JP3110144B2 - 車両用軽合金ホイールの低圧鋳造方法 - Google Patents

車両用軽合金ホイールの低圧鋳造方法

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JP3110144B2 JP04097389A JP9738992A JP3110144B2 JP 3110144 B2 JP3110144 B2 JP 3110144B2 JP 04097389 A JP04097389 A JP 04097389A JP 9738992 A JP9738992 A JP 9738992A JP 3110144 B2 JP3110144 B2 JP 3110144B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造欠陥を抑制して薄
肉化をはかることができる車両用軽合金ホイールの低圧
鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミホイールを鋳造する低圧鋳造法の
方案としては、次の方法がある。 (1)ディスク中心部に1ヶ所の注湯口を設け、そこか
らディスク、リムに注湯する方法。 (2)リム端に少なくとも1ヶ所の注湯口を設け、そこ
からリム、ディスクに注湯する方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アルミホイールの軽量
化をはかるために、鋳物の肉厚を薄くしようとすると、
上記の従来法では次の問題が生じる。 (1)ディスク中心部から注湯すると、図3に示すよう
に、リム部2、およびディスク4とリム2の接続部6
に、引け巣が発生しやすくなる。 (2)リム端から注湯すると、ハブ穴部8および取付面
10に引け巣や湯廻り不良が発生する。
【0004】上記のような鋳造欠陥を無くすためには、
従来法では、図3において、ディスク部4や補強リブ1
2の肉厚を厚くする、補強リブ12の本数を増やす、等
の対策を講じるのが普通である。しかし、これらの対策
はいずれも鋳物重量、したがって製品重量を増加させ、
車両の軽量化指向に沿わなくなる。
【0005】本発明の目的は、鋳造欠陥の発生を抑制
し、しかも鋳物重量の軽量化にも寄与できる、車両用軽
合金ホイールの低圧鋳造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、次の車両用軽合金ホイールの低圧鋳造方法によっ
て達成される。 (1)ディスク中心部に1ヶ所の注湯口とディスク部に
近い側のリム端に2ヶ所以上の注湯口を設けて注湯する
車両用軽合金ホイールの低圧鋳造方法。
【0007】(2)それぞれの注湯口まわりに金型の冷
却装置を設けて注湯口での溶湯凝固速度を制御する上記
(1)の車両用軽合金ホイールの低圧鋳造法。
【0008】
【作用】上記方法による車両用軽合金ホイールの低圧鋳
造法では、ディスク中心部とディスク部に近い側のリム
端とに注湯口を設けたので、ディスク部はディスク中心
部の注湯口から主に注湯し、リム部はリム端の注湯口か
ら主に注湯し、これによって湯廻りを良好にでき、湯廻
り不良による鋳造欠陥を抑制できる。
【0009】さらに、それぞれの注湯口まわりに金型の
冷却装置を設けて、注湯口での溶湯凝固速度を制御する
ことにより、引け巣の発生も抑制できる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係る車両用軽合金ホイール
の低圧鋳造方法の望ましい実施例を、図1、図2を参照
して説明する。ただし、図1は第1実施例に係り、図2
は第2実施例に係る。
【0011】まず、第1実施例を説明する。図1におい
て、鋳造すべき軽合金(たとえばアルミニウムまたはア
ルミニウム合金)ホイール20は、リム部22とディス
ク部24が一体の鋳造ホイールである。リム部22は環
状体で、ディスク部24は皿状体であり、リム部22に
タイヤが装着され、ディスク部24で車両のアクスルシ
ャフトに取付けられる。
【0012】リム部22は、ディスク部24と反対側端
から、順に、フランジ部26、ビードシート部28、ウ
エル部30、ビードシート部32、フランジ部34を有
する。とくにフランジ部26、34、ビードシート部2
8、32はタイヤから大きい荷重を受ける部分であるの
で、この部分に鋳造欠陥があることは望ましくない。
【0013】ディスク部24は、外周部がリム部22と
一体となっており、中心部36には、車両アクスルシャ
フトへの取付のハブ穴が、鋳造後機械加工により穿設さ
れる。また、ハブ穴のまわりには周方向に等間隔にハブ
ボルト取付けのためのボルト穴が、鋳造後機械加工によ
り穿設される。また、38は補強用リブであり、40は
飾り窓のための穴であるが、これらは鋳造段階で設けら
れる。
【0014】上記のホイールを低圧鋳造法で製作するに
あたり、上型42、下型44、横型46等から構成され
る金型48を、図1に示すように、ホイールが鋳造され
た時にディスク部24が下になるように、かつ、ホイー
ル軸芯が垂直になるように、セットする。そして、金型
48内の空間に、金型48の下方に設けた溶湯槽(図示
