JP3110212U - 砂研磨装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転ドラムの内側面に軸方向に延びる凸条を設け、内側には回転ドラムと反対方向に回転する角柱状回転シャフトを配設することで、砂を効率的に研磨し、送出側に移動させるとともに、メンテナンス性の向上も図り得る研磨装置を提供する。
【解決手段】回転ドラム21と固定ドラム39とは接続、分離可能に形成されている。固定ドラム39及び回転ドラム21の内側面には軸方向に延びる凸条を設けている。固定ドラム39の前端面には、シャフト周面螺旋上位置における各側面に羽根42を設けた角柱状回転シャフト41を直角且つ回転可能に設けている。可動フレーム5には回転ドラム21、蓋取付フレームが固着されている。蓋取付フレームに支持された蓋には、おもりを着脱自在に取り付け、回転ドラム21内を後方へ移動した砂の圧力により開蓋する。
【選択図】図1
【解決手段】回転ドラム21と固定ドラム39とは接続、分離可能に形成されている。固定ドラム39及び回転ドラム21の内側面には軸方向に延びる凸条を設けている。固定ドラム39の前端面には、シャフト周面螺旋上位置における各側面に羽根42を設けた角柱状回転シャフト41を直角且つ回転可能に設けている。可動フレーム5には回転ドラム21、蓋取付フレームが固着されている。蓋取付フレームに支持された蓋には、おもりを着脱自在に取り付け、回転ドラム21内を後方へ移動した砂の圧力により開蓋する。
【選択図】図1
Description
本考案は、コンクリート骨材等に使用する砂の表面を研磨する砂研磨装置に関する。
回転ドラム内に回転体を回転ドラムの軸方向に沿って配設し、回転ドラム及び回転体を回転させて回転ドラム内に供給された砂の表面を研磨する装置としては、特許文献1、特許文献2、特許文献3及び実用新案文献1が存在する。特許文献1記載の発明は、内側面に掻き上げ羽根を有し一方向に回転する回転ドラム内に、回転ドラムの回転方向とは反対方向に回転するロータを偏心して配設し、ロータには周方向に山部と谷部を交互に形成すると共に軸方向における山部を複数の楔形谷間により分断し、山部は排出側を投入側よりも高くし谷間に挟った砕石等を谷間底部にて強い圧縮力を加えて砕石等の破砕や研磨をするようにしたものである。特許文献2記載の発明は、回転ドラム内に長手方向に沿って長深溝を有する転動体を配設し、回転ドラムの回転で転動体を転動し、回転ドラム内に空気を砂の送り方向と逆方向に送り込むことで砂の冷却と研磨の際に発生する微粉を除去しようとするようにしている。特許文献3記載の発明は回転ドラムの内部に、この回転ドラムと反対方向に回転する衝撃刃付ローターを配設している。実用新案文献1記載の考案は内側に掻き上げ羽根を有し一方向に回転駆動する回転ドラムと、この回転ドラムの内部に偏心して配設されると共に回転ドラムと反対方向に回転する保持羽根を有するロータとよりなり、回転ドラム内周面とロータ外周面との距離が最短の箇所を含む回転ドラム内の略4分の1のスペースにおいて砕石を互いに逆方向に進行する掻き上げ羽根と保持羽根とにより処理するようにしている。
特開2002−59018号公報 特開2000−51996号公報 特開昭50−86753号公報
実公昭56−46841号公報
上記特許文献1記載の発明は、ロータ外周面に設けた山部の高さを排出側を高くすることで破砕された砂を排出側へ送り出し、又、谷間に入り込んだ砕石を圧縮力で破砕、研磨しようとするのである。しかしながら、山部が回転軸に対してスクリュー状に形成されていないために現実的には排出側へ送り出せず、又、谷間に挟み込まれた砕石は圧縮力で破砕するため、得られた砂には亀裂が生じているものが多く、また、ロータの破損原因となり装置が短寿命化するという問題点を有していた。
又、特許文献2記載の発明は、回転ドラムを回転させ、その回転で回転ドラム内を転動し、回転ドラム内周面と転動体の外周面とで砂を研磨し、又は砂同志の摩擦で研磨し、研磨された砂を転動体周面に形成した長深溝に収容して次工程へ運ばれるものである。しかしながら、特許文献2記載の発明であると、転動体を次工程へ移動させる際に長深溝に収容した砂が回転ドラム内に落下し、完全に砂を次工程へ運び込みことが不可能であり、又、メンテナンス作業も転動体の取り外し作業が煩雑であるという問題点を有していた。
