JP3111687B2 - 斜板式圧縮機における回転軸の支持構造 - Google Patents

斜板式圧縮機における回転軸の支持構造

Info

Publication number
JP3111687B2
JP3111687B2 JP04250141A JP25014192A JP3111687B2 JP 3111687 B2 JP3111687 B2 JP 3111687B2 JP 04250141 A JP04250141 A JP 04250141A JP 25014192 A JP25014192 A JP 25014192A JP 3111687 B2 JP3111687 B2 JP 3111687B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swash plate
suction
discharge
conical roller
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04250141A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06101638A (ja
Inventor
俊郎 藤井
和明 岩間
均 犬飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP04250141A priority Critical patent/JP3111687B2/ja
Priority to DE4326366A priority patent/DE4326366A1/de
Priority to US08/102,588 priority patent/US5397218A/en
Priority to KR1019930015235A priority patent/KR970001132B1/ko
Publication of JPH06101638A publication Critical patent/JPH06101638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3111687B2 publication Critical patent/JP3111687B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダブロックに対
し前後で対となる複数対のシリンダボアを回転軸の周囲
に複数箇所に形成し、該シリンダブロックの前後両側面
にはフロントハウジング及びリヤハウジングを接合固定
し、前記各シリンダボア内に両頭ピストンをそれぞれ収
容すると共に、回転軸に支持された斜板の回転運動を前
記両頭ピストンの往復運動に変換する斜板式圧縮機にお
ける回転軸の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の斜板式圧縮機(例えば特開平3−
92587号公報参照)では圧縮室内の冷媒ガスが両頭
ピストンの往動動作によって吐出室へ吐出され、吸入室
内の冷媒ガスが両頭ピストンの復動動作によって圧縮室
内へ吸入される。両頭ピストンは複数個用いられ、回転
軸の周囲に等角度間隔に配列されたシリンダボア内に収
容されている。圧縮室は吐出ポートを介して吐出室に接
続しており、吸入ポートを介して吸入室に接続してい
る。吐出ポートは吐出弁によって開閉され、圧縮室内の
冷媒ガスは吐出弁を押し退けつつ吐出室へ吐出される。
吸入ポートは吸入弁によって開閉され、吸入室の冷媒ガ
スは吸入弁を押し退けつつ圧縮室へ吸入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】斜板を支持する回転軸
は一対のラジアルベアリングを介して前後一対のシリン
ダブロックにより支持される。即ち、回転軸に対するラ
ジアル荷重はラジアルベアリングを介してシリンダブロ
ックで受け止められる。又、回転軸に対するスラスト荷
重は斜板を挟んだ前後一対のスラストベアリングを介し
てシリンダブロックで受け止められる。
【0004】回転軸に対するスラスト荷重は図7の曲線
Cで示すように変動する。即ち、回転軸に対するスラス
ト荷重の最大値Fmax は斜板の前後方向に5回ずつ交互
に向きを変える。この場合の斜板式圧縮機における両頭
ピストンは5つである。シリンダブロックと斜板との間
にはスラストベアリングがあるが、スラストベアリング
のコロを挟む一対のレースは予め撓み変形させられる。
この撓み変形は前後一対のシリンダブロックの接合状態
において与えられ、回転軸に対して予荷重として作用す
る。この予荷重は前記スラスト荷重の最大値を上回るよ
うに設定される。このような予荷重設定により回転軸の
スラスト方向のガタつきが無くなり、異常音、異常振動
が抑制される。
【0005】しかしながら、回転軸に対するラジアル荷
重及びスラスト荷重をそれぞれ別々の軸受け部材を介し
て受け止める構成は組み付け作業工程の複雑化をもたら
