JP3111135B2 - 芳香族ポリエステル、ポリシロキサン及びポリカーボネートセグメントを有するターポリマー - Google Patents

芳香族ポリエステル、ポリシロキサン及びポリカーボネートセグメントを有するターポリマー

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JP3111135B2 JP06112295A JP11229594A JP3111135B2 JP 3111135 B2 JP3111135 B2 JP 3111135B2 JP 06112295 A JP06112295 A JP 06112295A JP 11229594 A JP11229594 A JP 11229594A JP 3111135 B2 JP3111135 B2 JP 3111135B2
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    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/42Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences
    • C08G77/445Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences containing polyester sequences
    • C08G77/448Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences containing polyester sequences containing polycarbonate sequences

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は芳香族ポリエステル、ポリシロキサン及びポリ
カーボネートセグメントを有するターポリマーである熱
可塑性縮合ポリマーに関する。これらのポリマーは非ニ
ュートン溶融粘度、有利な低温特性、及び溶媒、薬品、
加水分解及び光分解に対する抵抗を示す。ターポリマー
は特にエンジニアリング熱可塑性樹脂として有用であ
る。
【0002】関連技術の概説 ポリシロキサン及びポリカーボネートブロックを有する
縮合コポリマーは知られている。かかるポリマーの代表
的な例は、Schmidt 等の米国特許第4681922号明
細書、 Vaughn の米国特許第3189662号明細書、
Vaughn の米国特許第3419635号明細書及び Mer
ritt の米国特許第3832419号明細書に記載され
ている。これらのコポリマーの幾つかは有用であるが、
所望される流動特性より低い特性を有し、加工中高いト
ルク又は高い成形圧力を必要とする。加工の容易性の観
点から高溶融流動特性を有することが熱可塑性樹脂に対
して望まれている。これは迅速かつ完全な金型充填を可
能し、特に成形の複雑な肉薄物品にとって重要である。
【0003】Vaughnの米国特許第号明細書341963
5に記載されている如き、他のシロキサン−カーボネー
トコポリマーは弾性特性を有する、そして接着剤、被覆
材、封止材、屋根材料、耐衝撃性改良添加剤等として有
用であり、エンジニアリング熱可塑性樹脂としては考え
られていない。
【0004】他のシロキサン−カーボネートポリマーの
欠点は、不適切な低温での耐衝撃強度及び不適切な高温
での耐変形性にある。
【0005】従来技術で達成されたレベルを越えた改良
を必要とする別の性質には、溶媒、自動車燃料等に曝露
されたときのひび割れに対する抵抗によって明らかにさ
れる如き耐溶媒性がある。
【0006】他の既知のポリカーボネート−シロキサン
コポリマーの欠点には、加水分解を受けるアリーロキシ
ケイ素結合の存在がある。
【0007】1991年7月1日付出願の米国特許第0
7/724018号(米国特許第5608026号)明
細書には、脂肪族ポリエステル、ポリシロキサン及びポ
リカーボネートセグメント(ブロック)を有するターポ
リマーである縮合ポリマーが記載されている。従来技術
と比較して、これらのポリマーは、有利な溶融流動特
性、有利な低温特性、及び溶媒、薬品及び加水分解に対
する抵抗を示す。
【0008】かかるターポリマーを、脂肪族ポリエステ
ルセグメントの代りに、芳香族ポリエステルセグメント
を使用してかかるターポリマーを製造すると、産業上重
要でかつ意外な追加の利点が得らることをここに見出し
た。
【0009】本発明の新規なポリマーは、芳香族ポリエ
ステル、ポリシロキサン及びポリカーボネートセグメン
ト(ブロック)を有するターポリマーである。それら
は、非シロキサン含有ポリエステルカーボネートよりも
