JP3110042U - キッチン用収納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】食品、調味料等の瓶詰め又は缶詰容器や、小型食器、小型調理具等を極めて効率よく収納することができ、収納された物を全体的に亘って目視することができ、必要な物をすぐに取り出すことができるキッチン用収納装置を提供すること。
【解決手段】略平板形状のベース部材Aと、該ベース部材Aを垂直状態で往復移動により出入自在に収容する収容部13と、前記ベース部材Aに装着される収納アタッチメントBとからなること。前記ベース部材Aには、多数の被係止孔1aが形成され、前記収納アタッチメントBには前記被係止孔1aに係止し且つ取り外し自在な係止部8が形成されること。前記収納アタッチメントBは前記係止部8を介して前記ベース部材Aの被係止孔1aに着脱自在としてなること。
【選択図】図1
【解決手段】略平板形状のベース部材Aと、該ベース部材Aを垂直状態で往復移動により出入自在に収容する収容部13と、前記ベース部材Aに装着される収納アタッチメントBとからなること。前記ベース部材Aには、多数の被係止孔1aが形成され、前記収納アタッチメントBには前記被係止孔1aに係止し且つ取り外し自在な係止部8が形成されること。前記収納アタッチメントBは前記係止部8を介して前記ベース部材Aの被係止孔1aに着脱自在としてなること。
【選択図】図1
Description
本考案は、食品、調味料等の瓶詰め又は缶詰容器や、小型食器、小型調理具等を極めて効率よく収納することができ、収納された物を全体的に亘って目視することができ、必要な物をすぐに取り出すことができるキッチン用収納装置に関する。
従来より、調理装置、収納部等を一体的にしたシステムキッチンでは、食品、調味料などを収納したり、あるいは調理具等を収納するために、種々の工夫を凝らしたものが多く存在している。また、使用する人の都合に合わせて収納部内を好みの区分けにすることが自由に行うことができるようにしたものも存在している。特に、システムキッチンには、特許文献1に見られるように、大小、多数の引き出しが備わっているものである。また、同様に多数の棚が装備されている。
特開2001−224451
上述したように、従来のシステムキッチンの収納構造の代表的なものとして戸棚、引出タイプのものが多い。ところが、棚や引出は、その瓶詰めなどが多数収納されているときには、その奥側に収納された物は、手前側の収納物によりその頂部しか確認できず、何が収納されているのかを確認することができなかった。
そのために引出や棚の奥側に収納されているものを確認するために、全面側に収納されているものを一旦、取り出すこともあり、面倒で且つ再び収納する等、時間的にも無駄な作業が増える等、多くの欠点があった。これでは、料理をしているときや食事をしているときに、棚や引出にある種々のソース類又は出汁類などから所望のものを取り出すのに時間がかかり、料理作業に悪影響を及ぼす。
また、食事の時においては、調味料を探している間に食事が冷えてしまい、興醒めすることになってしまう。このようなことから、本考案の目的は、引出及び棚に収納された物が見やすく、且つすばやく取り出しやすくし、さらに収納配置を適宜自由に好みに応じて設定することができるようにすることにある。
そこで、考案者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の考案を、略平板形状のベース部材Aと、該ベース部材Aを垂直状態で往復移動により出入自在に収容する収容部と、前記ベース部材Aに着脱自在な収納アタッチメントとからなるキッチン用収納装置としたことにより、上記課題を解決したものである。
次に、請求項2の考案を、前述の構成において、前記ベース部材Aの移動方向外側端部には、前記収容部を閉鎖する扉板が装着されてなるキッチン用収納装置としたことにより、上記課題を解決したものである。次に、請求項3の考案を、前述の構成において、前記ベース部材Aには、多数の被係止孔が形成され、前記収納アタッチメントには前記被係止孔に係止し且つ取り外し自在な係止部が形成されてなるキッチン用収納装置としたことにより、上記課題を解決したものである。
次に、請求項4の考案を、前述の構成において、前記ベース部材Aと前記収容部との間にはスライドレールが装着されてなるキッチン用収納装置としたことにより、上記課題を解決したものである。次に、請求項5の考案を、前述の構成において、前記収納アタッチメントは、先端に鉤形状の吊下部が形成されてなるキッチン用収納装置としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項1の考案によれば、略平板形状のベース部材を収容部に垂直状態で往復移動により出入自在に収容することができるので、前記ベース部材を収容部から略全体を引き出すことにより、前記収納アタッチメントに収納された瓶詰め、調味料容器等をベース部材の全体から見ることができる。
これによって、収納物の収納状態を良好且つ効率的にに見ることができるものである。これによって、ベース部材の収納アタッチメントの奥側に収納された物も簡単に確認することができるし、またベース部材が垂直状になっており、これに装着された収納アタッチメントから収納物を取り出したり再度収納することが容易にできるものである。
次に、請求項2の考案は、前記ベース部材に形成された多数の被係止孔に、前記収納アタッチメントに形成された係止部を介して、その収納アタッチメントをベース部材に着脱自在な構造としたことで、その多数の被係止孔によって、収納アタッチメントをベース部材の被係止孔の形成領域のいずれの箇所にも装着することができる。これによって、使用する人に都合の良い収納配置とすることができる。その他の効果は、請求項1の効果と同一である。請求項3の考案は、スライドレールを介して前記ベース部材を収容部から往復移動させて出入する構成としているので、ベース部材の往復動作を極めて容易にすることができる。
次に、請求項4の考案は、収納アタッチメントを先端に鉤形状の吊下部が形成されたものとしたことで、玉しゃくし、長箸等の吊下げ収納タイプの調理器具の収納も可能にすることができるものである。次に、請求項5の考案は、ベース部材の移動方向外側端部に前記収容部を閉鎖する扉板を装着した構造としたことにより、ベース部材を収容部に収容するのみで、同時に収容部に扉を閉じる状態にすることができるものである。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。本考案の構成は、図1,図3等に示すように、略平板形状のベース部材Aと、該ベース部材Aを垂直状態で往復移動により出入自在に収容する収容部13と、前記ベース部材Aに装着される収納アタッチメントBとから構成されている。本考案は、特に、システムキッチンセットへの装着に好適なものである。
そのベース部材Aは、金属製、木製、合成樹脂製等である。特に、金属製の場合は、アルミ製等が使用されることが好ましい。前記ベース部材Aを金属製とした場合には、図2(B)に示すように、主板1及び支持板2とから構成される。その主板1は、図2(A)に示すように、多数の被係止孔1a,1a,…が穿孔形成されている。まず、前記主板1は、長方形,正方形等の方形状に形成されている。またその周囲の各辺から裏面側に略直角状に折曲片1b,1b,…が折曲げ形成されている。
その折曲片1b,1b,…は、前記主板1と前記支持板2とを適宜の間隔をおいて固着する役目をなすものである。前記被係止孔1a,1a,…は、主板1の上方側から下方側に向かって碁盤目のように行列状に配置されている。各被係止孔1aは、長方形,正方形等の方形状に形成されている。具体的には、前記ベース部材Aの主板1の正面のサイズは高さ540mmであり、幅450mmであり、前記被係止孔1a,1a,…の数は高さ方向に13個、幅方向に11個形成されている。各被係止孔1a,1aの形成間隔は、後述する収納アタッチメントBに形成された係止部の間隔に対応している。
また、支持板2は、図2(B)に示すように、長方形,正方形等の方形状に形成された面板部2aの幅方向両側には、折曲片2b,2b,…が形成されており、前記主板1の折曲片1b,1b,…とビス等の固着具を介して連結固着されている。この支持板2は、前記ベース部材Aを構造的に補強する役目をなしている。前記主板1と支持板2の面板部2aとは適宜の間隔を有している。この間隔によって、被係止孔1a,1a,…に後述する収納アタッチメントBの係止部8を係止しやすい構造となっている。
また、その支持板2には、後述するスライドレールCのスライド部が装着されるようになっており、そのスライドレールCを介してベース部材Aをスライドさせるものである。次にベース部材Aには、その往復移動方向の外側位置に連結ブラケットを介して、扉部3が装着されている。該扉部3は、前記ブラケット4を介してベース部材Aに連結固着されている。そのブラケット4は、前記主板1に固着されている。
次に、前記収納アタッチメントBは、複数の実施例が存在する。まずその第1実施例としては、図5(A),(B)に示すように、ビン,ボトル,缶,パッケージ等の収納物を収納する筐体状収納具B1 であって、底板部5,正面側部6及び両側面部7,7から構成され、さらに4箇所に係止部8,8,…が形成されている。そして、この筐体状収納具B1 と前記ベース部材Aとによって、ビン,缶等の収納物を収納可能な筐体又はラックを構成している。また、前記底板部5と正面側部6とはアルミ引抜き加工等によって一体的に形成される。また両側面部7,7は合成樹脂等により形成されている。