す。そこで、本願出願人は特願平4−211164号に
示すような回転軸の支持構造を提案している。即ち、回
転軸を一対の円錐コロ軸受けにより回転可能に支持し、
円錐コロ軸受けの外輪を支持する支持体と外輪との間に
はスラスト方向へのスライド可能な嵌合関係を設定し、
一対の円錐コロ軸受けの外輪の端面をフロントハウジン
グ及びリヤハウジングの内壁により位置規制し、前記円
錐コロ軸受けの外輪とハウジンクの内壁との間に円錐コ
ロ軸受けのスラスト荷重を付与する予荷重付与皿ばねを
介在している。
【0006】ところが、上記の回転軸の支持構造におい
ては、例えば軽量化のためアルミニウムを使用したシリ
ンダブロックと鋼鉄よりなる回転軸のようにシリンダブ
ロックと回転軸との熱膨張係数が異なるため、吐出温度
の変化により予荷重付与皿ばねによる予荷重の適正な付
与を行うことができないという新たな問題が生じた。即
ち、圧縮機の高圧縮比運転時には、吐出温度が上昇し、
圧縮機の温度が上昇するため、シリンダブロック、フロ
ントハウジング及びリヤハウジンのスラスト方向への熱
膨張量が回転軸の同方向への熱膨張量よりも大きくな
る。この結果、最も予荷重を必要とする高圧縮比運転時
に予荷重付与皿ばねのスラスト荷重が低下して、振動及
び異常音が発生するという新たな問題が生じた。
【0007】又、前述した熱膨張の影響を考慮して皿バ
ネの予荷重を強めに設定すると、圧縮機の低圧縮比運転
時には、吐出温度が低下し、圧縮室内の温度が低いた
め、回転軸に作用する予荷重付与皿ばねのスラスト荷重
が最も増大し、回転軸を回転する際に動力損失が生じる
という問題がある。
【0008】本発明は、回転軸に対するラジアル荷重及
びスラスト荷重を1つの軸受け部材で受け止め、かつ高
圧縮比運転時にも回転軸に対してスラスト方向への適正
な予荷重を作用させて、動力損失を抑制することができ
る斜板式圧縮機における回転軸の支持構造を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
回転軸を一対の円錐コロ軸受けにより回転可能に支持
し、円錐コロ軸受けの外輪を支持する支持体と外輪との
間にはスラスト方向へのスライド可能な嵌合関係を設定
し、一対の円錐コロ軸受けの外輪の端面をフロントハウ
ジング及びリヤハウジングにより受承し、少なくとも一
方の前記円錐コロ軸受けの外輪とハウジンクの内壁との
間に円錐コロ軸受けにおけるスラスト荷重を受け止める
方向に付勢する予荷重付与ばねを介在し、さらに前記シ
リンダブロック、フロントハウジング及びリヤハウジン
グを共通の通しボルトで締め付け固定した。
【0010】
【作用】本発明では円錐コロ軸受けの内輪は回転軸に対
してスライド不能に嵌合される。内輪と外輪との間に挟
まれるコロは回転軸に対して傾いており、コロの周回軌
跡は回転軸を中心とする円錐面上にある。このような構
成により回転軸に対するスラスト荷重及びラジアル荷重
がいずれも円錐コロ軸受けを介して受け止められる。予
荷重付与ばねのばね力はこの円錐面の小径側から大径側
に向けて外輪に作用する。外輪はその支持体に対してス
ライド可能であり、予荷重付与ばねのばね力は外輪、コ
ロ及び内輪を介して回転軸に対してスラスト方向に作用
する。
【0011】又、本発明ではシリンダブロック、フロン
トハウジング及びリヤハウジングが共通の通しボルトで
締め付け固定されている。このため、圧縮機が高圧縮比
運転となり、高温の圧縮ガスにより前記シリンダブロッ
ク等が加熱されて鉄系材料よりなる回転軸のスラスト方
向への熱膨張量よりも大きく膨張しようとしても、前記
通しボルトによりシリンダブロック等のスラスト方向の
熱膨張量が抑制される。従って、回転軸に作用する予荷
重付与ばねのスラスト方向の荷重が適正に保たれ、振動
及び異常音が抑制される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように接合された前後
一対のシリンダブロック1,2の中心部には収容孔1
a,2aが貫設されている。シリンダブロック1,2の
端面にはバルブプレート3,4が接合されており、バル
ブプレート3,4には支持体としての支持筒3a,4a
が一体状に形成されている。支持筒3a,4aの内周縁
には環状の位置決め突起3b,4bが突設されており、
位置決め突起3b,4bは収容孔1a,2aに嵌入され
ている。バルブプレート3,4及びシリンダブロック
1,2にはピン5,6が挿通されており、シリンダブロ
ック1,2に対するバルブプレート3,4の回動がピン
5,6により阻止されている。
【0013】バルブプレート3,4の支持筒3a,4a
には回転軸7が円錐コロ軸受け8,9を介して回転可能
に支持されている。円錐コロ軸受け8,9の外輪8a,
9aは支持筒3a,4aの内周面にスライド可能に嵌入
支持されており、内輪8b,9bは回転軸7上の段差部
7a,7bに当接して固定されている。外輪8a,9a
と内輪8b,9bとの間に挟まれるコロ8c,9cは回