良好な低温延性及び肉厚衝撃強さ及び意外に有利な非ニ
ュートン溶融粘度特性を示す。
【0010】これらの利点は産業上著しいものである、
何故なら通常入手しうる高耐熱性樹脂は射出成形するこ
とが困難であるからである、しかし新規な樹脂の剪断条
件下での粘度の低下は、各部分を充填することを困難に
する金型を容易に満たすことができるようにする。更に
新規な樹脂から作った、低温例えば−30℃に曝露され
る部品はそれらの延性の高百分率を維持し、衝撃を受け
たとき破損を受けることが非常に少ない。
【0011】製造の観点から本発明の更に別の有利な特
長は、芳香族ジ酸ハライドからの芳香族ポリエステルセ
グメント、ビスフエノールからのカーボネートセグメン
トを形成し、そしてそれらをポリシロキサンセグメント
と結合する便利な新しい一工程法で新規なセグメント化
ポリマーを形成することにある。これは、個々のブロッ
クを合成し、それらを別の工程で結合することが通常必
要であり、従って工程に追加の労働及び時間をかけるブ
ロックコポリマーを製造するための方法とは対照的であ
る。
【0012】発明の概要 本発明は熱可塑性ターポリマーを含み、これは(a) タ
ーポリマーの全重量を基準にして、式
【化9】 〔式中R1 及びR2 はそれぞれ独立に、水素、ヒドロカ
ルビル基及びハロゲン置換ヒドロカルビル基から選択し
(R1 は好ましくはメチル基であり、R2 は好ましくは
メチル基又はフエニル基である);Dは平均ブロック長
であり、約10〜約120、好ましくは約30〜70、
更に好ましくは40〜60であり;Yは水素、アルキル
基又はアルコキシ基である(アルコキシ基はメトキシ基
が好ましい)〕の反復ポリシロキサン単位約1〜50重
量%;及び(b) この(b) 中の反復単位の全重量に対し
て、約80〜約10重量%の式
【化10】 〔式中R3 及びR4 はそれぞれ水素、ヒドロカルビル基
及びハロゲン置換ヒドロカルビル基(好ましくはメチル
基)から選択する〕のポリカーボネート単位、及び(b)
の反復単位の全重量に対して20〜90重量%の式
【化11】 (式中Aはフエニレン基、好ましくはイソ−フエニレン
基、テレ−フエニレン基又はそれらの混合物である)の
芳香族ジエステル単位から本質的になるポリカーボネー
ト−芳香族ポリエステル縮合コポリマーのターポリマー
の全重量を基準にして約99〜約50重量%を含む。
【0013】ここで使用するとき、「ヒドロカルビル」
なる語は、親の炭化水素から水素を1個除いたとき得ら
れる1価部分を意味する。ヒドロカルビル基の代表例に
は炭素原子1〜25のアルキル基、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、ウンデシル、デシル、ドデシ
ル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ヘンエイ
コシル、ドコシル、トリコシル、テトラコシル、ペンタ
コシル及びそれらの異性体;炭素原子6〜25のアリー
ル基例えばフエニル、トリル、キシリル、ナフチル、ビ
フエニル、テトラフエニル等;炭素原子7〜25のアラ
ルキル基例えばベンジル、フエネチル、フエンプロピ
ル、フエンブチル、フエンヘキシル、ナフトクチル等;
炭素原子3〜8のシクロアルキル基例えばシクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
シクロヘプチル、シクロオクチル等がある。
【0014】「フエニレン」なる語は、ベンゼンの各炭
素原子から2個の水素原子を除去したとき得られる2価
部分を意味し、6個の炭素原子のフエニレン、例えば
1,2−フエニレン、1,3−フエニレン、1,4−フ
エニレン、それらの混合物等を意味する。
【0015】ここで使用するとき「ハロゲン置換ヒドロ
カルビル」なる語は、1個以上の水素原子をハロゲン原
子で置換した前述した如きヒドロカルビル部分を意味す
る。
【0016】「ハロゲン」及び「ハライド」なる語は、
塩素、臭素、沃素及び弗素を包含し、塩素及び臭素が好
ましい。
【0017】発明の詳述 以下の説明は本発明の具体的組成物及び本発明の方法を
実施する方法を示す。
【0018】本発明の方法は、(1) 式
【化12】 (式中R1 ,R2 ,D及びYは前述した通りである)の
フエノール性ヒドロキシ基で末端停止したシロキサン、
(2) 式
【化13】 (式中R3 及びR4 は前述した通りである)のビスフエ
ノール、及び(3) 式 X−CO−A−CO−X (式中Aはフエニレン基であり、Xは塩素又は臭素であ
る)を有する芳香族ジカルボン酸ハライドを同時にホス
ゲンの如きカーボネートプリカサーと、アルカリ性pH
を保つのに充分な水性アルカリの存在下、及び実質的に
水非混和性の溶媒の存在下に、反応させることを含み、
反応成分(1),(2)及び(3)は前述したターポリ
