JP3111645U - ホース継手の締付構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】高温搬送物の配管系に用いても亀裂を生じたり、変形したりすることなくスペーサとしての機能を維持しうるホース継手の締付構造体を提供すること。
【解決手段】本考案のホース継手締付構造体は、ホース継手に装着されたホースの上に巻き付けられた金属製プレートと、該ホースの上に巻き付けられた金属製プレートを締め付けるホースバンドからなり、前記金属製プレートの一端がホースバンドから延設され、前記金属製プレートの幅がホースバンドの幅よりも大きいことを特徴としている。
【選択図】図4
【解決手段】本考案のホース継手締付構造体は、ホース継手に装着されたホースの上に巻き付けられた金属製プレートと、該ホースの上に巻き付けられた金属製プレートを締め付けるホースバンドからなり、前記金属製プレートの一端がホースバンドから延設され、前記金属製プレートの幅がホースバンドの幅よりも大きいことを特徴としている。
【選択図】図4
Description
本考案はホース継手の締付構造体に関する。
図1に示されるように、ホースHの先端部に接続される部位を切削またはロール成形により断面鋸歯状に形成して滑止部を設けたステンレスパイプからなるホース継手は、たとえば特許文献1に開示されている。このような継手は、図1に示されるように、合成樹脂製もしくはゴム製のホースHの先端部に差し込まれる。そののち、従来より公知のホースバンド15に設けられた螺子16をドライバーやレンチを用いて回動させると、締め付けられ、ホース継手1の滑止部12と相俟って、ホースHがホース継手1から抜けにくくなるのである。
特許文献1に開示されたホース継手1と特許文献2に開示されたホースバンド15を用いて合成樹脂製もしくはゴム製のホースHをホース継手1に接続した場合、食品加工工場で使用されている粘度の高い糊状の肉やソースなどの搬送物の配管系に適用された場合、搬送物が高温であるため、ホースHが膨張して膨らみ、ホース継手1の先端部とホースHとのあいだに隙間が生じ、この隙間に搬送物が流入して腐敗を起こすことがある。
かかる問題を解決するために、合成樹脂製もしくはゴム製のホースHとホースバンド15とのあいだに合成樹脂製のテープ17を巻きつけたのち、ホースバンド15を締め付けて、ホースHの先端部に一様に締付力を付与して、この隙間の発生を防止することが考えられる。
しかし、ホースHが合成樹脂製もしくはゴム製であるため、ホース継手1にホースHを装着したのち、時間の経過に伴って、ホースHの肉厚が減少し、テープ17とホースバンド15との間に遊びが生じ、結果的にホースHのホース継手1に対する締付力が低下するため、テープ17上にさらにテープを巻きつけてから、増し締め(再びホースバンド15によって締め付けること)の必要がある。また、増し締めを繰り返すうちに、断面鋸歯状の滑止部によってホースHの先端部内面が損傷するという問題がある。
さらに、テープ17が合成樹脂製であるため、搬送物が高温であると、テープ17が劣化し、最悪の場合、亀裂を生じたり、変形したりして、スペーサとしての機能を果たさなくなるという問題もある。
本考案の目的は、かかる従来の問題点を解消し、ホースが膨張して膨らんでも、ホース継手の先端部とホースとのあいだに隙間が生じることがなく、高温搬送物の配管系に用いても亀裂を生じたり、変形したりすることなくスペーサとしての機能を維持しうるホース継手の締付構造体を提供することである。
本考案のホース継手締付構造体は、ホース継手に装着されたホースの上に巻き付けられた金属製プレートと、該ホースの上に巻き付けられた金属製プレートを締め付けるホースバンドからなり、
前記金属製プレートの一端がホースバンドから延設され、
前記金属製プレートの幅がホースバンドの幅よりも大きい
ことを特徴としている。
前記金属製プレートの一端がホースバンドから延設され、
前記金属製プレートの幅がホースバンドの幅よりも大きい
ことを特徴としている。
また、前記金属製プレートの一端がホースバンドに接合されてなることが好ましい。
また、前記金属製プレートの一端がホースバンドに溶接されてなることが好ましい。
また、前記金属製プレートがホースバンドと一体的に形成されてなることが好ましい。
また、前記金属製プレートがステンレス製であることが好ましい。
