JP3113257B2 - 機械翻訳装置 - Google Patents

機械翻訳装置

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JP3113257B2 JP02104180A JP10418090A JP3113257B2 JP 3113257 B2 JP3113257 B2 JP 3113257B2 JP 02104180 A JP02104180 A JP 02104180A JP 10418090 A JP10418090 A JP 10418090A JP 3113257 B2 JP3113257 B2 JP 3113257B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自然言語間の翻訳を行う機械翻訳装置、特
に自然言語の構文構造表現として、共通の手段を用いる
ことにより、日本語と英語等といった語族の全く異なる
言語間の機械翻訳にも適用し得る機械翻訳装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、次のよな文献
1,2に記載されるものがあった。
文献1;自然言語処理研究会資料、26[10](1985−1
0)情報処理学会、長尾等「科学技術庁機械翻訳プロジ
ェクトの概要」P.1203−1213 文献2;特公平1−57828号公報 従来、前記文献1,2に記載されているように、機械翻
訳装置には、例えばトランスファー方式と中間言語方式
のものがあった。
中間言語方式の機械翻訳装置では、言語に独立した中
間言語を定めることにより、全ての自然言語を中間言語
に解析するものと、その中間言語から生成するものを作
ることにより、任意の言語対(例えば、日本語/英語
等)に対して、相互の翻訳を可能にするものである。こ
の方式において、中間言語は言語独立のため、構文構造
が失われており、意味構造(例えば、格構造等)になっ
ている。
これに対してトランスファー方式の機械翻訳装置で
は、原言語の構文構造、意味構造を目的言語の構文構
造、意味構造へ変換することによって翻訳を行う方式で
ある。この方式は、英語から仏語等への翻訳のように、
構文構造が類似の言語対に対してよく用いられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記いずれの方式の装置でも、次のよ
うな課題があった。
(a) 中間言語方式 この方式では、入力言語を中間言語に解析するため、
入力言語の構文構造あるいは語順が失われる。そのた
め、類似の語族間の翻訳(例えば、英語/仏語等)で
は、原文のもつ構文や語順が目的言語に反映されず、例
えば機械翻訳の結果を人間が修正する後編集等におい
て、その編集作業が煩雑になるという問題があった。
(b) トランスファー方式 この方式では、原言語の構文構造等を目的言語の構文
構造等へ変換するため、語族の異なる言語間の翻訳で
は、構文構造の変換が複雑になる。しかも、各言語対に
対応する変換処理を行うことが必要となるため、多くの
言語対での機械翻訳システムを作成することが困難であ
った。
本発明は前記従来技術が持っていた課題として、中間
言語方式における構文構造消失と、トランスファー方式
における変換処理の複雑さの点について解決した機械翻
訳装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本発明のうちの第1の発
明では、自然言語間の翻訳を行う機械翻訳装置におい
て、原言語の文を解析する原言語辞書を格納する第1の
記憶手段と、原言語の文を解析する文法規則である原言
語解析文法を格納する第2の記憶手段と、前記原言語辞
書と前記原言語解析文法に基づいて入力文章を解析した
結果、文章中に用言が存在する場合は用言と用言を修飾
する単語を1つのまとまりとする連用アークを生成し、
文章中に体言が存在する場合は体言と体言を修飾する単
語を1つのまとまりとする連体アークを生成し、連用ア
ークと連体アークとその他の語を入力された文章の語順
を保つ形式に組み合わせ、単語を原言語毎に固有の言語
で表現した構文構造を生成する原言語解析装置と、原言
語の単語を目的言語の単語に置換する原言語・目的言語
対訳辞書を格納する第3の記憶手段と、目的言語の文を
生成するのに必要な情報を収めた目的言語辞書を格納す
る第4の記憶手段と、目的言語を生成するための生成規
則である目的言語生成文法を格納する第5の記憶手段
と、前記原言語・目的言語対訳辞書と前記目的言語辞書
と前記目的言語生成文法に基づいて前記原言語解析装置