特許文献3記載の発明は、ローターの衝撃刃のみによって砂を研磨するため、完全且つ均一な研磨はできず、又、砂を回収する場合に、モーターの駆動停止後に回転ドラムの底に溜った砂を掻き出さなければならず、回収作業が面倒であった。
又、実用新案文献1記載の考案は、掻き上げ羽根と保持羽根とで逆方向に進行する砕石を研磨し、つまり谷部の面と略直角に交わる線に沿って直壁を形成し砕石同士の衝突度を高めたために、得られた砂は亀裂を有するという問題点を有していた。
又、特許文献2記載の発明は、回転ドラムを回転させ、その回転で回転ドラム内を転動し、回転ドラム内周面と転動体の外周面とで砂を研磨し、又は砂同志の摩擦で研磨し、研磨された砂を転動体周面に形成した長深溝に収容して次工程へ運ばれるものである。しかしながら、特許文献2記載の発明であると、転動体を次工程へ移動させる際に長深溝に収容した砂が回転ドラム内に落下し、完全に砂を次工程へ運び込みことが不可能であり、又、メンテナンス作業も転動体の取り外し作業が煩雑であるという問題点を有していた。
特許文献3記載の発明は、ローターの衝撃刃のみによって砂を研磨するため、完全且つ均一な研磨はできず、又、砂を回収する場合に、モーターの駆動停止後に回転ドラムの底に溜った砂を掻き出さなければならず、回収作業が面倒であった。
又、実用新案文献1記載の考案は、掻き上げ羽根と保持羽根とで逆方向に進行する砕石を研磨し、つまり谷部の面と略直角に交わる線に沿って直壁を形成し砕石同士の衝突度を高めたために、得られた砂は亀裂を有するという問題点を有していた。
ところで、砂をセメント及び水と混練してコンクリート製品を製造する場合に添加する水量は、亀裂を有する砂を使用する場合はセメント1m3に対し190lが必要であり、亀裂を有さない砂を使用する場合はセメント1m3に対し185l以下で済む。亀裂を有する砂を使用すると、砂の亀裂から水が砂の内部に浸透するため水の使用量は亀裂を有さない砂を使用する場合と比較して多くなるという理由による。コンクリート製品は、水の含有量が多いと強度が低く、又、砂に亀裂が生じていると砂の内部から崩壊が始まり、耐久性の低い脆弱なコンクリート製品となり、低品質化する。
そこで、本願考案は上記従来技術の有する欠点に鑑み、砂に亀裂を生じさせることなく表面を研磨し、研磨された砂は、装置構成物を移動させることなく、回転シャフトの羽根により順次出口方向へ送り、留まった研磨済の砂の圧力により回転ドラム後端を開口し、落下した研磨済の砂を自動的に次工程に送り出すようにし、又、回転ドラムを軸方向に移動可能にし、回転ドラムの前端と固定ドラムの後端を開口させ、これら開口よりドラム内や回転シャフト等のメンテナンスを可能にし、メンテナンス作業性の向上を図り得る砂研磨装置を提供することを目的とする。
そこで、本願考案は上記従来技術の有する欠点に鑑み、砂に亀裂を生じさせることなく表面を研磨し、研磨された砂は、装置構成物を移動させることなく、回転シャフトの羽根により順次出口方向へ送り、留まった研磨済の砂の圧力により回転ドラム後端を開口し、落下した研磨済の砂を自動的に次工程に送り出すようにし、又、回転ドラムを軸方向に移動可能にし、回転ドラムの前端と固定ドラムの後端を開口させ、これら開口よりドラム内や回転シャフト等のメンテナンスを可能にし、メンテナンス作業性の向上を図り得る砂研磨装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願考案のうち請求項1記載の考案は、内側面に軸方向に延びる凸条を設け、2方向に回転する手段と軸方向に移動する手段を備えた回転ドラムの前端開口と、内側面に軸方向に延びる凸条を設け、砂供給用ホッパーを備え、前端面が閉塞された固定ドラムの後端開口とが接離可能に形成され、前記固定ドラムには、この固定ドラムと前記回転ドラムを連結すると、前記固定ドラム及び前記回転ドラムの内側に配設される羽根を備えた角柱状回転シャフトを設け、該角柱状回転シャフトの回転により、前記固定ドラム内に投入され前記回転ドラム内を後方へ移動した砂の圧力により、前記回転ドラムの後端を開口させるようにこの回転ドラム後端開口におもり調整手段を備えた蓋を配設したことを特徴とする。