略)から、溶湯表面に低圧をかけて溶湯を押し上げ、ス
トークス、注湯口を介して注湯する。注湯後所定時間経
過して金型48内の溶湯が凝固した後、金型48を分解
して、鋳造ホイールを金型48から取出す。ホイール冷
却後、ホイールにハブ穴加工やボルト穴加工等の機械加
工を施す。
【0015】本発明方法が従来と異なるのは、金型48
内空間への溶湯の注湯口が、ディスク中心部に1ヶ所設
けられた注湯口50と、リム端に2ヶ所以上設けられた
注湯口52とから成り、これら2種類の注湯口50、5
2を介して同時に注湯する点である。リム端の注湯口5
2は、ディスク部24に近い側のリム端に周方向に等間
隔に設けられている。
【0016】ディスク部中心の注湯口50は主としてデ
ィスク部24に注湯する注湯口であり、リム端の注湯口
52は主としてリム部22に注湯する注湯口である。こ
れらの注湯口50のサイズや、注湯口52のサイズおよ
び個数は、ホイールのサイズやデザイン(どこに飾り窓
用穴やリブがあるか等)によって変化される。
【0017】第1実施例の鋳造法では、つぎのような作
用、効果を得る。ディスク部24に注湯する注湯口50
と、リム部22に注湯する注湯口52が分けられるの
で、従来のようにディスク部中心かリム端かの何れか一
方にだけ注湯口を設けていた場合にくらべて、溶湯が金
型48内を流れる距離が短かくなり、溶湯の温度低下が
少なく、湯流れが良くなり、従来法よりも鋳造欠陥が少
なくなる。
【0018】また、湯流れが良くなった分だけ、鋳物の
肉厚を薄くでき、たとえば強度的に余裕のあるリムウエ
ル部30やディスク部24の厚さを湯廻り不良を生じる
ことなくうすくでき、ホイールの軽量がはかれれ、車両
の軽量化、燃費の改善に貢献できる。
【0019】また、鋳物の肉厚を薄くできた分だけ金型
48内の溶湯の凝固速度も早くなり、鋳物の機械的性質
も向上し、鋳造のサイクルタイムも短縮できる。
【0020】つぎに、第2実施例を図2を参照して説明
する。第2実施例は、第1実施例の方法に、さらに、そ
れぞれの注湯口50、52まわりに金型の冷却装置54
を設けて、注湯口50、52部位での溶湯の凝固速度を
制御するようにした方法からなる。冷却装置54は、金
型48の注湯口50、52近傍に冷却ガス配管、または
冷却水配管を設けて冷却するようにしたものからなる。
【0021】このようにすることによって、第2実施例
では、第1実施例の方法の作用、効果をすべて維持しつ
つ、さらに鋳造品質の向上、鋳造サイクルタイムの減少
をはかることが可能となる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得る。 (1)請求項1の方法によれば、ディスク中心部に1ヶ
所の注湯口とディスク部に近い側のリム端に2ヶ所以上
の注湯口を設けて金型内に注湯するので、湯廻りがよ
く、鋳造欠陥の発生を抑制できるとともに鋳物の厚さを
薄くでき軽量化もはかることができる。
【0023】(2)請求項2の方法によれば、注湯口で
の溶湯凝固速度を制御するようにしたので、請求項1の
方法の効果を維持しつつ、さらに鋳物品質の向上、鋳造
サイクルタイムの低減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用軽合金ホイー
ルの低圧鋳造方法を実施している状態の鋳造ホイール近
傍の断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る車両用軽合金ホイー
ルの低圧鋳造方法を実施している状態の鋳造ホイール近
傍の断面図である。
【図3】従来の車両用軽合金ホイールの低圧鋳造方法を
実施している状態の鋳造ホイール近傍の断面図である。
【符号の説明】
20 軽合金ホイール 22 リム部 24 ディスク部 48 金型 50 (ディスク中心部に設けた)注湯口 52 (ディスク部に近い側のリム端に設けた)注湯口 54 冷却装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 孝司 東京都千代田区四番町5番地9 トピー 工業株式会社内 (72)発明者 金子 敏廣 東京都千代田区四番町5番地9 トピー 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−15257(JP,A) 特開 平3−60857(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 18/04 B22C 9/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク中心部に1ヶ所の注湯口とディ
    スク部に近い側のリム端に2ヶ所以上の注湯口を設けて
    金型内に注湯することを特徴とする車両用軽合金ホイー
    ルの低圧鋳造方法。
  2. 【請求項2】 それぞれの注湯口まわりに金型の冷却装
    置を設けて注湯口での溶湯凝固速度を制御することを特
    徴とする請求項1記載の車両用軽合金ホイールの低圧鋳
    造方法。
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