転軸7に対して傾いており、コロ8c,9cの周回軌跡
は円錐面上にある。両コロ8c,9cの周回軌跡である
円錐面の大径側が対向している。
【0014】回転軸7には斜板10が固定支持されてい
る。斜板室11を形成するシリンダブロック1,2には
導入口12が形成されており、導入口12には図示しな
い外部吸入冷媒ガス管路が接続されている。
【0015】図2及び図3に示すように回転軸7を中心
とする等間隔角度位置には複数のシリンダボア13,1
3A,14,14Aが形成されている。図1に示すよう
に前後で対となるシリンダボア13,14,13A,1
4A(本実施例では5対)内には両頭ピストン15,1
5Aが往復動可能に収容されている。両頭ピストン1
5,15Aと斜板10の前後両面との間には半球状のシ
ュー16,17が介在されている。従って、斜板10が
回転することによって両頭ピストン15,15Aがシリ
ンダボア13,14,13A,14A内を前後動する。
【0016】バルブプレート3の前側面にはフロントハ
ウジング18が接合されており、バルブプレート4の後
側面にはリヤハウジング19が接合されている。図4及
び図5に示すように両ハウジング18,19の内壁面に
は複数の押さえ突起18a,19aが突設されている。
【0017】押さえ突起18aと円錐コロ軸受け8の外
輪8aとの間には環状板形状の予荷重付与皿ばね20が
介在されている。予荷重付与皿ばね20の外周縁部は押
さえ突起18aに嵌めこまれている。この嵌め込み構成
により予荷重付与皿ばね20はフロントハウジング18
に対して位置変位不能に支持される。円錐コロ軸受け8
の外輪8aの端面はバルブプレート3の支持筒3aの端
面から突出しており、予荷重付与皿ばね20の内周縁部
は円錐コロ軸受け8の外輪8aの端面に当接している。
押さえ突起19aは円錐コロ軸受け9の外輪9aの端面
に当接している。
【0018】円錐コロ軸受け8,9のコロ8c,9cの
周回軌跡は円錐面上にあり、両コロ8c,9cの周回軌
跡である円錐面の大径側が対向している。又、円錐コロ
軸受け8,9の内輪8b,9bは回転軸7の段差部7
a,7bに当接している。従って、フロントハウジング
18側からリヤハウジング19側に向かう回転軸7に対
するスラスト荷重は円錐コロ軸受け9を介してリヤハウ
ジング19で受け止められる。又、リヤハウジング19
側からフロントハウジング18側へ向かう回転軸7に対
するスラスト荷重は円錐コロ軸受け8及び予荷重付与皿
ばね20を介してフロントハウジング18で受け止めら
れる。
【0019】シリンダブロック1,2、バルブプレート
3,4、フロントハウジング18及びリヤハウジング1
9は、通しボルト21により複数(本実施例では5)箇
所で締め付け固定されている。この各通しボルト21の
先端のネジ部21aはリヤハウジング19に形成したネ
ジ孔19bに螺合され、それ以外は各部材1,2,3,
4,18に形成した挿通孔1c,2c,3d,4d,1
8bに挿通されている。ボルト21の締め付けは予荷重
付与皿ばね20を撓み変形させ、この撓み変形が円錐コ
ロ軸受け8を介して回転軸7に予荷重を与える。
【0020】両ハウジング18,19内には吐出室2
3,24が形成されている。両頭ピストン15,15A
によりシリンダボア13,14,13A,14A内に区
画される圧縮室Pa,Pbはバルブプレート3,4上の
吐出ポート3c,4cを介して吐出室23,24に連通
している。吐出ポート3c,4cはフラッパ弁型の吐出
弁31,32により開閉される。吐出弁31,32の開
度はリテーナ33,34により規制される。吐出弁3
1,32及びリテーナ33,34はボルト35,36に
よりバルブプレート3,4上に締め付け固定されてい
る。吐出室23は排出通路25を介して図示しない外部
吐出冷媒ガス管路に連通している。
【0021】26は回転軸7の周面に沿った吐出室23
から圧縮機外部への冷媒ガス漏洩を防止するリップシー
ルである。回転軸7上の段差部7a,7bにはロータリ
バルブ27,28が支持されている。ロータリバルブ2
7,28と回転軸7との間にはシールリング39,40
が介在されている。ロータリバルブ27,28は回転軸
7と一体的に回転可能に収容孔1a,2a内に収容され
ている。ロータリバルブ27,28の一端部には吐出室
23,24の吐出冷媒ガス圧が作用しており、他端部に
は斜板室11の吸入冷媒ガス圧が作用している。即ち、
ロータリバルブ27,28は吐出圧領域と吸入圧領域と
を遮断する。
【0022】ロータリバルブ27,28内には吸入通路
29,30が形成されている。吸入通路29,30の入
口は斜板室11上に開口しており、吸入通路29,30
の出口は収容孔1a,2aの内周面上に開口している。
【0023】図2に示すようにロータリバルブ27を収
容する収容孔1aの内周面にはシリンダボア13,13
Aと同数の吸入ポート1bが等間隔角度位置に配列形成
されている。吸入ポート1bとシリンダボア13,13
Aとは1対1で常に連通しており、各吸入ポート1bは