請求項2記載の考案は、上記羽根を備えた角柱状回転シャフトは、羽根が角柱状回転シャフトの周面螺旋上位置に於いて、周面を構成する各面に各別に夫々独立して設けられてなることを特徴とする。
請求項2記載の考案は、上記羽根を備えた角柱状回転シャフトは、羽根が角柱状回転シャフトの周面螺旋上位置に於いて、周面を構成する各面に各別に夫々独立して設けられてなることを特徴とする。
本考案は回転ドラム内側面に軸方向に延びる凸条と角柱状回転シャフトを設けているため、砂が凸条と角柱状回転シャフトの角部に交互に衝突し、効率的に砂を研磨できるという効果がある。
又、角柱状回転シャフトに設けた羽根が、角柱状回転シャフトの螺旋上位置において配設されているため、角柱状回転シャフトの回転により砂を研磨しながら円滑に一方向に送り出すことが同時にできるという効果がある。
又、羽根が角柱状シャフトの各面に夫々独立して設けられているので、砂は羽根間を回転ドラムの軸方向に通り抜け、羽根が砂の抵抗による破損を受けにくく、砂の移動もスピーディーにできるという効果がある。
又、回転ドラムに軸方向移動手段を設けているため、容易に回転ドラム内から角柱状回転シャフトを取り出すことができ、メンテナンス作業が容易であるという効果がある。
更に、回転ドラムにおもり調整手段を具備する蓋を配設し、回転シャフトの回転により回転ドラム内の後方に移動した砂の蓋に対する押圧力に応じて蓋が開閉するので、簡単な構造で部品点数が少なくて済み、装置の低コスト化を図り得るという効果がある。
又、角柱状回転シャフトに設けた羽根が、角柱状回転シャフトの螺旋上位置において配設されているため、角柱状回転シャフトの回転により砂を研磨しながら円滑に一方向に送り出すことが同時にできるという効果がある。
又、羽根が角柱状シャフトの各面に夫々独立して設けられているので、砂は羽根間を回転ドラムの軸方向に通り抜け、羽根が砂の抵抗による破損を受けにくく、砂の移動もスピーディーにできるという効果がある。
又、回転ドラムに軸方向移動手段を設けているため、容易に回転ドラム内から角柱状回転シャフトを取り出すことができ、メンテナンス作業が容易であるという効果がある。
更に、回転ドラムにおもり調整手段を具備する蓋を配設し、回転シャフトの回転により回転ドラム内の後方に移動した砂の蓋に対する押圧力に応じて蓋が開閉するので、簡単な構造で部品点数が少なくて済み、装置の低コスト化を図り得るという効果がある。
図1は砂研磨装置の左側面図、図2は平面図、図3は回転ドラムの回転機構を示す説明図、図4は回転ドラムの軸方向移動機構を示す説明図、図5は回転ドラムと角柱状回転シャフトと回転ドラムの回転機構及び回転ドラムの軸方向移動機構を示す説明図、図6は蓋とおもりとの関係を示す背面図、図7は蓋とおもりの関係を示す斜視図、図8は蓋の作動状態を示す切欠側面図、図9は回転ドラムを軸方向に沿って移動した状態を示す左側面図である。
これらの図において、枠台1は左右方向に所定距離離隔し互いに平行な位置に配設した1対のI型鋼の前後両端を側枠で連結して形成され、支脚2により所定高さに支持されている。I型鋼のプレートガーダ上面には、長さ方向中途位置から後端にかけてレール3が取り付けられている。I型鋼のプレートガータ下面には、レール3の取付対応位置からI型鋼の後端近傍にかけてラック4を設けている。可動フレーム5は左右側枠に車輪6を回転自在に設け、車輪6をレール3に取り付けて可動フレーム5が枠台1上を走行可能にしている。
次に可動フレーム5の走行機構について説明する。可動フレーム5の右側枠にはモーター7が固着されている。モーター7のモーター軸にはプーリー8が取り付けられている。又、可動フレーム5の左右側枠には下方に延びる取付板9、10が対設され、取付板9、10には回転シャフトIIが軸架されている。回転シャフト11の右側軸端にはギアを有するプーリー12が取り付けられ、プーリー8、12には無端ベルト13が巻回されている。可動フレーム5の右側枠には、取付板9、10の内側に取付板14、15が取り付けられている。取付板9と取付板14には回転軸を軸架し、この回転軸の両端にはラック4と噛合するギア16と、プーリー12のギアと噛合するギア17が取り付けられている。図4に示すように、回転シャフト11の左側軸端にはギア18が取り付けられている。取付板10、15に回転自在に軸架された軸の軸端にはギア19、20が取り付けられている。ギア19はギア18と噛合し、ギア20はラック4と噛合している。
