動の状態で移動目標を検出
するように構成することができる。このようにすれば、
移動距離が長くても、高速に移動でき、また、移動目標
を過ぎてしまうこともなくなる。以下、減速開始点を用
いた位置決め方法について説明する。
【0024】図8は、本発明の光線路切替装置の第1の
実施例の別の動作例を示すフローチャートである。図7
と同様に、X軸方向の移動について説明するが、Y軸方
向の移動についても同様に行なうことができる。まず、
S41において、減速開始点のLEDを点灯するととも
に、S42において、移動前の移動側コネクタのX位置
と、移動目標のX位置とから、X軸用基板1の移動方向
を判断する。そして、S43において、移動方向へ高速
移動を行なう。高速移動中、S44において、点灯して
いるLEDの有無を監視し、点灯しているLEDが検出
されない間はS43の高速移動を行なう。点灯している
LEDが検出されると、S45において、移動速度を減
速するとともに、減速開始点のLEDを消灯し、移動目
標位置のLEDを点灯させる。S46において、X軸用
基板1を低速移動させ、低速移動中は、S47におい
て、点灯しているLEDの有無を監視し、点灯している
LEDが検出されない間はS46の低速移動を行なう。
点灯しているLEDが検出されると、S48において、
移動を停止する。このようにして、結合すべき固定側コ
ネクタのX位置への位置決めが行なわれる。
【0025】減速開始点は、例えば、移動目標のLED
に隣接するLEDを使用することができる。または、あ
る間隔をおいた位置のLEDを使用してもよい。減速開
始点として点灯させるLEDは、X軸用基板1の移動方
向からみて、移動目標よりも手前のLEDを点灯させる
のみでよい。例えば、減速開始点として隣接したLED
を点灯させる場合、X軸用基板1が左から右への移動を
行なうときには、移動目標の左側のLEDのみを点灯さ
せればよい。この場合には、図6におけるS42の移動
方向の判断は、S41の減速開始点のLEDの点灯より
前の段階で行なうことになる。しかし、点灯制御を簡単
化する場合には、移動目標の両側のLEDを点灯させて
もよい。さらに、移動目標位置のLEDは、減速開始点
のLEDの点灯時から必ずしも点灯させておく必要はな
く、減速開始点の検出時に点灯させるように構成するこ
とができる。このようにすることにより、減速開始点の
LEDが故障したときに、移動目標位置のLEDを減速
開始点と誤って判断し、誤動作するのを防ぐことができ
る。受光部に複数の受光素子が配置されている場合、減
速開始点を移動目標位置と同じLEDとすることもでき
る。例えば、左から右への移動時には、移動目標位置の
LEDを受光部の右側の受光素子で検出し、減速後、検
出する受光素子を中央に切り換えて移動目標位置のLE
Dを検出するように制御すればよい。
【0026】図9は、本発明の光線路切替装置の第2の
実施例の要部の説明図である。図中、図3と同様の部分
には、同じ符号を付して説明を省略する。51は受光素
子群、52は発光部、53はLEDである。第2の実施
例では、ベースプレート12側に位置指定手段としての
受光素子群51を配置し、X軸用基板1側には、受光素
子群51に位置を検出させるための位置検出手段として
発光部52を配置している。発光部52内には、複数の
LED53が内蔵されており、ベースプレート12上の
受光素子群51に向けて発光するように構成されてい
る。図では、LED53を3つ配している。通常は、複
数のLED53のうちの1つが用いられるが、受光素子
群51内の受光素子が故障したときに、他のLEDが用
いられる。受光素子群51の各受光素子は、Y方向に並
んだ固定側コネクタ列のX方向の位置に合わせて配置さ
れている。この構成は、X軸方向に限らず、Y軸方向に
も適用することができる。この場合には、Y軸用LED
アレイの代わりにY軸用の受光素子群を用い、Y軸用の
受光部の代わりにY軸用発光部を用いればよい。それ以
外の構成は、図1乃至図3に示した第1の実施例と同様
であり、説明を省略する。受光素子側にもスリットを設
けてもよい。
【0027】また、第2の実施例の動作は、ほぼ第1の
実施例の動作と同様である。相違する点は、LEDの点
灯に代えて受光部を選択すること、および、選択した受
光部で、移動する発光部から照射される光の受光検出を
行なうことである。
【0028】図10は本発明の第2の実施例の通常動作
の一例を示すフローチャートである。まず、減速開始点
を用いない場合の動作を説明する。まず、S61におい
て、結合すべき固定側コネクタのX位置に対応する受光
素子を選択するとともに、X軸用基板1上の発光部を点
灯する。それとともに、S62において、X軸用基板1
の移動方向を判断する。そして、S63において、X軸
用基板1の移動を行なう。移動の間、S64において、
選択した受光素子により発光部から照射された光の有無
を監視し、発光部から照射された光が検出されない間は
S63に戻り、さらに移動を行なう。発光部から照射さ
れた光が検出されると、S65においてX軸用基板1の
移動を停止する。このようにして、結合すべき固定側コ
ネクタのX位置への位置決めが行なわれる。
【0029】図11は本発明の第2の実施例の通常動作
の別の例を示すフローチャートである。この例では、減
速開始点を用いる場合の動作を説明する。まず、S71
において、減速開始点の受光素子を選択するとともに、
発光部を点灯し、S72において、X軸用基板1の移動
方向を判断する。そして、S73において、移動方向へ
高速移動を行なう。高速移動中、S74において、選択
した受光素子からの出力を監視し、発光部から照射され
る光が検出されない間はS73の高速移動を行なう。発
光部から照射される光が検出されると、S75におい
て、移動速度を減速するとともに、移動目標位置の受光
素子を選択する。S76において、X軸用基板1を低速
移動させ、低速移動中は、S77において、選択した移
動目標位置の受光素子の出力を監視し、発光部から照射
される光が検出されない間はS76の低速移動を行な
う。発光部から照射される光が検出されると、S78に
おいて、移動を停止する。このようにして、結合すべき
固定側コネクタのX位置への位置決めが行なわれる。減
速開始点の受光素子の選択は、第1の実施例において発
光させるLEDの選択と同様に決定することができる。
【0030】図12は、本発明の光線路切替装置の第3
の実施例の要部の説明図である。図中、図3と同様の部
分には、同じ符号を付して説明を省略する。81は受光
素子、82は発光素子、83は遮光透光切替手段、84
は透光部である。受光素子81および発光素子82は、
X軸用基板1に設けられ、遮光透光切替手段83を挟ん
で対峙して設けられ、位置検出手段としてのフォトイン
タラプタを構成している。図では、フォトインタラプタ
を3組配しているが、3組に限らず、複数組のフォトイ
ンタラプタがあればよい。通常は、複数のフォトインタ
ラプタのうちの1つが用いられるが、遮光透光切替手段
83が故障し、所定の位置に透光部が形成できないとき
に、他のフォトインタラプタが用いられる。位置指定手
段である遮光透光切替手段83は、ベースプレート12
に固定され、Y方向に並んだ固定側コネクタ列のX方向
の位置に合わせて透光部84が配置可能に構成されてい
る。具体的には、板に透光部84となり得る位置に孔を
開けておき、該孔を開放または閉塞するシャッタを各孔
ごとに設け、機械的に該シャッタを開閉させて、所定の
位置に透光部84を形成するように構成することができ
る。また、液晶シャッタを用い、透光部84を形成する
位置のみ透光性を有するように電気的に制御することも
できる。この構成においても、X軸方向に限らず、Y軸
方向にも適用することができる。それ以外の構成は、図
1乃至図3に示した第1の実施例と同様であり、説明を
省略する。
【0031】また、第3の実施例の動作も、ほぼ第1の
実施例の動作と同様である。相違する点は、LEDの点
灯に代えて遮光透光切替手段の透光部を選択すること、
および、フォトインタラプタにより、透光部を検出する
ことである。
【0032】図13は本発明の第3の実施例の通常動作
の一例を示すフローチャートである。まず、減速開始点
を用いない場合の動作を説明する。まず、S91におい
て、結合すべき固定側コネクタのX位置に対応する位置
に透光部を設けるとともに、フォトインタラプタの発光
部を点灯する。それとともに、S92において、X軸用
基板1の移動方向を判断する。そして、S93におい
て、X軸用基板1の移動を行なう。移動の間、S94に
おいて、フォトインタラプタの出力を監視し、透光部を
通過した光が検出されない間はS93に戻り、さらに移
動を行なう。透光部を通過した光が検出されると、S9
5においてX軸用基板1の移動を停止する。このように
して、結合すべき固定側コネクタのX位置への位置決め
が行なわれる。
【0033】図14は本発明の第3の実施例の通常動作
の別の例を示すフローチャートである。この例では、減
速開始点を用いる場合の動作を説明する。まず、S10
1において、減速開始点となる位置に透光部を設けると
ともに、フォトインタラプタの発光部を点灯し、S10
2において、X軸用基板1の移動方向を判断する。そし
て、S103において、移動方向へ高速移動を行なう。
高速移動中、S104において、フォトインタラプタか
らの出力を監視し、透光部を通過した光が検出されない
間はS103の高速移動を行なう。透光部を通過した光
が検出されると、S105において、移動速度を減速す