吸入通路29の出口の周回領域に接続している。
【0024】同様に、図3に示すようにロータリバルブ
28を収容する収容孔2aの内周面にはシリンダボア1
4,14Aと同数の吸入ポート2bが等間隔角度位置に
配列形成されている。吸入ポート2bとシリンダボア1
4,14Aとは1対1で常に連通しており、各吸入ポー
ト2bは吸入通路30の出口の周回領域に接続してい
る。
【0025】図1、図2及び図3に示す状態では両頭ピ
ストン15Aは一方のシリンダボア13Aに対して上死
点位置にあり、他方のシリンダボア14Aに対して下死
点位置にある。このようなピストン配置状態のとき、吸
入通路29の出口29aはシリンダボア13Aの吸入ポ
ート1bに接続する直前にあり、吸入通路30の出口3
0aはシリンダボア14Aの吸入ポート2bに接続した
直後にある。即ち、両頭ピストン15Aがシリンダボア
13Aに対して上死点位置から下死点位置に向かう吸入
行程に入ったときには吸入通路29はシリンダボア13
Aの圧縮室Paに連通する。この連通により斜板室11
内の冷媒ガスが吸入通路29を経由してシリンダボア1
3Aの圧縮室Paに吸入される。一方、両頭ピストン1
5Aがシリンダボア14Aに対して下死点位置から上死
点位置に向かう吐出行程に入ったときには吸入通路30
はシリンダボア14Aの圧縮室Pbとの連通を遮断され
る。この連通遮断によりシリンダボア14Aの圧縮室P
b内の冷媒ガスが吐出弁32を押し退けつつ吐出ポート
4cから吐出室24に吐出される。
【0026】このような冷媒ガスの吸入及び吐出は他の
シリンダボア13,14の圧縮室Pにおいても同様に行
われる。回転軸7の一端はフロントハウジング18から
外部に突出しており、他端はリヤハウジング19側の吐
出室24内に突出している。回転軸7の軸心部には吐出
通路37が形成されている。吐出通路37は吐出室24
に開口している。フロントハウジング18側の吐出室2
3によって包囲される回転軸7の周面部位には導出口3
8が形成されており、吐出室23と吐出通路37とが導
出口38によって連通されている。従って、前後の吐出
室23,24が吐出通路37によって連通しており、吐
出室24の冷媒ガスは吐出通路37から吐出室23に合
流する。
【0027】回転軸7に対するスラスト荷重は図7の曲
線Cで示すように変動する。縦軸のプラス側はフロント
ハウジング18側からリヤハウジング19側に向かうス
ラスト荷重である。縦軸のマイナス側はリヤハウジング
19側からフロントハウジング18側に向かうスラスト
荷重である。直線L1 ,L2 は予荷重付与皿ばね20の
撓み変形によって与えられる予荷重を表す。直線L1 で
表す予荷重(+F0 )はリヤハウジング19側からフロ
ントハウジング18側へ向かうスラスト荷重に対抗す
。予荷重F0 は最大のスラスト荷重Fmax を幾分上回
るように設定されている。このような予荷重F0 の設定
により回転軸7上の段差部7aと押さえ突起18aとの
間、及び段差部7bと押さえ突起19aとの間ではスラ
スト方向における間隙が生じることはない。即ち、回転
軸7がガタつくことはなく、異常音、異常振動は生じな
い。
【0028】このような予荷重は予荷重付与皿ばね20
のばね特性及び撓み変形量によって決まる。予荷重付与
皿ばね20の撓み変形量はシリンダブロック1,2、バ
ルブプレート3,4、フロントハウジング18、リヤハ
ウジング19及び予荷重付与皿ばね20の組み付け誤差
に左右される。組み付け誤差にばらつきがなければ予荷
重はどの圧縮機においても略等しくなる。組み付け誤差
にばらつきがある場合には圧縮機毎に予荷重が異なる。
このような場合には押さえ突起18aと予荷重付与皿ば
ね20との間、あるいは円錐コロ軸受け9の外輪9aと
押さえ突起19aとの間にシムを適宜介在することによ
り適正な予荷重を付与することができる。即ち、斜板式
圧縮機における予荷重付与を安定して管理することがで
き、騒音、振動に関する斜板式圧縮機の品質が安定す
る。
【0029】又、圧縮機が高圧縮比で運転されると、圧
縮ガスの温度が上昇する。このためシリンダボア13,
13A,14,14A内の温度も同様に上昇する。従っ
て、アルミニウム系金属のシリンダブロック1,2はス
ラスト方向への熱膨張量が、鋼鉄製の回転軸7の熱膨張
量よりも増大し予荷重付与皿ばね20を押圧するフロン
トハウジング18の押さえ突起18aの位置が図1にお
いて、フロント側へμm単位で変位する。この熱膨張量
はシリンダブロック1,2の温度の上昇にともなって増
大する。しかし、この第1実施例では、シリンダブロッ
ク1,2、フロントハウジング18及びリヤハウジング
19は複数の通しボルト21で締め付け固定されている
ので、シリンダブロック1,2のスラスト方向の熱膨張
量が抑制される。このため、予荷重付与皿ばね20のス
ラスト方向の荷重が適正に保たれ、振動及び異常音が抑
制される。
【0030】もし、前記シリンダブロック1とフロント