が生成した構文構造から目的言語を生成する目的言語生
成装置とを有している。
ここで、前記目的言語生成装置は、前記原言語解析装
置が生成した構文構造のうち、連用アークに含まれる用
言を修飾している付属語または機能語から目的言語の構
文の枠組みを決定する連用アーク生成部と、前記原言語
解析装置が生成した構文構造のうち、連体アークにつな
がる付属語または機能語から目的言語の構文を決定する
連体アーク生成部とを有している。
第2の発明の機械翻訳装置では、自然言語を中間言語
に対応させた原言語辞書を格納する第1の記憶手段と、
原言語の文を解析する文法規則である原言語解析文法を
格納する第2の記憶手段と、前記原言語辞書と前記原言
語解析文法に基づいて入力文章を解析した結果、文章中
に用言が存在する場合は用言と用言を修飾する単語を1
つのまとまりとする連用アークを生成し、文章中に体言
が存在する場合は体言と体言を修飾する単語を1つのま
とまりとする連体アークを生成し、連用アークと連体ア
ークとその他の語を入力された文章の語順を保つ形式に
組み合わせ、単語を言語に依存しない中間言語で表現し
た構文構造を生成する原言語解析装置と、自然言語を中
間言語に対応させた目的言語辞書を格納する第3の記憶
手段と、目的言語を生成するための生成規則である目的
言語生成文法を格納する第4の記憶手段と、前記目的言
語辞書と前記目的言語生成文法に基づいて前記原言語解
析装置が生成した構文構造から目的言語を生成する目的
言語生成装置とを有している。
ここで、前記目的言語生成装置は、前記原言語解析装
置が生成した構文構造のうち、連用アークに含まれる用
言を修飾している付属語または機能語の中間言語に相当
する意味的な関係子から目的言語の構文の枠組みを決定
する連用アーク生成部と、前記原言語解析装置が生成し
た構文構造のうち、連体アークにつながる付属語または
機能語の中間言語に相当する意味的な関係子から目的言
語の構文を決定する連体アーク生成部とを有している。
(作 用) 第1の発明によれば、以上のように機械翻訳装置を構
成したので、翻訳すべき文章が原言語解析装置に入力さ
れると、原言語解析装置では、第1、第2の記憶手段に
それぞれ格納された原言語辞書と原言語解析文法に基づ
いて、入力文章を解析し、文章中に用言が存在する場合
は連用アークを生成し、文章中に体言が存在する場合は
連体アークを生成し、これらの連用アークと連体アーク
とその他の語を、入力文章の語順を保つ形式に組み合わ
せて構文構造を生成し、目的言語生成装置に与える。
目的言語生成装置の連用アーク生成部では、第3、第
4、第5の記憶手段にそれぞれ格納された原言語・目的
言語対訳辞書と目的言語辞書と目的言語生成文法に基づ
いて、原言語解析装置が生成した構文構造のうち、連用
アークに含まれる用言を修飾している付属語または機能
語から目的言語の構文の枠組みを決定する。さらに、目
的言語生成装置の連体アーク生成部でも、原言語・目的
言語対訳辞書、目的言語辞書及び目的言語生成文法に基
づいて、原言語解析装置が生成した構文構造のうち、連
体アークにつながる付属語または機能語から目的言語の
構文を決定する。これにより、目的言語が生成される。
第2の発明によれば、翻訳すべき文章が原言語解析装
置に入力されると、原言語解析装置では、第1、第2の
記憶手段にそれぞれ格納された原言語辞書と原言語解析
文法に基づき、入力文章を解析して連用アークと連体ア
ークを生成し、これらの連用アークと連体アークとその
他の語を、入力文章の語順を保つ形式に組み合わせ、中
間言語で表現した構文構造を生成し、目的言語生成装置
に与える。
目的言語生成装置の連用アーク生成部では、第3、第
4の記憶手段にそれぞれ格納された目的言語辞書と目的
言語生成文法に基づいて、原言語解析装置が生成した構
文構造のうち、連用アークに含まれる用言を修飾してい
る付属語または機能語の中間言語に相当する意味的な関
係子から、目的言語の構文の枠組みを決定する。さら
に、目的言語生成装置の連体アーク生成部でも、目的言
語辞書及び目的言語生成文法に基づいて、原言語解析装
置が生成した構文構造のうち、連体アークにつながる付
属語または機能語の中間言語に相当する意味的な関係子
から、目的言語の構文を決定する。これにより、目的言
語が生成される。
(実施例) 第1図は、本発明の第1の実施例を示す機械翻訳装置
の構成ブロック図である。
この機械翻訳装置は、入力言語を種々の言語に共通す
る語修飾、例えば連体修飾及び連用修飾等の形式で、か
つ該入力言語の語順を保存する形式で表現した構文構造
に変換する原言語解析装置1と、その原言語解析装置1