るとともに、減速開始点の透光部を遮光し、移動目標位
置に透光部を設ける。S106において、X軸用基板1
を低速移動させ、低速移動中は、S107において、フ
ォトインタラプタの出力を監視し、透光部を通過した光
が検出されない間はS106の低速移動を行なう。透光
部を通過した光が検出されると、S108において、移
動を停止する。このようにして、結合すべき固定側コネ
クタのX位置への位置決めが行なわれる。減速開始点と
しての透光部の形成位置は、第1の実施例において発光
させるLEDの選択と同様に決定することができる。
【0034】上述の第1乃至第3の実施例は、X軸方向
のみ、またはY軸方向のみに適用することも可能である
し、また、X軸、Y軸の両方向に適用することも可能で
ある。さらに、X軸方向と、Y軸方向に別の実施例の構
成を適用し、構成することも、もちろん可能である。
【0035】以上の説明では、通常動作時の位置合わせ
制御について説明してきた。しかし、位置指定手段とし
てのLEDや、受光素子、遮光透光切替手段の透光部等
は、固定側コネクタの配列数だけ配置されており、個数
が多く、故障する確率が高くなる。位置指定手段が故障
すると、故障した位置への位置決めができなくなり、さ
らに、減速開始点の位置指定手段が故障すると、隣接す
る位置への位置決めができなくなる。そのため、故障を
検出するたびに光線路切替装置を停止させて修理を行な
うことになる。しかし、これでは稼動率が低下し、使い
勝手が悪いとともに、効率的な光ファイバネットワーク
の運用に支障をきたすことになる。以下、このような位
置指定手段の故障が発生した場合でも、移動側コネクタ
の位置決めを行なうためのフェールセーフ制御について
述べる。以下の説明では、第1の実施例に基づいて述べ
るが、説明中のLEDを受光素子や、遮光透光切替手段
の透光部とし、受光部をLEDや、フォトインタラプタ
とすることにより、第2および第3の実施例において
も、同様に構成することができる。
【0036】以下の説明の前提として、LEDおよび受
光部は、図4に示すように配置されているものとする。
図2の説明でも述べたように、アダプタ14内のコネク
タ相互の間隔と、アダプタ間のコネクタの間隔とは違っ
ている。受光部に配置される受光素子16は、アダプタ
14内のコネクタ相互の間隔と同様の間隔で、左からS
1,M,S2の順で3個並べられているものとする。位
置決め動作は、図8で説明したような減速開始点を用い
た制御を行なう。このような前提以外の場合、例えば、
アダプタの間隔がすべて一定である場合には、異ピッチ
の処理を省略し、また、減速開始点を用いない場合に
は、減速開始点を設定して減速を行なう機能を省略して
構成すればよい。さらに、図3で説明したスリットの構
成のうち、LEDの右半分が透過するように構成され、
最終的な位置決めは、必ず左から右への移動によって、
精度良く行なうものとする。しかし、図3の説明で示し
た他の構成であっても、同様の考え方により、LEDの
故障検知および故障時の処理は可能である。例えば、L
EDの左半分が透過するように構成されたときは、右か
ら左への移動によって最終的な位置決めを行なえばよい
し、また、中央部の光を透過させ、あるいはスリットな
しで構成する場合には、どちらの方向からでもLEDの
検出によって位置決めを行なうように構成すればよい。
【0037】LEDの故障の検知および故障時の処理方
法は、故障を起こしたLEDの位置や、LEDの役割、
受光部の移動方向などによって変える必要がある。最も
簡単な例としては、同じアダプタ内の隣接したコネクタ
への移動が考えられる。この場合には、減速開始点は現
在停止している位置であるから、この減速開始点のLE
Dが故障していることは、移動開始前に受光素子の出力
を監視すれば検出可能である。しかし、移動目標位置の
LEDが故障している場合には、図8で述べたように、
点灯しているLEDを検出するまで移動側コネクタを移
動させるので、減速開始点を検出後、移動を開始し、移
動目標位置を検出できずに、LEDアレイの端まで移動
してしまうことになる。図4でも示されているように、
LEDアレイの端には、オーバーランリミットスイッチ
が設けられており、移動目標位置のLEDの故障は、こ
のオーバーランリミットスイッチによって、検出するこ
とになる。オーバーランリミットスイッチにより移動目
標位置のLEDの故障が検出された場合には、LEDア
レイの端から移動を開始し、減速開始点を検出した後、
移動目標位置に隣接するLEDを点灯させ、複数の受光
素子のうちの左右のどちらかの受光素子により、点灯L
EDを検出することによって、中央の受光素子を移動目
標位置に位置決めすることができ、移動側コネクタの位
置決めを行なうことができる。この時、移動側コネクタ
の移動方向によって、点灯させるLEDを、移動目標位
置の左側にするか、右側にするかを決める必要がある。
さらに、点灯させるべきLEDが移動目標位置のアダプ
タとは別のアダプタとなってしまうと、左右の受光素子
で点灯LEDを検出しても、LEDの間隔と受光素子の
間隔の違いから、移動目標位置に停止することはできな
い。そのため、移動目標位置として点灯させるLED
は、移動目標位置がコネクタの端か中程かで変える必要
がある。このほか、LEDアレイの端または端に近い位
置のLEDへの位置決めについては、オーバーランリミ
ットスイッチに近く、低速移動の範囲内となるため、故
障検出後の位置決め処理において、減速開始点の処理が
不要となる。また、上述の条件により、最終的な位置決
めは必ず左から右への移動によって行なわれるので、例
えば、右のオーバーランリミットスイッチから位置決め
を行なう際には、一度移動目標位置の左側まで移動さ
せ、一時停止させた後、右への移動により、最終的な位
置決めを行なう必要がある。
【0038】上述のように、LEDの故障の検知および
故障への対処方法は、故障したLEDの位置と、LED
の役割、すなわち、減速開始点のLEDか、移動目標位
置のLEDか、さらに、移動側コネクタの移動距離およ
び移動方向によって違う。これらを、図18乃至図20
にまとめた。これらの図において、LEDアレイと受光
素子との関係は、図4で述べたとおりである。図4にお
いて、1つのアダプタには4個の固定側コネクタが配置
されているが、左右の別のアダプタと隣接するコネクタ
を異ピッチのコネクタと呼び、その間の2つのコネクタ
を等ピッチのコネクタと呼ぶ。左側の異ピッチのコネク
タと、その左隣のコネクタとの間隔は、アダプタにまた
がるため、右側のコネクタとの間隔より広くなる。同様
に、右側の異ピッチのコネクタと、その右隣のコネクタ
との間隔は広くなる。nは、移動距離を示し、間隔が広
い狭いにかかわらず、隣接するコネクタまでの移動距離
をn=1とし、それ以外のコネクタまでの距離はn>1
として示している。TPは、目標位置のLEDを示し、
(TP−1)は目標位置の左側に隣接するLEDを、
(TP−2)は目標位置から2つ左のLEDを、さら
に、(TP+1)は目標位置の右側に隣接するLEDを
それぞれ示している。受光部についても、図4に示した
ように、3個の受光素子が配置され、中央の受光素子を
M、左側の受光素子をS1、右側の受光素子をS2とす
る。
【0039】図17は、本発明の光線路切替装置におけ
るLED故障検出方法の説明図である。図17では、L
EDの役割と、移動距離によって分類し、故障検出方法
を示している。上述の例のように、同じアダプタ内の隣
接したコネクタへの移動、すなわち、移動距離n=1で
あり、かつ、減速開始点のLEDが故障した場合、故障
検出は、移動開始前に受光素子Mを監視することによっ
て行なうことができる。しかし、故障したLEDが移動
目標位置のLEDの場合には、LEDアレイの端まで移
動した後、オーバーランリミットスイッチによって移動
側コネクタのオーバーランが検出され、これにより、移
動目標位置のLEDの故障を検出する。また、移動目標
が隣接するコネクタでない場合、すなわち、n>1の場
合には、減速開始点のLEDが故障した場合も、減速開
始点を検出できず、オーバーランリミットスイッチによ
って、減速開始点のLEDの故障が検出される。移動目
標位置のLEDの故障の時には、減速開始点のLEDは
検出できるので、減速動作を行なった後、オーバーラン
リミットスイッチによって移動目標位置のLEDの故障
を検出する。
【0040】図18,図19は、本発明の光線路切替装
置におけるLED故障時の処理方法の概略の説明図であ
る。図17のようにしてLEDの故障を検出すると、故
障LEDを使用せずに位置決めの処理を行なう。図18
は、故障したLEDが減速開始点の場合であり、図19
は、故障したLEDが移動目標位置の場合である。それ
ぞれの場合について、移動距離、移動方向、移動目標位
置の種別により分類して示している。分類された各項目
に対応して設けられた、減速、位置決め、図19におけ
る一時停止の欄は、故障処理中に行なわれる減速、一時
停止、位置決めの処理に用いられるLEDおよび受光素
子を示している。これらの欄の中で「−」の記号がある
項目は、故障処理中に該当する処理が行なわれないこと
を示している。また、各項目に対応した故障処理の具体
例については、それぞれ図20乃至図53に示してお
り、その図番のみ示してある。
【0041】一例として、上述の例のように、隣接する
等ピッチのコネクタへの移動であり、移動方向が右で、
減速開始点のLEDが故障した場合には、停止している
位置において、減速開始点のLEDが故障していること
が分かっているので、減速処理は行なわず、位置決め処