ハウジング18、シリンダブロック2とリヤハウジング
19をそれぞれ別のボルトにより固定した従来の場合に
は、図6に示すようにシリンダブロック1,2の温度が
20℃から100℃へ変化すると約50μmの熱膨張量
となる。これが第1実施例では前記と同じ温度範囲で約
12μmと四分の一となる。従って、シリンダブロック
1,2の温度上昇に伴って予荷重付与皿ばね20による
予荷重がそれほど低下することはない。
【0031】前記第1実施例では高温での予荷重付与皿
ばね20の減衰を考慮して常温での皿ばね20の予荷重
を強めに設定する必要がない。このため、回転軸7への
スラスト方向の予荷重を必要最小限として、円錐コロ軸
受け8,9の耐久性を向上するとともに、回転数の低い
低圧縮比運転状態での回転トルクを小さくでき、動力損
失を抑制することができる。
【0032】又、第1実施例では回転軸7に対するラジ
アル荷重及びスラスト荷重の両方を円錐コロ軸受け8,
9を介して受け止めるため、回転軸7のための軸受け部
材の個数が従来より半減する。従って、組み付け作業工
程が簡単になる。
【0033】さらに、第1実施例ではロータリバルブ2
7,28を吸入弁として採用しているが、この採用構成
は次のような利点をもたらす。フラッパ弁型の吸入弁の
場合には、潤滑油が吸入弁とその密接面との間の吸着力
を大きくしてしまい、吸入弁の開放開始タイミングが前
記吸着力によって遅れる。この遅れ、吸入弁の弾性抵抗
による吸入抵抗が体積効率を低下させる。しかしなが
ら、強制回転されるロータリバルブ27,28の採用で
は潤滑油に起因する吸着力及び吸入弁の弾性抵抗による
吸入抵抗の問題はなく、圧縮室Pa,Pb内の圧力が斜
板室11内の吸入圧をわずかに下回れば冷媒ガスが直ち
に圧縮室Pa,Pbに流入する。従って、ロータリバル
ブ27,28採用の場合には体積効率がフラッパ弁型の
吸入弁採用の場合に比して大幅に向上する。
【0034】従来のシリンダブロック内の吸入通路は隣
合うシリンダボアの狭間にそれぞれ1つずつ設けられて
おり、このような吸入通路の存在はシリンダブロックの
強度を低下させる。又、吐出通路もシリンダブロックに
設けられている。そのため、シリンダボアの配列間隔は
シリンダブロックの強度を確保し得る程度まで拡げられ
ることになり、吸入通路及び吐出通路がシリンダブロッ
ク内に存在する限りシリンダブロックの配列間隔を狭め
ることはできない。
【0035】斜板室11の吸入冷媒ガスがロータリバル
ブ27,28内の吸入通路29,30を経由して圧縮室
Pa,Pbへ吸入される構成は従来の斜板式圧縮機にお
けるシリンダブロック内の複数の吸入通路を不要とす
る。又、吐出室24に吐出された吐出冷媒ガスを回転軸
7内の吐出通路37を経由して排出通路25へ導く構成
は従来の斜板式圧縮機におけるシリンダブロック内の吐
出通路を不要とする。シリンダブロック1,2から吸入
通路及び吐出通路を排除したことによってシリンダボア
13,13A,14,14Aの配列間隔を狭めることが
できる。シリンダボア13,13A,14,14Aの配
列間隔の減少はシリンダボア13,13A,14,14
Aの配列半径の縮径化に繋がり、シリンダブロック1,
2全体の縮径化が達成される。従って、圧縮機全体の縮
径化及び軽量化が達成される。
【0036】ロータリバルブ27,28の採用は従来の
フロントハヴシング及びリヤハウジングにおける吸入室
を不要にする。従って、この吸入室の代わりに円錐コロ
軸受け8,9をフロントハウジング18内及びリヤハウ
ジング19内に配置することができる。即ち、ロータリ
バルブ27,28の採用のために軸受け部材用の配置ス
ペースを余分に用意する必要がなく、圧縮機のコンパク
ト化を阻害しない。
【0037】斜板室11内の冷媒ガスは圧縮室Pa,P
b内の圧力が斜板室11内の圧力を下回ると圧縮室P,
Pa,Pbに吸入される。斜板室11から圧縮室P,P
a,Pbに到る冷媒ガス流路における流路抵抗、即ち吸
入抵抗が高ければ圧力損失が大きくなり、圧縮効率が低
下する。ロータリバルブ27,28を採用することによ
り斜板室11から圧縮室P,Pa,Pbに到る冷媒ガス
流路長が短くなり、吸入抵抗が従来より低減する。従っ
て、損失が減り、圧縮効率が向上する。
【0038】次に、この発明を具体化した第2実施例を
図8〜図10に基づいて説明する。図8に示すように通
しボルト55及びナット57によって締付接合された前
後一対のシリンダブロック43,44には回転軸45が
円錐コロ軸受け46,47を介して回転可能に支持され
ている。円錐コロ軸受け46,47は支持体としてのシ
リンダブロック43,44の収容孔43a,44a内に
収容されている。円錐コロ軸受け46,47の外輪46
a,47aは収容孔43a,44aに対してスライド可
能に嵌入されている。外輪46a,47aと共にコロ4
6c,47cを挟む内輪46b,47bは回転軸45に
固定されている。
【0039】回転軸45には斜板48が固定支持されて
いる。シリンダブロック43,44には導入口49,5
