JP3107921B2 - 貼付式シ−ル材及びシ−ル構造 - Google Patents

貼付式シ−ル材及びシ−ル構造

Info

Publication number
JP3107921B2
JP3107921B2 JP04232882A JP23288292A JP3107921B2 JP 3107921 B2 JP3107921 B2 JP 3107921B2 JP 04232882 A JP04232882 A JP 04232882A JP 23288292 A JP23288292 A JP 23288292A JP 3107921 B2 JP3107921 B2 JP 3107921B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
adhesive
seal
seal material
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP04232882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0655700A (ja
Inventor
眞吉 山下
一正 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP04232882A priority Critical patent/JP3107921B2/ja
Publication of JPH0655700A publication Critical patent/JPH0655700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3107921B2 publication Critical patent/JP3107921B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は段差または凹凸部が存在
する被シ−ル箇所に貼付けて使用するシ−ル材及びその
シ−ル材を使用したシ−ル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】目地等の隙間をシ−ルする場合、テ−プ
状の粘着シ−ル材を貼付けることが公知である。
【0003】この貼付式シ−ル材においては、支持基材
の裏面に粘着性シ−ル剤を塗着した構成であり、シ−ル
にあたっては、支持基材に張力を加えて被シ−ル面に貼
付けると共に支持基材表面から圧力を加えて粘着性シ−
ル剤を被シ−ル箇所の隙間に食い込ませている。
【0004】この貼付式シ−ル材において、支持基材は
シ−ル材の貼付け時、張力を支持する作用を営む他、シ
−ル箇所に貼付したのちにおいては、粘着性シ−ル剤を
他物の接触から保護する作用を呈するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の貼付式シ−ル材
においては、段差箇所または凹凸部に貼付した場合、例
えば、半径Rの凹部に貼付けた場合、貼付界面にはシ−
ル材の支持基材の張力(T)に平衡する剥離力が作用
し、その剥離力fは、上記の張力Tに比例し、凹部の極
率半径Rに反比例する。
【0006】而るに、従来の貼付式シ−ル材において
は、支持基材のヤング率が比較的高く、上記凹部に貼付
けた場合に支持基材に作用する張力Tが大であり、剥離
力fが大となって粘着性シ−ル剤に作用する力が大とな
る結果、クリ−プ現象による,所謂、低速剥離が発生し
易く、安定なシ−ル性を保証し難い。
【0007】本発明の目的は、支持基材の裏面に粘着性
シ−ル剤を塗着したシ−ル材において、段差または凹凸
箇所に貼付け使用しても、低速剥離をよく防止でき、し
かも、支持基材による粘着性シ−ル剤の機械的保護を長
期にわたって維持できる貼付式シ−ル材を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る貼付式シ−
ル材は、支持基材に張力を加えて被シ−ル面に貼付ける
と共に支持材表面から圧力を加えて粘着性シ−ル剤を被
シ−ル個所の隙間に食い込ませるシ−ル材であり、表面
に樹脂皮膜をコ−トしたポリエステル繊維からなるスパ
ンボンド不織布を支持基材とし、不織布の裏面に粘着性
シ−ル剤を塗布したことを特徴とする構成である。本発
明に係るシ−ル構造は、表面に樹脂皮膜をコ−トしたポ
リエステル繊維からなる厚み0.2mm以下のスパンボ
ンド不織布を支持基材とし、不織布の裏面に粘着性シ−
ル剤を塗布した貼付式シ−ル材を、支持基材に張力を加
えて被シ−ル面に貼付けると共に支持材表面から圧力を
加えて粘着性シ−ル剤を被シ−ル個 所の隙間に食い込ま
せたことを特徴とする構成である。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明に係るシ−ル材の実施例を示す断面説
明図である。図1において、1はポリエステル繊維から
なる厚み0.2mm以下のスパンボンド不織布である。
2はスパンボンド不織布1の表面側にコ−トした樹脂皮
膜であり、スパンボンド不織布1に実質上、力学的な影
響を与えることがないように、極薄とされ、かつ、伸び
の大きな樹脂が使用されている。
【0010】3はスパンボンド不織布1の裏面側に塗着
された粘着性シ−ル剤であり、その厚さは、シ−ル材を
被シ−ル面に貼付けたのち、上記樹脂皮膜2面を指圧ま
たは足の踏み付けで加圧することにより当該粘着性シ−
ル剤3をシ−ルすべき隙間によく食い込ませ得るように
充分に厚くしてある。
【0011】この粘着性シ−ル剤としては、ブチルゴ
ム,EPDM,天然ゴム等の主ポリマ−にタキファイヤ−、
軟化剤を混合したゴム系粘着剤が特に優れた防水性のた
めに好適であり、その塗着厚さは、通常、0.3mm〜
2.0mmとされる。
【0012】上記樹脂皮膜2には、耐候性に優れた樹脂
が使用され、例えば、アクリル樹脂,イソシアネ−ト,
アルミ粉,シリコ−ン等をトルエンで塗料としたコ−ト
剤の塗布によって形成できる。図1において、4は剥離
紙である。
【0013】本発明の貼付式シ−ル材はロ−ル巻状また
は短冊状で使用され、段差または凹凸部を有する被シ−
ル箇所(例えば、船舶におけるハツチのように開閉する
扉の周囲,建築物における目地,凸起している部分,ボ
ルト等の露出している箇所)のシ−ルに好適である。
【0014】図2は本発明に係るシ−ル構造を示し、本
発明に係るシ−ル材が、曲率半径Rの被シ−ル凹曲面5
に伸び率εの引張り状態で貼付けられると共に支持材表
面から圧力が加えられて粘着性シ−ル剤が被シ−ル個所
の隙間に食い込まされている。この場合、引張り力Tは
不織布で支持され、スパンボンド不織布1のヤング率を
E,厚みをtとすれば、その引張り力Tは T=εEt (1) で与えられ、凹曲面5と粘着性シ−ル剤3との接着界面
に作用する剥離力fは f=T/R=εEt/R (2) で与えられる。
【0015】而るに、スパンボンド不織布1においては
ヤング率Eが極めて小であり、しかも上記したように、
スパンボンド不織布1の厚さtを0.2mm以下の極薄
としてあるから、剥離力fを著しく小さくできる。
【0016】
【発明の効果】本発明の貼付式シ−ル材は上述した通り
の構成であり、支持基材である不織布の表面に樹脂皮膜
を設けているが、不織布にスパンボンド不織布を使用
し、かつ皮膜厚さを極薄としてあるから、段差または凹
凸部に貼付したときに支持基材に作用する引張り応力を
スパンボンド不織布の低ヤング率のために著しく小さく
でき、その引張り応力に基づき作用する剥離力を僅小に
抑えることができる結果、低速剥離をよく防止できる。
【0022】また、樹脂皮膜の水密性と優れた耐候性の
ためにスパンボンド不織布と粘着性シ−ル剤との接着界
面を安定に保持でき、不織布の固着状態を安定に維持で
きるから、スパンボンド不織布による粘着性シ−ル剤の
機械的保護も長期にわたって持続できる。更に、被シ−
ル面が亀裂或は擦り合わせで多少動くことがあっても、
スパンボンド不織布の優れた引張り強度と粘着性シ−ル
剤の応力分散効果のためにシ−ル性をよく保持できる。
【0023】従って、本発明の貼付式シ−ル材を使用す
れば、段差または凹凸部であっても安定なシ−ルを保証
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貼付式シ−ル材の実施例を示す断
面説明図である。
【図2】本発明に係る貼付式シ−ル材の使用状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 スパンボンド不織布 2 樹脂皮膜 3 粘着性シ−ル剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−192780(JP,A) 特開 平1−103435(JP,A) 特開 昭57−205149(JP,A) 実開 昭57−158729(JP,U) 実開 昭57−154744(JP,U) 実開 平1−78144(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C09J 7/00 - 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持基材に張力を加えて被シ−ル面に貼付
    けると共に支持材表面から圧力を加えて粘着性シ−ル材
    を被シ−ル個所の隙間に食い込ませるシ−ル材であり
    表面に樹脂皮膜をコ−トしたポリエステル繊維からなる
    スパンボンド不織布を支持基材とし、不織布の裏面に粘
    着性シ−ル剤を塗布したことを特徴とする貼着式シ−ル
    材。
  2. 【請求項2】表面に樹脂皮膜をコ−トしたポリエステル
    繊維からなる厚み0.2mm以下のスパンボンド不織布
    を支持基材とし、不織布の裏面に粘着性シ−ル剤を塗布
    した貼付式シ−ル材を、支持基材に張力を加えて被シ−
    ル面に貼付けると共に支持材表面から圧力を加えて粘着
    性シ−ル剤を被シ−ル個所の隙間に食い込ませたことを
    特徴とするシ−ル構造
JP04232882A 1992-08-07 1992-08-07 貼付式シ−ル材及びシ−ル構造 Expired - Lifetime JP3107921B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04232882A JP3107921B2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 貼付式シ−ル材及びシ−ル構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04232882A JP3107921B2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 貼付式シ−ル材及びシ−ル構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0655700A JPH0655700A (ja) 1994-03-01
JP3107921B2 true JP3107921B2 (ja) 2000-11-13