理の際に移動目標位置のLEDを点灯させ、受光素子M
を用いて点灯LEDを検出することにより、位置決めを
行なうことを示している。また、同様の場合で、移動目
標位置のLEDが故障した場合には、LEDアレイの右
端のオーバーランリミットスイッチで故障を検出した
後、減速開始点のLEDとして移動目標位置の左隣(T
P−1)のLEDを点灯させ、左方向への移動を開始
し、受光素子として左側の受光素子S1を用いて減速開
始点の検出を行なう。減速開始点を検出すると、減速
し、一時停止用のために受光素子を中央の受光素子Mに
切り換え、点灯LED、すなわち、移動目標位置の左隣
(TP−1)のLEDの位置に受光素子Mが来るまで減
速移動を行なう。一時停止した後、受光素子を再び左側
の受光素子S1に切り換えて、右方向へ移動を開始し、
受光素子S1が移動目標位置の左隣の点灯LEDを検出
したら移動を停止し、位置決めが行なわれる。上述のよ
うにして、LEDの故障検出、および故障時の処理が行
なわれる。以下、各場合について、故障時の処理を具体
例を用いて説明する。
【0042】図20乃至図53は、本発明の光線路切替
装置におけるLEDの故障の処理方法の具体例の説明図
である。これらの図では、説明を簡単にするため、一方
向に4個のコネクタが配列された3つのアダプタを搭載
した場合を示しており、左端のコネクタよりP1,P
2,...,P12とする。また、受光部は、図4に示
したように、3個の受光素子を有しており、左からS
1,M,S2とする。さらに、現在停止している位置を
「現在」で示し、また、移動目標位置を「目標」で示
し、「×」は故障したLEDを示している。ある図にお
いては、移動速度の遷移グラフを付記した。この移動速
度の遷移グラフは、上側が左方向への移動を示し、ま
た、下側が右方向への移動を示している。また、矢線が
中心線から遠いほど、速度が速いことを示しているが、
矢線の重なる部分に関しては、同じ速度であっても、多
少上下にずらして図示している。
【0043】図20は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接するコネクタへの移動(n=1)であって、
左方向への移動で、移動目標位置が左端の場合の具体例
である。この場合、現在停止している位置は、P2であ
る()。減速開始点はP2であり、停止している位置
で、受光素子Mの出力を検出することにより、減速開始
点P2のLEDの故障が検出できる。そのため、減速開
始点の検出を行なわず、移動目標位置への移動処理を行
なう。すなわち、移動目標位置であるP1のLEDを点
灯させ、移動側コネクタを左へ移動し、受光素子MでP
1の位置のLEDを検出したら少し行き過ぎてから一時
停止し()、右へ移動しながらP1の位置を正確に検
出して位置決めを行なう()。
【0044】図21は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接するコネクタへの移動(n=1)であって、
左方向への移動で、移動目標位置が等ピッチのコネクタ
の場合の具体例である。この具体例では、現在停止して
いる位置をP7とし、移動目標位置をP6とする
()。減速開始点はP7であり、停止している位置
で、受光素子Mの出力を検出することにより、減速開始
点P7のLEDの故障が検出できる。そのため、減速開
始点の検出を行なわず、移動目標位置への移動処理を行
なう。すなわち、移動目標位置であるP6のLEDを点
灯させ、移動側コネクタを左へ移動し、受光素子MでP
6の位置のLEDを検出したら少し行き過ぎてから一時
停止し()、右へ移動しながらP6の位置を正確に検
出して位置決めを行なう()。
【0045】図22は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接するコネクタへの移動(n=1)であって、
左方向への移動で、移動目標位置が異ピッチのコネクタ
であり、コネクタの左側が広く空いている場合の具体例
である。この具体例では、現在停止している位置をP6
とし、移動目標位置をP5とする()。減速開始点は
P6であり、停止している位置で、受光素子Mの出力を
検出することにより、減速開始点P6のLEDの故障が
検出できる。そのため、減速開始点の検出を行なわず、
移動目標位置への移動処理を行なう。すなわち、移動目
標位置であるP5のLEDを点灯させ、移動側コネクタ
を左へ移動し、受光素子MでP5の位置のLEDを検出
したら少し行き過ぎてから一時停止し()、右へ移動
しながらP5の位置を正確に検出して位置決めを行なう
()。
【0046】図23は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接するコネクタへの移動(n=1)であって、
左方向への移動で、移動目標位置が異ピッチのコネクタ
であり、コネクタの右側が広く空いている場合の具体例
である。この具体例では、現在停止している位置をP9
とし、移動目標位置をP8とする()。減速開始点は
P9であり、停止している位置で、受光素子Mの出力を
検出することにより、減速開始点P9のLEDの故障が
検出できる。そのため、減速開始点の検出を行なわず、
移動目標位置への移動処理を行なう。すなわち、移動目
標位置であるP8のLEDを点灯させ、移動側コネクタ
を左へ移動し、受光素子MでP8の位置のLEDを検出
したら少し行き過ぎてから一時停止し()、右へ移動
しながらP8の位置を正確に検出して位置決めを行なう
()。
【0047】図24は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接するコネクタへの移動(n=1)であって、
右方向への移動で、移動目標位置が右端の場合の具体例
である。この場合、現在停止している位置は、P11で
ある()。減速開始点はP11であり、停止している
位置で、受光素子Mの出力を検出することにより、減速
開始点P11のLEDの故障が検出できる。そのため、
減速開始点の検出を行なわず、移動目標位置への移動処
理を行なう。すなわち、移動目標位置であるP12のL
EDを点灯させ、移動側コネクタを右へ移動し、受光素
子MでP12の位置のLEDを検出して位置決めを行な
う()。右方向への移動では、行き過ぎてから一時停
止させる必要はない。
【0048】図25は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接するコネクタへの移動(n=1)であって、
右方向への移動で、移動目標位置が等ピッチのコネクタ
の場合の具体例である。この具体例では、現在停止して
いる位置をP6とし、移動目標位置をP7とする
()。減速開始点はP6であり、停止している位置
で、受光素子Mの出力を検出することにより、減速開始
点P6のLEDの故障が検出できる。そのため、減速開
始点の検出を行なわず、移動目標位置への移動処理を行
なう。すなわち、移動目標位置であるP7のLEDを点
灯させ、移動側コネクタを右へ移動し、受光素子MでP
7の位置のLEDを検出して位置決めを行なう()。
【0049】図26は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接するコネクタへの移動(n=1)であって、
右方向への移動で、移動目標位置が異ピッチのコネクタ
であり、コネクタの左側が広く空いている場合の具体例
である。この具体例では、現在停止している位置をP8
とし、移動目標位置をP9とする()。減速開始点は
P8であり、停止している位置で、受光素子Mの出力を
検出することにより、減速開始点P8のLEDの故障が
検出できる。そのため、減速開始点の検出を行なわず、
移動目標位置への移動処理を行なう。すなわち、移動目
標位置であるP9のLEDを点灯させ、移動側コネクタ
を右へ移動し、受光素子MでP9の位置のLEDを検出
して位置決めを行なう()。
【0050】図27は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接するコネクタへの移動(n=1)であって、
右方向への移動で、移動目標位置が異ピッチのコネクタ
であり、コネクタの右側が広く空いている場合の具体例
である。この具体例では、現在停止している位置をP7
とし、移動目標位置をP8とする()。減速開始点は
P7であり、停止している位置で、受光素子Mの出力を
検出することにより、減速開始点P7のLEDの故障が
検出できる。そのため、減速開始点の検出を行なわず、
移動目標位置への移動処理を行なう。すなわち、移動目
標位置であるP8のLEDを点灯させ、移動側コネクタ
を右へ移動し、受光素子MでP8の位置のLEDを検出
して位置決めを行なう()。
【0051】図28は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n>
1)であって、左方向への移動で、移動目標位置が左端
の場合の具体例である。この具体例では、現在停止して
いる位置をP4としている()。減速開始点はP2で
あるが、このLEDが故障して点灯していない。する
と、移動側コネクタは、P4から左へ高速移動を開始
し、減速開始点P2を通り越して、左側のオーバーラン
リミットスイッチの位置まで移動して停止する()。
この時点で減速開始点P2が故障していたことを検出す
る。このオーバーランリミットスイッチの位置は、移動
目標位置が左端であるから、すでに低速で移動する領域
である。そのため、減速開始点の検出を行なわず、移動
目標位置への移動処理を行なう。すなわち、移動目標位