0が形成されており、導入口49,50には図示しない
外部吸入冷媒ガス管路が接続されている。導入口49,
50は斜板室66に連通している。
【0040】図9に示すように回転軸45を中心とする
等間隔角度位置には複数のシリンダボア51,52が形
成されている。図8に示すように前後で対となるシリン
ダボア51,52内には両頭ピストン53が往復動可能
に収容されており、両頭ピストン53と斜板48の前後
両面との間には半球状のシュー16,17が介在されて
いる。
【0041】シリンダブロック43の端面にはフロント
カバー54が前記通しボルト55及びナット57によっ
て締め付け接合されている。シリンダブロック44の端
面にもリヤカバー56がボルト57によって締め付け接
合されている。フロントカバー54と円錐コロ軸受け4
6の外輪46aとの間には環状の予荷重付与ばね82が
介在されている。フロントカバー54は予荷重付与ばね
82の外周縁部に当接し、外輪46aは予荷重付与ばね
82の内周縁部に当接している。円錐コロ軸受け47の
外輪47aにはリヤカバー56が当接している。予荷重
付与ばね82は第1実施例と同様に撓み変形している。
【0042】両カバー54,56内には吐出室58,5
9が形成されている。吐出室58,59はカバー54,
56上の吐出ポート54a,56aを介してシリンダボ
ア51,52に接続している。吐出室58は排出通路6
0を介して図示しない外部吐出冷媒ガス管路に連通して
いる。
【0043】61は回転軸45の周面に沿った吐出室5
8から圧縮機外部への冷媒ガス漏洩を防止するリップシ
ールである。両頭ピストン53内には一対の吸入室6
2,63が区画形成されている。吸入室62,63は両
頭ピストン53上の流入口64,65を介して斜板室6
6に連通しており、斜板室66内の冷媒ガスが流入口6
4,65を介して吸入室62,63へ流入可能である。
【0044】図10に示すように両頭ピストン53のフ
ロント側のヘッド端面には吸入ポート67が貫設されて
おり、吸入ポート67上には吸入弁68が介在されてい
る。吸入弁68は、ヘッド端面に嵌入固定される弁座6
9と、弁座69内に収容された円板状のフロート弁70
と、フロート弁70を弁座69内に収容保持するための
サークリップ型のリテーナ71とから構成されている。
弁座69には通口72が形成されており、この通口72
がフロート弁70によって開閉される。
【0045】両頭ピストン53のリヤ側のヘッド端面に
も吸入ポート73が貫設されており、吸入ポート73上
には吸入弁68と同様の吸入弁74が介在されている。
吐出ポート54a上には吐出弁75が介在されている。
図10に示すように、吐出弁75は、フロントカバー5
4に嵌入固定される弁座76と、弁座76内に収容され
た円板状のフロート弁77と、フロート弁77を弁座7
6内に収容保持するためのリテーナ78とから構成され
ている。弁座76、フロート弁77及びリテーナ78は
いずれも吸入弁68の弁座69、フロート弁70及びリ
テーナ71と同一の形状である。
【0046】吐出ポート56a上にも吐出弁75と同様
の吐出弁79が介在されている。両頭ピストン53のシ
リンダボア51側の復動行程時には吸入室62内の冷媒
ガスがフロート弁70を押し退けて両頭ピストン53と
フロントカバー54との間の圧縮室Pa内へ吸入され
る。フロート弁70はリテーナ71に当接して開度規制
される。両頭ピストン53のシリンダボア51側の往動
行程時には圧縮室Pa内の冷媒ガスがフロート弁70を
押し退けて吐出室58へ吐出される。フロート弁77は
リテーテ78に当接して開度規制される。
【0047】両頭ピストン53とリヤカバー56との間
の圧縮室Pb側においても吸入弁74及び吐出弁79を
介して同様の吸入及び吐出が行われる。回転軸45の一
端はフロントカバー54から外部に突出しており、他端
はリヤカバー56側の吐出室59内に突出している。回
転軸45の軸心部には吐出通路80が形成されている。
吐出通路80は吐出室59に開口している。
【0048】吐出室58によって包囲される回転軸45
の部位には導出口81が形成されており、吐出室58と
吐出通路80とが導出口81によって連通されている。
吐出室59から吐出通路80へ流入した吐出冷媒ガスは
導出口81から吐出室58へ流出する。吐出室58の吐
出冷媒ガスは排出通路60を経由して外部吐出冷媒ガス
管路へ排出される。
【0049】この第2実施例においても予荷重付与ばね
82の撓み変形が円錐コロ軸受け46,47を介して回
転軸45に予荷重を付与する。従って、第1実施例と同
様に斜板式圧縮機における予荷重付与を安定して管理す
ることができ、騒音、振動に関する斜板式圧縮機の品質
が安定する。
【0050】又、斜板収容室66の吸入冷媒ガスが両頭
ピストン53内の吸入室62,63を経由して圧縮室P
a,Pbへ吸入される構成は従来の斜板式圧縮機におけ
るシリンダブロック内の複数の吸入通路を不要とする。