マー構造に必要な割合である。
【0019】方法はポリカーボネートを製造するために
使用される良く知られている界面重合法である。
【0020】界面重合によってポリカーボネートを製造
する方法は良く知られており、例えば米国特許第302
8365号明細書、同第3334154号明細書、同第
3275601号明細書、同第3915926号明細
書、同第3030331号明細書、同第3169121
号明細書及び同第4188314号明細書を参照された
い、これらはここに引用して組入れる。
【0021】代表的な方法の反応条件は変えることがで
きるが、幾つかの好ましい方法は、代表的には水性苛性
ソーダ又は苛性カリ中にビスフエノール反応成分を溶解
又は分散すること、形成された混合物をシロキサン及び
芳香族ジ酸ハロイドと共に好適な水非混和性溶媒媒体中
に加えること、及び反応成分を、好適な触媒例えばトリ
エチルアミンの存在下で制御されたpH条件例えば8〜
10の下でカーボネートプリカーサー例えばホスゲンと
接触させることを含む。最も普通に使用される水非混和
性溶媒にはメチレンクロライド、1,2−ジクロロエタ
ン、クロロベンゼン、トルエン等を含む。
【0022】ジヒドロキシフエノール反応成分のカーボ
ネートプリカーサーでの重合速度を促進するため触媒を
使用してもよい。代表的な触媒には三級アミン例えばト
リエチルアミン、四級ホスホニウム化合物、四級アンモ
ニウム化合物等を含むがこれらに限定されない。本発明
の樹脂を製造するための好ましい方法は、ホスゲン化反
応を含む。ホスゲン化反応を進行させる温度は0℃未満
から100℃より上まで変化できる。ホスゲン化反応は
好ましくは室温(25℃)から50℃までの温度で行
う。反応は発熱反応であるから、ホスゲン添加速度を反
応温度を制御するために使用してもよい。必要なホスゲ
ンの量は一般に存在する2価フエノール反応成分の量及
び芳香族ジカルボン酸ハライドの量によって決るであろ
う。
【0023】本発明の方法は1価フエノールの連鎖停止
剤の連鎖制限量なしで行うことができる、しかしかかる
連鎖停止剤は分子量を制御するよう存在させるのが好ま
しい。非置換又は一つ以上の置換基例えばヒドロカルビ
ル、ヒドロカルビルオキシ又はハロゲンを有する任意の
1価フエノールを使用できる、しかし好ましい1価フエ
ノールはフエノール及びp−クミルフエノールである。
所望の分子量(所望の範囲である鎖長)を生ぜしめるた
めの1価フエノールの代表的な量はビスフエノールの約
0.5〜5.0重量%である。本発明のターポリマーの
好ましい末端基はアリーロキシ基、特にフエノキシ基で
あり、これは所望によって1個以上のヒドロカルビル
基、ヒドロカルビルオキシ基、及び/又はハロゲン置換
基で置換されていてもよい。好ましいエンドキャップフ
エノールにはフエノール、p−t−ブチルフエノール、
p−クミルフエノール等がある。特にp−クミルフエノ
ールが挙げられる。
【0024】本発明のターポリマーは前述した各式の反
復セグメントを含有する。
【0025】特に好ましいポリシロキサンブロックはビ
スフエノールポリシロキサンから作られ、これは米国特
許第3419635号明細書に記載されている方法によ
り製造できる。好ましい化合物は、白金又はその化合物
によって有利に触媒される付加反応により水素末端停止
ポリシロキサンをキャップするため反応させるオイゲノ
ール(2−メトキシ−4−アリルフエノール)によって
容易に得られる。キャピング法の必須の特長は Vaughn
の米国特許第3419635号明細書に記載されてい
る、これは引用してここに組入れる。例えばこの方法は
この Vaughn の特許明細書の実施例8に例示されてお
り、高温で白金触媒の触媒量の存在下にアリルフエノー
ルに水素末端停止ポリジメチルシロキサンを付加するこ
とが記載されている。
【0026】前述した式のビスフエノールは、ターポリ
マーのポリカーボネートセグメントの製造のため使用す
るのが好ましい。好ましいR3 及びR4 基の例には、水
素、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、オクチル基、エイコシル基、ビニル基、シクロヘ
キシル基、フエニル基、トリフルオロメチル基、クロロ
フエニル基、ベンジル基及びペンタブロモフエニル基が
ある。最も好ましいR3 及びR4 基はメチル基である、
従って最も好ましいビスフエノールはビスフエノールA
である。他のビスフエノールの代表例は米国特許第49
94532号明細書(第3欄第33〜35行)に掲示さ
れている、これらは引用してここに組入れる。
【0027】芳香族ジカルボン酸ハライドはイソフエニ
レン、テレフエニレン又はそれらの混合物であるのが好
ましい。
【0028】本発明の方法において使用すべきアルカリ
の量は、ホスゲン及び芳香族ジカルボン酸ハライドとビ