置であるP1のLEDを点灯させ、移動側コネクタをオ
ーバーランリミットスイッチの位置から右へ低速移動
し、受光素子MでP1の位置のLEDを検出して位置決
めを行なう()。このような移動制御における移動速
度の遷移グラフをに示す。
【0052】図29は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n>
1)であって、左方向への移動で、移動目標位置が等ピ
ッチのコネクタのなかでもっとも左のコネクタ、すなわ
ちP2の場合の具体例である。この具体例では、現在停
止している位置をP6としている()。減速開始点は
P3であるが、このLEDが故障して点灯していない。
すると、移動側コネクタは、P6から左へ高速移動を開
始し、減速開始点P3を通り越して、左側のオーバーラ
ンリミットスイッチの位置まで移動して停止する
()。この時点で減速開始点P3が故障していたこと
を検出する。このオーバーランリミットスイッチの位置
と、移動目標位置であるP2とはあまり離れておらず、
低速で移動する領域である。そのため、減速開始点の検
出を行なわず、移動目標位置への移動処理を行なう。す
なわち、移動目標位置であるP2のLEDを点灯させ、
移動側コネクタをオーバーランリミットスイッチの位置
から右へ低速移動し、受光素子MでP2の位置のLED
を検出して位置決めを行なう()。このような移動制
御における移動速度の遷移グラフをに示す。
【0053】図30は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n>
1)であって、左方向への移動で、移動目標位置が等ピ
ッチのコネクタであり、図29で説明したもっとも左の
コネクタ以外の場合の具体例である。この具体例では、
現在停止している位置をP9とし、移動目標位置をP6
としている()。減速開始点はP7であるが、このL
EDが故障して点灯していない。すると、移動側コネク
タは、P9から左へ高速移動を開始し、減速開始点P7
を通り越して、左側のオーバーランリミットスイッチの
位置まで移動して停止する()。この時点で減速開始
点P7が故障していたことを検出する。故障の検出後、
今度は移動側コネクタを右へ移動させて、移動目標位置
に停止させるように移動処理を行なう。すなわち、まず
減速開始点として、P5のLEDを点灯させ、移動側コ
ネクタをオーバーランリミットスイッチの位置から右へ
高速移動し、受光素子MでP5の位置のLEDを検出す
る()。そして、減速するとともに、移動目標位置で
あるP6のLEDを点灯させ、受光素子MでP6の位置
のLEDを検出し、位置決めを行なう()。このよう
な移動制御における移動速度の遷移グラフをに示す。
【0054】図31は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n>
1)であって、左方向への移動で、移動目標位置が異ピ
ッチのコネクタであり、コネクタの左側が広く空いてい
る場合の具体例である。この具体例では、現在停止して
いる位置をP7とし、移動目標位置をP5としている
()。減速開始点はP6であるが、このLEDが故障
して点灯していない。すると、移動側コネクタは、P7
から左へ高速移動を開始し、減速開始点P6を通り越し
て、左側のオーバーランリミットスイッチの位置まで移
動して停止する()。この時点で減速開始点P6が故
障していたことを検出する。故障の検出後、今度は移動
側コネクタを右へ移動させて、移動目標位置に停止させ
るように移動処理を行なう。すなわち、まず減速開始点
として、P4のLEDを点灯させ、移動側コネクタをオ
ーバーランリミットスイッチの位置から右へ高速移動
し、受光素子MでP4の位置のLEDを検出する
()。そして、減速するとともに、移動目標位置であ
るP5のLEDを点灯させ、受光素子MでP5の位置の
LEDを検出し、位置決めを行なう()。このような
移動制御における移動速度の遷移グラフをに示す。
【0055】図32は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n>
1)であって、左方向への移動で、移動目標位置が異ピ
ッチのコネクタであり、コネクタの右側が広く空いてい
る場合の具体例である。この具体例では、現在停止して
いる位置をP7とし、移動目標位置をP4としている
()。減速開始点はP5であるが、このLEDが故障
して点灯していない。すると、移動側コネクタは、P7
から左へ高速移動を開始し、減速開始点P5を通り越し
て、左側のオーバーランリミットスイッチの位置まで移
動して停止する()。この時点で減速開始点P5が故
障していたことを検出する。故障の検出後、今度は移動
側コネクタを右へ移動させて、移動目標位置に停止させ
るように移動処理を行なう。すなわち、まず減速開始点
として、P3のLEDを点灯させ、移動側コネクタをオ
ーバーランリミットスイッチの位置から右へ高速移動
し、受光素子MでP3の位置のLEDを検出する
()。そして、減速するとともに、移動目標位置であ
るP4のLEDを点灯させ、受光素子MでP4の位置の
LEDを検出し、位置決めを行なう()。このような
移動制御における移動速度の遷移グラフをに示す。
【0056】図33は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n>
1)であって、右方向への移動で、移動目標位置が右端
の場合の具体例である。この具体例では、現在停止して
いる位置をP8としている()。減速開始点はP11
であるが、このLEDが故障して点灯していない。する
と、移動側コネクタは、P8から右へ高速移動を開始
し、減速開始点P11を通り越して、右側のオーバーラ
ンリミットスイッチの位置まで移動して停止する
()。この時点で減速開始点P11が故障していたこ
とを検出する。このオーバーランリミットスイッチの位
置は、移動目標位置である右端と近く、低速で移動する
領域である。しかし、正確な位置決めのためには、右移
動により位置を合わせる必要があるので、まず左へ移動
させてから、再び右へ移動させて位置決めを行なう。一
度左へ移動させるために、移動目標位置の左側のLED
を点灯させる。しかし、移動目標位置P12の左隣のP
11は、故障しているLEDであるから、その隣のP1
0のLEDを点灯させることになる。P10のLEDの
点灯後、左への低速移動を開始し、受光素子MでP10
の位置のLEDを検出して一時停止する()。そし
て、移動目標位置であるP12のLEDを点灯させ、右
へ低速移動を行ない、受光素子MでP12の位置のLE
Dを検出して位置決めを行なう()。このような移動
制御における移動速度の遷移グラフをに示す。上述の
ように、一度左へ移動させてから右へ移動させ、位置決
めを行なう処理は、移動目標位置であるP12のLED
を点灯させて左方向に移動し、例えば受光素子S2でP
12のLEDを検出して、P12を行き過ぎた位置で一
度停止させ、再び右方向に移動して、正確な位置決めを
行なうように制御することもできる。
【0057】図34は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n>
1)であって、右方向への移動で、移動目標位置が等ピ
ッチのコネクタの場合の具体例である。この具体例で
は、現在停止している位置をP4とし、移動目標位置を
P7とする()。減速開始点はP6であるが、このL
EDが故障して点灯していない。すると、移動側コネク
タは、P4から右へ高速移動を開始し、減速開始点P6
を通り越して、右側のオーバーランリミットスイッチの
位置まで移動して停止する()。この時点で減速開始
点P6が故障していたことを検出する。正確な位置決め
のためには、右移動により位置を合わせる必要があるの
で、まず移動目標位置より左へ移動させてから、再び右
へ移動させて位置決めを行なう。移動目標位置より左へ
移動させるために、移動目標位置の左側のLEDを点灯
させる。しかし、移動目標位置P7の左隣のP6は、故
障しているLEDであるから、その隣のP5のLEDを
点灯させることになる。P5のLEDの点灯後、左への
高速移動を開始し、受光素子MでP5の位置のLEDを
検出して一時停止する()。この時、高速移動のた
め、P5の位置よりも少し行き過ぎた位置で停止する。
そして、移動目標位置であるP7のLEDを点灯させ、
右へ低速移動を行ない、受光素子MでP7の位置のLE
Dを検出して位置決めを行なう()。このような移動
制御における移動速度の遷移グラフをに示す。上述の
一度左へ移動させてから右へ移動させ、位置決めを行な
う処理は、移動目標位置であるP7のLEDを点灯させ
て左方向に高速で移動し、受光素子Mを用いてP7の位
置のLEDを検出し、P7を行き過ぎた位置で一度停止
させ、再び右方向に移動して、正確な位置決めを行なう
ように制御することもできる。また、左への移動の停止
は、P7の位置のLEDを受光素子S2で検出したり、
P5の位置のLEDを受光素子S1で検出するように構
成することもできる。
【0058】図35は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n>
1)であって、右方向への移動で、移動目標位置が異ピ
ッチのコネクタであり、コネクタの左側が広く空いてい
る場合の具体例である。この具体例では、現在停止して
いる位置をP6とし、移動目標位置をP9とする
()。減速開始点はP8であるが、このLEDが故障
して点灯していない。すると、移動側コネクタは、P6
