JP3152203U - 介護服 - Google Patents

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Abstract

【課題】高齢者や痴呆症患者などの被介護者における就寝中におむつをずり下ろすなどの不潔行為を防止し、かつ、被介護者の身体的拘束感を最小限に押さえ、同時に介護者の負担を軽減し得る介護服を提供することを課題とする。【解決手段】着用者の脇下位置から足先までを覆うに充分な長さの上下幅と、着用者の胴部周囲を緩く一巻きするに充分な左右幅とを有するシーツ状の布地(10)の左右の辺縁部に、当該辺縁部同士を互いに連結するスライドファスナー(30)を取り付けると共に、着用時に当該スライドファスナーを着用者の前面の略中央位置で閉じたとき布地(10)の内面が着用者の下腹部から大腿部に臨む領域に、別途用意される他の当て布(41)を着脱自在に接合するための複数片の面ファスナー(40)を取り付け、布地の上辺には、ずり下がり防止用の一対の肩ひも(20)を取り付けたことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は要介護者がおむつをずり下ろすなどの、いわゆる不潔行為を防止する介護用品に関するものである。
おむつを装着している高齢者等の要介護者の中にはおむつをずり下ろしたり、着衣を脱ぎ捨てるなどの行為がしばしば見受けられる。このような行為を防止するために従来、下記の特許文献1や2に記載の如く、上下がつなぎになった要介護者用の用品が知られているが、拘束性が強いために本人の不満が大きく、また構造的に複雑であることもあり装着脱が容易ではない上に洗濯や乾燥に時間がかかるという不具合があった。手軽な方法として腰部にバスタオルなどを巻き付ける方法もとられているが、安眠の妨げになるだけでなく失敗も多い。さらに、手が腰部に届かないようにベッド柵に手を縛り付けたりすることも行われているが、本人の負担が大きく極めて非人間的である。
登録実用新案第3081158号公報 特開2004−344563号公報
本考案は、高齢者や痴呆症患者などの要介護者においてしばしば見受けられる、就寝中に装着されたおむつをずり下ろすなどの行為を防止し、かつ、被介護者の拘束感を最小限に押さえ、同時に介護者の負担を軽減することを課題とする。
本考案者は上記課題を解決するために検討と実践を重ね、本考案を完成するに至った。すなわち、本考案により、着用する被介護者の上胸部、肩部を緩やかに固定するだけで上肢、下肢を含めた体全体の動きの自由度を確保しつつ、上記課題を解決することができた。
具体的には、本考案は、請求項1に記載の如く、着用者の脇下位置から足先までを覆うに充分な長さの上下幅と、着用者の胴部周囲を緩く一巻きするに充分な左右幅とを有するシーツ状の布地の左右の辺縁部に、当該辺縁部同士を互いに連結するスライドファスナー(通称「ジッパー」、「チャック」、又は単に「ファスナー」ともいう。)を取り付けると共に、着用時に当該スライドファスナーを着用者の前面の略中央位置で閉じた時、布地の内面が着用者の下腹部から大腿部に臨む領域に、別途用意される他の当て布を着脱自在に接合するための複数片の面ファスナー(代表的には「マジックテープ(登録商標)」として知られるもの)を取り付け、布地の上辺には、ずり下がり防止用の一対の肩ひもを取り付け、更に望ましくは、請求項5に記載の如く、布地の上辺縁から着用者の胸部を臨む領域までにタックを形成させることにより、装着する時は、布団の上に前面スライドファスナーを開きシーツ状に広げられた本装具の上に横たわるだけでよいため、被介護者は拘束感を感じることなく装着でき、装着後の自由度も大きく、かつ、おむつを下げるなどの行為を確実に防止できることを特徴とするものである。
本考案の望ましい実施例においては、請求項2に記載の如く、上記シーツ状の布地の上下幅を100cm以上、220cm以下、左右幅を100cm以上、220cm以下の範囲内とする。このように、用いる布地を、通常のシーツと同様に身体に比べ、縦、横ともに十分に大きなものとすることにより、必要であれば背部内面に吸湿防水シートなどを敷くことが可能であり、被介護者が横たわった後に、下腹部から腰部上面には必要性に即して用意したバスタオルなど厚地の布を面ファスナーで固定し、また、前面のスライドファスナーを開くことにより前面が完全に開放でき、本装具上に寝たままでバスタオルなどの着脱、***物処理や着替えを可能とする。
また、通常は、請求項3に記載の如く、布地の上辺を下辺よりも短くし、被介護者の上半身へのフィット性を良好にすると共に、下半身の動きの自由度を充分確保できるようにする。
本考案の望ましい実施例においては、ずり上がりを防止するために長さを長くして下辺を布団下に織り込んでもよいが、請求項4に記載の如く、布地の下辺にずり上がり防止用ひもを取り付けておくことが望ましい。
なお、装着した介護服のファスナーを被介護者が開けるのを防止するために、請求項6に記載の如く、スライドファスナーを閉じた状態に保持するロック付きファスナーを取り付けておくことも推奨される。
更にまた、本考案による上記の如き介護服の利用者が、購入した介護服と共に使用する前記当て布を自ら作製しなくても済むように、通常は、上記介護服と共に、介護服の着用時にその内面の面ファスナーに接合されるべき面ファスナーを取り付けた少なくとも1枚の当て布を組み合せた介護服セットとして提供することが推奨される。
本考案は上記のように構成されるため、以下の効果を奏する。