で変換された構文構造を構成する単語を言語毎に固有の
言語で表現し、目的言語を生成する目的言語生成装置2
とを、備えている。原言語解析装置1には、原言語辞書
3を格納する第1の記憶手段と、原言語解析文法4を格
納する第2の記憶手段とが接続されている。また目的言
語生成装置2には、原言語・目的言語対訳辞書5を格納
する第3の記憶手段と、目的言語辞書6を格納する第4
の記憶手段と、目的言語生成文法7を格納する第5の記
憶手段とが接続されている。
目的言語生成装置2は、連用アークから文を生成する
連用アーク生成部2aと、連体アークから文を生成する連
体アーク生成部2bとを、有している。原言語辞書3は、
原言語の文を解析するのに必要な情報(品詞、活用変化
等)が収められており、動詞の格情報や名詞の意味カテ
ゴリ等を含んでおり、解析用辞書としての機能を有して
いる。原言語解析文法4は、解析用の文法規則である。
原言語・目的言語対訳辞書5は、原言語の単語を目的
言語の単語に置換するための辞書であり、原言語の多義
語については訳語を選択できるような条件が付加されて
いる。目的言語辞書6は、目的言語の文を生成するのに
必要な情報(品詞、活用変化等)が収められており、目
的言語生成用の辞書としての機能を有している。目的言
語生成文法7は、目的言語を生成するための生成規則で
ある。
以上のように構成される機械翻訳装置の動作を、第2
図〜第5図を参照しつつ説明する。
第2図は、言語に共通な構文構造表現の一例を示す図
である。言語を構成する単語は、名詞や動詞といった自
立語と、助詞や前置詞といったいくつかの付属語(また
は機能語)とに、分類できる。これらの自立語と付属語
(または機能語)とから、文節が構成され、それらの文
節間に修飾関係が存在する。この修飾関係を「係り受
け」といい、連体修飾関係(受け側が体言である関
係)、連用修飾関係(受け側が用言である関係)、及び
格修飾関係(述語に対する修飾関係)の3つに分類され
ている。ここで、体言とは、自立語で、活用がなく、主
語となれるものの総称(名詞、代名詞)である。用言と
は、活用があり、単独で述語となれるものの総称(動
詞、形容詞、形容動詞)である。
この第2図の構文構造表現の特徴は、言語を構成する
単語を、自立語Ji(但し、i=1,2,…,n)と、付属語
(または機能語)Fi(但し、i=1,2,…,n)に分類し、
自立語Jiを出現順にノード(節点)にし、付属語Fiをそ
のノードからでるアーク(直線)11〜15とする。文は、
用言とそれを修飾するものを1つのまとまりとみなし
て、アーク18で結ぶ。これを連用アークAという。ま
た、体言を修飾するものがあれば、それをまとめて1つ
のアーク16,17で結ぶ。これを連体アークBという。付
属語の種類によってアークの形を変えたり、連用修飾と
連体修飾も区別すると、識別が容易になる。
第3図は、構文構造表現例を示すもので、「私はシー
フードレストランに行く」という文の構文構造を表現し
たものである。第4図は、第3図の英訳“I GO TO
SEAFOOD RESTAURANT"を構文構造に表現したものであ
る。また、第5図は、第3図の英訳の途中の構文構造表
現例を示す図である。
第1図の翻訳動作について説明すると、先ず、原言語
の文「私はシーフードレストランに行く」が原言語解析
装置1に入力されると、原言語解析装置1では、原言語
辞書3及び原言語解析文法4を用いて、入力文「私はシ
ーフードレストランに行く」を解析する。この解析結果
は、第3図に示すような構文構造を持つ。これが目的言
語生成装置2へ入力される。
目的言語生成装置2は、連用アーク生成部2a及び連体
アーク生成部2bを有し、原言語・目的言語対訳辞書5、
目的言語辞書6及び目的言語生成文法7を用いて、入力
された構文構造から目的言語を生成処理する。
即ち、連用アーク生成部2aは、連用アークAに含まれ
る用言に注目し、それを修飾している付属語(または機
能語)から構文の枠組みを決定する。付属語(または機
能語)につながる自立語が連体アークBからなっている
ときは、連体アーク生成部2bに制御を渡す。連体アーク
生成部2bでは、連体アークBにつながる付属語(または
機能語)から構文を決定する。構文構造が深くなってい
る時は、連用アーク生成部2a及び連体アーク生成部2bで
は再帰的に処理(繰返し処理)を行う。
第3図の例では、連用アークAには、付属語「は」、
「に」がつながり、用言「行く」が終止形になってい
る。原言語・目的言語対訳辞書5内の「行く」の内容を
参照して第3図の構文構造を英訳に変換すると、第5図
のような構文になる。この時、「行く」は“GO"に、