から右へ高速移動を開始し、減速開始点P8を通り越し
て、右側のオーバーランリミットスイッチの位置まで移
動して停止する()。この時点で減速開始点P8が故
障していたことを検出する。正確な位置決めのために
は、右移動により位置を合わせる必要があるので、まず
移動目標位置より左へ移動させてから、再び右へ移動さ
せて位置決めを行なう。移動目標位置より左へ移動させ
るために、移動目標位置の左側のLEDを点灯させる。
しかし、移動目標位置P9の左隣のP8は、故障してい
るLEDであるから、その隣のP7のLEDを点灯させ
ることになる。P7のLEDの点灯後、左への高速移動
を開始し、受光素子MでP7の位置のLEDを検出して
一時停止する()。この時、高速移動のため、P7の
位置よりも少し行き過ぎた位置で停止する。そして、移
動目標位置であるP9のLEDを点灯させ、右へ低速移
動を行ない、受光素子MでP9の位置のLEDを検出し
て位置決めを行なう()。このような移動制御におけ
る移動速度の遷移グラフをに示す。上述の一度左へ移
動させてから右へ移動させ、位置決めを行なう処理は、
移動目標位置であるP9のLEDを点灯させて左方向に
高速で移動し、受光素子Mを用いてP9の位置のLED
を検出し、P9を行き過ぎた位置で一度停止させ、再び
右方向に移動して、正確な位置決めを行なうように制御
することもできる。また、左への移動の停止は、P9の
位置のLEDを受光素子S2で検出したり、P7の位置
のLEDを受光素子S1で検出するように構成すること
もできる。
【0059】図36は、故障したLEDが減速開始点で
あり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n>
1)であって、右方向への移動で、移動目標位置が異ピ
ッチのコネクタであり、コネクタの右側が広く空いてい
る場合の具体例である。この具体例では、現在停止して
いる位置をP5とし、移動目標位置をP8とする
()。減速開始点はP7であるが、このLEDが故障
して点灯していない。すると、移動側コネクタは、P5
から右へ高速移動を開始し、減速開始点P7を通り越し
て、右側のオーバーランリミットスイッチの位置まで移
動して停止する()。この時点で減速開始点P7が故
障していたことを検出する。正確な位置決めのために
は、右移動により位置を合わせる必要があるので、まず
移動目標位置より左へ移動させてから、再び右へ移動さ
せて位置決めを行なう。移動目標位置より左へ移動させ
るために、移動目標位置の左側のLEDを点灯させる。
しかし、移動目標位置P8の左隣のP7は、故障してい
るLEDであるから、その隣のP6のLEDを点灯させ
ることになる。P6のLEDの点灯後、左への高速移動
を開始し、受光素子MでP6の位置のLEDを検出して
一時停止する()。この時、高速移動のため、P6の
位置よりも少し行き過ぎた位置で停止する。そして、移
動目標位置であるP8のLEDを点灯させ、右へ低速移
動を行ない、受光素子MでP8の位置のLEDを検出し
て位置決めを行なう()。このような移動制御におけ
る移動速度の遷移グラフをに示す。上述の一度左へ移
動させてから右へ移動させ、位置決めを行なう処理は、
移動目標位置であるP8のLEDを点灯させて左方向に
高速で移動し、受光素子Mを用いてP8の位置のLED
を検出し、P8を行き過ぎた位置で一度停止させ、再び
右方向に移動して、正確な位置決めを行なうように制御
することもできる。また、左への移動の停止は、P8の
位置のLEDを受光素子S2で検出したり、P6の位置
のLEDを受光素子S1で検出するように構成すること
もできる。
【0060】図37は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接した位置のコネクタへの移動(n=1)で
あって、左方向への移動で、移動目標位置が左端の場合
の具体例である。この場合、現在停止している位置はP
2である()。減速開始点はP2であり、P2のLE
Dの点灯を確認して、左へ低速移動を開始する。移動の
開始とともに、移動目標位置P1のLEDを点灯させよ
うとするが、このLEDが故障して点灯していない。す
ると、移動側コネクタは、移動目標位置P1を通り越し
て、左側のオーバーランリミットスイッチの位置まで移
動して停止する()。この時点で移動目標位置P1の
LEDが故障していたことを検出する。移動目標位置P
1に受光素子Mを位置決めするため、移動目標位置P1
の右隣のP2のLEDと、受光素子S2を用いて位置決
めを行なう。すなわち、移動目標位置P1の右隣のP2
のLEDを点灯させ、移動側コネクタをオーバーランリ
ミットスイッチの位置から右へ移動し、受光素子S2で
P2の位置のLEDを検出して位置決めを行なう
()。
【0061】図38は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接した位置のコネクタへの移動(n=1)で
あって、左方向への移動で、移動目標位置が等ピッチの
コネクタの場合の具体例である。この具体例では、現在
停止している位置をP7とし、移動目標位置をP6とす
る()。減速開始点はP7であり、P7のLEDの点
灯を確認して、左へ低速移動を開始する。移動の開始と
ともに、移動目標位置P6のLEDを点灯させようとす
るが、このLEDが故障して点灯していない。すると、
移動側コネクタは、移動目標位置P6を通り越して、左
側のオーバーランリミットスイッチの位置まで移動して
停止する()。この時点で移動目標位置P6のLED
が故障していたことを検出する。移動目標位置P6に受
光素子Mを位置決めするため、まず、移動目標位置P6
より左のP5を減速開始点として、LEDを点灯させ、
移動側コネクタをオーバーランリミットスイッチの位置
から右へ高速移動し、受光素子S2でP5の位置のLE
Dを検出して減速する()。この時、受光素子MでP
5の位置のLEDを検出するようにしてもよい。減速開
始点P5を検出後、移動目標位置P6の右隣のP7のL
EDを点灯させ、移動側コネクタを右へ低速移動し、受
光素子S2でP7の位置のLEDを検出して位置決めを
行なう()。減速後の位置決めは、P5の位置のLE
Dを点灯し、受光素子S1で検出するようにしてもよ
い。このような移動制御における移動速度の遷移グラフ
をに示す。
【0062】図39は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接した位置のコネクタへの移動(n=1)で
あって、左方向への移動で、移動目標位置が異ピッチの
コネクタであり、コネクタの左側が広く空いている場合
の具体例である。この具体例では、現在停止している位
置をP6とし、移動目標位置をP5とする()。減速
開始点はP6であり、P6のLEDの点灯を確認して、
左へ低速移動を開始する。移動の開始とともに、移動目
標位置P5のLEDを点灯させようとするが、このLE
Dが故障して点灯していない。すると、移動側コネクタ
は、移動目標位置P5を通り越して、左側のオーバーラ
ンリミットスイッチの位置まで移動して停止する
()。この時点で移動目標位置P5のLEDが故障し
ていたことを検出する。移動目標位置P5に受光素子M
を位置決めするため、まず、移動目標位置P5より左の
P4を減速開始点として、LEDを点灯させ、移動側コ
ネクタをオーバーランリミットスイッチの位置から右へ
高速移動し、受光素子S2でP4の位置のLEDを検出
して減速する()。この時、受光素子MでP4の位置
のLEDを検出するようにしてもよい。減速開始点P4
を検出後、移動目標位置P5の右隣のP6のLEDを点
灯させ、移動側コネクタを右へ低速移動し、受光素子S
2でP6の位置のLEDを検出して位置決めを行なう
()。このような移動制御における移動速度の遷移グ
ラフをに示す。
【0063】図40は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接した位置のコネクタへの移動(n=1)で
あって、左方向への移動で、移動目標位置が異ピッチの
コネクタであり、コネクタの右側が広く空いている場合
の具体例である。この具体例では、現在停止している位
置をP5とし、移動目標位置をP4とする()。減速
開始点はP5であり、P5のLEDの点灯を確認して、
左へ低速移動を開始する。移動の開始とともに、移動目
標位置P4のLEDを点灯させようとするが、このLE
Dが故障して点灯していない。すると、移動側コネクタ
は、移動目標位置P4を通り越して、左側のオーバーラ
ンリミットスイッチの位置まで移動して停止する
()。この時点で移動目標位置P4のLEDが故障し
ていたことを検出する。移動目標位置P4に受光素子M
を位置決めするため、まず、移動目標位置P4より左の
P3を減速開始点として、LEDを点灯させ、移動側コ
ネクタをオーバーランリミットスイッチの位置から右へ
高速移動し、受光素子MでP3の位置のLEDを検出し
て減速する()。減速開始点P3を検出後、移動目標
位置P4の左隣のP3のLEDを点灯させ、移動側コネ
クタを右へ低速移動し、受光素子S1でP3の位置のL
EDを検出して位置決めを行なう()。このような移
動制御における移動速度の遷移グラフをに示す。
【0064】図41は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接した位置のコネクタへの移動(n=1)で
あって、右方向への移動で、移動目標位置が右端のコネ
クタの場合の具体例である。この具体例では、現在停止