本考案は複雑な部品がなく構造が単純であり、前面のスライドファスナーを開放すれば普通のシーツと殆ど差違がなく、装着するときは布団の上に敷かれてある本装具の上に横たわるだけでよいため、被介護者は拘束感を感じることなく装着でき、装着後の自由度も大きく、かつ、おむつを下げるなどの不潔行為を確実に防止できる。装具が縦、横ともに大きいために体型の大小にかかわらず装着でき、また、必要であれば背部内面に幅広く吸湿防水シートなどを敷くことが可能であり、前面が完全に解放できるために装着したままで***物処理や着替えができ、洗濯が簡単であるため衛生的であり、夏期などの高温期においては吸湿性のある通気性のよい薄手の素材を用い、冬期にはやや厚手の素材を用いることにより快適な環境を提供できることにより、介護現場での実用性が高い。また、厳密な寸法取りや複雑な縫製作業が不必要であり、市販のシーツや布団カバーを利用して容易にかつ安価に制作可能である。
本考案に係る介護服を着用した状態を示す説明図である。 本考案に係る介護服の各部分の構成を示す説明図である。 本考案に係る介護服を広げた状態で示す説明図である。 本考案に係る介護服のもう一つの実施例のものを広げた状態で示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ、本考案を実施するための形態についてより詳細に説明する。
図1に示すようにベッドまたは敷き布団とほぼ同サイズの長台形の筒状のシーツ(布地)10を上端部はタック13を入れることにより胸部や肩部を緩やかに包み込む大きさに絞り、下端部は開放したままにし、また、必要に応じてずり上げ防止のためのひも21を付け、前面中央にスライドファスナー30を付け、図3に示すように前面全体を開放できるようにする。
ずり下がらないようにするために上端両サイドに幅の広い肩ひも20を付けるが、肩ひもは縫製して固定してもよいし、ロック付きボタンなどで着脱できるようにしてもよい。
ずり上がらないようにするために下端部はベッドまたは敷き布団の下に挟み込んでもよいが、必要に応じ、ベッド柵などに固定するためのひも21を付けてもよい。
着用者の下腹部から大腿部にあたる布地の前面内側に、スライドファスナー30の両サイドに複数個の面ファスナー40を付け、着用者が布地の上から下腹部や腰部を手でいじりにくくするように厚みを増すための面ファスナー付きバスタオルなどの当て布41を内側に簡単に装着できるようにする。
通常は面ファスナー40によりバスタオル程度の当て布41を装着することでおむつをずり下ろす行為を防止できるが、症状の程度が軽ければ何も付けなくてもよいし、逆に程度が重ければバスタオルなどよりも厚い素材のものを装着してもよい。
図3に示した実施例のものに用いられたスライドファスナー30は、下端が常に閉じられた状態に固定されたタイプのものであり、ファスナー開閉用のスライダーをその引き手を持って下から上へ引き上げると図1及び図2に示すようにファスナーが閉じ、引き手を持ってスライダーを上から下へ引き下ろすと図3に示すようにファスナーが下端だけを残して開くようになっている。
一方、図4に示した実施例のものに用いられたスライドファスナー30は、上下両端とも切り離し可能なタイプのものであり、ファスナーを閉じると図1及び図2に示した状態となるが、ファスナーを完全に開くと、図4に示すように布地10の右辺と左辺が完全に切り離された状態で展開されるようになっている。
図3に示した実施例において、前面を開放する上辺から下辺に至るスライドファスナー30は、被介護者が自由にファスナーを下ろすことができないようにロック付きファスナー31を装着するか、上端布を二重に内部に織り込み、ファスナー開閉用の引き手に手が届かないようにする。
また、図4に示した実施例の場合には、スライドファスナー30を布地10に取り付ける際の向きを、ファスナーを閉じたときの引き手の位置が布地の下辺側に来るように取り付け、閉じたときの引き手に被介護者の手が容易に届かない。
本考案に係る介護服の布地10の寸法は、図4に基づき説明すれば、好適には、その上下幅Hが100cm以上、220cm以下、左右幅Wが100cm以上、220cm以下の範囲内に設定される。
上下幅Hが100cm未満であると、着用者の脇下位置から足先までを覆うことができず、また、220cmを超えると、介護服が不必要にだぶつき、材料費の無駄にもなるからである。また、市販の布団カバーやシーツを利用して作製する場合、上下幅が220cmを超えるものは通常は入手困難なためである。
一方、左右幅Wについては、これが100cm未満であると、着用時に窮屈感を生じ、また、220cmを超えると、介護服が不必要にだぶつき、材料費の無駄にもなるからである。また、市販の布団カバーやシーツを利用して作製する場合、左右幅が220cmを超えるものは通常は入手困難なためである。
また、上記の如く、上下幅Hが100cm以上、220cm以下、左右幅Wが100cm以上、220cm以下というように、縦、横ともに充分余裕のある寸法とすることにより、前記の如く、介護服の背部内面に幅広く吸湿防水シートを敷いたり、装着したままで***物処理や着替えができる、等々の効果が得られるものである。
前記当て布41については、利用者が自らバスタオル等に面ファスナーを縫い付けるなどしてこれを作製する必要をなくするため、上記介護服と共に、面ファスナーを取り付けた少なくとも1枚、通常は3〜5枚程度の当て布を組み合せ、セットとして提供することが望ましいことは前記のとおりである。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲内で、本明細書及び図面の記載から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂するものである。
10 介護服本体(布地)
11 頭部及び肩部を出すための上端開口部
12 下端開口部
13 上部幅を縮め、胸部にゆとりを持たせるためのタック
20 ずり下がり防止の肩ひも
21 ずり上がり防止のひも
30 前面を開閉するスライドファスナー
31 ロック付きファスナー
40 バスタオルなどの当て布を装着するための面ファスナー
41 面ファスナーを取り付けたバスタオルなどの当て布