スフエノール及びフエノール末端停止シロキサンのフエ
ノール性基との反応によって化学理論量的に生成する塩
酸を中和するのに必要な少なくとも量である、しかしこ
の量より過剰も使用できる。アルカリは好都合にはアル
カリ金属水酸化物例えば水酸化ナトリウム、カリウム又
はリチウムである、しかし可溶性アルカリ金属炭酸塩も
使用できる。好ましいアルカリは水性水酸化ナトリウム
である。
【0029】本発明の方法は、シロキサン、芳香族ポリ
エステル及びポリカーボネートセグメントのターポリマ
ー生成物中への同時形成と導入を特長としている。
【0030】生成物は既知の方法で反応混合物から回収
できる。例えば有機層を分離し、水性酸及び水で中性に
なるまで洗い、次いで水蒸気処理してターポリマーを沈
澱させることができ、これを回収し、乾燥する。
【0031】本発明のターポリマーは、プラスチック配
合の技術者に知られている各種の添加物と配合すること
ができる。かかる添加剤には、例えば充填剤(例えばク
レー又はタルク)、強化剤(例えばガラス繊維)、耐衝
撃変性剤、他の樹脂、帯電防止剤、可塑剤、流動促進剤
及びその他の加工助剤、安定剤、着色剤、離型剤、他の
難燃剤、紫外線防止剤等を含むことができる。本発明の
熱可塑性樹脂は他の樹脂例えばABS及び熱可塑性ポリ
エステルと混合して有用な熱可塑性樹脂ブレンドを作る
こともできる。
【0032】好ましい例の説明 本発明は下記実施例を参照すると更に良く理解されるで
あろう、これらは限定するためのものでなく例示のため
のものであり、本発明を実施するための最良の形を示
す。
【0033】製造例 1 オイゲノールキャップしたポリジメチルシロキサン流体
の代表的製造:オクタメチルシクロテトラシロキサン
(8.3kg、28.0モル)、テトラメチルジシロキ
サン(330g、2.46モル)及び Filtrol 20
(86g、1重量%、Harshaw / Filtrol Clay Produc
ts )を12lフラスコ中で一緒にし、45℃で2時間
加熱した。温度を100℃に加熱し、混合物を5時間急
速に攪拌した。混合物を次いで冷却し、 Celite 濾過助
剤のプラグを通して濾過した。粗製生成物にオイゲノー
ル(774g、4.72モル)及び Karstedt の白金触
媒(1.57g、10ppmのPt)の混合物を40g
/分の速度で加えた。反応の完了は、FTIRスペクト
ルでシロキサン水素の消失によって監視した。反応生成
物を、200℃、1.5トルで操作する落下薄フイルム
蒸発器を用い揮発物を溜去した。分離した材料は淡褐色
の油であり、25℃で100センチストークスの粘度及
び49のシロキサン単位の重合度を有していた。それ以
上精製することなくこの材料を使用した。
【0034】実施例 1 本発明によるポリエステル−ポリカーボネート−ポリシ
ロキサンターポリマーは、反応容器に、150.0gの
製造例1からのシロキサン、1772.0gの2,2−
ビス−(4−ヒドロキシフエニル)プロパン(以後BP
Aと記載する)、57.7gのp−クミルフエノール、
21.0gのメチレンクロライド中のトリエチルアミン
(TEA)及び6.0lの水を仕込んで作った。混合物
を攪拌しながら、容器にメチレンクロライド中に溶解し
たイソフタロイルクロライド対テレフタロイルクロライ
ドの93:7混合物1165.0gを加えた。容器中の
メチレンクロライドの合計容量は11lであった。容器
へジ酸クロライド混合物を加える間、pHは水酸化ナト
リウムの添加によって8〜10に維持した。
【0035】ジ酸クロライド混合物を加えた後、24
0.0gのホスゲンを容器に加えた。
【0036】有機層を分離し、稀塩酸で洗浄し、水で洗
浄し、水蒸気沈澱させ、乾燥した。形成したポリエステ
ル−ポリカーボネート−ポリシロキサンブロックターポ
リマーは、28700の樹脂分子量及びターポリマー中
の全エステル及びカーボネート単位を基準にして80重
量%のエステル単位、及び5重量%のシロキサンを有し
ていた。
【0037】形成された生成物は、550〜570°F
のバレル温度で操作する Wener 及び Pfleider 28m
m又は30mm共回転二軸スクリュー押出機で押出す前
にホスファイト安定剤(0.05重量%)と配合し、不
銹鋼鑵中で転動した。570°Fの溶融温度及び180
°Fの金型温度で射出成形して試験試料を作った。単一
ゲート棒のノッチ付アイゾット衝撃試験をASTM D
−256により測定した。264 PSIでの加熱撓み
温度(HDT)及び350℃での見掛溶融粘度もコポリ
マーについて測定した。結果を表1に示す。
【0038】実施例 2 本発明によるポリエステル−ポリカーボネート−ポリシ
ロキサンターポリマーを、容器に150.0gの製造例
1からのシロキサン、1772.0gのBPA、57.