している位置はP11である()。減速開始点はP1
1であり、P11のLEDの点灯を確認して、右へ低速
移動を開始する。移動の開始とともに、移動目標位置P
12のLEDを点灯させようとするが、このLEDが故
障して点灯していない。すると、移動側コネクタは、移
動目標位置P12を通り越して、右側のオーバーランリ
ミットスイッチの位置まで移動して停止する()。こ
の時点で移動目標位置P12のLEDが故障していたこ
とを検出する。移動目標位置P12に受光素子Mを正確
に位置決めするため、一度移動目標位置の左側に移動
し、その後、右に移動させ、位置決めを行なう。そのた
め、まず、移動目標位置P12の左隣のP11のLED
を点灯させ、移動側コネクタをオーバーランリミットス
イッチの位置から左へ低速移動し、受光素子MでP11
の位置のLEDを検出して一時停止する()。一時停
止した後、移動目標位置P12に受光素子Mを合わせる
ため、左隣のP11のLEDを点灯させ、移動側コネク
タを右へ低速移動し、受光素子S1でP11の位置のL
EDを検出して位置決めを行なう()。
【0065】図42は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接した位置のコネクタへの移動(n=1)で
あって、右方向への移動で、移動目標位置が等ピッチの
コネクタの場合の具体例である。この具体例では、現在
停止している位置をP6とし、移動目標位置をP7とす
る()。減速開始点はP6であり、P6のLEDの点
灯を確認して、右へ低速移動を開始する。移動の開始と
ともに、移動目標位置P7のLEDを点灯させようとす
るが、このLEDが故障して点灯していない。すると、
移動側コネクタは、移動目標位置P7を通り越して、右
側のオーバーランリミットスイッチの位置まで移動して
停止する()。この時点で移動目標位置P7のLED
が故障していたことを検出する。移動目標位置P7に受
光素子Mを正確に位置決めするため、一度移動目標位置
の左側に移動し、その後、右に移動させ、位置決めを行
なう。そのため、まず、移動目標位置P7の左隣のP6
のLEDを点灯させ、移動側コネクタをオーバーランリ
ミットスイッチの位置から左へ高速移動し、受光素子S
1でP6の位置のLEDを検出して減速し()、受光
素子を受光素子Mに切り換えて、P6の位置のLEDを
検出して一時停止する()。一時停止した後、移動目
標位置P7に受光素子Mを合わせるため、左隣のP6の
LEDを点灯状態のまま、移動側コネクタを右へ低速移
動し、受光素子S1でP6の位置のLEDを検出して位
置決めを行なう()。この時、P8の位置のLEDを
点灯させ、受光素子S2で検出し、位置決めを行なうよ
うにすることもできる。このような移動制御における移
動速度の遷移グラフをに示す。オーバーランリミット
スイッチの位置から左へ移動し、一時停止させる際に、
減速せずに、受光素子S1でP6の位置のLEDを検出
し、受光素子S1がP6の位置を行き過ぎた状態で一時
停止し、右へ低速移動させて位置決めを行なうように構
成することもできる。
【0066】図43は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接した位置のコネクタへの移動(n=1)で
あって、右方向への移動で、移動目標位置が異ピッチの
コネクタであり、コネクタの左側が広く空いている場合
の具体例である。この具体例では、現在停止している位
置をP8とし、移動目標位置をP9とする()。減速
開始点はP8であり、P8のLEDの点灯を確認して、
右へ低速移動を開始する。移動の開始とともに、移動目
標位置P9のLEDを点灯させようとするが、このLE
Dが故障して点灯していない。すると、移動側コネクタ
は、移動目標位置P9を通り越して、右側のオーバーラ
ンリミットスイッチの位置まで移動して停止する
()。この時点で移動目標位置P9のLEDが故障し
ていたことを検出する。移動目標位置P9に受光素子M
を正確に位置決めするため、一度移動目標位置の左側に
移動し、その後、右に移動させ、位置決めを行なう。そ
のため、まず、移動目標位置P9の右隣のP10のLE
Dを点灯させ、移動側コネクタをオーバーランリミット
スイッチの位置から左へ高速移動し、受光素子MでP1
0の位置のLEDを検出して減速する()。このと
き、受光素子S2を用いてP10の位置のLEDを検出
するようにしてもよい。減速後、一時停止位置をP8と
して、P8の位置のLEDを点灯させ、受光素子Mによ
りP8の位置のLEDを検出して一時停止する()。
このとき、受光素子S1を用いてP8の位置のLEDを
検出するようにしてもよい。一時停止した後、移動目標
位置P9に受光素子Mを合わせるため、右隣のP10の
LEDを点灯させ、移動側コネクタを右へ低速移動し、
受光素子S2でP10の位置のLEDを検出して位置決
めを行なう()。このような移動制御における移動速
度の遷移グラフをに示す。オーバーランリミットスイ
ッチの位置から左へ移動し、一時停止させる際に、減速
せずに、P10の位置のLEDを受光素子S2で検出し
て、受光素子S2がP10の位置を行き過ぎた状態で一
時停止し、右へ低速移動させて位置決めを行なうように
構成することもできる。
【0067】図44は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接した位置のコネクタへの移動(n=1)で
あって、右方向への移動で、移動目標位置が異ピッチの
コネクタであり、コネクタの右側が広く空いている場合
の具体例である。この具体例では、現在停止している位
置をP7とし、移動目標位置をP8とする()。減速
開始点はP7であり、P7のLEDの点灯を確認して、
右へ低速移動を開始する。移動の開始とともに、移動目
標位置P8のLEDを点灯させようとするが、このLE
Dが故障して点灯していない。すると、移動側コネクタ
は、移動目標位置P8を通り越して、右側のオーバーラ
ンリミットスイッチの位置まで移動して停止する
()。この時点で移動目標位置P8のLEDが故障し
ていたことを検出する。移動目標位置P8に受光素子M
を正確に位置決めするため、一度移動目標位置の左側に
移動し、その後、右に移動させ、位置決めを行なう。そ
のため、まず、移動目標位置P8の右隣のP9のLED
を点灯させ、移動側コネクタをオーバーランリミットス
イッチの位置から左へ高速移動し、受光素子MでP9の
位置のLEDを検出して減速する()。このとき、受
光素子S2を用いてP9の位置のLEDを検出してもよ
いし、また、P7を点灯させ、受光素子S1で検出して
減速するようにしてもよい。減速後、一時停止位置をP
7として、P7の位置のLEDを点灯させ、受光素子M
によりP7の位置のLEDを検出して一時停止する
()。一時停止した後、移動目標位置P8に受光素子
Mを合わせるため、P7のLEDを点灯したまま、受光
素子をS1に切り換え、移動側コネクタを右へ低速移動
し、受光素子S1でP7の位置のLEDを検出して位置
決めを行なう()。このような移動制御における移動
速度の遷移グラフをに示す。オーバーランリミットス
イッチの位置から左へ移動し、一時停止させる際に、減
速せずに、P7の位置のLEDを受光素子S1で検出し
て受光素子S1がP7の位置を行き過ぎた状態で一時停
止し、右へ低速移動させて位置決めを行なうように構成
することもできる。
【0068】図45は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n
>1)であって、左方向への移動で、移動目標位置が左
端の場合の具体例である。この具体例では、現在停止し
ている位置をP4としている()。減速開始点P2が
点灯され、移動側コネクタがP4から左へ高速移動を開
始し、減速開始点P2のLEDを検出して減速する
()。減速の開始とともに、移動目標位置P1のLE
Dを点灯させようとするが、このLEDが故障して点灯
していない。すると、移動側コネクタは、移動目標位置
P1を通り越して、左側のオーバーランリミットスイッ
チの位置まで移動して停止する()。この時点で移動
目標位置P1のLEDが故障していたことを検出する。
移動目標位置P1に受光素子Mを位置決めするため、移
動目標位置P1の右隣のP2のLEDを点灯させる。オ
ーバーランリミットスイッチの位置から移動目標位置P
1までは移動距離が少ないので、減速開始点の検出を行
なわず、移動側コネクタをオーバーランリミットスイッ
チの位置から左へ低速で移動し、受光素子S2でP2の
位置のLEDを検出して位置決めを行なう()。この
ような移動制御における移動速度の遷移グラフをに示
す。
【0069】図46は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n
>1)であって、左方向への移動で、移動目標位置が等
ピッチのコネクタのなかでもっとも左のコネクタ、すな
わちP2の場合の具体例である。この具体例では、現在
停止している位置をP6としている()。まず、減速
開始点P3が点灯され、移動側コネクタは、P6から左
へ高速移動を開始し、減速開始点P3のLEDを検出し
て減速する()。減速の開始とともに、移動目標位置
P2のLEDを点灯させようとするが、このLEDが故
障して点灯していない。すると、移動側コネクタは、移
動目標位置P2を通り越して、左側のオーバーランリミ
ットスイッチの位置まで移動して停止する()。この
時点で移動目標位置P2のLEDが故障していたことを
検出する。移動目標位置P2に受光素子Mを位置決めす