Claims (7)

  1. 着用者の脇下位置から足先までを覆うに充分な長さの上下幅(H)と、着用者の胴部周囲を緩く一巻きするに充分な左右幅(W)とを有するシーツ状の布地(10)の左右の辺縁部に、当該辺縁部同士を互いに連結するスライドファスナー(30)を取り付けると共に、着用時に当該スライドファスナーを着用者の前面の略中央位置で閉じた時、布地(10)の内面が着用者の下腹部から大腿部に臨む領域に、別途用意される他の当て布(41)を着脱自在に接合するための複数片の面ファスナー(40)を取り付け、布地の上辺には、ずり下がり防止用の一対の肩ひも(20)を取り付けたことを特徴とする介護服。
  2. 上記シーツ状の布地(10)の上下幅(H)が100cm以上、220cm以下、左右幅(W)が100cm以上、220cm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の介護服。
  3. 布地(10)の上辺を下辺よりも短くしたことを特徴とする請求項1に記載の介護服。
  4. 布地(10)の下辺に、ずり上がり防止用ひも(21)を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の介護服。
  5. 布地(10)の上辺縁から着用者の胸部に臨む領域までに、タック(13)を形成したことを特徴とする請求項1に記載の介護服。
  6. 上記スライドファスナー(30)を閉じた状態に保持するロック付きファスナー(31)を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の介護服。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の介護服と、当該介護服の着用時にその内面の面ファスナー(40)に接合されるべき面ファスナーを取り付けた少なくとも1枚の当て布(41)との組合せから成る介護服セット。

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