JP3107902U - 額用造花板 - Google Patents

Abstract

【課題】 本考案は湿度に強く、軽量化、経年使用に耐えうる物であり、しかも写真や掲示物等の差し替えにも支障なく、装飾用の造花を介在する額用造花板を提供する。
【解決手段】 透明ガラス板と透明フィルム板との間に、中抜き台紙を介在し、その周縁部に平面的かつ、立体感が感じられるように加工した造花を装飾し、空間を作る為の間隔子を周縁部に介装して、密封固定した。
【選択図】 図１

Description

本考案は、額用造花板で、装飾用に造花を用いた額用造花板に関するものである。

一般的に額には、透明なガラス板が用いられている事が多い。その透明ガラス板を用いて、装飾用に押し花を、写真や掲示物等と額装しているものはあったが、天候等により、湿度の関係から乾燥状態を保持する事が難しく、品質維持の点で問題があった。

また、押し花の乾燥状態を保持する為に乾燥剤等を介在させていた為、重量等で持ち運びの点でも問題があった。

一方、額、そのものに造花を装飾しても、花が立体的であるが故にかえって邪魔になり、持ち運びの実用性に欠けるという問題があった。

本考案は上記の様に従来からの問題点を解決する為に、湿度に強く、重量の点でも軽量化し、写真や掲示物等の差し替えにも支障がなく、品質の維持が容易な装飾用の造花を用いた額用造花板を提供することを目的とする。

本考案は、透明ガラス板と透明フィルム板との間の周縁部に造花を装飾し、密封固定した額用造花板によって、上記の目的を達成したものである。

上述の様に、本考案の額用造花板は、一般の額、前面の透明ガラス板を用い、湿度に対する心配もなく使用でき、従来に比べ重量も軽量となる為、持ち運びも容易であり、経年使用に耐えうる物となった。しかも、写真や掲示物等の差し替えにも支障なく、装飾用の造花を平面的に介在させる額用造花板を実用的に提供できる。

考案の実施するための最良の形態

透明ガラス板と、透明フィルム板との間に、中抜き台紙を介在し、その周辺に平面的かつ立体感が感じられるように加工した造花を装飾し、空間を作る為に間隔子を周辺に固定し、外周部をアルミテープで接着固定したことである。

以下、添付図面に従って、実施例を説明する。

図１は本考案額用造花板で、１は透明ガラス板で、最上層を成す。従来の額に使用されているもので用いる。２はペットフィルム板等の透明フィルム板で０．５ｍｍ程度厚のものを用いる。３は平面的に加工した造花ではあるが、立体感を失わないように用いる。５は塩化ビニールのエッジング等の間隔子を中抜き台紙の周縁部に固定する。４は中抜き台紙で、背景色を造花とマッチさせたものを選ぶ。６はアルミテープである。図１に示すように最下部に透明フィルム板２を置き、その上に中抜き台紙４、造花３、間隔子５と順々に上へ重ね、最上部に透明ガラス板１を重ねた状態で全周縁をアルミテープ６で接着、密封固定する。これで周辺が固定され、額用造花板ができあがる。

前記造花は、シルクフラワーやアートフラワー等を用い、花芯を薄く加工し、平面的に組んでいく。それでいて花弁のウェーブ等をいかしながら平面的な中にも立体を感じさせるような造花を使用する。

図２は、本考案額用造花板の使用例である。７は、図１に示した額用造花板そのものである。８は背面固定板で額に装着される。９は、写真や掲示物等である。１０は額縁で８により装着固定される。

図３は、額の中抜き台紙４に造花３を装飾したデザインの一例である。１は最上層の透明ガラス板で中抜き台紙４に造花３を装飾し、最下部に透明フィルム板２を装着し、周囲をアルミテープ６で接着固定したものである。

本考案の額用造花板の実施形態を示す概略断面説明図。 本考案の額用造花板の使用例を示す概略断面説明図。 本考案の額用造花板の実施形態を示す平面式説明図。

符号の説明

１ 透明ガラス板
２ 透明フィルム板
３ 造花
４ 中抜き台紙
５ 間隔子
６ アルミテープ
７ 本考案額用造花板
８ 背面固定板
９ 写真、掲示物等
１０ 額縁

Claims (4)

1. 透明ガラス板と透明フィルム板との間の周縁部に平面形状の造花を介在し、この造花を密封固定したことを特徴とする額用造花板。
2. 前記透明ガラス板および透明フィルム板の外周部をアルミテープで接着して密封したことを特徴とする請求項１記載の額用造花板。
3. 前記造花と透明フィルム板との間に、中抜き台紙を介在することを特徴とする請求項の１又は２に記載の額用造花板。
4. 透明ガラス板と中抜き台紙との間の周縁部に間隔子を介装したことを特徴とする請求項１ないし３の何れかに記載の額用造花板。

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