るため、移動目標位置P2の右隣のP3のLEDを点灯
させる。オーバーランリミットスイッチの位置と、移動
目標位置P2とはあまり離れておらず、低速で移動する
領域である。そのため、減速開始点の検出を行なわず、
移動目標位置への移動処理を行なう。すなわち、移動側
コネクタをオーバーランリミットスイッチの位置から左
へ低速で移動し、受光素子S2でP3の位置のLEDを
検出して位置決めを行なう()。このとき、P1の位
置のLEDを点灯させ、受光素子S1で検出し、位置決
めを行なうこともできる。このような移動制御における
移動速度の遷移グラフをに示す。
【0070】図47は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n
>1)であって、左方向への移動で、移動目標位置が等
ピッチのコネクタのなかで、図46で説明したもっとも
左のコネクタ以外の場合の具体例である。この具体例で
は、現在停止している位置をP9とし、移動目標位置を
P6としている()。まず、減速開始点P7が点灯さ
れ、移動側コネクタは、P9から左へ高速移動を開始
し、減速開始点P7のLEDを検出して減速する
()。減速の開始とともに、移動目標位置P6のLE
Dを点灯させようとするが、このLEDが故障して点灯
していない。すると、移動側コネクタは、移動目標位置
P6を通り越して、左側のオーバーランリミットスイッ
チの位置まで移動して停止する()。この時点で移動
目標位置P6のLEDが故障していたことを検出する。
移動目標位置P6に受光素子Mを位置決めするため、ま
ず、減速開始点として移動目標位置P6の左隣のP5の
LEDを点灯させ、移動側コネクタをオーバーランリミ
ットスイッチの位置から右へ高速移動し、受光素子S2
でP5の位置のLEDを検出して減速する()。この
とき、受光素子MによりP5の位置のLEDを検出する
ようにしてもよい。減速開始後、移動目標位置P6の右
隣のP7の位置のLEDを点灯させ、受光素子S2によ
りP7の位置のLEDを検出して位置決めを行なう
()。減速後の位置決めを、P5のLEDを点灯させ
たまま、受光素子をS1に切り換えて、受光素子S1に
よってP5のLEDを検出するようにしてもよい。この
ような移動制御における移動速度の遷移グラフをに示
す。
【0071】図48は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n
>1)であって、左方向への移動で、移動目標位置が異
ピッチのコネクタであり、コネクタの左側が広く空いて
いる場合の具体例である。この具体例では、現在停止し
ている位置をP7とし、移動目標位置をP5としている
()。まず、減速開始点P6が点灯され、移動側コネ
クタがP7から左へ高速移動を開始し、減速開始点P6
のLEDを検出して減速する()。減速の開始ととも
に、移動目標位置P5のLEDを点灯させようとする
が、このLEDが故障して点灯していない。すると、移
動側コネクタは、移動目標位置P5を通り越して、左側
のオーバーランリミットスイッチの位置まで移動して停
止する()。この時点で移動目標位置P5のLEDが
故障していたことを検出する。移動目標位置P5に受光
素子Mを位置決めするため、まず、減速開始点として移
動目標位置P5の左隣のP4のLEDを点灯させ、移動
側コネクタをオーバーランリミットスイッチの位置から
右へ高速移動し、受光素子S2でP4の位置のLEDを
検出して減速する()。このとき、受光素子Mにより
P4の位置のLEDを検出するようにしてもよい。減速
開始後、移動目標位置P5の右隣のP6の位置のLED
を点灯させ、受光素子S2によりP6の位置のLEDを
検出して位置決めを行なう()。このような移動制御
における移動速度の遷移グラフをに示す。
【0072】図49は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n
>1)であって、左方向への移動で、移動目標位置が異
ピッチのコネクタであり、コネクタの右側が広く空いて
いる場合の具体例である。この具体例では、現在停止し
ている位置をP7とし、移動目標位置をP4としている
()。まず、減速開始点P5が点灯され、移動側コネ
クタがP7から左へ高速移動を開始し、減速開始点P5
のLEDを検出して減速する()。減速の開始ととも
に、移動目標位置P4のLEDを点灯させようとする
が、このLEDが故障して点灯していない。すると、移
動側コネクタは、移動目標位置P4を通り越して、左側
のオーバーランリミットスイッチの位置まで移動して停
止する()。この時点で移動目標位置P4のLEDが
故障していたことを検出する。移動目標位置P4に受光
素子Mを位置決めするため、まず、減速開始点として移
動目標位置P4の左隣のP3のLEDを点灯させ、移動
側コネクタをオーバーランリミットスイッチの位置から
右へ高速移動し、受光素子MでP3の位置のLEDを検
出して減速する()。減速開始後、受光素子をMから
S1に切り換え、受光素子S1によりP3の位置のLE
Dを検出して位置決めを行なう()。このような移動
制御における移動速度の遷移グラフをに示す。
【0073】図50は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n
>1)であって、右方向への移動で、移動目標位置が右
端のコネクタの場合の具体例である。この具体例では、
現在停止している位置はP8である()。まず、減速
開始点P11が点灯され、移動側コネクタがP8から右
へ高速移動を開始し、減速開始点P11のLEDを検出
して減速する()。減速の開始とともに、移動目標位
置P12のLEDを点灯させようとするが、このLED
が故障して点灯していない。すると、移動側コネクタ
は、移動目標位置P12を通り越して、右側のオーバー
ランリミットスイッチの位置まで移動して停止する
()。この時点で移動目標位置P12のLEDが故障
していたことを検出する。移動目標位置P12に受光素
子Mを正確に位置決めするため、一度移動目標位置の左
側に移動し、その後、右に移動させ、位置決めを行な
う。そのため、まず、移動目標位置P12の左隣のP1
1のLEDを点灯させ、移動側コネクタをオーバーラン
リミットスイッチの位置から左へ移動し、受光素子Mで
P11の位置のLEDを検出して一時停止する()。
一時停止した後、受光素子をMからS1に切り換え、移
動側コネクタを右へ低速移動し、受光素子S1でP11
の位置のLEDを検出して位置決めを行なう()。こ
のような移動制御における移動速度の遷移グラフをに
示す。
【0074】図51は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n
>1)であって、右方向への移動で、移動目標位置が等
ピッチのコネクタの場合の具体例である。この具体例で
は、現在停止している位置をP4とし、移動目標位置を
P7とする()。まず、減速開始点P6が点灯され、
移動側コネクタがP4から右へ高速移動を開始し、減速
開始点P6のLEDを検出して減速する()。減速の
開始とともに、移動目標位置P7のLEDを点灯させよ
うとするが、このLEDが故障して点灯していない。す
ると、移動側コネクタは、移動目標位置P7を通り越し
て、右側のオーバーランリミットスイッチの位置まで移
動して停止する()。この時点で移動目標位置P7の
LEDが故障していたことを検出する。移動目標位置P
7に受光素子Mを正確に位置決めするため、一度移動目
標位置の左側に移動し、その後、右に移動させ、位置決
めを行なう。そのため、まず、移動目標位置P7の右隣
のP8のLEDを点灯させ、移動側コネクタをオーバー
ランリミットスイッチの位置から左へ高速移動し、受光
素子S2でP8の位置のLEDを検出して減速する
()。このとき、P6のLEDを点灯し、受光素子S
1で検出して減速するようにしてもよい。減速後、移動
目標位置P7の左隣のP6のLEDを点灯し、受光素子
S2でP6の位置のLEDを検出して一時停止する
()。このとき、受光素子MでP6の位置のLEDを
検出するようにしてもよい。一時停止の後、再び移動目
標位置P7の右隣のP8のLEDを点灯させ、移動側コ
ネクタを右へ低速移動し、受光素子S2でP8の位置の
LEDを検出して位置決めを行なう()。このとき、
受光素子6を点灯させ、受光素子S1で検出して位置決
めを行なうようにしてもよい。このような移動制御にお
ける移動速度の遷移グラフをに示す。オーバーランリ
ミットスイッチの位置から左への高速移動時に、P6、
またはP8の位置のLEDを受光素子S1、またはS2
で検出して、行き過ぎた位置で一時停止し、低速で右方
向へ戻すようにして位置決めを行なうこともできる。
【0075】図52は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n
>1)であって、右方向への移動で、移動目標位置が異
ピッチのコネクタであって、コネクタの左側が広く空い
ている場合の具体例である。この具体例では、現在停止
している位置をP6とし、移動目標位置をP9とする
()。まず、減速開始点P8が点灯され、移動側コネ
クタがP6から右へ高速移動を開始し、減速開始点P8
のLEDを検出して減速する()。減速の開始ととも
に、移動目標位置P9のLEDを点灯させようとする
が、このLEDが故障して点灯していない。すると、移
動側コネクタは、移動目標位置P9を通り越して、右側
のオーバーランリミットスイッチの位置まで移動して停
止する()。この時点で移動目標位置P9のLEDが
