JP3112346U

JP3112346U - 着脱容易な越中褌

Info

Publication number: JP3112346U
Application number: JP2005002971U
Authority: JP
Inventors: 令二若生
Original assignee: 令二若生
Priority date: 2005-05-06
Filing date: 2005-05-06
Publication date: 2005-08-11
Anticipated expiration: 2015-05-06

Abstract

【課題】使い勝手の良い着脱容易な越中褌を提供する。
【解決手段】帯１１と、覆い布１２と、１対の面ファスナー１３ａ，１３ｂとから成っている。帯１１は、腰に巻き付けるのに適した長さを有している。覆い布１２は、尻から下腹部を覆うのに適した長さと巾とを有し、帯１１に対しその長さ方向に垂直に伸びるよう縫い付けて取り付けられている。１対の面ファスナー１３ａ，１３ｂは、帯１１の一端の表側および他端の裏側に縫い付けて取り付けられている。
【選択図】図１

Description

本考案は、面ファスナーを利用した着脱容易な越中褌に関する。

越中褌は、紐に長方形の覆い布の一端を取り付けて成り、風通しが良くて蒸れにくく、健康的であることから未だに愛用者が多い。近年は、クラシックパンツといった名称で、人気を集めている。また、寝たきり老人やアルツハイマー症患者の介護をする場合、越中褌はおむつの交換を容易にするため、便利である。その越中褌を改良して利用しやすくしたものとして、覆い布の後部の端を紐に逢着し、覆い布の前端部分を折り返して縫製することにより紐通し孔を形成し、紐の一端を紐通し孔に通して腰の一側部で結ぶようにしたものがある（例えば、特許文献１参照）。

実用新案登録第３０１４６５８号公報

しかしながら、従来の越中褌は、紐を結んで腰に取り付けるため、着脱に手間がかかるという課題があった。特に、寝たきり老人やアルツハイマー症患者に使用した場合、紐をきつく結んでしまったときに解くのは厄介で、介護者の手数が増えるだけでなく、介護を受ける者にも負担がかかるという課題があった。

本考案は、このような従来の課題に着目してなされたもので、使い勝手の良い着脱容易な越中褌を提供することを目的としている。

上記目的を達成するために、本考案に係る着脱容易な越中褌は、帯と、前記帯に対しその長さ方向に垂直に伸びるよう取り付けられた覆い布と、前記帯の一端の表側および他端の裏側に取り付けられた互いに着脱可能な１対の面ファスナーとを、有すること特徴とする。

本考案に係る着脱容易な越中褌は、帯を腰の後ろから前にまわし、覆い布を尻に当てるようにして、帯の一端および他端の面ファスナーを互いに貼り合わせる。そして、覆い布で下腹部を覆うようにしてその端を帯の下から上に通す。こうして、褌を容易に締めることができる。褌を外す場合には、その逆の手順で、覆い布の端を帯の下から抜き、帯の一端および他端の面ファスナーを外せば、容易に外すことができる。本考案に係る着脱容易な越中褌は、帯が面ファスナーで着脱可能なため、紐を結んで取り付ける場合に比べて、着脱が容易である。帯をきつく巻き付けたときでも解くのは簡単で、寝たきり老人やアルツハイマー症患者に使用した場合、介護者の手間を省き、介護を受ける者にも負担をかけずに着脱可能である。

本考案によれば、使い勝手の良い着脱容易な越中褌を提供することができる。

以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
図１は、本考案の一実施例を示している。
図１（Ａ），（Ｂ）に示すように、着脱容易な越中褌１は、帯１１と、覆い布１２と、１対の面ファスナー（商品名：「マジックテープ」）１３ａ，１３ｂとから成っている。帯１１は、２ｃｍ程度の巾で、腰に巻き付けるのに適した長さを有している。覆い布１２は、木綿から成って、尻から下腹部を覆うのに適した長さと巾とを有している。覆い布１２は、帯１１に対しその長さ方向に垂直に伸びるよう縫い付けて取り付けられている。１対の面ファスナー１３ａ，１３ｂは、帯１１の巾よりやや短い巾の細長い長方形状のシートから成る。各面ファスナー１３ａ，１３ｂは、一方が多数のループを有し、他方が多数のフックを有している。各面ファスナー１３ａ，１３ｂは、帯１１の長さ方向に沿って、帯１１の一端１１ａの表側および他端１１ｂの裏側に縫い付けて取り付けられている。各面ファスナー１３ａ，１３ｂは、さまざまな腰の太さに対応できる長さを有し、腰の太さに合わせて調節して貼り合わせることができる。

次に、作用について説明する。
着脱容易な越中褌１は、帯１１を腰Ａの後ろから前にまわし、覆い布１２を尻に当てるようにして、帯１１の一端１１ａおよび他端１１ｂの面ファスナー１３ａ，１３ｂを互いに貼り合わせる。面ファスナー１３ａ，１３ｂの貼り合わせる位置は、腰の太さに合わせて調節することができる。そして、覆い布１２で下腹部を覆うようにしてその端を帯１１の下から上に通す。こうして、褌を容易に締めることができる。褌を外す場合には、その逆の手順で、覆い布１２の端を帯１１の下から抜き、帯１１の一端および他端の面ファスナー１３ａ，１３ｂを外せば、容易に外すことができる。

着脱容易な越中褌１は、帯１１が面ファスナー１３ａ，１３ｂで着脱可能なため、紐を結んで取り付ける場合に比べて、着脱が容易である。帯１１をきつく巻き付けたときでも解くのは簡単で、寝たきり老人やアルツハイマー症患者に使用した場合、介護者の手間を省き、介護を受ける者にも負担をかけずに着脱可能である。介護に使用する場合には、覆い布１２の内側に***物を吸収できるパッドを入れておくことが好ましい。また、帯１１に消臭剤やカイロを収納可能な袋を設けてあってもよい。

着脱容易な越中褌１は、洗濯して繰返し使用可能であるが、使い捨てにしてもよい。使い捨てのものでは、面ファスナーを帯から取外し可能にし、帯と覆い布を通常のトイレットペーパーと同様の水溶性の材質の紙で製造することが好ましい。この場合、帯と覆い布を水洗トイレで下水に流すことができる。なお、水溶性の材質の紙は、水で紙の繊維がばらばらにほぐれて、生分解されるものである。着脱容易な越中褌１は、コンパクトに折り畳むことができ、ポケットなどに入れて携帯可能である。また、安価に製造することができる。

本考案の実施の態様の着脱容易な越中褌の（Ａ）正面図、（Ｂ）使用状態正面図である。

符号の説明

１着脱容易な越中褌
１１帯
１１ａ帯の一端
１１ｂ帯の他端
１２覆い布
１３ａ，１３ｂ面ファスナー

Claims

帯と、
前記帯に対しその長さ方向に垂直に伸びるよう取り付けられた覆い布と、
前記帯の一端の表側および他端の裏側に取り付けられた互いに着脱可能な１対の面ファスナーとを、
有すること特徴とする着脱容易な越中褌。