これらの図において、枠台1は左右方向に所定距離離隔し互いに平行な位置に配設した1対のI型鋼の前後両端を側枠で連結して形成され、支脚2により所定高さに支持されている。I型鋼のプレートガーダ上面には、長さ方向中途位置から後端にかけてレール3が取り付けられている。I型鋼のプレートガータ下面には、レール3の取付対応位置からI型鋼の後端近傍にかけてラック4を設けている。可動フレーム5は左右側枠に車輪6を回転自在に設け、車輪6をレール3に取り付けて可動フレーム5が枠台1上を走行可能にしている。
次に可動フレーム5の走行機構について説明する。可動フレーム5の右側枠にはモーター7が固着されている。モーター7のモーター軸にはプーリー8が取り付けられている。又、可動フレーム5の左右側枠には下方に延びる取付板9、10が対設され、取付板9、10には回転シャフトIIが軸架されている。回転シャフト11の右側軸端にはギアを有するプーリー12が取り付けられ、プーリー8、12には無端ベルト13が巻回されている。可動フレーム5の右側枠には、取付板9、10の内側に取付板14、15が取り付けられている。取付板9と取付板14には回転軸を軸架し、この回転軸の両端にはラック4と噛合するギア16と、プーリー12のギアと噛合するギア17が取り付けられている。図4に示すように、回転シャフト11の左側軸端にはギア18が取り付けられている。取付板10、15に回転自在に軸架された軸の軸端にはギア19、20が取り付けられている。ギア19はギア18と噛合し、ギア20はラック4と噛合している。
図3〜図5に示すように、回転ドラム21は両端を開口した略円筒体状に形成され、内側面は軸心方向に突出し、周方向に等間隔を有して平行な位置関係を有し、且つ軸方向に延びる複数の凸条49を設けている。凸条49間は弧状に窪む曲面に形成されている。回転ドラム21の外側面には、フランジ22、23を設けている。フランジ22の全周後端縁には、回転ドラム21の軸心と平行に歯を切ったギア22aを具備している。可動フレームの右側枠にはモーター取付台24を固定的に取り付け、モーター25の駆動により回転するギア26を設けている。ギア26はフランジ22のギア22aと噛合している。可動フレーム5の左右側枠間には軸受27を固定的に架設している。28は回転シャフトであって、前後両端に支持ローター29を設けている。支持ローラー29はフランジ22、23の周面と摺接可能に支持している。
可動フレーム5の後端部には蓋取付フレーム30を設けている。図6〜図8に示すように、蓋取付フレーム30には左右に取付板31を架け渡し、取付板31には1対の腕杆32を取り付けている。腕杆32の上端には取付片33を設け、腕杆32間には取付片33を介在させて吊杆34を軸架している。吊杆34には蓋35を吊設している。蓋35の背面にはおもり載置台36を設け、おもり37を着脱自在に形成している。38は砂を次工程に落下送出するためのホッパーである。
固定ドラム39は、回転ドラム21と同径の略円筒体状に形成され、前端面を有し内側面には軸方向に延びる複数の凸条と弧状曲面を周方向に交互に平行に設けて形成され、固定ドラム39の中空部に開口連通する砂供給用ホッパー40を具備し、枠台1に固定されている。固定ドラム39と回転ドラム21は、夫々の中空部が連通して接続可能に、固定ドラム39の後端開口縁と回転ドラム21の前端開口縁に嵌合手段を設けている。固定ドラム39の前端面は、固定ドラム39の周面に対して直角をなして固定ドラム39の前端を閉塞している。角柱状回転シャフト41は、固定ドラム39の前端面を気密に貫通し、固定ドラム39と回転ドラム21を接続すると、固定ドラム39の前端位置から回転ドラム21の後端部から僅かばかり前方位置までに於いて、固定ドラム39及び回転ドラム21の軸心と平行に配設されている。角柱状回転シャフト41は四角柱に形成され、各側面には螺旋上位置に羽根42を取り付けている。角柱状回転シャフト41の螺旋上位置に設けられた羽根42は、隣り合う羽根42との間に楔形空間を有するように離隔している。43は回転シャフトであり、角柱状回転シャフト41と接続され、前端部にはプーリー44が取り付けられている。モーター45のモーター軸に取り付けられたプーリー46とプーリー44には無端ベルト47が巻回されている。48はベルトコンベアである。