「私」は「I」に、「は」は“SUB"(主部)に、「に」
は“TO"に変換しておく。「に」の自立語は、連体アー
クBになっているので、連体アーク生成部2bが起動さ
れ、最終的に目的言語生成装置2によって第4図の英訳
された構文構造が生成されることになる。
この第1の実施例では、次のような利点を有してい
る。
原言語解析装置1では、解析した構文構造を言語に共
通な形式で表現するため、語族の異なる言語に対しても
構文変換が容易になり、トランスファー方式による機械
翻訳でも多言語間機械翻訳に適応できる。しかも、構文
構造や語順を保って目的語を生成するため、類似言語間
の翻訳では原文に忠実な訳が得られ、さらにトランスフ
ァー方式の利点である、きめ細かい訳文生成が行える。
第6図は、本発明の第2の実施例を示す機械翻訳装置
の構成ブロック図である。
この機械翻訳装置は、第1図とほぼ同様に、原言語解
析装置21と、連用アーク生成部22a及び連体アーク生成
部22bを有する目的言語生成装置22とを備えている。さ
らに、原言語解析装置21には、原言語辞書23を格納する
第1の記憶手段と、原言語解析文法24を格納する第2の
記憶手段とが接続されると共に、目的言語生成装置22に
は、目的言語辞書26を格納する第3の記憶手段と、目的
言語生成文法27を格納する第4の記憶手段とが接続され
ている。
前記第1の実施例では、言語対毎に対訳辞書を参照し
て訳文を作り、目的言語生成装置2及び目的言語生成文
法7も、原言語に依存していた。これに対し、この第2
の実施例では、言語に独立な中間言語を設定するため、
中間言語方式の機械翻訳に近い構成になっている。
即ち、原言語解析装置21は、原言語辞書23及び原言語
解析文法24を用いて入力言語を解析して中間言語の構文
構造に変換する機能を有している。また、目的言語生成
装置22は、目的言語辞書26及び目的言語生成文法27を用
いて、入力された中間言語から目的言語を生成する機能
を有している。ここで、原言語辞書23及び目的言語辞書
26は、いずれも単語の各種文法情報と単語を表わす中間
言語を持っている。
第7図は構文構造の展開例を示す図であり、この図を
参照しつつ、第6図の動作を説明する。なお、第7図中
のAGTは動作主格、GOLはゴール(行き先)である。
例えば、例文「私はシーフードレストランへ行く」を
入力すると、原言語解析装置21は、原言語辞書23及び原
言語解析文法24を用いて、原文を第7図のような構文構
造に展開する。ここで、第7図における( )でくくっ
たものは、中間言語を意味している。原言語解析装置21
で中間言語の構文構造に変換されると、付属語(または
機能語)は、意味的な関係子に変換される。この場合で
も、原文の語順は保存されている。
第7図の構文構造を目的言語生成装置22に入力する
と、目的言語生成装置22は、目的言語辞書26及び目的言
語生成文法27を用いて、前記第1の実施例とほぼ同様
に、第4図に示すような構文構造の目的言語を生成す
る。
この第2の実施例では、中間言語方式のように原言語
辞書13及び目的言語辞書26を用いて単語と中間言語との
対応をとるようにしているので、中間言語方式の利点で
ある機械翻訳装置における開発工数の削減と、トランス
ファー方式の利点であるきめ細かい訳文生成を併せもっ
た機械翻訳が可能となる。その他は、前記第1の実施例
とほぼ同様の利点を有している。
なお、本発明は、図示の実施例に限定されず、例えば
第1図及び第6図に他の機能ブロックを付加したり、あ
るいは原言語辞書3,23、原言語・目的言語対訳辞書5、
及び目的言語辞書6,26等の内容を変えることにより、種
々の自然言語間の翻訳を行うことが可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、第1の発明によれば、原
言語解析装置を設け、入力文章を種々の言語に共通する
語修飾関係で、かつ該入力文章の語順を保存する形式で
表現した構文構造に変換するようにしたので、変換され
る構文構造が言語に共通な形式で表現される。そのた
め、語族の異なる言語に対しても構文変換が容易にな
り、トランスファー方式による機械翻訳でも多言語間機
械翻訳に適応できる。しかも、原言語解析装置の変換処
理では、構文構造や語順を保っているため、類似言語間
の翻訳の場合には原文に忠実な訳が得られる。
第2の発明では、中間言語の辞書を用いて翻訳するの
で、中間言語方式のように単語と中間言語の対応がと
れ、中間言語方式の利点である開発工数の削減と、トラ
ンスファー方式の利点であるきめ細かい訳文生成を併せ