本考案のホース継手締付構造体によれば、ホース継手に装着されたホースの上に巻き付けられた金属製プレートと、該ホースの上に巻き付けられた金属製プレートを締め付けるホースバンドからなり、前記金属製プレートの一端がホースバンドから延設されてなる構成を有しているので、締付が容易であり、そのうえ、ホースが膨張して膨らんでも、ホース継手の先端部とホースとのあいだに隙間が生じることがなく、高温搬送物の配管系に用いても亀裂を生じたり、変形したりすることなくスペーサとしての機能を維持しうるホース継手の締付構造体を提供することができる。
また、本考案によれば、ホース継手の先端部分から溝が形成された部位までの広範囲でホースを締め付けることができる。
さらに、本考案によれば、金属製プレートを介してホースバンドによりホース先端部を締め付けるため、ホースバンドの螺子部直下の段差を解消することができ、ホース先端部を均一に締め付けることができる。
本考案の実施の形態にかかわるホース継手の締付構造体について、添付図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
参考例
図2は参考例にかかわるホース継手を示す側面説明図である。
図2は参考例にかかわるホース継手を示す側面説明図である。
本参考例のホース継手は、ステンレス製パイプを切削加工して得られた直管部4の一端に、切削加工によりえられた配管系等に接続するための鍔5aと、ホースHの先端部を係止するための鍔5bが設けられ、直管部4の根元側端部と自由端3との間に切削加工またはロール成形により円周状の溝2aが互いに離間して設けられており、これらの隣り合う溝間の部位がホースHの滑り止めとして機能する。
図2に示された締付構造に用いられるスペーサ6は、合成樹脂製の円筒体の両端を螺旋状に切断し、円筒体の一端から他端を結ぶ軸線に対して平行ではない円筒体の外周面上の線に沿って切断して得られたものである。
実施の形態1
図3および4を参照すると、本実施の形態のホース継手の締付構造体は、図1の従来のホース継手1または図2に示される参考例のホース継手1に装着されるホースHの上に巻き付けられ、前述の参考例におけるスペーサ6と同じ機能を果たす金属製プレート10と、該ホースHの上に巻き付けられた金属製プレート10を締め付けるホースバンド15から構成されており、前記金属製プレート10の一端10aはホースバンド15に溶接接合されることによって延設されている。
図3および4を参照すると、本実施の形態のホース継手の締付構造体は、図1の従来のホース継手1または図2に示される参考例のホース継手1に装着されるホースHの上に巻き付けられ、前述の参考例におけるスペーサ6と同じ機能を果たす金属製プレート10と、該ホースHの上に巻き付けられた金属製プレート10を締め付けるホースバンド15から構成されており、前記金属製プレート10の一端10aはホースバンド15に溶接接合されることによって延設されている。
ホースバンド15と金属製プレート10との接合方法は溶接に限られることはなく、たとえば、ピンによる接合など従来より知られた接合方法はすべて採用することができる。
ホースバンド15には螺子16が設けられており、螺子16をドライバーやレンチを用いて回動させると、ホースバンド15が締め付けられる。
前記金属製プレート10の他端10bには、ホースバンド15を締め付けたときに、金属製プレート10がずれることなくホースH上に巻きつけることができるようにするためのガイド10cが設けられることが好ましい。
前記金属製プレート10の素材はステンレスが好適に採用されるが、板バネ用の材料も採用され得る。金属製プレート10の厚さは、約0.5〜1mmであることが好ましい。
ホースH上に巻きつけられ金属製プレート10の幅W2とホースバンド15の幅W1との比率は約1:1.5〜1:3.5であることが好ましい。
また、図示された例では、1つのホースバンド15から金属製バンド10が延設されているが、かかる形態に限られない。たとえば、2つや3つのホースバンド15から金属製バンド10が延設されるようにすることも可能である。
実施の形態2
図5を参照すると、本実施の形態のホース継手の締付構造体は、実施の形態1と同様に、図1の従来のホース継手1または図2に示される参考例のホース継手1に装着されるホースHの上に巻き付けられる金属製プレート10と、該ホースHの上に巻き付けられ、前述の参考例におけるスペーサ6と同じ機能を果たす金属製プレート10を締め付けるホースバンド15から構成されており、前記金属製プレート10の端部10aはホースバンド15が延長されたホースバンド15の一部位である。したがって、本実施の形態における金属製プレート10はホースバンド15が延長されたものであり、図3に示すように端部10aは、幅がW1からW2に変わる部位である。