7gのp−クミルフエノール、メチレンクロライド中の
21.0gのTEA及び6.0lの水を仕込んで作っ
た。混合物を攪拌しながら、メチレンクロライド中に溶
解したイソフタロイルクロライド対テレフタロイルクロ
ライド93:7の混合物1165.0gを加えた。容器
中のメチレンクロライドの合計容量は11lであった。
容器にジ酸クロライド混合物を添加する間、pHは水酸
化ナトリウムを加えることによって8〜10に保った。
【0039】ジ酸クロライド混合物を加えた後、24
0.0gのホスゲンを容器に加えた。
【0040】有機層を分離し、稀塩酸で洗い、水で洗
い、水蒸気沈澱し、乾燥した。形成したポリエステル−
ポリカーボネート−ポリシロキサンブロックターポリマ
ーは、31000の樹脂分子量及びターポリマー中の全
エステル及びカーボネート単位を基準にして80重量%
のエステル単位及び5重量%のシロキサンを有してい
た。
【0041】形成された生成物を実施例1に記載した方
法に従って配合し、試験した。結果を表1に示す。
【0042】実施例 3 本発明によるポリエステル−ポリカーボネート−ポリシ
ロキサンターポリマーを、容器に製造例1からの15
0.0gのシロキサン、1772.0gのBPA、5
7.7gのp−クミルフエノール、メチレンクロライド
中の25.0gのTEA及び6.0lの水を仕込んで作
った。混合物を攪拌しながら、メチレンクロライド中に
溶解したイソフタロイルクロライド対テレフタロイルク
ロライド50:50の混合物を加えた。容器中のメチレ
ンクロライドの合計容量は11lであった。容器にジ酸
クロライド混合物の添加中、pHは水酸化ナトリウムの
添加によって8〜10に保った。
【0043】ジ酸クロライド混合物を添加した後、24
0.0gのホスゲンを容器に加えた。
【0044】有機層を分離し、稀塩酸で洗い、水で洗
い、水蒸気沈澱し、乾燥した。形成されたポリエステル
−ポリカーボネート−ポリシロキサンブロックターポリ
マーは、31500の樹脂分子量及びターポリマー中の
全エステル及びカーボネート単位を基準にして80重量
%のエステル単位及び5重量%のシロキサンを有してい
た。
【0045】形成された生成物を、実施例1に記載した
方法により配合し、試験した。結果を表1に示す。
【0046】実施例 4 本発明によるポリエステル−ポリカーボネート−ポリシ
ロキサンブロックターポリマーを、容器に150.0g
の製造例1からのシロキサン、1772.0gのBP
A、57.7gのp−クミルフエノール、メチレンクロ
ライド中の25.0gのTEA、及び6.0lの水を仕
込んで作った。混合物を攪拌しながら、メチレンクロラ
イド中のイソフタロイルクロライド対テレフタロイルク
ロライド50:50の混合物を容器に加えた。容器中の
メチレンクロライドの合計容量は11lであった。容器
にジ酸クロライド混合物を加える間、pHを水酸化ナト
リウムを加えることによって8〜10に保った。
【0047】ジ酸クロライド混合物を加えた後、容器に
240.0gのホスゲンを加えた。
【0048】有機層を分離し、稀塩酸で洗い、水で洗
い、水蒸気沈澱させ、乾燥した。形成されたポリエステ
ル−ポリカーボネート−ポリシロキサンブロックターポ
リマーは、33400の樹脂分子量及びターポリマー中
の全エステル及びカーボネート単位を基準にして80重
量%のエステル単位、及び5重量%のシロキサンを有し
ていた。
【0049】形成された生成物を実施例1に記載した方
法により配合し、試験した。結果を表1に示す。
【0050】実施例 5 本発明によるポリエステル−ポリカーボネート−ポリシ
ロキサンブロックターポリマーを、容器に150.0g
の製造例1からのシロキサン、1772.0gのBP
A、57.7gのp−クミルフエノール、メチレンクロ
ライド中の25.0gのTEA、及び6.0lの水を仕
込んで作った。混合物を攪拌しながら、メチレンクロラ
イド中に溶解したイソフタロイルクロライド対テレフタ
ロイルクロライド50:50の混合物を容器に加えた。
容器中のメチレンクロライドの合計容量は11lであっ
た。容器へのジ酸クロライド混合物の添加中、pHを水
酸化ナトリウムを加えることによって8〜10に保っ
た。
【0051】ジ酸クロライド混合物を加えた後、容器に
240.0gのホスゲンを加えた。
【0052】有機層を分離し、稀塩酸で洗い、水で洗