もった機械翻訳が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す機械翻訳装置の構
成ブロック図、第2図は言語に共通な構文構造表現の例
を示す図、第3図は構文構造表現の例を示す図、第4図
は第3図の英訳の構文構造表現の例を示す図、第5図は
第3図の英訳の途中の構文構造表現の例を示す図、第6
図は本発明の第2の実施例を示す機械翻訳装置の構成ブ
ロック図、第7図は構文構造の展開例を示す図である。 1,21……原言語解析装置、2,22……目的言語生成装置、
2a,22a……連用アーク生成部、2b,22b……連体アーク生
成部、3,23……原言語辞書、4,24……原言語解析文法、
5……原言語・目的言語対訳辞書、6,26……目的言語辞
書、7,27……目的言語生成文法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/28 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原言語の文を解析する原言語辞書を格納す
    る第1の記憶手段と、 原言語の文を解析する文法規則である原言語解析文法を
    格納する第2の記憶手段と、 前記原言語辞書と前記原言語解析文法に基づいて入力文
    章を解析した結果、文章中に用言が存在する場合は用言
    と用言を修飾する単語を1つのまとまりとする連用アー
    クを生成し、文章中に体言が存在する場合は体言と体言
    を修飾する単語を1つのまとまりとする連体アークを生
    成し、連用アークと連体アークとその他の語を入力され
    た文章の語順を保つ形式に組み合わせ、単語を原言語毎
    に固有の言語で表現した構文構造を生成する原言語解析
    装置と、 原言語の単語を目的言語の単語に置換する原言語・目的
    言語対訳辞書を格納する第3の記憶手段と、 目的言語の文を生成するのに必要な情報を収めた目的言
    語辞書を格納する第4の記憶手段と、 目的言語を生成するための生成規則である目的言語生成
    文法を格納する第5の記憶手段と、 前記原言語・目的言語対訳辞書と前記目的言語辞書と前
    記目的言語生成文法に基づいて前記原言語解析装置が生
    成した構文構造から目的言語を生成する目的言語生成装
    置とを有し、 前記目的言語生成装置は、 前記原言語解析装置が生成した構文構造のうち、連用ア
    ークに含まれる用言を修飾している付属語または機能語
    から目的言語の構文の枠組みを決定する連用アーク生成
    部と、 前記原言語解析装置が生成した構文構造のうち、連体ア
    ークにつながる付属語または機能語から目的言語の構文
    を決定する連体アーク生成部とを 有することを特徴とする機械翻訳装置。
  2. 【請求項2】自然言語を中間言語に対応させた原言語辞
    書を格納する第1の記憶手段と、 原言語の文を解析する文法規則である原言語解析文法を
    格納する第2の記憶手段と、 前記原言語辞書と前記原言語解析文法に基づいて入力文
    章を解析した結果、文章中に用言が存在する場合は用言
    と用言を修飾する単語を1つのまとまりとする連用アー
    クを生成し、文章中に体言が存在する場合は体言と体言
    を修飾する単語を1つのまとまりとする連体アークを生
    成し、連用アークと連体アークとその他の語を入力され
    た文章の語順を保つ形式に組み合わせ、単語を言語に依
    存しない中間言語で表現した構文構造を生成する原言語
    解析装置と、 自然言語を中間言語に対応させた目的言語辞書を格納す
    る第3の記憶手段と、 目的言語を生成するための生成規則である目的言語生成
    文法を格納する第4の記憶手段と、 前記目的言語辞書と前記目的言語生成文法に基づいて前
    記原言語解析装置が生成した構文構造から目的言語を生
    成する目的言語生成装置とを有し、 前記目的言語生成装置は、 前記原言語解析装置が生成した構文構造のうち、連用ア
    ークに含まれる用言を修飾している付属語または機能語
    の中間言語に相当する意味的な関係子から目的言語の構
    文の枠組みを決定する連用アーク生成部と、 前記原言語解析装置が生成した構文構造のうち、連体ア
    ークにつながる付属語または機能語の中間言語に相当す
    る意味的な関係子から目的言語の構文を決定する連体ア
    ーク生成部とを 有することを特徴とする機械翻訳装置。
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