又、吐出室59に吐出された吐出冷媒ガスを回転軸45
内の吐出通路80を経由して排出通路60へ導く構成は
従来の斜板式圧縮機におけるシリンダブロック内の吐出
通路を不要とする。従って、シリンダボア51,52の
配列半径の縮径化ができ、圧縮機全体の縮径化及び軽量
化が得られる。
【0051】又、従来ではシリンダブロックの前後に設
けられていた吸入室が第2実施例では両頭ピストン53
内の吸入室62,63に代わり、この配置変更も圧縮機
全体のコンパクト化に寄与する。
【0052】さらに、この第2実施例では、シリンダブ
ロック43,44、フロントカバー54及びリヤカバー
56は複数の通しボルト55及びナット57で締め付け
固定されているので、シリンダブロック43,44のス
ラスト方向の熱膨張量が抑制される。このため、予荷重
付与皿ばね82のスラスト方向の荷重が適正に保たれ、
振動及び異常音が抑制される。
【0053】本発明は勿論前記第1,2実施例に限定さ
れるものではなく、例えば前記実施例においてリヤハウ
ジング19,56と円錐コロ軸受け9,47の外輪9
a,47aとの間に予荷重付与皿ばね20,82を介在
してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、回転軸の
軸受け部材の個数が減少して組み付け作業工程が簡単に
なり、しかも回転軸に対するスラスト方向の予荷重付与
も安定し管理することができる。又、高圧縮比運転時に
も高温の圧縮ガスによるシリンダブロックの熱膨張量を
通しボルトにより抑制して予荷重付与バネによる回転軸
への予荷重を適正に保ち、振動や異常音の発生を抑制す
ることができる。さらに、この発明は予荷重付与ばねの
荷重を適正荷重に設定することができるので、円錐コロ
軸受けの耐久性を向上でき、回転軸を回転するのに必要
な動力損失を抑制することができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例を示す圧縮機全
体の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】シリンダブロックの温度と熱膨張量との関係を
示すグラフである。
【図7】予荷重を説明するグラフである。
【図8】この発明の第2実施例を示す圧縮機全体の縦断
面図である。
【図9】図8のE−E線断面図である。
【図10】要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1,2 シリンダブロック、3,4 バルブプレート、
3a,4a 支持体としての支持筒、7 回転軸、8,
9,46,47 円錐コロ軸受け、8a,9a,46
a,47a 外輪、10 斜板、18 フロントハウジ
ング、18a 押さえ突起、19 リヤハウジング、1
9a 押さえ突起、20,82 予荷重付与皿ばね、2
1,55 通しボルト、43,44 支持体としてのシ
リンダブロック、43a,44a 収容孔、54 フロ
ントカバー、56 リヤカバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−58250(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 27/08 F04B 39/00 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックに対し前後で対となる
    複数対のシリンダボアを回転軸の周囲に複数箇所に形成
    し、該シリンダブロックの前後両側面にはフロントハウ
    ジング及びリヤハウジングを接合固定し、前記各シリン
    ダボア内に両頭ピストンをそれぞれ収容すると共に、回
    転軸に支持された斜板の回転運動を前記両頭ピストンの
    往復運動に変換する斜板式圧縮機において、 前記回転軸を一対の円錐コロ軸受けにより回転可能に支
    持し、円錐コロ軸受けの外輪を支持する支持体と外輪と
    の間にはスラスト方向へのスライド可能な嵌合関係を設
    定し、一対の円錐コロ軸受けの外輪の端面をフロントハ
    ウジング及びリヤハウジングにより受承し、少なくとも
    一方の前記円錐コロ軸受けの外輪とハウジンクの内壁と
    の間に円錐コロ軸受けにおけるスラスト荷重を受け止め
    る方向に付勢する予荷重付与ばねを介在し、さらに前記
    シリンダブロック、フロントハウジング及びリヤハウジ
    ングを共通の通しボルトで締め付け固定した斜板式圧縮
    機における回転軸の支持構造。
JP04250141A 1992-08-07 1992-09-18 斜板式圧縮機における回転軸の支持構造 Expired - Fee Related JP3111687B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04250141A JP3111687B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 斜板式圧縮機における回転軸の支持構造