い、水蒸気沈澱し、乾燥した。形成されたポリエステル
−ポリカーボネート−ポリシロキサンブロックターポリ
マーは、30400の樹脂分子量及びターポリマー中の
全エステル及びカーボネート単位を基準にして80重量
%のエステル単位及び5重量%のシロキサンを有してい
た。
【0053】形成された生成物を実施例1に記載した方
法により配合し、試験した。結果を表1に示す。
【0054】実施例 6 本発明によるポリエステル−ポリカーボネート−ポリシ
ロキサンブロックターポリマーを、容器に158.0g
の製造例1からのシロキサン、2125.9gのBP
A、69.2gのp−クミルフエノール、メチレンクロ
ライド中の25.0gのTEA及び6.0lの水を仕込
んで作った。混合物を攪拌しながら、容器にメチレンク
ロライドに溶解した694.4gのテレフタロイルクロ
ライドを加えた。容器中のメチレンクロライドの合計容
量は12lであった。容器へのジ酸クロライドのを添加
中、pHは水酸化ナトリウムの添加によって8〜10に
保った。
【0055】ジ酸クロライドの添加後、容器に684.
0gのホスゲンを加えた。
【0056】有機層を分離し、稀塩酸で洗い、水で洗
い、水蒸気沈澱させ、乾燥した。形成されたポリエステ
ル−ポリカーボネート−ポリシロキサンブロックターポ
リマーは、30800の樹脂分子量及びターポリマー中
の全エステル及びカーボネート単位を基準にして45重
量%のエステル単位及び5重量%のシロキサンを有して
いた。
【0057】形成された生成物を実施例1に記載した方
法により配合し、試験した。結果を表1に示す。
【0058】実施例 7 本発明によるポリエステル−ポリカーボネート−ポリシ
ロキサンブロックターポリマーを、容器に158.0g
の製造例1からのシロキサン、2125.9gのBP
A、69.2gのp−クミルフエノール、メチレンクロ
ライド中の25.0gのTEA及び6.0lの水を仕込
んで作った。混合物を攪拌しながら、容器にメチレンク
ロライドに溶解した694.4gのテレフタロイルクロ
ライドを加えた。容器中のメチレンクロライドの合計容
量は12lであった。容器へのジ酸クロライドのを添加
中、pHは水酸化ナトリウムの添加によって8〜10に
保った。
【0059】ジ酸クロライドを加えた後、容器に68
4.0gのホスゲンを加えた。
【0060】有機層を分離し、稀塩酸で洗い、水で洗
い、水蒸気沈澱し、乾燥した。形成されたポリエステル
−ポリカーボネート−ポリシロキサンブロックターポリ
マーは、30400の樹脂分子量及びターポリマー中の
全エステル及びカーボネート単位を基準にして45重量
%のエステル単位及び5重量%のシロキサンを有してい
た。
【0061】形成された生成物を実施例1に記載した方
法によって配合し、試験した。結果を表1に示す。
【0062】比較例 1 本発明によらないポリエステル−ポリカーボネートコポ
リマーを、容器に1367.9gのBPA、48.3g
のp−クミルフエノール、メチレンクロライド中の1
6.7gのTEA及び5.0lの水を仕込んで作った。
混合物を攪拌しながら、メチレンクロライド中に溶解し
たイソフタロイルクロライド対テレフタロイルクロライ
ド93:7の混合物929.0gを加えた。容器中のメ
チレンクロライドの合計容量は11lであった。容器へ
のジ酸クロライド混合物の添加中、pHは水酸化ナトリ
ウムの添加によって8〜10に保った。
【0063】ジ酸クロライド混合物の添加後、容器に2
00.0gのホスゲンを加えた。
【0064】有機層を分離し、稀塩酸で洗い、水で洗
い、水蒸気沈澱をし、乾燥した。形成されたポリエステ
ル−ポリカーボネートコポリマーは、28800の樹脂
分子量及びコポリマー中の全エステル及びカーボネート
単位を基準にして80重量%のエステル単位及び0%の
シロキサンを有していた。
【0065】形成された生成物を実施例1に記載した方
法により配合し、試験した。結果を表1に示す。
【0066】比較例 2 本発明によらないポリエステル−ポリカーボネートコポ
リマーを、容器に1367.9gのBPA、48.3g
のp−クミルフエノール、メチレンクロライド中の1
6.7gのTEA及び5.0lの水を仕込んで作った。
混合物を攪拌しながら、容器にメチレンクロライド中に
溶解したイソフタロイルクロライド対テレフタロイルク
ロライド93:7の混合物929.0gを加えた。容器
