JP3109814U

JP3109814U - 位牌

Info

Publication number: JP3109814U
Application number: JP2005000003U
Authority: JP
Inventors: 充紀青柳
Original assignee: 充紀青柳
Priority date: 2005-01-04
Filing date: 2005-01-04
Publication date: 2005-06-02
Anticipated expiration: 2011-01-04

Abstract

【課題】故人（ペットを含む）のゆかりの物品等を位牌を構成する札板或いは受台等に埋め込み、これにより、より一層亡くなった者を偲び易くし、オリジナルの位牌を求める消費者の要求に応える。
【解決手段】札板１ａ或いは受台５に故人を偲ぶことができる守護石２Ｂ、誕生石、指輪２Ａ等の鉱物物品を露出して埋め込んだことを特徴とする位牌１。
【選択図】図１

Description

本考案は新たな価値を有する位牌に関するものである。

従来の位牌は、これを構成する札板や受台に故人の俗名・戒名・命日等を書いたり、刻印したりしていた。しかしながら、この方法ではその位牌が誰のものであるかが判別できるだけで、故人を思い出しその人を偲ぶことが難しい。

近年、位牌の札板や受台等に故人の写真を貼ることによって故人を偲ぼうとする提案がなされてはいる（特許文献１〜２）が、写真は所詮は紙類であり、いずれは変色したり老化によりぼろぼろとなることは必定である。このため、写真紙の表面を透明板にて塞ぐような工夫を凝らさなければ長年月には耐えられなかった。

実開平０３−０２７７８０号公報

特開平１０−１１３２７７号公報

更に、現在ではペットを飼育することが広く行われているところ、これが死亡した際にはペットの墓を作ることが行われており、ペット独自の位牌を求める人も多い。

本考案の課題は、故人（ペットを含む）のゆかりの物品等を位牌を構成する札板或いは受台等に埋め込み、これにより、より一層亡くなった者を偲び易くし、オリジナルの位牌を求める消費者の要求に応えることを目的とするものである。

本考案の要旨は、札板或いは受台に故人を偲ぶことができる鉱物物品を露出して埋め込んだことを特徴とする位牌にかかるものであり、鉱物物品が故人の守護石であり、或いは誕生石であり、更には、故人愛用の指輪等の装身具等である。

本考案によれば、位牌に故人を偲ぶ物品が嵌め込まれているため、故人を思い出し、偲ぶことが格段に容易になる。また、非常にオリジナリティに富んだ位牌になるため、従来の位牌と比べると、位牌としての価値が向上することとなる。

本考案は位牌にわずかな工夫を凝らすだけで位牌の価値が向上し、オリジナリティのあるものとなったものであり、故人の誕生石、故人をお守りする守護石等は勿論、生前に使用していた指輪等の身装品、更には他の愛用品も適用可能である。一般には、位牌は既製品を用いてもよく、その所望の箇所に小さな窪みを設け、ここに当該物品を埋め込んでなるのがよい。

本考案で言う位牌とは、位牌を構成する札板や受台等の構成物を言い、これらのいずれかに鉱物物品を埋め込んだものである。位牌の構成物の種類は限定されないことは勿論であり、木製、樹脂製、その他の材料で構成されている。又、位牌の構成物中に埋め込むとは、当該構成物に窪みを形成し、ここに鉱物物品を直接埋め込んでもよいが、予め鉱物物品の周囲を嵌め込み易いように例えば樹脂等の接着剤にて固め、これを埋め込んだり嵌め込んだりすることも含まれる。

特に、位牌に埋め込むものが故人を偲ぶ鉱物物品であり、写真等の紙類等とは異なり鉱物物品は耐久性があり、長い年月に耐え得るものである。かかる鉱物物品としては故人を偲ぶものであればよく、例えば、誕生石であり、守護石であり、或いは故人にゆかりのある愛用品や指輪等の装身具である。

以下、図面をもって本考案を更に詳細に説明する。
図１は位牌１の札板１ａの正面上部に指輪２Ａを埋め込んだ第１実施例であり、図２はその主要部の断面図である。位牌１の札板１ａは既存の樹脂製品であって、これに小さな窪み３を形成する。次いで、指輪２Ａを所望の方向に向け、この例では指輪２Ａの正面を札板１ａより露出させ、その周囲を樹脂４をもって埋め合わせたものである。

図３は位牌の受台５の中央に守護石２Ｂを埋め込んだ第２実施例であり、その主要部の断面図である。受台５はこれまた既製品であって、中央に小さな窪み３を形成する。次いで、守護石２Ｂの正面を上向きにして大部分を露出させ、その周囲を樹脂４にて埋め合わせたものである。

本考案は以上の通りであり、新たな位牌を提供するものであって、世人の要請を満足するものであり、人における位牌は勿論のこと、ペットの位牌にあっても利用可能でありその用途は広い。

図１は位牌の正面に指輪を埋め込んだ第１実施例である。図２は図１の主要部の断面図である。図３は位牌の正面に守護石を埋め込んだ第２実施例の主要部の断面図である。

符号の説明

１‥位牌、
１ａ‥札板、
２Ａ‥指輪、
２Ｂ‥守護石、
３‥窪み、
４‥樹脂、
５‥受台。

Claims

札板或いは受台に故人を偲ぶことができる鉱物物品を露出して埋め込んだことを特徴とする位牌。
故人を偲ぶことができる鉱物物品が、守護石である請求項１記載の位牌。
故人を偲ぶことができる鉱物物品が、誕生石である請求項１記載の位牌。
故人を偲ぶことができる鉱物物品が、指輪等の装身具である請求項１記載の位牌。