JP3109645U - 多重ねじれ角を持つ切削工具 - Google Patents

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鄭 黄錚
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Abstract

【課題】排出する切りくずの量が充分で、切りくずがつまって穴の径をふさぐといった状況が生じにくく、切削工具の剛性もそれに伴って高くなるため、その穴の精度が高くなり、ゆがんだり、ドリルが折れたりすることも少なくなる多重ねじれ角を持つ切削工具を提供する。
【解決手段】刃の部分にはカッティングエッジから螺旋状にねじれ角が施されていて、その刃の部分は少なくとも二段以上のねじれ角からなる溝を持つ。どの段のねじれ角も異なり、刃の部分の中心線は、前段と後段のねじれ角の角度が、徐々に小さくなっていて、その溝の面積は徐々に大きくなる。多重ねじれ角を持つ切削工具は多重ねじれ角を持つ構造に設計されているため、刃の部分のねじれ角が板の中で徐々に厚さを持つドリル穴中心を持ち、さらに、刃の部分にあるねじれ角もまた徐々に浅くなる。
【選択図】図3

Description

本考案は多重ねじれ角を持つ切削工具に関する。本考案の切削工具は、複数の傾斜角度を持つ溝があることにより、切削工具の強度を高めて、切りくずの排出をよくするという特長を持つ。
ドリルがすぐれた機能を持つためには、ドリルヘッドの研磨が鍵となる。より効果的に切削するためには、正確なカッティングエッジの角度は切削する対象物の材質によって決定しなければならない。
また、ドリルの良し悪しは刃の部分の傾斜角度の設計に大きく関係する。図1及び図2を参照いただきたい。従来の切削工具10は、シャンク101及び刃の部分102からなる。刃の部分102にはねじれ角を持つ溝があり、複数の傾斜角103が構成される。どの傾斜角103の角度も均等で、単一のねじれ角の切削工具10はその傾斜角103の深さに相応して一定の切削機能を持つ。そして、硬度が高く、切削しにくい板材の場合は、その切削力を高める必要があり、このため、切削工具10は容易に磨耗、あるいは、剛性の不足により曲がったり、折れたりする。
さらに、従来の切削工具10が板材3’に穴を開ける時、剛性不足のため、排出する切りくずの量が少なく、高速でドリルすると切りくずが溝をふさいでしまうことになる。このため、複数の板材3’に穴を開ける時、重ねた板の下方の板材3は切削工具10の剛性不足により、切りくずの排出量が少なく、ドリルした穴の径4’が偏ることが多い。したがって、不合格となる板材3’が多くなるという現象が生じる。
本考案は、従来の切削工具が単一のねじれ角しか持たないために、傾斜角と回転速度の関係から、切削工具がゆがんだり、折れたりし、効果的に切削作業ができないという欠点(特に板を複数重ねた場合に問題が多い)を改善することができる多重ねじれ角を持つ切削工具を提供することを課題とする。
本考案の多重ねじれ角を持つ切削工具は、シャンクと刃の部分からなる。刃の部分にはカッティングエッジから螺旋状にねじれ角が施されていて、その刃の部分は少なくとも二段以上のねじれ角からなる溝を持つ。どの段のねじれ角も異なり、刃の部分の中心線は、前段と後段のねじれ角の角度が、徐々に小さくなっていて、その溝の面積は徐々に大きくなる。したがって、本考案の多重ねじれ角を持つ切削工具は多重ねじれ角を持つ構造に設計されているため、刃の部分のねじれ角が板の中で徐々に厚さを持つドリル穴中心を持ち、さらに、刃の部分にあるねじれ角もまた徐々に浅くなる。その溝面積もまたそれに伴って大きくなる。故に、排出する切りくずの量が充分で、切りくずがつまって穴の径をふさぐといった状況が生じにくい。したがって、刃の部分のドリル穴中心の厚さが徐々に大きくなり、切削工具の剛性もそれに伴って高くなる。高速回転でドリルする時、その穴の精度が高くなり、ゆがんだり、ドリルが折れたりすることも少なくなる。
本考案の、多重ねじれ角を持つ切削工具は刃の部分にねじれ角の変化を持たせて、刃の部分のねじれ角が板の中で徐々に厚さを持ったドリル穴中心を持ち、
さらに、刃の部分にあるねじれ角もまた徐々に浅くなり、中心線が前段と後段のねじれ角の角度が、徐々に小さくなっていることにより、その溝の面積もまた徐々に大きくなる。故に、切りくずの排出量が充分で、切りくずがつまって穴の径をふさぐといった状況が生じにくい。また、ドリルの際、その穴の精度がより高くなるという効果がある。