DE4326366A DE4326366A1 (de) 1992-08-07 1993-08-05 Kompressor der Taumelscheibenbauart
US08/102,588 US5397218A (en) 1992-08-07 1993-08-05 Support mechanism for a rotary shaft used in a swash plate type compressor
KR1019930015235A KR970001132B1 (ko) 1992-08-07 1993-08-06 사판식 압축기에서의 회전축의 지지구조

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04250141A JP3111687B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 斜板式圧縮機における回転軸の支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06101638A JPH06101638A (ja) 1994-04-12
JP3111687B2 true JP3111687B2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=17203433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04250141A Expired - Fee Related JP3111687B2 (ja) 1992-08-07 1992-09-18 斜板式圧縮機における回転軸の支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3111687B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0821360A (ja) * 1994-07-04 1996-01-23 Toyota Autom Loom Works Ltd 両頭ピストン型の往復動型圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06101638A (ja) 1994-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7611341B2 (en) Capacity varying type rotary compressor
EP3521625B1 (en) Gaseous fluid compression device
JPH0346676B2 (ja)
US5800133A (en) Compressor with discharge chamber relief valve
US5562425A (en) Gas suction structure in piston type compressor
JP3094720B2 (ja) 斜板式圧縮機
US5556261A (en) Piston type compressor
JPH0658248A (ja) 斜板式圧縮機における回転軸支持構造
JP3111670B2 (ja) 斜板式圧縮機における冷媒ガス吸入構造
JPS634030B2 (ja)
US5397218A (en) Support mechanism for a rotary shaft used in a swash plate type compressor
JP3111687B2 (ja) 斜板式圧縮機における回転軸の支持構造
KR970001132B1 (ko) 사판식 압축기에서의 회전축의 지지구조
US5536149A (en) Support structure for rotary shaft of compressor
JP3024377B2 (ja) 斜板式圧縮機における回転軸支持構造
JP3744861B2 (ja) 圧縮機
US5737997A (en) Cam plate supporting structure in a cam plate type compressor
JPH08261147A (ja) 往復動ピストン型圧縮機
JP3482686B2 (ja) 往復動型圧縮機
JPH04143483A (ja) ローリングピストン型圧縮機
JP3013617B2 (ja) 斜板式圧縮機における回転軸支持構造
JP2002070739A (ja) 往復式冷媒圧縮機
JP2001012345A (ja) 容量可変型圧縮機
US6280151B1 (en) Single-ended swash plate compressor
JP3615609B2 (ja) 斜板式コンプレッサ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees