JP3112205U

JP3112205U - 垢すり

Info

Publication number: JP3112205U
Application number: JP2005002589U
Authority: JP
Inventors: 敏彦友竹
Original assignee: 敏彦友竹
Priority date: 2005-04-25
Filing date: 2005-04-25
Publication date: 2005-08-04
Anticipated expiration: 2015-04-25

Abstract

【課題】
頑固な垢であっても、安全に落とすことができる垢すりを提供する。
【解決手段】
手で握ることができるグリップと、グリップの両端から前延するサイドフレームと、サイドフレームの前端に渡し掛けられ、断面が半円形をしていてその切除面がグリップに正対している半円筒体の垢すり具とからなる垢すり。
【選択図】
図２

Description

本考案は、身体の垢を落とす垢すりに関する。

入浴時、身体の垢を落とすために垢すりで身体を擦ることがある。この垢すりには、種々のものがあるが、あまり軟らかいものであると、角質化された頑固な垢を落とすことができない。このため、下記特許文献１に示されるような表面に鋭い三角形の突起を取り付けたものもある。しかし、このような突起によると、力加減によっては、皮膚を傷付けてしまうことがある。
特開平０８−１４１０３０号公報

本考案に係る垢すりは、鋭い削り機能を有するものの、皮膚には食い込まないようにして、頑固な垢でも確実に落とせるようにしたものである。

以上の課題の下、本考案は、請求項１に記載した、手で握ることができるグリップと、グリップの両端から前延するサイドフレームと、サイドフレームの前端に渡し掛けられ、断面が半円形をしていてその切除面がグリップに正対している半円筒体の垢すり体とからなる垢すりを提供するとともに、これにおいて、請求項２に記載した、グリップの両面に複数の突条又は突起が設けてある手段を提供したものである。

請求項１の垢すりによると、垢すり体が断面が半円形をしていてその切除（欠落）面がグリップに正対しているため、グリップを握って皮膚に当て、こちら側に引き寄せると、半円の角が一種のエッジとなり、硬い角質化した垢でも削りとることができる。これにおいて、エッジの後方は半円体となっているから、エッジはそれ以上皮膚に食い込まず、安全である。また、請求項２の手段によると、軽い垢すりができるから、仕上げやマッサージに使用できる。

以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。図１は垢すりの平面図、図２は断面側面図、図３は垢すり体の断面図、図４は使用状態を示す説明図であるが、この垢すりは、手で握ることができるグリップ１と、グリップの先に設けられる断面が半円形をした垢すり体２等からなる。グリップ１は、ある程度硬い樹脂や木材等からなるもので、偏平な矩形体をしており、手で握ることができる程度の大きさに設定してある。なお、グリップ１の両面には、突起量はあまり大きくない突条３が適当な方向に複数条形成されている。また、図示は省略するが、突起３に代えて独立した突起であってもよい。

グリップ１の両端からはサイドフレーム４が前延しており、サイドフレーム４の前端に垢すり体２が渡し掛けられる。なお、垢すり体2 もサイドフレーム４も、一般的にはグリップ１と同材料で構成されている。垢すり体２は、断面が半円形をしている半円筒体であるが、その切除面（欠落した部分の表面）２ａは、グリップ１に対して正対している。なお、ここでの正対とは、切除面２ａがグリップ１の前面と平行になっていることであるが、完全に平行である必要はなく、切除面２ａの角２ｂがグリップ１側に向いている限りにおいて多少の誤差は許される。そして、切除面２ａの角２ｂは、あまり丸く（面取り）せず、ある程度尖ったものにしておくのが好ましい。

以上の垢すりは、そのグリップ１を手で握り、垢を落とそうとする皮膚の個所に垢すり体２を当ててこちら側へ引き寄せる。このとき、垢すり体２を多少皮膚に押し当てるようにすることことで、その角２ｂが垢を削り落とす。この場合において、角２ｂは少々尖っていても、その後面は円形をしているので、角２ｂのそれ以上の食い込みを阻止し、皮膚の中にまで食い込んで傷付けるようなことはない。むしろ、角２ｂが尖っていることで、角質化しか頑固な垢でも削り落とすことができる。このようにして所定の個所の垢すりが終了すると、今度は、グリップ１の突条３で仕上げの垢すりを行えば、表面が綺麗に均される。なお、この突条３は、マッサージや軽い押圧にも使用できる。

垢すりの平面図である。垢すりの断面側面図である。垢すり体の断面側面である。垢すりの使用状態を示す説明図である。

符号の説明

１グリップ
２垢すり体
２ａ垢すり体の切除面
２ｂ切除面の角
３突条
４サイドフレーム

Claims

手で握ることができるグリップと、グリップの両端から前延するサイドフレームと、サイドフレームの前端に渡し掛けられ、断面が半円形をしていてその切除面がグリップに正対している半円筒体の垢すり具とからなる垢すり。
グリップの両面に複数の突条又は突起が設けてある請求項１の垢すり。