また、本考案の多重ねじれ角を持つ切削工具は、刃の部分の長い溝が複数のねじれ角度を持つ設計になっていて、さらに、その傾斜角るため、(θ)が徐々に小さくなることにより、切りくずの排出量も増加し、切削の過程において切りくずが溝をふさぐといった状況が避けられるという効果がある。
図3を参照いただきたい。 本考案の多重ねじれ角を持つ切削工具1は、シャンク11及び刃の部分12からなる。その刃の部分12の先端は少なくとも二段のねじれ角θ1及びθ2が刃の部分12の長い溝を構成する。そして、どのねじれ角θ1、θ2も傾斜角度が異なる。したがって、ドリル穴中心の厚さは明らかに異なる。中心線から言えば、ねじれ角θ1からねじれ角θ2の間の角度は大きいものから小さいものへと順になっている。さらに、溝の面積もまた徐々に大きくなる。刃の部分12は、カッティングエッジ121からねじれ角θ1、θ2の方向へと、その形成される溝は徐々に大きくなる。したがって、その切りくずの排出量が充分で、切りくずが穴につまってドリルが折れるといった状況も少なくなる。
さらに、刃の部分12のねじれ角θ1、θ2は旋盤で製造する時、どの段のねじれ角も深さと角度が異なる。このため、ドリル穴中心の厚さもまたカッティングエッジ121から後ろに向かって徐々に厚くなる。したがって、この切削工具1は剛性が高くなり、切削の過程において折れるといった状況が生じにくくなる。さらに、剛性が高くなることにより、ドリル穴の精度もより高くなる。
図4及び図5を参照いただきたい。この切削工具1’はもう一つの実施例である。この切削工具1’はシャンク11’及び刃の部分12’からなる。刃の部分12’先端は少なくとも三段のねじれ角θ3、θ4及びθ5が刃の部分12’の長い溝を構成する。そして、どのねじれ角θ3、θ4、θ5も傾斜角度が異なる。したがって、ドリル穴中心の厚さとねじれ角の幅は明らかに異なる。刃の部分12’のねじれ角はθ3、θ4からθ5へと徐々に小さくなっている。したがって、その切れくずの容量もまた相対に大きくなり、ドリルの際の穴をふさいだり、折れたりする状況が少なくなり、改善される。そして、ドリル穴の精度も高くなる。さらに、多層の重なった板材3をドリルする時、切削工具1’の剛性不足によるドリル穴4が偏ってしまうといった状況も避けられ、ドリルの際に不良品が出る率を低く抑えることが可能である。
以下に、本考案の多重ねじれ角を持つ切削工具(A)と従来の単一ねじれ角を持つ切削工具(B)のドリルが実際にドリルした際の精度を比較したものを表1に示す。
以上の二種類の穴の精度及び複数に重ねた板材の切削を実施した比較表から、本考案の多重ねじれ角を持つ切削工具(A)は確実に従来の単一ねじれ角を持つ切削工具(B)より明らかにすぐれた精度を持ち、ドリルが折れるといった現象がないということが判明する。
従来の切削工具の外観図である。 従来の切削工具が複数の板材を切削した後の穴の状態を示した図である。 本考案の切削工具の外観図である。 本考案のもう一つの切削工具の外観図である。 本考案の切削工具が複数重ねた板材を切削した後の穴の状態を示した図である。
符号の説明
10 切削工具
101 シャンク
102 刃の部分
103 傾斜角度
1、1’ 切削工具
11、11’ シャンク
12、12’ 刃の部分
121、121’ カッティングエッジ
θ1、θ2、θ3、θ4、θ5 傾斜角度
3、3’ 板材
4、4’ ドリルした穴の径

Claims (1)

  1. シャンクと刃の部分からなり、刃の部分はカッティングエッジから螺旋状にねじれ角を形成していて、
    刃の部分は少なくとも二段以上のねじれ角が長い溝を構成していて、どのねじれ角も傾斜角度が異なるため、刃の部分の中心線が前段と後段のねじれ角の角度が、徐々に小さくなっていることにより、その溝の面積もまた徐々に大きくなり、故に、切りくずの排出量が充分で、切りくずがつまって穴の径をふさぐといった状況が生じにくいという特長を持つ、多重ねじれ角を持つ切削工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0634736U (ja) * 1992-09-18 1994-05-10 株式会社セフテック フードの自動開閉サッシ
WO2018092729A1 (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 京セラ株式会社 回転工具及びそれを用いた切削加工物の製造方法

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