次に作用について説明する。固定ドラム39の後端開口と回転ドラム21の前端開口を嵌合して、固定ドラム39と回転ドラム21を一体的に接続する。モーター45を駆動し、モーター軸とプーリー46を同期回転させると、無端ベルト47によりプーリー46の回転動がプーリー44に伝達され、プーリー44は回転する。回転シャフト43は回転し、同軸上の角柱状シャフト41も回転シャフト43及びプーリー44と同一方向に回転する。モーター25を駆動するとギア26は回転し、ギア26と噛合するギア22aにより回転ドラム21は回転する。回転ドラム21は角柱状回転シャフト41の回転とは逆方向に回転動させる。砂供給用ホッパー40より固定ドラム39の内側に砂を投入する。砂は、角柱状回転シャフト41の回転による羽根42の動作により羽根42に掬い上げられ、角柱状回転シャフト41の遠心力により放り出され、回転ドラム21の内側面に衝突し、さらに角柱状回転シャフト41とは逆方向に回転する回転ドラム21の内側面により、羽根42により放り出された方向とは逆方向をもって軸心方向に撥ね返されて角柱状回転シャフト41の角部に衝突する動きを繰り返し、回転ドラム21の凸条49及び角柱状回転シャフト41の角部への衝撃で研磨される。砂は研磨されながら角柱状回転シャフト41の周面の螺旋上位置に設けられた複数の羽根42により、回転ドラム21の内側を後端方向へと移動させられる。回転ドラム21内の後端へ移動した砂は、角柱状回転シャフト41の回転動により順次移動してくる砂により増量し、砂の圧力で蓋35の内面に後方向へ力を加える。蓋35の下部は、砂の圧力で、吊杆34を支点として後方に回動し、開蓋する。砂はホッパー38を通ってベルトコンベア48上に落下し、次工程へ移送される。
角柱状回転シャフト41及び回転ドラム21の回転速度を高めると、回転ドラム21内の後方へ移動する砂が増量するため、蓋35への圧力が高まる。蓋35の背面に設けたおもり載置台36に取り付けるおもり37の重量を調整することにより圧力を調整することができると共に、砂の研磨滞留時間も任意に調整することができる。
次に、回転ドラム21の軸方向移動手段に関する作用について説明する。モーター25及びモーター45の駆動を停止する。モーター7を駆動するとモーター軸に設けたプーリー8の回転動を無端ベルト13を介してプーリー12に伝達し、プーリー12は回転する。プーリー12の回転により、ギア17は回転し、ギア16は回転する。ギア16はラック4と噛合しラック4上を回転動しながら移動する。取付板9、14は可動フレーム5に固着されているため、可動フレーム5はギア16の移動と共に車輪6がレール3上を回転しながら枠台1上を走行する。又、プーリー12の回転動は、回転シャフトを介してギア18に伝達され、ギア18を回転させる。ギア18の回転によりギア19及びギア20は回転する。ギア20はラック4と噛合し、ラック4上を回転動しながら移動する。取付板10、15は可動フレーム5に固着されているため、車輪6はレール3上を回転しながら枠台1上を安定的に走行する。このようにして、固定ドラム39から軸方向に沿って回転ドラム21を分離し、外部に露出した固定ドラム39の内側面、角柱状回転シャフト41及び回転ドラム21の内側をメンテナンスするものである。
角柱状回転シャフト41及び回転ドラム21の回転速度を高めると、回転ドラム21内の後方へ移動する砂が増量するため、蓋35への圧力が高まる。蓋35の背面に設けたおもり載置台36に取り付けるおもり37の重量を調整することにより圧力を調整することができると共に、砂の研磨滞留時間も任意に調整することができる。