にジ酸クロライド混合物を加える間、pHは水酸化ナト
リウムの添加によって8〜10に保った。
【0067】ジ酸クロライド混合物を加えた後、20
0.0gのホスゲンを容器に加えた。
【0068】有機層を分離し、稀塩酸で洗い、水で洗
い、水蒸気沈澱し、乾燥した。形成されたポリエステル
−ポリカーボネートコポリマーは、28900の樹脂分
子量及びコポリマー中の全エステル及びカーボネート単
位を基準にして80重量%のエステル単位及び0%のポ
リシロキサンを有していた。
【0069】形成された生成物を実施例1に記載した方
法により配合し、試験した。結果を表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】表1に示した結果は、本発明により作った
ポリエステル−ポリカーボネート−ポリシロキサンター
ポリマー(実施例1〜7)が、非ニュートン溶融粘度を
示すこと、一方従来のポリエステル−ポリカーボネート
コポリマー(比較例1及び2)がニュートン溶融粘度を
示すことを示している。
【0072】更に表1の結果は、ポリエステル−ポリカ
ーボネート−ポリシロキサンターポリマー(実施例1〜
7)の溶融粘度が高剪断速度で約50%まで低下するこ
と、一方ポリシロキサン単位を含まないポリエステル−
ポリカーボネートコポリマー(比較例1及び2)の溶融
粘度は、剪断速度で殆ど一定であることを示している。
高剪断速度での溶融粘度の低下は、通常充填することが
困難である部品の射出成形法に本発明を使用することを
可能にする。
【0073】表1に示した結果は又、本発明により作っ
たポリエステル−ポリカーボネート−ポリシロキサンタ
ーポリマー(実施例1〜7)が、ポリシロキサンブロッ
クを含まぬポリエステル−ポリカーボネート(比較例1
及び2)よりも良好な低温延性及び厚い断面衝撃を有す
ることも示している。特に結果は、本発明により作った
ポリエステル−ポリカーボネート−ポリシロキサンター
ポリマー(実施例1〜7)が、約−30℃まで良好な延
性を有すること、一方ポリシロキサンブロックを含まぬ
ポリエステル−ポリカーボネート(比較例1及び2)が
−10℃でそれらの耐衝撃強さを紛失することを示して
いる。
【0074】前述した特許、刊行物、及び試験法は引用
してここに組入れる。
【0075】前述した説明から、当業者には本発明にお
ける多くの改変が教示されるであろう。例えば5重量%
のポリシロキサンセグメントを含有するターポリマーの
代りに、45重量%含有するものを使用できる。シロキ
サン単位49の平均重合度を有するポリシロキサンセグ
メントの代りに、平均重合度を10〜120で変化させ
ることができた。更に異なる重合度の二種のシロキサン
ブロックを混合し、使用できた。イソ及びテレ−フタロ
イルクロライドの代りに、2,6−ナフトイルジブロマ
イドを使用できる。分子量変性剤としてのクミルフエノ
ールの代りにフエノールを使用できる。かかる明らかな
改変は本発明特許請求の範囲内に入る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・ディーン・シバート アメリカ合衆国インディアナ州47712、 エヴァンスヴィル、ハイウェイ 66 ア ールアール 3、 11620 (56)参考文献 特開 平3−292358(JP,A) 特開 昭60−141923(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 64/18 C08G 77/445 - 77/448 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) ターポリマーの全重量を基準にし
    て、1〜50重量%の式 【化1】 (式中R1 及びR2 はそれぞれ独立に水素、ヒドロカル
    ビル基、及びハロゲン置換ヒドロカルビル基から選択
    し、Dは10〜120の整数であり、Yは水素、アルキ
    ル基又はアルコキシ基である)の反復ポリシロキサン単
    位;及び (b) ターポリマーの全重量を基準にして、99〜50重
    量%のポリカーボネートセグメント及び芳香族ポリエス
    テルセグメントであって、ターポリマー中のポリカーボ
    ネートセグメント及び芳香族エステルセグメントの全重
    量に対して80〜10重量%の式 【化2】 (式中R3 及びR4 はそれぞれ水素、ヒドロカルビル基