Family

ID=16946322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04232882A Expired - Lifetime JP3107921B2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 貼付式シ−ル材及びシ−ル構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3107921B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0556768U (ja) * 1992-01-08 1993-07-27 公彦 清水 キャタピラ式車いす

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0556768U (ja) * 1992-01-08 1993-07-27 公彦 清水 キャタピラ式車いす

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0655700A (ja) 1994-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2275551A1 (en) Combined waterproofing sheet and protection course membrane
BR9711572A (pt) Constru-Æo de adesivo sens¡vel a pressÆo
ES2188591T3 (es) Aposito medico.
NO20010600L (no) Leveringssystem for en oral pleiesubstans som anvender en permanent deformerbar materialstrimmel
CA2120106A1 (en) Improved methods and composition for making a pressure sensitive adhesive coated laminate
PT912645E (pt) Adesivo de face dupla desmontavel
CA2209571A1 (en) Package for containing and applying a bug repellent patch
EP0353907A3 (en) Fibrillated tape and method of making same
JP3107921B2 (ja) 貼付式シ−ル材及びシ−ル構造
JPH09157612A (ja) スピーカー化粧シート固定用両面粘着テープ
JP3167932B2 (ja) シート状気密材
JP4285625B2 (ja) コーキング材三面接着防止用粘着テープ及びジョイナー並びにコーキング施工方法
US6331335B1 (en) Self-adhesive wire strap and methods of constructing and utilizing same
JP2003147292A (ja) 両面粘着テープ
JP3838683B2 (ja) 止水テープ
JP3175486B2 (ja) ウエザストリップ用シール材
JPS5829153Y2 (ja) 防食・防水シ−ト
JP2800833B2 (ja) タイル、タイルシートの仮止め用両面粘着テープ
JP3469945B2 (ja) 剥離紙の紙継ぎ用粘着テープ
JP2992872B2 (ja) 資料保持台紙
JPH11107484A (ja) 目地シール材および目地シール構造
JPH077296Y2 (ja) 剥離性シ−ト材
JP2791927B2 (ja) 粘着テープ
JPH03279994A (ja) 貼紙防止用シート材
JPH08269415A (ja) 粘着テープ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term