前記係止部8,8は、前記両側面部7,7にそれぞれ形成されている。この筐体状収納具B1 は、そのサイズによって複数の種類が存在するようにしている。特に、幅方向に短いサイズのものと、幅方向に長いサイズのものが存在する。その短いサイズの筐体状収納具B1 は、前記ベース部材Aの幅方向に2つ装着することができる。また長いサイズの筐体状収納具B1 は、図3に示すように、そのベース部材Aの幅方向に一つのみ装着することができる。
その筐体状収納具B1 は、ベース部材Aに着脱自在に装着することができるものであり、着脱自在な装着構造は、前記係止部8,8と被係止孔1a,1a,…との係止により行われる。前記係止部8は、図5(B)に示すように、逆「L」字形状の鉤形状に形成されたものであり、その係止部8と被係止孔1aとの係止は、図5(C)に示すように、被係止孔1aにその係止部8を挿入しつつ、下方に僅かに下げることによって、被係止孔1aに固定状態にすることができる。
さらに、前記収納アタッチメントBの第2の実施例としては、図6(A),(B)に示すように、係止部8と吊下部9とから構成されたものである。その係止部8の反対側に軸状又は棒形状で且つ鉤形状とした吊下部9が形成された吊下具B2 が存在する。この吊下具B2 は、特に、ベース部材Aに装着して、玉しゃくし、長箸等の調理器具を吊るすようにして、使用することができるものである。
その係止部8は、係止基部8aの係止フック8bからなり、その係止基部8aの係止フック8bの形成側とは反対側面に略軸状の吊下部9が形成されている。該吊下部9は、前記係止基部8aの面に対して略直角に突出し、適宜の箇所より上方に向かって屈曲形成されたものである。この吊下具B2 は、前記主板1の被係止孔1aに係止フック8bを介して係止固定したときに、前記吊下部9の軸先端部位が僅かに上方に向かって形成されたものであり、玉しゃくし等の柄を備えた調理具のようにつり下げて収納するものに対して好適である。また、長箸等の調理器具を吊ることにも都合のよいものである。
次に、その収納アタッチメントBの第3実施例として、図6(C)に示すように、振止具B3 が存在する。この振止具B3 は、図6(E)に示すように、前記吊下具B2 と共に使用するものである。これは、前記係止部8において、係止基部8aの係止フック8bの形成側とは反対側に水平面上に沿って略C字形状で且つ幅方向の一部に出入部10aを設けた振止め腕状部10が形成されたものである。振止め腕状部10は、前述したように、平面的に見て略C字形状をなしているが、これは、略長方形,正方形等の角形C字形状であることが好ましい。また、前記振止め腕状部10は、角の無い略円形状のC字形状としてもよい。
前記出入部10aは、係止基部8aの表面側付近に形成されることが好ましく、前記係止基部8aの正面に対して適宜に間隔をおいて振止め腕状部10の一部が存在するようになっている。そして、前記玉しゃくし等の柄の部分が吊下状態で前後方向に揺れようとすることを防止できる構成となっている。この振止具B3 は、前記吊下具B2 の下方に位置して前記主板1の被係止孔1aに係止される。
このような構成とすることで、玉しゃくしの柄の先端を前記吊下具B2 の吊下部9によって吊り下げられ、その柄の下部が前記略C字形状の振止め腕状部10の一部に設けた出入部10aから挿入するようにして、略C字形状の振止め腕状部10の内部に玉しゃくしの柄を位置させることで、前記吊下具B2 に吊り下げた玉しゃくしが引出の出し入れ動作によって、その勢いで脱落したり、あるいは騒音を生じることを防止できるものである。この別のタイプの収納アタッチメントBの装着方法は、前記筐体状の収納アタッチメントBと同様である。
そのベース部材Aは、収容部13に対して往復移動して出入させる構造となっている。その出入は、前記扉部3の取手を掴みながら引き出すようにして行うもので、通常の引出の操作と略同様にして行うことができる。前記ベース部材Aの収容部13からの往復移動を行う移動機構には、引出ガイドが使用される。その引出ガイドの具体例として、スライドレールCが使用されるものである。該スライドレールCは、通常の市販品のものが使用される。
具体的には、そのスライドレールCは、図7(A),(B)に示すように、レールベース部11とスライド部12とから構成される。前記レールベース部11に対してスライド部12が滑らかに移動するものであって、レールベース部11が収容部13の内壁面に固着され、スライド部12が前記ベース部材Aに固着される。さらに具体的には、ベース部材Aの裏面側となる支持板2に固着される。そのスライド部12は、図3(B)に示すように、ベース部材Aに対して上下に平行となるように固着されている。
また、前記ベース部材Aの引出ガイドの別の実施例としては、前記収容部13の底面及び天井面に溝形レール14がそれぞれ設けられたものである。この実施例では、図9に示すように、その上下に設けた両溝形レール14,14に、前記ベース部材Aの上端及び下端が嵌め込まれ、該ベース部材Aが両溝形レール14,14に沿って往復移動自在としたものである。この実施例では、前記ベース部材Aに装着された扉部3の下端に補助ローラ15が装着されることがあり、この補助ローラ15によってベース部材Aの引き出し動作をより一層円滑にすることができるようにすることもある。