    及びハロゲン置換ヒドロカルビル基から選択する)のポ
    リカーボネート単位と、ターポリマー中のポリカーボネ
    ートセグメント及び芳香族エステルセグメントの全重量
    に対して20〜90重量%の式 【化3】 (式中Aはフエニレン基である)の芳香族ジエステル単
    位とから本質的になるポリカーボネートセグメント及び
    芳香族ポリエステルセグメント、 を含有することを特徴とする熱可塑性ターポリマー。
  2. 【請求項2】 R1 及びR2 がメチル基であることを特
    徴とする請求項1のターポリマー。
  3. 【請求項3】 R3 及びR4 がメチル基であることを特
    徴とする請求項1のターポリマー。
  4. 【請求項4】 Dが40〜60であることを特徴とする
    請求項1のターポリマー。
  5. 【請求項5】 Dが50であることを特徴とする請求項
    1のターポリマー。
  6. 【請求項6】 Yがメトキシ基であることを特徴とする
    請求項1のターポリマー。
  7. 【請求項7】 芳香族ポリエステルセグメント及びポリ
    カーボネートセグメントの重量百分率が92〜96%で
    あり、ポリシロキサンセグメントの重量百分率が8〜4
    %であることを特徴とする請求項1のターポリマー。
  8. 【請求項8】 (1) 構造式 【化4】 (式中R1 及びR2 は水素、ヒドロカルビル基及びハロ
    ゲン置換ヒドロカルビル基から選択し、Dは10〜12
    0の整数であり、Yは水素、ヒドロカルビル基、ハロゲ
    ン置換ヒドロカルビル基及びアルコキシ基から選択す
    る)のフエノール性ヒドロキシル基で末端停止したシロ
    キサン、 (2) 構造式 【化5】 (式中R3 及びR4 は水素、ヒドロカルビル基及びハロ
    ゲン置換ヒドロカルビル基から選択する)のビスフエノ
    ール、及び (3) 構造式 X−CO−A−CO−X (式中Aはフエニレン基であり、Xは塩素又は臭素であ
    る)を有する芳香族ジカルボン酸ハライドを含有する撹
    拌した2相混合物中に、アルカリ性pHを保つのに充分
    な水性アルカリの存在下及び実質的に水非混和性の溶媒
    の存在下に、及び (4) 1価フエノールの有効な分子変性量の存在下にホ
    スゲンを導入することを特徴とするターポリマーの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記1価フエノールがビスフエノールの
    0.5〜5.0重量%で存在することを特徴とする請求
    項8の方法。
  10. 【請求項10】 Dが40〜60であることを特徴とす
    る請求項9の方法。
  11. 【請求項11】 R1 ,R2 ,R3 及びR4 がメチル基
    であり、Yがメトキシ基であることを特徴とする請求項
    9の方法。
  12. 【請求項12】 (a) ターポリマーの全重量を基準にし
    て、4〜8重量%の式 【化6】 (式中R1 及びR2 はそれぞれ独立に水素、ヒドロカル
    ビル基、及びハロゲン置換ヒドロカルビル基から選択
    し、Dは10〜120の整数であり、Yは水素、アルキ
    ル基又はアルコキシ基である)の反復ポリシロキサン単
    位;及び (b) ターポリマーの全重量を基準にして、96〜92重
    量%のポリカーボネートセグメント及び芳香族ポリエス
    テルセグメントであって、ターポリマー中のポリカーボ
    ネートセグメント及び芳香族エステルセグメントの全重
    量に対して80〜10重量%の式 【化7】 (式中R3 及びR4 はそれぞれ水素、ヒドロカルビル基
    及びハロゲン置換ヒドロカルビル基から選択する)のポ
    リカーボネート単位と、ターポリマー中のポリカーボネ
    ートセグメント及び芳香族エステルセグメントの全重量
    に対して20〜90重量%の式 【化8】 (式中Aはフエニレン基である)の芳香族ジエステル単
    位とから本質的になるポリカーボネートセグメント及び
    芳香族ポリエステルセグメントから本質的になる熱可塑
    性ターポリマー。
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