故障していたことを検出する。移動目標位置P9に受光
素子Mを正確に位置決めするため、一度移動目標位置の
左側に移動し、その後、右に移動させ、位置決めを行な
う。そのため、まず、移動目標位置P9の右隣のP10
のLEDを点灯させ、移動側コネクタをオーバーランリ
ミットスイッチの位置から左へ高速移動し、受光素子S
2でP10の位置のLEDを検出して減速する()。
このとき、P8の位置のLEDを点灯させ、受光素子S
1により検出を行なうようにしてもよい。減速後、移動
目標位置P9の左隣のP8のLEDを点灯し、受光素子
S2でP8の位置のLEDを検出して一時停止する
()。このとき、受光素子MでP8の位置のLEDを
検出するようにしてもよい。一時停止の後、再び移動目
標位置P9の右隣のP10のLEDを点灯させ、移動側
コネクタを右へ低速移動し、受光素子S2でP10の位
置のLEDを検出して位置決めを行なう()。このよ
うな移動制御における移動速度の遷移グラフをに示
す。オーバーランリミットスイッチの位置から左へ移動
させる際、P8、またはP10の位置のLEDを受光素
子S1、またはS2で検出して、減速させずにそのまま
行き過ぎた位置で一時停止し、P10の位置のLEDを
点灯し、低速で右方向へ戻すようにして受光素子S2で
検出して位置決めを行なうこともできる。
【0076】図53は、故障したLEDが移動目標位置
であり、隣接せず、離れた位置のコネクタへの移動(n
>1)であって、右方向への移動で、移動目標位置が異
ピッチのコネクタであって、コネクタの右側が広く空い
ている場合の具体例である。この具体例では、現在停止
している位置をP5とし、移動目標位置をP8とする
()。まず、減速開始点P7が点灯され、移動側コネ
クタがP5から右へ高速移動を開始し、減速開始点P7
のLEDを検出して減速する()。減速の開始ととも
に、移動目標位置P8のLEDを点灯させようとする
が、このLEDが故障して点灯していない。すると、移
動側コネクタは、移動目標位置P8を通り越して、右側
のオーバーランリミットスイッチの位置まで移動して停
止する()。この時点で移動目標位置P8のLEDが
故障していたことを検出する。移動目標位置P8に受光
素子Mを正確に位置決めするため、一度移動目標位置の
左側に移動し、その後、右に移動させ、位置決めを行な
う。そのため、まず、移動目標位置P8の右隣のP9の
LEDを点灯させ、移動側コネクタをオーバーランリミ
ットスイッチの位置から左へ高速移動し、受光素子Mで
P9の位置のLEDを検出して減速する()。このと
き、受光素子S2でP9の位置のLEDを検出してもよ
いし、また、P7の位置のLEDを点灯させ、受光素子
S1により検出を行ない、減速するようにしてもよい。
減速後、移動目標位置P8の左隣のP7のLEDを点灯
し、受光素子MでP7の位置のLEDを検出して一時停
止する()。一時停止の後、受光素子をS1に切り換
え、移動側コネクタを右へ低速移動し、受光素子S1で
P7の位置のLEDを検出して位置決めを行なう
()。このような移動制御における移動速度の遷移グ
ラフをに示す。オーバーランリミットスイッチの位置
から左へ移動させる際、P7の位置のLEDを受光素子
S1で検出して、減速させずにそのまま行き過ぎた位置
で一時停止し、低速で右方向へ戻すようにして位置決め
を行なうこともできる。
【0077】以上、光線路切替装置のフェールセーフ制
御の具体例について説明した。上述の具体例では、多種
の条件を付しているが、これらの条件を適宜削除して構
成したり、別の条件を付して構成することも、もちろん
可能である。また、上述の説明では、停止中に故障を検
出した例として、隣接したコネクタへの移動であって、
減速開始点について挙げたが、隣接したコネクタであっ
て、同じアダプタ内のコネクタであれば、左右の受光素
子S1,S2を用いて、停止中に減速開始点と、移動目
標位置のLEDのチェックを行なうことができる。さら
に、上述の説明では、受光素子を3個として説明した
が、それ以上の個数の受光素子を用いることももちろん
可能である。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、固定側コネクタ側の結合すべきコネクタに対
応した発光部の選択発光、または受光部の選択、あるい
は、遮光透光切替手段による透光部の形成によって、移
動側コネクタを位置決めすべき位置を示し、移動側コネ
クタ側に設けられた受光部、または発光部、あるいはフ
ォトインタラプタによって停止すべき位置に位置決めす
ることができるから、固定側コネクタの位置を記憶して
おくことなく、位置決めを行なうことができる。
【0079】また、複数の位置指定手段のうち少なくと
も1つ、例えば、減速開始点や、移動目標位置の位置指
定手段が故障したときでも、周囲の位置指定手段を用い
て位置決めできるから、光線路切替装置の稼動率を向上
させ、効率的な光ファイバネットワークの運用を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光線路切替装置の第1の実施例の概略
構成図である。
【図2】本発明で用いる固定側コネクタの概略構成図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施例における位置検出部の概
略構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例における固定側コネクタ
と位置検出部の関係の説明図である。
【図5】本発明のモータの制御ブロックの一例の概略回
路図である。
【図6】本発明で用いる可動ヘッドの一例を示す概略構
成図である。
【図7】本発明の光線路切替装置の第1の実施例の1つ
の通常動作例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の光線路切替装置の第1の実施例の別の
動作例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の光線路切替装置の第2の実施例の要部
の説明図である。
【図10】本発明の第2の実施例の通常動作の一例を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施例の通常動作の別の例を
示すフローチャートである。
【図12】本発明の光線路切替装置の第3の実施例の要
部の説明図である。
【図13】本発明の第3の実施例の通常動作の一例を示
すフローチャートである。
【図14】本発明の第3の実施例の通常動作の別の例を
示すフローチャートである。
【図15】光コネクタ結合装置の基本的構成を示す斜視
図である。
【図16】一般的な光線路切替装置を含むシステムの概
略構成図である。
【図17】本発明の光線路切替装置におけるLED故障
検出方法の説明図である。
【図18】〜
【図19】本発明の光線路切替装置におけるLED故障
時の処理方法の概略の説明図である。
【図20】〜
【図53】本発明の光線路切替装置におけるLEDの故
障の処理方法の具体例の説明図である。
【符号の説明】
1 X軸用基板 2 Y軸用基板 3 X軸用LEDアレイ 4 X軸用受光部 5 X軸ガイド 6 ラックギア 7 X軸モータ 8 Y軸用LEDアレイ 9 Y軸用受光部 10 Y軸モータ 11 Y軸用駆動手段 12 ベースプレート 13 固定側コネクタ 12 ベースプレート 14 アダプタ 15 スリット 16 受光素子 17,18 オーバーランリミットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 袴田 直志 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 水野 俊一 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 佐藤 公紀 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 松本 裕敦 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 有本 和彦 東京都大田区大森西七丁目6番31号 住 電オプコム株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−199011(JP,A) 特開 平4−199010(JP,A) 特開 平4−118606(JP,A) 特開 平2−114215(JP,A) 実開 昭55−147004(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/00 - 26/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側コネクタから結合すべきコネクタ
    を選択して移動側コネクタを結合し、光線路の切替を行
    なう光線路切替装置において、固定側コネクタ側にコネ
    クタの配列に沿って並べられた複数の位置指定手段と、
    移動側コネクタ側に設けられた複数の位置検出手段を有
    し、上記複数の位置指定手段のうち少なくとも1つが故
    障したとき、故障した位置指定手段近傍の位置指定手段
    と、複数の位置検出手段により、固定側コネクタと移動
    側コネクタの位置決めを行なうことを特徴とする光線路
    切替装置。
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