その収容部13は、システムキッチンの一部の部位として形成されたものである。また、その収容部13は、独立した単独のキッチン家具とする場合もある。さらに、前記扉部3は、前記ベース部材Aに装着するものではなく、図8に示すように、前記収容部13側の開口部に蝶番等の金具を介して開閉自在に装着してもかまわない。この場合には、前記扉部3を開閉する動作とベース部材Aを収容部13から引き出す動作は、それぞれ別の独立した動作となる。
A…ベース部材、B…収納アタッチメント、C…スライドレール、1…主板、
1a…被係止孔、1b…折曲片、2…支持板、2a…面板部、2b…折曲片、3…扉部、4…ブラケット、5…底板部、6…正面側部、7…側面部、8…係止部、13…収容部、11…レールベース部、12…スライド部。
1a…被係止孔、1b…折曲片、2…支持板、2a…面板部、2b…折曲片、3…扉部、4…ブラケット、5…底板部、6…正面側部、7…側面部、8…係止部、13…収容部、11…レールベース部、12…スライド部。
Claims (5)
- 略平板形状のベース部材と、該ベース部材を垂直状態で往復移動により出入自在に収容する収容部と、前記ベース部材に装着される収納アタッチメントとからなることを特徴とするキッチン用収納装置。
- 略平板形状のベース部材と、該ベース部材を垂直状態で往復移動により出入自在に収容する収容部と、前記ベース部材に装着される収納アタッチメントとからなり、前記ベース部材には、多数の被係止孔が形成され、前記収納アタッチメントには前記被係止孔に係止し且つ取り外し自在な係止部が形成され、前記収納アタッチメントは前記係止部を介して前記ベース部材の被係止孔に着脱自在としてなることを特徴とするキッチン用収納装置。
- 略平板形状のベース部材と、該ベース部材を垂直状態で往復移動により出入自在に収容する収容部と、前記ベース部材に装着される収納アタッチメントとからなり、前記ベース部材には、多数の被係止孔が形成され、前記収納アタッチメントには前記被係止孔に係止し且つ取り外し自在な係止部が形成され、前記収納アタッチメントは前記係止部を介して前記ベース部材の被係止孔に着脱自在とし、前記ベース部材と前記収容部との間にはスライドレールが装着されてなることを特徴とするキッチン用収納装置。
- 略平板形状のベース部材と、該ベース部材を垂直状態で往復移動により出入自在に収容する収容部と、前記ベース部材に装着される収納アタッチメントとからなり、前記ベース部材には、多数の被係止孔が形成され、前記収納アタッチメントには前記被係止孔に係止し且つ取り外し自在な係止部が形成され、前記収納アタッチメントは前記係止部を介して前記ベース部材の被係止孔に着脱自在とし、前記収納アタッチメントは、先端に鉤形状の吊下部が形成されてなることを特徴とするキッチン用収納装置。
- 略平板形状のベース部材と、該ベース部材を垂直状態で往復移動により出入自在に収容する収容部と、前記ベース部材に装着される収納アタッチメントとからなり、前記ベース部材には、多数の被係止孔が形成され、前記収納アタッチメントには前記被係止孔に係止し且つ取り外し自在な係止部が形成され、前記収納アタッチメントは前記係止部を介して前記ベース部材の被係止孔に着脱自在とし、前記ベース部材の移動方向外側端部には、前記収容部を閉鎖する扉部が装着されてなることを特徴とするキッチン用収納装置。
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JP2005000315U JP3110042U (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | キッチン用収納装置 |
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Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014087459A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Noritz Corp | 吊下げ式収納具及びこれを備えたキャビネット |
KR20200137482A (ko) * | 2019-05-30 | 2020-12-09 | 주식회사 리버스 | 높낮이 조절이 가능한 서랍장이 구비되는 인출식 주방 가구 |
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2005
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