図5を参照すると、本実施の形態のホース継手の締付構造体は、実施の形態1と同様に、図1の従来のホース継手1または図2に示される参考例のホース継手1に装着されるホースHの上に巻き付けられる金属製プレート10と、該ホースHの上に巻き付けられ、前述の参考例におけるスペーサ6と同じ機能を果たす金属製プレート10を締め付けるホースバンド15から構成されており、前記金属製プレート10の端部10aはホースバンド15が延長されたホースバンド15の一部位である。したがって、本実施の形態における金属製プレート10はホースバンド15が延長されたものであり、図3に示すように端部10aは、幅がW1からW2に変わる部位である。
本実施の形態においても、ホースバンド15には螺子16が設けられており、螺子16をドライバーやレンチを用いて回動させると、ホースバンド15が締め付けられる。
前記金属製プレート10の他端10bには、ホースバンド15を締め付けたときに、金属製プレート10がずれることなくホースH上に巻きつけることができるようにするためのガイド10cが設けられることが好ましい。
前記金属製プレート10の素材はステンレスが好適に採用されるが、板バネ用の材料も採用され得る。金属製プレート10の厚さは、約0.5〜1mmであることが好ましい。
ホースH上に巻きつけられ金属製プレート10の幅W2とホースバンド15の幅W1との比率は約1:1.5〜1:3.5であることが好ましい。
また、前述の実施の形態1と同様、また、図示された例では、1つのホースバンド15から金属製バンド10が延設されているが、かかる形態に限られない。たとえば、2つや3つのホースバンド15から金属製バンド10が延設されるようにすることも可能である。
1 ホース継手
2a 溝(滑り止め)
3 自由端
4 直管
5a 鍔
5b 鍔
6 スペーサ
10 金属製プレート
15 ホースバンド
16 螺子
2a 溝(滑り止め)
3 自由端
4 直管
5a 鍔
5b 鍔
6 スペーサ
10 金属製プレート
15 ホースバンド
16 螺子
Claims (5)
- ホース継手に装着されたホースの上に巻き付けられた金属製プレートと、該ホースの上に巻き付けられた金属製プレートを締め付けるホースバンドからなり、
前記金属製プレートの一端がホースバンドから延設され、
前記金属製プレートの幅がホースバンドの幅よりも大きい
ことを特徴とするホース継手締付構造体。 - 前記金属製プレートの一端がホースバンドから延設されてなる請求項1記載のホース継手締付構造体。
- 前記金属製プレートの一端がホースバンドに溶接されてなる請求項1または2記載のホース継手締付構造体。
- 前記金属製プレートがホースバンドと一体的に形成されてなる請求項1記載のホース継手締付構造体。
- 前記金属製プレートがステンレス製である請求項1、2、3または4記載のホース継手締付構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002346U JP3111645U (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | ホース継手の締付構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002346U JP3111645U (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | ホース継手の締付構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3111645U true JP3111645U (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=43274115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005002346U Expired - Lifetime JP3111645U (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | ホース継手の締付構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3111645U (ja) |
-
2005
- 2005-04-15 JP JP2005002346U patent/JP3111645U/ja not_active Expired - Lifetime
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