次に、回転ドラム21の軸方向移動手段に関する作用について説明する。モーター25及びモーター45の駆動を停止する。モーター7を駆動するとモーター軸に設けたプーリー8の回転動を無端ベルト13を介してプーリー12に伝達し、プーリー12は回転する。プーリー12の回転により、ギア17は回転し、ギア16は回転する。ギア16はラック4と噛合しラック4上を回転動しながら移動する。取付板9、14は可動フレーム5に固着されているため、可動フレーム5はギア16の移動と共に車輪6がレール3上を回転しながら枠台1上を走行する。又、プーリー12の回転動は、回転シャフトを介してギア18に伝達され、ギア18を回転させる。ギア18の回転によりギア19及びギア20は回転する。ギア20はラック4と噛合し、ラック4上を回転動しながら移動する。取付板10、15は可動フレーム5に固着されているため、車輪6はレール3上を回転しながら枠台1上を安定的に走行する。このようにして、固定ドラム39から軸方向に沿って回転ドラム21を分離し、外部に露出した固定ドラム39の内側面、角柱状回転シャフト41及び回転ドラム21の内側をメンテナンスするものである。
21 回転ドラム
35 蓋
39 固定ドラム
40 砂供給用ホッパー
41 角柱状回転シャフト
42 羽根
49 凸条
35 蓋
39 固定ドラム
40 砂供給用ホッパー
41 角柱状回転シャフト
42 羽根
49 凸条
Claims (2)
- 内側面に軸方向に延びる凸条を設け、2方向に回転する手段と軸方向に移動する手段を備えた回転ドラムの前端開口と、内側面に軸方向に延びる凸条を設け、砂供給用ホッパーを備え、前端面が閉塞された固定ドラムの後端開口とが接離可能に形成され、
前記固定ドラムには、この固定ドラムと前記回転ドラムを連結すると、前記固定ドラム及び前記回転ドラムの内側に配設される羽根を備えた角柱状回転シャフトを設け、
この角柱状回転シャフトの回転により、前記固定ドラム内に投入され前記回転ドラム内を後方へ移動した砂の圧力により、前記回転ドラムの後端を開口させるようにこの回転ドラム後端開口におもり調整手段を備えた蓋を配設したことを特徴とする砂研磨装置。 - 上記羽根を備えた角柱状回転シャフトは、羽根が角柱状回転シャフトの周面螺旋上位置に於いて、周面を構成する各面に各別に夫々独立して設けられてなることを特徴とする請求項1記載の砂研磨装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000637U JP3110212U (ja) | 2005-01-15 | 2005-01-15 | 砂研磨装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107763999A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-03-06 | 郑州市同鼎机械设备有限公司 | 一种打散集热架及具有该打散集热架的烘砂机 |
CN113856846A (zh) * | 2021-08-16 | 2021-12-31 | 苏州市建筑材料再生资源利用有限公司 | 一种再生砂粉碎设备 |
CN115256212A (zh) * | 2022-07-28 | 2022-11-01 | 余江县富昌模具配件有限公司 | 一种研磨均匀的模具顶针研磨装置 |
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2005
- 2005-01-15 JP JP2005000637U patent/JP3110212U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN107763999B (zh) * | 2017-12-08 | 2024-03-22 | 郑州市同鼎机械设备有限公司 | 一种打散集热架及具有该打散集热架的烘砂机 |
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CN113856846B (zh) * | 2021-08-16 | 2023-01-06 | 苏州市建筑材料再生资源利用有限公司 | 一种再生砂粉碎设备 |
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